EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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PRAYING MANTIS 「SANCTUARY」
PRAYING MANTIS 「SANCTUARY」

Praying Mantis Sanctuary

<収録曲>
1. In Time
2. Restless Heart
3. Tears In The Rain
4. So High
5. Turn The Tide
6. Touch The Rainbow
7. Threshold Of A Dream
8. Playing God
9. Highway
10. Sanctuary


英国出身、かつてのNWOBHMの立役者のひとつ、プレイング・マンティスの8作目。2009年発表。
6年の休止期間を経て世に放たれる再始動作品です。

ちなみにこの再始動にあたり、バンドの中心であったトロイ兄弟以外のメンバーは全て一新。新しいシンガーのマイク・フリーランドはこのバンドの音楽性にぴったりの切なくて細いハイトーンを持っており、哀愁っぷりの増幅に一役買っております。めっちゃ上手いわけでもないし、特徴あるわけでもないけど、妙にこのバンドにマッチしているという印象。

さて中身の方はと言いますと、哀メロ派が狂喜しそうな叙情メロの嵐で、いかにも彼ららしい素晴らしいサウンド。ツインギターも冴えわたり、これぞプレイング・マンティスな音色がたっぷりです。

#1はしっとりとした叙情メロがたまらない曲。適度な疾走感でウェットに駆け抜け、哀しみの余韻を残していく感じがとても良いです。
#4は叙情メロが涙を誘うと共に、新任Voの持ち味が存分に発揮されている曲。哀愁たっぷりのか細い歌声で「ソー・ハァーーーイ↑」と伸びやかに歌いあげられるのが妙にクセになります。
#5は個人的にめちゃくちゃツボだったバラードチューン。なにこれ、哀しすぎるんですけど!! アコースティックなギターの音色と、泣きのツインギター、そして切ないメロディが心にぐっときます。今にも消え入りそうなVoの声も切なくてたまらない。
アルバムの最後を締める#10もツインギターが泣きまくる超名曲。メロい、メロすぎる!ギターソロも思う存分に泣かせまくっており、これぞ彼らの真骨頂ともいえる曲だと思います。

一曲一曲はちょっと小粒に聴こえてしまう部分はあるのかもしれませんが、どこをどう切り取っても紛うことなきプレイング・マンティス節が炸裂している名盤だと思います。泣きメロ、叙情メロが好きな人はぜひ抑えておくべきかと。

<オススメの曲>
4. So High
5. Turn The Tide (→PV)
10. Sanctuary

オススメ度…88点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

PRAYING MANTIS 「LEGACY」
PRAYING MANTIS 「LEGACY」

Praying Mantis Legacy

<収録曲>
1. Fight For Your Honour
2. The One
3. Believable
4. Tokyo
5. Better Man
6. All I See
7. Eyes Of A Child
8. The Runner
9. Against The World
10. Fallen Angel
11. Second Time Around


英国出身のベテランメタルバンド、プレイング・マンティスの9作目。2015年発表。
NWOBHMの数少ない残党の1つです。

今作ではシンガーがジョン・カイペルス、ドラマーがハンス・イン・ザントに変わっております。メンバーを変えつつも、こういうバンドが根強く生き残り、6年ぶりの作品を出してくれるという事実がまず嬉しい。

さて、そんな今作を聴いての第一印象は、「あれ、これ中身間違ってジャーニーの新作CDになってませんかね?」という感じでした。びっくりするほどAOR。
まぁ前々からちょっとずつそっちに寄ったりもしてたし、メロハー風味なところもあったし…。

でもよく聴きこむと、ちゃんとプレイング・マンティスらしい泣きののメロディもたっぷり盛り込まれており、「あ、これプレイング・マンティスの新譜だったわ」と一安心することが出来ました。

冒頭の#1はめっちゃAOR風味なKeyと、渋い泣きのギターが絡む曲。最初は派手なKeyにちょっと面食らいましたが、冷静に聞くと渋みがあってなかなか良い曲だと思います。
続く#2は完全にジャーニーの新曲です。何度聞いてもただのAOR。でも普通に良い曲なんだよね。
#3はピアノのイントロからメロくて渋いギターへとシフトしていく曲。
思い入れのある日本への強い愛から生まれたであろう#4は、中華風のメロディを携えたドラマティックな曲。俺の知っている東京とは違う…!? まぁそれは置いといて、メロディも印象的だし、ドラマティックで良い曲です。
#10は哀愁たっぷりのツインギターに「おおっ」と喜ばざるをえないような曲。ちょっと大人しいけど、歌メロもなかなか煽情的で素晴らしい。
個人的に一番のお気に入りは、これまたツインギターの音色が素晴らしい#11。小気味良い疾走感と、ボーカルの歌い上げる哀愁たっぷりのメロディラインも素敵です。

