EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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GLORYHAMMER 「SPACE 1992: RISE OF THE CHAOS WIZARDS」
GLORYHAMMER 「SPACE 1992: RISE OF THE CHAOS WIZARDS」

Gloryhammer Space 1992 Rise Of The Chaos Wizards

<収録曲>
1. Infernus ad Astra
2. Rise Of The Chaos Wizards
3. Legend Of The Astral Hammer
4. Goblin King Of The Darkstorm Galaxy
5. The Hollywood Hootsman
6. Victorious Eagle Warfare
7. Questlords Of Inverness, Ride To The Galactic Fortress!
8. Universe On Fire
9. Heroes (Of Dundee)
10. Apocalypse 1992
11. Dundax Aeterna


英国出身のエピックパワーメタルバンド、グローリーハンマーの2作目。2015年発表。

エイルストームクリストファー・ボウズ<Key>の立ち上げたサイドプロジェクトで、とてつもなくクサいメロディと、ファンタジーの世界に染まりきったバンドのルックスがとても素敵なバンドです。
前作ではカメムシのような緑色の甲冑を身にまとい、とてもファンタジックなクサメロパワをやっておりましたが、今作ではコガネムシのような緑色のパワースーツを身にまとい、SFチックなクサメロパワに変貌。ただ、魔法使いや戦士といったVo以外のメンバーの装備が全く変わっていないのがなんともシュールです。

とりあえず前作に引き続きメロディのセンスが相変わらず素晴らしく、クサメロスピ黎明期のあのワクワク感をギュッと濃縮したような、ここ最近では珍しいくらいの清々しいクサメロを放ちまくっているのがたまらない。
イントロの#1の仰々しい感じで既に期待感はMAXになり、そこからピロピロ系疾走曲の#2へと雪崩れ込む展開はまさに王道で、「これこれ、最近はこういう王道なセンスあふれるクサメロが少なくて…!」と、心の底から喜びたくなってしまいます。無駄に力強いサビの歌唱なんかもほんとツボ。
続く「レッジェーンド!オブディ、アストラルハンマー!オォォオオオオオ、イァアアアアアアア↑」って出だしの時点で最高すぎる。忘れ去られたクサメロ魂がここに濃縮されております。

その他の曲にもこれでもかとばかりにクサメロが詰め込まれており、昔っからのメロパワファンなら懐かしさでいっぱいになるようなサウンドとなっております。タイプは多少違えど、ラプソディとかの世界観に入りきるタイプのクサメタルバンドが好きなら気に入るのではないかと。

<オススメの曲>
2. Rise Of The Chaos Wizards (→PV)

オススメ度…87点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

DRAGON GUARDIAN 「少年騎士と3人の少女の英雄詩」
DRAGON GUARDIAN 「少年騎士と3人の少女の英雄詩」

Dragon Guardian 少年騎士と3人の少女の英雄詩

<収録曲>
1. 目覚め
2. 英勇に憧れた少年の物語
3. 伝説の竜姫
4. 運命の旅団の始まり
5. 世界録を巡る冒険
6. 先代魔王
7. 炎崖都市ジオ
8. 秘められた力 -古代召喚術-
9. 決戦、炎の将魔
10. 再来の騎士


勇者アーサー<G>率いるドラゴン・ガーディアンの6作目。2015年発表。

びっくりするほど多作な勇者アーサーですが、近ごろは桜牙シリーズや他アーティストとのコラボレーションなどのサイドプロジェクトとしての活躍が多く、純粋なドラゴン・ガーディアンとしての作品は実に6年ぶりとなります。

そもそもこのバンドがデビューからそろそろ10周年ということがまず驚きで、当時は完全にただのネタバンドだったのに、ここまで本格的なバンドに成長しているという事実にさらにびっくり。まさに"継続は力なり"や"好きこそ物の上手なれ"という言葉を体現しており本当に凄いと思います。

本作は『世界の終わりの世界録』というライトノベルとコラボしているということですが、ライトノベルは全く興味がないのでどうでもいいやってのが正直なところ。本人としては原作合った方が楽でいいんだろうなーくらいの感想です。

