EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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[Mägo De Oz]
Mägo De Oz「GAIA II: LA VOZ DORMIDA」



「オズの魔法使い」というバンド名を冠したスペインの民謡メタルバンド、マゴ・デ・オズの六作目。2005発表。「GAIA」シリーズの二作目で、何と今回は二枚組みの超大作です。このバンドの特異な所は、フルートやヴァイオリンなどが主役級の扱いを受けているという点。民謡系メロディとメタルサウンドを絶妙のバランスで混ぜ合わせています。歌詞は全て母国語であるスペイン語。ハイトーンVoの巻き舌っぷりがたまりません。

1‐2.La Voz Dormidaはいきなりハイトーンが炸裂する元気いっぱいの疾走曲。爽快感溢れるメロディがホント最高です。前面に押し出されたヴァイオリンや笛の音色もたまらん。9分を超える長めの曲ですが、あっという間に過ぎ去っていってしまいます。
1‐3.Hazme Un Sitio Entre Tu Pielも爽やかなコーラスが最高な曲。メロディがかなり頭に残ります。思わず一緒に口ずさみたくなりますが、スペイン語だから口ずさめないっていう…(笑)。でもそのスペイン語が逆に魅力なんだよねぇ。
1-4.El Poema De La Lluvia Tristeはヴァイオリンが良い感じの疾走曲。8分近くありドラマチックな構成になっています。これも歌メロが最高で、特にサビに悶絶。
1-6.El Paseo De Los Tristesレインボーを彷彿とさせる曲。Keyの使い方がかなり良いです。ギターソロもかなりクールだし、もちろん歌メロもGood。
1-7.La Posada De Los Muertosはアカペラで始まる民謡調の曲。終始フルートとヴァイオリンが舞い踊っており、聴いてるだけでウキウキとした気分になってしまいます。メロディがホント楽しすぎ。これぞマゴ・デ・オズの真髄。
2-5.Hoy Toca Ser Felizはメロディがメチャクチャ爽やかな曲。ヴァイオリンの音色が実に爽快で心地良いです。サビメロも最高で、スペイン語なのに無理やり一緒に口ずさんでしまいます。というか、サビが「クッパで~す、ほら~」って聞こえる(笑)
アルバムの最後を締める2-7.La Cantata Del Diablo(Missit Me Dominus)はなんと20分を超える大作。プログレッシヴに展開するドラマチックな曲ですが、曲の中の一つ一つのメロディもかなり秀逸です。20分がホントあっという間だわ。
他にはバラードの1-8.Desde Mi Cielo2-6.Creo(La Voz Dormida II)も最高です。哀愁漂いまくり。

前作「GAIA」も相当気に入ったのですが、こっちはそれをさらに凌ぐ完成度で心から感動してしまいました。良いとは聞いていたけど、ここまで良いとは…。日本では全くと言っていいほど知名度がありませんが、このクオリティの高さはヤバイ。ホント、聴けば聴くほど引きずり込まれてしまいます。民謡メタルファンはもちろん、普通のメタルファンの方にも是非聞いてもらいたいです。

オススメ度…96点

PV
La Posada de los Muertos
Hoy toca ser Feliz

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[LINKIN PARK]
LINKIN PARK「MINUTES TO MIDNIGHT」



ミクスチャー系ヘヴィロックバンドとして日本でも名を馳せていた、リンキンパークの三作目。2007年発表。大幅な路線変更の末、今までのヘヴィなサウンドは成りを潜め、ラップの要素も大幅に減退。「時々ヘヴィさが垣間見れる哀愁系ロック」という感じのサウンドになってしまいました。これにはファンの間でも賛否両論のようで、「彼らにこんなサウンドは求めていない」「4年も待たせてこれかよ」と言う意見や、「いや、それでも根底にはリンキンパークらしさが残ってるじゃないか」「大人になった」「これはこれで最高」という様々な意見が交わされているようです。個人的にはやや反対派寄りかな。

2.Given Upはアップテンポでノリノリなロック。ギターもヘヴィにザクザクしていてかなり良い感じです。歌メロもなかなか秀逸だし、シャウトもバッチリ決まってます。
4.Bleed It Outは前作路線を踏襲したタイプの曲。ヘヴィさはそれ程無いものの、ノリノリの曲調と、ラップVoがかなり良い感じです。
他には哀メロが綺麗な3.Leave Out All The Rest、なんか普通のラップっぽい7.Hands Held Highあたりが印象に残ったかな。他の曲は全体的に哀愁漂うロックで、「うーん、そこまで悪くもないんだけど…、ねぇ?」って感じ。
で、日本盤は本編が終わった後にボートラとして13.Faint(LIVE)を収録。そしてどうしても「ああー、やっぱこっちの方がカッコいいじゃん」ということになってしまうわけです。

音楽性を変えるのはバンドの自由ですし、ロックとして悪い作品でもないのですが、個人的にはあまり好きになれませんでした。「悪くないんだけどなぁ」と思って聴いていても、気がつくと過去作の方をリピートで聞いている自分がいるわけで…。どうせなら2とか4みたいに過去作の香りがする物は切り捨てて、蛇足だった13もはずしてしまったらもう少し違った見方が出来たかも。踏ん切りがつくというか何と言うか。

オススメ度…79点

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テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽

[BLOODBOUND]
BLOODBOUND「BOOK OF THE DEAD」



スウェーデン出身のメロディック・パワーメタルバンド、ブラッドバウンドの二作目。2007年発表。ZENOの新作で歌っていたマイケル・ボーマン<Vo>が新メンバーとして加わっています。ハロウィンっぽいコーラスとアイアンメイデンっぽいギターリフが特徴で、そこにマイケルの熱い歌唱が加わるというスタンス。メロパワファンなら普通に楽しめる作品になっています。時々聴いたことあるようなフレーズも飛び出しますが、それはご愛嬌と言うことで。

とりあえず6.Flames Of Purgatoryが最高。アイアンメイデンっぽい勇壮なギターリフが印象的で、何よりサビがかなり親しみやすい。数回聴いただけで普通に歌詞を覚えてしまいました。腕を振り上げながら一緒に歌いたくなるね。マイケルの熱い歌声も最高!!
7.Into Eternityもサビが良い感じの曲。ハロウィンの「Eagle Fly Free」とアット・ヴァンスの「Only Human」を混ぜた感じのサビですが、実に爽快です。
10.Turn To Stone疾走感が心地良いメロスピチューン。これもやっぱりサビに悶絶です。ギターソロも中々秀逸だし、マイケルの掠れた歌声もたまらん。
11.Seven Angelsアイアンメイデンの「The Number Of The Beast」っぽい始まり方をする曲。7分という微妙に長い曲ですが、結構さらっと聴けます。曲構成がかなり良い感じ。あともちろんサビも。
他には4.Bless The Unholyとか5.Load Of Battleも割りと好きかな。

このアルバム、前半はちょっと弱いですが、後半は中々充実してます。特に67はかなり良い。メロパワ好きな人や、マイケル・ボーマンの歌声が好きな人は是非どうぞ。

オススメ度…83点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[BLACKMORE’S NIGHT]
BLACKMORE’S NIGHT
「SHADOW OF THE MOON」




ディープ・パープル&レインボーの天才ギタリストであるリッチー・ブラックモアが現在やっているバンド、ブラックモアズ・ナイトの一作目。本人はバンドとして認識しているそうですが、形式的には奥さんであるキャンディス・ナイト<Vo>とのデュオです。リッチーのやりたい音楽をやるために組まれたプロジェクトで、音楽的には完璧にフォーク・ロック。中世ルネッサンス期の音楽に影響された曲を演奏しており、「アコースティックギター中心で、そこに笛その他の民族楽器も導入」というのが基本のスタンスです。キャンディスの歌声はとても綺麗で優しげ。フォーク調の楽曲にぴったりマッチしています。超癒し系。

