EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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TO/DIE/FOR 「EPILOGUE」
TO/DIE/FOR 「EPILOGUE」

To Die For Epilogue

<収録曲>
1.Crimson Twins
2.Vala Of Tears
3.Hollow Heart
4.Veiled
5.The Unknown
6.Frail Without You
7.In Solitude
8.Chains
9.Immortal Love
10.Victim Of Love
11.Garden Of Stones


フィンランド出身のゴシックメタルバンド、トゥ・ダイ・フォーの2作目。2001年発表。

最近の彼らも普通に好きですが、初期の彼らは今以上に陰鬱さと耽美的かつ退廃的な雰囲気がアルバム全体をがっつり覆い包んでいて、個人的にかなり好きです。ゴシカルな雰囲気でねっとり包み込んでくるくせに、メロディはとてもしっかりしていて、むしろかなりキャッチーってのもこのバンドの魅力的なところ。そして何よりもジェイプ・ペラタロののっぺりとした官能的な歌唱がサウンドにとても合っていて、耽美的な美しさをさらに増幅してくれています。

冒頭の#1はイントロの効果音がちょっと長いですが、そこからKeyとギターがメランコリックに絡み合い、ねっとりとした歌声が加わっていく展開がとても素晴らしい曲。キャッチーなメロディのくせに、その中にも何とも言えない陰りが残っているのがとてもこのバンドらしくて良い。
#3はちょっぴりアップテンポなイントロですが、歌い始めるとやっぱり何とも言えない陰りが差し込んできて、何とも言えない哀種が漂ってくるのがとても素敵。
個人的に一番好きなのは#5で、ヘヴィで陰鬱なリフと、哀愁漂いまくりの歌メロがほんと最高。この"The Unknown"はこれ以降のアルバムでシリーズ化されていき、個人的には3rd収録の"The Unknown II"が一番好きなのですが、元祖のこの曲も負けず劣らずの名曲です。
#9も隠れた名曲で、ヒロイックさすら感じさせるクサいメロディと、このバンドらしい陰りのあるメロディが上手い具合に融合されている曲。胸を締め付けるような哀愁ダダ漏れな感じがとても良い。

初期の彼らの作品は本当にどれも良いので、哀メロや耽美的な雰囲気、ゴシカルなサウンドが好きな方にはとてもオススメです。

<オススメの曲>
5.The Unknown
9.Immortal Love

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

TO/DIE/FOR 「CULT」
TO/DIE/FOR 「CULT」

To Die For Cult

<収録曲>
1. In Black
2. Screaming Birds
3. Unknown III
4. Mere Dream
5. You
6. Straight Up
7. Let It Bleed
8. End Of Tears


フィンランド出身のゴシックメタルバンド、トゥ・ダイ・フォーの7作目。2015年発表。

前作は音作りが比較的モダンになってしまい、彼らの一番の持ち味である耽美的かつメランコリックなサウンドがかなり控えめだったのですが、今作ではかなりそれが持ち直しており、個人的な好みに合致するサウンドに回帰してくれました。哀愁たっぷりで、どことなく陰鬱で、メロディもしっかりしてて…という感じでとても良い。ジェイプ・ペラタロ<Vo>の官能的な歌声が楽曲によくマッチしていて、「このバンドはこういう雰囲気だからこそこの声がピッタリなんだよなぁ」と改めて思わされます。

冒頭の#1は、イントロがとてつもなくカッコいい感じ。やたらヒロイックなのですが、その中にもちょっと物憂げな雰囲気が内包されているのがめちゃくちゃツボでした。比較的アップテンポながらも、終始哀愁が漂いまくりで最高です。
#3はここにきてまさかのUnknownシリーズ。"The Unknown II"が個人的にトゥ・ダイ・フォーで一番の名曲だと思っているのですが、この曲もその雰囲気を踏襲していてなかなか良いです。サビのメロディが完全にUnknownシリーズだなぁって感じで、同じメロディを軸にした曲がこうやってシリーズ化されているのは面白くて良いなぁと思います。
#4は美しいピアノの音色をバックにし、ギターサウンドなども必要最小限に抑えられたしっとり系の曲。哀しいメロディがとても印象的です。2分ちょいしかないのが残念。
#6ポーラ・アブドゥルのカバー曲。もともとめっちゃ明るい曲なのに、なんでこんな陰鬱な仕上がりにできるんだろうと笑ってしまいます。
#8はアルバムの最後を締める暗い曲。沈み込むようなドロドロとした雰囲気で締めるってのが、このバンドらしくていいかもしれない。

