EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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DARK MIRROR OV TRAGEDY 「THE LUNATIC CHAPTERS OF HEAVENLY CREATURES」
DARK MIRROR OV TRAGEDY 「THE LUNATIC CHAPTERS OF HEAVENLY CREATURES」

Dark Mirror Ov Tragedy The Lunatic Chapters of Heavenly Creatures

<収録曲>
1. Thy Sarcophagus
2. Unwritten Symphony
3. Dancing in the Burning Mirror
4. Ichnography on Delusion
5. Virtuoso of the Atmosphere
6. Perish by Luminos Dullness
7. The Constellation of Shadows
8. The Name of Tragedy
9. The Noumenon I Carved


韓国出身のシンフォニックブラックメタルバンド、ダーク・ミラー・オヴ・トラジェディの3作目。2014年発表。

韓国のメタルバンドはあんまり聴いたことがないのでとても新鮮なのですが、とてつもないクオリティの高さにびっくり。ピアノやヴァイオリンの美麗かつヒロイックなメロディが乱舞しまくり、アコースティックなパートとアグレッシヴなパートの緩急をうまいことつけながら、美旋律が怒涛の勢いで押し寄せます。

とりあえずやたら大仰で「来るぞ来るぞ…」って感じのイントロ#1の時点で期待度がめっちゃ高まるのですが、そっから一気にヒロイックさMAXで疾走しまくる#2のキラーチューンっぷりが更に凄まじい。シンフォニックなシンセと神々しいクワイアを多用しまくり、さらには弾きまくりのピアノも登場し、息をつく間もなく一気に駆け抜けます。Voはギャアギャアと喚く系なのですが、とにかくメロディがクサいので、あまりブラックメタルっぽい感じはしないかも。
#3はちょっぴり東洋っぽいメロディとピアノ&ヴァイオリンの美しい音色が特徴的。イントロだけ聴くとちょっとCTHONICあたりを彷彿とさせます。
#7は悲哀に満ちた美旋律の嵐が素晴らしい曲。ピアノの音色がとにかく悲壮感漂っており、そこからヒロイックなクサメロへとシフトしていく瞬間などとても素晴らしいです。女性Voの使い方や、アコースティックサウンドの挟み方など、緩急や強弱の付け方がとても良い。まるでクラシックを聴いているかのような壮大な展開に圧倒されること間違いなし。
アルバムの最後を締める#9もかなりのクサメロを誇っており、しかもそれがドラマティックに展開していくもんだからたまらない。ゲームミュージックのラスボス戦のような貫録さえ漂います。

せっかくのシンフォブラックなのにシンセの音がモコモコとしたりと、音が全体的にもっさりしているので、サウンドプロダクションはちょっぴり気になったりはするのですが、それを補って余りあるクサメロっぷりがとても素晴らしいです。その手のサウンドが好きな方はぜひ。

<オススメの曲>
2. Unwritten Symphony
7. The Constellation of Shadows

オススメ度…87点

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DRAGON GUARDIAN 「少年騎士と3人の少女の英雄詩」
DRAGON GUARDIAN 「少年騎士と3人の少女の英雄詩」

Dragon Guardian 少年騎士と3人の少女の英雄詩

<収録曲>
1. 目覚め
2. 英勇に憧れた少年の物語
3. 伝説の竜姫
4. 運命の旅団の始まり
5. 世界録を巡る冒険
6. 先代魔王
7. 炎崖都市ジオ
8. 秘められた力 -古代召喚術-
9. 決戦、炎の将魔
10. 再来の騎士


勇者アーサー<G>率いるドラゴン・ガーディアンの6作目。2015年発表。

びっくりするほど多作な勇者アーサーですが、近ごろは桜牙シリーズや他アーティストとのコラボレーションなどのサイドプロジェクトとしての活躍が多く、純粋なドラゴン・ガーディアンとしての作品は実に6年ぶりとなります。

そもそもこのバンドがデビューからそろそろ10周年ということがまず驚きで、当時は完全にただのネタバンドだったのに、ここまで本格的なバンドに成長しているという事実にさらにびっくり。まさに"継続は力なり"や"好きこそ物の上手なれ"という言葉を体現しており本当に凄いと思います。

本作は『世界の終わりの世界録』というライトノベルとコラボしているということですが、ライトノベルは全く興味がないのでどうでもいいやってのが正直なところ。本人としては原作合った方が楽でいいんだろうなーくらいの感想です。