音楽の方は従来の持ち味である突き抜けたクサメロが存分に発揮されており、さすが本プロジェクトは気合がさらに違うなーという充実っぷり。ここ数作の高いクオリティをしっかりと維持していてとても良いです。Voは原田ひとみ青葉りんご野宮あゆみなどが参加しており、曲によって色んな歌唱が聴けるのも楽しい。各々、格別に上手いわけではありませんが、クサメロによく合ったタイプの歌唱なのではないかと。

あとはドラゴンガーディアンといえば、「物語形式なのでやたらセリフが入りまくる」というサンホラ系統からの影響が顕著だったのですが、今作ではそれが完全に排除。いざなくなると、それはそれでちょっと寂しいものもありますが、曲としては非常に聴きやすくなっており、随分と一般向けになったかなという印象です。

個人的に一番好きなのは、イントロ#1から繋がる#2。のっけから全力のクサメロスタートなので、聴いた瞬間に「おお、ドラガだ(笑)」と思わず笑みがこぼれてしまうような安定感があり、非常に微笑ましいです。
それと双璧をなすのが#7で、こちらもかなりのクサさ。このバンドの曲を説明しようとすると、"クサい"とか"ダサい"って言葉しか出てこなくて困るのですが、実際にその通りの音だからしょうがない。
他の曲も非常にクサいです。

ここ最近の作品のクオリティをあまりに踏襲し過ぎているせいで、人によってはマンネリに感じてしまうのかもですが、ドラガ本体はずっとこんな感じで良いんじゃないかなーと個人的には思います。

<オススメの曲>
2. 英勇に憧れた少年の物語(→PV)
7. 炎崖都市ジオ

オススメ度…82点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

DRAGON EYES 「PRAYER FOR THE SAD STORIES」
DRAGON EYES 「PRAYER FOR THE SAD STORIES」

Dragon Eyes Prayer For The Sad Stories

<収録曲>
1.Duel
2.Crimson Blood
3.龍神の獄炎
4.偽りの霊廟
5.Distant Cry
6.邪神の瞳
7.Time Of Spiral
8.Miasma In The World
9.End Of Innocent
10.Prayer For The Sad Stories


クサメロスピバンドのドラゴン・ガーディアンを率いる勇者アーサー<G>と、クサメロデスバンドのサウザンド・アイズを率いるKOUTA<G>によって企画されたプロジェクト、ドラゴン・アイズの2作目。2015年発表。

「帝国一のデスラッシャーと王国一の魔術師が奏でる交響曲第2番が完成」

というなんとも大仰な売り文句が帯にデカデカと書かれていて、気合入ってんなーと思いました。

一回限りの企画プロジェクトかと思ってたのに、2作目が出たことにまずはびっくり。
前作は「とりあえず合体してみました!俺たちクサメロ大好きだから、作戦とかいらないよね!」みたいな微妙な出来でしたが、今作はどうやらちゃんと作戦を立てて臨んでくれた模様。前作では手当たり次第感のあったVoを今作では基本的にMINAMIという女性Voに統一し、デスヴォイスはアクセント程度にとどめ、基本的にはメロスピ路線をとることにしたようです。

その結果、全体的にチグハグだった印象が一気に解消され、クサメロの魅力が前作よりも数倍にも増しており、普通に良質な良メロスピへと変貌。さすがクサメロ界に名前を轟かせる二人が一緒になっただけあるなぁと思えるような作品になっており、方針立てってやっぱり大事だなと改めて感じさせられました。

とりあえず一番のキラーチューンは実質的な1曲目である#2。メロデスのような尖ったリフながらも、ヒロイックなメロディで華麗に疾走しまくっており、「おおっ」と喜ばざるを得ません。MINAMIのVoは女性にしては低めの声域で歌っておりますが、なかなかパワフルで曲にも良く合っていると思います。全体的な雰囲気はドラゴン・ガーディアンっぽいけど、弾きまくりのギターなんかはサウザンド・アイズっぽいし、良い具合にコラボで来ているのがとても素敵。
冒頭からクサいギターメロが乱舞しまくる#6なんかも印象的で、これまた「ザ・メロスピ」みたいな感じで良い。弾きまくりのギターが、それぞれどっちが弾いてるのかめっちゃわかりやすいってのも面白い。
#7はヒロイックなメロディを持った、デスヴォイスが良いアクセントになっている曲。デスヴォイスもこういう使い方ならしっくりきて良いなと思いました。
#9はイントロのメロディがファンタジックでとてもクサい。その後もとてもクサく、芝居がかった展開が全体的にめっちゃドラゴン・ガーディアンっぽいなぁと思いました。

