EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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VRAIN 「VAPTISM OF MARS」
VRAIN 「VAPTISM OF MARS」

Vrain Vaptism Of Mars

<収録曲>
1. Mars
2. Vaptism
3. Sabre Royale
4. Violent Chase
5. Rune After Lie
6. Vampire Kiss
7. Roaming Eyes
8. Niagara
9. Shadow Love
10. Farewell Melody


"ネオドラマチックサイバーハード"を自称する国産メタルバンド、ブレインの2作目。2013年発表。

大層なジャンルを自称していますが、基本的にはピコピコ&キラキラ系のKeyをふんだんに使ったメロパワです。ゲーム音楽からの影響が大きいということで、Keyの使い方はそういうとこから来てるんだろうなという感じ、X-Japanからも影響を受けているらしく、ギターの音とか、ドタバタしたドラムとか、そもそもメロディにもそれっぽい雰囲気がちらほらと顔を出します。VoはHIROという女性なのですが、ソプラノとかハイトーンというわけでは無くとても普通な感じなので、それが逆に新鮮かも。
歌謡曲っぽいクサメロがとても好みで、なんだかんだデビューミニアルバムからずっと律儀に追っかけているバンドなのですが、「デビューミニ→前作→今作」という順にメロディの質が落ちてきているという印象なので、もう少し頑張ってほしいです。今作も前半にはちらほら悪くないクサメロが散見しているので、そこをもっと伸ばしてくれー。

<オススメの曲>
2. Vaptism

この曲だけ絶妙にクサくて良い。最後までこの勢いで突っ走ってくれれば良いのに。

オススメ度…78点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

VEILED IN SCARLET 「IDEALISM」
VEILED IN SCARLET 「IDEALISM」

Veiled in Scarlet Idealism

日本出身のメロディックデスメタルバンド、ヴェイルド・イン・スカーレットの1作目。2012年発表。かつて圧倒的クサメロを武器に巷で話題になったメロデスバンド、SERPENTのメインソングライターであったKeija<Dr,Key>が立ち上げた新しいプロジェクトです。元SERPENTHiroki<G>も参加しており、ほとんどSERPENTの復活作と言ってしまっても過言ではありません。そしてサウンドの方も見事にかつてのSERPENTを踏襲しており、モダンな音作りの中に圧倒的にクサいメロディを存分に配したメロデスをやっています。Voは低音のグロウル系なので、そこがSERPENT時代との大きな違いになるのかな。ただ、ギターのメロディアスさ及び音圧に埋もれて少々影が薄くなっている感は否めません。

<収録曲>
1. Desire
2. Belief
3. The Whereabouts Of My Soul
4. Idealism
5. Drift
6. Night Befall
7. The Wind To A Dream
8. Resistance
9. Dividing Line


<オススメの曲>
1. Desire
2. Belief
4. Idealism
8. Resistance

冒頭の#1からもういきなりの本領発揮。クサメロと泣きメロが縦横無尽に絡み合う悶絶チューンです。メロディの洪水という使い古された表現がとてもしっくりくるような、次から次へと美旋律が飛び出てくる曲になっています。
♯2はデスラッシュ気味のザクザクとしたリフの中に、彼らの持ち味であるクサメロをぶち込んだような曲。
タイトル曲の#4もザクザクとしたリフとメロディアスなフレーズの絡みが凄まじい曲。ソロのあざといほどにクラシカルなフレーズや、全体を覆う効果的なシンフォ装飾がたまりません。
#8はテンポは控えめなものの、荒々しさが全面に押し出された曲。ギターのメロディもねっとりと奏でられ、とても印象に残るフレーズがポンポン飛び出します。

オススメ度…84点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

VENDETTA 「WORLD UNDER FIRE」
VENDETTA 「WORLD UNDER FIRE」

Vendetta World Under Fire

英国出身の正統派ヘヴィメタルバンド、ヴェンデッタの3作目。2012年発表。80年代っぽさを前面に押し出した古き良き正統派メタルをやっており、ツインギターを交えつつパワフルに突き進んでいく様は、メイデン風というよりはむしろプリースト風と言った方が良いかもしれません。メタルの良さを純粋に追求しようとしている姿勢にとても好感が持てるので、この調子でこれからも頑張っていってくれれば良いのではないかと。今の時点ではリフやメロディのフックに乏しく、あと一歩感は否めませんが、ピュアな姿勢が素晴らしいのでなんとなく応援したくなってしまうようなサウンドという感じです。

