EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
 【本の感想一覧】 【Twitter】   
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[MORIAN]
MORIAN「SENTINELS OF THE SUN」



フィンランド出身のメランコリック・ゴシックメタルバンド、モリアンの一作目。2007年発表。ダークさはそれほど無く、溢れんばかりの哀愁と切ないメロディが特徴です。男性Voはちょっとセクシーな感じの非常に良い声で、ちょっと高いところを歌ったときの声が何とも切ない感じ。比較対象としてはCHARONが一番最初に頭に浮かんだかな。Voの系統もまぁ似ているといえば似てる感じだし。あとはVoのスタイルは違うけどENTWINEとか。

1.Firewalkersは「ピアノの音色→ヘヴィな妖しいリフ」という流れが印象的な曲。ちょっぴりダークな雰囲気が漂いますが、サビになると明るくなります。Voのダンディというかセクシーというか艶やかというか…な歌声がたまらん。
3.Away From The Sunはこのアルバムで一番のキラーチューン。アコギの響き、哀愁たっぷりのメロディ、切ないボーカルなど、その全てが最高です。特にサビはヤバイ。最後の方とかマジで泣けます。女性Voの織り交ぜ方も絶妙。
7.Sleep Of the Justも哀愁っぷりがたまらない曲。サビでのVoの歌声がたまりません。。別に甘い歌声だったりするわけじゃないのに何でこんなに哀愁を感じるんだろう…。
他にはやっぱサビが切ない2.The Legion Of Two、ノリの良い6.Flak Jacket,9.Warmongers' Ballあたりもオススメ。演奏自体は結構荒々しかったりもするのですが、それでも何故か哀愁を感じてしまいます。

ということでこのアルバムは、メランコリックで若干ノリノリなゴシックメタルが好きな人には普通にオススメ。上のほうで挙げたバンドとかが好きならば試してみる価値は有りかと。他にはちょっとタイプは違うかもしれないけどセンテンスドが好きな人とか。

オススメ度…85点

PV
Away From The Sun

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)

このCDをAmazonで購入
スポンサーサイト

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[GALNERYUS]
GALNERYUS「ONE FOR ALL-ALL FOR ONE」



新世紀のギターヒーローことSyuを擁した日本のメロスピバンド、ガルネリウスの4作目。2007年発表。新ベーシストとしてYu-toを加えた、新生ガルネリウス第一弾です。クサメロ一辺倒だった初期よりもだいぶ落ち着いた感じになってきましたが、それでも随所にクサメロは散りばめられており、Syuのテクニカルな弾きまくりギターも健在。YAMA-B<Vo>はあまりハイトーンは使わずに中音域を生かした力強い歌声を響かせています。今まで歌詞は英語オンリーの彼らでしたが、近作では日本語詞の曲も数曲。

イントロ1.Red Horizonに続く2.New Legendはいきなりの疾走曲。。YAMA-Bのパワフルな歌唱を乗せて一気に駆け抜けていきます。途中の弾きまくりのベース&ギターソロも良いね。サビがちょっと弱い気もしますが、普通に良い曲です。
2.The Night Craverは日本語で歌っている曲。「切ぃ~り裂ぁいたッ!!刃のよぉ~うなつぅ~きはッ!!」というYAMA-Bの力強い日本語詞は正直ちょっと違和感ですが、慣れれば普通にカッコいいです。サビメロはなんかJ-Popで聞いたことがあるような気もしますが、メロディ自体はかなり良い感じ。ソロもやっぱり超クール。
個人的に一番好きなのは5.Everlasting。ギターの奏でるクサメロが素敵過ぎます。これも日本語の曲なので、メロディだけじゃなくて歌詞までクサいというスペシャル仕様。「引き裂かれぇ~たとしぃ~ても~♪たとえ見失ったとぉしぃ~ても~♪えいえーーーーんーーにーーッ!!」と力強く歌い上げるYAMA-Bにはメタルスピリットを感じざるを得ません。
6.Last New Songもスピード感抜群の疾走曲。サビメロ、そしてギターソロが相変わらずクールです。お馴染みの「マサオイズバーニンハート」はこの曲に登場(笑)
11.Cry For The Darkは再び日本語の歌。ヘヴィなリフがカッコ良いです。サビの直前からサビにかけてのメロディが最高。思いっきりジャパメタっぽく力強い曲で、ちょっとアンセムっぽい雰囲気も持っています。泣きの入ったギターソロも良いね。