1.Shadow Of The Moonからして鳥肌モノ。メロディが半端無く素晴らしいです。どこか中世っぽい雰囲気も最高だし、アコースティックの調べも実に心地良い。ギターの弦の擦れる音が生々しく聞こえてくるところがまた良いんだよねぇ。
個人的にこのアルバムで一番好きなのが5.Ocean Gypsy。カヴァー曲らしいのですが、「この際そんな事はどうでもいいよ」と言いたくなるくらい素晴らしい出来なのです。アコギで静かに紡ぎ出される、どこか哀しげなメロディがヤバイ。これは泣けるわ。
6.Minstrel Hallは「アコギ+ちょこっと笛」のインストですが、これもかなりの良曲。物悲しい雰囲気がヤバイ。「ギター一本で人をここまで感動させてしまうリッチーはやっぱり凄い」とヒシヒシと感じさせられます。2分半という短さが残念。
他にも3.Be Mine Tonight7.Magical World9.Renaissance Faire
15.Wish You Were Here(これもカヴァー)など素晴らしい曲が盛りだくさん。曲によってほのぼのとした空気だったり哀しげな雰囲気だったりしますが、確かな事はメロディがすばらしいと言う事。一個一個書いていくとキリがないので特に好きなものの曲名を挙げるだけに留めますが、ホント全てが素晴らしいです。
あと14.Greensleevesは僕が元々大好きなスコットランド民謡なのですが、これも素晴らしい出来なので是非とも聴いておきましょう。泣けます。

昔からのリッチーファンの中には「こんなことしてないでロックを演奏してくれ」と言う人も多いようですが、個人的には今の路線は大賛成。まぁもちろんロックを演奏するリッチーも大好きですけど、民謡調な曲が大好きな僕にはこっちも超ツボです。

オススメ度…92点

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テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽

[ANOREXIA NERVOSA]
ANOREXIA NERVOSA「REDEMPTION PROCESS」



フランスのシンフォニック・ブラックメタルバンド、アノレクシア・ネルヴォサの四作目。2004年発表。「荘厳でシンフォニックなのに、メチャクチャ暴虐的」というのが特徴です。過剰過ぎる程のシンフォニックな装飾が、サウンドの禍々しさを極限まで高めてる感じ。Voは超ハイテンションで、体内のエネルギーを全て放出するかのような絶叫を轟かせてます。

1.The Shiningは高貴さすら漂うシンフォニックなイントロが印象的。そしてそこから怒涛のブラックメタルサウンドに一転です。アグレッシヴな演奏もヤバイし、Voの絶叫もヤバイ。シンフォニックさと暴虐さの融合っぷりが最高です。
2.Antinfernoもかなり暴虐的な曲。今にも死んでしまいそうなVoの絶叫だけでも充分禍々しいのに、シンフォニックなサウンドがさらに禍々しさをアップさせています。後半の盛り上がりも最強。聴いてるだけでかなりテンションが上がります。
3.Sister Septemberもやっぱり禍々しくて邪悪な曲。サビに行く直前の歌メロ(と言って良いのかわからん)がかなり好きです。サビの「シスタァァァァー!!」って絶叫も良いね。
日本盤ボーナストラックの9.I'll Kill YouはなんとX‐JAPANのカヴァー。演奏は意外と原曲に忠実なのに、邪悪さがヤバイです。とにかくVoが絶叫しすぎ。「アンド・アイル・キィィィィル・ユゥゥゥゥゥゥゥァァァァァーーーーーオ!!」って感じです。いやー、このブチ切れっぷりはホント爽快だね。ひょっとしたら原曲よりもこっちの方が好きかも。
他にも5.Codex-Veritasとか6.An Amenとかがオススメです。

ということでこのアルバム、決して初心者向きではありませんが、ブラック好きなら聴いておいて損はないと思います。X-JAPANの激烈ブラックメタルVer.が気になる方は是非(笑)

オススメ度…88点

音源(リンク先にあるMP3)
Codex-Veritas

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テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽

[HANOI ROCKS]
HANOI ROCKS
「TWO STEPS FROM THE MOVE」




フィンランド出身の元祖北欧ロックンロールバンド、ハノイロックスの四作目。1984年発表。グラマラスなルックスと、軽快でノリノリなサウンドが彼らの特徴です。基本的に聴いてると楽しくなってくる曲ばかり。最近流行っている北欧ロックンロール系のバンドはもちろん、その他にもガンズ・アンド・ローゼススキッド・ロウなどにも絶大な影響を与えました。

冒頭を飾る1.Up Around The Bendはなんといきなりカヴァー曲。しかもめちゃくちゃカッコいいです。超ノリノリで、ギターメロが頭にこびれ付いて離れなくなる感じ。元はCCRというバンドの曲らしいのですが、そっちは聴いたことが無いので比較できません。
続く2.High Schoolはさらにノリノリな曲。疾走感もバッチリで、聴くとかなりテンションが上がってしまいます。思わず「ハァーイスクゥゥゥーーール♪」と歌ってしまうこと必至。
4.Underwater Worldはちょっと哀愁漂うメロウな曲。特にサビ付近の哀愁とギターリフ、そしてその後のソロがかなり良いです。
4.Don't You Ever Leave Me5.Million Miles Awayはバラード曲。どちらも「さすが北欧のバンド」といった感じの哀愁を振りまいています。特に後者は切ない感じのメロディがいいなぁ。サックスの音色とかもドラマチックさを大幅アップさせてて最高。
他には3.I Can't Get It9.Futurama10.Cutting Cornersあたりが好き。どれもノリノリのロックンロールです。

ロックンロール、特に最近の北欧ロックンロールが好きな人は、是非とも聴いておくべきバンドの一つだと思います。時代の関係で、最近のバンドに比べると音質がやっぱり劣ってしまいますが、それは仕方がないこと。純粋に曲の良さを楽しんでください。

オススメ度…85点

PV
Up Around The Bend

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[THERION]
THERION「LEMURIA / SIRIUS B」



スウェーデン出身のシンフォニックメタルバンド、セリオンの9作目と10作目。2004年に2作同時に発表され、日本では2作をセットで、ヨーロッパでは初回盤のみ2作セットという形で発売されました。初期の頃はデスメタルバンドだったそうですが、現在はとても壮大かつオペラチックなサウンドが身上。女性ソプラノVoと男女混声のクワイアが実に美しく、適度なオーケストレーションも最高です。男性Voは基本的に独特な歌声ですが、時々テノールっぽい人も登場。シンフォニックな所はこれでもかと言わんばかりに壮大に、メタルっぽいところはしっかりヘヴィにというスタンスも非常に良いです。

<LEMURIA>
1.Typhonはイントロのギターリフがかなりカッコ良い曲。そしてそこから美しい女性ソプラノVoへ!!ってのがまた最高。途中でデスヴォイスが出てくるのが人によっては抵抗あるかもしれませんが、個人的にはかなり効果的で良い感じだと思います。
3.Three Ships of Berik. Part 1: Calling To Arms And Fighting The Battleはイントロの笛で悶絶。民族音楽的なノリと、絶妙のタイミングで出てくるデス声が良い感じです。最後のギターソロもなんか楽しげで良いね。
5.Lemuriaはアコースティックのメチャクチャ綺麗な曲。幻想的な雰囲気と、ちょっぴり哀しげなメロディがホントたまりません。泣けます。女性ソプラノ&アルトVoも最高。男性コーラスの声がジンギスカンを思い出させるような感じでちょっと面白いかも。
他には男女混声の壮大なコーラスが最高な6.Quetzalcoatl、ソプラノヴォイスをたっぷり堪能できる8.An Arrow From The Sunあたりが好きかな。

<SIRIUS B>
1.The Blood of Kinguはメタリックなリフで始まるカッコいい曲。演奏は荒々しいですが、歌の方ではソプラノVoが絶妙に織り交ぜられています。サビ部分が特に最高。
2.Son of the Sunはメロディがとにかく最高。ソプラノVoもやっぱり最高。この曲のコーラスはかなり雄々しい感じで、非常に良い味出してます。何回聞いても飽きないな。
6.Kali Yuga Part2はちょっと疾走している曲。ヘヴィでアグレッシヴですが、メロディはクサめで、ソプラノVoも健在。こういう曲も良いねぇ。
11.Voyage of Gurdjieff (The Fourth Way)は思いっきりメロパワっぽい疾走曲。メロディもクサい。クワイアVoでのメロパワってのが珍しいし、聴いてて普通にカッコいいです。シンフォニックな雰囲気もぴったりマッチ。
他には7.The Wondrous World of Puntとか9.Call of Dagonも好きかな。

