EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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AMORPHIS 「TALES FROM THE THOUSAND LAKES」
AMORPHIS 「TALES FROM THE THOUSAND LAKES」

Amorphis Tales From The Thousand Lakes

<収録曲>
1. Thousand Lakes
2. Into Hiding
3. The Castaway
4. First Doom
5. Black Winter Day
6. Drowned Maid
7. In The Beginning
8. Forgotten Sunrise
9. To Father's Cabin
10. Magic And Mayhem
11. Folk Of The North
12. Moon And Sun
13. Moon And Sun Part Ⅱ:North's Son


フィンランド出身のメタルバンド、アモルフィスの2作目。1994年発表。
最近はもっとメランコリックな音楽性のメタルをやっておりますが、当時は土着性のあるメロディを前面に押し出したメロディックデスメタル系統の音楽をやっておりました。

重々しいサウンドでゆったりと叙情メロが紡ぎだされるスタイルで、そのメロディがとにかくクサい。ドロドロとした雰囲気を維持しつつ、こんなにもクサいメロディをねっとりと聴かせてくれるバンドはそうはいないと思います。メロディのクサさからか、BURRN!などではヴァイキングメタル特集に含まれていたりもしました。

イントロ的な#1から繋がる#2は、ズブズブと沈み込むような重いリフと、中近東風のエキゾチックなメロディの組み合わせが秀逸な曲。そんな組み合わせにもかかわらず、全体的な雰囲気はどこか物悲しく、深みのあるデスヴォイスもその悲しみをさらに増幅させています。サビのクリーンヴォイスとの対比も素敵。
#3はこれまた異国っぽいリフが印象的。リフだけ聴くと明るい感じもするのですが、全体的にはやはり重々しい雰囲気。
#5は物悲しさMAXの超名曲。イントロのKeyの時点で既に「おっ」となるのですが、そこにギターリフが絡み、溜め息のようなデスヴォイスが絡んでくると、さらに悲哀の度合いが増していきます。鬱々とした雰囲気の中に、仄かな希望の光が見えるようなドラマチックさも内包しているところがとても良い。
#7はドゥーミーなリフと、そこに絡む妖しい女性クリーンヴォイスが印象的な一曲。こんなにもゆったりなのに、自然と体を揺らしたくなるような不思議なグルーヴ感もあります。

一番最初に聴いたのがメタラー初心者の頃だったので、当時は「うん、まぁ良いね」くらいだったのですが、メタラーとしての経験値を積んでからこそこのアルバムの凄さがひしひしと伝わってくるようになりました。玄人好みなメロデスかもしれませんが、聴けば聴くほど味が出る素晴らしい作品だと思います。最近のアモルフィスとはまた違った趣を楽しむことが出来るので、最近のしか聴いたことがないような方もぜひ。

<オススメの曲>
5. Black Winter Day

オススメ度…91点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

AMORPHIS 「UNDER THE RED CLOUD」
AMORPHIS 「UNDER THE RED CLOUD」

Amorphis Under The Red Cloud

<収録曲>
1. Under The Red Cloud
2. The Four Wise Ones
3. Bad Blood
4. The Skull
5. Death Of A King
6. Sacrifice
7. Dark Path
8. Enemy At The Gates
9. Tree Of Ages
10. White Night
11. Come The Spring
12. The Wind


フィンランド出身のメランコリックメタルバンド、アモルフィスの12作目。2015年発表。

かつてはメロデスに分類されていましたが、フォーク/トラッド系の土着的な要素も強いし、ゴシカルな雰囲気もあるので、7作目「ECLIPSE」以降は個人的にメランコリックメタルで括ることにしています。
今作もそんなメランコリックメタルな路線を依然として引き継いでおり、圧倒的なクオリティが健在。しかも個人的に最も大好きな7作目~9作目の頃の音作りにとても近く、「同じ音楽性が続いてちょっと飽きてきたな…」という思いすら払拭する出来となっております。