ということで、前作よりも格段にクオリティが上がっているなと感じる一作で、これならクサメタラーにオススメしても良いなと思える作品です。
やっぱり実力はあるんだし、前作はただ発揮の仕方が上手くいかなかっただけなんだなぁと思いました。

<オススメの曲>
2.Crimson Blood

オススメ度…80点

[DRAGON GUARDIAN]
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[THOUSAND EYES]
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DRAGON EYES 「DRAGON EYES」
DRAGON EYES 「DRAGON EYES」

Dragon Eyes Dragon Eyes

<収録曲>
1. Symphony Of Tyrant 
2. Time Of Spiral
3. The Battlefield
4. Sonic Boom
5. Sacred Cross
6. New World
7. Burned future
8. Child Of God
9. Dawn Of Eternal Sorrow


勇者アーサー<G>率いるドラゴン・ガーディアンと、KOUTA<G>率いるサウザンド・アイズが融合したプロジェクト、ドラゴン・アイズの1作目。2013年発表。

DRAGON GUARDIAN + THOUSAND EYES = DRAGON EYES

「な、なんて安直な…!! 」とあきれると同時に、「日本を代表するクサメロスピと、国産クサメロデスの権化が融合したら、とてつもないものが生まれてしまうんじゃないか…!? 」という多大な期待をせずにはいられない凄まじい組み合わせです。

さて、こういうコラボレーションというのは"1+1"が奇跡のケミストリーで"10"にも"100"にもなったりするものなのですが、今回の場合は、単純に"1+1"はただの"2"だったなぁという感じ。融合というよりはただくっついただけという感じで、あまり化学反応的なものは見受けられません。
ドラゴン・ガーディアンっぽいクサメロにただデスヴォイスがのっている様子はなんだか違和感ですし、その逆もまた然り。クサいとはいえ、メロデスチックなアグレッシヴなサウンドに、アニソンチックなVoがのっかるのもなんだか滑稽です。
クサメロスピっぽい曲にアニソンチックなVoがのったらそれはただのドラゴン・ガーディアンだし、メロデスっぽいサウンドにデスヴォイスがのったらそれはただのサウザンド・アイズだし…。

とはいえ、クサメロメイカーっぷりはやはりさすがのものなので、コラボならではの凄さみたいなものはありませんが、単純に曲自体はカッコいいものが多い。
#1#3#4など、これでもかとばかりにクサメロがふんだんに盛り込まれていてなかなか良いです。こうなると、女性ボーカルとデスヴォイスが互いに邪魔し合っていて逆にもったいないんだよなぁ。
なんだかもう、インストチューンの#5がヒロイックなメロディを純粋に堪能出来て一番良いんじゃないかさえ思ってしまいます。

ってなわけで、期待値のわりにはなんだか上手く噛み合っていないという印象でした。
試みは面白いし、凄いものが生まれそうな気もするだけに、なんだかとっても惜しい…。


<オススメの曲>
5. Sacred Cross

オススメ度…74点

[DRAGON GUARDIAN]
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[THOUSAND EYES]
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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

JORMUNGAND 「SCREAMING TRANCE」
JORMUNGAND 「SCREAMING TRANCE」

Jormungand Screaming Trance

<収録曲>
1. Road leading
2. Screaming Trance
3. I Just Feeling
4. 665
5. Blast On Myself
6. Liberty
7. 革命エクソリア


同人メタル界に名を馳せる龍5150の率いるヨルムンガンドの2作目。2015年発表。

龍5150<G>みーや<Vo>坂下昌宏<B>ふぉれすとりばー<Dr>という編成なのだそうで、
いかにも同人メタルって感じがします。

同人メタルでも東方カバー系は全く聞かないのでそっち方面の活躍は知らないのですが、四季楽典シリーズなどのオリジナル作品はちょいちょい聞いており、そっちの方はいかにもなメロスピでわりと好きです。

今作も前作に引き続き、本家5150と同じ系統のクサメロスピをやっておりますが、前作よりも音作りが正統派メタル寄りになり、その一方でメロディラインはさらにアニソンチックな感じに寄ってきているという印象。
Voの声がいかにもアニソンってのもあって、アニソン度がかなり高めかな。