この作品、シンフォニック好きにはかなりオススメです。「LEMURIA」の方ではデスヴォイスが出てくることもあるけど数曲だけだし。こんな充実した内容のCDが2枚でセットで3000円ってのはかなりお得な気がする。

オススメ度
LEMURIA…85点
SIRIUS B…86点


音源(クリックした先にMP3)
Blood of Kingu
Lemuria

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[HELLOWEEN]
HELLOWEEN「PINK BUBBLES GO APE」



ジャーマンメタル界の大御所、ハロウィンの四作目。1991年発表。「疾走感たっぷりでコーラスは親しみやすい」というのが彼らの特徴でしたが、この作品にはかなりポップな曲が多いです。「カイ・ハンセン<G>が抜けローランド・クラポウ<G>が後任に。その結果マイケル・キスク<Vo>の発言力が増し、ポップ化が進行」というのがその理由。一般的に「低迷期」との烙印を押されていますが、意外と曲自体は良かったりもします。

このアルバムの中で一番好きなのは10.The Chance。疾走感もあるし、哀愁漂うサビメロが最高。キスクのハイトーンが心に染みてきます。「Do Your Best And Do It Right~♪」って歌詞がしっかり聞き取れるのも良いな。
3.Back On The Streetsは明るく楽しい雰囲気の曲。かなりポップな雰囲気が漂いますが、軽快な疾走感も良いし、ギターソロとかも結構良いです。
5.Heavy Metal Hamstersは聴いててノリノリになってしまう曲。なんか良く分からないけど妙に魅力を感じてしまいます。「ヘビメタハムスター♪」ってのが可愛らしい(笑)
6.Going Homeはギターのフレーズがかなり楽しげな曲。さりげなくサビメロもいいし、ベースソロなんかが入っちゃってるのも見逃せないところ。
他には2.Kids Of The Century7.Someone's Cryingあたりも結構良いな。

この作品、ハロウィンだと言うことを意識して聞くと「なんでこんなにポップなの!?」と驚いてしまいますが、曲だけを冷静に判断すると結構良曲が揃ってたりします。まぁ10はハロウィンの歴史全体を通しても名曲に分類されるような曲だと思いますし、ファンなら「低迷期」と言われていても一応聴いておく価値はあるのではないでしょうか。

オススメ度…83点

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[大鴉]
大鴉「SEEDS OF RAIN」



沖縄出身の女性Voを擁したバンド、大鴉の二作目。2007年発表。バンド名は「たいあ」と読みます。メタルと言うよりはヘヴィロックな骨太のサウンドで、時々顔を覗かせる「和」の雰囲気が非常に良い感じ。「悲哀」という言葉がしっくりくる切ない感じのメロディも多いです。星花<Vo/♀>の歌唱力も素晴らしく、女性にしては少し低めですが、かなりパワフルでしっかりとした歌唱を響かせています。

1.Praiseはエスニックな雰囲気のイントロを持った曲。前半部は「まぁまぁ」といった感じですが、後半部の展開がかなり良いです。特にサビのメロディが最高。
3.あさぎりはとにかく歌メロが秀逸。星花の表現力豊かな歌声をたっぷりと堪能できます。特に切なさを感じさせるサビメロがかなり印象的で、なんか心にグッと来る感じ。知らず知らずのうちにリピートしてしまうし、聴けば聴くほど好きになるような曲。
4.Stigmaはピアノの音色から徐々に盛り上がっていく曲。これもやっぱりサビメロが素晴らしく、悲哀という表現がぴったり。最後にまた静かになって音が消えていくのも良い。
6.Whiteoutは静かに始まり一気に加速する曲。サビが相変わらず最高で、その後ろでトコトコと一生懸命叩いているドラムも良い感じです。アップテンポなリズムも最高。
9.風舞は独特の歌いまわしを見せる曲。なんか「和」の雰囲気が漂っています。力強い歌声がぴったりな感じ。イントロが長めで歌が始まるまでかなり待たされますが、そんなことを気にさせないほどメロディが良いです。
他には5.Tapestryとか12.Shine, At Lastあたりが好きかな。

この作品、聴けば聴くほど魅力が伝わってくるタイプの曲が多いです。最初に聞いたときは「まぁまぁかな」という感じだったのですが、知らないうちに結構好きになっていました。HR/HMファンだけじゃなく、普通のロックリスナーにもオススメできる感じです。

オススメ度…85点

PV
Praise
風舞

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[FREEDOM CALL]
FREEDOM CALL「CRYSTAL EMPIRE」



ドイツ出身のメロパワバンド、フリーダムコールの二作目。現ハロウィンサシャ・ゲルストナー<G>が在籍していた頃の作品です。とにかくクサくて親しみやすいメロディと、メチャクチャ明るいサウンドが特徴。思わず一緒に口ずさみたくなるような曲ばかりです。Voはちょっと弱いですが逆にちょっと優しげで、明るい曲調にマッチしています。

イントロに続く2.Freedom Callからいきなりのキラーチューン。バンド名を冠するに相応しい名曲です。とにかくメロディがクサく、サビのコーラスが親しみやすい。思わず口ずさまずにはいられません。両手を広げて空を仰ぎ見たくなるような爽快感があります。
3.Rise Upもイントロからクサい。しかも疾走感も抜群です。これまたサビのコーラスがたまらん。なんでこんな親しみやすいメロディが次から次へと出てくるんだろう(笑)
4.Farewell6.Call Of Fameもクサメロが炸裂。これだけ質の高いメロディをポンポンと紡ぎだせるのは凄いです。B級っぽさも漂うけどそこがまた良いんだよなぁ。
7.Heart Of The Rainbowはちょっとドラマティックな雰囲気が漂う曲。そしてサビはもちろんクサメロが大爆発!! なんか熱いものを感じてしまう曲です。
他には8.The Quest9.Oceanも結構好きだな。

この作品、クサメロ好きやメロパワ好きの人には超オススメ。ラプソディー程のメジャーっぽさはありませんが、メロディの質はかなり高いです。ヘヴンリーとかが好きな人は是非。

オススメ度…87点

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[DRACONIAN]
DRACONIAN「THE BURNING HALO」

ジャケも絶望系

スウェーデンのドゥーム系男女混声ゴシックメタルバンド、ドラコニアンの企画盤。2006年発表。13が新曲、46がデモCDからの再録、そして7,8はカヴァー曲です。絶望を感じさせる超スローで陰鬱なサウンドが最大の特徴。可憐でどこか儚さも感じさせる女性Voと、心の奥底から憎しみを吐き出すかのような深みのあるデスヴォイスの絡みも最高。企画盤だからといって妥協は一切無しで、通常の作品と同様の感覚で聴くことができます。前作よりも絶望っぷりが減退して、ほんの少しだけ聞きやすくなりました。

1.She Diesからドラコニアン節が全開。とにかく暗く重く沈みこむようなサウンドと、迫力あるデスヴォイスが終始響き渡っています。で、そこに適度に挿入される女性Voの歌声が最高。「全てが失われた世界に残る最後の希望」といった感じ。よくわからん例えだけど、聴けばきっと納得するはず。ゆーっくりと奏でられる悲哀のメロディも最高。
3.The Dyingもかなりスローで陰鬱な曲。もはや絶望しか感じとれません。深みのあるデスヴォイスとか、か細い女性Voが曲調にぴったりなんだよねぇ。途中でスピードアップしたりもしますが、それでやっと普通ぐらいの速さ。聴くと物凄い虚無感に襲われます。
4.Serenade Of Sorrowは一部にちょっとアップテンポなメロディが入る曲。音自体は変わっていないので逆に不気味…。まぁ基本的にはやっぱ陰鬱な感じです。
上で触れていない曲も普通に素晴らしく、どの曲を聞いてもドラコニアンの魅力をたっぷりと堪能することができます。EKSEPTIONと言うバンドのカヴァー7.On Sunday They Will Kill The Worldや、PENTAGRAMのカヴァー8.Forever My Queenも最高。特にやたらノリノリな後者では彼らの違った側面を垣間見ることが可能。

