EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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CHILDREN OF BODOM 「I WORSHIP CHAOS」
CHILDREN OF BODOM 「I WORSHIP CHAOS」

Children Of Bodom I Worship Chaos

<収録曲>
1. I Hurt
2. My Bodom (I Am The Only One)
3. Morrigan
4. Horns
5. Prayer For THE Afflicted
6. I Worship Chaos
7. Hold Your Tongue
8. suicide bomber
9. ALL FOR NOTHING
10. Widdershins
11. Mistress Of Taboo
12. Danger Zone
13. Black Winter Day
14. Cruel Summer


フィンランド出身のメロディックデスメタルバンド、チルドレン・オブ・ボドムの9作目。2015年発表。
いまやメロデス界の代表的存在として君臨するバンドの一つです。

自分はチルボドが全盛期だった頃にメタラーになったので、それ以来ずーっとリアルタイムで聴き続けており、間違いなく個人的に最も思い入れの強いバンドの1つ。とりあえず今作のジャケはなんとなく初期の4作くらいを踏襲した雰囲気なので、密かに期待しておりました。
いかにも中学生あたりが好きそうな、わかりやすい死神ジャケでとても良い。

で、聴いてみた感想はと言いますと、「うーん、普通…かな…?」といった感じ。
全体的にテンポが控えめで、勢いに欠けるなぁというのが率直な印象です。

よくよく聞くと、メロディの質的には4作目の「HATE CREW DETHROLL」あたりに通じる雰囲気があって、決して悪くは無いのですが、いかんせんミドルテンポの曲が多い。これが大人になるということなのか…!

とはいえ、あくまでチルボドの素晴らしい作品群の中だとパッとしないだけで、一般的に見たら普通に称賛されてしかるべきなクオリティには達していると思います。メロデス界の荒波で第一線をはりつづけていただけあって、そこらへんの凡百のバンドとはやはり違うなと。

冒頭の#1が個人的にはわりとお気に入りで、Keyとギターリフがメロディアスさとグルーヴ感を兼ね備えていてなかなか良い。今までのチルボドっぽさもありつつ、ちょっと雰囲気変わったなと思わせるような雰囲気も持ちつつってところが新鮮。
#2とか#3はミドルテンポな曲ですが、メロディの端々にワイルドな哀愁が漂っているあたりが4作目あたりの雰囲気に似てるなぁと思わせてくれます。
とりあえず突出してすきなのはこの冒頭3曲かな。

ちなみに#11以降はボーナストラックで全てカバー曲。それぞれ、#11PLASMATICS#12KENNY LOGGINS#13AMORPHIS#14BANANARAMAのカバーとなっております。
ここらへんも、カバーセンスに定評のあるチルボドにしては、チョイスもアレンジも微妙かなぁ…。

個人的にはもっともっと全体的に勢いがあったら良かったなと思ってしまうような作品でしたが、なんだかんだ繰り返し聞いてしまうようなクオリティはあるので、みんな来たるべきラウドパークに向けて聴きこんでおけばいいんだと思います。

<オススメの曲>
1. I Hurt (→LV)

オススメ度…80点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

CARCASS 「SURGICAL STEEL」
CARCASS 「SURGICAL STEEL」

Carcass Surgical Steel

<収録曲>
1. 1985
2. Thrasher's Abattoir
3. Cadaver Pouch Conveyor System
4. A Congealed Clot Of Blood
5. The Master Butcher's Apron
6. Noncompliance To ASTM F 899-12 Standard
7. The Granulating Dark Satanic Mills
8. Unfit For Human Consumption
9. 316L Grade Surgical Steel
10. Captive Bolt Pistol
11. Mount Of Execution
12. A Wraith In The Apparatus
13. Intensive Battery Brooding


英国出身のグラインドコア/メロディックデスメタルバンド、カーカスの6作目。2013年発表。

なんと17年ぶりの新作となる残虐王の復活です。

メンバーはオリジナルメンバーのジェフ・ウォーカー<Vo,B>ビル・スティアー<G>、そして療養中のケン・オーウェン<Dr>の代わりにダン・ウィルディング<Dr>が参加しています。

