EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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INGRAIN 「AEMBERS」
INGRAIN 「AEMBERS」

Ingrain Aembers

<収録曲>
1. Bramm
2. Fragmented Mind
3. Firmament
4. To See
5. Outro


イスラエル出身のポストブラック/シューゲイザーメタルバンド、イングレインのEP。2015年発表。

今のとこ、今年発表のCDの中でベストジャケです。美麗すぎる…!

そんな美麗なジャケのようなふわっとしたシューゲイザーサウンドと、いかにもブラックメタルなジリジリとした陰鬱なリフが絡み合いながら展開するのがこのバンドの音楽性になっており、最近よくあるタイプのポストブラックと言ってしまえばそれまでなのですが、クオリティとしてはなかなか高いところでまとまっているのではないかなと思います。

アコースティックで輪郭のぼやけた綺麗なサウンドと、ギリギリとした尖った黒いサウンドが良い具合にかみ合っていて、自然な流れで混ざり合っているのがとても良い。

冒頭の#1は静かでちょっとゾクッとするような美しいアコースティックサウンドがしばらく続き、そっからさらに明るくなってふわっとしてきたかと思いきや、いきなりドス黒いリフと邪悪なVoへと変貌していく急展開。邪悪なパートに移っても、ジリジリとしたトレモロリフの中にメロウさが内包されているのが良い感じです。
続く#2は最初っから轟音のとどろく暗黒モード。そんなダークな世界観の中で儚くアコギの響くイントロが妙に印象的です。その後のガッツリとしたグルーヴィーなリフも良い。
#3はゆったりとしたスローなリフが心地よい曲。重いリフなのに重さを感じさせない不思議さがあります。
#4はジリジリとしたリフが妙な明るさを持った曲。ふわっとしたクリーンヴォイスの歌唱もどことなく温かみを感じさせてくれます。中盤でアコースティックな雰囲気に変わったかと思いきや、最後でまたブラックメタル寄りになり、結局また最初の雰囲気に戻るという展開も素敵。
最後の#5は3分ほどある儚いアウトロです。

てなわけで、ジャケのセンスが良いバンドは音のセンスもやはり良い、という僕の持論を裏付けてくれるようなバンドでした。これが1stEPなので、今後にも期待が高まります。
気になったらBandcampでチェックしてみましょう。

<オススメの曲>
4. To See

オススメ度…83点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

INFERI 「THE PATH OF APOTHEOSIS」
INFERI 「THE PATH OF APOTHEOSIS」

Inferi The Path Of Apotheosis

<収録曲>
1. Those Who From The Heavens Came
2. The Promethean Kings
3. A Betrayal Unforetold
4. Wrath Of The Fallen One
5. The Ophidian Form
6. Prelude To A Perilous Fate
7. Destroyer
8. Onslaught Of The Covenant
9. Marching Through The Flames Of Tyranny
10. The Ancients Of Shattered Thrones
11. The Path Of Apotheosis


米国出身のメロディックデスメタルバンド、インフェリの3作目。2014年発表。

メロデスという枠で括るよりは、メロディアスなテクニカルデスメタルというような印象を受ける音楽性となっております。メロディアスさとブルータリティが適度なバランスで融合しており、時折クサさすら感じさせるメロディが出てきたかと思いきや、ゴリゴリと刻むリフでアグレッシヴに突き進んでいったり、更にはシンフォニックな装飾を絡めながら荘厳に展開していったりと、様々な要素がお互いを邪魔することなく高め合いながら混在しているというのがとても素敵。さすがにあそこまで壮大ではないですが、どことなくフレッシュゴッド・アポカリプスを彷彿とさせるような雰囲気もあります。

どの曲のどのパートを抜き出してきてもカッコいいフレーズが満載というのが本当に凄いのですが、その中で敢えて好きな曲を挙げるとしたら、荘厳なイントロからメロディアスなリフや高速ブラストに繋がっていく様がとにかくカッコいい#5とか、ピロピロのギターソロが印象的な#8とかになってくるのかな。

