EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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MOKOMA 「Elävien Kirjoihin」
MOKOMA 「Elävien Kirjoihin」

Mokoma Elävien Kirjoihin

<収録曲>
1. Elävien kirjoihin
2. Sinne missä aamu sarastaa
3. Valtakunnassa kaikki hyvin
4. Lunnaat
5. Uhkakuva 6
6. Vastakkaiset voimat
7. Irti
8. Mutta minulta puuttuisi rakkaus
9. Hujan hajan
10. Pohja on nähty
11. Nimensä unohtaneen rukous


フィンランド出身のメタルバンド、モコマの10作目。2015年発表。

ジャンル的にはスラッシュメタルで括られることが多いようですが、全然スラッシュしていない曲も多かったり、デスっぽいところもあったりして、なんとも一筋縄ではいかないサウンドを特徴としたバンドです。時折、フィンランドらしいメランコリックっぽさが激しさの中にチラチラ顔を出すのも面白いとこ。
何よりもの特徴は歌詞が全部フィンランド語なところで、荒々しいサウンドのわりに、フィンランドの可愛らしい発音のせいでちょっとかわいい感じになっています。

以上の特徴を統合して、個人的にはフィンランド版のDIE APOKALYPTISCHEN REITERみたいなバンドだと思ってるんだけど、どうなんだろ。もちろんあんなに雄々しくは無いんだけど、複数ジャンルがごった煮になってるところとかさ。

とりあえず個人的に一番好きなのはPVにもなってる#2で、ヒロイックでザクザクとしたリフと、ちょっと間の抜けた感じのフィンランド語歌唱が良い具合にマッチしています。ザクザクしてるわりにメロディもちゃんとあるし、サビっぽい部分でちょっと明るくなるのも良い。
他の曲もわりと好きだけど、やっぱりザクザクと刻む系のスラッシーな#3とか#7みたいな曲が好みかな。

2013年のラウドパークにも来てるし、知名度はそんな低くもないのかなぁとは思います。
異国語の不思議な響きが好きな人はぜひ。

<オススメの曲>
2. Sinne missä aamu sarastaa (→PV)

オススメ度…81点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

INFERI 「THE PATH OF APOTHEOSIS」
INFERI 「THE PATH OF APOTHEOSIS」

Inferi The Path Of Apotheosis

<収録曲>
1. Those Who From The Heavens Came
2. The Promethean Kings
3. A Betrayal Unforetold
4. Wrath Of The Fallen One
5. The Ophidian Form
6. Prelude To A Perilous Fate
7. Destroyer
8. Onslaught Of The Covenant
9. Marching Through The Flames Of Tyranny
10. The Ancients Of Shattered Thrones
11. The Path Of Apotheosis


米国出身のメロディックデスメタルバンド、インフェリの3作目。2014年発表。

メロデスという枠で括るよりは、メロディアスなテクニカルデスメタルというような印象を受ける音楽性となっております。メロディアスさとブルータリティが適度なバランスで融合しており、時折クサさすら感じさせるメロディが出てきたかと思いきや、ゴリゴリと刻むリフでアグレッシヴに突き進んでいったり、更にはシンフォニックな装飾を絡めながら荘厳に展開していったりと、様々な要素がお互いを邪魔することなく高め合いながら混在しているというのがとても素敵。さすがにあそこまで壮大ではないですが、どことなくフレッシュゴッド・アポカリプスを彷彿とさせるような雰囲気もあります。

どの曲のどのパートを抜き出してきてもカッコいいフレーズが満載というのが本当に凄いのですが、その中で敢えて好きな曲を挙げるとしたら、荘厳なイントロからメロディアスなリフや高速ブラストに繋がっていく様がとにかくカッコいい#5とか、ピロピロのギターソロが印象的な#8とかになってくるのかな。

とりあえずメロディアスなデスメタル、テクニカルなデスメタルが好きな人はぜひ。

<オススメの曲>
5. The Ophidian Form
8. Onslaught Of The Covenant

オススメ度…87点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

NAPALM DEATH 「APEX PREDATOR - EASY MEAT」
NAPALM DEATH 「APEX PREDATOR - EASY MEAT」

Apex Predator - Easy Meat

<収録曲>
1. Apex Predator.Easy Meat
2. Smash A Single Digit
3. Metaphorically Screw You
4. How The Years Condemn
5. Stubborn Stains
6. Timeless Flogging
7. Dear Slum Landlord
8. Cesspits
9. Bloodless Coup
10. Beyond The Pale
11. Stunt Your Growth
12. Hierarchies
13. One Eyed
14. Adversarial / Copulating Snakes