まず冒頭の#1の美しいピアノのイントロで「これは!!」となること必至。いかにもアモルフィスらしい入りで、そのままドラマティックかつメランコリックにグイグイと突き進んでいきます。トミ・ヨーツセンの哀愁漂うクリーンヴォイスと、鬼気迫るデスヴォイスとの使い分けも最高です。
#3はヘヴィなリフと迫力のデスヴォイスでダークに突き進むところからクリーンヴォイスへとシフトしていく瞬間が、哀愁を通り越して悲哀の領域まで言っていてとても好き。
#5は中東風なギターメロディがやたら耳を惹くイントロから、魔的な笛が響きわたるエスニックな曲。笛はエルヴェイティChrigel Glanzmann、パーカッションはオーペスMartin Lopezがゲスト参加しているのだそうです。アモルフィスらしい哀愁を残しながら、異国情緒たっぷりの民族的かつ神秘的な世界観と融合させてくるあたりがさすがとしか言いようがありません。
#6はPVも作られている曲。いかにも最近のアモルフィスって感じの曲で、文句のつけようがないド直球な哀愁チューン。
#7はこれまたイントロのピアノが美しい。そして唐突な咆哮との組み合わせもたまらない一曲。荒々しさと繊細さの共存が素敵です。
#9は笛がひゅるりと乱舞するフォーキッシュな曲。笛フェチにはたまらん。
そしてこ#11まできてさらに圧倒的名曲の登場。これがまさかのボートラなのだからたまったもんじゃない。ドラマティックな展開と、美しいメロディ、そして哀愁MAXのクリーンヴォイスに涙を禁じ得ないです。ギターの音もピアノの音も、そして歌声までものすべてが、聴く者の心を掴んで離さない一曲。日本盤か海外デラックス盤に収録されているので、絶対にそのどちらかを買いましょう。

ってなわけで、最近のマンネリ感を一気に打開する起死回生の一作だと思います。音楽性をそのままにしつつ、起死回生の一策をこのタイミングで出せるのって本当に凄いと思う。

<オススメの曲>
1. Under The Red Cloud
5. Death Of A King
11. Come The Spring

オススメ度…92点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

HEATHEN FORAY 「INTO BATTLE」
HEATHEN FORAY 「INTO BATTLE」

HEATHEN FORAY INTO BATTLE

<収録曲>
1. Fight
2. Silence
3. Unthinking
4. Wofür Ich Streit´
5. Tír Na Nog
6. Knüppeltroll
7. Freundschaft
8. Wigrid
9. Winterking (Accoustic)


オーストリアのペイガンメタルバンド、HEATHEN FORAYの4作目。2015年発表。

1stの時点で光るものを感じさせながらも、イマイチ突出した部分が無く、「わりといい」って感じのヴァイキングメタルをやっていた彼ら。前作である3作目でついに開花し、「めちゃくちゃクサくて渋くてカッコいい!」と個人的に大喜びしておりました。

そしてそれに続く今作ももちろんめっちゃ楽しみにしていたのですが、いざ聴いてみると「お?…ああ、うん。いや、悪くは無い」って感じになっていてちょっと肩透かし。完全に1stを聴いたときと同じような感覚に陥ってしまいました。
前作の勢いはどこへ行った?あのクサさは?あの魂を震わせるような高揚感は?

基本的にクサメロが少なくなり、勢いも控えめ。#1なんかはなかなかヒロイックで良いのですが、あと一押し何かが足りず、キラーチューンに成りきれていない感じがあります。
他の曲も、勢いがあると思えばメロディが物足りないし、メロディが良いと思うと荒々しさが足りないといった印象です。

そんな中で個人的に唯一めちゃくちゃツボったのが、ノスタルジックなミドルチューンの#5。ゆったりと紡ぎだされるツインリードの響きがとにかくクサく、ドラマチックに展開していきます。こういうヒロイックなミドルチューンめっちゃ好きだわ。

そんなこんなで、前作ほどのクオリティが無かったのが残念ではあったのですが、まだまだ今後も応援していきたいなと思えるようなバンドではあるので、再開花してくれることを期待しつつ次作を待ちたいです。

