EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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RIOT 「THUNDERSTEEL」
RIOT 「THUNDERSTEEL」

Riot Thundersteel

<収録曲>
1. Thundersteel
2. Fight Or Fall
3. Sign Of The Crimson Storm
4. Flight Of The Warrior
5. On Wings Of Eagles
6. Johnny's Back
7. Bloodstreets
8. Run For Your Life
9. Buried Alive (Tell Tale Heart)


米国出身の正統派メタルバンド、ライオットの6作目。1988年発表。

5作目の「BORN IN AMERICA」で一度解散していたものの、紆余曲折を経てメンバーを一新した上での再結成を果たし、復活第一弾となる作品です。

初期の彼らは哀愁のツインギターを存分に絡めたNWOBHMやハードロック寄りの音像の正統派メタルをやっておりましたが、中期の彼らは勢いと疾走感でぐいぐい突き進むタイプのパワーメタルが中心といった印象。哀愁を随所に残しながらも、攻撃的に突き抜けていきます。
そしてこの作品から参加の3代目Voのトニー・ムーアのハイトーンヴォイスがとても素晴らしく、疾走感溢れるサウンドの中で透き通るように伸びていく歌唱がとても楽曲に合っていて良い。ちょっと細い気もしますが、良い具合にB級感が出てて逆に僕はとても合っていると思います。

基本的に一本調子とも言えるような楽曲がずらっと並んではいるのですが、その中で頭ひとつ抜きんでているタイトル曲の#1は、もはや神曲といっても過言ではないくらいの超絶キラーチューン。イントロのリフがピロピロと刻まれ、ボビー・ジャーゾンベクの手数足数の多いドラミングがスタスタと叩かれ始めた瞬間にテンションは一気に最高潮へ。圧倒的疾走感と共に突き抜けていく爽快なパワーメタルに、メタル好きなら興奮せずにはいられません。クサいともいえるくらいにやり過ぎな泣きのギターもたまらん。

とりあえず#1のインパクトにアルバム全体の感想が全部持って行かれてしまう感はあるのですが、#5とか#6あたりもなかなかいい具合に疾走していて個人的にはなかなか好きです。

でもまぁとりあえず#1を聴くためだけにまずは手に取ってみれば良いのではないかと。

<オススメの曲>
1. Thundersteel

オススメ度…85点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

RIOT 「UNLEASH THE FIRE」
RIOT 「UNLEASH THE FIRE」

Riot Unleash The Fire

<収録曲>
1. Ride Hard Live Free
2. Metal Warrior
3. Fall From The Sky
4. Bring The Hammer Down
5. Unleash The Fire
6. Land Of The Rising Sun
7. Kill To Survive
8. Return Of The Outlaw
9. Immortal
10. Take Me Back
11. Fight Fight Fight
12. Until We Meet Again


米国出身の正統派メタルバンド、ライオットの15作目。2014年発表。

唯一のオリジナルメンバーであったマーク・リアリ<G>が急逝してしまい、前作で素晴らしいハイトーンを響かせていたトニー・ムーアが脱退し、ドラマーのボビー・ジャーゾンベクも脱退…、という数々の困難に見舞われてしまった彼らですが、 ドン・ヴァン・スタヴァン<B>マイク・フリンツ<G>を中心に"RIOT V"として再スタートを切ることとなりました。
新メンバーとしてはトッド・マイケル・ホール<Vo>ニック・リー<G>フランク・ギルクリースト<Dr>が加わっております。

そんなRIOT Vとしての1枚目のアルバム、正直聴いてみるまでは心配しかしていなかったのですが、聴いてびっくり、マークの追悼アルバムとしてふさわしい出来の素晴らしい作品に仕上がっておりました。
相変わらずいかにも正統派メタルな作風で、メタル好きなら思わず頬が緩むような、微笑ましい音作りが最高です。前作のようなド直球に疾走しまくるという路線からは少し離れ、彼ららしい哀愁のツインギターを存分に絡めつつキャッチーかつ爽やかに駆けていくという印象。新Voのトッドの歌唱も素晴らしく、前任のトニーを彷彿させるような突き抜けるハイトーンを爽やかに響かせてくれています。