ヒロイックなメロディと、駆け抜ける疾走感、そしてキラキラとしたシンセの装飾と、クサメタラーが歓喜しそうな要素がすべて詰まっており、しかもかなりクオリティが高いです。

特に#2とか#5あたりが特に好きかな。
あとはメタル度が低くて思いっきりアニソンっぽい#4のサビのクサさも絶妙。

てなわけで、クサメロスピ好きにももちろんオススメなのですが、なんだかFripSideあたりのアニソンアーティストが好きな人によりオススメしたくなるような作品でした。

<オススメの曲>
2. Screaming Trance
4. 665
5. Blast On Myself

オススメ度…83点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

STRATOVARIUS 「ETERNAL」
STRATOVARIUS 「ETERNAL」

Stratovarius Eternal

<収録曲>
1. The Eternal Dream
2. Shine In The Dark
3. Rise Above
4. Lost Without A Trace
5. Feeding The Fire
6. In My Line Of Work
7. Man In The Mirror
8. Few Are Those
9. Fire In Your Eyes
10. The Lost Saga


フィンランド出身のメロディックパワーメタルバンド、ストラトヴァリウスの15作目。2015年発表。

とりあえず15作目という事実にビビります。めっちゃ大ベテランやん。

初期からずっとバンドの主導権を握っていたティモ・トルキがバンドを抜けた時には「正直このバンドも終わったな」と思っていましたが、上手いことゴタゴタを再びまとめ上げて今の地位へと返り咲き、いつの間にか現在の編成に落ち着いてからも6年が経っているという事実に時の早さを感じさせられます。

ティモ・トル期の終盤は何とも言えない微妙な感じの作品が多かったのに対し、ティモ・トルキの脱退後あたりから気分を一新したのかわりと良い感じの作品を出し続けていた彼らですが、今作もその流れに乗ってなかなかの良作という印象。

しかも最近の作品に比べるとキラキラ度が格段に増しており、昔のネオクラ風味な音が戻ってきたのも喜ばしい点の1つです。
冒頭の#1なんかはそのキラキラな感じが顕著に表れており、「なんか久々にこういう曲を聞かせてもらえると嬉しくなっちゃうな」なんて思わせてくれるような曲になっています。
#2ティモ・コティペルトのちょっぴり哀愁漂う細いハイトーンをたっぷり楽しめるような曲で、こちらも個人的にはわりと好きだったり。
#3は冒頭から思いっきりネオクラシカルなフレーズが飛び出す曲で、これまたここまでの2曲に引けを取らない曲となっております。

残りの曲も疾走感のある曲が多くてとても嬉しいですし、最後には11分超の久々の大曲も控えており、とても聴きごたえのある作品。ベテランがこうやって頑張ってるのを聞くと、やっぱり応援したくなっちゃうな。

<オススメの曲>
1. The Eternal Dream

オススメ度…82点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

POWERWOLF 「BLESSED & POSSESSED」
POWERWOLF 「BLESSED & POSSESSED」

Powerwolf Blessed Possessed

<収録曲>
Disc.1
1. Blessed & Possessed
2. Dead Until Dark
3. Army of the Night
4. Armata Strigoi
5. We Are the Wild
6. Higher than Heaven
7. Christ & Combat
8. Sanctus Dominus
9. Sacramental Sister
10. All You Can Bleed
11. Let There Be Night

Disc.2
1. Touch of Evil (Judas Priest Cover)
2. Conquistadores (Running Wild Cover)
3. Edge of Thorns (Savatage Cover)
4. Power and Glory (Chroming Rose Cover)
5. Out in the Fields (Gary Moore Cover)
6. Shot in the Dark (Ozzy Osbourne Cover)
7. Gods of War Arise (Amon Amarth Cover)
8. The Evil that Men Do (Iron Maiden Cover)
9. Headless Cross (Black Sabbath Cover)
10. Nightcrawler (Judas Priest Cover)


ドイツ出身のメロディックパワーメタルバンド、パワーウルフの6作目。2015年発表。

いかにもジャーマンメタルなストレートなメロパワと、大仰でシンフォニックな装飾と、やたら胡散臭くて雄々しいVoが特徴です。メンバーが何故か全員白塗りでヴァンパイアに扮しているというしょうもない設定もメタル愛に溢れていてとても素敵ですが、サウンドの方もクサメタラーが大歓喜しそうなクッサクサのダッサダサな仕上がりになっているのがとても素晴らしい。