ってなわけで、前作が個人的に「うーん」って感じだったので、今作はかなり持ち直してくれて本当に良かったなと思いました。耽美的なサウンドが好きな方にオススメ!

<オススメの曲>
1. In Black(→PV)
3. Unknown III

オススメ度…83点

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Öxxö Xööx 「Nämïdäë」
Öxxö Xööx 「Nämïdäë」

Öxxö Xööx Nämïdäë

<収録曲>
1. Därkäë
2. LMDLM
3. Ländäë
4. Dä Ï Lün
5. Lör
6. Lücï
7. Äbÿm
8. Dälëïth
9. Ü


フランス出身のアーティスティックでゴシック風味なプログレ系ドゥームメタルバンド、Öxxö Xööxの2作目。2015年発表。バンド名、アルバム名、曲名の全てが読めませんが、どうやら人造言語なのだそうです。

アーティスト写真もなんかすごいし、なんか色々と気合入り過ぎじゃないですかね。

音楽性の方も、あまりにもアヴァンギャルドすぎて、どう分類したらいいのかわかりません。
ズーンと沈み込むようなドゥーミーで陰鬱な音楽性を基本としていますが、とてもアーティスティックでプログレ的な知性も感じさせるし、耽美系ゴシックのような退廃的な雰囲気も漂わせるし、オルガンやクワイアを交えながら儀式のような神聖さも発しているし…。
Voは朗々とした男性の歌唱と、ちょっぴりオペラチックな女性ソプラノ系ヴォイスが入り乱れており、これまた儀式っぽさを増すのに一役買っています。

とりあえず冒頭の#1の時点で既に神秘性が高過ぎてビビる。チャーチオルガンの創り出す独特の神聖な世界観から、ヘヴィでゆったりとしたリフとキラキラしたKeyへとドラマティックに繋がっていき、Voが入ってくるころには完全にこの世界観にどっぷりと引き込まれていること間違いなしです。不気味さと美しさの絶妙なバランスがとてもクセになります。11分もあるし、曲のスピードもめっちゃ遅いんだけど、自然と聴き通すことが出来ます。
残りの曲も方向性は全部一緒で、全部聴き通す頃には頭ん中がこのバンドの創り出す神秘的な世界観に洗脳されていること間違いなし。一曲一曲の独立性はあまりないですが、アルバム全体を通しての一体感が凄まじく、全部まとめて一つの芸術作品のように感じさせられます。

そしてこの作品、なんとBandcampでNYPという太っ腹ぶり。とりあえず気になったら聴いてみて、妖しい世界観に浸ってみれば良いのではないでしょうか。

<オススメの曲>
1. Därkäë

オススメ度…84点

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AMORPHIS 「UNDER THE RED CLOUD」
AMORPHIS 「UNDER THE RED CLOUD」

Amorphis Under The Red Cloud

<収録曲>
1. Under The Red Cloud
2. The Four Wise Ones
3. Bad Blood
4. The Skull
5. Death Of A King
6. Sacrifice
7. Dark Path
8. Enemy At The Gates
9. Tree Of Ages
10. White Night
11. Come The Spring
12. The Wind


フィンランド出身のメランコリックメタルバンド、アモルフィスの12作目。2015年発表。

かつてはメロデスに分類されていましたが、フォーク/トラッド系の土着的な要素も強いし、ゴシカルな雰囲気もあるので、7作目「ECLIPSE」以降は個人的にメランコリックメタルで括ることにしています。
今作もそんなメランコリックメタルな路線を依然として引き継いでおり、圧倒的なクオリティが健在。しかも個人的に最も大好きな7作目~9作目の頃の音作りにとても近く、「同じ音楽性が続いてちょっと飽きてきたな…」という思いすら払拭する出来となっております。

