EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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WALTARI 「YOU ARE WALTARI」
WALTARI 「YOU ARE WALTARI」

Waltari You Are Waltari

<収録曲>
1. 12
2. Tranquality
3. Solutions
4. Only The Truth
5. Mountain Top
6. Right Wing Theme
7. Strangled
8. Keep It Alive
9. Singular
10. Not Much To Touch You
11. Hyväolihyväoli
12. Drag
13. Televizor
14. Diggin The Alien


フィンランドの天才型変態ミクスチャーメタルバンド、ワルタリの12作目。2015年発表。

メタルやデスメタル、インダストリアル、テクノ、ファンク、ヒップホップ、パンクなど、ジャンルにとらわれずに自由に混ぜまくり、やりたい放題に消化していくのがこのバンドの変態たるゆえん。そのくせキャッチーで親しみやすい楽曲にさくっと仕上げてくるのが天才たるゆえんです。
今作でもその路線は基本的に変わっておらず、個性的なのに親しみやすい楽曲がずらっと並びます。

冒頭の#1はクセのあるリフと華麗なギターソロ、そして頭に残るキャッチーなサビが最高な曲。ひねくれたメロディセンスながらもキャッチーに感じさせてしまうのがさすがです。
#3はメロデスっぽい雰囲気を醸し出しながらも、なんかちょっと違うという違和感が楽しい曲。
#4はジャンル分類不能ないかにもワルタリチックな曲。トライバルで野性味あふれる掛け声などがとても面白いです。
口笛で幕を開ける#6は民謡的でフォーキッシュな曲。のほほんとした雰囲気と、フィンランド語の不思議な響きの絡み合いが胡散臭さを増幅しています。
続く#7はうって変わってデスメタリックな曲。いきなりめっちゃ過激な感じになってウケますが、根底にはワルタリっぽい遊び心が見え隠れしております。
#9はグル―ヴィでインダストリアルチックなリフが印象的。曲を聴くとそうでもないですが、リフだけ聴くとロブ・ゾンビをちょっと思い出しました。
#10は今度は正統派メタルチックな雰囲気を醸し出してくる曲。リフがまさに正統派ど真ん中です。そしてサビはいかにもワルタリです。
一番最初にPVで発表された#14はシンプルでキャッチーな曲。普通といえば普通なのですが、キャッチーでやっぱ良いんだよなぁ。

ワルタリの作品は毎回いろんなタイプの楽曲が収録されていますが、聴けば絶対にワルタリだとわかるのも凄いと思います。カルツュ・ハタッカの声が特徴的だってのもあるのかもしれませんが、それを抜きにしても独自の音楽性を創り上げていて凄いです。

<オススメの曲>
1. 12
4. Only The Truth (→PV)
14. Diggin The Alien (→PV)

オススメ度…84点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

WINTERAGE 「THE HARMONIC PASSAGE」
WINTERAGE 「THE HARMONIC PASSAGE」

WINTERAGE THE HARMONIC PASSAGE

<収録曲>
1. Ouverture in Do Minore
2. The Harmonic Passage
3. The Flame Shall not Fade
4. Wirewings
5. Son of Winter
6. La caccia di Turin
7. Golden Worm
8. Victory March
9. La Grotta di Cristallo
10. Crown of the Crowds
11. Panserbjorne
12. The Endless Well
13. Awakening


イタリア出身のメロディックスピードメタルバンド、ウィンターエイジの1作目。2015年発表。

これぞB級メロスピ!と思わず笑みがこぼれてしまうようなクッサいメロスピをやっております。
ヴァイオリンが優雅に、そして元気よく乱舞するあたりもとても微笑ましい。

僕がメタルを聴き始めた2000年代初頭はこんな感じの若手バンドが腐るほど溢れかえっていて、「これはww」と思うような曲を数曲残しつつもそのまま埋もれていっていたイメージなのですが、最近はこういう典型的なクサメロスピをやってくれるバンドはめっきり減ってしまいました。そんな中で、この時代にこの音楽性で元気に飛び出してきたもこいつらの存在は評価に値するのではないかと思います。