とりあえずメロディアスなデスメタル、テクニカルなデスメタルが好きな人はぜひ。

<オススメの曲>
5. The Ophidian Form
8. Onslaught Of The Covenant

オススメ度…87点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

INSOMNIUM 「ABOVE THE WEEPING WORLD」
INSOMNIUM
「ABOVE THE WEEPING WORLD」


Insomnium Above The Weeping World

<収録曲>
1. The Gale
2. Mortal Share
3. Drawn to Black
4. Change of Heart
5. At the Gates of Sleep
6. The Kill Joy
7. Last Statement
8. Devoid of Caring
9. In the Groves of Death


フィンランド出身のメロディックデスメタルバンド、インソムニウムの3作目。2006年発表。

ダークな雰囲気の中で叙情的なリフがぐいぐいと紡ぎ出されていくメロデスをやっており、いかにも北欧な雰囲気や、「これぞ古来から伝わる伝統的なメロデスの姿!」みたいないかにもなサウンドがとても秀逸なバンドです。メロデスの有名所がモダン化したり、メタルコア化している中、こういうオーセンティックなスタンスをかたくなに守り続けているバンドがいるととても嬉しくなってしまう。前作や前々作ではまだまだもっさりとしたイモ臭さが残っていたのですが、今作ではそれが一気に洗練され、このバンドならではの良さを保ったままのステップアップに成功しています。

とりあえずちょっと長めのイントロ#1に続く#2の叙情性たるや!もはやクサメロなんじゃないかって言うくらいにメロいリフがこれでもかとばかりに繰り出されるイントロの時点でノックアウトです。その後の扇情力も凄まじい。
他の曲も全体的に似たような雰囲気なので、そこが弱みでもあり強みでもあるという感じなのですが、個人的にはどこを切っても叙情メロが溢れ出てくるのでとても満足な作品です。

<オススメの曲>
2. Mortal Share(→PV)
3. Drawn to Black

オススメ度…84点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

IN VAIN 「Ænigma」
IN VAIN 「Ænigma」

In Vain Ænigma

<収録曲>
1. Against The Grain
2. Image Of Time
3. Southern Shores
4. Hymne Til Havet
5. Culmination Of The Enigma
6. Times Of Yore
7. Rise Against
8. To The Core
9. Floating On The Murmuring Tide


ノルウェー出身のプログレ系ゴシック/ブラックメタルバンド、イン・ヴェインの3作目。2013年発表。プロデューサーにイェンス・ボグレンを迎えた意欲作ということでも話題になっていますが、いかにもイェンス・ボグレンといった感じの幽玄でアーティスティックな風味を持ったプログレブラックになっており、てとつもない力作に仕上がっています。
SWALLOW THE SUNあたりに通じるような重厚でゴシカルなリフが洪水のように押し寄せてきて、そこに仄かに哀しげなメロディを内包しているというのが基本のスタンス。ゆったりとしたトレモロリフが凶暴ながらも美しいメロディを紡ぎ出していく様はまさに圧巻です。
Voはデスヴォイスとクリーンヴォイスが半々くらいの割合で登場するのですが、デスヴォイスは深みのある迫力満点の獰猛なデスヴォイスだし、クリーンヴォイスも神々しさすら漂う綺麗な歌声だしで、対極の位置にある二つの歌声が奇跡の相乗効果を発揮しています。特にクリーンヴォイスの歌い上げるメロディが個人的にツボ過ぎる。
とりあえずSWALLOW THE SUNBURREN EARTH、さらにはOPETHあたりが好きな人ならばマストバイな名盤です。

<オススメの曲>
1. Against The Grain(→YOUTUBE)
2. Image Of Time
4. Hymne Til Havet
8. To The Core