最初にも書きましたが、かなりAOR寄りにはなりつつも彼ららしさもちゃんと残っている作品で、聴けば聴くほど味が出るスルメ盤タイプだと思います。もっとツインギターが乱舞するような作品を聴きたいってのはありますが、これはこれで良いんじゃないかな。とりあえず今後もちゃんと活動を続けてね!

<オススメの曲>
1. Fight For Your Honour (→PV)
12. Second Time Around

オススメ度…80点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

POWERWOLF 「BLESSED & POSSESSED」
POWERWOLF 「BLESSED & POSSESSED」

Powerwolf Blessed Possessed

<収録曲>
Disc.1
1. Blessed & Possessed
2. Dead Until Dark
3. Army of the Night
4. Armata Strigoi
5. We Are the Wild
6. Higher than Heaven
7. Christ & Combat
8. Sanctus Dominus
9. Sacramental Sister
10. All You Can Bleed
11. Let There Be Night

Disc.2
1. Touch of Evil (Judas Priest Cover)
2. Conquistadores (Running Wild Cover)
3. Edge of Thorns (Savatage Cover)
4. Power and Glory (Chroming Rose Cover)
5. Out in the Fields (Gary Moore Cover)
6. Shot in the Dark (Ozzy Osbourne Cover)
7. Gods of War Arise (Amon Amarth Cover)
8. The Evil that Men Do (Iron Maiden Cover)
9. Headless Cross (Black Sabbath Cover)
10. Nightcrawler (Judas Priest Cover)


ドイツ出身のメロディックパワーメタルバンド、パワーウルフの6作目。2015年発表。

いかにもジャーマンメタルなストレートなメロパワと、大仰でシンフォニックな装飾と、やたら胡散臭くて雄々しいVoが特徴です。メンバーが何故か全員白塗りでヴァンパイアに扮しているというしょうもない設定もメタル愛に溢れていてとても素敵ですが、サウンドの方もクサメタラーが大歓喜しそうなクッサクサのダッサダサな仕上がりになっているのがとても素晴らしい。

基本的には前作から方向性が何も変わっておらず、前作を楽しめた人なら間違いなく楽しめる作品です。

冒頭の#1の時点で「いや、変わってなさすぎでしょww」とツッコミを入れたくなるような、分厚く重ねられた胡散臭いコーラスから怒涛のクサメロラッシュに突入するキラーチューン。前作の1曲目で「エイメン・アンド・アタック!! エイメン・アンド・アタック!!」と一緒に連呼してしまったクサメタラーの皆さんは、とりあえずセリフを「ブレス・アンド・ポゼス!! ブレス・アンド・ポゼス!!」に変えて連呼しておけば万事オッケーです。
個人的に最も悶絶した一曲は、歌謡曲のようなクサさで仰々しく展開する#4。疾走度こそ比較的抑えられているものの、メロディのクサさがただでさえクサい楽曲達の中でも群を抜いています。ヴァイキングメタルに通じるようなヒロイックな雄々しさもあり、思わず一緒にコーラスを口ずさみたくなること間違いなしです。
そのほかの楽曲も、前作と同様、もしくはそれ以上に洗練されており、クサメタラーならどこから聴いてもガッツポーズものの素晴らしい曲ばかりです。

ちなみにボーナスディスクは「METALLUM NOSTRUM」と題されたカヴァー集。
メタル界の大御所バンドの曲を原曲の良さとパワーウルフらしさを良い具合に織り交ぜながらカヴァーしております。有名曲ばっかりで、聴いてるとメタルに入門したての頃を思い出して懐かしくなってくるな。