とりあえず#1は本格的なオーケストレーションで壮大に幕を開けるイントロ。イントロに4分近く費やしてくるあたり、やはり気合が違います。
そしてそこから雪崩れ込む#2は超絶クサメロを振りまきまくる疾走メロスピチューン。クワイヤで盛り上がった直後に入ってくるVoのシャウトを聴いた瞬間「細いww」と笑みがこぼれること間違いなしです。いかにもB級っぽくて素晴らしい。ヴァイオリンも乱舞しまくりで最高。久々に「これはww」と思うクサメロメロスピチューンに出会いました。
#4なんかもほっそいハイトーンシャウトを存分に堪能できる疾走曲でなかなか良い。
尖ったギターの音と煌びやかなKeyの音色が良い具合に混ざった#7なんかも好き。
あとはフォークっぽいメロディのミドルテンポチューン#9とか、ドラマティックに盛り上がる大合唱したくなる系メロスピの#10とか、クワイヤ大活躍の#12、白鳥の湖をガッツリ取り入れた#13なんかも印象的です。

メロスピ界全盛期の音を良い具合に再現してくれていてとても微笑ましいので、クサメロ命でB級メロスピに寛容な人は試してみれば良いのではないかと。応援したくなるけど、変に大成しないでこのままのスタンスで活躍して、あとはメロディの質をどんどん上げていってほしいです。

<オススメの曲>
2. The Harmonic Passage

とりあえずこの1曲を聴いておけば間違いなし。

オススメ度…81点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

WITHIN TEMPTATION 「HYDRA」
WITHIN TEMPTATION 「HYDRA」

WITHIN TEMPTATION HYDRA

<収録曲>
1. Let Us Burn
2. Dangerous
3. And We Run
4. Paradise (What About Us?)
5. Edge of the World
6. Silver Moonlight
7. Covered by Roses
8. Dog Days
9. Tell Me Why
10. Whole World Is Watching


オランダ出身のシンフォニック系ゴシックメタルバンド、ウィズイン・テンプテーションの6作目。
2014年発表。

美し過ぎるメロディと、そこにのっかるシャロン・デン・アデルの透き通るエンジェリックソプラノボイスの化学反応による圧倒的癒し要素で僕の心を一瞬にして射抜いたこのバンド。作を重ねるごとにゴシック要素が減退して幾分かモダンなサウンドへと変化してきているのが残念なところではあるのですが、そのクオリティはやはり圧倒的に高く、初期の崇高さはなくともキャッチーで親しみやすい楽曲で僕の心を鷲掴みし続けてくれています。

前作で更なるモダン化&ポップ化が進んでいた彼らですが、今作は基本的に前作の流れを踏襲したようなサウンドになっており、キャッチーでバラエティに富んだ楽曲がずらっと並んでおります。ただ、初期のような崇高さやゴシック要素、そして力強いリフなどのメタルメタルした部分が少し戻ってきており嬉しいところ。

そしてもちろんシャロン様の可憐なエンジェリックボイスは健在で、僕の心を惹きつけて止みません。

とりあえず元キルスウィッチ・エンゲイジHoward Jonesがゲスト参加した#2がかなりのキラーチューン。緊張感あふれるイントロ、モダンながらもヒロイックでキャッチーなメロディ、Howardのクールなクリーンヴォイス、そしてサビでHowardシャロンの力強い歌声が絡み合いつつ一気にはじけるような感じがたまりません。
荘厳なストリングスで幕を開け、モダンなリフがザックリと刻まれる#4は、元ナイトウィッシュターヤとデュエットしている曲。こちらもやはりとてもキャッチーで親しみやすく、二人の美しい歌声が互いを高めつつ絡み合います。
とりあえず群を抜いているのはこの2曲ですが、それ以外の曲も他の凡百のバンドを寄せ付けないような高品質な楽曲ばかりです。

音楽性を少しずつ変化させつつ、昔からのファンも飽きさせず、更なる境地を目指していく彼らには本当に頭が上がりません。なんというポテンシャルの高さ!