<収録曲>
1. Convergence
2. Halo in Black
3. Machtpolitik
4. Veil of Empathy
5. Blast Radius
6. Lords of Chaos
7. Fragmented Reality
8. The Ghost Inside
9. All Your Setting Suns
10. We are Legion


<オススメの曲>
2. Halo in Black(→PV)
6. Lords of Chaos
7. Fragmented Reality
10. We are Legion

とりあえず♯2がとてもパワフルな王道サウンドで素晴らしい。力強いリフと適度な疾走感、そしてツインギターの魅力たっぷりのソロと、聴きどころがたっぷりです。
あとはリフに独特のグルーヴ感がある#6が結構好きかな。正統派リフがザックザクと刻まれていて知らない間にノリノリになれます。
ワイルドに疾走する#7もわりとお気に入り。荒々しい疾走感のわりに歌メロやVoの声が明るく朗らかなのが良いです。ソロプレイも目立ってて良いね。
アルバムの最後を締める#10も王道中の王道な正統派メタル。まぁそもそも作品全体が超王道ど真ん中なんだけどさ。

オススメ度…78点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

VAURA 「SELENELION」
VAURA 「SELENELION」

Vaura Selenelion

米国出身のポストブラックメタルバンド、VAURAの1作目。2012年発表。ポストロック風味の淡く儚い美旋律と、ちょっと不気味でおどろおどろしいサウンドが絶妙に鬩ぎ合う、独特の世界観が特徴です。幻想的かつ空間的な掴みどころのないサウンドの中に、サイケデリックだったりアヴァンギャルドな風味だったりする凶暴なサウンドが内包されており、狂気を優しさで包んだような不思議な感覚が素敵。ブラックメタル的な激しいパートもわりとあったりするものの、あまりその激しさが牙を向いて迫ってくることは無く、どこか遠い世界で起こっている出来事のように感じてしまいます。Voは喚き声とホラーチックな怪しい声、そして美しいクリーンヴォイスの3種類が上手いこと配されている感じ。先の読めない展開はプログレ的なものも感じさせ、そのわりには難解という言葉とはまたちょっと違うという印象だったり。

<収録曲>
1. Souvenirs
2. Drachma
3. The Emanation
4. En/Soph
5. Relics
6. Obsidian Damascene Sun
7. The Uncreated Light (Transfiguration)
8. Column's Vein
9. Vanth
10. Selenelion
11. The Zahir


<オススメの曲>
1. Souvenirs
2. Drachma
4. En/Soph
6. Obsidian Damascene Sun
10. Selenelion
11. The Zahir

とりあえず#1のイントロからいきなり儚い。チリチリとしたエレキサウンドが優しく美しく紡ぎ出されるのですが、そこにまずのっかってくるのは憎しみを感じさせるような喚き声です。途中で美しいクリーンヴォイスも喚き声と交互に登場。その二つの声の対比がとても良い。
♯2は不気味さと美しさの間で揺れ動く曲。Voのホラーチックな声が不穏な空気を醸し出しています。
#4は淡々としたドラムと儚いギターサウンドをバックにVoの優しい歌声が響くロマンティックな曲かと思いきや、中盤で唐突にやたらメタリックなリフが響き渡る曲。プログレ的な要素がとても強く、緊張した空気が漂います。
#6はおどろおどろしく不穏なメロディがとても印象的。ブラックメタルっぽいダークな雰囲気がとてもツボです。終盤ではドロドロとしたリフやグルーヴィーな展開も待っており、さらにはホラーチックで不気味なメロディにゾクゾクすること間違いなし。
アコギの音が神秘的に響く#10はとても静かでフォーキッシュな曲。Voの声もどこか神々しく、この世のものではないような不思議な感覚を受けます。
#11はポストロック的なサウンドからどんどんリフが狂っていく曲。美しかったサウンドがだんだんと狂気を帯びて壊れていく過程にとてもゾクゾクします。

