EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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SVARTBY 「ELEMENTAL TALES」
SVARTBY 「ELEMENTAL TALES」

Svartby Elemental Tales

ロシア出身のヴァイキングメタルバンド、SVARTBYの3作目。2012年発表。フィントロールばりのポルカ風味で楽しいメロディに、さらにジャケのようなメルヘンチックな要素を注入しまくったようなサウンドが特徴です。基本的な音作りはわりとモダンでゴリゴリな感触なのですが、そこにのっかるシンセやアコーディオンがとにかくファンシーでコミカル。弾むようなポコポコとしたパーカッションや、フワフワとしたシンセの音色は妖精が出てきてもおかしくないような雰囲気で、へヴィな音づくりとのアンバランスさがとても面白い感じに仕上がっています。クサいという表現が適切なのかはわかりませんが、クセになる不思議な魅力を持った愉快なメロディが盛りだくさん。11曲で31分というコンパクトさ加減も丁度よく、飽きずに何度も何度も聞きたくなるような作品です。

<収録曲>
1. Impby
2. Scum from Underwater
3. Boulder Massacration
4. Sleepy Devils
5. Mushroom Rings
6. Done with the Wind
7. Ash and Dust
8. Flaming Balls
9. Morning Wood
10. Elemental Tales
11. Imp Slam


<オススメの曲>
2. Scum from Underwater
5. Mushroom Rings
6. Done with the Wind
8. Flaming Balls
9. Morning Wood
10. Elemental Tales

#1は童話の始まりのようなのどか過ぎる可愛いイントロ。
それに続く#2はいきなりのへヴィなリフにびっくりしますが、すぐに可愛い木琴のような音色が転がり始め、ファンシーなシンセが登場。圧倒的なメルヘンワールドが展開していきます。メタルサウンドの方もかなり本格的で、メルヘンな装飾を除いたら普通のメロデスとしても通用しそうな感じ。
#5も踊りたくなるような楽しいメロディが乱舞する曲。適度にシンフォニックなシンフォニックがコミカルに響き渡ります。もうメロディのクサいことクサいこと。
#6も愉快なメロディでゴリゴリと疾走していく曲。アグレッシヴなのにアグレッシヴさを全く感じさせない、メルヘンメロディの真髄を味わうことができます。童話の中の鬱蒼とした森の中がよく似合いそうな曲。
#8も展開がとてもファンシー。木琴みたいな音が後ろでコロコロいってるのと、派手なシンセの民謡メロがたまりません。宴じゃ宴じゃみたいなノリが秀逸過ぎる。
#9はポルカ的なメロディが最高に楽しい。祭りじゃああああ!
#10はメルヘン度がとても高い曲。フワフワとしたシンセの奏でる民謡メロが素晴らしいです。サビメロも激クサの悶絶チューン。

オススメ度…94点

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BAL-SAGOTH 「THE CHTHONIC CHRONICLES」
BAL-SAGOTH
「THE CHTHONIC CHRONICLES」


Bal-Sagoth The Chthonic Chronicles

イギリス出身の宇宙系シンフォニックブラックメタルバンド、バルサゴスの6作目。2006年発表。とにかくエピカルで空想小説的なブラックメタルをやっており、音だけはブラックメタルですが歌詞の内容はバイロンの描き出す多元宇宙という仮想空間を舞台にした小説になっています。スターウォーズの世界とかSF系のRPGゲームをそのまんま音楽にしたようなファンタジックなサウンドが特徴で、激しいくせに妙なダサさとクサメロが混ざり合い、その手のサウンドが好きな人にはたまらないタイプ。ブラックメタル界のラプソディと形容されることもしばしばですが、その表現にも納得の壮大な世界観を描いています。そしてVoはまさかの語り系。たまにメロディをブラックメタルらしいぎゃあぎゃあとした喚き声で歌い上げますが、語り口調の部分の方が圧倒的に多く、派手なシンフォニックサウンドとめぐるましく展開するクサいメロディにのせ、バイロン先生が多元宇宙の物語を優しく朗読してくれます。ただ、その声が異常にカッコよくて不思議な心地よさもあり、わりと自然に聴けてしまうのが凄いところ。今作では初期の激しさもわりと戻ってきている印象で、単純なブラックメタルとしてのカッコ良さと、バルサゴスらしい独自のメルヘンサウンドを双方から楽しめるような作品です。

