EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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Öxxö Xööx 「Nämïdäë」
Öxxö Xööx 「Nämïdäë」

Öxxö Xööx Nämïdäë

<収録曲>
1. Därkäë
2. LMDLM
3. Ländäë
4. Dä Ï Lün
5. Lör
6. Lücï
7. Äbÿm
8. Dälëïth
9. Ü


フランス出身のアーティスティックでゴシック風味なプログレ系ドゥームメタルバンド、Öxxö Xööxの2作目。2015年発表。バンド名、アルバム名、曲名の全てが読めませんが、どうやら人造言語なのだそうです。

アーティスト写真もなんかすごいし、なんか色々と気合入り過ぎじゃないですかね。

音楽性の方も、あまりにもアヴァンギャルドすぎて、どう分類したらいいのかわかりません。
ズーンと沈み込むようなドゥーミーで陰鬱な音楽性を基本としていますが、とてもアーティスティックでプログレ的な知性も感じさせるし、耽美系ゴシックのような退廃的な雰囲気も漂わせるし、オルガンやクワイアを交えながら儀式のような神聖さも発しているし…。
Voは朗々とした男性の歌唱と、ちょっぴりオペラチックな女性ソプラノ系ヴォイスが入り乱れており、これまた儀式っぽさを増すのに一役買っています。

とりあえず冒頭の#1の時点で既に神秘性が高過ぎてビビる。チャーチオルガンの創り出す独特の神聖な世界観から、ヘヴィでゆったりとしたリフとキラキラしたKeyへとドラマティックに繋がっていき、Voが入ってくるころには完全にこの世界観にどっぷりと引き込まれていること間違いなしです。不気味さと美しさの絶妙なバランスがとてもクセになります。11分もあるし、曲のスピードもめっちゃ遅いんだけど、自然と聴き通すことが出来ます。
残りの曲も方向性は全部一緒で、全部聴き通す頃には頭ん中がこのバンドの創り出す神秘的な世界観に洗脳されていること間違いなし。一曲一曲の独立性はあまりないですが、アルバム全体を通しての一体感が凄まじく、全部まとめて一つの芸術作品のように感じさせられます。

そしてこの作品、なんとBandcampでNYPという太っ腹ぶり。とりあえず気になったら聴いてみて、妖しい世界観に浸ってみれば良いのではないでしょうか。

<オススメの曲>
1. Därkäë

オススメ度…84点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

OOMPH! 「XXV」
OOMPH! 「XXV」

OOMPH! XXV

<収録曲>
1. Dein Retter
2. Alles Aus Liebe
3. Jetzt Oder Nie
4. Als Wärs Das Letzte Mal
5. Mary Bell
6. Jede Reise Hat Ein Ende
7. Unter Diesem Mond
8. All Deine Wunden
9. Fleisch Und Fell
10. Tick Tack
11. Nicht Von Dieser Welt
12. Spieler
13. Zielscheibe
14. Leis Ganz Leis


ドイツ出身のインダストリアルメタルバンド、ウームフ!の12作目。2015年発表。

独産でインダストリアル系といえば、真っ先にラムシュタインのような音を頭に思い浮かべざるをえないのですが、このバンドもそのイメージに違うことなく、思いっきりラムシュタイン系統の音楽をやっております。強いて違いを挙げるとしたら、こっちの方が微妙にキャッチー度が高いってくらいかな。
今までもラムシュタインっぽかったけど、今作はさらにラムシュタインっぽい。

最近のラムシュタインは、ゴシックっぽい雰囲気が強くなったり、色々と初期の思いっきりインダストリアル色の強い時期とは音が変わっていますが、ウームフ!のコイン作は初期のラムシュタイン的な音を出しており、アルバムとしては「MUTTER」あたりの雰囲気。