<オススメの曲>
2. Dangerous(→PV)
4. Paradise (What About Us?)(→PV)
7. Covered by Roses

オススメ度…88点

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WHISPERED 「THOUSAND SWORDS」
WHISPERED 「THOUSAND SWORDS」

Whispered Thousand Swords

<収録曲>
1. Intro - Hajimari
2. Thousand Swords
3. Faceless
4. Of Honor
5. Dead Cold Inside
6. Fear Never Within
7. Blindfold
8. Wrath Of Heaven
9. Blade In The Snow


フィンランド出身の歌舞伎メロデスバンド、ウィスパードの1作目。2010年発表。

ジャケは弁慶と牛若丸なのだそうで、日本への愛がその時点で存分に感じられるのですが、音の方も日本への愛が詰まった超本格派和風メロデス。白塗りの歌舞伎メイクでサムライに扮するメンバーからは、間違った日本感を推し進めたイロモノ臭しかしないのですが、びっくりするほど真っ当な和の世界を作り上げていて逆に驚き。
基本的にはフィンランドらしいシンフォニックなメロですがベースになっているのですが、そこに琴のような繊細な和メロが絡みあい、そこらの日本産バンド顔負けのサウンドになっています。

個人的にはそういった和の要素が強く出ていて、かつクサメロがふんだんに散りばめられている#2とか#6あたりが好きですが、その他の曲も聴きごたえ十分のアルバムとなっています。

<オススメの曲>
2. Thousand Swords
6. Fear Never Within

オススメ度…84点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

WHISPERED 「SHOGUNATE MACABRE」
WHISPERED 「SHOGUNATE MACABRE」

Whispered Shogunate Macabre

<収録曲>
1. Jikininki
2. Hold The Sword
3. Fallen Amaterasu
4. One Man's Burden
5. Kappa
6. Lady Of The Wind
7. Unrestrained
8. Upon My Hono
r

フィンランド出身の歌舞伎メタルバンド、ウィスパードの2作目。2014年発表。

白塗りの歌舞伎メイクをしてサムライコスチュームに身を包んだメンバーが、和の旋律を取り入れながらクサいメロディを奏でる和風メロデスバンドです。
イロモノのネタバンドと侮るなかれ、日本大好きなんだなーと微笑ましく思うとともに、そのクオリティの高さに驚かされます。

デビュー作である前作もかなりのクオリティで存分に楽しませて頂いたのですが、今作はスケール感がさらにアップしており、琴や尺八などの和楽器もふんだんに取り入れられた超本格派和風メタルに更なる進化。日本人でもここまでの和風感はなかなか醸し出せないんじゃないかというくらいの世界観が作り上げられており、とても海外産のバンドとは思えないような出来です。

冒頭の#1は「夢を見た…、枯野の夢…。その枯野は、行けども行けども…、人ひとりおらぬ…!」というカッコいいんだか意味不明何だかわからない語りからスタート。そこからモダンなギターと琴が絡み合うクッソかっこいいイントロへと雪崩れ込み、怒涛の勢いで突き進みます。ザクザクとしたリフも、いかにもなメロデスながら和の要素を失わないメロディも、その全てがカッコ良いです。
続く#2は和風クサメロがたまらない一曲。これまたイントロの時点で悶絶です。
タイトルがとてもシュールな#3は無駄に神々しく大仰なシンフォメロデスですし、#4はこれまた大仰なコーラスがクサさを醸し出す一曲。
#5は河童が生息していそうなイントロから一気にヘヴィに展開していく曲。
最後を締める#8なんかは、聴きごたえ十分な10分超の大曲です。

すっかり存在を忘れた頃に出してきた2ndアルバムでしたが、その空白を一気に埋めてくれるような存在感抜群の超強力盤でした。そこらの国産バンドが醸し出すよりもよっぽど素敵な和風メタルをやっているので、それだけ日本のことが好きなんだろうなぁと嬉しくもなってしまったり。とりあえず和の旋律が好きな方はぜひ。