とりあえず冒頭の#1のイントロの時点で哀愁MAX。もうこの時点で名盤の予感しかしません。
続く#2は細かく刻まれるリフがとてもキャッチーなキラーチューン。トッドの綺麗なハイトーンヴォイスも楽曲にぴったりマッチしております。
#3はいかにもな疾走チューン。哀愁を絡めつつ疾走する様はまさにライオットです。
個人的にかなりツボだったのは、ギターが泣きまくりの#6。イントロの時点で鳥肌モノです。
#9なんかもドラマチックに泣きのギターが紡ぎだされるスローテンポな曲でなかなか良い。

そんなわけで、メンバーの急逝というこの上ない悲劇を乗り越え、新たな道を歩き始めたメンバーたちの強い意志が感じられる素晴らしいアルバムだと思います。ファンならばぜひ。ファンじゃなくても正統派メタルが好きならこの作品か、もしくは前作あたりからライオットに手を出してみても良いと思います。ジャケはいつも通り珍妙ですが、中身は折り紙つきです。

<オススメの曲>
2. Metal Warrior
6. Land Of The Rising Sun

オススメ度…86点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

RISE OF THE NORTHSTAR 「WELCAME」
RISE OF THE NORTHSTAR 「WELCAME」

Rise Of The Northstar Welcame

<収録曲>
1. What The Fuck
2. Welcame (Furyo State Of Mind)
3. The New Path
4. Samurai Spirit
5. Dressed All In Black
6. Again And Again
7. Tyson
8. Bosozoku
9. Simon Says
10. Authentic
11. Blast 'Em All


フランス出身の日本大好き系ハードコアバンド、ライズ・オブ・ザ・ノーススターの1作目。2014年発表。

日本が好きで好きでしょうがないという気持ちがジャケからもブックレットからもPVからもひしひしと伝わってくるのですが、とりあえず日本の不良漫画とか90年代のジャンプ系漫画が大好きらしく、バンド名も「北斗の拳」の「Fist of the North Star」からとっているのだそうです。

歌詞の方にも日本語が至る所に散在しており、厳つい声で「KOSHIEN!」とか「SAMURAI DAMASHI!」とか「BOSOZOKU WARRIOR!」とか言ってるのがとても微笑ましい。
音の方はかなり本格的なメタリックハードコアで、かなりガチ。一昔前のラウドロックブームの時に出てきてたら結構売れてたんじゃないかなと思うような、グルーヴ感たっぷりのヘヴィでゴリゴリなサウンドがとても素敵です。ネタバンドと見せかけて普通にカッコいい曲をやっちゃうあたりがニクいわ。

どの曲も頭を縦に振りながらノレるようなグルーヴ感のヘヴィなリフがザクザクと刻まれ、そこにラップ調の厳ついVoがのっかるというスタンス。リフがヘヴィながらも親しみやすく、ラップもヘヴィなサウンドとめっちゃ自然に融合しているのでとてもキャッチーに感じます。
とりあえずヘヴィなサウンドに載せて自己紹介してくれる#2とか、「サササササ、サムライ魂!」がなんか微笑ましい#4が特に好きかな。基本的にどれも似たような方向性なので、ここらへんが楽しめればアルバム全体を通して楽しめると思います。

一昔前のラウドロック系が好きだった方はぜひ。

<オススメの曲>
2. Welcame (Furyo State Of Mind)(→PV)
4. Samurai Spirit(→PV)

オススメ度…83点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

RHAPSODY OF FIRE 「DARK WINGS OF STEEL」
RHAPSODY OF FIRE
「DARK WINGS OF STEEL」


Rhapsody Of Fire Dark Wings Of Steel

<収録曲>
1. Vis Divina
2. Rising From Tragic Flames
3. Angel Of Light
4. Tears Of Pain
5. Fly To Crystal Skies
6. My Sacrifice
7. Silver Lake Of Tears
8. Custode Di Pace
9. A Tale Of Magic
10. Dark Wings Of Steel
11. Sad Mystic Moon