とりあえず冒頭の#1の時点で「あれ、ラムシュタインの曲だっけ?」ってくらい雰囲気が似ており、その手のサウンドが大好きな自分としてはとても嬉しい。
続く#2はさらにラムシュタインさの高い曲で、リフはラムシュタインの"Sonne"っぽいし、心なしかボーカルの声も似ているような感じ。シリアスさとキャッチーさがうまいこと同居している曲です。
他の曲も、ラムシュタインっぽさを前面に押し出しつつ、でもやっぱり違うバンドなんだよって言う部分もちゃんといありつつで、なかなか良い。

ってなわけで、どんだけラムシュタインって連呼すんだよって感じになってしまいましたが、実際にそんな感じなんだから仕方がないよね。ほんとはこっちのバンドの方が先輩なんだけどね。

<オススメの曲>
2. Alles Aus Liebe(→PV)

オススメ度…82点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

ORDEN OGAN 「RAVENHEAD」
ORDEN OGAN 「RAVENHEAD」

Orden Ogan Ravenhead

<収録曲>
1. Orden Ogan
2. Ravenhead
3. F.E.V.E.R
4. The Lake
5. Evil Lies in Every Man
6. Here at the End of the World
7. A Reason to Give
8. Deaf Among the Blind
9. Sorrow Is Your Tale
10. In Grief and Chains
11. Too Soon


ドイツ出身の重厚パワーメタルバンド、オルデン・オーガンの5作目。2015年発表。

ブラインド・ガーディアンを彷彿とさせるような分厚く神々しさすら漂わせるコーラスと、ヘヴィで重厚なサウンドが特徴の、ジャーマンメタル界の希望の星です。ちょっぴりフォーキッシュなメロディが入っていてヴァイキングメタルのような勇ましさも兼ね備えてるあたりもかなり良い。

冒頭の#1はバンド名を冠している割にただの1分ちょいのイントロ。
が、そっから続く#2が非常にエネルギッシュかつエピカルなキラーチューンで、メロディアスさと重厚さのダブルパンチにいきなりノックアウトされます。サビの何重にも重なったクワイヤが熱い!
続く#3はPVも作られた曲で、ドラマティックな盛り上がりがなんとも素敵な曲。イントロの荘厳な雰囲気がとてもツボです。分厚いサビもやはり良い。
続く#4はめっちゃザクザクとしたヘヴィなリフが印象的。ダークな雰囲気の曲かな…と思いきや、サビで一気に広がっていく感じがとても爽快です。そして同時に神々しい。
#8も同様にめっちゃパワフルなリフでゴリゴリ押していくイントロから、神々しく分厚いサウンドへと変化していく曲。サビの盛り上がりが凄まじいのも同様。ズルいわ、こんなん大合唱必至やん。
#9はヴァイキングメタルのような勇ましくエピカルな曲。クサいメロディとドラマチックな構成が最高です。

ってなわけで、前作がとても良かったので期待はしていましたが、その期待を遥かに上回るようなクオリティの作品でした。ブラガのような分厚いサウンドを求めている人や、勇ましかったり神々しかったりするサウンドが好きな方はぜひ。ジャケはなんとも言えないセンスですが、中身の方は最高品質です。

<オススメの曲>
2. Ravenhead (→LV)
3. F.E.V.E.R (→PV)
4. The Lake
8. Deaf Among the Blind
9. Sorrow Is Your Tale

オススメ度…88点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

ORPHANED LAND 「ALL IS ONE」
ORPHANED LAND 「ALL IS ONE」

Orphaned Land All Is One

<収録曲>
1. All Is One
2. The Simple Man
3. Brother
4. Let The Truce Be Known
5. Through Fire And Water
6. Fail
7. Freedom
8. Shama'im
9. Ya Benaye
10. Our Own Messiah
11. Children