グラインドコア界の帝王、ナパーム・デスの15作目。2015年発表。

前作「UTILITARIAN」がかなり良かったので、今作も期待していたのですが、そもそも前作が3年前という事実に衝撃を受けました。時の流れの速さがおかしい。

グラインドコアと言っても、最近の彼らはリフがスゲーしっかりしてて聴きやすくて、その割に圧倒的攻撃性とカオスっぷりは健在で…といったサウンドなので、ぐちゃぐちゃながらも整合性が撮れているという不思議な状態です。今作もまさにこんな感じで、これだけやりたい放題にリフ掻き鳴らしてブラストかましてVoが喚きまくっているのに、一曲一曲にちゃんと個性があって頭に残るというのが凄い。
グラインドコアってもっと曲同士の区別がつきにくいジャンルのイメージなのですが、その中に存在感を各々示してくるあたり、やはり帝王としての格の違いを感じます。

また、今作ではVoの存在感が凄まじく、終始ひたすら吠えまくり。喧しいサウンドに負けじとぎゃあぎゃあゴォゴォ物凄いアグレッションを発揮しています。

とりあえず個人的にはカオスに加速を繰り返す#2とか、リフのグルーヴ感が印象的な#6#8、リフがめぐるましく展開する#9あたりが特に好きかな。

まぁどの曲も2分から3分くらいだし、この手のジャンルはアルバム垂れ流して頭振ってれば楽しいみたいな感じなので、どの曲もカッコ良いんだけど。

<オススメの曲>
2. Smash A Single Digit
6. Timeless Flogging
8. Cesspits
9. Bloodless Coup

オススメ度…86点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

PORTAL 「VEXOVOID」
PORTAL 「VEXOVOID」

Portal Vexovoid

<収録曲>
1. Kilter
2. The Back Wards
3. Curtain
4. Plasm
5. Awryeon
6. Orbmorphia
7. Oblotten


オーストラリア出身のデスメタルバンド、ポータルの4作目。
2013年発表。

魔術師のような恰好をしたり変なものをかぶったりと奇抜で変態的なルックスが目を引くバンドなのですが、音の方も相当に変態的で、重低音とノイズが混沌と渦巻くドス黒いデスメタルをやっています。
「暗黒」という言葉がここまでしっくりくるバンドはそうそういないんじゃないかというくらいのドス黒さで、全てのものを闇に引きずり込むような不穏な空気が凄まじく、精神に直接攻撃を仕掛けてくるような狂気的な凶暴さがあります。

とりあえず#1からもう強烈。闇の魔術のような音楽で、ゴリゴリガシャガシャヴォォォォという混沌サウンドが止まることなく溢れ出てきます。
#2はメロディアスな気がするけど親しみやすさは全く感じられない暗黒チューン。高速ブラストとトレモロリフが籠った音質のせいで一つの音にしか聞こえない。
#4はドタバタとしたドラミングと反復される轟音がとても素敵な曲。そして後半はただのノイズ。
#5はこれまた暗黒度MAXの強烈な曲。リフがちょっとメロディアスな気もしますが、周りがカオスすぎてそんなことはわかりゃあしない。
#7は呪いの儀式をやっているかのような不穏な空気がこれでもかとばかりに噴出しているカオスな曲。パワフルながらも淡々としたドラムをバックにノイズが荒れ狂うパートと、ゆったりとしながらもドロドロとしたパートとの緩急の付け方がてとても不気味。

底知れぬ恐怖を感じさせる真っ黒なデスメタルなので、混沌としたサウンドが好きな方はぜひ試してみてください。

<オススメの曲>
1. Kilter
2. The Back Wards
4. Plasm
5. Awryeon

オススメ度…85点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

GOROD 「A PERFECT ABSOLUTION」
GOROD 「A PERFECT ABSOLUTION」

Gorod A Perfect Absolution

<収録曲>
1. The Call To Redemption
2. Birds Of Sulphur
3. Sailing Into The Earth
4. Elements And Spirit
5. The Axe Of God
6. 5000 At The Funeral
7. Carved In The Wind
8. Varangian Paradise
9. Tribute Of Blood