このバンド、万人にオススメ出来るようなサウンドではありませんが、個人的にはメチャクチャ好きです。絶望的なサウンドにどっぷりと漬かりたい人は是非どうぞ。「ゴシックが好きなんだよねー」というだけで手を出すのはたぶんちょっと厳しいです(笑)

オススメ度…89点

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[HARDCORE SUPERSTAR ]
HARDCORE SUPERSTAR
「THANK YOU
(FOR LETTING US BE OURSELVES)」




スウェーデンのロックンロールバンド、ハードコア・スーパースターズの三作目。2001年発表。シンプルでパンキッシュなロックンロールをやっており実に爽快。随所で聴くことのできる北欧ならではのメロディセンスもポイントの一つです。現在ほどのメジャー感はありませんが、「好きなことやらせてくれてサンキュー」というタイトルの通り、「自分達がやりたいロックをやったらこうなったぜ」という感じの元気いっぱいの作品です。

8.Significant Otherがとにかくカッコ良過ぎ。北欧ならではの哀愁メロディがたっぷりの名曲です。切ないメロディとノリの良いロックンロールサウンドの調和がホント見事です。ちょっぴり独特なVoの声が曲にぴったり。ギターの音色もヤバイね。
2.Not Dancing, Wanna Know Why?は非常にノリノリな曲。自然に体が縦に動きます。そして何よりもサビのメロディが凄く良い!! これは一度聴いたらしばらく頭から離れません。あと、最後のサビの前にドラムだけになる部分が個人的に凄い好き。
4.Just Another Scoreは非常にポップでキャッチーな曲。シンプルなんだけどそれがカッコイイのです。この曲のサビも短いけど凄く良い感じ。印象に残ります。
他には、やっぱりノリの良い1.That's My Life12.They Are Not Even A New Bang Tango、哀愁がヤバイ5.Summer Season's Gone13.Mother's Loveが好きかな。ちなみに14.A Long Way To Goアリス・クーパーのカヴァーで、ハノイ・ロックスマイケル・モンローと共演。メチャクチャかっこ良いです。出だしでファッキン連発し過ぎ(笑)

このアルバム、アルバム全体を通すと「結構良いよ」って感じなのですが、8だけは別格。このバンドの中で一番好きな曲かもしれません。機会があれば是非聴いて見て下さい。

オススメ度…82点

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[THE 69 EYES]
THE 69 EYES「ANGELS」

…。

フィンランドのゴシック・ヴァンパイアこと、ザ・シックスティナイン・アイズの七作目。2007年発表。前作軽快なロックンロールとゴシカルなサウンドの絶妙なバランスが彼らの魅力です。そしてこのバンドのもう一つ特徴は、ユルキィ69<Vo>のディープな歌声。官能的な妖しさが漂う独特の歌声で、そのせいか女性ファンもかなり多いのだとか。まぁ声に関しては前作の方がもっと妖しさ抜群だった気もしますが…。ちなみにタイトルからもわかるとおり、前作「DEVILS」と対になっている作品です。

アルバム冒頭を飾る1.Angelはなかなかヘヴィなサウンドを響かせる曲。Keyの音色が妖しさをパワーアップさせていて中々良いです。
2.Never Say Dieは彼ららしいノリノリな曲。聴いてると楽しくなって、自然に体が動いてしまう感じです。ユルキィの官能Voも良い感じで、特にサビの後の「ネヴァセイ、ネヴァセーイ、ダァーイ♪」が印象的。
4.Ghostは同郷のアポカリプティカが参加している曲。彼らの奏でるチェロの音色が非常に美しいです。チェロのソロみたいなところも最高。楽曲自体もかなり良く、アルバムの中でもかなり好きな方かな。
5.Perfect Skinはダークな雰囲気が漂っている曲。イントロがかなり印象的です。リフは結構シンプルだったりしますが、その中にカッコ良さを感じさせるのがさすが。
個人的に一番好きなのは7.Star Of Fate。静かなバラード系の曲ですが、ユルキィのディープヴォイスの魅力が一番際立っている曲です。メロディもかなり秀逸で、コーラス部もかなり良い。他の曲でもこのくらい妖しく歌ってくれれば良いのに。
他には8.Los Angelesとか9.In My Nameあたりがオススメ。

この作品、良いことは良いのですが、前作に比べるとちょっと弱い気もするかな。ユルキィの歌声が少し普通寄りになってしまっているのが一番残念。個人的には彼の妖しい声に惹かれてファンになったので、「それはやりすぎだろ」ってくらい官能的な歌声を出しちゃって欲しいです。まぁ逆に普通の人にも聴きやすくなったって事もあるけどね。

オススメ度…82点

PV
Perfect Skin
Never Say Die

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テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽

[LANA LANE]
LANA LANE
「LOVE IS AN ILLUSION -1998 Version-」




ラナレーンは女性ヴォーカルラナ・レーンを擁したプログレ系ハードロックバンド。このアルバムは1995年に発表されたデビュー作を1998年にリミックスし直して発売された物です。なので曲など内容的な事についてはオリジナル盤についての記事を参照で。

僕は最初にコチラをゲットし、「リミックス盤の方はイマイチ評判が良くない」という話をネットで見たので、改めてオリジナル盤をゲット。で、個人的にはこっちのリミックス盤の方が好き。オリジナルよりも音がシャープで聴きやすい気がします。というかこっちを一度聴いてしまうと向こうの若干モコモコした音質が気になってしまう…。まぁ人によってはそのモコモコした感じを「幻想的さが増してて良いな」と受け止めたりするんでしょうけどね。

他にオリジナル盤と違うのは収録曲で、追加されたのは太字になっている三曲。

1.Liaa Prelude
2.Love Is An Illusion
3.Coloured Life
4.Cold Outside
5.Into The Ether
6.Through The Fire
7.Liaa Interlude
8.Through The Rain
9.Faerie Tale State Of Mind
10.Dream Burnin' Down
11.Can't Find My Way Home
12.A Night In The Garden
13.Liaa Postlude

5はちょっとダークな雰囲気も漂うハードロックチューン。まぁまぁ。
7は他の曲からメロディを拝借したインスト。これもまぁまぁ。
12は8分の大曲。やっぱこれもまぁまぁ。
という感じです(笑)

ということで、僕は「オリジナル盤とリミックス盤、買うならどっちがいいかな?」と言われたらリミックス盤を推すかな。まぁたまたま二つ持ってたから比べてみただけで、「絶対にこっちの方が良いよ!!」と主張するわけじゃないけど。とりあえずどっちかを持っていればそれで十分だと思います。劇的な違いは特にありません。

オススメ度…85点

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→ラナ)(→エリク)

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[FLAMETAL]
FLAMETAL「THE ELDER」



スペインのフラメンコ・ギタリスト、ベン・ウッズによって結成されたバンド、フラメタルのデビュー作。2007年発表。名前の通り、メタルとフラメンコを融合させた独創的なサウンドが特徴です。スパニッシュな哀愁が漂うフラメンコの旋律と、メタルならではのサウンドが意外にもマッチ。なんてもいえない不思議な世界観が展開されています。Voはデスヴォイスですが、インストパートの比率が高くて活躍場所が少ないかも。ちなみにメンバーには元ホワイト・スネイクユーライア・ダフィ<B>が参加しています。

1.Bruja Torturaのイントロからフラメンコの旋律が炸裂。なかなか迫力のあるデスヴォイスにちょっとびっくりしますが、基本的にはインストパートがメインです。なんか不思議な気分になってくるな。普通のメタルとは一味違ったテクニカルさを堪能できます。
2.Anda Jaleoはいきなりエキゾチックな女性Voで始まる曲。やっぱりフラメンコの旋律が印象的ですし、メロディ自体が普通にいいです。激しい部分と静かな部分の対比も上手いし、楽曲がコンパクトにまとまってるのも良いね。
3.The Elderはメタルっぽさをフラメンコっぽさが大きく上回る曲。フラメンコ特有の手拍子まで入っちゃってます。なんか聴いてると楽しくなるかも。
他に好きなのは、インストの4.Cuatro Caballeros7.Into Fearあたりかな。歌入りだと8.P'alla Al Infierno Vasとか9.The Summoningが中々良い。まぁ歌部分はかなり少ないけど。ちなみに12.Skeleton Elder3の歌なしバージョンで、これも結構良いです。FF9の「Vamo' Alla Flamenco」を思い出すかも。