オススメ度…83点

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VEKTOR 「OUTER ISOLATION」
VEKTOR 「OUTER ISOLATION」

Vektor Outer Isolation

米国出身のプログレッシヴスラッシュメタルバンド、ヴェクターの2作目。2011年発表。ひねくれた変幻自在の高速リフでインテレクチュアルな展開を見せるスラッシュメタルをやっています。リフが非常に細かくてドラムも手数足数がとても多いので、とにかく体感的なスピードが凄まじい。そのくせ途中でプログレ的な先の読めない展開を挟んできたりするので疾走一辺倒になることは絶対になく、最初っから最後まで気を抜くことが出来ません。それらの展開も高速リフワークの組み合わせによって突っ走りつつ行われるので勢いを殺すこともなく、難解さとも無縁な爽快さがそのままスラッシュメタルらしく残っているところが凄い。Voはきゃあきゃあと金属的に喚くタイプで、スラッシュメタルのVoとしては勢いがあって自分的にはとても好きな部類です。

<収録曲>
1. Cosmic Cortex
2. Echoless Chamber
3. Dying World
4. Tetrastructural Minds
5. Venus Project
6. Dark Creations, Dead Creators
7. Fast Paced Society
8. Outer Isolation


<オススメの曲>
1. Cosmic Cortex
2. Echoless Chamber
3. Dying World
2. Echoless Chamber
3. Dying World
7. Fast Paced Society

冒頭でいきなり10分超えの曲が登場してびっくり。あれ、実はこれって結構敷居の高い系の作品かな…?なんて心配にもなりましたが、最初の長めのイントロ以外は基本的に疾走に次ぐ疾走。絡み合う強力なリフの嵐が渦巻く非常にスカッとする曲でした。
#2は前半はミドルテンポでドラマティックな雰囲気を醸し出し、中盤から悲鳴と共に疾走開始する曲。この疾走開始部分がカッコ良くてたまらない。リフがどんどんメロディアスになっていく展開も素晴らしい。
♯3はメロディアスかつインテレクチュアルなリフが摩訶不思議に展開する面白い曲。これも中盤から疾走していき、どんどん勢いを増していきます。
#4はメロディアスな高速リフでしょっぱなから爆走しまくる曲。攻撃性も十分で、凄まじい勢いで突っ走っていきます。高速なんだけどグルーヴ感も携えてるあたりが超ツボ。メロいギターソロからのドラマティックな盛り上がりにもゾクゾクします。
#7も金切声と共に疾走しまくる曲。忙しなく動き回るスリリングな展開から耳が離せません。
8分を超える#8も、どんなに長かろうとやはりリフとリフの鬩ぎ合う高速スラッシュであることに変わりなし。中盤のメロウなパートも良い味出してるし、そこで溜めた分を一気に放出する瞬間も攻撃的で良い。

オススメ度…92点

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VALENSIA 「QUEEN TRIBUTE」
VALENSIA 「QUEEN TRIBUTE」

Valensia Queen Tribute

クイーンからの絶大な影響を受けまくっているオランダの貴公子、ヴァレンシアによるクイーントリビュートアルバム。2003年発表。オリジナル作品でもクイーンからの影響を隠すことなく表現し、非常にクイーンっぽい作品を出していている彼が、あまりにもクイーンを好き過ぎてついに作ってしまった作品です。元々声質もフレディ・マーキュリーっぽい彼なので、クイーンの曲を歌うのもお手の物。また、フレディだけではなくロジャー・テイラーブライアン・メイの歌唱やコーラスまでもをそっくりにこなし、さらにはブライアンのピッキングやギタートーンなどの演奏面に至るまでを全て本物に忠実に表現しています。もはや本物に肉薄するレベルのクイーンっぷりには正直驚きを隠せないわ。これぞ愛のなせるわざですね。ちなみにこのトリビュートアルバム、クイーンの曲だけではなく、クイーンの前身バンドであるスマイルや、フレディがプロデュースした曲なども演奏されています。