どの曲も5分から9分という比較的長めの曲なのですが、それがあっという間に感じてしまうほど完成度の高い曲ばかりです。
特にオープニングチューンの#1が個人的に一番のお気に入りで、ゆったりと紡がれる美しいトレモロリフと、随所随所で変調するプログレッシヴな展開がことごとく素晴らしい。そしてさらにツボだったのがクリーンヴォイスの使い方で、重厚なサウンドの中にいきなり現れるクリーンヴォイスは神が降臨したかのような幻想的雰囲気に包まれており、一気に心を奪われてしまいました。サビの部分とか鳥肌が立つくらい素晴らしい。ここまで一発でKOされた曲も久しぶりだわ。
#4はそんな神秘的なクリーンヴォイスが存分に使われている曲で、もはや聖歌なんじゃないかってくらい美しく儚い曲。こんなにダークな雰囲気に包まれて、さらにはバックでは喚き声まで使われてるのに、なんでこんなにうっとりしてしまうんだろう…って感じ。
他の曲も基本的に涙腺崩壊フレーズがたっぷり詰め込まれた楽曲ばかりで、尽く僕の琴線に触れまくりでした。

オススメ度…96点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

IRON FIRE 「TO THE GRAVE」
IRON FIRE 「TO THE GRAVE」

Iron Fire To The Grave


<収録曲>
1. The Beast From The Blackness
2. Kill For Metal
3. The Demon Master
4. Cover The Sun
5. To The Grave
6. March Of The Immortals
7. The Kingdom
8. Frozen In Time
9. Hail To Odin
10. Doom Riders
11. Ghost Of Vengeance
12. The Battlefield
13. Blacksmith Of Thunder


デンマーク出身のパワーメタルバンド、アイアン・ファイアの5作目。2009年発表。

初期のハンマー・フォールあたりに通じるような熱く勇壮なパワーメタルをやっています。ジャケの通りのいさましい戦士がありありと想像できるかのよなサウンド。雄々しいコーラスとキャッチ―なメロディとの使い分けが良い感じ。

冒頭の#1から既にヒロイックなサウンドがとても熱い。ドラマティックなイントロから疾走していく感じがいかにも過ぎてたまらない。
続く#2はさらに勇壮なメロディで駆け抜けていく曲。ザックリとしたパワフルなリフが聴きどころ満載。コーラスも良い。
#5はイントロのやたらグルーヴィーなリフが印象的。そこからちょっぴりドラマティックな方向性に進んで行くのが意外。
#7はヘヴィなリフでゴリゴリと疾走していく曲。重戦車のような重々しいリフやドラムに反して、メロディがやはりとてもキャッチーなのがポイント。
#9はタイトルからマノウォーあたりを想像しそうですが、そこらへんに通じるような熱さを持った曲。ヘイル!ヘイル!に合わせて拳を突き上げたくなるね。

ってことで、圧倒的なキラーチューンはありませんが、全体的に血湧き肉躍るような熱い作品に仕上がっております。

<オススメの曲>
2. Kill For Metal
7. The Kingdom

オススメ度…81点

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INSOMNIUM 「ACROSS THE DARK」
INSOMNIUM 「ACROSS THE DARK」

Insomnium Across the Dark

フィンランド出身のメロディックデスメタルバンド、インソムニウムの4作目。2004年発表。扇情力の高い抒情的なリフでドラマティックなメロディを紡ぎ出していくというのが基本のスタンスです。前作よりもさらにゴシカルなテイストを増し、音作りも若干モダンになったという印象。ただ、メロディの美しさと内包された悲哀っぷりはピカイチで、狂おしいほどに切ない慟哭のメロデスとなっています。Voの深みのあるデスヴォイスもこのサウンドに素晴らしくマッチしており、慟哭っぷりの増進にばっちり貢献。今作から積極的に取り入れられるようになったクリーンヴォイスも哀しさを増幅させる良いアクセントとなっています。ミドルテンポの楽曲が多いですが、しっかりと聴かせる、魅せることが出来る素晴らしい作品。

<収録曲>
1. Equivalence
2. Down with the Sun
3. Where the Last Wave Broke
4. The Harrowing Years
5. Against the Stream
6. Lay of the Autumn
7. Into the Woods
8. Weighed Down with Sorrow


