EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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6:33 「DEADLY SCENES」
6:33 「DEADLY SCENES」

633 Deadly Scenes

<収録曲>
1. Hellalujah
2. Ego Fandango
3. The Walking Fed
4. I'm a Nerd
5. Modus Operandi
6. Black Widow
7. Last Bullet For a Gold Rattle
8. Lazy Boy
9. Deadly Scenes


フランス出身のアヴァンギャルドメタルバンド、6:33の1作目。2015年発表。

先の読めない展開と、ミュージカルのようなコミカルさ、そして何とも言えない胡散臭さが共存する、一言では言い合わらせないような音楽性のバンドです。複雑なのですが、プログレ的というよりはやはり"アヴァンギャルド"という言葉の方がしっくりくるというサウンドで、かなり特殊な雰囲気が漂っていてとても良い。
同郷のディアブロ・スウィング・オーケストラからジャズ要素を抜いたらこんな感じになるんじゃないかなぁという雰囲気かも。

綺麗な合従からスタートする冒頭の#1は、最初こそA.C.T.あたりを彷彿とさせるようなポップなプログレ風味を醸し出してきますが、どんどん胡散臭さが増していき、妖しさと楽しさの入り混じる不思議なミュージカルが開演していくような展開に。色んな要素が詰め込まれている割に、ポップで聴きやすいです。
#4は胡散臭さと妖しさがさらに全開の曲。ヘヴィなリフが響いたかと思いきや、気が付いたら遊園地のような楽しげな音楽へと変貌しており、その変化をなんとも自然にこなしてくるあたりがとても凄い。
#6はPVにもなったキラーチューン。ダークな雰囲気ながらも、弾むようなリズムが素敵で、めっちゃノリが良いです。ちょっぴりジャズっぽい雰囲気で、かなりディアブロ・スウィング・オーケストラっぽいかも。

ディアブロ・スウィング・オーケストラを初めて聴いたときはかなりの衝撃でしたが、このバンドもなかなかの衝撃度でした。フランスってたまーにこういうバンドが現れてくるから侮れないんだよな。どう考えても分類はメタルですが、メタル度はちょっぴり低めで、人によっては物足りなかったりもするのかも。でも個人的にはそこがまた魅力的なんだと思います。

<オススメの曲>
6. Black Widow (→PV)

オススメ度…92点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

SIGH 「IN SOMNIPHOBIA」
SIGH 「IN SOMNIPHOBIA」

Sigh In Somniphobia

海外先行で活躍する日本のブラックメタルバンド、サイの9作目。2012年発表。前々作では派手なオーケストレーションをふんだんに使ったシンフォニックブラックをやっており、前作はそこに金管楽器なんかを取り入れてレトロ軍歌っぽい雰囲気に仕立てあげた独特のシンフォブラックをやっていましたが、今作ではその路線を踏襲しつつもかなりの方向転換をかましてきました。様々な要素を詰め込んだアヴァンギャルドな展開が特に耳を引き、ヒロイックに疾走したり、ムーディーに落ち着いてみたりと先の読めない多彩な展開がとても印象的。過激でありながらもメロディ自体の美しさが秀でており、ブラックメタル好き以外にもアプローチできるんじゃないかというような作品に仕上がっています。Voの喚き声はいかにも日本人っぽい感じですが、慣れればそこまで気にならないクオリティ。

<収録曲>
1. Purgatorium
2. The Transfiguration Fear
3. Opening Theme: Lucid Nightmare
4. Somniphobia
5. L'excommunication A Minuit
6. Amnesia
7. Far Beneath The In-Between
8. Amongst The Phantoms Of Abandoned Tumbrils
9. Ending Theme: Continuum
10. Fall To The Thrall
11. Equale


<オススメの曲>
1. Purgatorium
2. The Transfiguration Fear
5. L'excommunication A Minuit
8. Amongst The Phantoms Of Abandoned Tumbrils
10. Fall To The Thrall
11. Equale

