EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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BATTLE BEAST 「BATTLE BEAST」
BATTLE BEAST 「BATTLE BEAST」

Battle Beast Battle Beast

<収録曲>
1. Let It Roar
2. Out Of Control
3. Out On The Streets
4. Neuromancer
5. Raven
6. Into The Heart Of Danger
7. Machine Revolution
8. Golden Age
9. Kingdom
10. Over The Top
11. Fight, Kill, Die
12. Black Ninja
13. Rain Man


フィンランド出身の正統派メタルバンド、バトル・ビーストの2作目。2013年発表。

セルフタイトルだからデビュー作だと思ってたのに、まさかの2作目でした。
1作目ではVoが違ったらしいですが、今作からはノーラ・ロウヒモというパワフルな女性Voが加入しております。前任者もなかなかパワフルだったらしいですが、ノーラさんもなかなかのもので、ヒステリックなシャウトをガンガンとキメてくれています。普通に歌うとなかなか綺麗な歌声だというのもGood。

基本的には80年代を彷彿とさせるような正統派メタルをやっており、ゴリゴリの疾走メタルサウンドと、みんなで叫びたくなるようなキャッチーなサビがとても素敵です。北欧らしくKeyがキラキラと活躍しているのも良いアクセント。

冒頭の#1はキラキラ系のKeyで始まりますが、ストイックな正統派サウンドに繋がっていき、徐々に盛り上がってきたかと思いきや、サビでは物凄いエネルギーで一気に爆発していきます。
#2はノリの良いザクザク系のリフと、シンフォニックな装飾Keyが良い感じのバランス。サビの広がり方がいかにも80年代的な感じで良い。
#4は有名なSF小説をモチーフにした曲ですが、SFっぽい電子音が含まれていて面白い。
#10なんかはみんなで拳を振り上げながらコーラスしたくなる雄々しい曲で、こういうのもなかなか良いね。
強烈なシャウトで幕を開ける#11は荒々しい疾走チューン。ピロピロと弾きまくるギタープレイなんかも出てきてカッコいいです。
#12は「シーイズアブラックニンジャアァァァアアア!!」が強烈な曲。ヴァイキングメタルにも通じるようなドラマティックな盛り上げ方が良いです。PVはシュールだけど…。

なんかよくアクセプトが引き合いに出されるみたいだけど、確かに剛直な部分はそういう部分もあるかも。とろあえず80年代的なメタルが好きなら聴いて損は無いと思います。

<オススメの曲>
11. Fight, Kill, Die
12. Black Ninja (→PV)

オススメ度…81点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

BATTLE BEAST 「UNHOLY SAVIOR」
BATTLE BEAST 「UNHOLY SAVIOR」

Battle Beast Unholy Savior

<収録曲>
1. Lionheart
2. Unholy Savior
3. I Want The World... And Everything In It
4. Madness
5. Sea Of Dreams
6. Speed And Danger
7. Touch In The Night
8. The Black Swordsman
9. Hero's Quest
10. Far Far Away
11. Angel Cry
12. Push It To The Limit
13. Wild Child


フィンランド出身の正統派メタルバンド、バトル・ビーストの3作目。2015年発表。

女性Voのノーラ・ロウヒモが加入してからは2作目となります。
といっても前任Voのいた1stは聴いたことないのですが…。

ノーラの歌唱はヒステリックなおばちゃんみたいな声から、なかなか可憐なクリーンヴォイスまで表現力豊かな感じ。時折絡んでくるウド・ダークシュナイダー的な金切声はギタリストのアントン・カパネンです。

前作よりもKeyの活躍が多くなり、全体的にさらにキャッチーになったという印象。
正統派なリフに華やかなKeyを絡め、サビでは一緒に歌いたくなるようなキャッチーなメロディということで、いかにもな80年代型へヴィメタルを体現しており、とても微笑ましく聴くことが出来ます。
人によってはKey使いすぎだろとかキャッチーすぎるとか文句もあるみたいですが、個人的には今作の方がより好みかな。