<収録曲>
1. The Sixth Adulation Of His Chthonic Majesty
2. Invocations Beyond The Outer-World Night
3. Six Score And Ten Oblations To A Malefic Avatar
4. The Obsidian Crown Unbound
5. The Fallen Kingdoms Of The Abyssal Plain
6. Shackled To The Trilithon Of Kutulu
7. The Hammer Of The Emperor
8. Unfettering The Hoary Sentinels Of Karnak
9. To Storm The Cyclopean Gates Of Byzantium
10. Arcana Antediluvia
11. Beneath The Crimson Vaults Of Cydonia
12. Return To Hatheg-Kla


<オススメの曲>
2. Invocations Beyond The Outer-World Night
4. The Obsidian Crown Unbound
6. Shackled To The Trilithon Of Kutulu
9. To Storm The Cyclopean Gates Of Byzantium
11. Beneath The Crimson Vaults Of Cydonia

緊迫した長いイントロ#1を経て、#2になだれ込んだ瞬間にバイロン先生の朗読開始。いつものバルサゴスワールドが始まります。わりかしアグレッシヴな曲で喚き声もガンガン登場しますが、肝心のところではやはり朗読。なんという安心感。そして激しいながらもメロディはやはりクサく、オーケストレーションもとても派手で大仰です。
#4はやり過ぎなくらいシンフォニックなサウンドで幕を開ける邪悪さ漂う曲。まぁそこにのるのはやっぱり朗読なんですけどね。
#6も怒涛の勢いで疾走する派手な曲。いかにもシンフォニックブラックな展開にガッツポーズです。
#9なんかはもう完全にファンタジー映画の挿入歌としか思えない曲。しかも最後の敵を前に意気揚々と出陣していくようなクライマックスシーンに相応しい雰囲気で、非常に壮大なスケールを誇っています。
#11は怒涛の勢いで突き進むフィナーレに相応しい曲。朗読が淡々と読まれる中、恐ろしいほどの畳み掛けを見せつけてくれます。

オススメ度…87点

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[BAL-SAGOTH]
BAL SAGOTH「ATLANTIS ASCENDANT」



ブラックメタル界のラプソディーこと、バル・サゴスの五作目。2001年発表。「RPGゲームをメタルにしてみました」みたいなサウンドが特徴で、シンフォニックな装飾やらクサイメロディ展開やらがたっぷりと詰め込まれています。Voは呟き系語りヴォイスと、喚き系デスヴォイスを使い分ける感じ。サウンドと相成ってかなり不思議かつ独特な世界が出来上がっています。ちなみに今回のテーマは「宇宙」で、確かにそれっぽいサウンドです。

1.The Epsilon Exordiumはイントロなのですが、この時点でヤバイ。まさに宇宙への旅立ちです。シンフォニックで壮大で、「この後映画が始まるんじゃね?」って感じの期待感が高まる最高のイントロ。好きなイントロを挙げろといわれたら即答です。
そして続く2.Atlantis Ascendantがパパパーンと始まり、一気に疾走!! しかもメロディがファンタジック過ぎる!! 誰がどう聞いてもバル・サゴス以外の何者でもありません。
3.Draconis Albionensisはなんかノリノリな感じ。というかサウンドが思いっきり遊園地です。しかも明る過ぎるメロディに喚き声が何の違和感も無く溶け込んでるのが凄い。語りVoも絶好調で、何とも言えない胡散臭さを振りまき続けています。
4.Star-Maps Of The Ancient Cosmographersも疾走するドラムがいい感じ。メロディの方は相変わらず遊園地チックです。なんか前半部はディズニー映画とかで、「わー、お化けが出てきたぞ、逃げろー」的なシーンで使われてそう。
他には6.The Splendour Of A Thousand Sword Gleaming Beneath The Blazon Of The Hyperborean Empire(Part.III)(←曲名長すぎ)とか8.In Search Of The Lost Cities Of Antarcticaあたりがオススメかな。やはり全体を通して、メルヘンチックというかファンタジックというかアホっぽいというか…、なメロディが炸裂。もはやこれはバル・サゴスという一つのジャンルです。

