EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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THOUSAND EYES 「ENDLESS NIGHTMARE」
THOUSAND EYES 「ENDLESS NIGHTMARE」

Thousand Eyes Endless Nightmare

<収録曲>
1. Endless Nightmare
2. Bleeding Insanity
3. Mirror Knight
4. Leaving From Figment
5. Dead Sorrow Of Me
6. The Last Day Of Suffering
7. Suicide Machine
8. Reflection Of The Flare
9. Damnation Calling
10. Dark Slayer's Requiem
11. Conquered Sun
12. One Thousand Eyes


国産メロディックデスメタルバンド、サウザンド・アイズの2作目。2015年発表。

ライトニングKOUTA<G>と、アフターゼロDOUGEN<Vo>ティアーズ・オブ・トラジェディTORU<G>ユースクエイクAKIRA<B>、そしてナイツ・オブ・ラウンドJUHKI<Dr>という実力派ぞろいでスタートしたこのバンドですが、今作ではJUHKIが抜け、代わりにアンデッド・コーポレーションFu-Minが参加しております。

アグレッシヴなサウンドにこれでもかとばかりのヒロイックなクサメロがのっかるというスタイルは前作から全く変わりませんが、ただでさえ素晴らしかった前作をさらに凌ぐ楽曲がずらっと並んでおり、とてつもない名盤に仕上がっております。

冒頭の#1は絶叫と共にアグレッシヴに疾走しまくる曲。デスラッシュ風味の荒々しいリフでゴリゴリに押しまくるかと思いきや、サビ部分ではめっちゃツインギターがピロピロとかぶせられてクサメタラー歓喜の展開。凶暴さとクサさをここまでうまく両立させるのは本当に凄い。
続く#2がもかなりのキラーチューンで、これまたとにかくクサい曲。メロスピバンドをバックグラウンドとするメンバーだからこそのメロディのクサさと、それをメロデスの中で上手く消化する技量にはほんと脱帽です。弾きまくりのギターソロを含め、とにかくアツい。
#6は泣きのメロディが炸裂するタイプのクサメロディで、悲哀を漂わせつつメロディアスに疾走する曲。色んなパターンのクサメロを取り揃えているとはなんという引き出しの多さ…!と感心してしまいます。

その他も普通のアルバムだったら一番のキラーチューンになってもおかしくないような楽曲なかりで、完成度の高さにただ驚くばかり。1stの時点で相当に素晴らしいアルバムだったのに、まさかその上をいくような作品が生み出されるとは思いませんでした。普段は国産メロデスは聴かないような人にもぜひ聴いてみて貰いたいですし、とりあえずクサメロデス好きは必聴です。

<オススメの曲>
1. Endless Nightmare
2. Bleeding Insanity

オススメ度…93点

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DRAGON EYES 「DRAGON EYES」
DRAGON EYES 「DRAGON EYES」

Dragon Eyes Dragon Eyes

<収録曲>
1. Symphony Of Tyrant 
2. Time Of Spiral
3. The Battlefield
4. Sonic Boom
5. Sacred Cross
6. New World
7. Burned future
8. Child Of God
9. Dawn Of Eternal Sorrow


勇者アーサー<G>率いるドラゴン・ガーディアンと、KOUTA<G>率いるサウザンド・アイズが融合したプロジェクト、ドラゴン・アイズの1作目。2013年発表。

DRAGON GUARDIAN + THOUSAND EYES = DRAGON EYES

「な、なんて安直な…!! 」とあきれると同時に、「日本を代表するクサメロスピと、国産クサメロデスの権化が融合したら、とてつもないものが生まれてしまうんじゃないか…!? 」という多大な期待をせずにはいられない凄まじい組み合わせです。