音楽の方は従来の持ち味である突き抜けたクサメロが存分に発揮されており、さすが本プロジェクトは気合がさらに違うなーという充実っぷり。ここ数作の高いクオリティをしっかりと維持していてとても良いです。Voは原田ひとみ青葉りんご野宮あゆみなどが参加しており、曲によって色んな歌唱が聴けるのも楽しい。各々、格別に上手いわけではありませんが、クサメロによく合ったタイプの歌唱なのではないかと。

あとはドラゴンガーディアンといえば、「物語形式なのでやたらセリフが入りまくる」というサンホラ系統からの影響が顕著だったのですが、今作ではそれが完全に排除。いざなくなると、それはそれでちょっと寂しいものもありますが、曲としては非常に聴きやすくなっており、随分と一般向けになったかなという印象です。

個人的に一番好きなのは、イントロ#1から繋がる#2。のっけから全力のクサメロスタートなので、聴いた瞬間に「おお、ドラガだ(笑)」と思わず笑みがこぼれてしまうような安定感があり、非常に微笑ましいです。
それと双璧をなすのが#7で、こちらもかなりのクサさ。このバンドの曲を説明しようとすると、"クサい"とか"ダサい"って言葉しか出てこなくて困るのですが、実際にその通りの音だからしょうがない。
他の曲も非常にクサいです。

ここ最近の作品のクオリティをあまりに踏襲し過ぎているせいで、人によってはマンネリに感じてしまうのかもですが、ドラガ本体はずっとこんな感じで良いんじゃないかなーと個人的には思います。

<オススメの曲>
2. 英勇に憧れた少年の物語(→PV)
7. 炎崖都市ジオ

オススメ度…82点

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DRAGON EYES 「PRAYER FOR THE SAD STORIES」
DRAGON EYES 「PRAYER FOR THE SAD STORIES」

Dragon Eyes Prayer For The Sad Stories

<収録曲>
1.Duel
2.Crimson Blood
3.龍神の獄炎
4.偽りの霊廟
5.Distant Cry
6.邪神の瞳
7.Time Of Spiral
8.Miasma In The World
9.End Of Innocent
10.Prayer For The Sad Stories


クサメロスピバンドのドラゴン・ガーディアンを率いる勇者アーサー<G>と、クサメロデスバンドのサウザンド・アイズを率いるKOUTA<G>によって企画されたプロジェクト、ドラゴン・アイズの2作目。2015年発表。

「帝国一のデスラッシャーと王国一の魔術師が奏でる交響曲第2番が完成」

というなんとも大仰な売り文句が帯にデカデカと書かれていて、気合入ってんなーと思いました。

一回限りの企画プロジェクトかと思ってたのに、2作目が出たことにまずはびっくり。
前作は「とりあえず合体してみました!俺たちクサメロ大好きだから、作戦とかいらないよね!」みたいな微妙な出来でしたが、今作はどうやらちゃんと作戦を立てて臨んでくれた模様。前作では手当たり次第感のあったVoを今作では基本的にMINAMIという女性Voに統一し、デスヴォイスはアクセント程度にとどめ、基本的にはメロスピ路線をとることにしたようです。

その結果、全体的にチグハグだった印象が一気に解消され、クサメロの魅力が前作よりも数倍にも増しており、普通に良質な良メロスピへと変貌。さすがクサメロ界に名前を轟かせる二人が一緒になっただけあるなぁと思えるような作品になっており、方針立てってやっぱり大事だなと改めて感じさせられました。

とりあえず一番のキラーチューンは実質的な1曲目である#2。メロデスのような尖ったリフながらも、ヒロイックなメロディで華麗に疾走しまくっており、「おおっ」と喜ばざるを得ません。MINAMIのVoは女性にしては低めの声域で歌っておりますが、なかなかパワフルで曲にも良く合っていると思います。全体的な雰囲気はドラゴン・ガーディアンっぽいけど、弾きまくりのギターなんかはサウザンド・アイズっぽいし、良い具合にコラボで来ているのがとても素敵。
冒頭からクサいギターメロが乱舞しまくる#6なんかも印象的で、これまた「ザ・メロスピ」みたいな感じで良い。弾きまくりのギターが、それぞれどっちが弾いてるのかめっちゃわかりやすいってのも面白い。
#7はヒロイックなメロディを持った、デスヴォイスが良いアクセントになっている曲。デスヴォイスもこういう使い方ならしっくりきて良いなと思いました。
#9はイントロのメロディがファンタジックでとてもクサい。その後もとてもクサく、芝居がかった展開が全体的にめっちゃドラゴン・ガーディアンっぽいなぁと思いました。