<オススメの曲>
1. Jikininki (→PV)
2. Hold The Sword

オススメ度…94点

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WISDOM 「MARCHING FOR LIBERTY」
WISDOM 「MARCHING FOR LIBERTY」

Wisdom Marching For Liberty

<収録曲>
1. World Of The Free
2. Dust In The Wind
3. War Of Angels
4. Failure Of Nature
5. The Martyr
6. God Rest Your Soul
7. Take Me To Neverland
8. Wake Up My Life
9. My Fairytale
10. Have No Fear
11. Live Like A Beast
12. Marching For Liberty


ハンガリー出身のメロディックパワーメタルバンド、ウィズダムの3作目。2013年発表。

前作、前々作とクッサいメロディと勇壮かつ大仰なコーラスが魅力的なメロパワをやっていましたが、今作でも全く同じ音楽性を貫いてくれています。

イントロの#1の時点で壮大なクワイヤがいかにもな感じで展開されており、そこからなだれ込む#2も王道クサメロパワチューン。明るいメロディと無駄に厚い、そして熱いコーラスがたまりません。
基本的には同じ系統の曲が並ぶので真新しさは全くないのですが、個人的にはその中でも#7#9あたりがお気に入りかな。
そして今作一番のキラーチューンは、アルバムの最後を締める#12。8分という少々長めのドラマティックな曲で、少しずつ少しずつ盛り上がっていく展開と高揚感がたまりません。サビのコーラスの勇壮さが凄まじく、拳を突き上げながら大合唱したくなるような大仰なクサメロが迸ります。ちなみにRhapsody Of Fireファビオ・リオーネ<Vo>がゲスト参加。

これだけ同じ系統でまとめながらもマンネリ感をあまり与えてこないのは、純粋に一つ一つの曲がしっかりとして魅力的だからだと思います。最近は減ってきた純粋なクサメロパワをやっているので、その手のサウンドが好きな方はぜひ。

<オススメの曲>
2. Dust In The Wind
7. Take Me To Neverland
9. My Fairytale
12. Marching For Liberty

オススメ度…87点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

WINDZOR 「AGAINST THE UNKNOWN TEMPEST」
WINDZOR
「AGAINST THE UNKNOWN TEMPEST」


Windzor against The Unknown Tempest

<収録曲>
1. Prayer ~To The Ground~
2. No Fear, It Is All
3. Lunar Shadow
4. Lost The Key
5. Brazing Saga
6. Nameless Warrior
7. Healing With Lean Against A Tree
8. Get Into The Light
9. The Queen's Way
10. Go Ahead To Tomorrow With Blood Tear


姫路出身のシンフォニックパワーメタルバンド、ウィンザーの1作目。2013年発表。

何とバンド結成は1999年で、14年目にして初のフルアルバムなのだそうです。関西のインディーズメタルバンドの中ではわりと重鎮らしい。
サウンドの方はシンフォニックな装飾を適度に入れたパワーメタルといった感じで、音作りに残る荒々しさがB級っぽさを漂わせています。

イントロの#1はシンフォニックメタルバンドに良くある感じのインストで、否が応でも気分が高揚してしまう感じ。
そしてそこから#2になだれ込むのですが、イントロがとてつもなくクサくてビビります。めっちゃエピカルでダサい。もちろん良い意味で。そして女性VoのKinoppyが歌いだした瞬間に感じたのは「声太っ!ww」ということ。こういうバンドってソプラノヴォイスが定番だと思うんだけど、あまりのパワフルさに驚きを隠しえません。ただ、これはこれでなかなか新鮮で、曲ともかなり合っているので良いと思います。
とまぁここまではかなり絶好調で、普通になかなかツボなタイプだったのですが、これ以降が少々メロディの質的に尻すぼみな感が否めなかったのが残念。#6とか#8#9あたりがちょいちょいクサくて良いかなぁくらいかな。