さて、こういうコラボレーションというのは"1+1"が奇跡のケミストリーで"10"にも"100"にもなったりするものなのですが、今回の場合は、単純に"1+1"はただの"2"だったなぁという感じ。融合というよりはただくっついただけという感じで、あまり化学反応的なものは見受けられません。
ドラゴン・ガーディアンっぽいクサメロにただデスヴォイスがのっている様子はなんだか違和感ですし、その逆もまた然り。クサいとはいえ、メロデスチックなアグレッシヴなサウンドに、アニソンチックなVoがのっかるのもなんだか滑稽です。
クサメロスピっぽい曲にアニソンチックなVoがのったらそれはただのドラゴン・ガーディアンだし、メロデスっぽいサウンドにデスヴォイスがのったらそれはただのサウザンド・アイズだし…。

とはいえ、クサメロメイカーっぷりはやはりさすがのものなので、コラボならではの凄さみたいなものはありませんが、単純に曲自体はカッコいいものが多い。
#1#3#4など、これでもかとばかりにクサメロがふんだんに盛り込まれていてなかなか良いです。こうなると、女性ボーカルとデスヴォイスが互いに邪魔し合っていて逆にもったいないんだよなぁ。
なんだかもう、インストチューンの#5がヒロイックなメロディを純粋に堪能出来て一番良いんじゃないかさえ思ってしまいます。

ってなわけで、期待値のわりにはなんだか上手く噛み合っていないという印象でした。
試みは面白いし、凄いものが生まれそうな気もするだけに、なんだかとっても惜しい…。


<オススメの曲>
5. Sacred Cross

オススメ度…74点

[DRAGON GUARDIAN]
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[THOUSAND EYES]
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AMORPHIS 「TALES FROM THE THOUSAND LAKES」
AMORPHIS 「TALES FROM THE THOUSAND LAKES」

Amorphis Tales From The Thousand Lakes

<収録曲>
1. Thousand Lakes
2. Into Hiding
3. The Castaway
4. First Doom
5. Black Winter Day
6. Drowned Maid
7. In The Beginning
8. Forgotten Sunrise
9. To Father's Cabin
10. Magic And Mayhem
11. Folk Of The North
12. Moon And Sun
13. Moon And Sun Part Ⅱ:North's Son


フィンランド出身のメタルバンド、アモルフィスの2作目。1994年発表。
最近はもっとメランコリックな音楽性のメタルをやっておりますが、当時は土着性のあるメロディを前面に押し出したメロディックデスメタル系統の音楽をやっておりました。

重々しいサウンドでゆったりと叙情メロが紡ぎだされるスタイルで、そのメロディがとにかくクサい。ドロドロとした雰囲気を維持しつつ、こんなにもクサいメロディをねっとりと聴かせてくれるバンドはそうはいないと思います。メロディのクサさからか、BURRN!などではヴァイキングメタル特集に含まれていたりもしました。

イントロ的な#1から繋がる#2は、ズブズブと沈み込むような重いリフと、中近東風のエキゾチックなメロディの組み合わせが秀逸な曲。そんな組み合わせにもかかわらず、全体的な雰囲気はどこか物悲しく、深みのあるデスヴォイスもその悲しみをさらに増幅させています。サビのクリーンヴォイスとの対比も素敵。
#3はこれまた異国っぽいリフが印象的。リフだけ聴くと明るい感じもするのですが、全体的にはやはり重々しい雰囲気。
#5は物悲しさMAXの超名曲。イントロのKeyの時点で既に「おっ」となるのですが、そこにギターリフが絡み、溜め息のようなデスヴォイスが絡んでくると、さらに悲哀の度合いが増していきます。鬱々とした雰囲気の中に、仄かな希望の光が見えるようなドラマチックさも内包しているところがとても良い。
#7はドゥーミーなリフと、そこに絡む妖しい女性クリーンヴォイスが印象的な一曲。こんなにもゆったりなのに、自然と体を揺らしたくなるような不思議なグルーヴ感もあります。

一番最初に聴いたのがメタラー初心者の頃だったので、当時は「うん、まぁ良いね」くらいだったのですが、メタラーとしての経験値を積んでからこそこのアルバムの凄さがひしひしと伝わってくるようになりました。玄人好みなメロデスかもしれませんが、聴けば聴くほど味が出る素晴らしい作品だと思います。最近のアモルフィスとはまた違った趣を楽しむことが出来るので、最近のしか聴いたことがないような方もぜひ。