今作は前作の路線をさらに押し進めて、メタルリスナーだけじゃなくて普通の音楽リスナーにも聞きやすくなった感じ。元々クセの強い英語発音だったYAMA-Bが、日本語歌詞でも違和感ありまくりだったのにはどうしたものかと思いましたが、聞いてるうちに「これはこれで結構良いな」と思えてきました。ただ、やっぱり人によってはそこが一番好き嫌いの分かれる所なのかな。初期のクサメロ全開路線とはまたちょっと違いますが、これはこれで結構良いのではないかと。

オススメ度…84点

PV
New Legend
Everlasting

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)

このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[MAYHEM]
MAYHEM「DE MYSTERIIS DOM SATHANAS」



初期ブラックメタルシーンの中核を担っていたバンド、メイヘムの1作目。1994年発表。レコーディングの直後、このアルバムにも参加していたバーズムカウント・グリシュナック<B>にリーダーのユーロニモス<G>が刺殺されており、この作品は彼の遺作となっています。狂気の渦巻く禍々しい世界観、暴虐なギターリフ、ヘルハマーの超絶ドラミングなど、「暗黒」としか例えようの無い初期ブラックメタルの魅力がたっぷり。アッティラ・シハーの邪悪な呪詛系Voも驚異的で、歌うというよりも呪いをかけているような感じです。

1.Funeral Fogから邪悪さ全開。狂気的なリフが嵐のように押し寄せ、そのままひたすら突き進んでいきます。アッティラの呟く様なVoもかなり不気味。
続く2.Freezing Moon3.Cursed in Eternityも超邪悪。普通の邪悪さとは違い、かなり病的な印象を与えてくる感じです。アッティラのVoもどんどん狂気的になっており、もはや断末魔の叫びのようになっています。ギターの冷徹な響きもヤバイ…。
7.Buried by Time and Dustはイントロから一気に爆走しまくっている曲。ヘルハマーの超速ブラストが凄いことになってます。最初っから最後までずーっと叩きっぱなし。今までずーっと呪いの言葉を唱えていたアッティラもこの曲ではがなり系の歌唱になっており、かなりアグレッシヴなサウンドに仕上がっています。
8.De Mysteriis Dom Sathanasはこのアルバムのハイライト。ブラックメタル界の中でも名曲中の名曲とされています。荒々しいギターリフ、超絶ドラミングなど演奏陣も全てが強烈ですが、やっぱり一番凄いのはアッティラの声。もはや人間を完全に超越しており、「これ、悪魔の声らしいぜ」とか言われたら普通に信じてしまいそうです。一応クリーンヴォイスで歌ったりしてはいるのに、その方が恐いってどういうことよ。

ということでこのアルバムはブラックメタル界の超名盤。「これを聴かずにブラックメタルは語れない」とまで言われているそうです。初めてブラックメタルに触れるような人には絶対にオススメしませんが、ブラックメタル好きならとりあえず聴いておくべきでしょう。

オススメ度…91点

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)

このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[SWALLOW THE SUN]
SWALLOW THE SUN「HOPE」



フィンランド出身の絶望系メロディック・ドゥーム/ゴシックメタルバンド、スワロー・ザ・サンの3作目。2007年発表。重く暗いサウンドと、そこに絡む美しいメロディ特徴です。絶望というよりは深い悲しみのようなものが作品全体に満ちており、要所要所で登場する優しいメロディとの調和っぷりが絶妙。聴いていると深く深く沈みこんでいくような感覚を味わうことができます。Voは低音ド迫力デスヴォイスと綺麗なクリーンヴォイスを一人で器用に使い分けており、それぞれ楽曲とぴったりマッチ。悲しさをさらに増大させています。