エピックメタル界のパイオニアともいえるイタリア産シンフォニックメタルバンド、ラプソディー・オブ・ファイアの9作目。2013年発表。

メインソングライターであったルカ・トゥリッリ<G>が抜けて、

RHAPSODY OF FIRE
LUCA TURILLI'S RHAPSODY

という二つのバンドに分裂してしまった彼らですが、一応バンド名的にはこちらが本家という扱いになるのかな。

ルカの方は2012年にアルバムを出しており、Voが変わったけどやってることは「従来のラプソディーの延長」といった感じの良盤だったのですが、こちらはその逆。「ファビオ・リオーネ<Vo>の歌唱は相変わらず上手いけど、楽曲的にはちょっと雰囲気も変わったし物足りないなぁ」といった感想を抱いてしまいました。

クワイアやシンフォアレンジは相変わらず大仰ではあるのですが、今までの彼らにあった無限に広がっていくような壮大さというものがイマイチ感じられない。全体的に縮こまってしまったような印象があり、圧倒的なクサメロでぐいぐいと聴き手を引っ張っていったかつての面影はほとんどなく、かなり淡泊になってしまいました。ルカのトゥルトゥルとしたスピーディーなギタープレイがなくなって、ミドルテンポでパワフルさに重きを置いたような楽曲が多いのも原因かもしれません。

新メンバーの演奏は決してクオリティの低いものではなく、ベテランらしく楽曲としてもそこそこのクオリティを維持はしているのですが、君たちに期待しているのはそこそこのクオリティの楽曲ではないのだよ…。

とりあえず強いて挙げるなら#2あたりはスピーディーなクサメロで悪くはないと思いますが、それでも初期のまぁまぁな曲くらいのレベルなので、この作品をずっと何度も聴くことはないのではないかと思います。

最初期から応援しているファンとしては見捨てるつもりは無いので、今後の頑張りに期待したいです。

<オススメの曲>
2. Rising From Tragic Flames

オススメ度…75点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

ROYAL HUNT 「A LIFE TO DIE FOR」
ROYAL HUNT 「A LIFE TO DIE FOR」

Royal Hunt A Life To Die For

<収録曲>
1. Hell Comes Down From Heaven
2. A Bullet's Tale
3. Running Out Of Tears
4. One Minute Left To Live
5. Sign Of Yesterday
6. Won't Trust, Won't Fear, Won't Beg
7. A Life To Die For


デンマーク出身のメロディックメタルバンド、ロイヤルハントの12作目。
2013年発表。

D.C.クーパー<Vo>が復帰を遂げてからは2枚目となる作品です。

基本的には往年の彼らを彷彿とさせるような王道で大仰なメロディックメタル。しかもそれをD.C.クーパーが歌ってるってんだからもうファンにはたまらないはずなわけです。

が、いまいちメロディに冴えがないというのが個人的な感想で、聴いている間は「うんうん悪くないなー」という感じなのですが、全部聴き終わってみると「なんか良い曲あったかな?」となってしまう。しかも何周も聴いてもその感想は拭い去ることが出来ませんでした。

冒頭の#1から9分を超える大曲で、仰々しいシンフォアレンジで展開していくドラマティックな曲。ミドルテンポで淡々と紡がれていくメロディは決して悪くは無いのですが、何度も何度も聴きたくなるかというとそうでもない。
続く曲も基本的にはそんな感じで、ちょっと良いかなと思ったのは哀愁メロが素敵な#5くらいかな。
#4#7も悪くは無かったけど、#4は昔の曲の焼き直しみたいなフレーズが散見されるし、#7は無駄な部分がちと長い。