<オススメの曲>
2. Down with the Sun(→PV)
3. Where the Last Wave Broke
4. The Harrowing Years
8. Weighed Down with Sorrow

あまりにも哀しく切ない音色から徐々に盛り上がるイントロ#1に導かれる♯2は、とてつもなくリフが抒情的な超キラーチューン。これぞ慟哭メロデスの神髄と言わんばかりの扇情力MAXのメロディでぐいぐいと引っ張っていきます。とにかくドラマティックで幻想的な素晴らしい曲。Voのデスヴォイスがなんとなく優しげな雰囲気も併せ持っているのが凄く好き。
♯3はちょっとモダンなリフでゴリゴリ進むイントロに驚かされますが、その後はやはりとても叙情的なリフが次々と紡ぎ出されます。リフは比較的攻めの姿勢なのに、全体としてみると激しさよりも哀しさ等の方が先行して聴こえてくるのが凄い。途中のクリーンヴォイスもナイスアクセント。
叙情メロを振りまきながら疾走する#4は、疾走しながらもやはり扇情力はとても高い曲。ヒロイックなフレーズと物悲しいフレーズとのコンビネーションが素晴らしい。
#8はイントロのヴァイオリンの時点で既に溢れんばかりの哀しさがヤバい。その後はやはり慟哭サウンド全開で、哀しみMAXでドラマティックに展開していきます。ちょっぴりダークでゴシカルなテイストがたまらない。

オススメ度…87点

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IMAGINARY FLYING MACHINES 「PRINCESS GHIBLI II」
IMAGINARY FLYING MACHINES
「PRINCESS GHIBLI II」


Imaginary Flying Machines Princess Ghibli II

ディサルモニア・ムンディエットレ・リゴッティを中心とし、BLOOD STAIN CHILDDESTRAGELIVING CORPSENEROARGENTOなどのメンバーが参加する、ジブリ音楽のエクストリーム・メタルカヴァープロジェクト、イマジナリー・フライング・マシーンズの2作目。2012年発表。前作が好評だったということで調子に乗って製作されてしまったようです。ジブリソングの超定番どころは前作でほとんど演ってしまったため、今作は+α的な曲が多く、なんだかイマイチな選曲という印象。まぁ俺がジブリ映画ほとんど見たことないせいなんだろうけどね!そしてアレンジの方も前作の"崖の上のポニョ"並みのぶっ飛びチューンは存在しておらず、とりあえず激しい演奏でメロディをなぞっているだけの曲が多いです。「こういうのは引き際が大事なんだよなー」ということを改めて考えさせられる残念な感じ。前作の一発だけで終わっておけば良かったのに。

<オススメの曲>
1. Toki No Uta"ゲド戦記"
2. Ruuju No Dengon"魔女の宅急便"
3. Kaze No Tani No Nausicaa"風の谷のナウシカ"
4. Sayonara No Natsu"コクリコ坂から"
5. Sekai No Yakusoku"ハウルの動く城"
6. Ai Wa Hana Kimi Wa Sonotane"おもひでぽろぽろ"
7. On Your Mark"ON Your Mark"
8. Umi No Mieru Machi"海魔女の宅急便"
9. Umi No Okaasan"崖の上のポニョ"
10. The Merry Go Round Of Life"ハウルの動く城"
11. Gake No Ue No Ponyo Remix"崖の上のポニョ"
12. Tonari No Totoro Remix"ととなりのトトロ"


#11#12は前作収録曲のリミックスバージョン。

<オススメの曲>
3. Kaze No Tani No Nausicaa

わりと平凡なメロデスアレンジではあるけど、これが一番好きかなぁ。元歌が好きなだけって気もするけど…。
他は凡です。前作は"もののけ姫"しかジブリ作品を見たことのない僕でもわりと楽しめる作品だったんだけどな。

オススメ度…68点

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IMAGES OF VIOLENCE 「CADAVEROUS RECOMPOSITION」
IMAGES OF VIOLENCE
「CADAVEROUS RECOMPOSITION」