<収録曲>
1. Sheer Heart Attack
2. Man From Manhattan
3. Bohemian Rhapsody
4. Polar Bear
5. I'm In Love With My Car
6. We Will Rock You
7. Liar
8. Dear Friends
9. All The Young Dudes
10. Killer Queen
11. Love Of My Life
12. My Fairy King


<オススメの曲>
3. Bohemian Rhapsody
6. We Will Rock You
7. Liar
10. Killer Queen

とりあえず#3の完コピっぷりに脱帽。この難しい曲を、ここまで原曲に忠実に完コピ出来る人は世界広しと言えど彼だけなのではないかと。演奏、メインボーカル、歌唱、その他装飾部においうてまで、その全てが完璧です。原曲をあんま聞いたこと無い人なら本物と勘違いしてもおかしくないんじゃないかな。
#6#7はセットになっており、"Liar"のイントロのリズムに"We Will Rock You"がのっているという変わったアレンジに。これはこれでなかなか面白いです。
#10は原曲を超スローにしたアレンジ。テンポ以外は全てそっくりなので、クイーンがゆっくり演奏しただけなんじゃないかと思ってしまいます。コーラスとかマジそっくり。

オススメ度…80点

ここまでクイーンに対する愛を見せつけられるともはや素直に賛辞の言葉を贈るしかないよ。

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VAINS OF JENNA 「THE ART OF TELLING LIES」
VAINS OF JENNA
「THE ART OF TELLING LIES」


Vains Of Jenna The Art Of Telling Lies

スウェーデン出身のハードロックバンド、VAINS OF JENNAの2作目。2009年発表。モトリー・クルーに通じるような、LAメタル系のバッドボーイズロックンロールをやっています。疾走感よりもグルーヴ感を重視したようなスタイルで、鋭角的なギターリフがゆったりかつノリノリで刻まれるという感じ。音の質的には同郷のハードコア・スーパースターズあたりに近く、Voの声質も同バンドのヨッケ・ベルグにかなり似てるかも。

<収録曲>
1. Everybody Loves You When You're Dead
2. Mind Pollution
3. Refugee
4. I Belong To Yesterday
5. Paper Heart
6. Get It On
7. Enemy In Me
8. Better Off Alone
9. I Don't Care 4:03
10. The Art Of Telling Lies


<収録曲>
2. Mind Pollution(→PV)
6. Get It On(→PV)
7. Enemy In Me(→PV)
10. The Art Of Telling Lies

#2の独特のゆったりしたグルーヴ感が好きかな。そんな激しくはないのに自然と体が揺れ動く。

オススメ度…81点

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VREID 「V」
VREID「V」

Vreid V

ノルウェー出身のブラックメタルバンド、VREIDの5作目。2011年発表。Valfar<Vo>の死去という形で解散に至ったWINDIRの残りのメンバー達によって結成されたバンドで、2009年にギタリストが交代したことによって今ではWINDIRの元メンバーが全員ここに揃っています。WINDIRのようにシンフォニックなKeyの装飾は入っておらず、キレのあるリフで引っ張っていくメロディアスブラックという感じ。哀愁と勇壮の絡み合うヴァイキングテイストは多少WINDIR譲りかも。どことなく漢くさい戦士のようなサウンドと、小気味よく刻まれるリフによるグルーヴ感がとても良いです。Voは基本的にはブラックメタルらしいがなり声シャウトなのですが、ちょいちょいクリーンヴォイスも登場。

<収録曲>
1. Arche
2. The Blood Eagle
3. Wolverine Bastards
4. The Sound Of The River
5. Fire On The Mountain
6. The Others & The Look
7. Slave
8. Welcome To The Asylum
9. Then We Die


<オススメの曲>
1. Arche
4. The Sound Of The River(→PV)
5. Fire On The Mountain
7. Slave

#1はスラッシュメタルのようにザクザクと刻まれるリフが独特のグルーヴを生み出す良曲。そのリフが寒々しくって良いんだなこれがまた。
#4はダークにどろどろと侵攻していく曲。独特の邪悪な響きを聴かせるリフが秀逸です。
ベイエリアクランチに通じそうなリフでゴリゴリ攻める#5はかなりのキラーチューン。緩急をつけながらガンガン攻めてったかと思いきや、後半ではギターが泣きまくるドラマティックな展開を見せつけてくれます。後半部でのクリーンヴォイスの使い方が非常に上手く、幽玄で切ない感じがたまりません。
#7はかなりメロウな曲で、なんかこういうのも悪くないなって感じ。