<オススメの曲>
5. Tír Na Nog

オススメ度…79点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

Metsatöll 「KARJAJUHT」
Metsatöll 「KARJAJUHT」

karjajuht metsatöll

<収録曲>
1. Külmking
2. Lööme Mesti
3. See On See Maa
4. Must Hunt
5. Terasest Taotud Tee
6. Öö
7. Tõrrede Kõhtudes
8. Metslase Veri
9. Surmamüür
10. Mullast
11. Karjajuht
12. Talisman


エストニア出身のフォークメタルバンド、Metsatöllの6作目。2014年発表。
バンド名はどうやらメトサトールと読むようです。

やたらヘヴィで重厚なリフを基調としながら、そこに胡散臭いフルートやらバグパイプやらよくわからん弦楽器の民族楽器みたいなのがいっぱい絡んできて、なんとも言えない独特の魅力を発揮しております。民謡朝のメロディたっぷりで、しかも全体的にもっさりした雰囲気なのが妖しさマックスでとても良い。
Voも渋くて怪しいおっさんヴォイスで、朗々と呪文のように歌い上げてくれるので楽曲と絶妙にマッチしており、胡散臭さがさらに増されております。

基本的には前作までの流れを完全に踏襲しており、特に大きな変化はなく、安定のメトサトールらしさを楽しむことが出来ます。
冒頭の#1は妖しい弦楽器とブンブンとうねるベース、そして重厚なリフでゴリゴリと進んでいくアグレッシヴな曲。歌詞の全く分からない異国語で「ヨゥガ!」みたいな掛け声が入るあたりがとても面白い。
#2もかなりヘヴィなリフでグルーヴィーに突き進むスラッシーな曲。ただ、そこにバグパイプがガッツリ絡んでくるあたりがやはり独特です。
#4は軽快なリズムでギターとフルートが楽しげに絡む曲。民謡メロ好きにはたまらない感じになっております。
#6はやたらモダンなリフでゴリゴリと幕を開けるのでちょっとびっくりしますが、すぐにバグパイプが絡み付いてきて安心した気持ちになります(笑)。リフ自体もヘヴィでザクザクとしていてとてもカッコいい。
#7はアコースティックな音色とヘヴィなギターリフとの対比が印象的。そしてVoの呪文っぽい妖しさがたまりません。
#8はスローテンポで重厚な曲。民族楽器総動員の不思議な世界観が素敵。
#10は再びテンポの早めなスラッシーな曲。途中の笛も心なしかスラッシーな雰囲気をだしていたり、かと思ったらヒョロヒョロといつもの調子に戻ったりと、変化に富んだ面白い曲です。

前作と前々作は一部のキラーチューンが突出していたイメージなのですが、今作は全体的なクオリティがさらに底上げされており、アルバム全体を通して楽しめるようになったという印象です。妖しい民謡メタルが効きたければぜひ手を出してみてください。

<オススメの曲>
2. Lööme Mesti
4. Must Hunt
6. Öö
10. Mullast

オススメ度…82点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

ORDEN OGAN 「RAVENHEAD」
ORDEN OGAN 「RAVENHEAD」

Orden Ogan Ravenhead

<収録曲>
1. Orden Ogan
2. Ravenhead
3. F.E.V.E.R
4. The Lake
5. Evil Lies in Every Man
6. Here at the End of the World
7. A Reason to Give
8. Deaf Among the Blind
9. Sorrow Is Your Tale
10. In Grief and Chains
11. Too Soon


ドイツ出身の重厚パワーメタルバンド、オルデン・オーガンの5作目。2015年発表。

ブラインド・ガーディアンを彷彿とさせるような分厚く神々しさすら漂わせるコーラスと、ヘヴィで重厚なサウンドが特徴の、ジャーマンメタル界の希望の星です。ちょっぴりフォーキッシュなメロディが入っていてヴァイキングメタルのような勇ましさも兼ね備えてるあたりもかなり良い。