冒頭の#1はクサいメロディでスタートし、じわじわとドラマティックに盛り上がっていく曲。広がりのあるサビが良い。
続く#2は良い感じに無駄な派手さと荘厳さを持った曲。ミドルテンポですが、力強く拳を振り上げたくなるようなサビが秀逸です。
#3#4はどっかで聴いたことがあるようなメロディラインですが、とても熱い曲。彼ららしくていいと思います。特に#4のサビとかすげぇ好き。
#6は細かく刻まれるリフでガリガリと突き進んでいくスピードチューン。
#7は選考で発表されたときに「ABBAかよ!」というツッコミが入ったくらいポップな曲。個人的にはキャッチーでめっちゃ好きなんだけどな。
#9はインストですが、ヒロイックなメロディがなかなかツボ。
#12はディスコ曲のカヴァーで、#13W.A.S.P.のカヴァー。どちらも今作の作風にぴったりで良い選曲。

ってことで、人によってはちょっと軟弱になったと感じる部分もあるのかもしれませんが、個人的には良い進化だったと思います。80年代の正統派メタルが好きな人は試してみればよいのでは。

<オススメの曲>
4. Madness (→PV)
6. Speed And Danger
7. Touch In The Night (→LV)

オススメ度…85点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

THE BLACK DAHLIA MURDER 「EVERBLACK」
THE BLACK DAHLIA MURDER 「EVERBLACK」

The Black Dahlia Murder Everblack

<収録曲>
1. In Hell Is Where She Waits For Me
2. Goat Of Departure
3. Into The Everblack
4. Raped In Hatred By Vines Of Thorn
5. Phantom Limb Masturbation
6. Control
7. Blood Mine
8. Every Rope A Noose
9. Their Beloved Absentee
10. Map Of Scars


米国出身のメロディックデスメタル/メタルコアバンド、ザ・ブラック・ダリア・マーダーの6作目。2013年発表。

メタルコア的な音ではあるのですが、やっていることは完全に北欧系メロデスで、煽情度の高いテクニカルかつメロディアスなリフを攻撃的に次々と繰り出してきます。バンドの屋台骨であるベーシストとドラマーが交代していますが、その影響は全く見られず、安定した素晴らしいクオリティの作品。むしろあまりに安定した質の高さを維持し過ぎていて、褒める以外に特に言うことがありません。ギャアギャア喚く系のシャウトと低音デスヴォイスを一人で使い分けるVoの器用さも相変わらず素晴らしいし、疾走感も抜群だし、リフも攻撃性もメロディも全て揃ってるし、やっぱ凄いわこのバンド。

<オススメの曲>
1. In Hell Is Where She Waits For Me
3. Into The Everblack
4. Raped In Hatred By Vines Of Thorn
5. Phantom Limb Masturbation
10. Map Of Scars

ぶっちゃけ全部良いんだけど、その中でも圧倒的に喧しい#1が一番好き。

オススメ度…87点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

BALFLARE 「DOWNPOUR」
BALFLARE 「DOWNPOUR」

Balflare Downpour

<収録曲>
1. Koiranilma
2. Before The Dawn
3. Sate The Heart
4. Lost
5. Unite
6. Crave In The Dark
7. I'm Your Shadow
8. Rain's Realm
9. Downpour
10. Syzygy
11. From The Edge Of Time
12. In The End Of Journey