イスラエルのフォーク系プログレッシヴメタルバンド、オーファンド・ランドの6作目。2013年発表。

いかにもイスラエルという感じの中東風味のメロディをふんだんに使った、民族音楽チックなプログレメタルをやっています。アラビアンナイトの世界に迷い込んでしまったかのような幻想的かつ美しい世界観が展開されており、聴いているとなんともエキゾチックな気分になること間違いなし。歌詞のテーマにかなり宗教的なものが含まれているため、神秘的な雰囲気も加わっており、他に類を見ない独創的なサウンドです。
また、デスヴォイスの出てくる頻度が比較的少なくなったり、サウンドが全体的にまろやかになったり、スローテンポの曲が多かったりと、今作はメロディの美しさで勝負しに来ているという印象。メタル度は少し下がって、中東っぽさやフォークっぽさがアップした感じです。ただ、今作でも総勢40人以上がコーラスに参加していたり、民族楽器が色々と使われまくっていたりと根本的な部分は全く変わっていないので、今までの作品が好きな人も存分に楽しめる作品だと思います。

エキゾチックなアコースティックギターの音色で幕を開ける#1は、そこからすぐに壮大なコーラスへと雪崩れ込むいかにもこのバンドらしい曲。この時点で既にこの独創的な世界観に誘われること間違いなしで、ゾクゾクしないではいられません。
#3は美しい弦楽器に誘われてゆったりと進んで行く哀愁たっぷりの曲。映画のエンディングを見ているかのようなドラマ性と、語りかけてくるかのようなVoの優しい歌声がとにかく最高です。
#4はうって変わって妖しげな雰囲気漂うエキゾチックな曲。ダークさと美しさが絶妙に絡み合う良曲です。
#6は低い男性の声による長めの語りで幕を開ける曲ですが、その語り部分がカッコ良過ぎてビビる。ホントに映画を見ているかのような気分になります。憂いを含んだメロディとデスヴォイスの組み合わせがとてつもなく素晴らしい。
#7は民族音楽らしい独特のリズム感とグルーヴ感がクセになるインスト。決して明るい曲ではないのですが、独特の跳ねるような感覚がとても新鮮です。
#8はイスラエル語で歌われるエキゾチックな曲。英語ではない言語の独特の響きが、異国情緒あふれるサウンドにぴったりで、耳にこびりついて離れなくなります。

<オススメの曲>
1. All Is One
3. Brother(→PV)
4. Let The Truce Be Known
6. Fail
7. Freedom
8. Shama'im

オススメ度…89点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

ORDEN OGAN 「TO THE END」
ORDEN OGAN 「TO THE END」

Orden Ogan To The End

<収録曲>
1. The Frozen Few
2. To The End
3. The Things We Believe In
4. Land Of The Dead
5. The Ice Kings
6. Till The Stars Cry Out
7. This World Of Ice
8. Dying Paradise
9. The Mystic Symphony
10. Angels War
11. Take This Light
12. Masks
13. The Battle Of Waterloo


ジャーマンメタル界の希望の星、オルデン・オーガンの4作目。2012年発表。

重厚なサウンドと、そしてあまりにも分厚く神々しいコーラスは、ブラインド・ガーディアンそのもの。メロスピ的な疾走っぷりと、どっしりとした重々しい音作り、そして要所要所のシンフォニックな装飾とが非常に良いバランスで均衡しており、軟弱さの無い、非常にオーラに溢れたジャーマンメタルとなっています。エピカルでヒロイックなメロディをちりばめながら勇壮に雄々しく展開していく様はまさに圧巻。「これぞジャーマンメタル新世代の夜明けだ!」と手放しに喜びたくなる内容で、ドラマティックで緻密な構成の素晴らしい作品となっています。

<オススメの曲>
2. To The End
3. The Things We Believe In (→PV)
4. Land Of The Dead
6. Till The Stars Cry Out
8. Dying Paradise

重厚なリフワークで疾走する良曲がたっぷり!そんな中で、スピードは控えめながらも分厚いコーラスが抜群に神々しい#3が個人的には一番かな。他の曲も、クサメロを纏いつつヘヴィなサウンドで駆け抜ける、高速船者の様な感じでとても素晴らしいです。