<オススメの曲>
5. Black Winter Day

オススメ度…91点

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AMORPHIS 「UNDER THE RED CLOUD」
AMORPHIS 「UNDER THE RED CLOUD」

Amorphis Under The Red Cloud

<収録曲>
1. Under The Red Cloud
2. The Four Wise Ones
3. Bad Blood
4. The Skull
5. Death Of A King
6. Sacrifice
7. Dark Path
8. Enemy At The Gates
9. Tree Of Ages
10. White Night
11. Come The Spring
12. The Wind


フィンランド出身のメランコリックメタルバンド、アモルフィスの12作目。2015年発表。

かつてはメロデスに分類されていましたが、フォーク/トラッド系の土着的な要素も強いし、ゴシカルな雰囲気もあるので、7作目「ECLIPSE」以降は個人的にメランコリックメタルで括ることにしています。
今作もそんなメランコリックメタルな路線を依然として引き継いでおり、圧倒的なクオリティが健在。しかも個人的に最も大好きな7作目~9作目の頃の音作りにとても近く、「同じ音楽性が続いてちょっと飽きてきたな…」という思いすら払拭する出来となっております。

まず冒頭の#1の美しいピアノのイントロで「これは!!」となること必至。いかにもアモルフィスらしい入りで、そのままドラマティックかつメランコリックにグイグイと突き進んでいきます。トミ・ヨーツセンの哀愁漂うクリーンヴォイスと、鬼気迫るデスヴォイスとの使い分けも最高です。
#3はヘヴィなリフと迫力のデスヴォイスでダークに突き進むところからクリーンヴォイスへとシフトしていく瞬間が、哀愁を通り越して悲哀の領域まで言っていてとても好き。
#5は中東風なギターメロディがやたら耳を惹くイントロから、魔的な笛が響きわたるエスニックな曲。笛はエルヴェイティChrigel Glanzmann、パーカッションはオーペスMartin Lopezがゲスト参加しているのだそうです。アモルフィスらしい哀愁を残しながら、異国情緒たっぷりの民族的かつ神秘的な世界観と融合させてくるあたりがさすがとしか言いようがありません。
#6はPVも作られている曲。いかにも最近のアモルフィスって感じの曲で、文句のつけようがないド直球な哀愁チューン。
#7はこれまたイントロのピアノが美しい。そして唐突な咆哮との組み合わせもたまらない一曲。荒々しさと繊細さの共存が素敵です。
#9は笛がひゅるりと乱舞するフォーキッシュな曲。笛フェチにはたまらん。
そしてこ#11まできてさらに圧倒的名曲の登場。これがまさかのボートラなのだからたまったもんじゃない。ドラマティックな展開と、美しいメロディ、そして哀愁MAXのクリーンヴォイスに涙を禁じ得ないです。ギターの音もピアノの音も、そして歌声までものすべてが、聴く者の心を掴んで離さない一曲。日本盤か海外デラックス盤に収録されているので、絶対にそのどちらかを買いましょう。

ってなわけで、最近のマンネリ感を一気に打開する起死回生の一作だと思います。音楽性をそのままにしつつ、起死回生の一策をこのタイミングで出せるのって本当に凄いと思う。

<オススメの曲>
1. Under The Red Cloud
5. Death Of A King
11. Come The Spring

オススメ度…92点

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CHILDREN OF BODOM 「I WORSHIP CHAOS」
CHILDREN OF BODOM 「I WORSHIP CHAOS」

Children Of Bodom I Worship Chaos

<収録曲>
1. I Hurt
2. My Bodom (I Am The Only One)
3. Morrigan
4. Horns
5. Prayer For THE Afflicted
6. I Worship Chaos
7. Hold Your Tongue
8. suicide bomber
9. ALL FOR NOTHING
10. Widdershins
11. Mistress Of Taboo
12. Danger Zone
13. Black Winter Day
14. Cruel Summer