もっと元気よく悶絶クサメロを最後までふりまき続けてくれれば最高だったのになーという感じでした。

<オススメの曲>
2. No Fear, It Is All
9. The Queen's Way

オススメ度…78点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

WITCHBURNER 「BLOODTHIRSTY EYES」
WITCHBURNER 「BLOODTHIRSTY EYES」

Witchburner Bloodthirsty Eyes

<収録曲>
1. Sermon of Profanity
2. Possession
3. Master and Slave
4. Path of the Sinner
5. Apocalyptic Visions
6. Bloodthirsty Eyes
7. Never Surrender
8. Spirit of the Dead
9. The Bringer of Disease


ドイツ出身のスラッシュメタルバンド、ウィッチバーナーの7作目。
2013年発表。

シンプルなリフで突っ走るタイプのスラッシュメタルをやっています。リフの種類も豊富だし、ちょいちょい挟み込んでくるメロディも悪くはないんだけど、小奇麗に纏まりすぎていて個性はあまりないかも。Voはちょっと汚めの吐き捨て方で、いかにもスラッシュメタルという感じです。どの曲も疾走しまくりで聴いてて小気味良いことは確かなので、他のバンドに埋もれない個性が欲しい。

<オススメの曲>
4. Path of the Sinner

オススメ度…78点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

WITCHCRAFT 「THE ALCHEMIST」
WITCHCRAFT 「THE ALCHEMIST」

Witchcraft The Alchemist

<収録曲>
1. Walk Between The Lines
2. If Crimson Was Your Colour
3. Leva
4. Hey Doctor
5. Samaritan Burden
6. Remembered
7. The Alchemist
8. Sweet Honey Pie


スウェーデン出身のハードロックバンド、ウィッチクラフトの3作目。2007年発表。とても2000年代のサウンドとは思えないようなレトロなサウンドが特徴で、ドゥーム/ストーナーの範疇で語られるくせしてへヴィさは皆無です。まさに70年代初期のロックを体現しているような音楽性で、乾いた音とシンプルなリフ、そしてそこから醸し出される独特のグルーヴ感がとてつもなく渋い。サイケチックだったりプログレチックだったりする作風や、オルガンやサックスが駆け巡る音作りがとてつもなく古典的で、なんとなく懐かしいような気持ちになることが出来ます。

個人的にはシンプルなリフが絶妙なメロディアスさを醸し出しつつ淡々と紡がれる#1、オカルティックなオーラが漂う#2、ジャズのようなドラムのイントロが印象的な#5あたりが超好き。

<オススメの曲>
1. Walk Between The Lines
2. If Crimson Was Your Colour
5. Samaritan Burden

オススメ度…83点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

WINTERBURST 「THE MIND CAVE」
WINTERBURST 「THE MIND CAVE」

Winterburst The Mind Cave

<収録曲>
1. A Mirror's Game
2. The Mind Cave
3. The Immortals
4. Insanitarium
5. D’Ombres Et D’Infini
6. Circus Of Freaks
7. The Stray
8. The Ancestral Ritual
9. Beyond The Wall
10. Legion Of Souls
11. The Upcoming Chaos


フランス出身のシンフォニックブラックメタルバンド、ウィンターバーストの1作目。2012年発表。非常に仰々しいシンフォニックサウンドが特徴のブラックメタルで、これでもかとばかりに壮大かつ煌びやかな装飾が全体を覆っています。そしてメロディもしっかりしており、しかもそれが絶妙にクサいので、普段あんまりブラックメタルを聴かないような人でも比較的聞きやすいのではないかと。Voはわりと邪悪にぎゃあぎゃあ喚くタイプですが、こちらも比較的聞きやすいという印象。

<オススメの曲>
1. A Mirror's Game
2. The Mind Cave
5. D’Ombres Et D’Infini

オススメ度…87点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

WINTERSUN 「TIME I」
WINTERSUN 「TIME I」

Wintersun Time I

<収録曲>
1. When Time Fades Away
2. Sons Of Winter And Stars
3. Land Of Snow And Sorrow
4. Darkness And Frost
5. Time


フィンランド出身のJari Mäenpää率いるヴァイキング風シンフォニック系メロディックデスメタルバンド、ウィンターサンのまさかの2作目。2012年発表。

長らく"出る出る詐欺"が続いていたわけですが、なんと1stから8年の時を経てついに解き放たれることに!

