EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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FIVE FINGER DEATH PUNCH 「THE WRONG SIDE OF HEAVEN AND THE RIGHTEOUS SIDE OF HELL VOLUME 2」
FIVE FINGER DEATH PUNCH
「THE WRONG SIDE OF HEAVEN AND THE RIGHTEOUS SIDE OF HELL VOLUME 2」


FIVE FINGER DEATH PUNCH THE WRONG SIDE OF HEAVEN AND THE RIGHTEOUS SIDE OF HELL VOLUME 2

<収録曲>
1. Here to Die
2. Weight Beneath My Sin
3. Wrecking Ball
4. Battle Born
5. Cradle to the Grave
6. Matter of Time
7. The Agony of Regret
8. Cold
9. Let This Go
10. My Heart Lied
11. A Day in My Life
12. House of The Rising Sun
13. Burn MF feat. Rob Zombie


米国出身のへヴィロックバンド、ファイブ・フィンガー・デス・パンチの5作目。2013年発表。タイトルからもわかるように2部作の2作目となっており、Vol.1とセットという位置付けです。

ゴリゴリのグルーヴメタルという点では前作の流れをそのまま踏襲していますが、今作の方が比較的メロウな曲が多いという印象です。イケイケでノリノリな力強いリフと、アタック音を強調したパワフルなドラミング、そして畳み掛けるような雄々しいVoがこのバンドの魅力だと思っているので、個人的には前作の方が好みだったかも。
とはいえクオリティの方はとても高く、似たような曲の多いバンドなので、こういうアプローチも無しでは無いかなという感じです。

ってことで、個人的にはやはりグルーヴメタル路線#1とか#3がとても好みかな。めっちゃ哀愁漂うメロウチューンの#4とか#8なんかも悪くはないんだけど。

<オススメの曲>
1. Here to Die
3. Wrecking Ball

オススメ度…80点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

極楽浄土 「日本史B」
極楽浄土 「日本史B」

極楽浄土 日本史B

<収録曲>
1. ソードキャプター羽柴
2. 信長書店
3. 学問ノススメ☆
4. 生類憐れみの令
5. N.E.N.G.


神戸出身の仏教メタルバンド、極楽浄土の2作目。2011年発表。
元々は自主製作でリリースされていたようで、一般発売されるようになったのは最近だと思います。去年あたりからユニオンで見かけるようになりました。

仏教メタルを自称してはいますが、別にそんな仏教的な要素が強いかというとそうでもなく、歴史っぽい題材をノリと勢いだけで題材にしてそうな感じ。
現在解散中らしいですが、ライブごとに定期的に復活と解散を繰り返しているようで、NAVERまとめで「解散詐欺」とか言われててウケる。

音の方は正統なメタルに対する愛を織り交ぜつつも、基本的にはメタルコアに分類されそうな音。なかなかハードなリフでアグレッシヴに押しながら、サビはしっかりとしたメロディでエモい感じに仕上げてきています。どっかで聴いたことある様なリフとかメロディも多いですが、とりあえずそれはメタルへの愛だと受け取っておきましょう。Voは基本シャウトでサビだけクリーンヴォイスというありがちな感じで、格別上手いわけではないけど下手ってわけでもないかな。
歌詞の内容はアルバムタイトル通り日本史に出てくるような題材で、それを悪ふざけながら歌っているような感じです。

まずは冒頭の#1のタイトルがあまりにも秀逸。この語感の良さたるや。この語感だけでこのCDに手を伸ばしてしまったと言っても過言ではありません。曲の方はオーソドックスなザクザク系スラッシュリフが中心で、サビはいかにもメタルコアなクリーンヴォイスによるコーラス。こんなタイトルなのに普通にカッコいいから困る。そしていきなり途中で入る語りが筋肉少女帯の"イワンのばか"のパロディで笑える。
#2はこれまたザクザク系のリフが印象的ですが、全体的にみるとグルーヴィーな仕上がり。サビ前までの展開が陰陽座のグルーヴ系の曲を彷彿とさせる。
#3はこれまたどこかで聴いたことのあるようなメロディアス系とザクザク系リフを複合させた曲。緩急をうまくつけて綺麗に纏まっています。
#4もスラッシュメタル的なリフのパワフルかつコミカルな曲。クリーンヴォイス主体なので迫力不足な感じもあるかも。
#5は逆にシャウト主体の勢いのある曲。むしろ勢いしかないかもしれない(笑)

