EAGLE FLY FREE
一日一枚を目標に、CDの紹介をやっていきます(主にヘヴィメタル・ハードロック系)。あと、軽い日記的な事も。
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[AKEBOSHI]
AKEBOSHI「ROUNDABOUT」

Akeboshi Roundabout

日本のシンガーソングライター、アケボシ(本名:明星嘉男)のセレクションアルバム。2008年発表。主題歌として起用された映画『ぐるりのこと。』の公開に合わせて発売された、インディーズ時代やメジャーデビュー後のミニアルバムに収録されていた曲から選曲された作品なのだそうです。フォークサウンドにエレクトロニカやアイリッシュ・トラッドを融合させたサウンドが特徴で、全体的にふんわりほのぼのとした優しい雰囲気。普通に日本語詞(英詩の曲もあるけど)なのに70年代の洋楽っぽさが漂う独特の世界観を持っています。

1.leaf on leafは聴いていると安心できるようなゆったりまったりチューン。ピアノや弦楽器が優しく3拍子で奏でられ、聴く者を暖かく包み込んでくれるかのような癒し系サウンドになっています。Voの声もゆったりした素朴な感じで、ちょっと哀愁漂う感じが非常にツボ。
2.Sky in the pondはケルトな雰囲気がたまらない癒しの曲。これもゆったりまったりできる落ち着いた曲です。
3.One step behind the doorは素朴な笛の音色が素敵過ぎる曲。こういう民族音楽的な笛の音色が好きな僕にはたまらない一曲です。アイリッシュトラッドとフォークサウンドの融合っぷりが絶妙過ぎる。
4.Along the Lineは70年代の洋楽ポップスっぽさが半端ない曲。郷愁を誘うコーラスがとてつもなく切ないです。なんか過去を回想しながら遠くを見つめたくなるような感じ。
他には7.Rusty lanceとか8.Soundsも良いなぁ。
11.Wind [Live]は8分の5拍子というちょっと新鮮な曲ですが、普通に違和感はありません。というか普通に良い曲。普通のアルバムにライブ音源が混ざってるのって好きじゃないからあんまり聴いてないけど、スタジオ音源の方も今度じっくり聴いてみたいな。

ってことでこのアルバム、独特の世界観が僕のツボに見事にハマってくれました。哀愁漂うアイリッシュトラッドを日本人に聴きやすい感じにしてくれたような音なので、その手のサウンドが好きな人は是非。

オススメ度…90点

PV
Along The Line

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[遠藤正明]
遠藤正明「ENSON」

遠藤正明 ENSON

アニソンを歌うために結成されたプロジェクト、JAM Projectの一員である「アニソン界の若獅子」こと遠藤正明の企画盤。2008年発表。アニメソングやゲームソングのカヴァー集なのですが、それらの楽曲を遠藤さんがひたすら熱く熱く歌いあげます。原曲がそれほど熱くなくても、彼の手にかかれば全てがジャムプロ並に熱くなっちゃうのが凄い。パワフルで高音域まで良く伸びる歌声が実に魅力的です。ちなみに曲自体はそのまんまコピーしているわけではなく、ちょっとしたアレンジが施されています。収録されている曲は以下の通り。

1. 創聖のアクエリオン (TVアニメ『創聖のアクエリオン』 )
2. Butter-Fly (TVアニメ『デジモンアドベンチャー』 )
3. 嵐の中で輝いて (OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』 )
4. マブラヴ (PCゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』 )
5. キミガタメ (PS2『うたわれるもの 散りゆく者への子守歌』)
6. 愛をとりもどせ!! (TVアニメ『北斗の拳』 )
7. GO GO POWER RANGERS
  (特撮『マイティーモーフィン パワーレンジャー』)
8. 君が空だった (TVアニメ『舞-HiME』 )
9. 明日へのbrilliant road (TVアニメ『宇宙のステルヴィア』 )
10. In the Chaos (TVアニメ『ギャラクシーエンジェル』 )
11. もののけ姫 (映画『もののけ姫』 )
12. Wing of Destiny (PS2『ギャラクシーエンジェル 絶対領域の扉』)
13. あの河を越えて (TVアニメ『虹の戦記イリス』 )