まず冒頭の#1の美しいピアノのイントロで「これは!!」となること必至。いかにもアモルフィスらしい入りで、そのままドラマティックかつメランコリックにグイグイと突き進んでいきます。トミ・ヨーツセンの哀愁漂うクリーンヴォイスと、鬼気迫るデスヴォイスとの使い分けも最高です。
#3はヘヴィなリフと迫力のデスヴォイスでダークに突き進むところからクリーンヴォイスへとシフトしていく瞬間が、哀愁を通り越して悲哀の領域まで言っていてとても好き。
#5は中東風なギターメロディがやたら耳を惹くイントロから、魔的な笛が響きわたるエスニックな曲。笛はエルヴェイティChrigel Glanzmann、パーカッションはオーペスMartin Lopezがゲスト参加しているのだそうです。アモルフィスらしい哀愁を残しながら、異国情緒たっぷりの民族的かつ神秘的な世界観と融合させてくるあたりがさすがとしか言いようがありません。
#6はPVも作られている曲。いかにも最近のアモルフィスって感じの曲で、文句のつけようがないド直球な哀愁チューン。
#7はこれまたイントロのピアノが美しい。そして唐突な咆哮との組み合わせもたまらない一曲。荒々しさと繊細さの共存が素敵です。
#9は笛がひゅるりと乱舞するフォーキッシュな曲。笛フェチにはたまらん。
そしてこ#11まできてさらに圧倒的名曲の登場。これがまさかのボートラなのだからたまったもんじゃない。ドラマティックな展開と、美しいメロディ、そして哀愁MAXのクリーンヴォイスに涙を禁じ得ないです。ギターの音もピアノの音も、そして歌声までものすべてが、聴く者の心を掴んで離さない一曲。日本盤か海外デラックス盤に収録されているので、絶対にそのどちらかを買いましょう。

ってなわけで、最近のマンネリ感を一気に打開する起死回生の一作だと思います。音楽性をそのままにしつつ、起死回生の一策をこのタイミングで出せるのって本当に凄いと思う。

<オススメの曲>
1. Under The Red Cloud
5. Death Of A King
11. Come The Spring

オススメ度…92点

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SCHWARZER ENGEL 「Träume Einer Nacht」
SCHWARZER ENGEL 「Träume Einer Nacht」

Schwarzer Engel Träume Einer Nacht

<収録曲>
1. In tiefster Nacht
2. Geister und Dämonen
3. Fieber im Blut (feat. Samsas Traum)
4. Halb-Gott
5. In Zwei Geteilt
6. Sonnenanbeterin
7. Lebendig Begraben
8. Königin der Nacht
9. Tanzende Schatten
10. Finsternis über dem Land
11. Traum einer Nacht
12. Vom Galgen tönt die Krähe
13. Wiegenlied (Totgeboren)


ドイツ出身のダーク系ゴシックメタルバンド、シュヴァイツァー・エンゲルの2作目。2011年発表。

直訳すると「黒い天使」というバンド名を冠し、更にはVoは黒い甲冑を装備しているという中二病全開な感じがとてもメタラーのツボに入るんじゃないかと。

ラムシュタインから影響を受けていると公言している通り、思いっきりラムシュタインな部分があちこちに見受けられ、特にVoの声がめっちゃラムシュタインです。本家よりは更にゴシカルでシンフォニックな音作りで、インダストリアル色も無いですが、声を中心として雰囲気がかなり似ているため、前情報なしで聴いたら「あれ、ラムシュタインの新作か?随分とゴシカルになったなぁ」なんて思ってしまいそう。あ、もちろん歌詞は全てドイツ語です。

全体的に「まぁまぁ良いな。ってかやっぱ声が良いな」という感想の曲が並んでいるのですが、その中でもPVにもなっている#8だけは頭一つ抜きんでているという印象で、聴けば聴くほど不思議とハマっていってしまいます。シンフォニックな装飾が思いっきり施されている中に、Voのナルナルしくてエロい声がのっかっていてとても素敵。特にサビの荘厳な雰囲気がめっちゃ好きです。