基本的に「俺ら面白いことやってるっしょ?」的なノリのバンドはあまり好きではないのですが、それを差し置いても高いクオリティをしてると思いますし、なんだかんだ面白いと思います。悔しいです。
しかもこの内容で1000円というお財布に優しい価格設定なので、興味があったらノリで買ってみれば良いと思います。

<オススメの曲>
1. ソードキャプター羽柴

オススメ度…81点

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HEAVEN SHALL BURN 「VETO」
HEAVEN SHALL BURN 「VETO」

Heaven Shall Burn Veto

<収録曲>
1. Godiva
2. Land Of The Upright Ones
3. Die Stürme Rufen Dich
4. Fallen
5. Hunters Will Be Hunted
6. You Will Be Godless
7. Valhalla
8. Antagonized
9. Like Gods Among Mortals
10. 53 Nations
11. Beyond Redemption


ドイツ産メタルコアバンド、ヘヴン・シャル・バーンの7作目。
2013年発表。

アグレッシヴさとメロディアスさを絶妙な割合で折衷しながら高いクオリティでまとめたメタルコアをやっており、Voは徹頭徹尾に咆哮を貫き通すという非常に漢らしいバンドです。最近のメタルコアは途中でブレイクダウンしたりサビでエモいクリーンヴォイスを挟んだりというのが主流というイメージですが、このバンドは走り出したら止まらない、叫び出したら黙らないというような硬派なメタルコア。メロディ自体は煽情力の高いしっかりとしたものなのでとても聴きやすく、それでいて攻撃性は決して失っていないというところがとても素晴らしいです。

「今作、ジャケ絵がめっちゃ綺麗じゃん!」と思っていたら、ジョン・コリアという画家の描いた「ゴダイヴァ夫人」という作品なのだそうで、今作の内容自体もどうやらそのゴダイヴァ夫人にまつわるコンセプトアルバムの模様。ちなみにチョコレートのゴディバもこの絵の元になったエピソードから名前をとってるのだとか。まぁそこらへんは興味あったら適当にググってください。

で、アルバムの冒頭を飾るのはその夫人の名前でもある#1。叙情性MAXの非常にメロい曲ですが、Voの咆哮はいつも通りとても強力で非常にカッコいい。メタルコアというよりはもはやメロデスですが、男気に溢れるキラーチューンです。
続く#2は細かく刻まれるリフが心地よい曲。サビはやはり叙情性抜群で、しかもVoは相変わらずの全力シャウトなのがたまりません。
その他の曲も方向性は同じながらもとても強力で、安心して聴ける良曲ばかり。中ではちょっと異色なのはブラインド・ガーディアンのカバー曲である#7で、とてもメロパワバンドの曲とは思えないくらい上手く料理されており、初めはカバーだとは気付かなかったほど。確かにサビが随分と壮大だなぁとは思ったけどさ。雄々しくアレンジされていて原曲よりも好きなくらいかもしれません。

ってことで、メタルコア大好き!って人から「最近のエモい軟弱なメタルコアには飽き飽きだよ!」という人、メタルコアというジャンルに未だに抵抗のある硬派なメタラーの方にまで幅広くオススメできる素晴らしい作品だと思います。ジャケの美しさに惹かれた人などもぜひ。

<オススメの曲>
1. Godiva
2. Land Of The Upright Ones
3. Die Stürme Rufen Dich
5. Hunters Will Be Hunted(→PV)
7. Valhalla
8. Antagonized