フランス出身のテクニカルデスメタルバンド、GORODの4作目。
2012年発表。

プログレばりにテクニカルで凝ったフレーズを次々と繰り出しつつ、しかもそのリフがとてつもなくメロディアスで、さらにデスメタルとしての攻撃性をしっかりと保っている素晴らしいテクデスをやっています。

この作品からVoが変わったらしいのですが、比較的普通なガテラルヴォイスで、テクニカルな楽曲の雰囲気を損なうことなく上手いこと溶け込んでいるという印象。迫力不足ということもなく、絶妙なVoだと思います。

基本的に先の読みにくいリフ展開でとても楽しませてくれるような楽曲が多く、イントロ#1に続く#2からもそれは顕著。メロディアスになったと思いきや刻みまくったり、急にグルーヴィーになったりと展開がとても多彩です。
個人的に一番好きなのは#7で、怒涛の勢いで突っ込んでいくリフトメロディアスでしゃれおつなリフを上手いこと絡め合わせた展開がとても秀逸でツボでした。

基本的にどの曲を聞いても面白いリフが満載で、デスメタルにしては珍しくじっくり腰を据えて聴くことが出来るようなサウンドなので、そういう曲が好きな方はぜひ試してみてください。

<オススメの曲>
2. Birds Of Sulphur
3. Sailing Into The Earth
7. Carved In The Wind
8. Varangian Paradise

オススメ度…87点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

Turmion Kätilöt 「TECHNODIKTATOR」
Turmion Kätilöt 「TECHNODIKTATOR」

Turmion Kätilöt Technodiktator

<収録曲>
1. Silmät Sumeat
2. Antaa Palaa
3. Nimi Kivessa
4. Pyhä Maa
5. Jalopiina
6. Elävä Koneeksi
7. Rehtori
8. золото
9. To Be Continued Act 1


フィンランド出身のサイバー系インダストリアル風デスメタルバンド、Turmion Kätilötの5作目。2013年発表。

バンド名の読み方はわかりません!

ライブではメイクしまくって露出しまくるという変態バンドらしいのですが、曲の方もなかなか珍しいことをやっており、ガチなインダストリアルサウンドにピコピコでノリノリ&イケイケなトランス風の要素をぶち込んだ音楽をやっています。Voはわりとしっかりしたデスヴォイスで、コーラスはとても雄々しいのですが、いかんせん曲の方が縦ノリの楽しい感じなので、あまり肩ひじ張らずに聴くことが出来るという印象。

トランスっぽいピコピコを取り入れたサウンドだとピコリーモ系のサウンドを想像する人も多いかもしれませんが、そっち方面とは系統的には全く違うサウンドで、あえて似たような系統を探すとしたらロシアのダンスメタルバンド、キセノンが一番近いかもしれません。

前作はトランス要素がこれでもかとばかりに前面に押し出されていたという印象でしたが、今作ではそれ以前と前作との中間くらいにうまく落ち着いたというような作風で、メタル要素をしっかりと保ちながらトランス要素も強めに押し出されているという雰囲気。

冒頭の#1からピコピコとした縦ノリのサウンドでとても楽しい幕開け。バックの演奏はへヴィなのに、そのへヴィ差を全く感じさせません。
個人的に一番のキラーチューンだったのは#4で、インダストリアル風デスという軸をしっかり持ちながら、弾むようなリズムとトランスサウンドが大活躍している所がとても好き。Voのデスヴォイスの迫力とサビのキャッチーさとのギャップも絶妙なアンバランスさで良い。
#6はギターやドラムの音からはサイバーデスのような雰囲気がとても醸し出されているのですが、そこにのっかるシンセあやはりとてもキラキラ&ピコピコしたクラブミュージック風な感じ。体が自然と縦に動いてしまうような曲です。
#7もわりと芯のしっかりとしたインダストリアルデスサウンドの中に好き勝手にトランス要素をぶち込んだような曲。自由奔放さと完成度の高さがこのバンドらしくてとても良い。
#8は逆にもうメタルっぽさがおまけ扱いなんじゃないかというようなイケイケな雰囲気の曲。シンセの音がとてもかわいい感じなのに、そこにデスヴォイスがのっかってくるのがもはや面白いです。