ってなわけで、前作の方向性を踏襲しつつ、さらにパワーアップした作品。
クサメタラーならマストバイの逸品かと。

<オススメの曲>
1. Blessed & Possessed
4. Armata Strigoi (→LV)
7. Christ & Combat

オススメ度…88点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

POWERWOLF 「PREACHERS OF THE NIGHT」
POWERWOLF 「PREACHERS OF THE NIGHT」

Powerwolf Preachers of the Night

<収録曲>
1. Amen & Attack
2. Secrets Of The Sacristy
3. Coleus Sanctus
4. Sacred & Wild
5. Kreuzfeuer
6. Cardinal Sin
7. In The Name Of God (Deus Vult)
8. Nochnoi Dozor
9. Lust For Blood
10. Extatum Et Oratum
11. Last Of The Living Dead


ドイツ出身の白塗り系メロディックパワーメタルバンド、パワーウルフの5作目。2013年発表。

初期ハロウィンを彷彿とさせるいかにもなメロパワサウンドに、フリーダムコールを彷彿とさせるヒロイックでクッサいメロディ、ブラインド・ガーディアンを彷彿とさせるパワフルで重厚で仰々しい装飾をぶち込んだ、ジャーマンメタルの集大成のようなサウンドがとても素敵です。
そして何よりも特徴的なのがやたら胡散臭いVoの歌声。ヴァンパイアに扮した白塗りの見た目だけでも胡散臭いのに、歌声もそれに負けず劣らず胡散臭く、しかも意外なほどにクサいメロパワサウンドと馴染んでいるのがたまらない。コーラスの何重にも重なった感じもとにかく胡散臭くて、しかも野性味溢れた雄々しい感じもあって、めっちゃダサいです。最高です。

とりあえずその魅力のすべてが冒頭を飾る#1で、再生した瞬間にクッサクサの仰々しいコーラスが胡散臭く響きわたり、思わずニヤけざるを得ません。気合が入れば気合が入るほどクサさとダサさが増していき、サビを経て「アタック!アタック!」と連呼する頃には、気が付けば一緒に叫んでいること間違いなしです。
続く#2ハロウィン直系の典型的なクサメロパワで、これまたやはりガッツポーズもの。同じ系統だと#6なんかもとても良いです。
他の曲も無駄に仰々しい装飾と、ダッサいクサメタルっぷりが良い具合に共存している良曲ばかり。

本国では総合チャートの1位を獲得し、HR/HM系のバンドとしては今までで2番目となる快挙なのだとか。
それもうなずけるくらいのとても良い出来であることは間違いないので、メロパワ好き、クサメタル好きならぜひとも試してみれば良いと思います。

<オススメの曲>
1. Amen & Attack(→PV)

オススメ度…85点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

PORTAL 「VEXOVOID」
PORTAL 「VEXOVOID」

Portal Vexovoid

<収録曲>
1. Kilter
2. The Back Wards
3. Curtain
4. Plasm
5. Awryeon
6. Orbmorphia
7. Oblotten


オーストラリア出身のデスメタルバンド、ポータルの4作目。
2013年発表。

魔術師のような恰好をしたり変なものをかぶったりと奇抜で変態的なルックスが目を引くバンドなのですが、音の方も相当に変態的で、重低音とノイズが混沌と渦巻くドス黒いデスメタルをやっています。
「暗黒」という言葉がここまでしっくりくるバンドはそうそういないんじゃないかというくらいのドス黒さで、全てのものを闇に引きずり込むような不穏な空気が凄まじく、精神に直接攻撃を仕掛けてくるような狂気的な凶暴さがあります。

とりあえず#1からもう強烈。闇の魔術のような音楽で、ゴリゴリガシャガシャヴォォォォという混沌サウンドが止まることなく溢れ出てきます。
#2はメロディアスな気がするけど親しみやすさは全く感じられない暗黒チューン。高速ブラストとトレモロリフが籠った音質のせいで一つの音にしか聞こえない。
#4はドタバタとしたドラミングと反復される轟音がとても素敵な曲。そして後半はただのノイズ。
#5はこれまた暗黒度MAXの強烈な曲。リフがちょっとメロディアスな気もしますが、周りがカオスすぎてそんなことはわかりゃあしない。
#7は呪いの儀式をやっているかのような不穏な空気がこれでもかとばかりに噴出しているカオスな曲。パワフルながらも淡々としたドラムをバックにノイズが荒れ狂うパートと、ゆったりとしながらもドロドロとしたパートとの緩急の付け方がてとても不気味。