とりあえず冒頭の1.Swallow The Sunから超強烈。ヘヴィさ、ダークさ共にいきなり全開です。「重々しいギターリフ→メランコリックで優しげなメロディ&儚いクリーンヴォイス→絶望っぷりをそのまま表現したかのような咆哮系デスヴォイスが炸裂!!」という展開が神がかり的に素晴らしいです。どんなに激しくなってもその背後には悲しみのメロディがしっかりと顔を覗かせてるというのもポイント。Keyの使い方もかなり効果的です。
2.These Hours Of Despairはかなりアグレッシヴな曲。攻撃的なサウンドとシンフォニックな装飾のバランスがかなり絶妙です。心の底から搾り出すようなデス声パートと、ダークな雰囲気を醸し出す呟きパートの対比も最高。
3.The Justice Of Sufferingもやっぱりダークでヘヴィな曲。もちろん低音グロウルパートも相変わらず素敵なのですが、クリーンヴォーカルパートの美しさがそれ以上に半端無く素晴らしいです。ゆったりしたメロディと、ズシーンと心の奥底まで響いてくるようなヘヴィ過ぎるギターリフも最高。ホント文句の付けようがありません。
4.Don't Fall Asleep (Horror pt. 2)ドラコニアンあたりを思い出させるような陰鬱な曲。哀しげなメロディに思わず胸を打たれます。途中で一気に爆発する「悲しみ/絶望のどん底」といった感じのデスヴォイスもたまらん。
続く他の曲もとにかく絶望や悲しみの塊のような曲ばかりで、完成度が恐ろしく高いです。個人的には特に5.Too Cold For Tearsとか7.No Light, No Hopeあたりがオススメかな。ドゥームっぽさ全開の8.Doomed To Walk The Earthも良いです。

ということでこのアルバム、普通の人にはあまりオススメできないのかもしれませんが、とりあえず絶望系ドゥーム/ゴシックが好きな人には是非聞いてみてほしいです。

オススメ度…93点

PV
Don't Fall Asleep(Horror pt. 2)

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)

このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[VRAIN]
VRAIN「RENDEZ BLUE」



日本の女性Voを擁したメロディックスピードメタルバンド、ブレインの1stフルアルバム。2007年発表。バンド自身によると彼らのサウンドは"ネオドラマチックサイバーハード"なのだそうです。X-Japanから大きな影響を受けているらしく、思いっきりそれっぽいメロディもちらほら。ゲーム音楽からの影響も大きいらしく、ピコピコ系Keyがふんだんに使われているのも特徴です。至る所にに顔を出すクサメロも良いね。HIRO<Vo,Key>の歌声があまりメタルっぽくないというか普通過ぎる気もしますが、そこはまぁ好みによるものかと。音質はあまり良いとは言えませんが、前ミニアルバムよりは向上しています。

1.Riseはイントロからピコピコ系Key全開の疾走曲。サビメロはちょっと弱い気もしますが、それなりに良い感じ。ギターソロもなかなか。
3.Moonlight Rendezvousはちょっぴりお洒落な感じのメロディが印象的。バンド自身によると"ジャズっぽい雰囲気"とのこと。サビの綺麗なメロディも非常に良いです。
8.熊ん蜂の飛行リムスキー=コルサコフ作曲のクラシック曲のカヴァー。ギターとかなり合ってますし、スピード感抜群で良い感じです。まぁちょっと短いけど。
個人的に一番好きなのは9.Crystal Ball。ツーバスドコドコの疾走っぷりと、サビのクサメロがたまりません。エックスYOSHIKIを彷彿とさせるMIYAの手数の多いドタバタしたドラミングや、これまたエックスを彷彿とさせるギターメロが印象的。
他には4.Mistyとか5.Shooot!!,11.Mirageあたりが中々魅力的だったかな。

このバンド、まだまだ発展途上な所も多いですが、所々で僕のツボにストライクなメロディを繰り出してくるので結構好きだったりします。前ミニアルバムのほうがクサメロ満載だったけど、これはこれで色々と魅力的なメロディも多いですし。ルックス的にバリバリのメタルリスナーだと敬遠してしまうかもしれませんが、エックスとかが好きな心の広いメタラーなら試してみる価値はありかも。とりあえず僕は次作が出たらまた買ってしまいそうです。

オススメ度…81点

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)

このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[AMORPHIS]
AMORPHIS「SILENT WATERS」



フィンランド出身のメロデスバンド、アモルフィスの8作目。2007年発表。あちこちで高い評価を受けているトミ・ヨーツセン<Vo>が加入してから二枚目の作品です。フォーク/トラッドやゴシックなどの要素を多分に含んでおり、普通のメロデスとはまたちょっと違った感じ。特にこの作品では静かめな曲も多く、哀愁&悲哀のメロディがたっぷりと詰め込まれており、ヘヴィさとエモーショナルなサウンドとのバランスがとにかく絶妙です。