オススメ度…86点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

OOMPH! 「DES WAHNSINNS FETTE BEUTE」
OOMPH! 「DES WAHNSINNS FETTE BEUTE」

Oomph! Des Wahnsinns Fette Beute

ドイツ出身のインダストリアルメタルバンド、ウームフ!の11作目。2012年発表。ドイツのイメージに違わない、ゴリゴリとした堅い雰囲気を持ちつつも、キャッチーさを失わないとても聴きやすいインダストリアルをやっています。ラムシュタインをもっとポップにした印象かな。歌詞が全てドイツ語で、インダストリアルサウンドとマッチしているのはラムシュタイン同様なのですが、ノリの良さやポップさが全面に押し出されています。今作は特に明るい雰囲気が強く、シリアスなパートはとても控えめ。普通のロックに通じるような軽めのサウンドな感は否めませんが、楽曲自体はとても充実していると思います。

<収録曲>
1. Unzerstörbar
2. Zwei Schritte Vor
3. Such Mich Find Mich
4. Bis Der Spiegel Zerbricht
5. Die Geister Die Ich Rief
6. Bonobo
7. Deine Eltern
8. Kleinstadtboy
9. Regen
10. Kosmonaut
11. Komm Zurück
12. Aus Meiner Haut
13. Seemannsrose
14. Unendlich


<オススメの曲>
1. Unzerstörbar
2. Zwei Schritte Vor(→PV)
3. Such Mich Find Mich
7. Deine Eltern
8. Kleinstadtboy
10. Kosmonaut

キャッチーな良曲がとても多いのですが、個人的にはダンサブルな雰囲気が良い♯3とか、エレクトロサウンドが素敵でインダストリアル要素が強い#7、どことなく漂う冷たい哀愁が良い感じの#10が特に好きかな。

オススメ度…81点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

OLD MAN'S CHILD 「ILL - NATURED SPIRITUAL INVASION」
OLD MAN'S CHILD
「ILL - NATURED SPIRITUAL INVASION」


Old Man's Child Ill-Natured Spiritual Invasion

ノルウェー出身のブラックメタルバンド、オールド・マンズ・チャイルドの3作目。1998年発表。ディム・ボガーガルダーがドラム以外の全パートをこなしており、ドラムだけはダーク・エンジェルジーン・ホグランが担当しています。サウンドの方はクラシカルな装飾でメロディアスに疾走するスタイルとなっており、ブラックメタルらしさをちょっぴり残しながらも非常に聴きやすい音作り。今までもわりと聴きやすい方でしたが、今作ではそれよりもさらに通常のメタル寄りのサウンドとなっており、むしろブラック要素はデスヴォイスくらいにしか残っていないんじゃないかというレベルです。メロディの質もクサメロレベルの充実っぷりで、メロディアスなメタルが好きならば普通に悶絶できるのではないかと。

<収録曲>
1. Towards Eternity
2. The Dream Ghost
3. Demoniacal Possession
4. Fall of Man
5. Captives of Humanity
6. God of Impiety
7. My Evil Revelations
8. Thy Servant


<オススメの曲>
1. Towards Eternity
2. The Dream Ghost
5. Captives of Humanity
6. God of Impiety

優雅なイントロで始まる#1は、そのまま煌びやかな装飾を纏いつつ、ギターとドラムだけが爆走していく曲。装飾部分はゆったりさとのギャップがとても印象的。中盤からの美麗なピアノサウンドも素敵。
グルーヴィーなリフで進みながら、♯2は高速で紡ぎ出される流麗なピアノサウンドと共に疾走していく曲。そのピアノの疾走っぷりが個人的に妙にツボです。
#5は荘厳な雰囲気で始まり、ドラマティックかつ勇壮に展開していく曲。出だし部分のメロディがとてもエピカルで良いです。
#6は最初のノイズがとても邪魔なんですが、その後の展開は悶絶級のクサメロがこれでもかとばかりに乱舞するキラーチューン。クラシカルでヒロイック、さらに叙情性まで兼ね揃えた素晴らしいリフがあまりにも素敵。