オススメ度…89点

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FIVE FINGER DEATH PUNCH 「THE WRONG SIDE OF HEAVEN AND THE RIGHTEOUS SIDE OF HELL VOLUME 1」
FIVE FINGER DEATH PUNCH
「THE WRONG SIDE OF HEAVEN AND THE RIGHTEOUS SIDE OF HELL VOLUME 1」


Five Finger Death Punch The Wrong Side Of Heaven and The Righteous Side Of Hell Volume 1

<収録曲>
1. Lift Me Up (Feat. Rob Halford)
2. Watch You Bleed
3. You
4. Wrong Side Of Heaven
5. Burn MF
6. I.M.Sin
7. Anywhere But Here
8. Dot Your Eyes
9. M.I.N.E. (End This Way)
10.Mama Said Knock You Out
  (Feat. Tech N9ne, LL Cool J Cover)
11. Dairy Of A Deadman
12. I.M.Sin (Feat. Max Cavalera)
13. Anywhere But Here (Duet with Maria Brink)
14. Dot Your Eyes (Feat. Jamey Jasta)


米国出身のへヴィロックバンド、ファイブ・フィンガー・デス・パンチの4作目。2013年発表。

とりあえずバンド名もアルバム名も長いので、ブログタイトルに入りきらずに悲惨なことになっています。

アメコミ風のジャケ同様、サウンドの方もいかにもアメリカンなガチムチ系サウンドが特徴。イケイケでノリノリな力強いリフと、バスドラのアタック音を異常に強調したパワフルなドラミングから、グルーヴメタルとも呼ばれています。Voは雄々しいシャウトが中心で、力強いサウンドにまさにぴったり。途中途中に挟み込まれるクリーンヴォイスも良い具合のアクセントになっています。
基本的に前作と同じ方向性で、特に真新しいことはないのですが、今作ではゲストミュージシャンがとても豪華。曲もバラエティに富んでおり、ラップのカヴァー曲まで入っており、メタルやヘヴィロック好きだけではなく、ミクスチャー好きの人でも楽しめるような作品です。
なお、タイトルの通り今作は二部作の一作目という位置づけで、2013年の秋には「VOLUME 2」が発売されるのだとか。

まずは冒頭の#1がいきなりのキラーチューン過ぎる。これぞアメリカンなサウンドと、ゴリゴリと突き進むグルーヴ感が半端ないです。ゲストにジューダス・プリーストロブ・ハルフォードが参加しているのも話題の一つですが、ロブ様は高音スクリーミングではなく、このグルーヴメタルに良く合った凄みを効かせた歌唱を響かせています。
#2もやはりグルーヴ感満点の曲。サビはやたらキャッチーで爽やかです。
#3がリフの刻みがカッコいい曲。畳み掛けるような早口ボーカルも印象的。
#5は速いリフが印象的な曲。サビの「バーン、マザファッカーバーン!マザファカバーン!!」がやたら頭に残ります。
#6はこれまたグルーヴィーなリフでアグレッシヴにゴリゴリ突き進み、サビでは一気にキャッチーになる曲。ちなみに#12セパルトゥラマックス・カヴァレラが参加したVerです。
#7はへヴィながらも曲自体はかなりメロディアスな曲。メロディアスでもやはり雄々しいです。#13イン・ディス・モーメントマリア・部リンクが参加したVerなのですが、個人的にはそっちの方が華があって好きかな。
#8はやはりグルーヴィーでイケイケな曲。#14ヘイトブリードジェイミー・ジェスタが参加したVerです。

ってことで、ノリが良くて親しみやすいという、いかにも売れ線狙い的な楽曲が多いのですが、やっぱりそれでも普通に良いというのが凄いと思います。だって聴いてて楽しいし爽快なんだもん。ちなみにデラックスエディションにはディスク2としてライブ盤が付いており、そちらの方もなかなか良い内容なので、買うのならそちらがオススメ。