音楽性的には3rdと4thの中間くらいで、暴虐性と残虐性を全面に押し出しつつもメロディアスなフレーズが乱舞するという素晴らしいもの。リフの質的には5thに通じるようなところも散見され、まさに今までのカーカスの良いとこ取りといた感じ。もちろん最初期のサウンドを期待すると落胆することになってしまうかもしれませんが、解散前のカーカスを好きだった人ならば手放しで喜ばざるをえない内容になっていると思います。

正直ほぼすべての曲が鳥肌モノの超高品質なサウンドなのですが、個人的にはメロディアスなリフが光りまくる#3とか#6があまりにもツボ。グルーヴィーな#8とか攻撃性に特化した感のある#10あたりもとても好きです。

「よくもまぁ17年ぶりで最高傑作と呼んでも差し支えの無いようなすげぇ作品を出してきたもんだ」と思わず感嘆の言葉が出てきてしまうような1枚なので、カーカスが好きな人も嫌いだった人も、デスメタルが好きな人もメロですが好きな人も、みなさん是非試してみてください。

<オススメの曲>
3. Cadaver Pouch Conveyor System
6. Noncompliance To ASTM F 899-12 Standard
8. Unfit For Human Consumption
9. 316L Grade Surgical Steel
10. Captive Bolt Pistol(→PV)

オススメ度…91点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

CARDIANT 「VERGE」
CARDIANT 「VERGE」

Cardiant Verge

<収録曲>
1. Justice Turns Into Revenge
2. Thought’s Inception
3. Heaven’s Calling
4. Ever Since
5. Believe
6. Beat Of Heart
7. Love’s Not On My Way
8. Stranger In Me
9. Break Your Mind
10. While The Ice Is Cold
11. Can’t Reach The Ground


フィンランド出身のメロディックメタルバンド、カーディアントの3作目。
2013年発表。

前作まではいかにも北欧といった感じのキラキラ系メロスピサウンドで初期ソナタアークティカをよく引き合いに出されていたこのバンドですが、今作ではハードロック寄りのサウンドが強化され、どちらかというとメロハーに近い音楽性へと大きく変貌を遂げています。とはいえ、北欧らしい幻想的な雰囲気や、透明感のあるメロディはしっかりと引き継がれているので、個人的には変わらず楽しむことが出来ました。メロディの質が非常に高くなり、哀愁度もぐっと増したことにより、むしろさらに好きなサウンドになったんじゃないかというレベル。比較対象であったソナタも脱キラキラ系メロスピをしていますが、あんなミドルテンポになっただけの劣化ではなく、正当な進化を遂げたと言えるのではないかと思います。何が何でもキラキラ系メロスピが聴きたい!という人にはこの変化は痛手なのかもしれませんが、柔軟に色々と聴けるタイプの人ならメロディの素晴らしさに唸らされることとなるはず。
なお今作から女性シンガーがメンバーとして新しく加入しており、ツインVo編成となっているのですが、基本的にはコーラス程度に留まっており、あまり大きな変化というわけでもありませんでした。

<オススメの曲>
8. Stranger In Me

どの曲もハードロック調ながらも秀逸なメロディを持った曲なのですが、中でも#8だけは他の曲が霞んでしまうレベルで別格。サビメロの哀愁&透明感が、「北欧サウンドここに極まれり!」というお手本のような素晴らしさです。

オススメ度…84点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

CADACROSS 「CORONA BOREALIS」
CADACROSS 「CORONA BOREALIS」

Cadacross Corona Borealis

<収録曲>
1. The Northern Crown
2. Among The Stars
3. Learn The Dark
4. Flaming Ember
5. Morningstar
6. Forest Remains Victor
7. Bring Out Your Dead
8. Kings of Grim
9. Wreath of Seven Star
10. Turmion Taival
11. Wreath Of Seven Stars (in Normal Voice Version)