ということで、前作よりも格段にクオリティが上がっているなと感じる一作で、これならクサメタラーにオススメしても良いなと思える作品です。
やっぱり実力はあるんだし、前作はただ発揮の仕方が上手くいかなかっただけなんだなぁと思いました。

<オススメの曲>
2.Crimson Blood

オススメ度…80点

[DRAGON GUARDIAN]
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[THOUSAND EYES]
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DRAGON EYES 「DRAGON EYES」
DRAGON EYES 「DRAGON EYES」

Dragon Eyes Dragon Eyes

<収録曲>
1. Symphony Of Tyrant 
2. Time Of Spiral
3. The Battlefield
4. Sonic Boom
5. Sacred Cross
6. New World
7. Burned future
8. Child Of God
9. Dawn Of Eternal Sorrow


勇者アーサー<G>率いるドラゴン・ガーディアンと、KOUTA<G>率いるサウザンド・アイズが融合したプロジェクト、ドラゴン・アイズの1作目。2013年発表。

DRAGON GUARDIAN + THOUSAND EYES = DRAGON EYES

「な、なんて安直な…!! 」とあきれると同時に、「日本を代表するクサメロスピと、国産クサメロデスの権化が融合したら、とてつもないものが生まれてしまうんじゃないか…!? 」という多大な期待をせずにはいられない凄まじい組み合わせです。

さて、こういうコラボレーションというのは"1+1"が奇跡のケミストリーで"10"にも"100"にもなったりするものなのですが、今回の場合は、単純に"1+1"はただの"2"だったなぁという感じ。融合というよりはただくっついただけという感じで、あまり化学反応的なものは見受けられません。
ドラゴン・ガーディアンっぽいクサメロにただデスヴォイスがのっている様子はなんだか違和感ですし、その逆もまた然り。クサいとはいえ、メロデスチックなアグレッシヴなサウンドに、アニソンチックなVoがのっかるのもなんだか滑稽です。
クサメロスピっぽい曲にアニソンチックなVoがのったらそれはただのドラゴン・ガーディアンだし、メロデスっぽいサウンドにデスヴォイスがのったらそれはただのサウザンド・アイズだし…。

とはいえ、クサメロメイカーっぷりはやはりさすがのものなので、コラボならではの凄さみたいなものはありませんが、単純に曲自体はカッコいいものが多い。
#1#3#4など、これでもかとばかりにクサメロがふんだんに盛り込まれていてなかなか良いです。こうなると、女性ボーカルとデスヴォイスが互いに邪魔し合っていて逆にもったいないんだよなぁ。
なんだかもう、インストチューンの#5がヒロイックなメロディを純粋に堪能出来て一番良いんじゃないかさえ思ってしまいます。

ってなわけで、期待値のわりにはなんだか上手く噛み合っていないという印象でした。
試みは面白いし、凄いものが生まれそうな気もするだけに、なんだかとっても惜しい…。


<オススメの曲>
5. Sacred Cross

オススメ度…74点

[DRAGON GUARDIAN]
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[THOUSAND EYES]
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DOOM:VS 「EARTHLESS」
DOOM:VS 「EARTHLESS」

Doom VS Earthless

<収録曲>
1. Earthless
2. A Quietly Forming Collapse
3. White Coffins
4. The Dead Swan Of The Woods
5. Oceans Of Despair
6. The Slow Ascent


スウェーデン出身の絶望系ゴシック/ドゥームメタルバンド、DOOM:VSの3作目。2014年発表。

絶望系ゴシックドゥーム界では最高峰と言って過言ではないドラコニアンのギタリスト、Johan Ericsonによるプロジェクトで、全てのパートを彼が一人でこなしているのだそうです。
深く沈み込むような陰鬱なメロディ、とことんヘヴィでひたすらスローなリフ回し、絶望感たっぷりの深みのあるデスヴォイス…、などなど「ドラコニアンじゃねぇか!」と突っ込みたくなるような音楽性で、もはや完全に「初期ドラコニアン女性ソプラノを抜いただけ」というようなサウンドになっています。