このバンド、基本的にとても良い作品を出してくれるのですが、CDが入手しにくいという点だけがとても残念なところ。iTunesやAmazonなどで音源だけならすぐに買えるので、もし聴きたければそこらへんを利用するのが楽なのではないかと。

<オススメの曲>
4. Pyhä Maa
7. Rehtori
8. золото

オススメ度…88点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

CARCASS 「SURGICAL STEEL」
CARCASS 「SURGICAL STEEL」

Carcass Surgical Steel

<収録曲>
1. 1985
2. Thrasher's Abattoir
3. Cadaver Pouch Conveyor System
4. A Congealed Clot Of Blood
5. The Master Butcher's Apron
6. Noncompliance To ASTM F 899-12 Standard
7. The Granulating Dark Satanic Mills
8. Unfit For Human Consumption
9. 316L Grade Surgical Steel
10. Captive Bolt Pistol
11. Mount Of Execution
12. A Wraith In The Apparatus
13. Intensive Battery Brooding


英国出身のグラインドコア/メロディックデスメタルバンド、カーカスの6作目。2013年発表。

なんと17年ぶりの新作となる残虐王の復活です。

メンバーはオリジナルメンバーのジェフ・ウォーカー<Vo,B>ビル・スティアー<G>、そして療養中のケン・オーウェン<Dr>の代わりにダン・ウィルディング<Dr>が参加しています。

音楽性的には3rdと4thの中間くらいで、暴虐性と残虐性を全面に押し出しつつもメロディアスなフレーズが乱舞するという素晴らしいもの。リフの質的には5thに通じるようなところも散見され、まさに今までのカーカスの良いとこ取りといた感じ。もちろん最初期のサウンドを期待すると落胆することになってしまうかもしれませんが、解散前のカーカスを好きだった人ならば手放しで喜ばざるをえない内容になっていると思います。

正直ほぼすべての曲が鳥肌モノの超高品質なサウンドなのですが、個人的にはメロディアスなリフが光りまくる#3とか#6があまりにもツボ。グルーヴィーな#8とか攻撃性に特化した感のある#10あたりもとても好きです。

「よくもまぁ17年ぶりで最高傑作と呼んでも差し支えの無いようなすげぇ作品を出してきたもんだ」と思わず感嘆の言葉が出てきてしまうような1枚なので、カーカスが好きな人も嫌いだった人も、デスメタルが好きな人もメロですが好きな人も、みなさん是非試してみてください。

<オススメの曲>
3. Cadaver Pouch Conveyor System
6. Noncompliance To ASTM F 899-12 Standard
8. Unfit For Human Consumption
9. 316L Grade Surgical Steel
10. Captive Bolt Pistol(→PV)

オススメ度…91点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

FLESHGOD APOCALYPSE 「LABYRINTH」
FLESHGOD APOCALYPSE 「LABYRINTH」

Fleshgod Apocalypse Labyrinth

<収録曲>
1. Kingborn
2. Minotaur (Wrath of Poseidon)
3. Elegy
4. Towards the Sun
5. Warpledge
6. Pathfinder
7. The Fall of Asterion
8. Prologue
9. Epilogue
10. Under Black Sails
11. Labyrinth


イタリア出身のシンフォニックなテクニカルデスメタルバンド、フレッシュゴッド・アポカリプスの3作目。2013年発表。

発売日は20日なのですが、なぜかディスクユニオンでは7日くらいから既に購入可能だったという…。たまにそういうことがあるからユニオンは侮れない…!

元々は普通にテクニカルなブルデスをやっていた彼らですが、前作「AGONY」では超シンフォニック路線へと大きく舵をとり、全国のメタラーから大絶賛されることとなりました。今作においてもその路線は踏襲されており、豪華絢爛な新フォアレンジをまといながらメロディアスかつテクニカルに暴虐の限りを尽くすというスタイル。むしろサウンドの荘厳さは前作以上で、デスメタルの範疇だけで語るにはもったいないくらいの圧倒的な世界観を創出しています。これだけ煌びやかでゴージャスなサウンドになっても、基本となるデスメタルの攻撃性や、テクデス的な要素などが寸分も損なわれていないという所が凄い。