基本的には前作から方向性が何も変わっておらず、前作を楽しめた人なら間違いなく楽しめる作品です。

冒頭の#1の時点で「いや、変わってなさすぎでしょww」とツッコミを入れたくなるような、分厚く重ねられた胡散臭いコーラスから怒涛のクサメロラッシュに突入するキラーチューン。前作の1曲目で「エイメン・アンド・アタック!! エイメン・アンド・アタック!!」と一緒に連呼してしまったクサメタラーの皆さんは、とりあえずセリフを「ブレス・アンド・ポゼス!! ブレス・アンド・ポゼス!!」に変えて連呼しておけば万事オッケーです。
個人的に最も悶絶した一曲は、歌謡曲のようなクサさで仰々しく展開する#4。疾走度こそ比較的抑えられているものの、メロディのクサさがただでさえクサい楽曲達の中でも群を抜いています。ヴァイキングメタルに通じるようなヒロイックな雄々しさもあり、思わず一緒にコーラスを口ずさみたくなること間違いなしです。
そのほかの楽曲も、前作と同様、もしくはそれ以上に洗練されており、クサメタラーならどこから聴いてもガッツポーズものの素晴らしい曲ばかりです。

ちなみにボーナスディスクは「METALLUM NOSTRUM」と題されたカヴァー集。
メタル界の大御所バンドの曲を原曲の良さとパワーウルフらしさを良い具合に織り交ぜながらカヴァーしております。有名曲ばっかりで、聴いてるとメタルに入門したての頃を思い出して懐かしくなってくるな。

ってなわけで、前作の方向性を踏襲しつつ、さらにパワーアップした作品。
クサメタラーならマストバイの逸品かと。

<オススメの曲>
1. Blessed & Possessed
4. Armata Strigoi (→LV)
7. Christ & Combat

オススメ度…88点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

POWERWOLF 「PREACHERS OF THE NIGHT」
POWERWOLF 「PREACHERS OF THE NIGHT」

Powerwolf Preachers of the Night

<収録曲>
1. Amen & Attack
2. Secrets Of The Sacristy
3. Coleus Sanctus
4. Sacred & Wild
5. Kreuzfeuer
6. Cardinal Sin
7. In The Name Of God (Deus Vult)
8. Nochnoi Dozor
9. Lust For Blood
10. Extatum Et Oratum
11. Last Of The Living Dead


ドイツ出身の白塗り系メロディックパワーメタルバンド、パワーウルフの5作目。2013年発表。

初期ハロウィンを彷彿とさせるいかにもなメロパワサウンドに、フリーダムコールを彷彿とさせるヒロイックでクッサいメロディ、ブラインド・ガーディアンを彷彿とさせるパワフルで重厚で仰々しい装飾をぶち込んだ、ジャーマンメタルの集大成のようなサウンドがとても素敵です。
そして何よりも特徴的なのがやたら胡散臭いVoの歌声。ヴァンパイアに扮した白塗りの見た目だけでも胡散臭いのに、歌声もそれに負けず劣らず胡散臭く、しかも意外なほどにクサいメロパワサウンドと馴染んでいるのがたまらない。コーラスの何重にも重なった感じもとにかく胡散臭くて、しかも野性味溢れた雄々しい感じもあって、めっちゃダサいです。最高です。

とりあえずその魅力のすべてが冒頭を飾る#1で、再生した瞬間にクッサクサの仰々しいコーラスが胡散臭く響きわたり、思わずニヤけざるを得ません。気合が入れば気合が入るほどクサさとダサさが増していき、サビを経て「アタック!アタック!」と連呼する頃には、気が付けば一緒に叫んでいること間違いなしです。
続く#2ハロウィン直系の典型的なクサメロパワで、これまたやはりガッツポーズもの。同じ系統だと#6なんかもとても良いです。
他の曲も無駄に仰々しい装飾と、ダッサいクサメタルっぷりが良い具合に共存している良曲ばかり。

本国では総合チャートの1位を獲得し、HR/HM系のバンドとしては今までで2番目となる快挙なのだとか。
それもうなずけるくらいのとても良い出来であることは間違いないので、メロパワ好き、クサメタル好きならぜひとも試してみれば良いと思います。