フィンランド出身のシンフォニック系メロディックデスメタルバンド、カダクロスの2作目。2012年発表。

とりあえず、とにかくクサいです。そこらのメロスピなんか相手にならないほどの異臭騒ぎ系メロデスです。シンフォニックな装飾も無駄に派手派での豪華絢爛なサウンドですし、楽曲自体もやたらヒロイックだったり、疾走感も抜群だったり、さりげなく北欧らしいメランコリックなフレーズも顔を出したり、さらにはネオクラチックなフレーズまで出てきたりと、クサメロマニア垂涎の一品となっています。

<オススメの曲>
2. Among The Stars
4. Flaming Ember
7. Bring Out Your Dead
9. Wreath of Seven Star

やはり一番はやたら大仰な装飾と、無駄にヒロイックなメロディがツボ過ぎる#9かな。甲冑を纏った騎士たちが戦場を駆け巡る情景が頭の中に思い浮かんできそうなほどエピカルな一曲です。ちなみに#11はこれのハイトーンヴォイスVerなのですが、メロディがメロディなので全く違和感はありません。まぁデスヴォイスの方がカッコ良いとは思うけど。

オススメ度…84点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

CHTHONIC 「Bú-Tik」
CHTHONIC 「Bú-Tik」

Chthonic Bú-Tik

<収録曲>
1. Arising Armament
2. Supreme Pain For The Tyrant
3. Sail Into The Sunset's Fire
4. Next Republic
5. Rage Of My Sword
6. Between Silence And Death
7. Resurrection Pyre
8. Set Fire To The Island
9. Defenders Of Bú-Tik Palace
10. Undying Rearmament
11. Supreme Pain For The Tyrant
12. Sail Into The Sunset's Fire
13. Defenders Of Bú-Tik Palace


台湾出身のシンフォニックブラックメタルバンド、ソニックの7作目。2013年発表。数年前に「台湾のブラックメタルバンド」という話題性と実力の高さで日本中のメタラーを震撼させた(たぶん)彼らでしたが、今ではすっかり中堅~ベテランくらいの扱いを受けるほどのバンドになってきたという印象。元々クレイドル・オブ・フィルスを東洋風にアレンジしたようなサウンドだったものの、前作あたりですっかり垢抜けてソニックならではのサウンドを確立し、今作もそのままその路線を引き継いでいます。なかでも二胡や琴を用いたオリエンタルなサウンドがやはり一番の特徴で、凶暴さと美しさの絶妙なバランスがとても素敵。ブラックメタルを普段聴かないような層に新しく門戸を開くことが出来るような、とても秀逸な作品です。

<オススメの曲>
2. Supreme Pain For The Tyrant(→PV)
9. Defenders Of Bú-Tik Palace(→PV)

オリエンタルなメロディを存分に楽しめるこの2曲が特にお気に入り。

オススメ度…87点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

CHILDREN OF BODOM 「HALO OF BLOOD」
CHILDREN OF BODOM 「HALO OF BLOOD」

CHILDREN OF BODOM HALO OF BLOOD

<収録曲>
1. Waste Of Skin
2. Halo Of Blood
3. Scream For Silence
4. Transference
5. Bodom Blue Moon (The Second Coming)
6. The Days Are Numbered
7. Dead Man's Hand On You
8. Damage Beyond Repair
9. All Twisted
10. One Bottle And A Knee Deep


フィンランド出身のメロディックデスメタルバンド、チルドレン・オブ・ボドムぼ8作目。2013年発表。僕がメタルを聴き始めたころはまだ若手的な扱いだったのに、今ではすっかりベテランの仲間入り。時の流れのなんと早いことか。

さて、初期のクラシカルなサウンドからだんだんとモダン化を強めていった彼らですが、今作では音作り自体はまぁまぁモダンなものの、メロディのかなりしっかりした楽曲が多くなっているという印象。3rdと4thの中間くらいの印象で、個人的にかなり好きだった時代のチルボドに近い風味を醸し出しているのでとても嬉しい回帰です。昔の局に似ているようなメロディもちらほら顔を出すものの、久々に戻ってきたその感触がとても嬉しかったり。やはりこのバンドはメロいギターとキラキラKeyの組み合わせが上手くいってるとめっちゃ聴いてて心地よいね。
さすがに過去作を凌駕することは難しいものの、なかなか満足度の高い作品でした。

<オススメの曲>
1. Waste Of Skin
5. Bodom Blue Moon (The Second Coming)
6. The Days Are Numbered

#1とか完全に"Hate Me!"じゃん!