2.Butter-Flyは原曲自体が大好きなのですが、原曲の方は和田光司さんのしょぼい声にちょっとゲンナリだったのでこのカヴァーの方がお気に入りだったり。曲の熱さに遠藤さんの熱さが加わって個人的には究極の組み合わせになっています。サビの開放感がマジでたまらんね。やたらシンセを多用するアレンジになっているので最初は違和感でしたが、慣れればこれはこれでかなり良い。ギターソロに関してはこっちの方がメタルっぽい感じで良いな。
11.もののけ姫はとりあえず選曲が最高。あの神秘的な曲を心の底から熱唱してしまう遠藤さんが素敵です。壮大さMAXの中あの歌声が響き渡り、「どんだけ熱い男なんだコイツは!」って感じの出来になっています。特に最後のサビでの熱さは異常。ドラマティック過ぎ。

まぁ僕が原曲を知ってるのは上記の2曲くらいなので他についてはなんとも言えませんが、たぶん他の原曲をもっと知ってる人は僕よりさらに楽しめるんじゃないかと思います。とりあえず「もののけ姫」の激アツカヴァーだけでも聴く価値はあると思うので、興味がある方は是非。

オススメ度…83点

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Butter-Fly

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[JAM PROJECT]
JAM PROJECT「GONG」

JAM Project Gong

アニソンを歌うために結成された魂のプロジェクト、ジャム・プロジェクトの26thシングル。2005年発表。正式名称は"Japan Animationsong Makers Project"ということで、まさにアニソンのためだけに集結したプロジェクトですが、HR/HM畑の人々が多く携わっていることもあり、かなりHR/HMと通じるものがあります。まぁアニソンの無駄な熱さとクサさは完全にメタルと共通してるからね。僕自身アニメには一切興味はありませんが、このプロジェクトの曲は凄く好き。そんなわけで、このシングルは『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』の主題歌になってるそうですが、正直そんなのはどうでもいい話です。ちなみに元エクストリームヌーノ・ベッテンコート<G>がゲスト参加。

とりあえず1.Gongがとにかく熱い!! 無駄に施された壮大なオーケストレーション、クサいサビメロ、漢らしいコーラスなど、その全てのやり過ぎ感がたまりません。こんな曲を聴かされたらリスナーも拳を振り上げて応戦するしかないでしょう。ヌーノのギターソロもさりげなく超絶。
2.Brother in Faithはゆったりとした曲でまぁまぁな感じ。

ってことでこの曲、アニソンだからといって侮らずに是非聞いてみて欲しいです。メタラーなら絶対にこの熱さを全力で受け止められるはず。中古屋とかに安価で転がっているので見つけたらどうぞ。

オススメ度…87点

YOU TUBEで聴けるもの
Gong

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[SOUND HORIZON]
SOUND HORIZON「MOIRA」

Sound Horizon Moira

サウンドクリエイターRevoを主宰とする日本の幻想楽団、サウンド・ホライズンのメジャー4作目にあたる6th Story CD。2008年発表。圧倒的なクサメロと台詞満載の物語形式の楽曲が特徴で、メタラーの間でもちょっと話題になった集団です。初期の独特の同人音楽っぽさはかなり薄くなり、今作ではさらに壮大な世界観&サウンドへと変化。もはや物語形式の楽曲というよりは完全にミュージカルです。アルバム一枚で一つの物語になっているので、そういうのを読み解くのが好きな人はそれも楽しめるかも。歌詞の面でもメロディの面でも過去作との繋がりが多いので、昔からのファンは色々とニヤニヤ出来ます。