底知れぬ恐怖を感じさせる真っ黒なデスメタルなので、混沌としたサウンドが好きな方はぜひ試してみてください。

<オススメの曲>
1. Kilter
2. The Back Wards
4. Plasm
5. Awryeon

オススメ度…85点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

POWERWORLD 「CYBERSTERIA」
POWERWORLD 「CYBERSTERIA」

Powerworld Cybersteria

<収録曲>
1. Children Of The Universe
2. Slave To The Powerworld
3. Back On Me
4. World Knows Your Secrets - Virtuality
5. You Gotta Hold On
6. Am I Digital? (Intro)
7. Coast Of Tears
8. Black Ash
9. Like A Shadow
10. Cybersteria
11. You Will Find A Way
12. Not Bound To The Evil


ドイツ出身のパワーメタルバンド、パワーワールドの3作目。
2013年発表。

元々はFREEDOM CALLJADED HEARTAT VANCEの脱退組によって結成されたバンドだったそうですが、そのあとさらにメンバーが出たり入ったりと紆余曲折を経て現在に至るそうです。ごちゃごちゃしてて調べるのめんどかったので、気になる人は調べて下さい。
さて、そんな感じでこのバンドについてはあまり知りませんし、過去作も未聴なわけですが、僕がこの作品に手を出した理由はただ一つ。なんと今作からマイケル・ボーマン<Vo>が加入しているという情報を知ってしまったからです。マイケル・ボーマンといえばJADED HEARTBONFIREBLOODBOUND、そしてZENOなどで独特のハスキーボイスを披露してきた実力派シンガー。個人的にあのカスれながらも哀愁漂いまくりのあの歌声はあまりにツボで、「こりゃあさっそくチェックしなければ!」となったわけです。

感じのサウンドの方はと言いますと、ミドルテンポを中心とした極めて平凡なパワーメタル。ちょいちょいデジタル風味を入れたり、グルーヴ感を醸し出しているものの、あまり耳を惹くポイントはありません。マイケル・ボーマンは哀愁漂う良い歌声を響かせてるんだけどね。これじゃあボーマンの無駄使いだよ!

<オススメの曲>
2. Slave To The Powerworld

敢えて挙げるならこれか。

オススメ度…70点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

PATHFINDER 「FIFTH ELEMENT」
PATHFINDER 「FIFTH ELEMENT」

Pathfinder Fifth Element

ポーランド出身のシンフォニック系メロディックスピードメタルバンド、パスファインダーの2作目。2012年発表。ヒロイックなクサメロが乱舞するデビュー作でクサメタラー達の度肝を抜いた彼らですが、今作でもそのクサメロっぷりは存分に発揮されています。全体的にペラペラな音作りだった前作に比べるとかなりしっかりとしたサウンドになっており、壮大さが幾分か増したという印象。クラシカルでファンタジックな世界観をより一層引き立ててくれるような感じです。ただ、Voの声は相変わらず貧弱。しかも今作ではそのVoにわけわかんない表現力が加わっており、限界ギリギリまでハイトーンを出してみたり、ブラックメタルばりに叫んでみたりと頑張っているのですが、いかんせん貧弱なのでなんだかチープで微笑ましい感じに帰結しております。でもまぁB級メタルっぽくてこれはこれで嫌いじゃないかも。

<収録曲>
1. Ventus Ignis Terra Aqua
2. Fifth Element
3. Ready To Die Between Stars
4. The Day When I Turn Back Time
5. Chronokinesis
6. March To The Darkest Horizon
7. Yin Yang
8. Elemental Power
9. Ad Futuram Rei Memoriam
10. When The Sunrise Breaks The Darkness
11. Vita
12. If I Could Turn Back Time


<オススメの曲>
2. Fifth Element
4. The Day When I Turn Back Time
8. Elemental Power
10. When The Sunrise Breaks The Darkness

いかにもすぎる語りの入ったイントロ#1から、無駄に大仰な#2になだれ込んでいく様は、まさに往年のラプソディのような印象。エピカルなメロディが所狭しと並ぶシンフォニックメロスピチューンです。Voが一人で演劇をしているかのように頑張っているのが微笑ましくて好き。特にブラックメタルっぽいスクリームを頑張ってるとことか応援したくなってしまう。
#4は荘厳すぎるシンフォサウンドがたまらない曲。あまりにも仰々しい装飾と、その中で煌びやかに疾走するクサメロが凄まじいです。
#8は長い曲が多い彼らの中では比較的短めの曲。コンパクトにまとまった疾走メロスピでとても聴きやすいです。
#10は低めのホーンセクションの効果でちょっとシリアスな雰囲気になっているのが印象的。クサメロと共にドラマティックに展開していきます。途中でちょいちょい顔を出すメルヘンチックなKeyの音が好き。