フィンランド出身のメロディックデスメタルバンド、チルドレン・オブ・ボドムの9作目。2015年発表。
いまやメロデス界の代表的存在として君臨するバンドの一つです。

自分はチルボドが全盛期だった頃にメタラーになったので、それ以来ずーっとリアルタイムで聴き続けており、間違いなく個人的に最も思い入れの強いバンドの1つ。とりあえず今作のジャケはなんとなく初期の4作くらいを踏襲した雰囲気なので、密かに期待しておりました。
いかにも中学生あたりが好きそうな、わかりやすい死神ジャケでとても良い。

で、聴いてみた感想はと言いますと、「うーん、普通…かな…?」といった感じ。
全体的にテンポが控えめで、勢いに欠けるなぁというのが率直な印象です。

よくよく聞くと、メロディの質的には4作目の「HATE CREW DETHROLL」あたりに通じる雰囲気があって、決して悪くは無いのですが、いかんせんミドルテンポの曲が多い。これが大人になるということなのか…!

とはいえ、あくまでチルボドの素晴らしい作品群の中だとパッとしないだけで、一般的に見たら普通に称賛されてしかるべきなクオリティには達していると思います。メロデス界の荒波で第一線をはりつづけていただけあって、そこらへんの凡百のバンドとはやはり違うなと。

冒頭の#1が個人的にはわりとお気に入りで、Keyとギターリフがメロディアスさとグルーヴ感を兼ね備えていてなかなか良い。今までのチルボドっぽさもありつつ、ちょっと雰囲気変わったなと思わせるような雰囲気も持ちつつってところが新鮮。
#2とか#3はミドルテンポな曲ですが、メロディの端々にワイルドな哀愁が漂っているあたりが4作目あたりの雰囲気に似てるなぁと思わせてくれます。
とりあえず突出してすきなのはこの冒頭3曲かな。

ちなみに#11以降はボーナストラックで全てカバー曲。それぞれ、#11PLASMATICS#12KENNY LOGGINS#13AMORPHIS#14BANANARAMAのカバーとなっております。
ここらへんも、カバーセンスに定評のあるチルボドにしては、チョイスもアレンジも微妙かなぁ…。

個人的にはもっともっと全体的に勢いがあったら良かったなと思ってしまうような作品でしたが、なんだかんだ繰り返し聞いてしまうようなクオリティはあるので、みんな来たるべきラウドパークに向けて聴きこんでおけばいいんだと思います。

<オススメの曲>
1. I Hurt (→LV)

オススメ度…80点

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THOUSAND EYES 「BLOODY EMPIRE」
THOUSAND EYES 「BLOODY EMPIRE」

Thousand Eyes Bloody Empire

<収録曲>
1. Bloody Empire
2. Last Rebellion
3. God Of Blind
4. Shades Of Black
5. Dead Night, Moonlight
6. Sign
7. Divided World
8. Cardinal Sin
9. Eternal Flame
10. Black Sun


日本産のメロディックデスメタルバンド、サウザンド・アイズの1作目。2013年発表。

ライトニングKOUTA<G>と、アフターゼロDOUGEN<Vo>が中心となって結成されたバンドです。その他のメンバーもティアーズ・オブ・トラジェディTORU<G>ユースクエイクAKIRA<B>、そしてナイツ・オブ・ラウンドJUHKI<Dr>という実力派ぞろい。
メロパワバンドのメンバーが多いので、「このメンツでメロデスやんの?」なんて思ってしまったりもしたのですが、いざ聴いてみると、このメンツならではのクッサいメロディ満載のメロデスをやっておりました。北欧の先人達に匹敵するほどの叙情性の強い泣きのクサメロが乱舞し、迫力と表現力たっぷりの咆哮が響き渡り、国産とは思えない圧倒的クオリティでまとめ上げられています。

基本的にどの曲も信じられないくらいの良曲ばかりなのですが、その中でもやはり冒頭#1のメロディアスさが圧巻。ザクザクとしたデスラッシュとも呼べそうなリフからサビ周りで一転して放たれるメロディのクサさが半端無いです。
他にも#3#5#6、そして#10あたりがお気に入りかな。もうメロディのクサいことクサいこと。全ての曲がひたすら猪突猛進に突っ走りまくっているのも吹っ切れていて良いです。