アルバム冒頭の#1は、セミの鳴き声と波の音という「ぼくのなつやすみかよww」みたいなSEから、重々しい扉の開閉音を経て、教会のような荘厳な空気へと展開。そしてそれらのやったら長いくだりを終えると、暗黒のシンフォニックサウンドが幕を開け、邪悪に、そして美しく疾走していきます。いや、正直めっちゃカッコいいわ。なにこれ。派手なオーケストレーションがやはり圧倒的に凄いですし、後ろの女性ソプラノが宗教クサくて良いアクセントになっています。
続く#2は重々しいピアノの音色で幕を開けるミドルテンポの曲。荘厳で緊迫感MAXの重厚な世界観がたまりません。
#3はアルバムに先行して公開されていた曲。疾走感、派手さ、攻撃性の全てが凄まじい文句なしのキラーチューンです。
#4はブルータルなブラストを伴いながら重々しく展開していく曲。緊迫感のある空気がたまらなく素敵。バックのクワイヤも神々しい。
#5は金管系の装飾がやたら派手で良い。もちろん弦楽器も派手。
#6はこれまた疾走感抜群の暴虐的な曲。装飾の美しさとの対比がとても秀逸。
#7はギターのメロディや装飾の入れ方がやたらヒロイック。いざ決戦!のような雰囲気も漂う、ドラマティックに盛り上がる曲です。
#8は小休止的な静かなインスト。
#9は荘厳で厳粛な雰囲気の漂う神々しい曲。なにこのラスボス感。
#10は出陣前のような雰囲気のイントロから徐々に盛り上がっていくドラマティックな曲。7分半という比較的長めの曲ですが、めぐるましく展開していくのであっという間に過ぎ去っていきます。
#11はアウトロ的なピアノのインスト。

ということで、前作同様とてもお腹いっぱいになってしまうような超高密度なシンフォニックデスメタルでした。前作が好きだった人なら間違いなく気に入るはず。
ただ、路線があまりにも同じ過ぎるので、この先もずっとこの路線だとちょっと飽きちゃう可能性はあるなぁと思ってしまったりもしました。
次作あたり、そこをどうするかが課題なんじゃないかな。

<オススメの曲>
1. Kingborn
2. Minotaur (Wrath of Poseidon)(→PV)
3. Elegy(→PV)
5. Warpledge
6. Pathfinder
7. The Fall of Asterion

オススメ度…93点

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猿轡 「猿轡」
猿轡 「猿轡」

猿轡 猿轡

<収録曲>
1. 血祭
2. 声
3. 猿轡


都内を中心に活動しているデスメタル/グラインドコアバンド、猿轡のシングル。たぶん2013年発表。バンド名は「さるぐつわ」と読みます。

ディスクユニオンで500円だったのでなんとなく購入してみました。現段階で音源はこれしか出していないようです。

ライブなのでは兀突骨などと対バンしたりしているようですが、いかんせん情報があまり無いのでバンドについてはよくわかりません。メンバーは4人組で、Voはなんと女性だとのこと。
サウンド的には、スタタタタタタという高速ドラミングがやたら耳に残る、グラインドコアに寄ったオールドスクールなデスメタルをやっています。これながなかなかレベルが高く、たった3曲ですが普通にカッコいい。Voはデスヴォイスというよりもがなり声という感じで、日本語詞がしっかりと聞き取れるレベルです。ただ、女性とは思えないような凶暴ながなり声を出しており、ゲロ吐く寸前みたいな汚らしい感じが曲によく合っているかも。

#1は普通にドロドロとした圧迫系のデスメタルっぽくスタートし、途中からスッタンスッタンという軽いドラムで疾走開始。さらにスタタタとドラムはどんどん高速になり、その後も緩急を付けつつ突き進みます。
#2はやかましいガシャガシャとした曲。全体的に凶暴で、Voもなに言ってるかわからないくらい荒ぶっています。
#3は「さるぐつわーーー!!」のシャウトと共に疾走しまくる曲。デスメタルのような迫力のあるしっかりとしたリフと、グラインドコアのような軽い高速ドラミングの組み合わせがとても秀逸です。Voのメロディラインが意外としっかりしているのも聴きやすくて良い。

ってことで、バンドとしてはとてもクオリティの高いことをやっていると思います。ただ、3曲で6分30秒て、CDとしてはちょっと短すぎやしませんかね(笑)
とりあえずフルアルバムでこのクオリティをずっと保てたらなかなか凄いバンドになるんじゃないかなぁという感じなので、今後に期待してみたいです。