このバンド、とりあえずアイディアが斬新で良いです。今のままでも結構楽しめるけど、まだまだ改良の余地がありそうなので、これからさらにパワーアップしていって欲しいな。12曲中半分がインストだし、他の曲もインストパートが多いので、歌無しの曲が苦手な人はダメかもしれません。

オススメ度…81点

PV
Anda Jaleo

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[MARDUK]
MARDUK「WORLD FUNERAL」



スウェーデンの真性ブラックメタルバンド、マーダックの8作目。2003年発表。暴虐極まりないブルータルなサウンドが特徴で、ドラムのブラストがとにかく強烈です。Voの声も邪悪さ抜群。ひたすら爆走/爆走しまくるスタイルで、ぶっちゃけそれが全てな感じもするのですが、その爆走っぷりがとにかくカッコいいのです。こういうのは爆音で聴きまくりたいね。

アルバムの幕開けとなる1.With Satan And Victorious Weaponsの冒頭では「俺は悪魔にインスパイアされた」との宣言が。そしてそこから一気に爆走!! これはヤバイ。ドラムのブラストも最強だし、残虐なギターメロも凄い。こんな物凄いスピードで暴走しているのに、演奏陣が決して破綻してないのが凄いです。Voも邪悪過ぎ。
タイトル曲の4.World Funeralもとにかく爆走の凄い曲。マジで速すぎ&凶悪すぎ。ギターも残虐なのにメロディアスってのが凄いし、ギターソロは特にヤバイ。ドラムはもはや言わずもがな。「ヴァーーールド、ヴューネェーーラーーール!!」が耳から離れません。
他には3.Cloven Hoof7.Hearse8.Night Of The Long Knives10.Blessed Unholyあたりが上記同様の爆走曲でメチャクチャ凄い。疾走してない曲も全体的に中々カッコ良く、6.Castrum Dolorisあたりがオススメです。

このアルバムはブルータルなサウンドを求める人にオススメ。この暴虐なサウンドの嵐に身を委ねてください。逆に、普段メロディアス・ブラックやシンフォ・ブラックしか聴いてない人にはちょいとキツイかも。

オススメ度…88点

PV
World Funeral (音は良いけど画質悪すぎ)
Hearse

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[BLACK SABBATH]
BLACK SABBATH「BLACK SABBATH」



ドゥーム・メタルの源流、はたまたヘヴィメタルの源点とも言われるバンド、ブラック・サバスの記念すべき一作目。1970年2月13日の金曜日発表。「黒魔術」や「悪魔」と結び付けられる、どろどろとした暗い沈みこむようなサウンドが特徴です。このバンドは何度もVoが変わっていますが、初期のVoは現在ソロでも活躍しているオジー・オズボーン。何とも言えない独特の歌声を響かせています。邦題は「黒い安息日」。

1.Black Sabbathからいきなり超おどろおどろしい曲。ダーク,ヘヴィ,スローという三拍子揃った不気味なギターリフが何度も何度も繰り返されます。中毒性が恐ろしく高く、知らない間にこの独特の世界観に引き込まれる感じ。これぞドゥームの原点です。初めて聞いた時はちょっと恐かったかも。前半が特に好きだけど、後半の盛り上がりも凄い。
2.The Wizardはイントロ等でのブルース・ハープが印象的。時々テレビで使われてたりするので、聞き覚えのある人もいるのではないでしょうか。ギター、ベース、ドラムと、全てのパートがメチャクチャかっこいいです。曲全体から発散される独特の雰囲気が最高。
3.Behind The Wall Of Sleepは淡々としたリフが良い感じの曲。サウンドがメチャクチャ渋いです。こういう曲を聴くと、やっぱオジーの歌声はこのバンドのサウンドにぴったりだなー、と思わされます。
4.N.I.B.はイントロのベースプレイが印象的。その後のギターリフも最高だし、さらにギターソロもヤバイ。聴けば聴くほど引き込まれていき、さらに演奏陣の卓越した技術に気付かされます。サウンド自体も渋すぎ。初期を代表する名曲の一つです。
この後も、ちょっぴり歌メロが明るい5.Evil Woman,Don't Play Your Games With Me、寂しげなイントロの6.Sleeping Village、10分の大作7.The Warningリフがクールな8.Wicked Worldと続き、収録曲全部が非常に素晴らしいです。

このアルバムはブラックサバスを語る上で欠かせない作品。というかヘヴィメタルの歴史の中でも最重要なアルバムの一つです。「音が古臭い」とか言わずに是非一度聴いておくべきでしょう。トニー・アイオミ<G>のリフ・メイカーっぷりを体験してみてください。

オススメ度…88点

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テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽

[MEGADETH]
MEGADETH「UNITED ABOMINATIONS」



デイヴ・ムステイン率いるメガデスの、解散宣言を撤回しての11作目。2007年発表。本人は「『RUST IN PEACE』以降の全てのアルバムを忘れさせるような凄い作品」と言っていますが、さすがにそこまで凄くはありません。が、クオリティ高さは中々のもので、メガデスファンならばとりあえずガッツポーズな内容。クールなリフ、ねちっこいデイヴの歌声、テクニカルなギターソロなど、メガデスの魅力はしっかりと詰め込まれています。曲の所々で、全盛期を彷彿とさせるキレの良さを覗かせているのも見逃せないところ。

1.Sleepwalkerはかなりスラッシュメタル曲。リフが普通にカッコ良過ぎです。ギターソロに入る部分でメガデスらしさが爆発しており、そこがかなりの悶絶ポイント。
個人的にこのアルバムで一番気に入ったのは2.Washington Is Next!で、イントロから悶絶。ギターメロ、歌メロともにかなりヤバイです。デイヴのあのねちっこい歌声がかなりぴったりの曲で、サビが特に良い。さりげなくベースラインも良いんだよねぇ。
4.United Abominationsは若干テンポを落とした曲ですが、これもメロディが秀逸。「アボミネイショ~ン♪」の部分が特に印象的です。リズムもちょっと独特で良い感じで、知らないうちにノリノリになってしまいます。
8.A Tout Le Mondeは過去曲のリメイク。ラクーナ・コイルクリスティーナとデュエットしています。元々そこまで好きな曲ではなかったのですが、じっくり聴くと「実は良い曲だなぁ」と思ってきたり。でも「わざわざリメイクする必要はあったのかなぁ」とも思えてきたり。
9.Amerikhastanはイントロのキュイーンって効果音がカッコ良い曲。もちろんそれだけじゃなくて曲自体も普通に良いです。イントロからギター弾きまくり。
他には3.Never Walk Alone...A Call To Arms10.You're dead11.Burnt Iceあたりがオススメかな。レッド・ツェッペリンのカヴァー、12.Out On The Tilesはまぁまぁ。

このアルバム、普通に良い作品ではあるのですが、、大絶賛というほどでもありません。メガデス信者の僕としては、デイヴがメガデスを続け、ギターを弾き、あの独特な歌声を聞かせてくれるだけで嬉しいのですが、「メガデスならもっと凄いアルバムが作れるはず!!」という期待が先行してしまうのです。全体的に高品質なんだけど、「これはヤバイ!!」というトドメの一曲が無いのも残念(まぁ2はそれに成り得るかもしれないけど)。

オススメ度…86点

YOU TUBEで聞けるもの
Sleepwalker
Washington Is Next!
Never Walk Alone...A Call To Arms
Gears Of War
Play For Blood
A Tout Le Monde(Set Me Free)

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[DEMONIAC]
DEMONIAC「THE FIRE AND THE WIND」



ドラゴンフォースサム・トットマン<G>が在籍しているイギリスのメロデスバンド、デモニアックの三作目。1999年発表。なんとこのアルバムでは同じく現ドラフォハーマン・リ<G>が参加しています。サウンド的には「これメロデスなの?」という爽やかで明るいメロディが特徴で、まんまドラフォなピロピロギターが随所で炸裂。で、それに喚き系デスヴォイスが乗ります。ちなみにこのVoはドラフォの3rdで時々叫んでいた人らしい。