とりあえず3.Silent Watersの美しさがヤバイ。「哀愁」という次元を遥かに超越した慟哭のメロディが心に直接響いてきます。もうイントロのピアノだけで泣けるわ。デス声を封印したトミのクリーンヴォイスもこれまた最高で、美しいメロディやピアノの旋律と相成って切なさを何倍にも増大させています。
1.Weaving The Incantationは中々ヘヴィでアグレッシヴな曲。そんな中にも美しい叙情メロディがたっぷりと混ぜ込まれているのがさすがです。ヘヴィなパートと静かなパートの対比や、トミのデス声とクリーンヴォイスの対比などがただひたすら素晴らしい。
5.I Of Crimson Blood8.Shaman,10.Black Riverあたりもこれまた叙情性たっぷりの曲。メランコリックな旋律にとにかく泣けます。他にはアップテンポ気味な2.A Servantとか、フォーク風味の強い7.Enigmaあたりもかなりオススメ。

ということでこのアルバム、アグレッシヴさを求めていた人には少し物足りないのかもしれませんが、叙情メロに弱い僕のような人は即効でKOされてしまうはずです。普段メロデスを聞かないような人でも多少のデス声がOKならば是非ともチャレンジしてみてください。

オススメ度…91点

PVとか
Silent Waters
Black River(歌のみ)

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)

このCDをAmazonで購入

テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽

[TESTAMENT]
TESTAMENT「THE LEGACY」



米国サンフランシスコ出身のスラッシュメタルバンド、テスタメントの1作目。1987年発表。エクソダスと共に"ベイエリアクランチ"の確立に貢献したとされるバンドで、ザクザクとした小気味よいギターリフが実にクールです。ギターソロやその他至る所で超メロディアスなギターサウンドが炸裂するのも特徴で、スピード感溢れるリフとのコンボが最強。ちなみにこの頃のVoはチャック・ビリーで、ドスの利いた歌声が楽曲にマッチしてます。

個人的に好きで好きでしょうがないのが8.Alone In The Dark。ギターのメロディアスさが半端無いです。リフもかなりノリノリで、自然と体でリズムを取りたくなってしまう感じ。リフに合わせたVoの早口パートも印象的ですし、サビ部分での歌いまわしも最高。
1.Over The Wall6.First Strike Is Deadlyもリフがザクザクとクールに刻まれる疾走感抜群の曲。まさにスラッシュメタルの理想系といった感じです。アレックス・スコルニックのメロディアスなギターソロもかなりの悶絶ポイント。
他の曲もやっぱりリフが最高にクールなものばかり。個人的には5.C.O.T.L.O.Dとか9.Apocalyptic Cityとかが特にオススメかな。

ということでこのアルバム、クールなリフがぎっしり詰まったスラッシュメタルを語る上で欠かせない一品。音がちょっと古いのが残念だけど、そんなことは関係なしの素晴らしい作品です。ちなみに1st、2ndアルバムからの曲を再録した「First Strike Still Deadly」というアルバムが2001年に出ているので、「古い音質はどうしても好きになれないんだよね」という人はそっちから聞いてみるのも有りかもしれません。

オススメ度…87点

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)

このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[ASIA]
ASIA「ASIA」



キング・クリムゾンジョン・ウェットン<Vo,B>、元イエススティーヴ・ハウ<G>、元EL&Pカール・パーマー<Dr>、元バグルスジェフ・ダウンズ<Key>という豪華メンバーで結成されたスーパーバンド、エイジアの一作目。1982年発表。プログレ界の重鎮が集まっているため、「3分プログレ」などと呼ばれたりもしていたそうですが、実際のところはプログレ臭のほとんど無いポップロックです。抜群のメロディセンス、優しげなVo、最高のギターワークとメロディアスなソロ、ふんわりと包み込むような幻想的なKeyなど、その全てが完璧。まさしく20世紀を代表するロックアルバムの一枚です。