日本出身のメロディックスピードメタルバンド、バルフレアの4作目。2013年発表。

まるで北欧のバンドの様なキラキラ系クサメロスピをやっており、初期ソナタ・アークティカストラトヴァリウスを彷彿とさせるようなサウンドが特徴。Voの声もティモコ・ティペルト系統で、細めのハイトーンながらもこの手のサウンドにはよく合った歌声です。個人的に、大概のバンドは曲を聴いただけでどの地域出身のバンドなのかわかる自信があり、中でも特に国産のバンドはわかりやすいと思っているのですが、このバンドは前情報無しに聴いたら「北欧っしょ!」と言ってしまうんじゃないかというくらいの北欧クオリティ。良い意味で日本のバンド特有のクセがなく、英詞も違和感なく馴染んでいます。
楽曲のクオリティもとても高く、中でも特に疾走曲のキラキラっぷりにはやはり心躍らずにはいられません。最近の有名北欧メロスピ勢が失ったものを求めている方は、国産だからと敬遠せずに是非とも手に取ってみてください。

<オススメの曲>
2. Before The Dawn
5. Unite
6. Crave In The Dark
9. Downpour

オススメ度…84点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

BEATALLICA 「MASTERFUL MYSTERY TOUR」
BEATALLICA
「MASTERFUL MYSTERY TOUR」


Beatallica Masterful Mystery Tour

<収録曲>
1. The Battery Of Jamyz And Yoko
2. Masterful Mystery Tour
3. Fuel On The Hill
4. And I'm Evil
5. Everybody's Got A Ticket To Ride Except For Me And My Lightning
6. Running For Your Life
7. The Thing That Should Not Let It Be
8. Hero Of The Day Tripper
9. Got To Get You Trapped Under Ice
10. I'll Just Bleed Your Face
11. I Want To Choke Your Band
12. Tomorrow Never Comes


メタリカビートルズのパロディメタルバンド、ビータリカの3作目。
2013年発表。

ジェイムズ・レノンフィールド<Vo,G>ジョージ・ハメットソン<G>クリフ・マックバートニー<B>ロンゴ・ラーズ<Dr>という4人組で、ビートルズの曲をメタリカっぽく演奏するというしょうもないバンドです。
Voの声質や歌いまわし、そして演奏陣のクセなどがびっくりするほど忠実にメタリカを再現しており、無駄にクオリティが高いというのがポイント。アレンジもメタリカのリフを強引にぶち込んでいたり、歌詞も暴力的になっていたりと、ちょいちょい小ネタを挟んでくるところがとても秀逸です。個人的には#11で原曲の邦題"抱きしめたい"が"首絞めたい"になってたのが一番ツボだったわ。

冒頭の#1はあの超有名な"Battery"イントロで幕開け。あの盛り上がりからいきなり強引にスラッシュメタル化された"ジョンとヨーコのバラード"が始まるので、ズッコケずにはいられません。
#2もこれまた強引にマスパペのリフを挿入したマジカルミステリーツアー。やっつけ仕事感が半端ないのに、それでも面白いのが腹立つわ。
今作は前作に比べてメタリカの有名リフの強引な使い方が激しいので、個人的には聴いていてかなり面白いです。"Fuel"の#3とか、"Ride The Lightning"の#5とかストレート過ぎて笑える。

<オススメの曲>
1. The Battery Of Jamyz And Yoko
2. Masterful Mystery Tour
3. Fuel On The Hill
5. Everybody's Got A Ticket To Ride Except For Me And My Lightning
8. Hero Of The Day Tripper
11. I Want To Choke Your Band

オススメ度…81点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

BEATALLICA 「ABBEY LOAD」
BEATALLICA 「ABBEY LOAD」

Beatallica Abbey Load

<収録曲>
1. Come Together
2. I Saw Her Standing There
3. Michelle
4. Help!
5. Please Please Me
6. Blackbird
7. You Never Give Me Your Money
8. Sun King
9. Mean Mr. Mustard
10. Polythene Pam
11. She Came in Through the Bathroom Window
12. Golden Slumbers
13. Carry that Weight
14. The End
15. Her Majesty