オススメ度…85点

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VADER 「WELCOME TO THE MORBID REICH」
VADER「WELCOME TO THE MORBID REICH」

Vader Welcome To The Morbid Reich

ポーランドの重鎮デスメタルバンド、ヴェイダーの9作目。2011年発表。前作発表後にギターとベースがメンバーチェンジしており、今作発表後にはドラムもメンバーチェンジしたとかで、なんだかもうリーダーのピーター<G,Vo>のプロジェクトみたいなもんだなぁなんて思ってしまったり。さて、肝心のサウンドの方ですが、今作でも「ポーランドのデスメタルかくあるべし!!」といった感じの貫禄の王道デスメタルをやっております。ゴリゴリとした攻撃的で強靭なリフながらもなんとなく親しみやすいというヴェイダーらしいリフワークに魂が震え上がり、抒情的に紡ぎだされるギターソロも相変わらず魅力的!また、かつての天才ドラマーDOCの存命中から多才なドラミングもこのバンドの肝でしたが、たとえメンバーが次々と変わった今でもその意思はしっかりと受け継がれており、全力ブラストしながらも多才な変化の加わった聴きごたえのあるドラムを聴くことが出来ます。デスメタルなんてどれも似たような曲ばっかだと思ってる人は、とりあえずヴェイダーを聴きなさい。

<収録曲>
1. Ultima Thule
2. Return To The Morbid Reich
3. The Black Eye
4. Come And See My Sacrifice
5. Only Hell Knows
6. I Am Who Feasts Upon Your Soul
7. Don't Rip The Beast's Heart Out
8. I Had A Dream...
9. Lord Of Thorns
10. Decapitated Saints
11. They Are Coming...
12. Black Velvet And Skulls Of Steel


<オススメの曲>
3. The Black Eye
4. Come And See My Sacrifice
9. Lord Of Thorns

オススメの曲は全部!と言いたくなるくらいの素晴らしいクオリティ。疾走しまくってるのに何故かグルーヴ感を感じてしまうのがヴェイダーの凄い所。ってことで、そんな感じの3曲をとりあえず挙げてみた。

オススメ度…89点

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VAN HALEN 「VAN HALEN」
VAN HALEN「VAN HALEN」

Van Halen Van Halen

エディ<G>アレックス<Dr>ヴァン・ヘイレン兄弟率いるハードロックバンド、ヴァン・ヘイレンの1作目。1978年発表。今でこそ多くのギタリストが当たり前のように使用しているライトハンド奏法を世に広めた、革命的な一枚です。今後ちょっとずつポップ化していく彼らですが、この頃はこれぞロックなサウンドが特徴。エディも弾き過ぎってくらいに弾きまくっており、他のメンバーも安定した実力を遺憾なく発揮、Voのデイヴィッド・リー・ロスも堂々たる歌唱を披露しています。

<収録曲>
1. Runnin' With The Devil
2. Eruption
3. You Really Got Me
4. Ain't Talkin' 'Bout Love
5. I'm The One
6. Jamie's Cryin'
7. Atomic Punk
8. Feel Your Love Tonight
9. Little Dreamer
10. Ice Cream Man
11. On Fire


<オススメの曲>
1. Runnin' With The Devil
2. Eruption
3. You Really Got Me
4. Ain't Talkin' 'Bout Love
11. On Fire

このアルバムを語る上でやはり一番外せないのは#2の存在。2分足らずのインストですが、エディのライトハンドの魅力が存分に詰まった奇跡のインスト。ピロピロピロピロ。

オススメ度…80点

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VOIVOD 「INFINI」
VOIVOD「INFINI」

Voivod Infini

カナディアンスラッシュメタルバンド、ヴォイヴォドの12作目にしてラストアルバム。2009年発表。2005年に癌で亡くなったピギーの遺したギターリフ達によって作られた作品です。基本的にはスラッシュメタルなのですが、ジャズのような転調や和音が頻繁に取り入れられ、それがロックンロールのような独自のグルーヴを持ちながらプログレッシヴに展開されるというのがヴォイヴォドの特徴。初期の突進具合はありませんが、その独自の音楽性の軸はずっと一貫されています。