オススメ度…85点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

CRYPTOPSY 「CRYPTOPSY」
CRYPTOPSY 「CRYPTOPSY」

Cryptopsy Cryptopsy

<収録曲>
1. Two-Pound Torch
2. Shag Harbour's Visitors
3. Red-Skinned Scapegoat
4. Damned Draft Dodgers
5. Amputated Enigma
6. The Golden Square Mile
7. Ominous
8. Cleansing The Hosts


カナダ出身のテクニカルデスメタルバンド、クリプトプシーの7作目。2012年発表。

前作はクリーンVoを入れたやらなんやらとなかなか問題のある評価を得ていたようで、「果たして今作では元の路線に戻ってくるのか!?」っというのがこの作品に寄せられていた世間一般の期待だったのだそう。そしてその答えとしては完全に「YES!YES!YES!」となっており、圧倒的アグレッションとブルータリティで真っ向勝負を仕掛けてきたかのような作品になっています。そのくせ従来のテクニカルさも抜群で、ゴリゴリのスタイルの中を複雑怪奇なリフが縦横無尽に駆け巡り、一時も耳を離せないような内容。ギターだけではなくバキバキビンビンとしたベース捌きや、千手観音の様なドラミングもさすがの一言で、全ての楽器が個々に主張しながらも一丸となって絡み合っているのがとても印象的です。

そして8曲という洗練された収録曲も見事。無駄なものを一切排除した、あまりにも研ぎ澄まされた35分間となっています。

まずは冒頭の#1からして凄まじい。静かなSEからそのまま戦争が始まったかのような爆撃リフが襲ってきます。ベンベンとしたベース音と、先の読めないリフ回しが素晴らしすぎる。そしてフロ様のドラミングもやはりデスメタル屈指の凄まじさだなと改めて感じさせられます。
#2は何やら不気味な感じで始まりますが、すぐに重機関銃のようなリフとドラミングでズタズタに。なんという火力。パワーが違い過ぎる。
#3はグルーヴ感とメロディアスの中間のような不思議なリフが印象的。
#4はちょっぴりとテンポを落としてジワジワと押しつぶしてくるような始まり方から、再び一気にブチ切れモードに変異していく曲。機械のような無慈悲な音作りが素敵。
#5もぶっ飛び過ぎていてもはや何が何やらわからないレベル。全てを薙ぎ倒して一直線に突き進んでいく感じです。
#6は再び速さを控えめにしてパワーでグイグイ押していくような曲。
そして後半2曲の畳み掛けが更に圧倒的。ギター、ベース、そしてドラムがマシンガンを連射するかのような音を発して攻め込んでくる#7と、トレモロ気味のリフから憎しみを一気に放出するかのような広がりを見せる#8への流れがとにかく圧巻です。終盤のメロディアスさもたまらん。

ってことで、ベテランの意地を見せつけてきた素晴らしい作品だと思います。ありきたりな言葉ながら、「7作目にしてバンド名をタイトルに持ってきただけの自信があったんだろうなぁ」と。

<オススメの曲>
1. Two-Pound Torch
7. Ominous
8. Cleansing The Hosts

オススメ度…91点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

CRIMSON SHADOWS 「GLORY ON THE BATTLEFIELD」
CRIMSON SHADOWS
「GLORY ON THE BATTLEFIELD」


Crimson Shadows Glory On The Battlefield

<収録曲>
1. Glory on the Battlefield
2. Battle Hard
3. Beyond the Mountain Wasteland
4. For the Glory of the Throne
5. Kingdom of Ale
6. Quest For the Sword
7. Lost In A Dark Forest
8. Journey's End


カナダ出身のメロディックスピードデスメタルバンド、クリムゾン・シャドウズの1作目。2012年発表。ピロピロと疾走に疾走を重ねるサウンドの上に、グロウルや喚き声がのっかるというのが基本のスタンスです。

この疾走感!
この明るさ!
このピロピロ!