最近は国産のメロデスバンドがとても優秀になってきておりますが、このバンドもその代表格だと思います。クサメロデスが効きたければぜひ。

<オススメの曲>
1. Bloody Empire
10. Black Sun

オススメ度…89点

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INFERI 「THE PATH OF APOTHEOSIS」
INFERI 「THE PATH OF APOTHEOSIS」

Inferi The Path Of Apotheosis

<収録曲>
1. Those Who From The Heavens Came
2. The Promethean Kings
3. A Betrayal Unforetold
4. Wrath Of The Fallen One
5. The Ophidian Form
6. Prelude To A Perilous Fate
7. Destroyer
8. Onslaught Of The Covenant
9. Marching Through The Flames Of Tyranny
10. The Ancients Of Shattered Thrones
11. The Path Of Apotheosis


米国出身のメロディックデスメタルバンド、インフェリの3作目。2014年発表。

メロデスという枠で括るよりは、メロディアスなテクニカルデスメタルというような印象を受ける音楽性となっております。メロディアスさとブルータリティが適度なバランスで融合しており、時折クサさすら感じさせるメロディが出てきたかと思いきや、ゴリゴリと刻むリフでアグレッシヴに突き進んでいったり、更にはシンフォニックな装飾を絡めながら荘厳に展開していったりと、様々な要素がお互いを邪魔することなく高め合いながら混在しているというのがとても素敵。さすがにあそこまで壮大ではないですが、どことなくフレッシュゴッド・アポカリプスを彷彿とさせるような雰囲気もあります。

どの曲のどのパートを抜き出してきてもカッコいいフレーズが満載というのが本当に凄いのですが、その中で敢えて好きな曲を挙げるとしたら、荘厳なイントロからメロディアスなリフや高速ブラストに繋がっていく様がとにかくカッコいい#5とか、ピロピロのギターソロが印象的な#8とかになってくるのかな。

とりあえずメロディアスなデスメタル、テクニカルなデスメタルが好きな人はぜひ。

<オススメの曲>
5. The Ophidian Form
8. Onslaught Of The Covenant

オススメ度…87点

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GYZE 「BLACK BRIDE」
GYZE 「BLACK BRIDE」

Gyze Black Bride

<収録曲>
1. Black Bride
2. In Grief
3. Honesty
4. Insane Brain
5. Black Shadow
6. Winter Breath
7. Twilight
8. Satanic Loop
9. 菜の花
10. Julius
11. 明日への光
12. Gnosis


国産メロディックデスメタルバンド、ギゼの2作目。2015年発表。

1stアルバムの時点ではDISARMONIA MUNDIEttore Rigottiプロデュースの元で海外デビューを先に果たしていた彼らですが、今作では日本先行でアルバムが発表されました。
1stの時点ではSERPENTVEILED IN SCARLET系統のクッサいメロデスという感じだったのですが、今作では更にクサさを増しており、もはやメロデス化したガルネリウスといった印象。弾きまくりの派手なギタープレイもガルネリウスSyuを彷彿とさせてくれます。
アルバム全篇にわたってこれでもかと言わんばかりのクサメロがぎっしりと詰め込まれており、そこにしっかり叙情性と攻撃性を絡めているあたりが最高。Voも吠え声系のシャウトも、日本人のデス声にしてはしっかりしてるし聴きやすくて良いです。