メタリカビートルズのパロディメタルバンド、ビータリカの3作目。
2013年発表。

メタリカっぽくビートルズの曲を演奏するという非常にしょうもないバンドなのですが、演奏から歌声までとにかくメタリカそっくりです。しかもただ物真似で歌うだけではなく、メタリカのリフを無理やり捻じ込んでみたり、歌詞をメタリカっぽく変えてみたりと、クスリと笑えるような小ネタ系アレンジがいっぱい詰め込まれているのがとても楽しい。しかも曲のアレンジが秀逸なので、どちらのバンドも好きな人なら絶対に楽しめるようなバンドとなっています。

メタリカの曲にもビートルズの曲にももちろん限りがあるため、三作目ともなるとネタ切れが心配になってくるのですが、まだまだいけるぜと言わんばかりの秀逸なアレンジばかり。中でも"For Whom The Bell Tolls"をバックに歌い上げられる#3なんかは、「この曲がこんなに合うとは思わんかったわw」という新鮮な驚きがあり、個人的にはとてもツボ。あとはやたらヘヴィになった#1とか、"One"風にアレンジされた#6など、不思議な感覚になれる楽曲もとても魅力的です。

まぁネタバンドと言ってしまえばそれまでなのですが、たまにこういうの聴くとやっぱ楽しいんだよなぁ。とりあえず心の広いメタラーなら楽しめると思うので、ぜひ。

<オススメの曲>
1. Come Together
3. Michelle
4. Help!
5. Please Please Me
6. Blackbird

オススメ度…80点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

BURZUM 「Sôl Austan, Mâni Vestan」
BURZUM
「Sôl Austan, Mâni Vestan」


BURZUM Sôl Austan, Mâni Vestan

<収録曲>
1. Sôl austan
2. Rûnar munt þû finna
3. Sôlarrâs
4. Haugaeldr
5. Feðrahellir
6. Sôlarguði
7. Ganga at sôlu
8. Hîð
9. Heljarmyrkr
10. Mâni vestan
11. Sôlbjörg


カウント・グリシュナックことヴァーグ・ヴァイカーネスによる、ノルウェー出身の一人ブラックメタルバンド、バーズムの10作目。2013年発表。早いもので、ヴァーグが出所した後では5枚目となります。
今作はなんと久々のアンビエント路線で、ブラックメタル要素は皆無。暗い洞窟の中を彷徨い歩くかのような神秘的な世界観に包まれ、Keyを中心とした少ない音数で奇妙な空間を創り出しています。「これは!」という曲があるわけではないので、デトックスしたい時とかに心を無にして淡々と聞き続けると気持ちよくなれるんじゃないかな!

<オススメの曲>
1. Sôl austan

どれも似たような感じなので特に大差はないのではないかと。

オススメ度…65点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

BONDED BY BLOOD 「THE AFTERMATH」
BONDED BY BLOOD 「THE AFTERMATH」

Bonded By Blood The Aftermath

<収録曲>
1. I Can't Hear You
2. Shepherds Of Rot
3. The Aftermath
4. Crawling In The Shadows
5. In A Wake
6. Repulsive
7. Among The Vultures
8. Show No Fear
9. Restless Mind
10. Left Behind
11. Killing In The Name


米国出身のスラッシュメタルバンド、ボンデッド・バイ・ブラッドの3作目。2012年発表。

前作発表後にメンバーが大量に脱退し、編成が大きく変わったのだとか。
シンプルながらもグルーヴ感とキャッチーさを揃えたリフがとても魅力的で、ストレートな楽曲がずらりと並んでいます。ただ、あまりにもストレート過ぎて、聴いているときに感じる心地よさが一過性のものに過ぎないのが残念。聴いてる時はそれなりに楽しめるけど、あとからわざわざひっぱり出してきて何度も何度も聴きたくなるような感じではないかもしれません。