冒頭の#1はバンド名を冠している割にただの1分ちょいのイントロ。
が、そっから続く#2が非常にエネルギッシュかつエピカルなキラーチューンで、メロディアスさと重厚さのダブルパンチにいきなりノックアウトされます。サビの何重にも重なったクワイヤが熱い!
続く#3はPVも作られた曲で、ドラマティックな盛り上がりがなんとも素敵な曲。イントロの荘厳な雰囲気がとてもツボです。分厚いサビもやはり良い。
続く#4はめっちゃザクザクとしたヘヴィなリフが印象的。ダークな雰囲気の曲かな…と思いきや、サビで一気に広がっていく感じがとても爽快です。そして同時に神々しい。
#8も同様にめっちゃパワフルなリフでゴリゴリ押していくイントロから、神々しく分厚いサウンドへと変化していく曲。サビの盛り上がりが凄まじいのも同様。ズルいわ、こんなん大合唱必至やん。
#9はヴァイキングメタルのような勇ましくエピカルな曲。クサいメロディとドラマチックな構成が最高です。

ってなわけで、前作がとても良かったので期待はしていましたが、その期待を遥かに上回るようなクオリティの作品でした。ブラガのような分厚いサウンドを求めている人や、勇ましかったり神々しかったりするサウンドが好きな方はぜひ。ジャケはなんとも言えないセンスですが、中身の方は最高品質です。

<オススメの曲>
2. Ravenhead (→LV)
3. F.E.V.E.R (→PV)
4. The Lake
8. Deaf Among the Blind
9. Sorrow Is Your Tale

オススメ度…88点

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FALCONER 「BLACK MOON RISING」
FALCONER 「BLACK MOON RISING」

Falconer Black Moon Rising

<収録曲>
1. Locust Swarm
2. Halls And Chambers
3. Black Moon Rising
4. Scoundrel And The Squire
5. Wasteland
6. In Ruins
7. At The Jester's Ball
8. There's A Crow On The Barrow
9. Dawning Of A Sombre Age
10. Age Of Runes
11. The Priory


スウェーデン出身のフォーク系パワーメタルバンド、ファルコナーの8作目。2014年発表。

フォーキッシュで土着的なメロディを絡めながらクサいパワーメタルで駆け抜けるというのが基本的なスタンスの彼ら。ここ最近は随分とフォーキッシュな側面の強い楽曲が多かったという印象ですが、この作品ではパワーメタル的な要素の強い勢いのある楽曲がぐっと増えたという印象です。
Voは相変わらず渋くてカッコいい歌声をしており、古の伝承を優しく語ってくれそうな声。勢いのある楽曲の中でもその穏やかさを失わず、かつ楽曲のエネルギーに負けていないというのが良い。

とりあえず#1のイントロの時点で既にクサい。そしてただのクサメロパワかと思いきや、しっかりとトラッド風味なメロディを挿入してくれているのがさすがです。Voも良い具合に渋くてセクシー。
#3もエネルギッシュな楽曲で、ドコドコのツーバスと、メロディアスなギター、そしてどことなく土着的な歌メロが良い具合に融合しています。
あとはヘヴィなリフの中に秘められたノスタルジックな雰囲気がとても素敵な#7とか、ミドルテンポながらもヒロイックな#9あたりも好きかな。

相変わらず安定したクオリティでさすがだなぁと思わせられる1枚でした。ヴァイキングメタル風のパワーメタルと聞いて興味がある人はぜひ。

<オススメの曲>
1. Locust Swarm
3. Black Moon Rising

オススメ度…84点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

HEATHEN FORAY 「INNER FORCE」
HEATHEN FORAY 「INNER FORCE」

HEATHEN FORAY INNER FORCE

<収録曲>
1. Inner Force
2. Illusion
3. Weisheitskrieg
4. Wahrheit
5. Glut Zu Flamme
6. Mei Laund
7. Ragnarock
8. The Wizard's Life
9. No Mercy


オーストリアのペイガンメタルバンド、HEATHEN FORAYの3作目。
2013年発表。

武骨で雄々しいヴァイキングメタルをやっており、ゴリゴリとしたリフとメロディアスなツインリードの組み合わせがとても印象的です。
このバンドの1stを初めて聴いたときには「普通に良いけど、まだ抜きんでた何かがあるわけでもないなぁ」くらいの感想だったのですが、今作では音に重厚さと迫力が増し、クサいメロディにも磨きがかかり、格段の進化を遂げてくれました。