とりあえず冒頭の#1の哀しげなピアノの音色からメロディアスながらもめっっっちゃスローなリフに繋がっていくイントロの時点で既にゾクゾク。そうそう、こういう陰鬱で絶望に塗れた遅いゴシックが聴きたかったのよ。Voもドラコニアンの時の雰囲気とほとんど変わらないし、たまーにポツリポツリと哀しげな呟きが入ったりするところもまさにドラコニアン
続く#2も悲哀の渦巻く底なし沼系絶望チューン。ずぶずぶと沈んでいく暗い雰囲気と、そこに仄かに漂う哀愁が素敵です。
#3はこれまたひたすら沈んでいくスローな曲。後半でちょっぴり希望の光が差し込んでくるかのような展開が良い。まぁ結果的に絶望っぷりが勝るんだけどさ。
#4もゆっくりと紡ぎだされるメロディアスなリフが良い感じの曲。ひたすら反復ですが、そのままずっと心を無にして聴き続けたくなります。
#5も中盤でちょっぴりだけ明るい雰囲気が差し込まれつつ、やっぱり結果的に沈んでいく感じの展開がとても良い。
最後を締める#6は雑音のようなSEで幕を開けますが、1分を過ぎたあたりでいきなりメロディアスすぎるスローなリフが奏でられ、そっからドラマチックに展開していく曲。絶望ゴシックドゥーム好きにはたまらない。

ってなわけで、わざわざドラコニアンと分けてやる意味あるのかなってくらい初期ドラコニアンな楽曲の並ぶ1枚です。女性ソプラノVoとかが入ってこない分、こっちの方がちょっと単調に聴こえちゃうかな。暗い音楽をひたすら心を無にして聴きたいときなんかにオススメです。

<オススメの曲>
1. Earthless
6. The Slow Ascent

オススメ度…82点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

JORN LANDE & TROND HOLTER present DRACULA 「SWING OF DEATH」
JORN LANDE & TROND HOLTER present DRACULA 「SWING OF DEATH」

Dracula Swing Of Death

<収録曲>
1. Hands of Your God
2. Walking on Water
3. Swing of Death
4. Masquerade Ball
5. Save Me
6. River of Tears
7. Queen of the Dead
8. Into the Dark
9. True Love Through Blood
10. Under the Gun
11. Hands of Your God (Different Version)


マスタープラン等での活躍で知られるヨルン・ランデ<Vo>と、元ウィグ・ワムティーニーことトロン・ホルテル<G>を中心として結成されたプロジェクト、ドラキュラの1作目。2015年発表。

ティーニーが書き溜めていた、ドラキュラ伝説の元になったヴラド3世にまつわるコンセプトの楽曲で展開されるロックオペラプロジェクトなのだそうで、基本的にはメタル度の高めなハードロックといった感じ。ただし、ウィグ・ワムのようなアメリカンなサウンドではなく、ヨーロピアンテイストの強いサウンドとなっています。

ドラマティックにしっとりと盛り上がっていく楽曲が多く、そこにヨルン・ランデの暑苦しい感じのVoがねっとりと絡み付くような感じなので、即効性で盛り上がるというよりは、しっかり腰を据えてじっくりと聴きこんでいくタイプの作品。まさにロックオペラといった趣です。

とりあえずプレイは堅実で見せ場はたっぷりだし、ヨルン・ランデの歌唱はもちろん抜群だし、女性Voとの掛け合いも見事なんだけど、「これぞ!」といったキラーチューンがなく、「うんうん、悪くないね」と言っている間に作品が終わってしまうという印象。何度か聴いているうちにジワジワト味が滲み出てくる感じではあるのですが、大絶賛したくなるほどかと言われるとそうでもないかな。

マスタープランが好きな人とも、ウィグ・ワムと聞いて喜ぶ人とも、それぞれまたちょっと違う層がターゲットになってくるんじゃないかなぁという作品です。

<オススメの曲>
2. Walking on Water

「ザ・ドラマチック」って感じの曲。

オススメ度…78点

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THE DUSKFALL 「WHERE THE TREE STANDS DEAD」
THE DUSKFALL 「WHERE THE TREE STANDS DEAD」