<オススメの曲>
3. 猿轡

オススメ度…76点

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VYSON 「HOMINIS DIGNITATI」
VYSON 「HOMINIS DIGNITATI」

Vyson Hominis Dignitati

<収録曲>
1. BeRa Bartosick
2. Organism
3. Kan Na Kan Na
4. KP


札幌出身のデスメタルバンド、ヴァイソンの1枚目のEP。2012年発表。

自主製作のCD-Rで4曲入りです。ディスクユニオンで500円で売っていたので、なんとなく購入してしまいました。

ボーカル、ギター、ドラムというベースレスの③三人組なのですが、なんとメンバーは全員女性とのこと。サウンドやVoの声を聴いたうえでも全く女性らしさを感じさせない、とてもブルータルなサウンドを出しています。基本的にはオールドスクールなゴリゴリなデスメタルをやっており、スピード感よりは押しつぶすような圧力で迫ってくるタイプ。ベースレスとは思えない重厚なサウンドに圧殺される。Voは深みのある低音の咆哮を轟かせており、サウンドに重々しさにぴったりです。

#1は重々しいグルーヴ感を伴いつつゴリゴリと疾走する曲。切れないナイフで肉を切りつけるような凶暴な音が素敵です。
#2は独特のリズム感をもった変拍子ドラムをバックに高速でリフが刻まれる曲。刻みが細かいくせにスピード感はあまりなく、やはりジワジワと押しつぶされるような圧迫感があります。
#3はこれまたドロドロとしたリフが印象的。緩急のしっかりついた展開もなかなか良い。
#4はゆっくりとしたリフがねっとりと纏わりついてくる曲。鋸で掻き毟ってるんじゃないかというような凶暴な音と、良く練られたリフの展開がとても素敵です。

ということで、正直、ここまで女性らしさの感じられないガールズバンドもなかなか無いのではないかと思います。まぁ本人たちも一切ガールズバンドであることを推してはいないんだけどさ。日本のガールズメタルバンドって、なんとなく音だったり、Voの歌い方だったりに女性らしさってのが出てしまうと思うのですが、このバンドは本当に微塵も感じられません。そして素直にデスメタルとしてのクオリティが高いです。たった4曲なので少々物足りないことは確かですが、まぁそもそも自主製作のCD-Rだしね。普通にフルアルバムが出たら手をだしてみても良いかなぁと思わされました。

<オススメの曲>
1. BeRa Bartosick
2. Organism

オススメ度…75点

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EYECONOCLAST 「DRONES OF THE AWAKENING」
EYECONOCLAST
「DRONES OF THE AWAKENING」


Eyeconoclast Drones of the Awakening

<収録曲>
1. Proclaiming From Dead Dimension
2. Rise Of The Orgamechanism
3. Dawn Of The Promethean Artilect
4. Anoxic Waters
5. Sharpening Our Blades On The Mainstream
6. Obsolesced
7. Hallucinating In Genetic Disarray
8. XXX - Manifest Of Involution
9. Mother Genocidal Machine
10. Invoking Carnage (Racing Blind)
11. Executioner (Slayer Of The Light)


イタリア出身のテクニカルデス/デスラッシュバンド、EYECONOCLASTの2作目。2013年発表。

デスラッシュよりはデスメタルに近く、デスメタルよりはデスラッシュに近いようなサウンドです。とにかく超高速ブラストが非常に魅力的で、軽めの音でスタタタタタタと叩きまくられる様子がとても爽快。こういう手数足数の多いドラムはやはり聴いていて気持ち良い。ギターもザクザクと刻む系ではあるのですが、要所要所にメロディアスで叙情的なフレーズを挟み込んでくるところがとてもニクいです。ブルータルさというよりも、とにかくスピードと勢いで押し切るタイプなので、何も考えずに聴けるところがとても良い。

まずは冒頭の#1の時点で凄まじいブラストの嵐。そしてギターソロが異様にメロい。
#2もスタタタタタというドラミングが心地よく、もはやキャッチーにすら聴こえてしまうほど。その割に結構複雑なリズムを繰り出してくるところがとても良いです。サビの掛け声が比較的ポップなのもたまらぬ。
#3はとてもデスラッシュ的なザックザクのリフが印象体な曲。畳み掛けるようなVoの吐き捨てヴォイスもカッコいい。
その後も一瞬も息をつかせないような凄まじい攻勢を続け、最後まで一気に駆け抜けてくれます。

とりあえず力と勢いで押し切るタイプのですメタルが好きな人や、激しめなスラッシュメタルが好きな人はぜひ!