1.Heat Of The Momentからもう最高過ぎ。ギターとKeyの作り出す幻想的な音世界と、憂いを帯びた歌メロ、そしてそれを優しく歌い上げるジョン・ウェットンのVoはマジで鳥肌モノです。なんか聞いてるとしみじみとした気分になっちゃうわ…。
もう一つ個人的に大好きなのは6.Wildest Dreams。哀愁漂いまくりのサビメロが最高で、ジョン・ウェットンがその素晴らしさに拍車をかけています。ほんとマジで泣けるわ。わずか5分の中に詰め込まれたドラマティックな構成も凄いし、スティーヴ・ハウのメロディアスなソロもたまらないし、最後のカール・パーマーのドラムプレイもカッコ良過ぎ。完璧。
7.Without Youも哀愁駄々漏れの曲。やっぱりなんといってもジョン・ウェットンの歌声が最高過ぎです。もちろん演奏陣も相変わらず完璧。
とりあえず個人的に超お気に入りな3曲を挙げてみましたが、収録曲9曲とも全てが普通に名曲と呼べるレベルの曲です。「やっぱりこれだけ才能あるメンバーが集まると自然とそうなるんだなぁ」って感じ。

ということでこの作品、洋楽好きで聴いたこと無いような人は是非聞いておくべきです。メンバーだけ見てプログレを想像してしまうと肩透かしを食うのかもしれませんが、あらかじめポップだと言うことを知っていれば絶対に期待を裏切らないはず。哀メロ派は必聴!!

オススメ度…90点

OFFICIAL(→クリック)

このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[VADER]
VADER「DE PROFUNDIS」



ポーランド出身のデスメタルバンド、ヴェイダーの2作目。2003年発表。後々デスメタル界の帝王とまで呼ばれることになる彼らですが、この頃から既に頭角を現しています。中でも特に凄いのは今は亡きドックの超絶ドラミング。迫力満点のブラストをひたすら叩き続けています。そして、どうしてもドラムが一番目立ってしまうのですが、実は他のパートもかなりの実力者ばかりで、ギターソロとかは普通にヤバイ。Voは中々迫力があるものの、強烈というではないので、スラッシュメタルの延長的な感覚で聞けるかもしれません。

1.Silent Empireからいきなり強烈!! 邪神ドック様の超絶テクに一瞬でノックアウトです。ツーバスだけじゃなくて他の部分もとにかく叩きまくり。リフも禍々しくてたまらないし、ギターソロもかなり良いです。「エンパイアッ!!」って吐き捨てる感じな部分がカッコいい。
他も一曲一曲に強烈な個性があるわけではないのですが、個人的には6.Revoltとか9.Reborn In Flamesあたりが好き。というか全体的にカッコいいです。佳曲がずらーっと並んでる感じ。とにかくどれもドラムが…。

ということで、このバンドはデスメタルと言えどもかなりスラッシュっぽい部分も多いので、です初心者にもオススメ。とりあえず名盤「LITANY」あたりから聞き始めるのが一番だとは思いますが、他が気に入ればこれも聴いておいて損は無いはずです。

オススメ度…85点

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)

このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[TO/DIE/FOR]
TO/DIE/FOR「WOUNDS WIDE OPEN」



フィンランド出身のメランコリック・ゴシックメタルバンド、トゥ・ダイ・フォーの五作目。2006年発表。初期の頃の彼らはダークで耽美的なサウンドが特徴でしたが、今作ではダークさがグッと減り、ノリノリ&キャッチーなサウンドになっています。また、今作では前作までよりもキーボードがかなり多めに使われているのも今までとちょっと違う所。逆にジェイプ・ペラタロ<Vo>の官能的な歌声は相変わらず素敵です。

イントロの1.Intro - Sorrowに続く2.Wicked Circleはかなりのキラーチューン。ノリノリなリズムとフワフワ弾むようなKeyの音色がかなり印象的です。ジェイプの憂いを帯びた歌唱もGood。明るい感じのサビなのに、ちょっぴり哀愁が漂っています。
あとは9.Liquid Liesも中々のお気に入り。これもやたらノリノリです。ジェイプと女性Voが交互に歌うサビと、そのサビに入る直前のKeyが最高。
8.The Quiet Roomはちょっぴりダークな彼ららしい曲。何ともいえない切なさが良いです。やっぱジェイプの声はこういう曲が合うわ。
他には3.Guilt Ridden Stateとか4.Like Never Before11.Sorrow Remainsあたりがオススメかなぁ。全体的にかなりにノリノリです。