冒頭の#1が始まった時点であまりのクサさにびっくり。1曲目でこれだけ名盤の予感を感じさせるとは…!Voがデスヴォイスじゃなかったらメロスピに括られてもおかしくないほどのクサさです。しかもいかにも日本のバンドっぽい種類のクサメロなのも良い。
#3Ettore Rigottiがゲスト参加している曲。サビで歌っているのですが、歌詞が日本語だし、メロディもEttore Rigottiっぽさと国産メロデスっぽさが上手い具合に融合されています。
#5なんかはイントロだけ聴いたら初期のガルネリウスなんじゃないかと勘違いされてしまうくらいのクサメロスピっぷり。それをしっかりとメロデスと仕上げており、とてもヒロイックなメロデスになっています。
#8はモダンな雰囲気を漂わせつつも、叙情メロもたっぷりな曲。こういう慟哭系メロデスな部分を前面に押し出した曲もやっぱかっけぇな。
#9はメロデスとは思えないような可愛い曲名の曲。今度はここ最近のガルネリウスっぽいメロディを持った曲。このまま小野正利が歌いだしそうな勢いですが、しっかりとデスヴォイスがのってきます。

とりあえず結論として言えるのは、基本的にめっちゃクサいということです。叙情系メロデス好きにももちろんオススメなのですが、むしろ普段はクサいメロスピばっか聞いてるよーみたいな人にもオススメかも。

<オススメの曲>
1. Black Bride
5. Black Shadow
9. 菜の花

オススメ度…91点

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Metsatöll 「KARJAJUHT」
Metsatöll 「KARJAJUHT」

karjajuht metsatöll

<収録曲>
1. Külmking
2. Lööme Mesti
3. See On See Maa
4. Must Hunt
5. Terasest Taotud Tee
6. Öö
7. Tõrrede Kõhtudes
8. Metslase Veri
9. Surmamüür
10. Mullast
11. Karjajuht
12. Talisman


エストニア出身のフォークメタルバンド、Metsatöllの6作目。2014年発表。
バンド名はどうやらメトサトールと読むようです。

やたらヘヴィで重厚なリフを基調としながら、そこに胡散臭いフルートやらバグパイプやらよくわからん弦楽器の民族楽器みたいなのがいっぱい絡んできて、なんとも言えない独特の魅力を発揮しております。民謡朝のメロディたっぷりで、しかも全体的にもっさりした雰囲気なのが妖しさマックスでとても良い。
Voも渋くて怪しいおっさんヴォイスで、朗々と呪文のように歌い上げてくれるので楽曲と絶妙にマッチしており、胡散臭さがさらに増されております。

基本的には前作までの流れを完全に踏襲しており、特に大きな変化はなく、安定のメトサトールらしさを楽しむことが出来ます。
冒頭の#1は妖しい弦楽器とブンブンとうねるベース、そして重厚なリフでゴリゴリと進んでいくアグレッシヴな曲。歌詞の全く分からない異国語で「ヨゥガ!」みたいな掛け声が入るあたりがとても面白い。
#2もかなりヘヴィなリフでグルーヴィーに突き進むスラッシーな曲。ただ、そこにバグパイプがガッツリ絡んでくるあたりがやはり独特です。
#4は軽快なリズムでギターとフルートが楽しげに絡む曲。民謡メロ好きにはたまらない感じになっております。
#6はやたらモダンなリフでゴリゴリと幕を開けるのでちょっとびっくりしますが、すぐにバグパイプが絡み付いてきて安心した気持ちになります(笑)。リフ自体もヘヴィでザクザクとしていてとてもカッコいい。
#7はアコースティックな音色とヘヴィなギターリフとの対比が印象的。そしてVoの呪文っぽい妖しさがたまりません。
#8はスローテンポで重厚な曲。民族楽器総動員の不思議な世界観が素敵。
#10は再びテンポの早めなスラッシーな曲。途中の笛も心なしかスラッシーな雰囲気をだしていたり、かと思ったらヒョロヒョロといつもの調子に戻ったりと、変化に富んだ面白い曲です。

前作と前々作は一部のキラーチューンが突出していたイメージなのですが、今作は全体的なクオリティがさらに底上げされており、アルバム全体を通して楽しめるようになったという印象です。妖しい民謡メタルが効きたければぜひ手を出してみてください。

<オススメの曲>
2. Lööme Mesti
4. Must Hunt
6. Öö
10. Mullast

オススメ度…82点

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MORS PRINCIPIUM EST 「DAWN OF THE 5TH ERA」
MORS PRINCIPIUM EST 「DAWN OF THE 5TH ERA」