ということで、全体的にインパクト不足、決め手不足です。歌も演奏も実力的にはさすがに素晴らしいんだけどな。

<オススメの曲>
5. Sign Of Yesterday

オススメ度…78点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

RUDRA 「BRAHMAVIDYA IMMORTAL I」
RUDRA 「BRAHMAVIDYA IMMORTAL I」

Rudra Brahmavidya Immortal I

<収録曲>
1. Now, Therefore…
2. Illusory Enlightenment
3. Ravenous Theories of Deception
4. Vultures of Slavery
5. Incredulous Void
6. Sinister Devotion
7. Harrowing Carrions of Syllogism
8. Embryonic Theologies
9. Supposed Sages of Sensuality
10. Hymns of the Immortal Self
11. Advaita Samrajya


シンガポール出身のブラックメタルバンド、ルドラの6作目。
2011年発表。

デスメタルとブラックメタルの中間くらいの音楽性で、ヴェーダをテーマにしたオリエンタルで宗教クサいサウンドが特徴となっています。ダークでとても宗教チックな妖しい雰囲気たっぷりなのですが、神秘的かといわれるとそうでもないというところが不思議。宗教クサいデスメタルということでナイルと比べられたりもしてたりするようですが、それもそれで違うんだよなぁ。派手なリフやブラストも無いし、迫力満点なデスヴォイスとかもないんだけど、それでもめっちゃ頭に残るこの雰囲気がズルい。

<オススメの曲>
2. Illusory Enlightenment

一気に爆走に転じる瞬間と、中盤の胡散臭くてオリエンタルなメロディが秀逸です。

オススメ度…80点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

RESONECIA 「SCHICKSAL」
RESONECIA 「SCHICKSAL」

Resonecia Schicksal

<収録曲>
1. Verbrechen
2. Ungluck
3. Diva der Stolzes
4. Grief
5. Fazit of Fate
6. Preis
7. Aufenthalt einer Partei


同人メタルバンド、レゾネシアの1作目。2012年発表。

同人界で活躍しているバンドで、これ以前にEPを数枚出しているようですが、今作がフルアルバムとしては1作目になのだそう。
同人音楽らしい雰囲気を残しつつ本格的なシンフォニックなメロスピをやっており、エピカルでクッサいメロディが次々と繰り出されます。同人音楽っぽさが絶妙にクサさを増幅していて、手が付けられないくらいの異臭騒ぎメタルに。マジ激クサぷんぷん丸だわ。
「物語音楽」を自称しており、サンホラタイプのストーリー性のある作品としてまとめられているのもエピカルな感じで良いです。サウンドの方もサンホラの「CHRONICLE 2ND」をがっつりメタルにしたような印象がちょっとあるかも。
Voはちょっと線の細い女性Voなのですが、この手のサウンドには抜群に相性の良いタイプだと思います。仰々しいクワイヤも素敵。

冒頭の#1の開始1秒で既に悶絶間違いなしのクサメロっぷりを発揮してくるのがまず凄い。なんだこのヒロイックな弦楽器の音色は!そっからいかにもなコーラスを経てAメロに入るのですが、やっぱりそこもクサすぎて卒倒する。サビは明るいメロディで、男性Voを絡めつつ伸びやかに広がっていきます。
個人的にツボ過ぎて死にかけたのは#3で、「なかなかこんなエピックメタルにはお目にかかれない!」と絶賛したくなるほどの珠玉の出来。どんだけクサいんだ!ヒロイックなクワイヤも最高だし、何と言ってもサビメロが凄まじくクサいです。ソプラノとアルトが絡み合う感じが本当にたまらない。歌詞が無駄にファンタジックでダサいってのもクサさを増幅させててたまらない。死ねる。

アルバム全体を通して7曲で40分くらいしかないというのも、シンプルに聴きやすくて良いと思います。こういう音楽ってあんま長いと聴き疲れするし。
ってことで、全世界のクサメロファンは是非。アマゾンとかでも売ってるので、同人音楽にしては手に入りやすい方だと思います。