<オススメの曲>
1. Amen & Attack(→PV)

オススメ度…85点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

SKYWINGS 「VICE VERSA」
SKYWINGS 「VICE VERSA」

Skywings Vice Versa

<収録曲>
1. Vice Versa~光纏いし者達~
2. Unite Forever~Sky Anthem Pt.4~
3. I Fascinate
4. Sight Of Ruby
5. Glass In The Ice
6. DDDDDDDDDDDDD
7. Lust Fang
8. Night When Meteor Rain Fell
9. [NEVER]land⇔[EVER]land
10. 銀~Argyros~


日本産メロディックスピードメタルバンド、スカイウィングスの3作目。2014年発表。

シンフォニックで、キラキラで、そして何よりもメロディがクサいです。

前作まで歌っていたVoのTAKUYAが脱退してしまい、どうなることかと見守っていたのですが、後任としてギタリストのI-LAがVoも兼任することになった模様。さすがにTAKUYAと比較すると多少聴き劣りはするのかもしれませんが、細くて伸びるハイトーンということで、個人的にはそれほど違和感は感じませんでした。

とりあえず冒頭の#1から#2#3へと煌びやかに駆け抜ける疾走クサメロチューン3連発がかなり秀逸。しっとりとしたバラードっぽいイントロから華麗にキラキラ疾走へと転身する#1、いかにもメロスピといった感じの爽やかなメロディが響き渡る#2、ヒロイックなメロディと派手なコーラスが素敵な#3と、それぞれタイプの違った疾走クサメロチューンが次々と繰り出されます。
あとは#5とか#7あたりも好きかな。

とりあえず基本的にクサくて、基本的に疾走しています。メタルにしては音がちょっと柔らかいというか、ナヨナヨしている感じなので、それがちょっと気になる人はいるかも。

<オススメの曲>
1. Vice Versa~光纏いし者達~
2. Unite Forever~Sky Anthem Pt.4~
3. I Fascinate (→PV)

オススメ度…82点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

ANGRA 「SECRET GARDEN」
ANGRA 「SECRET GARDEN」

Angra Secret Garden

<収録曲>
1. Newborn Me
2. Black Hearted Soul
3. Final Light
4. Storm of Emotions
5. Violet Sky
6. Secret Garden
7. Upper Levels
8. Crushing Room
9. Perfect Symmetry
10. Silent Call


ブラジル出身のメロディックパワーメタルバンド、アングラの8作目。2014年発表。

2代目シンガーのエドゥ・ファラスキが脱退し、ラプソディ・オブ・ファイアファビオ・リオーネを後任に据えるというびっくりな人事が話題となりました。

ここ最近のアングラは脱メロパワをしてきており、どちらかというとプログレ寄りのアプローチをするようになっているので「アングラに求めているのはそういうのじゃないよ!!」となっているファンも多く、かくいう自分もその一人だったりします。が、Voがファビオに変わったとなると、どうしても聴いてみたくなりますし、「もしかしたら少しは昔のサウンドっぽくなってるかも!」と淡い期待を抱かざるをえないわけです。だって、かつてメロパワ界を牽引していた大御所が、もう一つのメロパワ界の代表的バンドからフロントマンを引っ張ってきたとなると、そりゃあ期待しないわけにはいかないでしょう。

で、結論から言うと、その期待は残念ながら裏切られてしまいました。

基本的にはやはり最近の路線を踏襲しており、メロパワ要素が無いわけではないものの、かなりプログレ寄りのドラマチックな構成の曲が並びます。ファビオのVoはもちろんめっちゃ上手いんだけど、「アングラに求めてるのはやっぱりこういう曲じゃないんだよー」というような感じ。楽曲の出来としても、決して悪くは無いけど、ぶっちゃけめっちゃ良いというわけでもありません。PVまで作ってる#4とかもう微妙すぎて…。

#8なんかは良い具合の疾走チューンですが、アンドレ・マトス期の"Carry On"やエドゥ・ファラスキ期の"Nova Era"あたりの名曲に比べるとだいぶ見劣りするし、アングラをバックバンドとしたファビオの曲といった印象を受けてしまいます。
#9なんかも疾走してるから「おっ」と思ったりもしますが、やっぱり少し肩透かし。