オススメ度…85点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

OBITUARY 「XECUTIONER'S RETURN」
OBITUARY 「XECUTIONER'S RETURN」

Obituary Xecutioner's Return

米国出身のデスメタルバンド、オビチュアリーの7作目。2007年発表。再結成後の第2弾となる作品です。良い意味でいつもと全く変わらないスタイルが貫かれており、地を這うようなヘヴィなサウンド、のっそりと蠢くような超スローなリフ、そしてドロドロとした気持ち悪い質感が全面に押し出された、誰が聴いても一発でオビチュアリーだと識別できるような作品となっています。もっさりとしたドゥーミーな雰囲気と、独特なグルーヴ感が非常に心地よい。そしてそんな中、今作から参加しているラルフ・サントーラが流麗なソロプレイを随所でぶち込んでくれており、良い具合にアクセントを付け加えているのも非常に良い感じの化学反応となっています。ジョン・ターディの汚らしいデスヴォイスも極悪さが全面に押し出されていてとても素晴らしい。

<収録曲>
1.Face Your God
2.Lasting Presence
3.Evil Ways
4.Drop Dead
5.Bloodshot
6.Seal Your Fate
7.Feel The Pain
8.Contrast The Dead
9.Second Chance
10.Lies
11.In Your Head


<オススメの曲>
1.Face Your God
3.Evil Ways(→PV)
4.Drop Dead
10.Lies

もっさりとしたリフがドロドロと刻まれまくる#1は、比較的早いテンポなのに醸し出す雰囲気は超ヘヴィ&スローという実に彼ららしい曲。リフのうねりと音圧がとにかく圧巻です。そんな中でやりたい放題弾きまくるメロディアスなギターソロがとても派手で良い感じ。
♯3は独特のグルーヴ感をまとっていて、思わず体がゆっくりと縦に揺れてしまうような曲。
ヘヴィさが全面に押し出されている#4は、沈み込んでいくようなダークな雰囲気とVoの喚きっぷりの対比が良い感じ。
#10は比較的早いテンポの非常に攻撃的な曲。ただ、やはり全体から放出されるオーラはとても重厚で、もはや禍々しさすら漂います。

オススメ度…85点

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OVERKILL 「IRONBOUND」
OVERKILL 「IRONBOUND」

Overkill Ironbound

米国出身のスラッシュメタルバンド、オーヴァーキルの15作目。2010年発表。ザックザクのギターリフとバッキバキのベースとの組み合わせが素晴らしい、攻撃的な突撃型スラッシュメタルをやっているベテランバンドです。今作ではシンプルなリフを組み合わせた初期に近いエネルギッシュなサウンドになっており、メタル好きなら血が騒がずにはいられない熱い熱いサウンドになっています。これでもかと言わんばかりのアグレッションを纏ってザクザクと疾走を重ねるかと思いきや、ずっしり構えてグルーヴィーに展開してみたりと、静と動の対比を絶妙に見せつけてくるあたりにベテランらしい一面も。ザクザクとしたクランチ―なリフを主体としながら、所々にメロディアスな側面が垣間見えるのも魅力的です。Voのブリッツはもう50歳を超えているというのにヒステリックなシャウトを連発しまくっており、声の持つ歳相応の渋さと年齢に似つかわしくない若々しいキレっぷりとがうまいことミックスされていて、なんだか不思議な魅力を放っています。

<収録曲>
1. The Green and Black
2. Ironbound
3. Bring Me the Night
4. The Goal is Your Soul
5. Give a Little
6. Endless War
7. The Head and Heart
8. In Vain
9. Killing for a Living
10. The SRC


<オススメの曲>
1. The Green and Black
2. Ironbound
3. Bring Me The Night(→PV)
6. Endless War

#1は彼ららしいバキバキのベースが印象的な曲。ゆったりとしたイントロは少し勿体ぶり過ぎかなぁなんて気はしますが、そこからなヘヴィなサウンドによる疾走っぷりはやはりとてもカッコ良い。
♯2はグルーヴィーなリフでザックザックと切り込んでいく様子がとてもカッコいい曲。歌メロにちょっとした親しみやすさがあるのが良いな。展開の方も上手いこと緩急をつけていて面白い。
そして#3は圧倒的にエネルギッシュなキラーチューン。シンプルで攻撃的かつメロディアスなリフが華麗に疾走しまくり、そこに早口でヒステリックなVoがのっかるというストレートな楽曲なのですが、そのド真ん中っぷりが実に爽快です。中盤のソロ直前の歌い回しと、そっからソロになだれ込んでいく瞬間が好き過ぎてヤバい。悶絶。
#6は骨太なリフに痺れるパワフルな曲。スタスタしたドラムの淡々とした感じが意外と好きだったり。終盤のアイアンメイデンチックなツインリードも楽しい。