#1は疾走感の心地よいとてもストレートなキラーチューン。メロディが独特のクサさを持っており、そこに加わる適度にシンフォニックな装飾が心地よいです。
#2はちょっとトライバルなポコポコとしたパーカッションで幕を開ける曲。メロディがとにかくヒロイックでクサいのがたまりません。コーラスもやたら勇壮だし、ギターメロディもエモーショナルだし、楽しげな手拍子も素敵。弾きまくりのKeyソロとか、落ち着いた感じのサックスソロとかが多彩に展開していく様子もたまりません。
#5は独特のリフが縦横無尽に展開する曲。独特の明るさでコミカルに展開していく様がとてもおもしろいです。
#8はゆったりとムーディーに始まりますが、途中からダークな雰囲気をまとって疾走しだすメロディアスな曲。派手な金管楽器なんかは前作を彷彿とさせますが、展開がかなり多彩でアヴァンギャルドな仕様となっています。その展開の多彩さ故か、9分もあるのに全く飽きなません。
荒々しいリフでゴリゴリと疾走する#10も素晴らしい曲。荒々しさの中に芯の通ったメロディがしっかりと存在してるのが良い。ピアノでしっとりする瞬間なんかもあって、緩急も良い感じです。
#11は派手になったりめっちゃ静かになったりと全く先の読めない曲。一つ一つの瞬間にそれぞれの魅力があり、わくわくしながら次の展開を待つことが出来ます。
最初の二曲以外は即効性という点では前作に劣るのですが、クオリティ自体はやはり圧倒的に高いです。色んな展開が詰め込まれている分、長く楽しめるような作品になっているのではないかと。

オススメ度…91点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

ARCTURUS 「THE SHAM MIRRORS」
ARCTURUS 「THE SHAM MIRRORS」

Arcturus The Sham Mirrors

ULVERGarmMAYHEMHellhammerなどの超大御所が集うノルウェー出身のシンフォニックブラックメタルバンド、アークチュラスの3作目。2002年発表。エンペラーイーサーンなんかもゲストで参加しており、ブラックメタル好きなら垂涎もののメンツが集っています。サウンド的にはブラックメタルらしさを持ちながらも前衛的なプログレっぽさも全面に押し出されており、かなりアヴァンギャルドな作風。ブラックメタル由来の禍々しさはかなり表面に出てきてはいるのですが、そこにクリーンヴォイスがのってみたり、サイバー風味のシンセが絡められてみたり、オペラティックな展開を見せてみたりと、かなり実験的な要素が強いです。そのため純粋なブラックメタルかといわれると肯定は出来ないのですが、クオリティの高さは本物。天才たちの才能と探究心が実を結んだ例と言えるのではないでしょうか。神々しさと暗黒さが絶妙に絡み合う、不思議な世界を見せてくれます。

<収録曲>
1. Kinetic
2. Nightmare Heaven
3. Ad Absurdum
4. Collapse Generation
5. Star-Crossed
6. Radical Cut
7. For To End Yet Again


<オススメの曲>
1. Kinetic
3. Ad Absurdum
6. Radical Cut

アルバム冒頭の#1からもう世界観が壮大すぎる。サイバー要素全開の近未来的なサウンドで、「なんだこういつらは宇宙にでもいるのか?」という感じ。Voもオペラティックなクリーンヴォイスで、妙に空間的な印象を受けます。最近のULVERを激しくしたような感じもあるかも。神々しさが逆に不安を煽り、不穏な空気を纏っているのも良い。
#3も暗黒リフとクリーンヴォイスとの組み合わせが妙に不安を煽る曲。先の読めない奇妙な展開に胸が高鳴ります。
#6はゲストのイーサーンがVoをとる禍々しいブラックメタルチューン。シンフォニックな装飾も全開だし、ドラムも全力でブラストしているし、この曲だけはかなりストレートなシンフォニックブラックメタルになっています。とにかく壮大で邪悪な雰囲気がたまらない。

オススメ度…89点

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SOLEFALD 「Norrøn Livskunst」
SOLEFALD「Norrøn Livskunst」

Solefald Norrøn Livskunst

ノルウェー出身のアヴァンギャルドブラックメタルバンド、ソレファルドの7作目。2010年発表。ブラックメタルには珍しく邪悪さはほとんどないのですが、何とも言えない気味の悪い雰囲気が全体を覆っています。Voも母国語で何を言ってるのかよくわからないし、神々しささえ感じさせるような薄気味悪いコーラスは出てくるし、とにかく何もかもが怪しくて胡散臭い。プログレッシヴな先の読めない展開も良いね。

<収録曲>
1. Song Til Stormen
2. Norrøn Livskunst
3. Tittentattenteksti
4. Stridsljod (Blackabilly)
5. Eukalyptustreet
6. Raudedauden
7. Vitets Vidd I Verdi
8. Hugferdi
9. Waves Over Vallhalla (An Icelandic Odyssey Part 3)
10. Til Heimen Yver Havet


<オススメ曲>
1. Song Til Stormen
2. Norrøn Livskunst
4. Stridsljod (Blackabilly)

とりあえず#1のコーラスの怪しさがヤバい。イントロから気味が悪過ぎてノックアウトされます。ドラコニアンあたりに通じるような絶望サウンドと、怪しげなコーラスとのプログレッシブな絡み合いがたまらん。
#2はやたら神々しい静のパートと、やたら凶悪な動のパートとの対比が良い。#4は無駄にノリのいい楽しい曲。

オススメ度…89点

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