オススメ度…88点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

PYRAMIDS 「PYRAMIDS」
PYRAMIDS 「PYRAMIDS」

Pyramids Pyramids

米国出身のポストロック/ポストブラックメタルバンド、ピラミッズの1作目。2008年発表。ハードコアに通じる喧しい演奏でアーティスティックに構築されたポストロックをやっており、そこにブラックメタルライクな凶暴性のを少し振りかけたかのような音楽性が特徴です。全体的に掴みどころのない浮遊感たっぷりの世界観が構築されており、そんなふわふわした中で暴力的なエレキサウンドが縦横無尽に駆け巡っています。一言で纏めるとまさに"カオス"なのですが、そのカオスな音達にどことなく整合性を持たせて音楽のように仕立てあげてしまっているのが凄い。意味を見出そうとすれば見出せそうだし、ノイズだと思えばノイズに聴こえるので、なんだかピカソとかの絵を見てる時と似たような気分になれます。

<収録曲>
1. Sleds
2. Igloo
3. The Echo Of Something Lovely
4. End Resolve
5. Hellmonk
6. This House Is Like Any Other World
7. Hillary
8. Ghost
9. Monks
10. 1,2,3


ちなみに、ディスク2として色んなバンドがカヴァー/リミックスをしたディスクが付いています。そっちもカオス。

<オススメの曲>
2. Igloo
5. Hellmonk
6. This House Is Like Any Other World
7. Hillary
9. Monks
10. 1,2,3

基本的に、なんだか高尚そうで芸術性の高そうな楽曲が並びますが、そんな中でも攻撃性が高くてブラックメタル成分多めの上記の曲達が好き。変に身構えて聴きこむよりも、カオスな世界観に身を委ねてなんとなく聞き流すのが正解な気がしました。

オススメ度…78点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

PROFUNDI 「THE OMEGA RISING」
PROFUNDI 「THE OMEGA RISING」

Profundi The Omega Rising

かつてNAGLFARで凄まじい咆哮を轟かせていたJens Rydenが、NAGLFAR脱退後に立ち上げたソロプロジェクト、プロフンディの1作目。2006年発表。学業に専念するとか何とか言ってNAGLFARを脱退したはずなのですが、どうやら我慢できなかったようです。基本的にはNAGLFARの3作目と同路線で、こちらの方がシンフォニックさがより増したという印象。Voはもちろん演奏からプロデュースまで全て自身でこなしたそうで、凶悪な絶叫だけに止まらない才能に驚愕です。その絶叫は今作でももちろん猛威を奮っており、他を追随を許さない圧倒的な邪悪さを放出しております。

<収録曲>
1. …Of Flesh And Blood
2. Unanimation
3. Split-Tounged
4. The Omega Rising
5. Coffinborn
6. Silent Hosts Of Decay
7. Engulfed In Hellfire
8. Lifeless Cold And Crimson
9. Out Of The Evening Mist


<オススメの曲>
1. …Of Flesh And Blood
2. Unanimation
3. Split-Tounged
7. Engulfed In Hellfire
9. Out Of The Evening Mist

まず冒頭の#1からあまりにも強烈。圧倒的禍々しさが津波のように押し寄せ、全てを飲み込んでいく凄まじく凶暴な曲です。とにかく音の持つ攻撃性が凄い。イェンスの咆哮もNAGLFARにいた時から全く衰えることなく、人間とは思えないような絶叫を響かせています。
続く#2♯3も恐ろしいほどの暴虐性を持っており、ここまでだけで既にお腹一杯状態。それでもやはり止まることなく暴虐の限りを尽くし、#7#9という強烈な曲を挟みつつ最後まで一気に突き抜けます。NAGLFARが好きなら絶対に気に入るであろう曲のオンパレード。