Images Of Violence Cadaverous Recomposition

米国出身のデスメタルバンド、イメージス・オブ・ヴァイオレンスのデビューミニアルバム。2004年発表。ブルータルメタル系のアルバムアートワーク等を多数手掛けるJon Zig画伯がVoを務めているのだそうで、凄まじい迫力とまでは言えませんが、ゴボゴボとなかなか深みのあるデスヴォイスを披露してくれています。グラインドコアっぽさの強いゴリゴリとしたうねるリフを中心に組み立てられたヘヴィなサウンドが特徴で、ドロドロとした感触が素敵なデスメタル。

<収録曲>
1. Voracious Devouring
2. Erotically Discolored
3. Spontaneous Act of Selfish Depression
4. Intro - As Greedy As A Pig
5. Cadaverous Recomposition
6. Suffer The Children


裏ジャケには7曲入りってことになってるんだけど、実際には6曲しか入っていなくて、6曲目がどう聴いてもナパームデスの"Suffer The Children"なので、実際は上の通りが正解なんじゃないかと思われる。

<オススメの曲>
1. Voracious Devouring
3. Spontaneous Act of Selfish Depression
5. Cadaverous Recomposition

#1は地を這うようなリフでドロドロと進み、緩急をつけつつ疾走したりする曲。バックでバキバキなってるベースが良いです。
♯3はドタバタと忙しく転調するドラムが印象的。唐突にブラストをかまして加速しだすところもカッコ良い。
#5はグラインドコア的な加速パートと、うねるリフでグルーヴィーに展開するパートとの組み合わせが素敵。Voも良い具合にゴボゴボしています。

オススメ度…74点

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IRON SAVIOR 「THE LANDING」
IRON SAVIOR 「THE LANDING」

Iron Savior The Landing

Piet Sielck<Vo>率いるドイツのパワーメタルバンド、アイアン・セイヴァーの7作目。2011年発表。いかにもな王道ジャーマンメタルサウンドを身上としている彼らですが、今作はメロディの質がえらく充実しており、ここ数作の中でも抜群の出来となっているかと思います。漢クサいPietのVoもパワフルだし、コーラスも雄々しくて非常に素晴らしく、漢の哀愁みたいなのも漂っていて非常に素晴らしい。伝統的なヘヴィメタルらしさをしっかりと継承している優秀なバンドだと思います。

<収録曲>
1. Descending
2. The Savior
3. Starlight
4. March Of Doom
5. Heavy Metal Never Dies
6. Moment In Time
7. Hall Of The Heroes
8. R.U. Ready
9. Faster Than All
10. Before The Pain
11. No Guts No Glory
12. Coming Home 2011
13. Atlantis Falling 2011
14. Underneath The Radar


#12#13は過去曲の再録。

<オススメの曲>
3. Starlight
5. Heavy Metal Never Dies
6. Moment In Time
9. Faster Than All
11. No Guts No Glory

哀愁のツインリードがヒロイックに駆け抜ける♯3がかなりのキラーチューン。疾走感あふれるジャーマンメタルで、サビでは空に向かって拳を突き上げたくなるような爽やかなクサメロが待っています。雄大さを感じさせる雄々しいコーラスが最高。
曲名のダサさがたまらない#5はずっしりとしたミドルテンポ曲。力強さがいかにもな感じでなかなか秀逸です。
骨太のベースが響き渡る#6はパワフルな歌唱で熱く疾走する曲。サビに向かうにつれてどんどん哀愁がにじみ出てくるあたりが好きです。
#9も名前の通り疾走曲で、やはり力強い歌唱が印象的。弾きまくりのギターやブンブンとうねりまくるベースもたまらんね。
#11は爽やかさと力強さの同居する曲。曲名通りの愚直な雰囲気が漂う秀曲です。