これはまさにドラゴンフォース

って感じ。ドラフォっぽいメロデスと言えば、実際にドラフォのメンバーが参加していたデモニアック(→これ)ってバンドがあったわけですが、まぁそれと似たようなもんです。まぁ向こうの方がサビメロとかはもっと明るかったかな。向こうが喚き声系だったのに対し、こっちはグロウル主体なので、こっちの方がほんのちょびっとだけ迫力がるかもしれません。ギターソロなんかはめっちゃ明るいけどね。たまーに古き良き正統派メタルっぽいフレーズが顔を出してくるのも良い味出てます。

メロスピにしか聞こえないイントロの#1を経てそのまま#2に入るわけですが、Voが入るまではどう聴いてもメロスピにしか聴こえません。そしてVoが入ってもやっぱりメロスピにしか聴こえません。メロディはかなり明るく、ギターソロになるともっと明るくなります。Vo自体はそれなりに優秀なんだけど、メロディが明る過ぎ&クサ過ぎてメロスピにしか聴こえないんだろうな。
続く#3はイントロからもうピロピロピロピロピロピロピロピロ。たまらぬ。こいつ俺のツボを知ってやがる。
#4はかなり真っ当なメロデスっぽいイントロでスタート。途中から段々とクサみを増していき、Voが入る前にまたメロスピモードへとシフトしていきます。そんな中でVoだけが真っ当なメロデスだからズコーってなるよね。でもそのギャップが逆に良いかも。
#5は細かく刻まれるクサメロが素敵!
#6はしっとり系のアコギで始まるのでバラードかと思いきや、いきなりヒロイックなメロディを奏でて疾走しまくります。
#7も他の曲同様の展開ですが、その中でもクサメロ度がかなり高め。全部似通っているとはいえ、このタイミングでさらなる強烈な一撃を放ってくるあたりはかなり評価できます。
アルバム最後を締めるのはミドルテンポ気味に始まる#8。…と思ったらやっぱり疾走!最後まで疾走一辺倒かーい。お前はドラフォか!という感じでアルバムは幕を閉じます。

まぁ僕はこういうの好きですが、人によってはアルバム1枚だけなのにマンネリを感じる人はいるかも。こういう愛すべき直球馬鹿、僕は応援したいです。

<オススメの曲>
2. Battle Hard
7. Lost In A Dark Forest(→PV)

オススメ度…83点

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CELESTIA 「ARCHAENAE PERFECTII - L'ARCHE ARCANE DES PARFAITS」
CELESTIA 「ARCHAENAE PERFECTII - L'ARCHE ARCANE DES PARFAITS」

Celestia Archaenae Perfectii - L'arche Arcane des Parfaits

フランスブラックメタル界の重鎮で、Drakkar Productionsを運営したりもしているらしいNoktu社長の率いるブラックメタルバンド、セレスティアの3作目。2010年発表。いかにもフランスらしい耽美的かつロマンティックなサウンドが特徴で、ジリジリとしたサウンドから滲み出す悲壮感と陰鬱さがとても凄まじいことになっています。ノイジーなのに叙情的で、じわじわと呪い殺すかのような禍々しさを保ちながらメロディアスな展開を見せつけてくるので、この手のサウンドにしては比較的聴きやすい気がします。まぁ十二分に凄惨ではあるんだけどね。Voはそのまま臓物が口から飛び出てくるんじゃないかというくらいの苦しそうながなり声で、サウンドの陰鬱さの中でもがき苦しむかのように呻いており、とても鮮烈なインパクトを残してくれます。

<収録曲>
1. Grandiohsia Obverturae / Vue Du Ciel
2. Demhiurghic Deity (Devilution)
3. Phoenemenae Of Creation
4. Dogmatii Duality / Au Crépuscule Sous les Larmes
5. Dominus Crux Spiritus
6. ArcheArcanae Des Parfaits
7. Perfectii Ketter Katharos
8. Nuit Qui Brille Comme Soleil