とりあえず個人的にはザクザクとしたリフが良い感じの#1や、細かいリフを刻みつつグルーヴィーに展開する#2、多彩なリフが光り緩急も優秀な#9あたりが好みかな。

全体的に悪くはないけど、もっと突き抜けるような何かが欲しいと感じる作品でした。

<オススメの曲>
1. I Can't Hear You
2. Shepherds Of Rot
9. Restless Mind

オススメ度…77点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

BURZUM 「UMSKIPTAR」
BURZUM 「UMSKIPTAR」

Burzum Umskiptar

ノルウェーブラックメタル界の闇を語る上で欠かせない存在であるカウント・グリシュナックことヴァーグ・ヴァイカーネスによる独りブラックメタルプロジェクト、ブルズムの9作目。2012年発表。仮出所してからコンスタントにアルバムを出し続けている彼ですが、今作も前作までの流れを引き継ぐ陰気で内向的な雰囲気漂う作品となっています。ただ、前作よりはメタル要素が減退し、アンビエント路線へと近づいて行ったという印象。いつも通りの反復されるノイジーなギターは健在なのですが、それほど聞き苦しいというわけでもなく、むしろシューゲイザーのような心地よさすら感じさせるような触感となっています。Voも苦しそうな呻き声をあげてはいるものの、初期にあったような病的なまでのキチガイ性は一切排除され、ノーマルヴォイスでぼそぼそと語っているパートもかなりの割合を占めています。この作品の前に初期曲の再録盤が出てることもありますし、初期のようなキチガイブラックを期待していた人には物足りないという印象になってしまうのでしょうが、個人的にはザラザラとしたリフが反復される不気味さと、アンビエント的な心地よさが良い具合にマッチしていて意外と嫌いな作品ではありませんでした。

<収録曲>
1. Blóðstokkinn
2. Jóln
3. Alfadanz
4. Hit Helga Tré
5. Æra
6. Heiðr
7. Valgaldr
8. Galgviðr
9. Surtr Sunnan
10. Gullaldr
11. Níðhöggr


<オススメの曲>
2. Jóln
3. Alfadanz
7. Valgaldr
10. Gullaldr

怪しい語りのイントロ#1に続く#2は、わりと初期に通じる部分も感じさせるようなザラついたプリミティブブラック。鬱々とした内向的な雰囲気にはどこか引き込まれてしまうような闇の魅力を感じます。ただ、この曲ですら歌い方は比較的おとなしいという印象で、この曲を気に入らなければこのアルバムは厳しいのかなとも思います。
♯3は美しすぎるイントロのピアノにハッとさせられる曲。その後はブラックメタルらしいノイズ性をちょっぴり纏っていきますが、発するオーラはとても神秘的で美しく、そして儚いです。
#7は勇壮さと哀しみが織り交ざったような不思議な感覚にとらわれる曲。ノイジーなリフがゾクゾクするようなメロディをゆったりと紡ぎ出し、語りに近いようなノーマルヴォイスが不気味に闇の深淵へといざなってくれるかのように迫ってきます。
#10はもはや語りがメインなんじゃないかというほどの音数の少なさ。ただ、この音数の少なさが逆に不気味で、しかも何故か聴く者を惹きつけるような不思議な魅力を纏っています。

オススメ度…83点

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テーマ:日記 - ジャンル:日記

BLACK MESSIAH 「THE FINAL JOURNEY」
BLACK MESSIAH 「THE FINAL JOURNEY」

Black Messiah The Final Journey

ドイツ出身のヴァイキングメタルバンド、ブラック・メサイアの5作目。2012年発表。いかにも戦う戦士達といった感じの熱くヒロイックなクサメロが最大の特徴です。前作よりもさらにシンフォニック要素に磨きがかかっており、さらに昔の荒々しさも取り戻してきたという印象。豪華さ、そしてパワー共に、前作よりも数段グレードアップしています。民族楽器の登場頻度も相変わらず高く、その手のサウンドが好きな僕は個人的に嬉しい限り。要所要所で乱舞するフィドルの音色に悶絶です。