<オススメの曲>
1. Lift Me Up (Feat. Rob Halford)(→LYRIC VIDEO)
3. You
5. Burn MF
12. I.M.Sin (Feat. Max Cavalera)
14. Dot Your Eyes (Feat. Jamey Jasta)

オススメ度…86点

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MERGINGMOON 「KAMIKAKUSHI "神隠し"」
MERGINGMOON 「KAMIKAKUSHI "神隠し"」

MergingMoon Kamikakushi

<収録曲>
1. Nothing's All Over
2. Maleficium
3. Agonizing Choice
4. Greyen
5. When A Phantom Becomes A Fact
6. Spiritual State Of Nothingness
7. Warring States Period
8. Crimson Persimmon
9. In Merging Lives
10. Secret Eros
11. Owaru Ate Naki


東京出身のメタルコアバンド、マージングムーンの2作目。
2013年発表。

ゴリゴリのデスメタルサウンドにエレクトロニックなピコピコKeyを積極的に絡ませるというのが基本のスタンスで、そこにちょいちょい和の雰囲気もぶち込んでくるあたりがなかなか独特です。琴や尺八などの楽器も積極的に取り入れており、個人的にはかなり好みの系統。曲作りも凝ってるし、演奏技術も高いし、デスヴォイスを含めた色々な声を使い分ける女性Voとクリーンヴォイスの男性Voのツイン編成ってのもなかなか良い。ピコピコにしたいのか和サウンドを強調したいのかどっちつかずなところもあるのですが、慣れると意外と悪くない気がしてきてしまいます。
せっかく「現代に生きる少女がタイムスリップする」という大層なコンセプトを掲げているのに、イマイチ音楽からそのコンセプトが伝わってこないのだけがちょっと残念かな。

<オススメの曲>
2. Maleficium
9. In Merging Lives
10. Secret Eros

オススメ度…83点

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THE BLACK DAHLIA MURDER 「EVERBLACK」
THE BLACK DAHLIA MURDER 「EVERBLACK」

The Black Dahlia Murder Everblack

<収録曲>
1. In Hell Is Where She Waits For Me
2. Goat Of Departure
3. Into The Everblack
4. Raped In Hatred By Vines Of Thorn
5. Phantom Limb Masturbation
6. Control
7. Blood Mine
8. Every Rope A Noose
9. Their Beloved Absentee
10. Map Of Scars


米国出身のメロディックデスメタル/メタルコアバンド、ザ・ブラック・ダリア・マーダーの6作目。2013年発表。

メタルコア的な音ではあるのですが、やっていることは完全に北欧系メロデスで、煽情度の高いテクニカルかつメロディアスなリフを攻撃的に次々と繰り出してきます。バンドの屋台骨であるベーシストとドラマーが交代していますが、その影響は全く見られず、安定した素晴らしいクオリティの作品。むしろあまりに安定した質の高さを維持し過ぎていて、褒める以外に特に言うことがありません。ギャアギャア喚く系のシャウトと低音デスヴォイスを一人で使い分けるVoの器用さも相変わらず素晴らしいし、疾走感も抜群だし、リフも攻撃性もメロディも全て揃ってるし、やっぱ凄いわこのバンド。

<オススメの曲>
1. In Hell Is Where She Waits For Me
3. Into The Everblack
4. Raped In Hatred By Vines Of Thorn
5. Phantom Limb Masturbation
10. Map Of Scars

ぶっちゃけ全部良いんだけど、その中でも圧倒的に喧しい#1が一番好き。

オススメ度…87点

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THE HAARP MACHINE 「DISCLOSURE」
THE HAARP MACHINE 「DISCLOSURE」

The Haarp Machine Disclosure

<収録曲>
1. Esoteric Agenda
2. Lower The Populace
3. Pleiadian Keys
4. From Vanity To Utility
5. Disclosure
6. The Escapist Notion
7. Extension To One
8. Machine Over