1.The Eagle Spreads Its Wingsからしてドラフォ節が全開。疾走感もあるし、ギターソロもピロピロだし、メロディは楽しげだしで「これぞメロスピ!!」な曲なのですが、Voはデスヴォイスです(笑)。正直違和感ありまくりだけど、曲としては良いね。
3.Demoniac Spellはメロディがかなり秀逸な曲。疾走感も抜群でかなり良い感じ。どこをどう聞いてもドラフォです。Vo以外。でもまぁ声にさえ違和感を感じなくなってしまえばかなり楽しめる曲です。こういう喚き系Voは嫌いじゃないしね。
他には2.Daggers And Ice6.Myths Of Metal7.Sons Of The Masterもオススメ。どれも明るすぎる爽快なメロディと、デスヴォイスのギャップが凄い曲です。

このアルバム、ドラフォを知っている人ならば正直笑わずにはいられません。基本的に曲が長めなとこまでそっくり。でもメロディ自体はかなり良いのでオススメです。まぁメロスピファンは「Voがダメ」、メロデスファンには「明る過ぎ」と言われる可能性もありますが。

オススメ度…83点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[SOUND HORIZON]
SOUND HORIZON
「ELYSION -楽園への前奏曲-」




日本のラプソディーと一部で話題になったらしい、サウンドクリエイターRevoを中心としたプロジェクト、サウンド・ホライズンのメジャーデビュー作。2004年発表。全くメタルではありませんが、とにかくメロディがクサい。どちらかと言うとゲーム音楽のような雰囲気です。曲中に台詞(語り)が満載の物語形式で、アニソン風の女性Voが中心。歌詞の内容と相成って非常にオタクっぽい雰囲気が漂います。メタルバンドが日本語だったら歌詞はこういう風に聞こえるんだろうなって感じ。聴いてて恥ずかしくなったりもするのですが、慣れれば普通に楽しく聴けます。というか聴けば聴くほどハマるかも。中毒性高し。

4.澪音の世界のメロディが超ツボ。ヴァイオリン弾きまくりの曲です。Aメロ、Bメロとその時点でかなり好みなのですが、その後のサビがさらに最高。クサ過ぎる。親しみやす過ぎだろ。一回聴いただけで三日ぐらい頭から離れなくなりました(それが原因で買った)。
1.Arkもかなりメロディが良い。というかやっぱりサビがクサい。まぁそれが最高なんだけどね。語りも入りまくりでかなり物語性の高い曲ですが、結構聴きやすいです。「さぁ楽園へ帰りましょう、お兄様」はオタクっぽさ大幅アップだけど(笑)
5.魔法使いサラバントはアラジンの世界を彷彿とさせるような曲調。なんかディズニーランドのアトラクションで流れてそうなメロディです。地味にクセになるかも。男の語りがメチャクチャ胡散臭いのも個人的にはポイント高し。歌詞の物語はわりとありがちだけど。
他には途中メタルっぽいサウンドになる6.雷神の系譜とか、民謡チックでほのぼのとした8.Yieldあたりが好きかな。

こういうのはかなり好き嫌いがはっきり分かれそうですが、僕はかなりツボってしまいました。元々メタルで語りとかには慣れてますし。クサいメロディが好き、ゲーム音楽が好き、語りが多くても気にならない、オタクっぽくても気にならない、という人は是非。

オススメ度…85点

YOUTUBEで聴ける音源
澪音の世界(ドラマニ?の動画)
Ark(音のみ)

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[SOUND HORIZON]
SOUND HORIZON
 「ELYSION -楽園幻想物語組曲-」




日本の幻想楽団、サウンド・ホライズンのメジャー2作目。2005年発表。全然メタルではありませんが、メタルファンの中でもちょっと話題になったのだとか。クサいメロディと、台詞満載の物語形式の楽曲が特徴で、サウンド的にはゲーム音楽っぽい部分も多い。Voがアニソン系の可愛らしい歌声な上、歌詞も独自の物語をひたすら展開しているため、人によってはちょっと引いてしまうかも。個人的にはメロディがとにかくツボで、ヴァイオリンやアコーディオンなどがふんだんに使われているのもポイント高し。語りも結構好き。

1.エルの楽園[→ side:E →]はいきなりメタルっぽくエレキギターが疾走する曲。メチャクチャかっこいいです。メタルっぽいのは最初だけですが、メロディ自体が普通に良い。「ねぇパパ、その楽園では~」のフレーズはちょっと抵抗あるかも。
2.Arkは前作の方にも収録されていた曲。普通にカッコいいです。前作Verよりも音に厚みが増していて、後半部にはギターソロも追加。
3.エルの絵本[魔女とラフレンツェ]は徐々に魅力が伝わってくるドラマチックな曲。緩急の付け方が非常に良く、歌メロも最高。語り部分のバックで流れる幻想的なメロディも良いね。歌詞の物語はジャケの絵と連動してるのかな?
個人的に一番気に入ったのは9.エルの絵本[笛吹き男とパレード]。曲名の通りパレードっぽいメロディです。出だしの「ラリラ、ラッラ~ララ♪」の時点でかなり良い感じだし、その後のメロディが超ツボ。サビとかヤバイだろ。適度なオーケストレーションとか、笛やアコーディオンなど色々な楽器が使われてるのも最高です。仮面男の語りの「来るものは拒まないが去るものは決して許さない」ってフレーズも妙にツボだったりする。
他にも、前作にも収録されていた6.Yield、サックスの音色が最高な7.エルの天秤、切ない感じで歌詞がちょっと恐い8.Sacrifice、この作品の中で一番聴きやすいかもしれない10.Stardust、アルバムの物語を締めくくる11.エルの楽園[→ side:A →]と、全てがオススメ。作品全体を通して捨て曲は一切ありません。どれも中毒性高すぎ。

このバンド、メタルの世界観を非メタルで、しかも日本語でやったらこうなるんだろうなぁという感じです。語りが多過ぎたり、オタクっぽい雰囲気が漂ったりもしますが、一度ハマると抜け出せなくなるようなサウンド。たまにはこういうのも良いね。

オススメ度…97点

YOUTUBEで聴ける音源
エルの絵本[笛吹き男とパレード](曲になんか絵をつけたやつ?)
エルの楽園[→ side:E →](PV/人形怖い…)
Ark(音のみ)

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[HELLOWEEN]
HELLOWEEN
「HELLOWEEN-WALLS OF JERICHO/JUDAS」




ジャーマンメタルの始祖&メロパワの先駆者であるハロウィンの、デビューミニ(HELLOWEEN)+1stフル(WALLS~)+シングル(JUDAS)を一つのCDにまとめた作品。最初の2つは1986年、シングルは1985年に本来発売された物です。次作以降でジャーマンメタルの基本スタイルを確立した彼らですが、この作品に収録されているのは全て若さに任せた勢い溢れる曲ばかり。猪突猛進の疾走パワーメタルです。この作品ではカイ・ハンセンがGとVoを兼任。あまり上手くは無いですが、逆にそのイモ臭さが曲に合ってるかも。

とりあえず14.How Many Tearsが初期の名曲として名高い曲。クサいメロディ、圧倒的疾走感、クールなリフ、ドラマチックな曲構成、泣きのギターソロと、素晴らしい点を挙げればキリが有りません。一度終わると見せかけて再び疾走!ってのが個人的にツボ。
1.Starlightは「ハーピハピ、ハロウィン♪」で始まり、そこから一転して疾走まくる曲。これもメチャクチャかっこ良いです。カイの声は魔女みたいだけど、逆にそれが良い味出してるんだよね~。ツインギターのソロプレイも非常に良い。
3.Murderer8.Ride The Sky、そして11.Metal Invadersも初期の名曲とされている曲。怒涛の勢いで疾走しまくっています。ツインギターもやっぱり最高。
4.Warriorはギターのメロディが超良い。イントロからして最高です。地味な印象もありますが、個人的には超ツボ。サビも悪くないし。
9.Guardiansは後にラプソディーがトリビュートでカヴァーしている曲。個人的にはあっちの印象が強過ぎるのですが、原曲の方も中々良いです。特にサビメロは最高。
13.Heavy Metal (Is The Law)は曲名からしてかなり微笑ましい曲。スラッシュメタル的な疾走感を持った曲で、荒削りながらもとても魅力的です。これもサビが好きだな。「ヘーヴィ・メタル♪ ヘイ!!」を一緒に歌うのはメタルファンとしての義務です。
他には12.Gorgarとか15.Judasもオススメ!!