他の曲も悪くないし、シンフォニックメタル好きでラムシュタインとかデススターズあたりが好きな人は試してみても良いのでは。

<オススメの曲>
4. Halb-Gott
6. Sonnenanbeterin
8. Königin der Nacht (→PV)

オススメ度…81点

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NOVEMBERS DOOM 「BLED WHITE」
NOVEMBERS DOOM 「BLED WHITE」

Novembers Doom Bled White

<収録曲>
1. Bled White
2. Heartfelt
3. Just Breathe
4. Scorpius
5. Unrest
6. The Memory Room
7. The Brave Pawn
8. Clear
9. The Grand Circle
10. Animus
11. The Silent Dark


米国出身のメランコリック系ドゥームメタルバンド、ノーヴェンバーズ・ドゥームの9作目。2014年発表。

鬱々としたダークでメランコリックな雰囲気の中に、沈み込むようなリフがずーんと響き渡るという音楽性。陰鬱ながらもメロディはしっかりしてるし、かといってキャッチーすぎもしないしという感じの、絶妙なバランスがベテランの貫録を漂わせます。

冒頭の#1はいきなり暗黒に突き落とされたようなドロドロとしたヘヴィなリフで幕を開ける曲。デスヴォイスも深みがあって迫力満点。ただ、そのへヴィなリフもよく聴くとなかなかメロディアスだし、クリーンパートで怪しげな魅力を発散しているしという感じで、決して聴きにくくはありません。
#2もこれまたダークですが、クリーンパートの妖しさが光る曲。メランコリック具合と暗さの配合が絶妙です。
#5はちょっぴり明るい感じのリフに驚かされますが、やっぱり徐々にずぶずぶと沈み始めます。
#7はドタバタとしたツーバスと、アグレッシヴなリフが印象的。4分程度とコンパクトに纏まっており、良いアクセントになっています。
個人的に一番好きなのは儀式のようなイントロで幕を開ける#11。静と動の対比が素敵で、陰鬱なリフやメロディがとても魅力的です。メランコリックだけど決してキャッチーではないメロディが聴いててとても心地よい、9分を超えるドラマティックな大曲。

ってなわけで、ベテランバンドというだけあってさすがの安定感でした。暗ーいメタルが聴きたいときにはちょうどいいのではないかと。

<オススメの曲>
1. Bled White
11. The Silent Dark

オススメ度…81点

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DOOM:VS 「EARTHLESS」
DOOM:VS 「EARTHLESS」

Doom VS Earthless

<収録曲>
1. Earthless
2. A Quietly Forming Collapse
3. White Coffins
4. The Dead Swan Of The Woods
5. Oceans Of Despair
6. The Slow Ascent


スウェーデン出身の絶望系ゴシック/ドゥームメタルバンド、DOOM:VSの3作目。2014年発表。

絶望系ゴシックドゥーム界では最高峰と言って過言ではないドラコニアンのギタリスト、Johan Ericsonによるプロジェクトで、全てのパートを彼が一人でこなしているのだそうです。
深く沈み込むような陰鬱なメロディ、とことんヘヴィでひたすらスローなリフ回し、絶望感たっぷりの深みのあるデスヴォイス…、などなど「ドラコニアンじゃねぇか!」と突っ込みたくなるような音楽性で、もはや完全に「初期ドラコニアン女性ソプラノを抜いただけ」というようなサウンドになっています。