The Duskfall Where The Tree Stands Dead

<収録曲>
1. To The Pigs
2. Farewell
3. I Can Kill You
4. Where The Tree Stands Dead
5. We The Freaks
6. Endgame
7. Hate For Your God
8. The Charade
9. Burn Your Ghosts
10. Travesty
11. We Bleed


スウェーデン出身のメロディックデスメタルバンド、ザ・ダスクフォールの5作目。2014年発表。

元々はGATES OF ISHTARの中心人物であったミカエル・サンドルフ<G>と、オスカー・カールソン<Dr>を中心として結成されたバンドで、2008年に解散していたのだそうです。
が、今回7年ぶりの再結成。ミカエル以外は完全に新メンバーで、再結成前の作品を聴いたことがないのでなんとも比較できないのですが、非常にクオリティの高いメロデスをやっています。

まずは冒頭の#1の時点でめっちゃメロい。信じられないくらい叙情性たっぷりのギターリフとズドドドドドって感じのツーバスが絡むイントロの時点でテンション上がりまくり。その後もエモーショナルなギターリフたっぷりの素晴らしいキラーチューンです。
#2も良い具合に聴きやすいメロデスチューンで、サビメロがキャッチーと表現したくなるくらい耳に残る曲。最近のメタルコアに通じるような部分も感じられるかも。
他の曲もザクザクとしたリフと叙情性たっぷりのメロディが良い具合に融合した素晴らしいメロデスチューンばかりで、文句の付けどころのないような作品です。
Voがメロデスにしては迫力不足で、さいきんのメタルコア勢のクリーンヴォイス寸前のシャウトって感じなのですが、それを聴きやすいと取るか軟弱と取るかは聴く側次第なのかな。個人的にはそんな気にならないし、音と合ってて良いと思うんだけど。ネットでの評判を見る限り、前のVoと比較して残念に思っている人が多いようです。

まぁなにはともあれ、めっちゃメロいメロデスが聴きたい人はぜひ試してみてください。

<オススメの曲>
1. To The Pigs
2. Farewell
10. Travesty

オススメ度…90点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

DEADWOOD 「PICTURING A SENSE OF LOSS」
DEADWOOD 「PICTURING A SENSE OF LOSS」

Deadwood Picturing A Sense Of Loss

<収録曲>
1. Burden Of Rememberance
2. White Tears Gently Touching The Earth
3. Ending Circles
4. Soiled
5. Gefangen im Spiegel
6. NA1.7


ドイツのポストブラックメタルバンド、デッドウッドのたぶん1作目。2014年発表。

ツイッターで#3がRTで回ってきて一瞬で惚れて、即行でBandcampに飛んだ1枚です。

基本的にはふわっとした幻想的ないかにもポストブラックらしいパートと、ブラックメタルらしい寒々しいトレモロが緩急を付けて紡ぎだされるという音楽性。Voもなかなか深い憎しみの籠った声を出していて、ブラックメタル要素の色濃く残ったポストブラックとなっています。

そんな中で群を抜いて光るのがやはり#3の存在で、イントロの次点で儚く切ない幻想的な世界にもうメロメロ。なんとふつくしい…。中盤から終盤にかけてどんどん荒々しく凶暴になっていく過程もドラマティックでとても良いです。アルバム全体のクオリティもかなり高いのですが、この#3の存在感はやっぱり格別かな。
続く#4の寒々しくてメロいリフとかも好きだけど。

ポストブラック系が好きならきっとツボに入るような作品だと思いますし、とりあえず#3の美しさに悶えるためだけにでもぜひ聞いてみて欲しい作品です。Bandcampで手軽に買えるのでぜひ。

<オススメの曲>
3. Ending Circles

オススメ度…88点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

DEAFHEAVEN 「SUNBATHER」
DEAFHEAVEN 「SUNBATHER」

Deafheaven Sunbather

<収録曲>
1. Dream House
2. Irresistible
3. Sunbather
4. Please Remember
5. Vertigo
6. Windows
7. The Pecan Tree
8. Punk rock/CODY


米国出身のポストブラックメタルバンド、デフヘブンの2作目。
2013年発表。

ピッチフォークの年間ベストアルバム6位に選ばれたのを始め、各方面で絶賛され、メタル界隈以外でもかなりの評価を得ている1枚。

前作を聴いて「わりと良い!」と思いつつ、最近はあまりポストブラックな気分ではなかったのでスルーしていたのですが、年末になってあまりに絶賛されているので思わず手を伸ばしてしまいました。