ってなわけで、メンバーの豪華さのわりに凡な作品という感じです。全盛期を知ってるだけに辛口になりがちってのもあるかもですが、それを差し置いても微妙かな…。次こそかつての輝きを取り戻してくれー。

<オススメの曲>
2. Black Hearted Soul

オススメ度…72点

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TWILIGHT FORCE 「TALES OF ANCIENT PROPHECIES」
TWILIGHT FORCE 「TALES OF ANCIENT PROPHECIES」

Twilight Force Tales Of Ancient Prophecies

<収録曲>
1. Enchanted Dragon of Wisdom
2. The Power of the Ancient Force
3. Twilight Horizon
4. The Summoning
5. Whispering Winds
6. Fall of the Eternal Winter
7. Forest of Destiny
8. In the Mighty Hall of the Fire King
9. Made of Steel
10. Sword of Magic Steel
11. Gates of Glory


スウェーデン出身のメロディックスピードメタルバンド、トワイライト・フォースの1作目。2014年発表。

とってもクサいメロスピです。以上、説明おしまい。

って感じで完結したくなってしまうほどの純粋なクサメロスピをやっており、無駄にシンフォニックで派手なKeyの装飾、おーおーおーと大仰なクワイヤ、天高く突き抜けたまま帰ってこないようなハイトーンボーカルと、その手のファンを唸らせる要素のフルコースです。1stアルバムならではの勢いもたまらん。
2000年前後はこんなバンドばっかりでしたが、最近ではすっかりこの手のクサメタルも減ってきて、その中でもこれだけクオリティの高いバンドとなると中々出会えないのですが、このバンドは久々にガッツポーズをしたくなるようなクサさを放っておりました。

冒頭の#1がいきなりの疾走キラーチューンで、エピカルで大仰なイントロの時点で悶絶。ジャケ見て「ラプソディかよ!」とツッコミを入れたくなるこの作品ですが、曲を聴いてもやっぱり「ラプソディかよ!」というツッコミを入れたくなってしまうこと間違いなしです。メロディ的にはラプソディ系統だけど、音の質はREINXEEDっぽい気がします。
続く#2はキラキラしたKeyをバックにちょっぴり哀愁漂うクサメロを歌い上げてくれる曲。いいよいいよー、歌詞でマイティウォリアーとか言っちゃうあたりがいかにもクサメロスピでいいよーなんて微笑ましくなってしまう。サビはみんなで大合唱系のコーラスで、これまた素晴らしいです。
個人的にもう1曲めちゃくちゃキラーチューンなのが#6で、いかにもB級クサメロスピな感じのハイトーンボーカルが限界ぎりぎりまで声を張り上げてくれるのがとても良い。完全に突き抜けたまま帰ってこない系の高さで全力投球してくれる上に、そのメロディがとてつもなくクサいです。

とりあえず基本的にクサメロの嵐なので、最近クサメタル成分が足りてないなぁなんて思っているクサメタラーは聴かないと損かもしれません。こういうバンドがザクザクと発掘されてたあの頃は良かったなぁなんて思い出に浸りながら聴いてやりましょう。

<オススメの曲>
1. Enchanted Dragon of Wisdom
2. The Power of the Ancient Force
6. Fall of the Eternal Winter

オススメ度…86点

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WINTERAGE 「THE HARMONIC PASSAGE」
WINTERAGE 「THE HARMONIC PASSAGE」

WINTERAGE THE HARMONIC PASSAGE

<収録曲>
1. Ouverture in Do Minore
2. The Harmonic Passage
3. The Flame Shall not Fade
4. Wirewings
5. Son of Winter
6. La caccia di Turin
7. Golden Worm
8. Victory March
9. La Grotta di Cristallo
10. Crown of the Crowds
11. Panserbjorne
12. The Endless Well
13. Awakening


イタリア出身のメロディックスピードメタルバンド、ウィンターエイジの1作目。2015年発表。

これぞB級メロスピ!と思わず笑みがこぼれてしまうようなクッサいメロスピをやっております。
ヴァイオリンが優雅に、そして元気よく乱舞するあたりもとても微笑ましい。

僕がメタルを聴き始めた2000年代初頭はこんな感じの若手バンドが腐るほど溢れかえっていて、「これはww」と思うような曲を数曲残しつつもそのまま埋もれていっていたイメージなのですが、最近はこういう典型的なクサメロスピをやってくれるバンドはめっきり減ってしまいました。そんな中で、この時代にこの音楽性で元気に飛び出してきたもこいつらの存在は評価に値するのではないかと思います。