まぁ8年の時というものはバンドの音楽性を変えてしまうには十分な時間だったりもするわけで、残念ながら前作から雰囲気はだいぶ変化。ジャケットのような未来っぽいKeyがふんだんに取り入れられた、壮大でファンタジックなヴァイキングメタルになっています。

ただ、必ずしも悪い変化かといわれるとそういうわけでもなく、聴いていてわくわくするようなクサメロや、テンションの上がるドラマティックな盛り上がりもちらほら。全体的に長尺な曲ばかりなので、せっかくいいパートがあっても途中でだれるというのが少々残念ですが、決して聴けないほど酷いというわけでもありません。
まぁ簡単に言うと、「非常に惜しい」という感じでしょうか…。

そして「Time I」ということで、続編の「II」が予定されているらしく、その分かなり曲数が少ないので物足りなさも非常に大きいです。せっかくこんなに待ったんだからもっとフルボリュームで来て欲しかった!

<オススメの曲>の曲
2. Sons Of Winter And Stars

幻想的なイントロの#1からの流れが素晴らしい。そして時折はさまれるヒロイックなメロディも熱い!が、長いのでちょいちょいダレるのは前述したとおり。無念。

オススメ度…74点

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WIG WAM 「WALL STREET」
WIG WAM 「WALL STREET」

Wig Wam Wall Street

ノルウェー出身のハードロックバンド、ウィグワムの4作目。2012年発表。派手な衣装に身を包んだキモいおっさん達(←褒めてる)が、ボン・ジョヴィあたりに通じるようないかにもな80年代ハードロックをやっているバンドですが、本作でもそのスタンスは何一つ変わっておらず、キャッチーなメロディと一緒に口ずさみたくなるような楽しいコーラスという完全にいつも通りのスタイルです。このバンドが出てきたときは「この時代にこんなダサい格好で時代に逆行したハードロックを見せつけてくるなんて!」という新鮮な喜びがあったものですが、4作目ともなるとさすがにマンネリ気味に感じてしまう部分もあるかも。また、個々のメロディは決して悪くはないものの、今までのような派手さが無く比較的無難にまとまっているため、どうしても地味な印象が拭えないという感もあります。キャッチーでさらっと聴ける分、あっという間に聴き終わってしまう気がして、今までと同様の満足感を得られるかというと必ずしもYESとは言えないかもしれません。とはいえこの手のバンドには別に新しいことを求めているわけでもないので難しいところなのですが、メロディセンスは相変わらず良いので、今までみたいにもっと馬鹿みたいにハジけてくれても良かったんじゃないかなぁなんて思ってしまいました。

<収録曲>
1. Wall Street
2. OMG! (Wish I Had A Gun)
3. Victory Is Sweet
4. The Bigger The Better
5. Bleeding Daylight
6. Tides Will Turn
7. Wrong Can Feel So Right
8. One Million Enemies
9. Try My Body On
10. Natural High
11. Things Money Can't Buy


<オススメの曲>
1. Wall Street
2. OMG! (Wish I Had A Gun)
6. Tides Will Turn
7. Wrong Can Feel So Right
9. Try My Body On

冒頭の#1がまずちょっとシリアスな感じで始まるのでどうしたものかと思ってしまいましたが、サビが近づくと完全にいつも通りのウィグワムでした。安定のキャッチーなコーラスに大満足。
♯2はちょっぴりアダルティな雰囲気を醸し出した入りから、やはり親しみやすいサビへと繋がっていく曲。リフのノリの良さも秀逸。
#6は哀愁漂うバラード。別にこのバンドにバラードはそんな求めてないんだけど、何回か聴いているうちに結構好きになってしまいました。
#7は能天気なかんじの明るさと、カラッと乾いたアコースティックギターが素敵な一曲。
#9はいかにも80年代な雰囲気の漂うリフが印象的。モトリー・クルーあたりを彷彿とさせるかも。