とりあえず冒頭の#1の哀しげなピアノの音色からメロディアスながらもめっっっちゃスローなリフに繋がっていくイントロの時点で既にゾクゾク。そうそう、こういう陰鬱で絶望に塗れた遅いゴシックが聴きたかったのよ。Voもドラコニアンの時の雰囲気とほとんど変わらないし、たまーにポツリポツリと哀しげな呟きが入ったりするところもまさにドラコニアン
続く#2も悲哀の渦巻く底なし沼系絶望チューン。ずぶずぶと沈んでいく暗い雰囲気と、そこに仄かに漂う哀愁が素敵です。
#3はこれまたひたすら沈んでいくスローな曲。後半でちょっぴり希望の光が差し込んでくるかのような展開が良い。まぁ結果的に絶望っぷりが勝るんだけどさ。
#4もゆっくりと紡ぎだされるメロディアスなリフが良い感じの曲。ひたすら反復ですが、そのままずっと心を無にして聴き続けたくなります。
#5も中盤でちょっぴりだけ明るい雰囲気が差し込まれつつ、やっぱり結果的に沈んでいく感じの展開がとても良い。
最後を締める#6は雑音のようなSEで幕を開けますが、1分を過ぎたあたりでいきなりメロディアスすぎるスローなリフが奏でられ、そっからドラマチックに展開していく曲。絶望ゴシックドゥーム好きにはたまらない。

ってなわけで、わざわざドラコニアンと分けてやる意味あるのかなってくらい初期ドラコニアンな楽曲の並ぶ1枚です。女性ソプラノVoとかが入ってこない分、こっちの方がちょっと単調に聴こえちゃうかな。暗い音楽をひたすら心を無にして聴きたいときなんかにオススメです。

<オススメの曲>
1. Earthless
6. The Slow Ascent

オススメ度…82点

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WITHIN TEMPTATION 「HYDRA」
WITHIN TEMPTATION 「HYDRA」

WITHIN TEMPTATION HYDRA

<収録曲>
1. Let Us Burn
2. Dangerous
3. And We Run
4. Paradise (What About Us?)
5. Edge of the World
6. Silver Moonlight
7. Covered by Roses
8. Dog Days
9. Tell Me Why
10. Whole World Is Watching


オランダ出身のシンフォニック系ゴシックメタルバンド、ウィズイン・テンプテーションの6作目。
2014年発表。

美し過ぎるメロディと、そこにのっかるシャロン・デン・アデルの透き通るエンジェリックソプラノボイスの化学反応による圧倒的癒し要素で僕の心を一瞬にして射抜いたこのバンド。作を重ねるごとにゴシック要素が減退して幾分かモダンなサウンドへと変化してきているのが残念なところではあるのですが、そのクオリティはやはり圧倒的に高く、初期の崇高さはなくともキャッチーで親しみやすい楽曲で僕の心を鷲掴みし続けてくれています。

前作で更なるモダン化&ポップ化が進んでいた彼らですが、今作は基本的に前作の流れを踏襲したようなサウンドになっており、キャッチーでバラエティに富んだ楽曲がずらっと並んでおります。ただ、初期のような崇高さやゴシック要素、そして力強いリフなどのメタルメタルした部分が少し戻ってきており嬉しいところ。

そしてもちろんシャロン様の可憐なエンジェリックボイスは健在で、僕の心を惹きつけて止みません。

とりあえず元キルスウィッチ・エンゲイジHoward Jonesがゲスト参加した#2がかなりのキラーチューン。緊張感あふれるイントロ、モダンながらもヒロイックでキャッチーなメロディ、Howardのクールなクリーンヴォイス、そしてサビでHowardシャロンの力強い歌声が絡み合いつつ一気にはじけるような感じがたまりません。
荘厳なストリングスで幕を開け、モダンなリフがザックリと刻まれる#4は、元ナイトウィッシュターヤとデュエットしている曲。こちらもやはりとてもキャッチーで親しみやすく、二人の美しい歌声が互いを高めつつ絡み合います。
とりあえず群を抜いているのはこの2曲ですが、それ以外の曲も他の凡百のバンドを寄せ付けないような高品質な楽曲ばかりです。

音楽性を少しずつ変化させつつ、昔からのファンも飽きさせず、更なる境地を目指していく彼らには本当に頭が上がりません。なんというポテンシャルの高さ!

