EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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GHOST BATH 「GHOST BATH」
GHOST BATH 「GHOST BATH」

Ghost Bath Ghost Bath

<収録曲>
1. Apathy
2. Despair
3. Lust
4. Hope


米国出身のブラックメタルバンド、ゴースト・バスのデビューEP。2013年発表。

ジャケットにデカデカと記載された「鬼浴」の文字から、しばらくは中国のバンドだと思われておりました。

最初期の彼らはアトモスフェリックで陰なデプレッシヴ系のブラックメタルをやっており、このEPも寂寥感たっぷりのサウンドが良い具合に心を抉ってくれるような作品になっております。

冒頭を飾る#1が個人的になかなかツボで、陰ながらも妙にクセになるグルーヴと、ジリジリとしたメロウなリフと、荒削りに響き渡るトレモロリフとが三位一体となった良曲。
悲鳴と絶叫の狭間のような気味の悪い叫び声もとても良いです。
残る曲は、#2はアコースティックで静かな曲、#3は荒々しいいかにもなデプレ系チューン、そして#4はまさかのピアノ中心のしっとりチューン。

てなわけで、とりあえず#1だけかなり好きかなーといった作品です。
BandcampでNYPだし、とりあえず興味があればどうぞという感じでしょうか。

<オススメの曲>
1. Apathy

オススメ度…78点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

GHOST BATH 「FUNERAL」
GHOST BATH 「FUNERAL」

Ghost Bath Funeral

<収録曲>
1. Torment
2. Burial
3. Silence
4. Procession
5. Dead
6. Sorrow
7. Calling
8. Continuity
9. March
10. Afterlife
11. Birth
12Forever


米国出身のブラックメタルバンド、ゴースト・バスの1作目。2014年発表。

2作目が出た頃に米国産のバンドだということが発覚しましたが、この作品が出たころはまだ中国産バンドだと思われていたようで、ネットを調べるとあちこちで中国産と紹介されていたりします。
そして2作目ではとてもアーティスティックなポストブラックへと変貌していた彼らですが、この頃はまだデプレッシヴ系のブラックメタルをやっており、Xasthuあたりを彷彿とさせるような陰鬱なサウンドが特徴。

個人的にはポストブラック路線になってからの彼らが好き過ぎてたまらないわけですが、
この頃のサウンドも決して悪くはなく、クオリティ的には普通に高い方なのではないかと思います。

特にこの曲がめっちゃ好き!ってのがあるわけではないのですが、どの曲も淡々と紡ぎだされる寂寥ムードが良い具合に心をえぐってくれるので、部屋を真っ暗にして静かにヘッドホンで聴いていたいような作品。
アトモスフェリックなアコースティックパートでふわっとまとめ上げられる中、絶叫とも悲鳴ともつかぬヒャァアアって感じの叫び声が響き渡る様子がとても良いです。
シューゲイザー風味のジリジリとしたノスタルジックな雰囲気も醸し出されており、こういう所が次作に繋がっていったんだなぁという場面もちらほらと感じ取れます。

とりあえずでプレ系のブラックが好きなら聴いてみても良いんじゃないかと。
ちなみにBandcampでNYPです。

<オススメの曲>
5. Dead

オススメ度…81点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

SACRIFICIA MORTUORUM 「RAILLER l'HYMEN DES SIECLES」
SACRIFICIA MORTUORUM
「RAILLER l'HYMEN DES SIECLES」


Sacrificia Mortuorum Railler lHymen des Siecles

<収録曲>
Acte 1: L'allégorie Du Masque
 1. Mort Noire (Quadryatique Des Princes Mécènes)
 2. Vanitas Vanitatum, Et Omnia Vanitas
Acte 2: Éloge Du Deuil Et De La Déraison
 3. Lacrimae
 4. De Poussière
Acte 3: La Mort Et Ses Échansons
 5. Flammifera Nox
 6. Fragments Épars