<収録曲>
1. Windloni
2. Der Ring Mit Dem Kreuz
3. To Become A Man
4. Into The Unfathomed Tower (A Tribute To CANDLEMASS)
5. Feld Der Ehre
6. Lindisfarne
7. The Naglfar Saga : Prologue - The Final Journey
8. The Naglfar Saga : Mother Hel
9. The Naglfar Saga : On Board
10. The Naglfar Saga : Sailing Into Eternity


<オススメの曲>
1. Windloni(→PV)
2. Der Ring Mit Dem Kreuz
6. Lindisfarne
8. The Naglfar Saga : Mother Hel

荘厳だけど既にダサさが滲み出すRPG風のイントロで幕を開ける#1は、1分半を過ぎたあたりで一気に疾走開始。疾走を開始してからのメロディがさらにダサく、悶絶級のクサメロで勇壮に駆け抜けます。ヒロイックなシンフォサウンドがツボ過ぎてヤバい。
♯2はフィドルが大活躍の素晴らしい曲。前半部は比較的ゆったりですが、後半に進むにつれどんどんとクサメロ疾走していき、終盤ではフィドルの高速乱舞っぷりがたまりません。
#6は漢の哀愁のようなものを漂わせる渋いイントロで幕を開け、そこから荒々しく駆け出していく曲。ちょっぴり異国情緒漂うメロディと、拳を振り上げたくなるような熱いメロディの応酬が素晴らしい。
#7以降は組曲形式になっているのですが、そんなに身構えて聴く漢字ではなく、普通にそれぞれの楽曲が独立している感じ。個人的にはブラックメタルのような荒々しさと、朗々とした低音ヴォイスパートとの組み合わせが秀逸な#8が好きです。

オススメ度…85点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

THE BERZERKER 「WORLD OF LIES」
THE BERZERKER 「WORLD OF LIES」

The Berzerker World Of Lies

オーストラリア出身のインダストリアル・デスメタルバンド、ザ・バーザーカーの3作目。2005年発表。ドラムが在籍しておらずその穴をドラムマシンが埋めているのですが、人間っぽい自然なドラミングを完全に放棄し、人間では不可能なスピードでデジタルハードコアばりに連打しまくるサイバーサウンドになっているということが最大の特徴です。短所を個性に変えてしまう逆転の発想が素晴らしい。今作では前作までのようなぐちゃぐちゃした感じやサイバー風味が多少減退しており、どちらかというと基調はテクニカルデスサウンドになっているという印象で、逆にメタラーに比較的受け入れられやすくなっているかもしれません。聴きやすくなったといっても、ドラムマシンによる高速ビートはここぞというところでしっかり多用され、従来の良い所はしっかり残っているので問題は全くないのではないかと。

<収録曲>
1. Committed to Nothing
2. Black Heart
3. All About You
4. Burn the Evil
5. World of Tomorrow
6. Follow Me
7. Y
8. As the World Waits
9. Afterlife
10. Never Hated More
11. Free Yourself
12. Constant Pain
13. Silence
14. Farewell


<オススメの曲>
1. Committed to Nothing
3. All About You
7. Y
8. As the World Waits

基本的に、グチョグチョかつテクニカルなオールドスクールデスメタルサウンドに、圧倒的スピードで刻まれるデジタルビートが加わった曲がずらっと並び、若干の金太郎飴状態は否めないのですが、それでも一曲一曲が3分以内と比較的コンパクトなので飽きることなくさらっと聴けます。とりあえずリフのカッコ良さとグルーヴ感的に上記4曲が好きだな。

オススメ度…83点

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THE BERZERKER 「ANIMOSITY」
THE BERZERKER 「ANIMOSITY」

The Berzerker Animosity

オーストラリア出身のサイバーグラインドコア/インダストリアルデスメタルバンド、ザ・バーザーカーの4作目。2007年発表。打ち込みとサンプリングによるデジタルハードコアばりの超高速サウンドが一番の特徴で、そこにゴリゴリとしたデスメタルのリフが絡んでくるというのがこのバンドのスタイルです。普通は打ち込みというとメタル的には何かしらのマイナスなイメージを与えがちなとこがありますが、このバンドはその打ち込みであることを逆手にとって長所に変えているっての非常に評価できるところ。デジタルならではの勢いで突き進むことで独自の攻撃性を確立しています。初期のようなぐちょぐちょとした感覚は無くなっているものの、デスメタル要素の部分も非常に凶暴で優秀。Voは喚き声と深みのある咆哮を使い分けており、なかなかの迫力です。