1.「冥王」は壮大に幕を開けて一気に疾走していく曲。Revoの歌声が以前よりもイケメンヴォイスになっていますが、V系っぽい感じなので人によってはちょっとダメかも。個人的には全然オッケーなんだけどね。女性Vo陣はオペラっぽいソプラノでミュージカル度高し。間奏はもはや完全にプログレメタル。弦楽器の使い方も相変わらず最高。
2.「人生は入れ子人形」は愉快なおっさんじまんぐが大活躍の曲。独特の語り口調&声で相変わらずのじまんぐワールド全開です。メロディや歌詞の内容が無駄にロシアンなのがたまらん。「穴があったらー、掘りたい!!」はじまんぐの新たなる名言です。ギャグぽいのに曲自体のクオリティは圧倒的に高いってのはさすが。
3.「神話」は壮大で幻想的なインスト(まぁ語りとコーラスっぽいのはあるけど)。個人的に前半部のメロディがかなり好きだったり。
5.「奴隷市場」はズンチャズンチャって感じの前半が大好き。その後も次々と転調していきますが、それぞれ普通に良いです。
9.「遥か地平線の彼方へ」は笛の音色がたまらない曲。語りの比重がやたら高いですが、歌メロの方も中々印象に残る感じで良いです。
13.「奴隷たちの英雄」はコーラスの素敵な疾走曲。相変わらずクサメロ全開&コーラスが壮大で、サンホラの魅力が全て詰まっているかのような曲です。この無駄に暑苦しい雰囲気がたまらないね。
他には6.「雷神域の英雄」とか10.「死せる者達の物語」14.「死せる英雄たちの戦い」あたりも好きだなぁ。
15.「神話の終焉」はサンホラーなら「おおっ」と思えるようなセリフが最後の最後に用意されています。

サンホラは台詞とか語りを受け入れられるかどうかで完全に好き嫌いが分かれてしまいそうですが、一度ハマると抜け出せなくなる異様な中毒性があります。初期ほどオタクっぽい雰囲気があまり残っていないので、そういう意味では普通の人もだいぶ聴きやすくなったかも。まぁ個人的にはあの独特のオタ臭さは好きだったんだけどさ。

オススメ度…84点

YOU TUBEで聴けるもの
冥王
人生は入れ子人形
奴隷達の英雄

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[VERSAILLES]
VERSAILLES「NOBLE」

Versailles Noble

日本のヴィジュアル系ロックバンド、ヴェルサイユの1stフル。2008年発表。ヴィジュアル系といってもかなりメタリックで、思いっきりメロスピっぽいサウンドです。しかもシンフォアレンジも全体的に施されているので、その手のサウンドが好きな人なら普通に「おおっ」となれるかも。ギターの音とかはかなりX-JAPANからの影響が強い感じです。まぁギタリストのHIZAKIHIZAKI Grace Projectの方でもX-JAPANっぷりを炸裂させていたので、こちらでも似たような音を出していると考えてください。VoのKAMIJOは思いっきりヴィジュアル系っぽい声なので、初めは抵抗があるかもしれませんが、慣れれば結構いけるはず。

1.Preludeはやたら壮大で仰々しいイントロ。なんかラプソディあたりのシンフォニックメタルバンドを彷彿とさせる感じです。
で、続く2.Aristocrat's Symphonyはもう普通にメタル。ヘヴィなリフとクサいメロディで一気に疾走していきます。Voが入ると「やっぱヴィジュアル系か」とメタラーは微妙にずっこけるかもしれませんが、抵抗さえ無くなってしまえば普通にクサメタルとして楽しめるはず。
4.Second Fear -Another Descendant-もイントロからしてもうメロスピ。クサメロにやり過ぎ感が漂うほど完全にメタルな曲です。
8.The Revenant Choirは個人的にかなりのキラーチューン。静かに始まって一気に疾走し始めるところが普通にカッコ良過ぎです。さらにその後の超エックスなエレキサウンドもたまらん。なんかここまで来るとKAMIJOの歌声も普通にカッコ良く聴こえて来ちゃうから不思議。英語の発音は良くないけど、サビの滑らかな雰囲気はなんか好き。
他の曲も収録曲は全部メタルな感じで、中でも3.Antique In The Futureとか5.Zombie6.After Cloudiaあたりがオススメかな。

ってことでこのバンド、ヴィジュアル系ってことで聴かないでおくのは結構もったいないです。X-JAPANあたりが好きなメタラーや、ジャンルに拘らないような心の広いメタラーの人は是非チャレンジしてみる価値はあるのではないかと。

オススメ度…87点

PV
The Revenant Choir

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[MOI DIX MOIS]
MOI DIX MOIS「DIX INFERNAL」

Moi dix Mois Dix infernal

マリスミゼルMana様<G>率いる日本のヴィジュアル系ロックバンド、モワ・ディス・モアの1作目。2003年発表。かなりメタルよりのヘヴィなサウンドが特徴で、「ゴシカルかつシンフォニックな雰囲気+クサいメロディ」という最強の組み合わせでメタラーのツボをグサリと突き刺してきます。マリスミゼルの雰囲気をそのままにして、さらにヘヴィさを加えたような感じ。Juka<Vo>の声がGacktそっくりなので、メタラー的にはそこが好き嫌いの分かれ目になってしまいそうです。