<オススメの曲>
1. Grandiohsia Obverturae / Vue Du Cie
2. Demhiurghic Deity (Devilution)
3. Phoenemenae Of Creation
5. Dominus Crux Spiritus
7. Perfectii Ketter Katharos
8. Nuit Qui Brille Comme Soleil

#1は儚くノスタルジックなアコースティックサウンドで幕を開ける曲。とても美しくロマンティックな雰囲気がたまらないのですが、3分ほど経つと唐突に強烈な暗黒世界へと突入し、ジリジリとしたノイジーなギターが禍々しく響き渡ります。ただ、暗黒サウンドになってからもメロディアスさはしっかりと保たれており、耽美的な雰囲気がとても秀逸。
♯2もやはり陰鬱でノイジーなリフでズルズルと始まるのですが、途中から独特の妖しい雰囲気を持ったメロディへと移行し、とても中毒性の高いメロディアスなフレーズと共にスタスタと疾走開始。そこに血反吐をぶちまけるような強烈なVoが絡み付き、耽美性と狂気の渦巻く素晴らしい曲に仕上がっています。
♯3はチリチリとしたトレモロリフで禍々しく疾走する曲。とてもストレートなフレンチブラックで、シンプルなカッコ良さと凶悪さを誇ってます。
#5も耳障りでとても凶悪なリフが響き渡る曲なのですが、受ける印象としてはなぜかとてもメランコリック。陰鬱なサウンドが悲哀を交えて容赦なく襲い掛かってきます。
#7も他の曲と同じように疾走したかと思いきや、途中でグッとスピードを抑えて、再び一気に疾走に繋げていく曲。溜めた分だけその後の邪悪な解放感が心地よいです。
#8はイントロのとても哀しげなアコギの音色で既にノックアウト。心臓に悪いタイミングで強烈な絶叫とノイジーなリフが炸裂し、再びアコギに戻り、最後にまた容赦無い強烈なパートを経てフィニッシュです。

オススメ度…86点

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CRYING BLOOD 「ANIMAE DAMNATAE」
CRYING BLOOD 「ANIMAE DAMNATAE」

Crying Blood Animae Damnatae

スペイン出身のシンフォニック系メロディックブラックメタルバンド、クライング・ブラッドの3作目。2009年発表。ダークな雰囲気を持ちながらも派手なメロディで華々しく展開するブラックメタルをやっております。Keyの使い方がとにかく派手で、雰囲気を盛り上げるように空間的に使ってみたり、豪華絢爛な装飾として使ってみたり、はたまたメインでメロディを奏でてみちゃったりと、とにかく大活躍。Voはクレイドル・オブ・フィルスダニをもっと悲痛にしたような強烈な個性の持ち主で、完全に逝っちゃっている喚き声が凄まじいです。

<収録曲>
1. Exilium (intro)
2. En mi fría tumba
3. El devorador de pecados
4. Tierra de lobos
5. Sólo una oportunidad, sólo una vida
6. Luzbel
7. Polaris
8. El monte de las ánimas
9. El ritual
10. Los renglones torcidos del yo
11. Sólo ódiame
12. Procesión de difuntos
13. Almas torturadas


<オススメの曲>
2. En mi fría tumba
3. El devorador de pecados
5. Sólo una oportunidad, sólo una vida
9. El ritual

何かが燃えるようなイントロ#1に続く#2はいきなりの強烈なスクリームにとりあえずびっくり。そこから豪華でメロディアスなサウンドで派手に展開し、極上のシンフォニックブラックを聴かせてくれます。とにかくVoの絶叫が驚異的で、人間とは思えないような悲痛な声でぎゃあぎゃあ喚きまくるのがとても強烈。あとはバタバタと何かをぶっ叩くようなドラムサウンドも好き。
♯3はダークで荒々しいサウンドに、キラキラとしたKeyが絡み付く曲。メロディアスなトレモロリフが秀逸です。
♯5は空間的で幻想的なKeyに包まれて邪悪に疾走しまくる曲。美しさの中に包まれた狂気が半端ない。
#9も同じ系統の派手なKeyと共に疾走する曲。全体的に崇高な雰囲気が漂うサウンドの中、ただひたすらVoがブチ切れています。