<収録曲>
1. God Phones
2. From The Cave
3. Earthache
4. Global Warning
5. A Room With A V.
6. Destroy After Reading
7. Treasure Chase
8. Krap Radio
9. In Orbit
10. Deathproof
11. Pyramidome
12. Morpheus
13. Volcano


<オススメの曲>
1. God Phones
2. From The Cave
10. Deathproof
13. Volcano

「イェーイ!」ってノリとはまた違った、妙なノリの良さがクセになる。

オススメ度…83点

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[VISION DIVINE]
VISION DIVINE
「9 DEGREES WEST OF THE MOON」


Vision Divine9 Degrees West of The Moon

イタリア出身のメロディック・パワーメタルバンド、ヴィジョン・ディヴァインの6作目。2009年発表。前作まで歌っていた実力派シンガー、ミケーレ・ルッピが脱退してしまったのが非常に残念ですが、代わりに3作目まで在籍していたラプソディーファビオ・リオーネ<Vo>が復帰しており、堂々たるパワフルな歌声を響かせています。疾走感のある曲は少なめで、ミドルテンポの曲が大半。プログレ的な展開の曲が多く、全体的にかなりドラマティックな作品となっています。

冒頭の1.Letter To My Child Never Bornからいきなり9分の大曲。多少の中だるみ感はあるものの、全体的に良くまとまったドラマティックな展開を見せてくれます。サビでの開放感が凄まじく、伸びやかなファビオの歌唱に何とも言えない高揚感を感じる曲。
4.Angels In Disguiseはバラードチックな曲。ファビオの感情をたっぷりこめた歌唱が印象的で、心に強く訴えかけてくる何かを感じます。
6.The Streets of Laudomiaは明るい感じの曲。サビメロが妙に爽やかで、ちょっぴり清々しい気分になれます。
10.A Touch of Evilジューダス・プリーストのカヴァー。原曲に忠実なファビオの力強い歌声がマッチしており、非常に良い出来です。

ってことでこの作品、実力派が揃っているだけあってそれなりのクオリティを保っており、とりあえずは安心して聴ける内容です。ただ、圧倒的なキラーチューンが存在しておらず、それぞれの歌メロもいま一つインパクトに欠けるのも確か。なんかあと一息なんだけどなぁ。

オススメ度…76点

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[VON BRANDEN]
VON BRANDEN「SCHERBEN」

VON BRANDEN SCHERBEN

ドイツ出身のブラック/ゴシックメタルバンドの1作目。2007年発表。ノイジーなギターが軽く欝なローテンションで響き渡る、ゆったり&ダークな気分になれるサウンドです。シューゲイザーっぽい要素もあり、儚く切なく耽美的。Voは囁き系男性クリーンヴォイスとデスヴォイス、そして女性Voを上手いタイミングで入れて来ます。ALCESTあたりにちょっとゴシック&ブラック的要素を付加したらこんな感じになりそうかも。

1.Behind The Rainは弦楽器の使い方がうまい曲。所々でほんの少し使われているだけなのですが、荘厳さと何とも言えない切なさを加味してくれます。Voはデスヴォイス中心なので全体的に邪悪ですが、何故か同時に不思議な暖かみも伝わってきます。
7.Vergessenはピアノと弦楽器が中心の幻想的な曲。男性Voのクリーンヴォイスも楽曲と絶妙にマッチしており、かなり物悲しい雰囲気になっています。ギターが全く登場しないのでメタル要素は微塵も感じられませんが、圧倒的な儚さで個人的にはこの作品で一番好き。
6.Zwischen Weltenはシューゲイザー的なサウンドで、鬱々としたローテンションがたまらん。独特の悲しさ全体を覆ってるのも良いね。
他には3.Ignoranzkultとか7.Consuming Lifeとかも好きかなぁ。

全体的に抑揚にかけるので、じっくり聞くというよりはバックミュージック的な感じでかけるのが良いかもしれません。儚い世界観に身を委ねたい人は是非どうぞ。

オススメ度…79点

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