<オススメの曲>
2. Dangerous(→PV)
4. Paradise (What About Us?)(→PV)
7. Covered by Roses

オススメ度…88点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

NOSTRA MORTE 「SIN RETORNO」
NOSTRA MORTE 「SIN RETORNO」

Nostra Morte Sin Retorno

<収録曲>
1. Camino al Jaguar
2. El Mal es mi Dios
3. Nova
4. La Prision de los 100 Anos
5. Cuando la Muerte se Viste de Gloria (Mariachi)
6. El Amo del Reflejo
7. El Llamado
8. Instrumental
9. Erick el Rojo
10. Requiem DeMort
11. Persefone
12. Sin Retorno


メキシコ出身のシンフォニック系ゴシックメタルバンド、NOSTRA MORTEの2作目。2012年発表。

メキシコというとゴアの国というイメージしかないのですが、お国柄からは想像もできないようなシアトリカルで真っ当なゴシックメタルをやっています。男性Voが二人と女性Voが一人という構成で、オペラティックなソプラノヴォイスに男性の朗々とした歌声が妖しく絡み付きます。曲の方はゆったりとしたドラマティックな構成が多く、じわじわと盛り上がっていくタイプ。シンフォニックで壮大なくせに派手さはあまりなく、緊迫とした雰囲気で堅実にメロディを紡ぎ出していくという感じ。作業とかしながら聞き流す分には申し分ないけど、じっくりと何度も聴きたくなるほどのキラーチューンが無いのがちょっと残念かな。シアトリカルな雰囲気にマッチしたスペイン語の巻き舌Voはなかなか好みではあるんだけど。

<オススメの曲>
6. El Amo del Reflejo
9. Erick el Rojo
12. Persefone(→PV)

オススメ度…78点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

AMORPHIS 「CIRCLE」
AMORPHIS 「CIRCLE」

Amorphis Circle

<収録曲>
1. Shades of Gray
2. Mission
3. The Wanderer
4. Narrow Path
5. Hopeless Days
6. Nightbird's Song
7. Into the Abyss
8. Enchanted by the Moon
9. A New Day
10. Dead Man's Dream


フィンランド出身のメランコリックメタルバンド、アモルフィスの11作目。2012年発表。

ここ数作と同様に、土着的メロディを随所に配したゴシカルでメランコリックなメタルをやっています。「ルーティーンになってしまうことを避けるため、意図的にプロデューサーやスタジオなどを変えた」とのことですが、いやいやいや、ここ最近の作品と全くやってること変わらんやんけwwとなること必至のルーティーンなサウンド。さすがに飽きてきたよ感はあるのですが、それでもいざ聴き始めると美しいメロディにみるみるうちに惹きこまれていってしまうから困る。初期に通じるようなデス成分もちらほら顔を出しつつも、基本的には哀愁のメロディで塗り固められているという凄まじいクオリティ。どんだけクオリティ高いんだ!ズルいぞ!

<オススメの曲>
1. Shades of Gray
2. Mission
6. Nightbird's Song

オススメ度…88点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

IN VAIN 「Ænigma」
IN VAIN 「Ænigma」

In Vain Ænigma

<収録曲>
1. Against The Grain
2. Image Of Time
3. Southern Shores
4. Hymne Til Havet
5. Culmination Of The Enigma
6. Times Of Yore
7. Rise Against
8. To The Core
9. Floating On The Murmuring Tide


ノルウェー出身のプログレ系ゴシック/ブラックメタルバンド、イン・ヴェインの3作目。2013年発表。プロデューサーにイェンス・ボグレンを迎えた意欲作ということでも話題になっていますが、いかにもイェンス・ボグレンといった感じの幽玄でアーティスティックな風味を持ったプログレブラックになっており、てとつもない力作に仕上がっています。
SWALLOW THE SUNあたりに通じるような重厚でゴシカルなリフが洪水のように押し寄せてきて、そこに仄かに哀しげなメロディを内包しているというのが基本のスタンス。ゆったりとしたトレモロリフが凶暴ながらも美しいメロディを紡ぎ出していく様はまさに圧巻です。
Voはデスヴォイスとクリーンヴォイスが半々くらいの割合で登場するのですが、デスヴォイスは深みのある迫力満点の獰猛なデスヴォイスだし、クリーンヴォイスも神々しさすら漂う綺麗な歌声だしで、対極の位置にある二つの歌声が奇跡の相乗効果を発揮しています。特にクリーンヴォイスの歌い上げるメロディが個人的にツボ過ぎる。
とりあえずSWALLOW THE SUNBURREN EARTH、さらにはOPETHあたりが好きな人ならばマストバイな名盤です。