イギリス出身のプログレッシヴなメタルコアバンド、ザ・ハープ・マシーンの1作目。2012年発表。

変拍子を取り入れつつテクニカルかつプログレッシヴに展開するメタルコアをやっており、大まかに分けると最近流行のDjent系のバンドに分類されるようなサウンドです。演奏もカッチリしてて普通に上手いし、Voもデスヴォイスでゴリゴリ推しながら、クリーンヴォイスで上手く緩急をつける器用なタイプ。ただ、一番の違いはシタールや琴といった民族楽器を大胆に取り入れているという点で、それらの醸し出すエスニックだったりオリエンタルな響きが、楽曲にただならぬ個性を加えることとなっています。
一曲一曲は4分前後という比較的コンパクトなタイプなのに、そこにありとあらゆる音が詰め込まれていて、ごちゃごちゃしてるのにギリギリのラインで整合性を保っているというのも凄いところ。激しさと聴きやすさと難解さを同時に擁立している素晴らしい作品だと思います。

冒頭の#1からシタールの妖しい音色が響き渡っていきなりの別世界っぷり。そっから変拍子たっぷりのアグレッシヴなリフとドラムが複雑に絡み合っていき、絶妙な緩急で道をこじ開けていく様はまさに圧巻です。
続く#2は複雑なリフが個人的にとてもツボだった曲。自然と頭を振りたくなるようなリズム感を持ちつつ、先の読めない展開がピロピロと紡ぎ出されていく曲です。
#3はテクニカルなリフの中に響くクリーンヴォイスが素敵な曲。バックの容赦ないリフの応酬とのギャップが良い。
#4は前半はテクデスの様な攻撃的な展開ですが、終盤ではピアノの美しいメロディへと移っていく曲。前半からは想像もつかないような変貌に驚きを隠しえません。
#5はドラマティックな盛り上がりでどんどん激しさを増していく曲。こちらも前半と後半で全く別の曲のように聴こえます。
#6はいかにもメタルコアっぽいリフとクリーンヴォイスなのに、独特のリズム感であまり王道メタルコアには聴こえない曲。でも頭は振りたくなるようなグルーヴ感はしっかりあるのが不思議。
#7はプログレ的なピロピロリフから爆走へと雪崩れ込み、さらにクリーンパートへと変貌していく一連の流れが素敵。
#8は比較的ゆったりとした曲ですが、その中でシタールの音色がキラリと光る曲。民族楽器好きにはたまらん。

ということで、ただのメタルコアやDjentの枠に収まりきらないような自由奔放な世界観がとても素敵なバンドだと思います。このくらい個性の強いバンドが世の中にもっと溢れてくれればいいのに!

<オススメの曲>
1. Esoteric Agenda
2. Lower The Populace
3. Pleiadian Keys(→PV)
6. The Escapist Notion
7. Extension To One

オススメ度…88点

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THE AGONIST 「PRISONERS」
THE AGONIST 「PRISONERS」

The Agonist Prisoners

<収録曲>
1. You're Coming With Me
2. The Escape
3. Predator and Prayer
4. Anxious Darwinians
5. Panophobia
6. Ideomotor
7. Lonely Solipsist
8. Dead Ocean
9. The Mass of the Earth
10. Everybody Wants You (Dead).
11. Revenge of the Dadaists


カナダ出身のメタルコアバンド、ジ・アゴニストの3作目。2012年発表。

根本的にはメロデス風味でモダンな音使いの典型的なメタルコアをやっていますが、紅一点のアリッサ・ホワイト<Vo>の表現力がとても豊かで、グロウルからクリーンヴォイスまで器用にこなしてくれるため、楽曲を面白みのあるものに変えてくれています。また変幻自在なVoに合わせて楽曲の方も転調を繰り返して盛り上げてきてくれるので、そこも少しプログレチックで面白いところ。リフ自体はありふれた真新しいものではないのですが、牙を剥き出しのアグレッシヴなグロウルパートと、スピードを抑えたクリーンパートとの緩急の差が、絶妙のさじ加減で交互にやってくるのが秀逸です。