とりあえず#1は本格的なオーケストレーションで壮大に幕を開けるイントロ。イントロに4分近く費やしてくるあたり、やはり気合が違います。
そしてそこから雪崩れ込む#2は超絶クサメロを振りまきまくる疾走メロスピチューン。クワイヤで盛り上がった直後に入ってくるVoのシャウトを聴いた瞬間「細いww」と笑みがこぼれること間違いなしです。いかにもB級っぽくて素晴らしい。ヴァイオリンも乱舞しまくりで最高。久々に「これはww」と思うクサメロメロスピチューンに出会いました。
#4なんかもほっそいハイトーンシャウトを存分に堪能できる疾走曲でなかなか良い。
尖ったギターの音と煌びやかなKeyの音色が良い具合に混ざった#7なんかも好き。
あとはフォークっぽいメロディのミドルテンポチューン#9とか、ドラマティックに盛り上がる大合唱したくなる系メロスピの#10とか、クワイヤ大活躍の#12、白鳥の湖をガッツリ取り入れた#13なんかも印象的です。

メロスピ界全盛期の音を良い具合に再現してくれていてとても微笑ましいので、クサメロ命でB級メロスピに寛容な人は試してみれば良いのではないかと。応援したくなるけど、変に大成しないでこのままのスタンスで活躍して、あとはメロディの質をどんどん上げていってほしいです。

<オススメの曲>
2. The Harmonic Passage

とりあえずこの1曲を聴いておけば間違いなし。

オススメ度…81点

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ORDEN OGAN 「RAVENHEAD」
ORDEN OGAN 「RAVENHEAD」

Orden Ogan Ravenhead

<収録曲>
1. Orden Ogan
2. Ravenhead
3. F.E.V.E.R
4. The Lake
5. Evil Lies in Every Man
6. Here at the End of the World
7. A Reason to Give
8. Deaf Among the Blind
9. Sorrow Is Your Tale
10. In Grief and Chains
11. Too Soon


ドイツ出身の重厚パワーメタルバンド、オルデン・オーガンの5作目。2015年発表。

ブラインド・ガーディアンを彷彿とさせるような分厚く神々しさすら漂わせるコーラスと、ヘヴィで重厚なサウンドが特徴の、ジャーマンメタル界の希望の星です。ちょっぴりフォーキッシュなメロディが入っていてヴァイキングメタルのような勇ましさも兼ね備えてるあたりもかなり良い。

冒頭の#1はバンド名を冠している割にただの1分ちょいのイントロ。
が、そっから続く#2が非常にエネルギッシュかつエピカルなキラーチューンで、メロディアスさと重厚さのダブルパンチにいきなりノックアウトされます。サビの何重にも重なったクワイヤが熱い!
続く#3はPVも作られた曲で、ドラマティックな盛り上がりがなんとも素敵な曲。イントロの荘厳な雰囲気がとてもツボです。分厚いサビもやはり良い。
続く#4はめっちゃザクザクとしたヘヴィなリフが印象的。ダークな雰囲気の曲かな…と思いきや、サビで一気に広がっていく感じがとても爽快です。そして同時に神々しい。
#8も同様にめっちゃパワフルなリフでゴリゴリ押していくイントロから、神々しく分厚いサウンドへと変化していく曲。サビの盛り上がりが凄まじいのも同様。ズルいわ、こんなん大合唱必至やん。
#9はヴァイキングメタルのような勇ましくエピカルな曲。クサいメロディとドラマチックな構成が最高です。

ってなわけで、前作がとても良かったので期待はしていましたが、その期待を遥かに上回るようなクオリティの作品でした。ブラガのような分厚いサウンドを求めている人や、勇ましかったり神々しかったりするサウンドが好きな方はぜひ。ジャケはなんとも言えないセンスですが、中身の方は最高品質です。

<オススメの曲>
2. Ravenhead (→LV)
3. F.E.V.E.R (→PV)
4. The Lake
8. Deaf Among the Blind
9. Sorrow Is Your Tale

オススメ度…88点

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