前作のサウンドからよりポストロックらしさとメロディの美しさを洗練させてきたようなサウンドで、音作りの方にブラックメタルらしさは皆無。幻想的で温かみすら感じさせるフワフワシャリシャリとしたトレモロリフで、浮遊感のある不思議な音世界を構築してくれています。
一方でボーカルの方はというと、相変わらずブラックメタルらしい籠った絶叫や喚き声。そう言うとバックの美しい音とは決して相容れないモノのように思えるのですが、これが不思議なほど違和感なく融合しているというのがまた凄いところです。

冒頭の#1はイントロからもう美し過ぎるトレモロが洪水のように押し寄せてくる曲。そこに凶悪なVoがのっかるくせにその美しさは決して損なわれず、それら全てが渾然と一体となりながら攻め寄せてきます。楽曲から溢れ出る多幸感がヤバい。
タイトルトラックの#3はシリアスな轟音がドラマティックかつ扇情的に盛り上がっていく曲。10分という長い時間をかけてゆっくりと聴き手を絡め取っていくような楽曲です。
#5は長尺な曲が大半を占める今作の中でも最も長い14分に及ぶ曲。前半でゆっくりとした哀しげな曲かと思わせておいて、途中から徐々に凶暴さを剥き出しにしてくるところがとても良いです。しかも凶暴なのにどこか温かいという雰囲気が凄い。
#7は逆にイントロからブラスト全開の比較的攻撃的な曲。感情の爆発をそのまま音楽にしたような激情メロディがとても素敵です。
#8MOGWAIのカヴァーですが、すっかり彼らの色に染められたサウンドになっています。

ってことで、確かに各方面で絶賛されるのもまぁ納得の、素敵なポストブラック作品でした。僕としてはポストブラックの王様はALCEST一択なのですが、「こいつらもなかなかやるじゃん」的な。
ポストブラック好きなら試してみても良いのではないでしょうか。

<オススメの曲>
1. Dream House
3. Sunbather
5. Vertigo
7. The Pecan Tree

オススメ度…85点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

DRAKKAR 「WHEN LIGHTNING STRIKES」
DRAKKAR 「WHEN LIGHTNING STRIKES」

Drakkar When Lightning Strikes

<収録曲>
1. Hyperspace - The Arrival
2. Day Of The Gods
3. The Armageddon Machine
4. In The Belly Of The Beast
5. Revenge Is Done
06. WhenLightningStrikes
7. Winter Soldiers
8. Salvation
9. At The Flaming Shores Of Heaven
10. We Ride
11. The Awakening
12. My Endless Flight
13. Aftermath - The Departure
14. Engage!
15. New Frontier


イタリア出身のメロディックパワーメタルバンド、ドラッカーの4作目。2012年発表。

イタリアというとラプソディーを始めとしたエピックメタルの国というイメージですが、このバンドもイメージから外れることのない勇壮さとクサさを兼ね揃えたエピックメタルをやっています。
なんと前作から約10年ぶりの作品とのことですが、残念ながら過去作は未聴。どうやら初期は典型的なクサメロスピといった感じのサウンドだったようです。今作ではかなり正統派メタル寄りの音となり、勇壮なコーラスも相まってヴァイキングメタル風に聴こえることもちらほら。チープながらもシンフォアレンジが散りばめられており、クサさと絶妙なダサさをアップさせることに一役買っています。Voもハイトーンではなく中音域で朗々と歌い上げるタイプ。上手くもないけど、無理な音域を使っていないので、下手に聴こえるということも特にありません。
全体的にドラティックさを重視した作風なので、クサメロ乱舞を期待して聴くとちょっと肩透かしを食う可能性もあるかもしれません。

個人的には#12とか#15のようないかにもなクサメロスピの方が好みなので、もっと全体をこの方向性で纏めて欲しかったかなー。

<オススメの曲>
12. My Endless Flight
15. New Frontier

オススメ度…76点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

DECEMBER FLOWER 「WHEN ALL LIFE ENDS」
DECEMBER FLOWER
「WHEN ALL LIFE ENDS」


December Flower When All Life Ends

<収録曲>
1. Invasion
2. The Apprentice
3. Your Darkest Path
4. As Darkness Reigns
5. Aeon
6. Dying Sun
7. Life Ends
8. Despise Your Life
9. Lost In Twilight
10. And Blood Has To Be Shed
11. The Fountain