このアルバム、今までよりもさらに明るくなっているので人によっては少し戸惑ってしまうかもしれません。僕はだんだんと慣れて「まぁこれはこれで良いね」という結論に至りましたが、初期のダークな雰囲気が好きだった人は気に入らないかも。

オススメ度…83点

PV
Like Never Before

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)

このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[THROWDOWN]
THROWDOWN「VENDETTA」



米国カルフォルニア州オレンジカウンティ出身のメタルコアバンド、スロウダウンの4作目。2005年発表。元々はハードコア的なサウンドを身上としており、今作から一気にメタル化したのだそうです。ヘヴィにザクザク刻まれるリフ、迫り来る音圧、そしてうねるようなグルーヴ感が非常に良い感じ。かなり硬派なサウンドと、男らしいシャウト系Voもたまらん。

とりあえず1.We Will Riseがまずカッコ良過ぎ。さりげなくメロディアスで独特のグルーヴ感を持ったヘヴィなリフが最高です。ヘヴィにガンガン突き進むような勢いもたまらん。
続く他の曲も全部そんな感じで、特に起伏があるわけではありませんが、全体的にかなりカッコ良いです。敢えて選ぶなら3.Vendetta,4.Burn,6.To Live Is To Sacrifice,8.The World Behindあたりがオススメかな。どれも轟音リフ&思わず頭を振りたくなるようなグルーヴ感がたまらないです。

ということでこの作品、ラウドでヘヴィなサウンドが好きな人には普通にオススメです。メタルコア好きというよりはスリップノットとかストーンサワーみたいなラウド系が好きな人にアピールする部分のほうが多いかも。「小指が!!」なジャケットに惹かれた人は是非(笑)

オススメ度…82点

PV
Burn

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)

このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[1349]
1349「HELLFIRE」



ペストの蔓延などにより歴史上最も多くの人が死んだとされる年をバンド名として冠するノルウェー出身のファスト・ブラックメタルバンド、1349(サーティーン・フォーティナイン)の3作目。2005年発表。今までゲスト扱いだったサテリコンフロスト<Dr>は、このアルバムから正式メンバーとなりました。とにかくファストで激烈なサウンドが特徴で、フロストの嵐のようなドラミングがヤバイ。無機質で寒々しいギターサウンドも強く印象に残ります。

「ヘェィルファイアッ!!」という邪悪な掛け声で幕を開ける1.I Am Abominationがまず最高。最初っから最後まで暴虐的に疾走する強烈な曲で、フロストの人間離れしたドラムマシーンっぷりがヤバイです。まじで正確過ぎ。
他の曲も全て強烈なファストブラックですが、中でも2.Nathicanaとか3.Sculptor Of Flesh,4.Celestial Deconstructionあたりが個人的にお気に入り。特に3はリフが意外とノリノリだったりもするのがたまりません。やっぱり一番耳を惹くのは激烈ドラミングですが、無慈悲にかき鳴らされるギターリフもかなり良いです。
タイトル曲の8.Hellfireはかなり長めな曲。バンド名にちなんで13分49秒あります。炎の燃え上がる不穏な徐々に転じてきて、邪悪なリフが響き渡っていきます。他の曲に比べるとメロディアスですが、果たしてこれをメロディアスといって良い物なのだろか…。これだけ長い曲なのにVoパートがほとんど無いのも特徴です。

ということでこのアルバム、ファストブラックが好きな人は是非聞いてみてください。フロストの超人っぷりに驚愕すること間違い無しです。

オススメ度…88点

Sculptor Of Flesh

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)

このCDをAmazonで購入

テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽

[ROYAL HUNT]
ROYAL HUNT「CLOWN IN THE MIRROR」



デンマーク出身のメロディック・メタルバンド、ロイヤル・ハントの2作目。1995年発表。アンドレ・アンダーセンの奏でるKey中心のサウンドが特徴で、北欧っぽさ漂いまくりの哀愁フレーズと、クラシカル要素たっぷりの美旋律が聴く者の心を捕えて離しません。適度に大仰、適度にキャッチーという感じで非常に聞きやすいのもポイント。ドラマティックな盛り上がりも素晴らしいです。ちなみにこの頃のVoはヘンリック・ブロックマン