フランス出身のブラックメタルバンド、SACRIFICIA MORTUORUMの4作目。2012年発表。

ペイガンブラックメタルという触れ込みだったので手に取ってみたのですが、ペイガンメタルの様な勇壮さやフォークっぽさはほんのわずかで、むしろSHININGあたりに通じるような鬱ブラック的なサウンドが中心でした。メロディというよりは、思想的な部分にペイガニズムが含まれているのかな。チリチリとした暗いトレモロや、アコースティックの不気味なパートなど、聴いていると気が滅入ってしまうような鬱っぷりの中に、ほんのわずかだけ美しさや哀愁を内包してる感じがちょっと良い感じです。
Voも悲壮感漂う苦しげな絶叫をしており、雰囲気としてはBURZUM系統の叫び。この鬱サウンドにはよく合っていると思います。

アルバム全体が3部にわかれているようで、各部が2曲の全6曲。どの曲も比較的長めで、淡々とした雰囲気が続きますが、個々のメロディや雰囲気はなかなか秀逸なのではないかと。

<オススメの曲>
1. Mort Noire (Quadryatique Des Princes Mécènes)

オススメ度…81点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

BURZUM 「FILOSOFEM」
BURZUM 「FILOSOFEM」

Burzum Filosofem

ノルウェー出身のカウント・グリシュナックによる独りプリミティブブラックメタルバンド、バーズムの4作目。1996年発表。この作品がリリースされたのは彼が投獄された後のことですが、レコーディング自体はメイヘムユーロニモスを刺殺する前となっています。チリチリとして耳をつんざくような反復リフがひたすらノイジーに奏でられ、そこに怪しいシンセサウンドが幻想的に絡むという、ひたすら鬱なブラックメタルをやっています。陰鬱で不安を煽るようなリフが執拗に繰り返されるのですが、そのリフの一つ一つがとてつもなくカッコ良く、中毒性が抜群。徐々に脳が侵食されて精神が侵されていき、どこか別の世界へとトリップすることが出来そうです。Voも絶望と憎しみに満ちていて、呪い殺されそうな絶叫が非常に邪悪。この後、BURZUMはどんどんとアンビエント作品へと傾倒することになるのですが、その段階への布石はこのアルバムでもかなり顔を覗かせており、シンセによるアンビエント要素が至る所に顔を出していて、鬱要素の増幅に多大な貢献をしています。聴いてると気分が限界まで沈む、鬱ブラック界の超名盤。

<収録曲>
1. Dunkelheit
2. Jesus' Tod
3. Erblicket die Tochter des Firmaments
4. Gebrechlichkeit I
5. Rundgang um die transzendentale Sasle der Singularitat
6. Gebrechlichkeit II


<オススメの曲>
1. Dunkelheit
2. Jesus' Tod
3. Erblicket die Tochter des Firmaments

#1はじわじわと不安を煽りまくるノイジーなリフが淡々と繰り返され、そこにシンセの絡む超絶鬱チューン。綺麗なシンセがゆったりと幻想的に響くのですが、この圧倒的鬱リフをバックに奏でられると、逆になんとも不気味な響きに感じます。Voの叫びも病的で素晴らしい。
続く#2はさらにノイジーなリフが響き渡る曲。耳触りで不快になるようなリフが知らない間に心地よく感じられ、ズルズルと暗黒世界へと引きずり込まれていきます。ドラムが入ってきてからは独特の黒いグルーヴ感があり、それをともなって反復され続ける邪悪なリフが鳥肌レベルでカッコ良い。
#3は這いずり回るようなリフが繰り返される曲で、鬱々とした空気がとても素敵です。
後半3曲はアンビエント色がより強くなっており、不気味なSEなどがふんだんに使われた曲。#5なんかは25分を超える長尺な曲で、ひたすら不気味な暗黒アンビエント絵巻となっています。

オススメ度…94点

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