アコースティックなイントロで幕を開ける#1からもう圧倒的な悶絶クサメロチューン。渋いイントロだけでもノックアウト寸前だったのに、疾走開始した後も超絶エピカルワールド全開で完全に心を射止められてしまいました。Voの迫力のあるグロウルも勇壮なサウンドにぴったり。
#2もメロスピかと思うようなクサメロ疾走チューンで、そこにしっかりペイガン魂が注入されているような曲。心が高ぶらずにはいられない。
#5はちょっぴり陽気なメロディが印象的な曲。朗らかさと雄々しさとのバランスが絶妙です。
#8も比較的明るいクサメロで疾走する楽曲だし、#9も畳み掛けるようなクサメロの応酬が素晴らしいです。

ということで、急に圧倒的な貫録を見せつけ始めたこのバンド、勇壮でクサいヴァイキングが好きならぜひ。セルフリリースらしいですが、BandcampやAmazonでも音源なら買えますし、ディスクユニオンなどでは普通にCDを買うことも出来ます。

<オススメの曲>
1. Inner Force
2. Illusion

オススメ度…87点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

KRAMPUS 「SURVIVAL OF THE FITTEST」
KRAMPUS 「SURVIVAL OF THE FITTEST」

Krampus Survival Of The Fittest

<収録曲>
1. Arise (The Day Of Reckoning)
2. Beast Within
3. Unspoken
4. Rebirth
5. Aftermath
6. The Bride
7. Redemption
8. The Dance Of Lies
9. Kronos' Heritage
10. Shadows Of Our Time
11. Tears Of Stone
12. The Season Of Revenge


イタリア出身のフォークメタルバンド、KRAMPUSの1作目。
2012年発表。

Vo、G×2、B、Dr、Keyに加えてバイオリンとティンホイッスルを擁した8人組の大所帯バンドで、ティンホイッスルの人はバグパイプとブズーキも兼任しているのだとか。

サウンド的にはちょっとモダンで骨太なメロデスサウンドにフォーク要素を思いっきりぶち込んだ感じで、ヒロイックなメロディと相まってヴァイキングメタルっぽい雰囲気もあります。イメージとしてはエルヴェイティあたりが一番近いのではないかと。
Voの系統も似てるので、余計にそう感じるのかな。

個人的に即効性が高くてグイグイ引き込まれていったのは#7#10で、どちらも笛やバグパイプが乱舞しまくるいかにもな曲。特にヒロイックな笛が大活躍しまくる#10が好き過ぎてたまりません。

全体的なクオリティも普通に高いので、その手のサウンドが好きな方はぜひ。

<オススメの曲>
7. Redemption
10. Shadows Of Our Time

オススメ度…84点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

EQUILIBRIUM 「WALDSCHREIN」
EQUILIBRIUM 「WALDSCHREIN」

Equilibrium Waldschrein

<収録曲>
1. Waldschrein
2. Der Sturm
3. Zwergenhammer
4. Himmelsrand
5. Waldschrein (Acoustic version)


ドイツ出身のヴァイキングメタルバンド、イクリブリウムのEP。
2013年発表。

3rdの「REKREATUR」から3年の時が経ち、新作を今か今かと待ちわびている中でのリリースなのですが、曲数は5曲と少なめ。そして新曲はたったの1曲しか収録されていません。