1.Intro - Wasted Timeからいきなりドラマティック。これぞ北欧メタル!! って感じの荘厳なKeyに悶絶です。歌メロも最高だし、文句の付けようがありません。
3.On The RunもクラシカルなKeyが大活躍する曲。適度な疾走感が心地良く、ノリの良いメロディも最高です。Keyの間奏がたまらん。
4.Clown In The Mirrorはメロディが美しすぎるドラマティックなバラード。曲全体を包み込む実に北欧らしい哀愁がヤバイです。サビとかマジで泣ける。
5.Third Stageはクラシカルなインスト。流れるように紡ぎだされるKeyの音色がたまりません。疾走感も抜群でかなりカッコよく、RPGゲームのボス戦とかで使われてそうな印象も。2分以内とちょっと短いのだけが残念。
10.Epilogueはアルバムの最後を締めるドラマティック過ぎる曲。イントロからサビにかけて徐々に盛り上がっていく展開が素敵過ぎます。

ということでこのアルバム、北欧メタル好きならば是非とも聴いておくべき名盤です。あまりにも酷過ぎるジャケットに惑わされずにチャレンジしてみてください(笑)

オススメ度…87点

OFFICIAL(→クリック)

このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

[ALCEST]
ALCEST「SOUVENIRS D'UN AUTRE MONDE」



フランス出身のアンビエント系ブラックメタルバンド、アルセストの1作目。2007年発表。前EPでは絶叫などブラックメタル的な要素があったそうですが、この作品ではそのような要素はほとんどありません。シャリシャリとしたトレモロリフと、哀愁漂いまくりのゆったりとしたメロディの組み合わせが絶妙。さらにそこにアコギや女性Voが加わり、切なさ&癒し度が半端無いことになっています。無理矢理ブラックメタル的な表現をしようとすると「BURZUMに生命の息吹を与えまくった感じ」ということになりそうですが、普通に表現しようとすると「ポストロック系のサウンド」という所でしょうか。とにかくサウンドが幻想的です。

個人的に一番好きなのは5.Sur L'autre Rive Je T'attendrai。哀愁漂いまくりのメロディが最高で、聴いてると何とも言えない切なさ&寂しさが襲ってきます。女性Voの素朴な歌声が妙に心に響いてくるのもポイント。男性クリーンヴォイスも同じく癒し系です。一応ブラックメタルっぽさはあるのに温かみのあるシャリシャリ系ギターサウンドと、アコギのゆったりまったりサウンドのコンビも最強過ぎ。マジ泣ける。
冒頭の1.Printemps Emeraudeもかなり良い曲。やっぱりゆったり系の癒し曲です。高音でシャリシャリするギターは本来なら結構耳障りなものなのかもしれませんが、このバンドの手にかかると不思議と心地良くなってたりします。
タイトル曲である2.Souvenirs D'un Autre Mondeも何とも言えない寂しさを感じさせる曲。「ノスタルジック」という言葉が一番しっくり来るようなサウンドです。アコギの音色も最高ですし、男性Voの優しげな囁き系クリーンヴォイスもマジでたまらん。
6.Tir Nan Ogは一番幻想的なサウンドの曲。民謡っぽさもあり、素朴でほのぼのとした曲調です。タイトルの「Tir Nan Og」とは「常若の国」と呼ばれる楽園のことらしく、曲自体からもそんな感じの印象を受けます。なんかもう妖精とか出てきそうな感じ。
このアルバムは全6曲と少な目ですが、上に書いた曲以外もかなり良い曲ばかりです。一曲が7分前後なので、かえってこのくらいのボリュームのほうが丁度良いのかも。

ということでこの作品、普通のブラックメタル好きにアピールするのかはわかりませんが、「ブラックメタルにも色々あるんだよ。凶暴なだけじゃないよ。」ということを教えてくれるような一枚だと思います。どういう層にオススメすればいいのか悩みますが、「癒し系の素朴なサウンドが好きな人」「ポストロック系が好きな人」にはとりあえず聴いてみて欲しいです。

オススメ度…93点

YOU TUBEで聴ける曲
Souvenirs D'un Autre Monde

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)

このCDをAmazonで購入

テーマ:おすすめ音楽♪ - ジャンル:音楽

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。