オススメ度…81点

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INSOMNIUM 「ONE FOR SORROW」
INSOMNIUM 「ONE FOR SORROW」

Insomnium One for Sorrow

フィンランド出身のメロディックデスメタルバンド、インソムニウムの5作目。2011年発表。メランコリックで叙情的なサウンドが特徴のメロデスを身上としており、幻想的かつドラマティックな曲作りが特徴的です。リフの叙情性とメロディの扇情力がとにかく強力。伝統的なメロディックデスメタルの手法に則りながら静と動をうまく対比しつつ展開していき、雄大なスケールでメロディを紡ぎだしてくれます。前作に引き続きクリーンヴォイスが大胆導入されているのですが、そのクリーンヴォイスとデスヴォイスとの連携が神憑り的に素晴らしく、楽曲の持つドラマ性を極限まで引き立たせることに成功しています。

<収録曲>
1. Inertia
2. Through The Shadows
3. Song Of The Blackest Bird
4. Only One Who Waits
5. Unsung
6. Every Hour Wounds
7. Decoherence
8. Lay The Ghost To Rest
9. Regain The Fire
10. One For Sorrow


<オススメの曲>
2. Through The Shadows(→PV)
3. Song Of The Blackest Bird
4. Only One Who Waits
6. Every Hour Wounds
9. Regain The Fire

神秘的な雰囲気を醸し出す#1に続く#2が圧倒的キラーチューン。緊迫感のあるイントロから地を這うようなヘヴィさでドラマティックに展開していくのですが、サビに入った瞬間のメロディの扇情度がとにかく凄まじいです。デスヴォイスとクリーンヴォイスが同じサビメロをなぞっていくのですが、その連携っぷりが素敵過ぎて感動。デスヴォイスとクリーンヴォイスってこんなに綺麗にハモれるのね。
♯3はイントロの叙情的なリフの時点で既に名曲の予感。緩急を上手くつけながら展開する7分半の大作です。
#4は比較的荒々しい印象の曲。グルーヴィーで迫力のあるリフに驚かされますが、そんな中にもしっかりと北欧らしい抒情性とメランコリックさが内包されています。
ザクザクとしたリフでゴリゴリ疾走する#6は迫力の慟哭デスヴォイスがたまらない一曲。サビに入った瞬間にテンポをちょこっと落として壮大に広がっていく感じがたまりません。
#9も北欧らしい冷たい雰囲気が感じられる曲。サビのちょっとゴシカルでメランコリックな雰囲気がたまりません。

オススメ度…89点

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IMPALED NAZARENE 「NIHIL」
IMPALED NAZARENE 「NIHIL」

Impaled Nazarene Nihil

フィンランド出身のブラックメタルバンド、インペイルド・ナザレーンの6作目。2000年発表。チルドレン・オブ・ボドムアレキシ・ライホがギタリストとして加入した作品としてやたら有名ですが、サウンドの系統が全く違いこちらの方がずっと禍々しいので、チルボドファンが軽い気持ちで手を出すと少々ヤケドするかもしれません。ハードコアやパンクに通じるような非常に荒々しいブラックメタルをやっており、冷たいサウンドで猪突猛進に突き進みまくるタイプ。そんな中、いかにもアレキシなギターがバンバン飛び出してくるあたりが、このバンドに新しい風として新鮮な響きを与えています。Voはわりと汚い感じの喚き声で、このバンドの音楽性にはぴったりな印象。

<収録曲>
1. Cogito Ergo Sum
2. Human-proof
3. Wrath Of The Goat
4. Angel rectums Still Bleed - The Sequel
5. Post Eclipse Era
6. Nothing Is Sacred
7. Zero Tolerance
8. Assault The Weak
9. How The Laughter Died
10. Nihil


<オススメの曲>
1. Cogito Ergo Sum
4. Angel rectums Still Bleed - The Sequel
6. Nothing Is Sacred
7. Zero Tolerance

冒頭の#1から荒々しい突進力を見せつける疾走曲。高速で刻まれるやかましい尖ったリフと、Voの喚き声とのコンビネーションが非常に邪悪です。邪悪なのに妙にメロディアスで聴きやすい一面も持ち合わせてるのが凄い。
#4も非常に猪突猛進な曲。スッタンスッタンと叩かれる野卑なドラムの音が好きです。
#6もめっちゃ突進しまくってる曲。メロディアスなトレモロリフも優秀。
#7は思いっきりパンキッシュでノリの良い曲。邪悪なくせにキャッチーで、一番聴きやすい曲なんじゃないかな。2分という短さが惜しいくらい素晴らしい曲。いかにもアレキシなソロにも要注目。