そしてその新曲である#1は、完全にいつもの彼ららしい安心のクサメロ乱舞系ヴァイキングメタル。ピヨピヨという鳥の囀りから一転、ヒロイックかつエピカルなメロディで疾走しまくり、これでもかとばかりに勇壮なメロディを響き渡らせます。シンフォニックなKeyの装飾も相変わらず素敵。いかんせん方向性が同じ過ぎて過去作のキラーチューン達に比べると若干の聴き劣り感は否めないですが、それでも十分にキラーチューンとして通用します。
#2は1st収録曲の再録。1stでは全体的に薄味なサウンドだったのが、ここ最近のしっかりとした音像に変わっています。それ以外のアレンジは特に変わっていないのですが、やはりいかにも彼ららしい曲なのでとても楽しめる。
#3は過去の未発表曲の再録らしいのですが、前半の勇壮さはなかなかのモノ。ただ、中盤でテンポダウンした後がちょっとダレるかなぁ。
#4は「Skyrim」というゲームのテーマ曲のカヴァーらしいのですが、いかんせんそのゲームを知らない。が、なかなか壮大でイクリブリウムっぽい曲だと思います。
#5#1のアコースティックバージョン。牧歌的な要素が強まっていて、これはこれで悪くない。

ということで、クオリティとしては低くないものの、若干の物足りなさは残るという作品でした。早くフルアルバムを!

<オススメの曲>
1. Waldschrein

オススメ度…81点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

ORPHANED LAND 「ALL IS ONE」
ORPHANED LAND 「ALL IS ONE」

Orphaned Land All Is One

<収録曲>
1. All Is One
2. The Simple Man
3. Brother
4. Let The Truce Be Known
5. Through Fire And Water
6. Fail
7. Freedom
8. Shama'im
9. Ya Benaye
10. Our Own Messiah
11. Children


イスラエルのフォーク系プログレッシヴメタルバンド、オーファンド・ランドの6作目。2013年発表。

いかにもイスラエルという感じの中東風味のメロディをふんだんに使った、民族音楽チックなプログレメタルをやっています。アラビアンナイトの世界に迷い込んでしまったかのような幻想的かつ美しい世界観が展開されており、聴いているとなんともエキゾチックな気分になること間違いなし。歌詞のテーマにかなり宗教的なものが含まれているため、神秘的な雰囲気も加わっており、他に類を見ない独創的なサウンドです。
また、デスヴォイスの出てくる頻度が比較的少なくなったり、サウンドが全体的にまろやかになったり、スローテンポの曲が多かったりと、今作はメロディの美しさで勝負しに来ているという印象。メタル度は少し下がって、中東っぽさやフォークっぽさがアップした感じです。ただ、今作でも総勢40人以上がコーラスに参加していたり、民族楽器が色々と使われまくっていたりと根本的な部分は全く変わっていないので、今までの作品が好きな人も存分に楽しめる作品だと思います。

エキゾチックなアコースティックギターの音色で幕を開ける#1は、そこからすぐに壮大なコーラスへと雪崩れ込むいかにもこのバンドらしい曲。この時点で既にこの独創的な世界観に誘われること間違いなしで、ゾクゾクしないではいられません。
#3は美しい弦楽器に誘われてゆったりと進んで行く哀愁たっぷりの曲。映画のエンディングを見ているかのようなドラマ性と、語りかけてくるかのようなVoの優しい歌声がとにかく最高です。
#4はうって変わって妖しげな雰囲気漂うエキゾチックな曲。ダークさと美しさが絶妙に絡み合う良曲です。
#6は低い男性の声による長めの語りで幕を開ける曲ですが、その語り部分がカッコ良過ぎてビビる。ホントに映画を見ているかのような気分になります。憂いを含んだメロディとデスヴォイスの組み合わせがとてつもなく素晴らしい。
#7は民族音楽らしい独特のリズム感とグルーヴ感がクセになるインスト。決して明るい曲ではないのですが、独特の跳ねるような感覚がとても新鮮です。
#8はイスラエル語で歌われるエキゾチックな曲。英語ではない言語の独特の響きが、異国情緒あふれるサウンドにぴったりで、耳にこびりついて離れなくなります。

<オススメの曲>
1. All Is One
3. Brother(→PV)
4. Let The Truce Be Known
6. Fail
7. Freedom
8. Shama'im