オススメ度…90点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

PINK CREAM 69 「PINK CREAM 69」
PINK CREAM 69 「PINK CREAM 69」

Pink Cream 69 Pink Cream 69

ハロウィンアンディ・デリス<Vo>が在籍していたことや、プロデューサーとして名を馳せるデニス・ワード<B>が在籍していることで有名なドイツのハードロックバンド、ピンク・クリーム69の1作目。1989年発表。とても秀逸なメロディがたっぷりと詰め込まれた作品で、作曲のほぼ全てにアンディ・デリスが関わっているというだけあって、後のハロウィンでも顔を見せるようなアンディらしいキャッチーなメロディが随所で顔を出します。デビュー作ということで少々とっ散らかった印象も受けますが、バラエティに富んでいるとポジティブに解釈しておけば万事オッケー。実際どの曲もそれぞれ魅力に溢れており、色んな側面を楽しむことが出来ます。

<収録曲>
1. Take Those Tears
2. Sugar For Love
3. Rolling Down A Thunder
4. One Step Into Paradise
5. Close Your Eyes
6. Welcome The Night
7. Partymaker
8. Hit The Bottom Row
9. Parasite
10. I Only Wanna Be For You
11. Child Of Sorrows
12. World Of Promises
13. Shadows Are Falling
14. White Men Do No Reggae


<オススメの曲>
1. Take Those Tears
2. Sugar For Love
7. Partymaker
10. I Only Wanna Be For You
13. Shadows Are Falling

#1はリフのドライブ感とサビのキャッチーさが素晴らしい曲。ワイルドさと明るさとのバランスがとても良いです。サビにアンディが作曲したハロウィンでの曲と通じるものを感じる。
#2はこの作品で一番のキャッチーさを誇るポップでメロディアスな曲。特にサビの親しみやすさが素晴らしく、そこはかとなく漂う哀愁も最高です。さりげなく弾きまくるギターも良い味出してます。
#7はなんとなくヴァン・ヘイレンの"Hot For Teacher"を思い出すような曲。楽しげで良いね。
#10は爽やかさと哀愁とが同居する曲。しっとりとしたサウンドから、サビにかけてドラマティックに盛り上がっていく感じが素敵です。
#13もしっとり気味の曲。サビでのコーラスがとても美しい。

オススメ度…83点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

STEEL PANTHER 「BALLS OUT」
STEEL PANTHER 「BALLS OUT」

Steel Panther Balls Out

米国出身のハードロックバンド、スティール・パンサーの2作目。2011年発表。時代錯誤も甚だしいLAメタルばりのルックス、見かけによらない堅実な実力、そしてメタル愛の詰まったパロディチューンで人気を博した彼らですが、なんと今作ではパロディ要素は大きく減退し、純粋な実力勝負を仕掛けてきました。相変わらずポップでキャッチーでグルーヴ感溢れるサウンドが盛りだくさんで、歌って踊れるパーティー系ハードロックチューンが満載。実力に関しては前作の時点で既に折り紙つきでしたが、作曲センスもやはりなかなかのものであったことが伺えます。インパクト勝負だった前作に比べると地味になってしまった感は否めませんが、一曲一曲が堅実に作り込まれており、安心して楽しめる内容。リフもメロディもキメるところでバシッと決めてくれて、むず痒いところにしっかりと手の届く、計算されつくした作品となっています。Voがかなりの実力派なので、バラエティに富んだ楽曲を器用に歌いこなしてくれるのも頼もしいところ。邦題は「鋼鉄の玉!」。

<収録曲>
1. In The Future
2. Supersonic Sex Machine
3. Just Like Tiger Woods
4. 17 Girls In A Row
5. If You Really, Really Love Me
6. It Won't Suck Itself
7. Tomorrow Night
8. Why Can't You Trust Me
9. That's What Girls Are For
10. Gold-Digging Whore
11. I Like Drugs
12. Critter
13. Let Me Cum In
14. Weenie Ride


<オススメの曲>
2. Supersonic Sex Machine
5. If You Really, Really Love Me(→PV)
6. It Won't Suck Itself
7. Tomorrow Night
11. I Like Drugs

#2は疾走感溢れる正統派メタルチックな曲。やっぱりこういう勢いのある曲が好きです。さりげなく弾きまくりなリードギターが良いね。サビのコーラスも楽しげ。
#6も軽快な疾走曲。グルーヴ感もたっぷりだし、クールでドライヴ感溢れる曲。
#11はめっちゃ明るいコーラスが素晴らしい。こんな楽しそうなのに叫んでるのが「I Like Drugs!!」ってのがねw リフもアリス・クーパーを思い出させるようなフレーズが出てきたりでかなり好き。