Mors Principium Est Dawn Of The 5th Era

<収録曲>
1. Enter The Asylum
2. God Has Fallen
3. Leader Of The Titans
4. We Are The Sleep
5. Innocence Lost
6. I Am War
7. Monster In Me
8. Apricity
9. Wrath Of Indra
10. The Journey
11. The Forsaken
12. California Dreamin'


フィンランド出身のメロディック・デスメタルバンド、モルス・プリンシピアム・エストの5作目。2014年発表。

メンバーをガッツリ取り換えて5年ぶりに発表された前作で、信じられないくらいの進化を見せつけてきた彼らですが、今作でも引き続きクソカッコいいメロデスをやっております。覚醒が止まらない!
ちなみに今作でもギターがAndhe ChandlerからKevin Verlayへとメンバーチェンジしております。

メロいギターで叙情性たっぷりに疾走しまくっていた前作に比べると、メロい部分とモダンにガリガリいく部分の組み合わせ方が多彩になっているという印象。もちろん叙情性はしっかりと残っているし、疾走感もガッツリなので、前作で狂喜乱舞した人は引き続き大喜びすることが出来ます。メロデス黎明期のサウンドをハイクオリティで現代に紡ぎ出してくれる貴重な存在です。

とりあえず個人的には冒頭のメロディアスすぎる#1とか、ちょっぴりモダンな空気をまといながらメロディアスに疾走しまくりな#4、ピロピロとしたイントロの時点でカッコ良過ぎる#9、叙情性たっぷりな#10あたりが好きかな。

<オススメの曲>の曲
4. We Are The Sleep

抜きんでたキラーチューン。

オススメ度…88点

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THE DUSKFALL 「WHERE THE TREE STANDS DEAD」
THE DUSKFALL 「WHERE THE TREE STANDS DEAD」

The Duskfall Where The Tree Stands Dead

<収録曲>
1. To The Pigs
2. Farewell
3. I Can Kill You
4. Where The Tree Stands Dead
5. We The Freaks
6. Endgame
7. Hate For Your God
8. The Charade
9. Burn Your Ghosts
10. Travesty
11. We Bleed


スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンド、ザ・ダスクフォールの5作目。2014年発表。

元々はGATES OF ISHTARの中心人物であったミカエル・サンドルフ<G>と、オスカー・カールソン<Dr>を中心として結成されたバンドで、2008年に解散していたのだそうです。
が、今回7年ぶりの再結成。ミカエル以外は完全に新メンバーで、再結成前の作品を聴いたことがないのでなんとも比較できないのですが、非常にクオリティの高いメロデスをやっています。

まずは冒頭の#1の時点でめっちゃメロい。信じられないくらい叙情性たっぷりのギターリフとズドドドドドって感じのツーバスが絡むイントロの時点でテンション上がりまくり。その後もエモーショナルなギターリフたっぷりの素晴らしいキラーチューンです。
#2も良い具合に聴きやすいメロデスチューンで、サビメロがキャッチーと表現したくなるくらい耳に残る曲。最近のメタルコアに通じるような部分も感じられるかも。
他の曲もザクザクとしたリフと叙情性たっぷりのメロディが良い具合に融合した素晴らしいメロデスチューンばかりで、文句の付けどころのないような作品です。
Voがメロデスにしては迫力不足で、さいきんのメタルコア勢のクリーンヴォイス寸前のシャウトって感じなのですが、それを聴きやすいと取るか軟弱と取るかは聴く側次第なのかな。個人的にはそんな気にならないし、音と合ってて良いと思うんだけど。ネットでの評判を見る限り、前のVoと比較して残念に思っている人が多いようです。

まぁなにはともあれ、めっちゃメロいメロデスが聴きたい人はぜひ試してみてください。

<オススメの曲>
1. To The Pigs
2. Farewell
10. Travesty

オススメ度…90点

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SCAR SYMMETRY 「THE SINGULARITY (PHASE I - NEOHUMANITY)」
SCAR SYMMETRY 「THE SINGULARITY (PHASE I - NEOHUMANITY)」