このバンド、巷では「遊園地メタル」「メルヘンブラック」などといわれているようですが、まさしくその通りのサウンド。気になった人は是非とも一度トライしてみてください。ブラックメタルといっても、サウンドは全然邪悪じゃないですし、Voも独特なだけで強烈ではないので、あまり身構える必要は無いと思います。ちなみにこのアルバムは日本盤が出てます。

オススメ度…86点

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[BAL-SAGOTH]
BAL-SAGOTH「BATTLE MAGIC」



バル・サゴスは「ブラックメタル界のラプソディー」とも言われる、イギリス出身のシンフォ系ブラックメタルバンド。ブラックメタルなのですが、とにかくメロディがクサいです。特に初期の頃の彼らは「メルヘン」という言葉がピッタリで、なんだか楽しげなメロディが満載。喚き声Voとのギャップが素敵です。ちなみに、ドラゴンフォースでブラストを炸裂させているデイヴ・マッキントッシュ<Dr>は、元々このバンドのドラマー。
このアルバムは三作目で1998年発表。

1.Battle Magicは単なるイントロなのに超ステキ。メルヘンワールドが炸裂で、妖精とかが出てきそうです。
そしてそれに続く2.Naked Steel (The Warrior's Saga)は不思議なシンフォニックさを持った曲。メロディが良い感じです。ドラムとかは疾走しまくり。
6.The Dark Liege Of Chaos Is Unleashed At The Ensorcelled Shrine Of A'Zura-Kaiはなんだか勇壮な曲。RPGゲームに出てきそうです。「いざ、最終決戦!!」見たいな感じ。あと、関係ないけど曲名長すぎ。
8.Blood Slakes The Sand At The Circus Maximusは、これまたメルヘンっぷりが炸裂のインスト。特に1分を過ぎた後からはヤバイです。「あれ? これってディズニーランドのサントラだっけ?」みたいな感じ。ホントもう七人の小人とかが更新して来そうです。やべー、超楽しいわ~。
他には3.A Tale From The Deep Woodsとかもいいな。アウトロの10.And Atlantis Falls...も幻想的でいい感じ。

ってことで、このアルバムはなんだか不思議な作品です。Voが語り調だったりと、ちょっとクセの強いバンドですが、個人的には超大好き。「ブラックメタルなのにメルヘン? 意味わかんねぇー」と思った人は、とりあえず聞いてみて下さい。ちなみにこれ以降の作品は、このアルバムほどメルヘンでは無いです。

オススメ度…90点

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[BAL-SAGOTH]
BAL-SAGOTH「THE POWER COSMIC」



BAL-SAGOTHはイギリス出身のバンドで、ジャンル的にはシンフォ系のブラックメタルと言う事になっています。ブラックメタルと言うとなんかヤバイ感じがしますが、このバンドは別にブラックメタル独特の宗教的要素とかは全然無く、最近では「WAR METAL」という言葉も使われているようです。シンフォニックなキーボードがふんだんに使われており、RPGゲームで使われてそうなイメージで、まさに「ブラックメタル版RHAPSODY」という感じです。ドラムも無茶苦茶上手くて、超速い。さらに、謎の語り口調とわめき声を多彩に使い分けるパイロン<Vo>のヴォーカルがかなり特徴的です。このアルバムは彼らの四作目で1999年発表。ジャケットの通り、このアルバムのテーマは「宇宙」です。

1.The Awakening Of The Starsは歌なしのイントロなんですが、この時点でもう最高です。「コレは何のゲームのサントラですか?」みたいな。イントロがこんなに気に入ったアルバムは初めてです。
そしてこのアルバムの中で一番素晴らしいのが5.Callisto Rising。メロディがまず最高で、そこにパイロン<Vo>の語り口調が見事にマッチしてます。キーボードのシンフォニックさも素晴らしい。まさに珠玉の一曲。
他の曲も全て、独自のBAL-SAGOTHワールドが見事に展開されています。4.Of Carnage And A Gathering Of The Wolvesとかもすごく好きだな。とにかくコレは聞くべきです!

オススメ度…88点

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