<オススメの曲>
1. Verbrechen
3. Diva der Stolzes(→YOUTUBE)
5. Fazit of Fate
6. Preis

オススメ度…89点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

REVOCATION 「CHAOS OF FORMS」
REVOCATION 「CHAOS OF FORMS」

Revocation Chaos Of Forms

<収録曲>
1. Cretin
2. Cradle Robber
3. Harlot
4. Dissolution Ritual
5. Conjuring The Cataclysm
6. No Funeral
7. Fractal Entity
8. Chaos Of Forms
9. The Watchers
10. Beloved Horrifier
11. Dethroned
12. Reprogrammed


米国出身のデスラッシュメタルバンド,レヴォケイションの3作目。
2011年発表。

デスラッシュとか言いながらもサウンドはかなりスラッシュメタル寄りで、あまりデスっぽい要素はありません。基本的にはザックザクのリフで勢いよく突っ走っていくタイプなのですが、曲によってはいきなり正統派メタルっぽくなったり、はたまたプログレっぽい転調を繰り返してみたりとやたら個性的。リフも唐突にメロディアスになったり、Voも明るいコーラスがいきなり始まったりと、聴いていてとても楽しいです。
ジャンルの枠にとらわれない自由奔放なスラッシュメタルという感じで、ごった煮サウンド大好きな僕にとってはあまりにもツボ過ぎるサウンドでした。

<オススメの曲>
1. Cretin
2. Cradle Robber
6. No Funeral
10. Beloved Horrifier
11. Dethroned

オススメ度…87点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

RINGS OF SATURN 「EMBRYONIC ANOMALY」
RINGS OF SATURN
「EMBRYONIC ANOMALY」


Rings Of Saturn Embryonic Anomaly

<収録曲>
1. Seized And Devoured
2. Invasion
3. Abducted
4. Final Abhorrent Dream
5. Corpses Thrown Across the Sky
6. Embryonic Anomaly
7. Annihilating The Pure
8. Grinding Of Internal Organs
9. End Of Humanity


米国出身のテクニカルデスメタルバンド、リングス・オブ・サターンの1作目。2011年発表。ちょっぴりモダンで荒々しいデスメタルの上に、やたらピロピロしたギターや空間的なKeyがのっかるという不思議なスタンスで、なかなかの変態っぷりを露呈した音楽性となっています。グロウルやメインのリフなんかはとてもアグレッシヴで迫力もあるのですが、+αの要素が強烈なのでとにかく聴いた感じが新鮮。ゲテモノ好きの僕としてはとても楽しく聴けるような一枚でした。

オープニングの#1はちょっぴり緊迫した雰囲気で始まったかと思いきや、ピロピロギターで一気に雰囲気を破壊していくという曲。重々しい雰囲気とのギャップが素敵です。歌が始まると喚き声やグロウルで一気にまた荒々しくなるのですが、要所要所でやはりピロピロしてくれます。しかもそのピロピロが無駄にテクニカルだからもうたまらんね。
続くに#2はもはや最初の第一音からピロピロサウンド。変態ここに極まれりといった感じの転調変調で自由に暴れまわってくれます。
#3はもはやゲームのSEをデスメタルにぶち込んだような曲で、先の読めない不思議な音使いが楽しいです。
#4は静かに始まるのかと思いきややはり同じような展開。バックのリフがメロディアスで良い。
#5はピロピロギターと共にユニゾンするベースが素敵。
#6もやりたい放題にピロピロ。
#7はちょっぴりスローでドロドロとしたタイプの曲で、良いアクセントになっているという印象です。まぁ結局はピロピロギターと共に疾走するパートはあるのですが。
#8もかなり攻撃的な曲ですが、途中にやたらスペーシーなシンセが挿入されます。
そして#9はちょっとおどろおどろしい感じのアウトロで、アルバムはこれにて終了。

ってことで、"こびとづかん"を醜悪にしたようなジャケで敬遠してしまうかもしれませんが、内容自体はなかなか楽しめる作品だと思います。新鮮なデスメタルを求めている方は是非。