オススメ度…89点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

FINNTROLL 「BLODSVEPT」
FINNTROLL 「BLODSVEPT」

Finntroll Blodsvept

<収録曲>
1. Blodsvept
2. Ett Folk Förbannat
3. När Jättar Marschera
4. Mordminnen
5. Rösets Kung
6. Skövlarens Död
7. Skogsdotter
8. Häxbrygd
9. Två Ormar
10. Fanskapsfylld
11. Midvinterdraken


フィンランド出身のヴァイキングメタルバンド、フィントロールの6作目。2013年発表。ポルカを導入した楽しい宴のようなメタルが特徴の彼らでしたが、今作ではポルカ成分やフォーク成分はグッと控えめになり、全体的にダークな感じに纏め上げられています。とはいえ陽気な部分も要所要所で残っているので、彼ららしさは損なわれることもなく、こういうのもアリかなーといった感じ。個人的には疾走曲のある楽曲が減ってしまったのが残念ですが、シンフォニックさはいつも以上なので、そこら辺の好みによってアルバムの好き嫌いが別れるかも。

個人的にはクサメロでフォーキッシュに疾走する陽気な#2や、哀愁をまといながらヒロイックなメロディで疾走する#7がとてもツボで、それ以外は悪くはないなーという感じでした。

<オススメの曲>
2. Ett Folk Förbannat
7. Skogsdotter
8. Häxbrygd(→PV)
10. Fanskapsfylld

オススメ度…81点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

NACHTGESCHREI 「Aus Schwärzester Nacht」
NACHTGESCHREI
「Aus Schwärzester Nacht」


Nachtgeschrei Aus Schwärzester Nacht

<収録曲>
1. Sirene
2. Die Geister, Die Uns Riefen
3. Flamme
4. Spieler
5. In Meinen Liedern
6. In Die Schwärze Der Nacht
7. Der Ruf
8. Am Ende Der Zeit
9. Unter Deinem Licht
10. Na Sdorowje!
11. Am Rand Der Welt
12. Für Alle Zeit
13. Als In Dir Nur Leere War
14. Ungebrochen


ドイツ出身のフォークメタルバンド、ナハトゲシュレイの4作目。2013年発表。バグパイプやハーディーカディー、そしてフルートなどの楽器をふんだんに取り入れたフォークメタルをやっており、サウンド的にはエルヴェイティあたりに近いです。ただ、Voはデスヴォイスではなく、朗々とした漢臭いノーマルヴォイス。中世的なメロディも随所で顔を出し、土着的なメロディと上手いこと融合して独特の雰囲気を醸し出しています。歌詞は全てドイツ語で、堅い質感がVoや曲にマッチしていてとても良い。全体的にゆったりとしていますが、じっくりとメロディを聴かせるタイプなので、妙な中毒性にジワジワと絡め取られます。

<オススメの曲>
1. Sirene
2. Die Geister, Die Uns Riefen

オススメ度…81点

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FINSTERFORST 「RASTLOS」
FINSTERFORST 「RASTLOS」

Finsterforst Rastlos

<収録曲>
1. Nichts Als Asche
2. Fremd
3. Am Scheideweg
4. Stirbt Zuletzt
5. Ein Lichtschein
6. Rast
7. Flammenrausch


ドイツ出身のヴァイキングメタルバンド、FINSTERFORSTの3作目。2012年発表。1stや2ndではまた違った音楽性らしいのですが、今作ではMOON SORROWタイプの荘厳で重厚なヴァイキングメタルをやっています。曲も長尺なものばかりで、SEの#3#6を除く全てが10分超の大曲。アルバムを締めくくる#7に至っては22分という超大曲となっています。長い曲ばかりだとちょっと敷居が高く感じてしまうかもしれませんが、聞き込めば聞き込むほど味が出てくるタイプの作りこまれた楽曲で、見る見るうちに引き込まれるような世界観になっています。一曲一曲の印象は少々薄い気はしてしまいますが、ずっと聴いてて飽きないという所が凄い。基本的にはシリアス路線ですが、時折顔を出す軽妙なフォークメロも楽しいです。とりあえずスケールがデカくて荘厳なサウンドが好きな人にはオススメ。

<オススメの曲>
2. Fremd
7. Flammenrausch

オススメ度…82点

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