オススメ度…84点

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CRADLE OF FILTH 「DUSK AND HER EMBRACE」
CRADLE OF FILTH
「DUSK AND HER EMBRACE」


Cradle Of Filth Dusk And Her Embrace

英国のシンフォニックブラックメタルバンド、クレイドル・オブ・フィルスの2作目。1996年発表。段々とメジャー性を高めていき、今ではブラックメタルという土壌の中でも一つ抜きんでて成功を収めている彼らですが、この頃はまだアンダーグラウンド臭の漂う真性ブラック的なサウンドを出していました。邪悪で攻撃的なサウンドの中に背徳性と耽美性が絡み合い、緻密な構成で妖しく展開していくサウンドがとても素敵。ひんやりとしたKeyが幻想的かつ荘厳に全体を包み込み、不穏な空気が漂い続けてるあたりがまさに"聴くホラー映画"とでも言わんばかりの不気味さです。ダニ・フィルス<Vo>の絶叫スクリームはこの頃から強烈で、何を言っているのか意味不明な喚きっぷりが強烈。

<収録曲>
1. Humana Inspired To Nightmare
2. Heaven Torn Asunder
3. Funeral In Carpathia
4. A Gothic Romance (Red Roses For The Devil's Whore)
5. Malice Through The Looking Glass
6. Dusk And Her Embrace
7. The Graveyard By Moonlight
8. Beauty Slept In Sodom
9. Haunted Shores
10. Hell Awaits
11. Camilla's Masque
12. Noctumal Supremacy '96


<オススメの曲>
2. Heaven Torn Asunder
3. Funeral In Carpathia
6. Dusk And Her Embrace
9. Haunted Shores

美しくも不気味なイントロ#1に続く#2から壮大な地獄絵図の始まり。何かが燃えるような音から抒情的で不気味なリフが奏でられ、ゆったりとオカルティックに幕を開けていきます。かなりスローな中でダニがひたすら喚き続け、そっから一気に加速していくという構成がとてもゾクゾクします。途中のブリブリと響き渡るベースも素敵。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!」というキチガイを通り過ぎたようなスクリームで幕を開ける♯3もかなり鮮烈な曲。ここまでくるともはや笑えるレベル。いや、もちろん褒めてます。
#6はバックで響く女性の歌声が印象的。楽曲の不気味さを良い具合に増大させてくれています。
この作品での個人的なハイライトは#9。シンフォニックで美しいイントロから叙情的なトレモロリフが流れ始め、そのまま一気に加速して邪悪さが一瞬でMAXまで到達します。ダニのスクリームが他の曲以上にキチガイじみており、完全に逝ってしまったまま戻ってこない。あまりにも高音過ぎる金切声はもはや人間の限界を超えています。曲自体も静と動を上手く捉えた構成で荘厳にドラマティックに展開していて非常に素晴らしい。

オススメ度…86点

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CRADLE OF FILTH 「DARKLY, DARKLY, VENUS AVERSA」
CRADLE OF FILTH
「DARKLY, DARKLY, VENUS AVERSA」


Cradle Of Filth Darkly, Darkly, Venus Aversa

英国出身のシンフォニックブラックメタルバンド、クレイドル・オブ・フィルスの9作目。2010年発表。一時期かなりシンフォニックさを抑えて正統派的なサウンド主体になっていましたが、前作あたりから初期に通じるようなシンフォニックさが復活。今作でもその路線を継承しており、しっかりとしたメタルサウンドが刻みつつも不気味なシンフォニックサウンドが荘厳に響くという作りになっています。まさに"聴くホラー"といった感じの不穏な空気感はさすがのモノ。過激なサウンドの中でキチガイじみた金切声と邪悪な低音ヴォイスを使い分けるダニ・フィルス<Vo>の存在もやはり圧倒的と言わざるを得ません。退廃的な雰囲気の中に渦巻く狂気を存分に楽しむことの出来る素晴らしい作品。