ということでこのアルバムは、初期ハロウィンの魅力を一枚でたっぷり堪能できてしまうという優れもの。ハロウィンといえばやはり「守護神伝 Part1&Part2」が必聴盤ですが、これもそれに次ぐ素晴らしい作品です。まぁカイのVoが好きか嫌いかによってかなり評価も分かれるのでしょうけど。あと人によっては音質が気になるかも。

オススメ度…94点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[AEROSMITH]
AEROSMITH「AEROSMITH」



いまや世界を代表する大御所ハードロックバンドとなったエアロスミスの記念すべき一作目。1973年発表。スティーヴン・タイラー<Vo>の唯一無二の歌声や独特のグルーヴ感などがこのバンドの特徴ですが、この頃はまだイマイチそれが確立されていません。チープな音質がショボさに拍車を掛けているのも残念。が、全部ダメかというとそんなことは無く、至る所に才能の片鱗も垣間見ることが出来ます。邦題は「野獣生誕」。

3.Dream Onはエアロ屈指の名バラード。このアルバムが発売された時には全く注目されていなかったそうですが、後にシングルとして再発された時には大ヒットを記録しました。ちょっぴり切ないメロディが最高。スティーヴンの歌声が今と全然違うのがびっくりですが、この曲にはかなり合っているかもしれません。
5.Mama Kinも初期の名曲の一つに数えられているシンプルなロックンロール。超ノリノリなリズムと軽快な疾走感が非常にいい感じです。聴いてると楽しくなる曲。
とりあえず必聴なのは上の2曲ですが、他には1.Make Itとか2.Somebodyが割りと好きかな。特に前者はギターのリフが一部超印象的です。

何はともあれこの作品がエアロの原点。ここから世界へ向けてだんだんと飛翔していくわけです。35は是非とも聴いておきたい曲ですし、ファンならば一応しっかりと抑えておくべき作品ではないかと。ベストで済ましてしまうのはロックファンとして失格ですよ(笑)

オススメ度…79点

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テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽

[EMPEROR]
EMPEROR
「ANTHEMS TO THE WELKIN AT DUSK」




ノルウェー出身のブラックメタル界の皇帝、エンペラーの二作目。1997年発表。教会への放火で投獄されていたサモス<G>の出所後に製作された作品です。邪悪に突っ走るシンフォニックなサウンドが最大の特徴ですが、邪悪さの中に荘厳な美しさを感じさせるというのももう一つの特徴。Keyの装飾が素晴らしいです。このアルバムからは、窃盗で逮捕されたチョルト<B>、殺人で逮捕されたファウスト<Ds>の変わりに、アルヴァー<B>タリム<Ds>が参加。タリムのドラミングが凄すぎです。邦題「闇の賛美歌」。

イントロの1.Alsvartr (The Oath)から雰囲気満点。そして期待と興奮が徐々に高まってきたところで名曲2.Ye Entrancemperiumへ!! この流れはホント完璧すぎます。タリムの超絶ブラストが最高にカッコ良く、シンフォニックなKeyも邪悪さを増大させていて非常に良い感じ。まさに皇帝の名に相応しい曲です。邦題は「聖なる大地へ」。
5.The Loss And Curse Of Reverenceも疾走感抜群の非常に邪悪な曲。邪悪を通り越して神秘的ですらあります。ドラマチックな展開もとても魅力的で、これだけ暴虐的なサウンドなのにも関わらず、じっくりゆっくりと聴くことのできる曲です。
他にも3.Thus Spake The Nightspirit6.The Acclamation Of Bonds7.With Strength I Burnなどメチャクチャかっこ良い暴虐疾走チューンがたっぷり。どれも禍々しさと美しさを高次元で融合させた素晴らしい曲ばかりです。

このアルバムはブラックメタルを語る上で欠かせないアルバムの一つ。とりあえずブラック好きは必聴です。普段ブラックを聴かない人には厳しいのかもしれませんが、シンフォニックかつメロディアスなので慣れれば結構いけるんじゃないのかなぁ。

オススメ度…90点

PV
The Loss And Curse Of Reverence

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[LANA LANE]
LANA LANE「LOVE IS AN ILLUSION」



伸びやかな歌声の持ち主ラナ・レーン<Vo>と、その夫でプロデューサーでもあるエリク・ノーランダー<Key>によるプログレ系ハードロック・プロジェクトのデビュー作。1995年発表。80年代ハードロックを踏襲したようなサウンドが特徴で、とにかくメロディが絶品。プログレと言っても難解さは皆無で、普通に親しみやすい曲ばかりです。さりげなく漂う哀愁や、ふんわりと全体を包み込む幻想的な音作り、そして適度にドラマチックな曲構成が最高。「産業ロックっぽい、というかHEARTっぽい」と感じさせる部分も多かったり。

2.Love Is An Illusionは哀愁漂うメロディが良い感じのハードロックチューン。突出した特長はありませんが、歌メロの良さだけで満足の出来る曲です。間奏部のほんのりとシンフォニックな響きも良いね。知らず知らずのうちにリピートしてしまいます。
3.Coloured Lifeは幻想的なイントロが印象的。なんだかふわふわとした雰囲気が最高です。歌メロも秀逸で、特にサビ部分がたまらん。ラナの歌声が非常に良いです。
5.Through The Fireはトライバルなドラミングで幕を開ける曲。この曲も歌メロがいいんだよね~。ドラマチックな曲構成と相成ってさらに素晴らしい物になっています。間奏部のKeyソロとかも幻想的な雰囲気が出まくり。これはヤバイ。
他には5同様にドラマチックな構成を持った6.Through The Rain、イントロがクリスマス音楽っぽくて幻想的なメロディを持った7.Faerie Tale State Of Mind、絶品のバラード9.Can't Find My Way Homeあたりもオススメ!!

ということで、このアルバムは女性Voが好きで、かつ80年代ハードロックも好きな人にオススメ。幻想的なサウンドですが、めちゃくちゃシンフォニックなわけではないのでそこは注意が必要かも。まぁ良いメロディが好きな人なら普通に満足できるでしょうけど。

オススメ度…84点

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→ラナ)(→エリク)

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[PRAYING MANTIS]
PRAYING MANTIS「TIME TELLS NO LIES」



NWOBHM時代に活躍した、トロイ兄弟率いるイギリスの正統派メタルバンド、プレイング・マンティスの一作目。1981年発表。泣きまくりなギターサウンドが最大の特徴で、当時日本で圧倒的な人気を誇ってたそうです。とにかく日本人の琴線に触れるメロディが満載で、全ての楽曲に溢れんばかりの哀愁がたっぷりと詰め込まれています。時代が時代なので音質がチープですが、そんな事は全く関係無し。邦題「戦慄のマンティス」。

とりあえず9.Children Of The Earthの完成度がヤバイ!! 終始泣きのメロディ満載で、哀愁っぷりが半端じゃないです。特にコーラスやギターソロが最高。泣きまくりのツインギターの旋律だけで悶死してしまいそうです。アルバムの最後を飾るトドメの一撃。
1.Cheatedもツインギターの音色が印象的な曲。ポップな曲調ですが、かなり良い感じです。Voが弱いという点を指摘されることもある彼らですが、個人的には結構このバンドに合っているのではないかと思います。特にこの曲にはしゃがれ声がぴったり。
3.Running For Tomorrowはギターリフが最高。リフ自体はシンプルなのですが、物凄い哀愁を感じずにはいられません。楽曲自体もやっぱり泣きまくりの名曲。
6.Panic In The Streetsはイントロのドラミングからいきなりノリノリな曲。でもやっぱり楽曲全体を通すと泣きのメロ…(以下略)。とにかくこれも素晴らしい曲です。
他には2.All Day And All Of The Nightとか4.Rich City Kidsがお気に入り。