オススメ度…80点

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WALTARI 「BLOOD SAMPLE」
WALTARI 「BLOOD SAMPLE」

Waltari Blood Sample

フィンランド出身の変態ミクスチャーメタルバンド、ワルタリの9作目。2005年発表。ワルタリの音楽を一言で表現すると、とにかく"自由"という言葉がしっくりくると思います。メタルを基調としつつも、音楽にはジャンルの壁なんか存在しないんだということを再確認させてくれるようなごった煮な音楽を身上としており、アルバム単位どころか曲単位ですら音楽性が違ってくるという自由奔放さが最大の魅力。激しくメタルしてみたり、楽しくパンクしてみたり、サンプリングを取り入れまくってみたり、ラップを入れてみたりとやりたい放題です。そんな中で一貫しているのはとにかくメロディがキャッチーなこと。色んなことをやりつつも「親しみやすい」「楽しい」という点のみを主軸とした曲作りには、音楽とはなんたるやが的確に表現されているのではないかと。Voの声はぬめっとしてるし、展開も読みにくいし、歌詞もフィンランド語だしで、こうして挙げていくと親しみやすい要素はあんまり多くなさそうなのですが、曲を聴くと万人受けするような凄まじい親しみやすさが宿っているのです。そしてこのアルバムはかなりメタル色が強く出ており、ごちゃごちゃ色んなサウンドが取り入れられつつもエッジの効いた鋭いリフがどの曲でも根底にあるという印象。メタラー的にはかなり聴きやすく、即効性も高い一枚だと思います。

<収録曲>
1. Helsinki
2. Not Enough
3. Too Much Emptiness
4. Never
5. New York
6. I'm In Pain
7. All Roads Will Lead To Rome
8. Digging Inside
9. Fly Into The Light
10. Shades To Grace
11. Aching Eyes
12. Back To The Audio
13. Pigeons
14. Exterminator Warheads
15. Darling Boy
16. Wide Awake
17. Julia


<オススメの曲>
1. Helsinki
2. Not Enough
3. Too Much Emptiness
5. New York
7. All Roads Will Lead To Rome
9. Fly Into The Light
11. Aching Eyes
13. Pigeons
14. Exterminator Warheads
17. Julia

冒頭の#1はヘヴィでザックリとしたリフにちょっぴり哀愁が漂う歌メロがのっかる不思議な曲。リフ自体はわりと激しめなのに、歌メロのせいで激しいという感じはあまり受けないです。ラップを入れてみたり不思議なコーラスがのってみたりと、彼ららしい奔放さもバッチリ。ぬめっとしたVoも相変わらず独特。
♯2はストレートなキャッチーさが素晴らしい。ノリの良いリフと親しみやすいメロディラインのわかりやすい曲。
♯3は適度な疾走感で軽く駆け抜けていく曲。メタル的なリフなのにメロコアのような爽やかな感触なのが不思議。
#5はスラッシュメタルばりに高速で刻まれるリフがたまらない。そのくせメロディラインや歌声が完全にいつものワルタリなので、そのアンバランス加減が妙に楽しいです。
そして#7は個人的にこのアルバムで一番のキラーチューン。適度なスピード感と、ツッタカツッタカとノリの良いドラム、そしてラップ調のメロディがとても楽しい雰囲気を演出し、さらにサビで一気にキャッチーに広がっていく感じがたまりません。
#9はサンプリングもちょっぴり取り入れたダンサブルな曲。自然と頭が動くようなノリの良さと、ちょっと外した感じのメロディラインが素敵。
#11は異国情緒漂う独特のギターメロディが印象的。そしてその独特なメロディすらキャッチーに仕立てあげてしまうのが本当に凄いです。
異国情緒と言えば#13も独特のメロディを持っており、中東とかそっちの方を彷彿とさせるようなメロディが印象的。なんだか艶めかしくてゾクゾクします。
#14はサンプリングを取り入れたデスメタルって感じの曲。へなちょこVoとわりとガチなデスヴォイスの掛け合いも面白い。
♯17はバラード的な曲。そこまで絶賛するほどの曲ではないのですが、哀愁漂うメロディがなぜか頭にこびりついてしまいます。

オススメ度…88点

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