とりあえず4.Angeがキラーチューン過ぎる。雷鳴が轟いた後にクラシカルでキラキラしたKeyが登場し、さらには思いっきりメタルなリフがアグレッシヴに刻まれます。「てーんーしーの羽はいーまー♪」というメロディ的にも歌詞的にもクサクサなサビが最高。やり過ぎ感すら漂うKeyの荘厳な響きもたまりません。
2.La dix Croixもキラキラしたりオルガン風味になったりするKeyが良い。やっぱりギターはしっかりメタルなメロディを奏でています。
3.Front et Baiserはサビがやたらヴィジュアル系独特の雰囲気になってるのですが、それが中々悪くない。普通に秀逸なクサメロです。
7.Pessimisteはモダンな雰囲気で地味に展開。サビだけやたら明るく、かなり印象に残るメロディを歌い上げています。
他には5.Tentationとか11.Priereが好きかな。どっちもピアノの音色が良い味出しています。

とりあえず音的には全然メタラー向けなので、後はVoを受け入れられるかどうかだと思います。とりあえずは「ヴィジュアル系だろ?」という偏見を捨ててチャレンジしてみるのが良いのではないでしょうか。

オススメ度…87点

YOU TUBEで聴けるもの
Ange
La dix Croix
Front et Baiser
Tentation
Solitude
Pessimiste
Gloire dans le Silence
Detresse
Priere
Dialogue Symphonie

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[じまんぐ]
サンホラ関連。

じまんぐ「じまんぐの世界〜胎動〜」



日本の幻想楽団サウンド・ホライズンのサポートメンバー、じまんぐ<Vo>のメジャーデビュー作。サンホラでは主に語りがメインで、その独特の声で多くのファンを虜にしてきた彼ですが、もちろんソロの方ではしっかり歌っています。サウンド的には普通のロックですが、あの独特の声が絶妙にマッチ。あの声が好きな人は即ノックアウトです。

1.「ヅゥーダーハレハレ」はひたすら曲名が繰り返され、そこに語りが乗るだけ。「え? ずっとこんな感じだったら困るんですけど…」って感じです。
そんな不安を一気に吹き飛ばすのが2.「ドクロマン」。80年代のポップ系ハードロックという感じで、かなりノリノリになれます。サビメロ自体がかなり頭に残る上に、一度聴いたら忘れられない独特な声なので、頭から離れなくなってヤバイ。さりげなくギターソロとかも入ってるし、普通に良い曲です。
5.「恋文」もなかなか良い曲。じまんぐ節が炸裂で、これもかなりノリが良いです。英語の発音が妙にそれっぽいのもたまらん。というかこの声最高。
他にはしっとり系のバラード7.「夕立ち過ぎの黄昏に」と、優しげなメロディが良い感じの9.「優雅な翼」も良いです。

収録曲9曲のうち3曲は語りですが、残りの曲の方は結構クオリティ高めでびっくり。特に2は普通に聴きまくりました。サンホラで彼の語り口調にノックアウトされた方々は一度聞いてみても良いかもしれません。"じまんがー"ならとりあえず抑えておきましょう。

オススメ度…81点

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[SOUND HORIZON]
SOUND HORIZON 「少年は剣を…」



サウンドクリエイターRevo率いる幻想楽団、サウンド・ホライズンのマキシ・シングル。2006年発表。歌と語りによる物語形式の音楽が彼らの特徴。楽曲の完成度はかなり高く、クサいメロディや曲展開により、一部のメタルファンにも人気のなのだそうです。バンドのメンバーや人数は固定ではなく、作品に合わせて換えていくというスタンス。このシングルでは、FF10の「素敵だね」を歌ったりしていたRIKKIや、KAORIYUUKIREMIといった方々がボーカルとして参加しています。