<オススメの曲>
2. Invasion

オススメ度…81点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

REINXEED 「WELCOME TO THE THEATER」
REINXEED 「WELCOME TO THE THEATER」

ReinXeed Life Will Find A Way

<収録曲>
1. Welcome
2. Life Will Find A Way
3. Follow Me
4. Save Us
5. Stranger Tides
6. Somewhere In Time
7. Freedom
8. No Fate
9. Temple Of The Crystal Skulls
10. Welcome To The Theater
11. Hiroshima
12. Halloween


スウェーデン出身のメロディックスピードメタルバンド、レインイクシードの5作目。2012年発表。

ここ数作、とても素晴らしいメロスピを提供してくれていましたが、今作も相変わらずのハイクオリティなクサメロを届けてくれました。いかにも北欧らしい透き通ったサウンドも全く変わらず。
前作よりもスピード感はちょっと落ちていますが、それでもメロスピとしては十分な速さ。メロディの方は前作よりもファンタジックで明るい方向性へとシフトし、なんだかとてもハッピーな雰囲気に仕上がっています。

イントロの#1の時点で既にとてもファンタジック。ディズニーランドの入り口のあたりでこういう音楽流れてた気がするわ。
そしてそこから続く#2はイントロでちょっとシリアスな雰囲気を醸し出しますが、そこからシンフォニックなサウンドを纏って明るく疾走していくキラーチューン。完全にいつも通りのレインイクシードです。
そしてそのまま最後まで一気にクサメロスピで突き抜けるという構成までいつも通り。マンネリと言ってしまえばそうなのですが、これは良いマンネリだと個人的には思っています。
ハロウィンのカヴァーである#12なんかも完全にレインイクシード色になってて面白い。なんか軽くなり過ぎな感も否めないけど。

まぁメロスパーなら諸手を挙げて歓迎できそうな曲が揃っているので、とりあえず聞いて損はしない内容なのではないかと。マンネリと言えどそれなりのクオリティの作品を1年周期で世に送り出してくれるのは凄い。

<オススメの曲>
2. Life Will Find A Way
9. Temple Of The Crystal Skulls
10. Welcome To The Theater

オススメ度…83点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

RIOT 「ROCK CITY」
RIOT 「ROCK CITY」

Riot Rock City

米国出身の正統派ヘヴィメタルバンド、ライオットの1作目。1977年発表。わけわからんアザラシ君はこの頃からジャケに存在しておりました。内容の方は、荒々しさと流麗さを兼ね揃えたツインギターがとても印象的な正統派メタルをやっており、アメリカ出身ながらもNWOBHMに少し近いような音像が特徴です。ただ、この頃の彼らにはアメリカンハードロックっぽい雰囲気も漂っており、良い具合にハイブリッドな感じに落ち着いています。音作り自体は若干チープなところもありますが、ギターリフがとにかくメロディアス。哀愁すら漂うメロディアスなリフが次から次へと紡ぎ出され、サビのコーラスはとてもキャッチーという、とても聴きやすい楽曲が並びます。

<収録曲>
1. Desperation
2. Warrior
3. Rock City
4. Overdrive
5. Angel
6. Tokyo Rose
7. Heart Of Fire
8. Gypsy Queen
9. This Is What I Get


<オススメの曲>
1. Desperation
2. Warrior
3. Rock City
6. Tokyo Rose

#1はちょっぴり古臭い雰囲気で軽やかに展開していく曲。明るい雰囲気と、随所で登場するプァーンって感じのギターサウンドが妙に印象的です。
そして世間的にも名曲と名高い♯2が圧倒的に秀逸。軽快な疾走感、メロディアスなツインギターの応酬、そして哀愁が胸にしみわたるキャッチ―なコーラスと、そのすべてが素晴らしいです。カッコ良さと親しみやすさが奇跡的な共存を果たしている超名曲。
♯3はノリの良い軽快なリズムが印象的なR&R風の曲。自然と体が縦に揺れるようなグルーヴ感が良い。
#6はイントロの時点で既に物凄く軽やか。その後のメロディも実に爽やかな展開を見せ、最後まで爽快に突き抜けることが出来ます。