Scar Symmetry The Singularity (Phase I - Neohumanity)

<収録曲>
1. The Shape Of Things To Come
2. Neohuman
3. Limits To Infinity
4. Cryonic Harvest
5. The Spiral Timeshift
6. Children Of The Integrated Circuit
7. Neuromancers
8. Technocalyptic Cybergeddon


スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンド、スカー・シンメトリーの6作目。2014年発表。

バンド創設者かつメインソングライターのヨナス・キュルグレン<Gt>が脱退するなどの困難を乗り越えて発表された作品ですが、その心配もただの杞憂に終わり、それどころか今までクオリティをさらに上回るような快作に仕上がっておりました。
ちょっとずつサウンドがモダンになったり、プログレ寄りになってきたりという進化を見せていた彼らですが、今回もその方向性を更に推進。かといって決して難解になることはなく、適度な技巧とキャッチーさのバランスのとれた音楽性になっています。メロディアスにいかにもメタルなリフやフレーズを華麗に奏で、迫力あるデスヴォイスが吠えたかと思いきや、サビではキャッチーなメロでクリーンヴォイスが綺麗に響く…といったようないかにも昨今のメロデスバンドといった風情ではありますが、その融合を違和感なく成し遂げて聴かせてくるあたりが本当にさすが。ツインボーカルの良さを最大限に活かした楽曲群だと思います。

コンセプトアルバム3部作の1作目ということですが、いざ聞いてみるとそんな肩肘張ったものでもなく、気軽に楽しめるような作品。

イントロに続く#2ピコピコとしたSFチックな音を絡めたプログレ風デスメタル。展開も凝ってるし、プログレっぽい演奏が随所に散りばめられてるし、曲自体も9分弱と長尺なのですが、なぜかさらっと聴けるあたりがとても良い。
続く#3はクサメロと言っても差し支えないようなメロディをもったキラーチューン。クリーンヴォイスからの畳み掛けるようなデスヴォイスが良い。
#4は浮遊感のある出だしから、一気にモダンなリフとキャッチーなメロディの絡み合うメロデスチューンへ。
#8は最後を締めくくるにふさわしいドラマティックな曲で、10分強の大曲ですが、壮大なスケールで最後までしっかりと聴かせます。

1曲ずつは長い曲なんかもあって聴きごたえ十分ですが、アルバム全体で見ると8曲ということでコンパクトにまとまっていて聴きやすい作品だと思います。今までの流れを踏襲しつつもさらに進化した意欲作なので、このバンドのファンはもちろん、メロデス好きならぜひ。

<オススメの曲>
3. Limits To Infinity
4. Cryonic Harvest

オススメ度…88点

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WHISPERED 「THOUSAND SWORDS」
WHISPERED 「THOUSAND SWORDS」

Whispered Thousand Swords

<収録曲>
1. Intro - Hajimari
2. Thousand Swords
3. Faceless
4. Of Honor
5. Dead Cold Inside
6. Fear Never Within
7. Blindfold
8. Wrath Of Heaven
9. Blade In The Snow


フィンランド出身の歌舞伎メロデスバンド、ウィスパードの1作目。2010年発表。

ジャケは弁慶と牛若丸なのだそうで、日本への愛がその時点で存分に感じられるのですが、音の方も日本への愛が詰まった超本格派和風メロデス。白塗りの歌舞伎メイクでサムライに扮するメンバーからは、間違った日本感を推し進めたイロモノ臭しかしないのですが、びっくりするほど真っ当な和の世界を作り上げていて逆に驚き。
基本的にはフィンランドらしいシンフォニックなメロですがベースになっているのですが、そこに琴のような繊細な和メロが絡みあい、そこらの日本産バンド顔負けのサウンドになっています。

個人的にはそういった和の要素が強く出ていて、かつクサメロがふんだんに散りばめられている#2とか#6あたりが好きですが、その他の曲も聴きごたえ十分のアルバムとなっています。

<オススメの曲>
2. Thousand Swords
6. Fear Never Within

オススメ度…84点

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