オススメ度…81点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

POWER QUEST 「BLOOD ALLIANCE」
POWER QUEST 「BLOOD ALLIANCE」

Power Quest Blood Alliance

イギリス出身のメロディックスピードメタルバンド、パワー・クエストの5作目。2011年発表。ドラゴンフォースの元キーボード奏者であるスティーヴ・ウィリアムスが結成したバンドなので、ドラゴンフォースの親戚的な扱いをされることの多いバンドです。元々はヘヴィさが無い代わりに圧倒的クサさと疾走感、そして爽やかなKeyが乱舞するというスタンスだった彼らですが、今作ではガラッとメンバーを入れ替え、サウンドの方も大きく変化。疾走感はそのままですが、サウンドにヘヴィさが増し、クサさがその分減退。全体的にテクニカルに疾走するタイプのメロスピになっています。Keyは相変わらず爽やかに響いていますが、音がヘヴィになった分、今までより比較的目立たないかな。Voはファイアーウィンドで歌っていたチティに変わっており、線が細いながらも天を突くようなハイトーンが魅力的だった前任のアレッシオに比べ、かなりパワフルな歌唱を響かせています。これはこれで一つのメロスピとして完成されていますが、今までのバンドのサウンドが好きだった人にはちょっと寂しいかも。まぁ僕もその一人なのですが…。

<収録曲>
1. Battle Stations
2. Rising Anew
3. Glorious
4. Sacrifice
5. Survive
6. Better Days
7. Crunching The Numbers
8. Only In My Dreams
9. Blood Alliance
10. City Of Lies
11. Time To Burn


<オススメの曲>
2. Rising Anew
5. Survive
10. City Of Lies

#2なんかは疾走感抜群でかなり優秀なメロスピチューンなんだけど、それよりはやっぱ今までの作風に近い、Keyの目立った爽快クサメロスピチューンの#5とか#10の方が好きかも。

オススメ度…79点

メロスピとしての完成度はむしろ高くなってるのかもしれないけど、なんか違うんだ…という、なんとも複雑な気分になってしまう作品。

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PAIN 「YOU ONLY LIVE TWICE」
PAIN「YOU ONLY LIVE TWICE」

Pain You Only Live Twice

スウェーデン出身のデスメタルバンド、ヒポクリシーピーター・テクレンのサイドプロジェクト、ペインの7作目。2011年発表。基本的にはエレクトロニックなサウンドを多用したインダストリアルメタルなのですが、やたらポップだったり、ロックンロールばりにグルーヴ感抜群だったり、メタルっぽくちゃんと疾走してみたり、時にはちょっとゴシカルなテイストを出してみたりと、楽曲ごとにとてもバラエティに富んでいます。ただ、基本的には親しみやすいキャッチーなメロディが特徴で、特にサビメロはそれがとても顕著。なんかさりげなく口ずさみたくなるようなノリの良い楽曲が多いです。良い意味でメタルメタルしてないところが逆に聴きやすくて良いかと。Voは少し加工したシャウトみたいなのと、同じく少し加工したノーマルヴォイスの2種類で、サビになるとやたら重ねられたコーラスっぽくなります。またそのコーラスっぽいのが良いんだなこれが。キャッチーさが2割増しといった感じです。

<収録曲>
1. Let Me Out
2. Feed The Demons
3. The Great Pretender
4. You Only Live Twice
5. Dirty Woman
6. We Want More
7. Leave Me Alone
8. Monster
9. Season Of The Reaper


<オススメの曲>
1. Let Me Out
3. The Great Pretender
5. Dirty Woman(→PV)
6. We Want More

#1は疾走気味でメタルっぽさを見せつけてくるような曲。ちょっとゴシカルな風味も備えているところがとても良い感じです。
#3はやたらリフがノリノリな曲で、サビのキャッチーな感じが超好み。
そしてそれよりもさらにポップでキャッチーなのが#4で、ロックンロールのようなグルーヴ感が素晴らしい曲。インダストリアル風味もしっかりと溶け込んでおり、ギターサウンドが機械的なハードロックという感じです。サビのコーラスとかめっちゃ一緒に歌いたくなるわ。
#6もサビがキャッチーな佳曲で、こちらはまた全体的にゴシカルな雰囲気がまぶされています。

オススメ度…85点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

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