<オススメの曲>
1. Proclaiming From Dead Dimension
2. Rise Of The Orgamechanism
3. Dawn Of The Promethean Artilect
4. Anoxic Waters
5. Sharpening Our Blades On The Mainstream
8. XXX - Manifest Of Involution

オススメ度…91点

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RUDRA 「BRAHMAVIDYA IMMORTAL I」
RUDRA 「BRAHMAVIDYA IMMORTAL I」

Rudra Brahmavidya Immortal I

<収録曲>
1. Now, Therefore…
2. Illusory Enlightenment
3. Ravenous Theories of Deception
4. Vultures of Slavery
5. Incredulous Void
6. Sinister Devotion
7. Harrowing Carrions of Syllogism
8. Embryonic Theologies
9. Supposed Sages of Sensuality
10. Hymns of the Immortal Self
11. Advaita Samrajya


シンガポール出身のブラックメタルバンド、ルドラの6作目。
2011年発表。

デスメタルとブラックメタルの中間くらいの音楽性で、ヴェーダをテーマにしたオリエンタルで宗教クサいサウンドが特徴となっています。ダークでとても宗教チックな妖しい雰囲気たっぷりなのですが、神秘的かといわれるとそうでもないというところが不思議。宗教クサいデスメタルということでナイルと比べられたりもしてたりするようですが、それもそれで違うんだよなぁ。派手なリフやブラストも無いし、迫力満点なデスヴォイスとかもないんだけど、それでもめっちゃ頭に残るこの雰囲気がズルい。

<オススメの曲>
2. Illusory Enlightenment

一気に爆走に転じる瞬間と、中盤の胡散臭くてオリエンタルなメロディが秀逸です。

オススメ度…80点

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THE MONOLITH DEATHCULT 「TETRAGRAMMATON」
THE MONOLITH DEATHCULT 「TETRAGRAMMATON」

THE MONOLITH DEATHCULT TETRAGRAMMATON

<収録曲>
1. Gods Amongst Insects
2. H.W.A. (Human Wave Attack)
3. Drugs, Thugs & Machetes
4. Todesnacht Von Stammheim
5. S.A.D.M. (Svpreme Avantgarde Death Metal)
6. Qasr Al-Nihaya
7. Aslimu!!!


オランダ出身のシンフォニックなブルータルデスメタルバンド、ザ・モノリス・デスカルトの4作目。2013年発表。

宗教クサい雰囲気を内に秘めながら荘厳に突き進むタイプのブルデスをやっており、シンフォニックで荘厳な装飾がふんだんに取り入れられているのが特徴。エピカルかつドラマティックな作風は前作から変わっておらず、比較的長い曲が中心という大作志向もそのまま維持されています。壮大さに関してはさらにアップしているという印象で、生のオーケストラを動員したスケールのデカさには圧倒されること間違いなしです。Voの低音ガテラルも強烈で、暗黒サウンドにぴったりの迫力満点なドスの効き具合がとても秀逸。

冒頭の#1は10分を超える大作にして一番のキラーチューン。怒涛の勢いで強力なリフとブラストが繰り出され、荘厳なSEやシンフォサウンドを間に挟みながらドラマティックに展開していきます。
#3は宗教クサい妖しげなSEと太鼓の音から、バッキバキのベース音にシフトしていき、さらに凶暴なリフへ、そして大爆走へと展開していく曲。禍々しさがと攻撃性が凄まじく高い一曲です。
#6はヘヴィロックの様なグルーヴィーなリフを中心とした前半から、ピロピロと弾きまくりのギターと力強いブラストを中心とした後半への移り変わりが素敵な曲。荘厳な雰囲気を維持しつつもキャッチーさを醸し出してくるあたりがとても良い。

とりあえずNILEBEHEMOTHEX DEOの良いとこ取りをしたようなタイプのデスメタルなので、そのあたりのバンドが好きな人はぜひ!

<オススメの曲>
1. Gods Amongst Insects
3. Drugs, Thugs & Machetes
6. Qasr Al-Nihaya

オススメ度…87点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

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