オススメ度…86点

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OVERKILL 「THE ELECTRIC AGE」
OVERKILL 「THE ELECTRIC AGE」

Overkill The Electric Age

米国出身のベテランスラッシュメタルバンド、オーヴァーキルの16作目。2012年発表。基本的には前作の延長上の、メロディをちょっぴり追いつつザックザックと疾走しまくる突撃型のスラッシュメタルをやっています。前作よりは比較的メロディアスな部分が強くなった気がしなくはないですが、それでも圧倒的なアグレッションは全く失っておらず、凄まじい勢いでキレキレのリフを連発。オーヴァーキルの魅力の一つでもあるバッキバキのベース音もバッチリだし、Voのブリッツも年齢を感じさせないようなヒステリックなシャウトを響かせており、サウンドの攻撃性と絶妙にマッチしています。

<収録曲>
1. Come And Get It
2. Electric Rattlesnake
3. Wish You Were Dead
4. Black Daze
5. Save Yourself
6. Drop The Hammer Down
7. 21st Century Man
8. Old Wounds, New Scars
9. All Over But The Shouting
10. Good Night


<オススメの曲>
1. Come And Get It
2. Electric Rattlesnake(→PV)
3. Wish You Were Dead
5. Save Yourself
9. All Over But The Shouting

冒頭の#1は重々しくタメまくるイントロを経て解き放たれたように爆走しまくるいかにもなサウンドがたまらない。バッキバキのベースとクランチーなリフ、そしてブチ切れヒステリックVoと、オーヴァーキルの魅力が存分に詰まりまくっています。
♯2は思いっきりスラッシュメタルしながらもメロディラインがしっかりしている曲。メロディラインを早口でまくしたてるVoや、メロディアスなソロなども素晴らしいです。
♯3はめっちゃアグレッシヴでヘドバン必至なサウンドなのに、どこかキャッチーさも兼ね揃えているリフが凄い。何も考えずに何度も何度も聴きたくなるような中毒性があります。
スタスタとしたドラムに導かれて疾走を開始する#5は、ちょっぴりパンキッシュで軽快な印象を与える曲。脇目も振らない疾走っぷりと、バックの能天気なコーラスが良い感じ。
#9はザックリとしたリフを緩急つけて聴かせてくる曲。爆走パートとグルーヴィーなパートとのバランスが秀逸です。サビがメロパワ並みにキャッチーなコーラスになってるのも良いね。

オススメ度…90点

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OV HELL 「THE UNDERWORLD REGIME」
OV HELL「THE UNDERWORLD REGIME」

Ov Hell The Underworld Regime

ノルウェーブラックメタル界のスーパースター達が集結した夢のようなブラックメタルプロジェクト、オヴ・ヘルの1作目。2010年発表。DIMMU BORGIRShagrath<Vo>GORGORTHKing<B>ENSLAVEDIce Dale<G>1349Teloch<G>、そしてSATYRICONFrostという超豪華メンバーで固められただけあって、とにかく演奏のクオリティは凄い。ただ、曲の方は、うーん、…普通、かな。ミドルテンポ主体で、良くも悪くも驚きの少ない「ザ・ブラックメタル」なサウンドとなっています。それなりにブラストして、それなりに暗黒で、それなりに激しくて…。個々の能力が高いのでとても高水準でまとまってはいるのですが、それ以上でもそれ以下でもありません。このメンバー一覧を見た時のわくわく感を満足させるほどではないかな。