個人的にはゴリゴリのリフと早口でまくし立てるような凶暴なグロウルに心躍る#5がとてもツボ。クリーンパートもメロディアスでとても良いです。
あとは8分超えの#7も聴きごたえたっぷりで、プログレッシヴに転調を重ねながらも攻撃性を失わない曲作りが素晴らしいです。特に終盤の複雑な展開がアツい。
他にも攻撃的ながらもキャッチーな曲が多く、かなり聴きやすいサウンドだとは思います。売れ線と言ってしまえばそれまでなのですが、それでも良いものは良いのでしょうがない!

<オススメの曲>
3. Predator and Prayer

5. Panophobia(→PV)
6. Ideomotor
9. The Mass of the Earth

オススメ度…85点

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「BABYMETAL × キバオブアキバ」
「BABYMETAL×キバオブアキバ」

BABYMETAL × キバオブアキバ 「BABYMETAL × キバオブアキバ」

アイドルメタルユニットのBABYMETALと、オタク系スクリーモバンドのキバオブアキバによるスプリットCD。2012年発表。BABYMETALは学校生活とクラブ活動をテーマとした"さくら学院"というアイドルグループの中の"重音部"という設定で、平均年齢13歳の女の子3人組のユニット。ヘヴィメタルとアイドルというコンセプトで活躍しており、モダンでヘヴィなサウンドをバックにしたやたらキャッチーな楽曲が特徴です。人差し指と小指を立てるメタルのシンボルは、"メロイックサイン"ではなく"きつねさんサイン"なのだとか。そしてキバオブアキバはアキバ文化とスクリーモサウンドの融合を試みているバンド。"ヲタイリッシュデスポップ"を自称してるだけあって、激しめのスクリーモサウンドの中にちょっとしたポップさを感じさせる楽曲が特徴です。

<収録曲>
1.いいね!
2.Party @The BBS
3.君とアニメが見たい~ Answer for Animation With You
4.ド・キ・ド・キ☆モーニング Ver.Koa


#1がBABYMETALの曲で、#2がキバオブアキバの曲。
#3はキバオブアキバの曲をBABYMETALがカヴァーしたもので、#4は逆にBABYMETALの曲をキバオブアキバがカヴァーしたものとなっています。

<オススメの曲>
1.いいね!(→PV)
2.Party @The BBS

BABYMETALの#1エンターシカリを彷彿とさせるようなピコピコ電子音を多用しまくったスクリーモタイプの曲。リフ自体はめちゃくちゃヘヴィですが、そこにのっかる声は安全にアイドル系女の子の声。そしてメロディはめちゃくちゃキャッチーです。疾走感のある前半部から突然何故かゆるいラップパートへ突入。そこだけちょっと蛇足感は否めない。そっからさらにブレイクダウンをかまし、「メーロイックじゃないーい、きつねさーん♪」というしょうもないデス声パートに突入。やたら重厚なリフが響き渡り、そのまま最初のキャッチーなピコピコ系スクリーモに戻っていきます。
キバオブアキバの♯2はいつも通り電子音多用のスクリーモ。歌詞の内容に反してシャウトなどはかなり本格的な迫力を持っています。クリーンパートのキャッチーさも良いね。
♯3#4はそれぞれ原曲に忠実ながらも、自分たちの歌い方を貫き通しているという印象。

オススメ度…80点

とりあえずイロモノが好きな人は聴いてみればいいんじゃないかな。

OFFICIAL(→BABYMETALキバオブアキバ)