<オススメの曲>
1. Against The Grain(→YOUTUBE)
2. Image Of Time
4. Hymne Til Havet
8. To The Core

どの曲も5分から9分という比較的長めの曲なのですが、それがあっという間に感じてしまうほど完成度の高い曲ばかりです。
特にオープニングチューンの#1が個人的に一番のお気に入りで、ゆったりと紡がれる美しいトレモロリフと、随所随所で変調するプログレッシヴな展開がことごとく素晴らしい。そしてさらにツボだったのがクリーンヴォイスの使い方で、重厚なサウンドの中にいきなり現れるクリーンヴォイスは神が降臨したかのような幻想的雰囲気に包まれており、一気に心を奪われてしまいました。サビの部分とか鳥肌が立つくらい素晴らしい。ここまで一発でKOされた曲も久しぶりだわ。
#4はそんな神秘的なクリーンヴォイスが存分に使われている曲で、もはや聖歌なんじゃないかってくらい美しく儚い曲。こんなにダークな雰囲気に包まれて、さらにはバックでは喚き声まで使われてるのに、なんでこんなにうっとりしてしまうんだろう…って感じ。
他の曲も基本的に涙腺崩壊フレーズがたっぷり詰め込まれた楽曲ばかりで、尽く僕の琴線に触れまくりでした。

オススメ度…96点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

HIM 「TEARS ON TAPE」
HIM 「TEARS ON TAPE」

HIM Tears On Tape

<収録曲>
1. Unleash The Red
2. All Lips Go Blue
3. Love Without Tears
4. I Will Be The End Of You
5. Tears On Tape
6. Into The Night
7. Hearts At War
8. Trapped In Autumn
9. No Love
10. Drawn & Quartered
11. Lucifers Chorale
12. When Love Starts To Die
13. Kiss The Void


フィンランド出身のゴシックメタルバンド、ヒムの8作目。2013年発表。

自称"ラヴメタル"を標榜する彼らですが、今回もその路線を無難引き継いだ物哀しいゴシックメタルをやっています。ちょっぴりドゥーム寄りの深く暗いリフの上にストリングスやらKeyやらで哀しみを振りかけて、そこにヴィレ・ヴァロの切なげなVoがのっかるといういつも通りのスタイル。あまりにもいつも通り過ぎて少々新鮮味に欠ける気もするのですが、なんだかんだそのスタイルはめっちゃ好きだし、一定のクオリティをしっかり保っているのでこれはこれで良いのだと思います。

個人的にタイトル曲の#5がとてもとてもツボだったので、満足度はなかなか高いです。

<オススメの曲>
2. All Lips Go Blue
3. Love Without Tears
5. Tears On Tape(→PV)

オススメ度…83点

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ELEANOR 「BREATHE LIFE INTO THE ESSENCE」
ELEANOR
「BREATHE LIFE INTO THE ESSENCE」


Eleanor Breathe Life Into The Essence

<収録曲>
1. Time, Mediation And Dawn
2. A Rain Song
3. Fatal Movement
4. Mourning
5. Prayer
6. Blue Moon
7. Sleeping Water
8. Once
9. Fragments


日本のゴシックメタルバンド、エレノアの2作目。2013年発表。
適度なダークさと陰鬱がとても良い感じで、独特の世界観を持っています。変に英詞をのせるのではなく、日本語詞で直球勝負をしているのも非常に好印象。その日本語詞がダークな曲調と相まって、妖しさを増している所も素敵。
Voは基本的には女性Voなのですが、たまーに男Voが参加してくるのも良いアクセント。そして男Voのうさんくさい感じがなんか好き。

<オススメの曲>
5. Prayer

この曲だけ群を抜いてツボだった。メランコリックながらも歌謡曲的なメロディが大好き。雰囲気は全然違うんだけど、Aメロがやたらアルフィーの"星空のディスタンス"っぽい気がする。

オススメ度…78点

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