<収録曲>
1. Devil's Harlot
2. Post Modern Sadist
3. Invoker
4. Perpetual Night
5. Ghosting
6. Acts of Sin
7. Krigsatte Faner
8. Hill Norge


<オススメの曲>
3. Invoker

ブラストで一気に畳みかけるこの曲が一番暴虐性があって好きかな。前半と後半のファストパートが凄まじくて良い。

オススメ度…78点

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OPETH 「HERITAGE」
OPETH「HERITAGE」

Opeth Heritage

スウェーデンのデス/プログレッシヴメタルバンド、オーペスの10作目。2011年発表。デス+プログレを基調にサイケやゴシックなど様々なサウンドを取り入れ独自のスタイルで突き進んできたバンドだったのですが…、あれ、なんか70年代プログレになってるぞ…。ということで、なんと今作ではデスの要素は全て取り払われ、完全に70年代プログレに傾倒した作品になっております。7作目の「DAMNATION」でもデスの要素は全て排されており、あちらはオーペスらしい幽玄さが残っていてかなりの名盤だったのですが、なんか今回はそれともちょっと違うかな。純粋にプログレッシヴロックという感じで、比較対象を挙げるならキング・クリムゾンとかになるのでしょうか。個人的には敢えてこの路線に進む必要は無かった気がしてしまい、これじゃない感が半端ないです。曲自体のクオリティはまぁさすがのオーペスということで悪くは無いのですが、敢えて何度も聴きたいかというと、うーん。ねぇ…?

<収録曲>
1. Heritage
2. The Devil's Orchard
3. I Feel The Dark
4. Slither
5. Nepenthe
6. Häxprocess
7. Famine
8. The Lines In My Hand
9. Folklore
10. Marrow Of The Earth


<オススメの曲>
8. The Lines In My Hand

敢えて挙げるならこれかな。ドラムの小気味良いスタスタトントンした感じと、ベースのうねる感じ、そしてほんのり漂うサイケ風味が好き。

オススメ度…76点

これにもうちょっとメタルの要素を残して、ちょっとだけデスのエッセンスを振りかけるだけで大化けしていたと思うのだよ。オーペス帰ってこーーーい。そっちじゃないぞーーーーーー。

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ONKEL TOM ANGELRIPPER 「NUNC EST BIBENDUM」
ONKEL TOM ANGELRIPPER
「NUNC EST BIBENDUM」


Onkel Tom Angelripper Nunc Est Bibendum

ソドムトム・エンジェルリッパーによるソロプロジェクトの5作目。2011年発表。一応大きな括りで見るとスラッシュメタルではあるのですが、やたらパンキッシュなノリの曲があったり、ウエスタンな雰囲気の曲があったりとやりたい放題。ソロプロジェクトならではのごった煮なサウンドになっています。トム・エンジェルリッパー御大が歌ってるだけでソドムっぽく聴こえたり、曲によってはソドムとの共通点も見出せたりしますが、やっぱり基本的には別物かな。肩の力を抜いて、ゆるゆるっと適当に楽しむのが吉かと。曲も結構ゆるゆるしてるし。

<収録曲>
1. Nunc Est Bibendum
2. Wenn der Zapfhahn kräht
3. Auf immer und ewig
4. In Junkers Kneipe
5. Format C
6. Bier
7. Wie das Glas in meiner Hand
8. Lemmy macht mir Mut
9. Bon Scott hab ich noch live gesehen
10. Schade, dass man Bier nicht ficken kann
11. Ich hab Dich zum fressen gern
12. Ein Heller und ein Batzen
13. Auf nach Wacken
14. 1516
15. Drink doch ene met


<オススメの曲>
1. Nunc Est Bibendum
4. In Junkers Kneipe
7. Wie das Glas in meiner Hand
12. Ein Heller und ein Batzen

#1なんかはまだギリスラシュメタルなんだけど、#4#7、#12あたりなんかは完全にウエスターンな感じでめっちゃ朗らか。ソドムの声なのにこんな明るいってことに戸惑いを隠しきれませんが、なんか新鮮で楽しくなるかも。

オススメ度…81点

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