ということでこのアルバムは「泣きのギター」が好きな人は必聴。メロディアス・ヘヴィメタルと形容されることもあるくらいなので、正統派メタルのサウンドとしてはかなり聴きやすい方だと思います。メタル界に名を残す歴史的名盤の一つ。

オススメ度…91点

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[NEGATIVE]
NEGATIVE「WAR OF LOVE」



フィンランドのゴシック系ハードロックバンド、ネガティヴのデビューアルバム。2004年発表。ヨンネ・アーロン<Vo/ジャケ中央>のルックスにより、特に女性に大人気なのだそうです。「ルックスが先行している」という意見も多いようですが、個人的には音楽自体が凄くツボ。北欧らしいメランコリックなメロディが非常に素晴らしいです。ヨンネの歌声は顔に似合わず渋い感じで、ゆったり系の曲にぴったり。

1.Lost Soulがまずいきなり最高。メランコリックなメロディ全開で、何とも言えない切なさを感じさせるサビがたまりません。ゆったりで歌詞が聞き取りやすいのもいいね。
5.The Moment of Our Loveはこのアルバムで一番人気の高い曲。これまた哀愁っぷりが半端じゃないです。ヨンネの声はこういう曲にホントぴったりで、ちょっと物憂げな雰囲気が出てるのがかなりいい感じ。これもやっぱサビが最高だな。
他の曲も溢れんばかりのメランコリッさを含んだ曲ばかりで、9.Goodbyeを筆頭に3.After Allとか11.Still Aliveがオススメ。アップテンポな4.Miseryとか6.Inspirationもなかなか良いね。

このバンド、影響を受けたアーティストにガンズ,エアロ,ハノイなどを挙げているので、そういうサウンドを期待していた人が文句を言っていたのでしょう。そういうサウンドを求める人よりも、もっとメランコリックなサウンドを求める人にオススメです。

オススメ度…84点

The Moment of Our Love

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[CRYPTOPSY]
CRYPTOPSY「ONCE WAS NOT」



カナダのテクニカル系ブルータル・デスメタルバンド、クリプトプシーの五作目。「蛆虫の王」ことロード・ワーム<Vo>が復帰した作品で、凄まじい咆哮を轟かせています。そしてそのインパクトを遥かに上回るのが演奏陣。全ての楽器ががそれぞれ超テクニカルなサウンドを響かせており、中でも特にドラムの豪速ブラストがホント凄まじいです。ブルータルなデスメタルでありながらも転調をひたすらくり返し、どこかプログレッシヴ的な部分を感じさせるサウンドが特徴で、緩急の付けかたも非常にいい感じ。

2.In The Kingdom Where Everything Dies, The Sky Is Mortalからいきなりヤバイ。リフがかなりカッコよく、ドラムのブラストもヤバイです。全部メチャクチャに弾いたり叩いたりしまくっているように聞こえたりもするのですが、よく聴くとかなり整合感のあるサウンドだということが分かります。ロード・ワーム<Vo>の声も人間離れしてて凄い。
そしてこのアルバムで一番ヤバイのが8.Angelskingarden。全てを破壊し尽くすかのような激烈サウンドをたっぷり堪能することが出来ます。4分過ぎ辺りのフロ<Dr>による高速ブラストは「グラヴィティブラスト」というのだとか。確かに呼び名に相応しい強烈なブラストです。美しさすら感じさせるギターソロも凄い。
他の曲も、4.Adeste Infidelis7.Keeping The Cadaver Dogs Busyあたりを中心に全て激烈かつ複雑な必殺チューンばかり。一曲一曲に突出した個性があるわけではありませんが、アルバム全体を通して楽しめる作品です。

このアルバムはテクニカルなデスが好きな人には超オススメ。結構しっかりと統制されたサウンドなので、割りと聴きやすいかもしれません。まぁデスメタルにしてはかなり複雑な展開を見せるので、人によってはついていけなくなるかもしれませんが。

オススメ度…86点

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[NINE INCH NAILS]
NINE INCH NAILS
「THE DOWNWARD SPIRAL」




トレント・レズナーによるエレクトロニック系インダストリアルプロジェクト、ナイン・インチ・ネイルズの二作目。1994年発表。レズナーの心理状態を反映したノイジーなサウンドが特徴で、エレクトロニックな要素とデジタル風味なインダストリアル・ロックを絶妙のバランスで混ぜ合わせています。ひたすら騒々しいサウンドながらも楽曲自体からはしっかりとしたメロディを汲み取ることが出来るのが凄い。言葉で表現するのが難しい音楽性です。

1.Mr. Self Destructはいきなりデジタルっぽさ炸裂のノイジーな曲。打ち込みならではの高速ドラムサウンドがかなりカッコ良いです。普通のロックバンドには出せない独特の歪みまくっている電子音的なギターの音も良い。普通に演奏するバンドには出せない独特の音を堪能できます。レズナーの自己嫌悪がはっきりと音になって表れています。
5.Closerはさらにエレクトロニックなサウンドの曲。静かな始まりから徐々に盛り上がって久野が良い感じ。スローテンポでじっくりと聞き込みたくなるような感じです。
9.Big Man With A Gunはノリの良いリズムが印象的。自然に体が動いてしまいます。だんだんと破壊的になっていく曲展開も良いね。たった1分40秒しかないのが残念。
他には3.Heresy6.Ruiner7.The Becoming8.I Do Not Want Thisあたりが個人的にオススメ。どれもノイズの渦に引きずり込まれる感覚を味わうことの出来る曲ばかりです。あと、かなり静かな15.Hurtも結構好きだし、アルバム全体を通して佳曲がたっぷり詰め込まれています。

ナイン・インチ・ネイルズは個人的にはオススメなアーティストの一つなのですが、かなり聴き手を選ぶサウンドだというのも事実。テクノとかのエレクトロニック系も割りと好きだよ、という人なら普通に聴けるでしょう。まぁ一度チャレンジしてみるのが一番だと思います。

オススメ度…85点

PV
Closer
Hurt

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[FLOGGING MOLLY]
FLOGGING MOLLY
「WITHIN A MILE OF HOME」




アイルランドの民謡パンクロックバンド、フロッギング・モリーの三作目。2004年発表。ヴァイオリンやアコーディオンを大胆導入した、独創的でフォーキッシュなパンクをやっています。Voは元々HR/HM畑出身のデイヴ・キングで、格別上手いというわけではないのですが、曲自体にはぴったり。いい感じのおっちゃんって感じです。疾走感のある曲は聴いてて楽しくなるし、ゆったりとした曲はほのぼのとしていて落ち着いた気持ちになれます。

とりあえず2.The Seven Deadly Sinsがかなりのキラーチューン。民謡っぽさ全開で、聴いててめちゃくちゃ楽しいです。軽快な疾走感もたまりませんし、ヴァイオリンやアコーディオンが中心ってのも最高。ホント弾きまくりです。歌メロも秀逸!!
1.Screaming At The Wailing Wallはイントロからヴァイオリンの舞う軽快な曲。なんか広々とした牧場の情景が思い浮かぶような感じです。爽快なメロディが良いね。
3.Factory Girlsは女性Voが参加している曲。ゆったりとした曲ですが、なんか落ち着いた感じがして非常にいいです。まったり。
10.Queen Anne's Revengeはリズムがノリノリ。体が自然と縦に揺れてしまいます。アコーディオン(?)の音色が非常に良い感じ。
タイトル曲12.Within A Mile Of Homeもかなり良曲。サビメロがかなり良い感じで、その後ろでのびのびとした音色を聴かせるヴァイオリンがこれまた最高です。
他にも4.To Youth (My Sweet Roisin Dubh)6.The Light Of A Fading Star14.With A Wonder And A Wild Desireなど彼らの魅力がたっぷり詰まった曲だらけです。

このバンド、民謡メロが好きな僕には超ツボです。前作の時点で悶絶でしたが、それをさらに上回るクオリティでびっくり。好きな人はとことんハマるけど、こういうサウンドが好みじゃない人には「う~ん…」って感じかもしれません。一応ジャンルとしてはメロコアに分類されているようですが、普通のメロコアバンドとは全然違うので注意が必要。

オススメ度…93点

PV
The Seven Deadly Sins
(→PVじゃないけど音質はこっちの方が良いです)

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