ドイツ出身のメロディックデスメタルバンド、ディッセンバー・フラワーの1作目。2011年発表。

初期インフレイムスを彷彿とさせるような、メロディアスかつ叙情的なリフを前面に押し出したオールドスクールなメロデスをやっています。曲によってはディセクションあたりを思い出させるようなメロブラ風のトレモロや激しいブラストが配されていたりもして、とにかくスウェディッシュな雰囲気が全体を覆っているという印象。音がもっさりとしているのでちょっと気になる人は気になるのかもしれませんが、個人的には荒々しさの増強に繋がっていると思うのであまりに気になりませんし、その中に光るメロディアスなフレーズを際立たせるのにも一役買っているのではないかと思います。決して真新しいことをしているわけではないのですが、やたらモダンなサウンドのメロデスバンドが増える中、伝統的なメロデスを頑なに守るような音作りをしているという点は非常に好感度が高い。オーセンティックなメロデスが好きな方はぜひ。

<オススメの曲>
2. The Apprentice
3. Your Darkest Path
8. Despise Your Life

オススメ度…83点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

DARKTHRONE 「THE UNDERGROUND RESISTANCE」
DARKTHRONE
「THE UNDERGROUND RESISTANCE」


Darkthrone The Underground Resistance

<収録曲>
1. Dead Early
2. Valkyrie
3. Lesser Men
4. The Ones You Left Behind
5. Come Warfare, the Entire Doom
6. Leave No Cross Unturned


ノルウェー出身のブラックメタルバンド、ダークスローンの15作目。2013年発表。

かつてはノルウェイジアンブラック界の超大御所として君臨し、最高に汚くてカッコいいプリミティブブラックをやっていた彼らですが、ここ最近は徐々にハードコア色やパンク色の強いサウンドへと移行してきていました。そして今作では更なる路線転換を行っており、メタル色が格段に上がったものの、何故か正統派メタル寄りのサウンドへと変化。NWOBHMをブラックメタル風に処理したかのようなサウンドで、従来の姿をっている人にとっては頭の中がクエスチョンマークでいっぱいになるような方向転換になっています。
ただ、そのサウンドが思った以上にカッコいいというのが困ったところで、「こいつらも悪ぶってるけど根本は普通のメタル好きの人達だったんだ」なーんて思ってしまうようなサウンド。Voはわりといつも通りなのにサウンドと普通に合ってるし、よく聞くとブラックメタルらしさも割と存在感を発揮してるし、意外なセンスの良さに驚かされる作品です。

<オススメの曲>
3. Lesser Men
6. Leave No Cross Unturned

#6の最初のハイトーンに笑うけど、その後が普通にカッコいい。

オススメ度…81点

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DESTROSE 「DESTROSE」
DESTROSE 「DESTROSE」

Destrose Destrose

<収録曲>
1. The Generations of Chaos
2. Headless Goddess
3. Sword of Avenger
4. Skykiller
5. Destination
6. Romancer
7. Fenixx
8. Lifer
9. Nostphilia
10. 破壊の薔薇


日本のガールズメタルアンド、デストローズの1作目。2013年発表。

最近こういう派手なルックスのガールズメタルバンド多くね?なんて思ってしまうものの、ついつい気になってしまう今日この頃。どーせ話題性先行型の、毒にも薬にもならないタイプのメタルなんだろうなぁと思って聴いてみると、これがどしてなかなか思った以上に良いではありませんか。ALDIOUSCYNTIAなどの最近のガールズメタルバンドに比べてかなり骨太でパワフルなリフを掻き鳴らしており、とても真っ当な正統派メタルサウンドを鳴らしていると思います。メロディも歌謡曲に通じるようなクドくてダサいメロディが中心で、その濃ゆい感じがいかにもジャパメタな感じでとても好感触。SHOW-YAのコピーバンドが前身らしいので、こういう80年代のジャパメタっぽいk感触はそこから来てるのかな。
Voは女性Voにしては低めの音域で歌っており、無理のないしっかりとした歌い方が個人的にはかなり好印象です。

<オススメの曲>
2. Headless Goddess
4. Skykiller
7. Fenixx(→PV)
10. 破壊の薔薇

#10のタイトルがXっぽいなと思ったら、リフとか歌メロもXっぽかった。

オススメ度…81点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

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