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ZAO 「THE FUNERAL OF GOD」
ZAO 「THE FUNERAL OF GOD」

Zao The Funeral Of God

米国出身のメタルコアバンド、ゼイオーの9作目。2004年発表。元々はハードコア方面の流れから出てきたバンドらしいですが、今ではその名残を残しつつも、とても威圧感バリバリのヘヴィな音楽をやっています。凶暴なギターが不協和音を交えつつグルーヴィーに展開し、時折エモーショナルで叙情的なメロディも取り入れるというのが基本的なスタイルなのですが、全体的な音作りが非常に極悪な雰囲気を作り出していてなかなか面白い。最近の綺麗な歪み方のメタルコアサウンドではなく、とても汚く荒々しい音作りです。Voもわりと凶暴な感じのがなり声で、サウンドの極悪さを増すのに一役買っています。

<収録曲>
1. Breath Of The Black Muse
2. The Rising End (The First Prophecy)
3. The Last Revelation (The Last Prophecy)
4. The Last Song From Zion
5. Live... From The Funeral Of God
6. The Lesser Lights Of Heaven
7. In Times Gone Past
8. Praise The War Machine
9. Truly, Truly, This Is The End
10. I Lay Sleepless In My Grave
11. Psalm of the City of the Dead


<オススメの曲>
1. Breath Of The Black Muse
3. The Last Revelation (The Last Prophecy)
6. The Lesser Lights Of Heaven
9. Truly, Truly, This Is The End

メインのリフがドロドロとしていて心地良い#1がとりあえず一番のお気に入り。グルーヴィーなリズムに自然と体が縦にノッてしまうような曲です。Voのがなり声も絶好調で迫力満点。中盤では一気にエモーショナルに展開し、そこからまた縦ノリリズムと交互に展開していく部分がとてもカッコいいです。
♯3は冒頭からスピード感バリバリに突っ走っていく曲。荒々しいリフが軽快に突き進んでいき、一心不乱にヘドバンしたくなるような曲になっています。
#6はとても美しい抒情メロが汚く掻き鳴らされる曲。そこにのるVoも極悪な感じで、メロディとサウンドとのギャップがとても面白いです。
#9も荒々しいサウンドとエモいパートとの対比が良い感じの曲なのですが、バックでブンブンと唸るベース音の存在が圧倒的です。

オススメ度…81点

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HOUSE VS HURRICANE 「FORFEITURE」
HOUSE VS HURRICANE 「FORFEITURE」

House Vs Hurricane Forfeiture

オーストラリア出身のトランス風ハードコア/スクリーモバンド、ハウスVSハリケーンのデビューEP。2008年発表。ザクザクとした荒々しいサウンドの中に時折エモーショナルなメロディを織り交ぜ、そこにトランス風味というかレイブ風味のエレクトロサウンドを大胆に導入したサウンドが特徴です。やたらダンサブルなノリが奇妙なポップさを生み出しており、激しい割には親しみやすい感じ。レイブ風味という点ではエンター・シカリに通じるものもあるかもしれません。Voの咆哮はなかなか迫力があっていい感じ。

<収録曲>
1. Introduction
2. Forfeiture
3. Comforting Our Thoughts In A Continuous Blue
4. Seeing Things Through Water
5. Colour Space
6. The Only Virtue
7. Furious George


<オススメの曲>
2. Forfeiture(→PV)
4. Seeing Things Through Water

オルゴールのようなイントロ#1に続く#2がとても良い。トランス風味のサウンドをバックにヘヴィなリフが荒々しく暴れまわったかと思えば、一気にしっとりエモーショナルにクールダウン、そして唐突なブレイクダウンをかまし、なぜかピッコピコのゲームミュージックのようなダンスサウンドへと展開します。そのピコピコパートがなんともいえないアンバランスな感じで個人的に超好み。
#4も比較的ノリの良い曲。スクリーモならではのグルーヴ感が心地よいです。ドタバタしたドラムも好き。