1.終端の王と異世界の騎士からいきなり壮大な曲。男性語りが妙に男らしくてカッコいいです。笛の音色と全体的なメロディが良いね。インパクトはないけど結構クセになる感じ。KAORIのVoもインパクトはないけど普通に上手い。
2.緋色の風車はバラードチックなイントロで始まる曲。そして馬の嘶きと共に一気に疾走系です。緩急の付け方が良い感じだし、メロディもクサいし、弦楽器の音色も素敵。特に後半部が良いなぁ。この曲ではじまんぐの語りもしっかりと登場してます。
3.神々が愛した楽園は静かなバラード。癒し系の綺麗な曲で、メロディが中とても秀逸。こういう曲でRIKKIの歌声を聴くとFF10の「素敵だね」を思い出してしまいます(笑)

このシングル、曲自体は良い。凄く良い。でもあんまりサンホラっぽくはありません。語りも控え目だし、あの徹底的に物語りに拘った構成もちょっと物足りないし、なんか普通の歌って感じ。まぁシングルってことで3曲だけだから仕方がないのでしょう(笑)

オススメ度…79点

PV
終端の王と異世界の騎士

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[SOUND HORIZON]
SOUND HORIZON「CHRONICLE 2ND」



サウンドクリエイターRevoを中心とする日本の幻想楽団、サウンド・ホライズンの1st Story CDのリメイク盤。2004年発表。まぁリメイク盤と言っても、1st「CHRONICLE」は全てインストなので全くの別モノと言って問題ありません。「曲の中に語りをふんだんに織り込み、アルバムを通して一つの物語を作り上げる」と言うのが彼らのスタンスですが、このアルバムではそれがかなり顕著に表れています。「黒の予言書とそこに記された歴史」にまつわる物語が全21曲で壮大に展開されており、アルバムの半分くらいを語りが占め、まさに聴くRPGと言った感じ。曲の方はクサメロ満載で、結構メタラーにアピールするような部分も多いです。メインVoはAramaryという女性で、透き通るようなハイトーンが凄い。ボイス担当Jimangの独特な声と語り口調も聴き所です。

とりあえず1.黒の予言書が最高。最初の一分くらいは語りですが、その後のメロディがヤバイです。クサいです。疾走感も爽快。サビが「Ark」っぽい感じで最高だし、二回目のサビの前も好き。Aramaryの歌声は最初抵抗あったけど、慣れるとかなり好きになるかも。語りではJimangの名ゼリフ「ルキアよ、私は悲しい・・・」が聴けます(笑)
4.アーベルジュの戦いはインストだけどかなりカッコいい。なんか勇壮な感じです。2分しかないけど、もっと長ければいいのに。これ聴くとRPGがやりたくなるな。
7~10.聖戦と死神は全部で15分を超える組曲的な曲。これもかなりRPGっぽくてカッコ良く、壮大に物語が展開されていきます。語りも多いけど逆にそれが面白い。
13.沈んだ歌姫はイタリア語を織り交ぜた面白い曲。流れるように滑らかな歌メロが超ツボです。特に前半がヤバイ。巻き舌最高!!
15.碧い眼の海賊Aramaryの語りがぶっ飛んでる曲。ファンは要チェックです(?)。「こっちは海の鬼女だっつーの」「このウェンディ様を、なめんじゃなーいよぅ?」「ふーねーをーだーしーなーさーい」など、冷静に聴くとちょっと(かなり?)恥ずかしい。
そして18.書の魔獣はかなりのキラーチューン!! 普通の人は「ハーハッハッハッハ!!」という笑い声でいきなり引くかもしれませんが、その後は思いっきりメロスピです。Keyもキラキラ。サビよりも、途中のAramaryJimangの2人で歌うパートのメロディが良いな。後半は語りですが、また「ルキアよ、私は悲しい」が再び聴け登場(笑)。
他の曲もかなり全体的に良い感じですし、1順番に聴いていけば物語として楽しむことも出来ます。というかそれが一番の魅力です。まぁかなり難解なので、一回じゃ絶対に把握できませんけど(笑)。じっくり何度もどうぞ。

このアルバム、語りがメチャクチャ多いですし、オタクっぽさも全開なので、かなり好き嫌いがはっきりすると思います。ですが、逆にハマると抜けられなくなるくらい中毒性も高い。個人的には思いっきりハマりました。このアルバムはかなり良いのですが、現在入手が難しいのが難点。とりあえず現在普通に入手できる「ELYSION -楽園幻想物語組曲-」を試してから、こっちを頑張って探した方が良いかも。

オススメ度…88点

YOU TUBEで聴ける音源
書の魔獣(なんかアニメにくっつけてある。PVではない)

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