<収録曲>
1. The Cult Of Venus Aversa
2. One Foul Step From The Abyss
3. The Nun With The Astral Habit
4. Retreat Of The Sacred Heart
5. The Persecution Song
6. Deceiving Eyes
7. Lilith Immaculate
8. The Spawn Of Love And War
9. Harlot On A Pedestal
10. Forgive Me Father (I Have Sinned)
11. Beyond Eleventh Hour


<オススメの曲>
1. The Cult Of Venus Aversa
2. One Foul Step From The Abyss
3. The Nun With The Astral Habit
7. Lilith Immaculate(→PV)
10. Forgive Me Father (I Have Sinned)(→PV)


アルバム冒頭の#1から7分超の大曲。儚く美しいKeyで幕を開けたかと思いきや、怒涛の勢いで邪悪に染まっていく様が圧巻です。ドラムの手数足数の多さに驚愕。中盤で一度落ち着かせてからのドラマティックな展開が素敵。
♯2はやたら荘厳に幕を開ける曲。そこからやはり凶悪さを剥き出しにして疾走を開始し、彼ららしい狂気の渦巻く世界観が一気に広がっていきます。
続く#3はシンフォニック要素控えめのストレートなリフでごり押しする曲。必要最小限の装飾が逆にシンプルで良い味を出しているという印象です。
個人的に一番のお気に入りは狂気の塊のような#7。ブルータルなサウンドの中で絡み合うダニのスクリームと女性Voがとても美しく、サビのメロディが妙に明るく幻想的なところがあまりにもツボでした。
#10はゴシカルで不気味な美しさを携えながら幕を開ける曲。美しさと攻撃性との混ざり合いが絶妙です。

オススメ度…88点

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CANNIBAL CORPSE 「TORTURE」
CANNIBAL CORPSE 「TORTURE」

Cannibal Corpse Torture

アメリカ出身のデスメタルバンド、カンニバル・コープスの12枚目。2012年発表。ベテランらしい安定のオールドスクールなデスメタルをやっており、グチョグチョでゴリゴリな質感がたまらない一作となっています。比較的ストレートな楽曲で構成されているので、難解さは一切なく、従来のファンなら何の心配もなしに手にして問題のない作品。

<収録曲>
1. Demented Aggression
2. Sarcophagic Frenzy
3. Scourge Of Iron
4. Encased In Concrete
5. As Deep As The Knife Will Go
6. Intestinal Crank
7. Followed Home Then Killed
8. The Strangulation Chair
9. Caged… Contorted
10. Crucifier Avenged
11. Rabid
12. Torn Through


<オススメの曲>
1. Demented Aggression
2. Sarcophagic Frenzy
4. Encased In Concrete
5. As Deep As The Knife Will Go
10. Crucifier Avenged
11. Rabid
12. Torn Through

シンプルかつ破壊力のあるリフでグイグイと引っ張っていく#1が個人的に一番お気に入りかな。グロウルも強烈。
比較的遅めのテンポが中心となった#2は、凄まじい圧迫感で迫りくる曲。途中でリフのテンポが変わる瞬間に痺れます。
狂ったように弾きまくる不協和音のようなギターサウンドが印象的な#4もカッコ良い。圧倒的な攻撃力とヘヴィさで一気に突き抜けます。
#5はバタバタとしたリフで全てを薙ぎ倒していくような安定のカニコースタイル。極悪な感じがとてもツボです。
ミドルテンポながらもツーバスのドカドカがとても印象的な#10も素晴らしい。緩急をつけた構成がたまりません。
#11ザクザクとしたリフとトレモロ風のリフの組み合わせで騒がしく展開し、そんな中でVoが早口グロウルで叫び続ける曲。リフよりもVoラインが目立つあたりが珍しい感じがして好き。
アルバムの最後を飾る#12は吹っ切れたように暴走をし続ける曲。凶暴過ぎる突進力がたまりません。

オススメ度…88点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

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