オススメ度…79点

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UNEARTH 「DARKNESS IN THE LIGHT」
UNEARTH 「DARKNESS IN THE LIGHT」

Unearth Darkness In The Light

米国出身のメタルコアバンド、アンアースの5作目。2011年発表。メロディアスなツインリードと野性味溢れる咆哮が特徴の、いかにもメタルコアなサウンドが身上です。メタルコア系のバンドはしっかりとした実力が伴っていないと凡百のバンドに埋もれてしまいがちなのですが、アンアースはしっかりと自分たちのサウンドを確立し、確固たる地位を築き上げているのが凄い。テクニカルでメロディアスなギターワークを、メロデスのようなコテコテのサウンドになる寸前で綺麗に纏め上げており、メタルコアとしての魅力を極限まで高めることに成功しています。アグレッシヴなエレキサウンドなのに、やたら音がクリアで綺麗ってのも良い。ワンフレーズ聴いただけで、「あ、アンアースだ!」と即座に判断出来るような音作りです。一時期やたら市場に氾濫していたメタルコアも最近はイマイチ下火になってる感が否めませんが、こういう実力派バンドがスタイルを変えずにしっかりと活躍しているのを聴くととても嬉しくなります。

<収録曲>
1. Watch It Burn
2. Ruination Of The Lost
3. Shadows Of The Light
4. Eyes Of Black
5. Last Wish
6. Arise The War Cry
7. Equinox
8. Coming Of The Dark
9. The Fallen
10. Overcome
11. Disillusion


<オススメの曲>
1. Watch It Burn
2. Ruination Of The Lost
9. The Fallen

モダンさとメロディアスさが絶妙のバランスで保たれている#1は、いかにもアンアースらしい一曲。アグレッシヴに突き進み、絶妙なタイミングでブレイクダウンするあたりがとてもクール。とりあえず暴れたくなります。
#2はミドルテンポのツーバスでドラマティックに幕を開け、途中から疾走したりアグレッシヴになったりと展開する曲。堂々とした威厳のようなものを感じます。
個人的に一番好きなのは、やたらメロディがクサい#9。ツインギターの音色がやり過ぎなくらいクッサクサで、一度聴いたら耳から離れません。ソロのピロピロ具合もたまらんぜ。そのくせメロデスっぽいかというとそうでもなく、しっかりとハードコア色も残しているのがさすが。

オススメ度…84点

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WE CAME AS ROMANS 「UNDERSTANDING WHAT WE'VE GROWN TO BE」
WE CAME AS ROMANS「UNDERSTANDING WHAT WE'VE GROWN TO BE」

We Came As Romans Understanding What We've Grown To Be

米国出身のメタルコアバンド、ウィ・ケイム・アズ・ロマンスの2作目。2011年発表。ツインボーカル編成で、一人ががスクリーム、もう一人がスクリームとクリーンヴォイスを使い分けるとい感じのようです。スクリームもわりかし迫力あるし、クリーンヴォイスが凄く澄んだ感じで結構好きかも。サウンドの方は、ヘヴィでいかにもメタルコアなサウンドに、シンセの味付けが施されており、若干のエレクトロコアみたいな感じ。基本的にはゴリゴリと突き進むアグレッシヴな中、あくまで味付け程度に電子音が使われているだけなのが良い具合です。ちなみに音からはあまり想像できないけど、「人間が殺しあうことの愚かさ」とかをテーマにしたメッセージ性の強い曲で有名らしいよ。

<収録曲>
1. Mis//Understanding
2. Everything As Planned
3. What I Wished I Never Had
4. Cast The First Stone
5. The Way That We Have Been
6. A War Inside
7. Stay Inspired
8. Just Keep Breathing
9. Views That Never Cease To Keep Me From Myself
10. What My Heart Held
11. I Can't Make Your Decisions For You
12. Understanding What We've Grown To Be


<オススメの曲>
1. Mis//Understanding

静と動の対比が良い。むしろ静のクリーンヴォーカルのパートが良く聴くと凄く良い。

オススメ度…80点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

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