オススメ度…81点

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INFERNAL WAR 「CONFLAGRATOR」
INFERNAL WAR 「CONFLAGRATOR」

Infernal War Conflagrator

ポーランド出身のファストブラックメタル、INFERNAL WARのEP。2009年発表。完全に殺しにかかってきているような激烈なサウンドが特徴で、凄まじいブラストと共に疾走を続ける暴虐ブラックメタルをやっています。Voも常に殺気立っており、発するオーラがやばい。これは油断したら殺られる…。邪悪というよりは凶悪という印象のサウンドで、デスメタルに近い音楽性かもしれません。ポーランド、恐ろしい国…。

<収録曲>
1. Spears Of Negation
2. Of Nihilistic Contentment
3. Blazing Impious Adoration
4. The Holy Fall
5. The Purifier


<オススメの曲>
1. Spears Of Negation
2. Of Nihilistic Contentment
5. The Purifier

ノイズとサイレンで始まる#1は、50秒を過ぎたあたりでいきなり脳天ぶち抜きの激烈チューンへと変貌。なんという圧倒的攻撃性でズゴゴゴゴゴと突き進みます。ブラストの手数足数の多さもすげぇ。ドラムの音が乾いた感じなのが個人的にわりと好き。
#2もやはり凶暴過ぎて手の施しようがないレベル。中盤のギター弾きまくりパートがやたら印象的です。
最後の#5になるともうただの殺戮マシーン状態。もはや笑える。なんぞこれ。そのくせただ突っ走るだけじゃなくて、意外とメロディが存在してたり、ちゃんとノレるパートもあるのがあるのが憎いんだよな。

オススメ度…88点

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IRON MAIDEN 「PIECE OF MIND」
IRON MAIDEN 「PIECE OF MIND」

Iron Maiden Piece Of Mind

メタル界の超大御所、アイアン・メイデンの4作目。1983年発表。ブルース・ディッキンソン<Vo>が加入してからは2作目の作品で、この作品からドラマーがクライヴ・バーからニコ・マクブレインに交代しており、以降しばらくはこの布陣に落ち着くこととなります。このS買う品からスティーヴ・ハリス<B>の他にエイドリアン・スミス<G>ブルース・ディッキンソンも作曲に全面参加するようになったそうで、その影響もあるのか前作よりも落ち着いてわかりやすい作りの曲が多くなったという印象。いかにもメタルなリフは今作でもたっぷりおさめており、正統派メタルサウンドの神髄を思う存分に味わうことが出来ます。

<収録曲>
1. Where Eagle Dare
2. Revelations
3. Flight Of Icarus
4. Die With Your Boots On
5. The Trooper
6. Still Life
7. Quest For Fire
8. Sun And Steel
9. To Tame A Land


<オススメの曲>
1. Where Eagle Dare
2. Revelations
3. Flight Of Icarus
4. Die With Your Boots On
5. The Trooper


冒頭の#1は力強いリフでかっちりと固めてきた曲。インストパートが長めなせいかオープニングのわりに地味さは否めませんが、彼らの各々のプレイの魅力をたっぷりと堪能できる秀曲です。
#2はテンポは控えめながらもドラマティックに、そしてメロディアスに展開していく曲。後半でちょっと加速していったあたりがとても良い。
♯3はシンプルにまとまったリフが印象的。サビはとてもメロディアスでキャッチーなコーラスになっており、かなり印象に残りやすいです。
#4はツインギターのハモりが優秀な曲。しっかりとしたリフが基盤にありながらもなんとなく明るい曲調なのが良い。
そして#5はメイデンの中でも指折りの名曲!流れるようなツインギターで突き進む疾走曲で、爽快なスピード感に思わず心が躍ります。

オススメ度…86点

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