<収録曲>
1. Eye for an Eye
2. Purgatory
3. False Hope
4. Evolution
5. No More Reasons
6. Retribution
7. Cancer
8. Weapons of War
9. Heavily Medicated
10. Lonely World


<オススメの曲>
1. Eye for an Eye
2. Purgatory
7. Cancer
8. Weapons of War

基本的に全部同じな感は否めないのですが、そんな中でも超高速ビートが素敵な#2が特にお気に入り。リズムが面白い#7も良いな。どれも凄まじいスピードで突き抜ける暴虐な曲ばかりです。

オススメ度…81点

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BLACK MESSIAH 「OATH OF A WARRIOR」
BLACK MESSIAH 「OATH OF A WARRIOR」

Black Messiah Oath of a Warrior

ドイツ出身のヴァイキングメタルバンド、ブラック・メシアの2作目。2005年発表。勇壮でクッサいメロディを纏いつつ疾走するペイガンマインド全開のサウンドが特徴です。ヒロイックなメロディがとても熱く、もはやメロパワ的な印象すら受けるほどの明るいメロディがとにかく素晴らしい。たまに垣間見せる戦士の哀愁も良い感じで、アルバム全編を通して熱き漢のためのサウンドとなっております。ヴァイオリンやマンドリンなどの民族楽器の登場も嬉しいところだし、薄っすらとしたシンセによる装飾もシンフォニック過ぎずに適度な感じで素晴らしい。音質が全体的に籠っていてお世辞にも良いとは言えないというのが若干の難点ではあるのですが、そんなことは気にさせないほどの充実した楽曲群となっています。籠ったバスドラの音はわりと好きなんだけどな。

<収録曲>
1. Gotterdammerung
2. A New Messiah
3. Blutsbruder
4. Bury the Lambs of Christ
5. Setting Sails
6. Riding the Drakkar
7. Christenfeind
8. Feld der Ehre
9. Entering the Halls of Odhinn
10. My Way to Asgaard
11. Der Eid


<オススメの曲>
2. A New Messiah
3. Blutsbruder
4. Bury the Lambs of Christ
7. Christenfeind
10. My Way to Asgaard

イントロ#1に続く#2がもういきなり超ヒロイック!荒々しい演奏で突き進みまずが、やたらクサいメロディのせいであまり激しく感じません。
そして続く#3はこのアルバムの中でも随一のクサさを誇る超名曲。切ないマンドリンの音色や、サビのあたりでは哀愁まで漂っちゃって、あまりのクサさに完全に手の打ちようがありません。ドタバタしたバスドラの音も好き。
#4は勇ましくドラマティックな7分程度の曲。バックの女性コーラスが良い雰囲気を出しています。終盤のアコギとヴァイオリンで哀愁を振りまきながら最後を迎えるという泣ける展開も素晴らしい。
#7も7分超えの大作なのですが、ドラマティックさが#4さらに上を行く素晴らしい曲。哀愁たっぷりというか、もはや悲壮感すら漂う緊迫とした雰囲気は、ファンタジー映画でも見ているかのような錯覚に陥ります。中盤の荒々しい演奏をバックに舞い踊るヴァイオリンの音色も感涙モノ。
#10はこれまたドコドコというブラストにのせて哀愁系のヒロイックメロディが疾走する曲。勇ましさが素晴らしく、途中で出てくる女性Voも良いアクセントになっています。後半のキラキラしたKeyも良い。

オススメ度…85点

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