オススメ度…82点

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REINXEED 「MAJESTIC」
REINXEED 「MAJESTIC」

ReinXeed Majestic

スウェーデン出身のメロディックスピードメタルバンド、レインイクシードの3作目。2010年発表。初期ソナタ・アークティカに通じるようなキラキラで透明感のあるメロスピをやっています。Voも細いし音も比較的軽めなのですが、メロディのクサさと爽やかさ、突き抜ける疾走感、そしていかにも北欧な透き通った音作りとコーラスワークがとても見事。ギターソロがネオクラ風味にピロピロしているのも聴いていてとても気持ち良いです。

<収録曲>
1. Deep Under Sea
2. Invincible
3. Never Lie
4. Once Upon A Time
5. Melody Of Life
6. Atlantis
7. Second Chance
8. My Paradise
9. Neverland
10. Majestic
11. Lightning Strikes Again
12. Sword In Stone


<オススメの曲>
1. Deep Under Sea
2. Invincible
5. Melody Of Life
9. Neverland
10. Majestic
11. Lightning Strikes Again

やたらファンタジックな#1、軽いがクサいいかにもB級疾走メロスピな#2、やたらメロディの明るい#5、北欧風味の疾走を見せてくれる#9、ドラマティックに展開しながらもやっぱり結局はクサメロスピなタイトル曲の#10、やたらスケールのデカいイントロが印象的な#11など、素晴らしい曲が盛りだくさんです。

オススメ度…83点

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RESECTION 「ZENITH」
RESECTION 「ZENITH」

Resection Zenith

ドイツ出身のグラインドコア/デスメタルバンド、リゼクションの1作目。2006年発表。テクニカルな演奏で無慈悲に激烈大爆走しまくるグラインドコアをやっています。とにかく速さと安定感が尋常じゃないのですが、ただ闇雲に疾走しまくっているわけでは無く、やたら耳に残る展開やグルーヴ感を随所に挟み込んでくるのが素晴らしい。Voも強烈なガテラルヴォイスや豚の鳴き声のような声を器用に操っており、圧倒的な存在感を放っています。9曲30分というコンパクトさも良い。

<収録曲>
1. The Manhattan Project
2. Sambiki Saru Or The Three No-Evil Monkeys
3. Effect Of My Inner Conflict
4. Dehydration Of Industrial Land
5. Intolerance And Ban
6. Preprogrammed End
7. From Murder To Genocide
8. Pursuit Of Illusion
9. Putative Unison


<オススメの曲>
1. The Manhattan Project
2. Sambiki Saru Or The Three No-Evil Monkeys
5. Intolerance And Ban
7. From Murder To Genocide

静かな機械のようなSEから一転して爆裂疾走しまくる#1からしてもう彼らの魅力が満載。重機のような破壊力と、精密機械のような正確さを併せ持っています。とにかく高速なブラストと、多彩に変化するグルーヴ感満点のリフがたまらない。Voも迫力満点で、グルグル言ったりブヒブヒ言ったり忙しそう。
♯2は冒頭のドラムの変拍子が素敵。そっからスタタタタと高速で疾走しつつもまた変拍子に戻ったりと、とてもテクニカルに展開します。
#5はドロドロとした地を這うようなリフで展開する思いっきりデスメタルな曲。ズルズルとしたリフを中心としながらもやはり展開はとても多彩で、テクニカルな変化を楽しむことが出来ます。
個人的に一番好きなのは♯7かな。嵐というよりはもはや戦争レベルの攻撃性と、めぐるましく展開するリフ構成、そして機関銃のようなドラミング、そしてブヒブヒと喚くVoがカオス寸前のところで整合性を保っています。中盤のやたらグルーヴィーなリフもたまらない。

オススメ度…85点

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