EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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[SUNN O)))]
SUNN O)))「WHITE 2」



アンビエント/ドローン系ドゥームメタルバンド、サンの4作目&ホワイトシリーズの第2弾。2004年発表。バンド名はアンプメーカーが由来で、「O)))」の部分は読まないのだそうです。歪んだ轟音が終始鳴り響く、普通の人には"音楽"として認知できないであろう恐怖の音世界が特徴。聞く者は圧倒的音圧にただただ平伏するのみです。もう「曲」を楽しむというよりは「音のうねり」を楽しむという感じ。"音"自体を"楽しむ"という意味では、これが本当の音楽なのかも知れません。たった3曲で1時間。ある意味拷問です。

1.Hell-O)))-Weenは14分ほどのドローン/アンビエント曲。「ぶぉ~~~んおんおんおんおんぶぉ~~~ぶぉ~~~ん」という、リフとすら呼べないような轟音が終始鳴り響いています。もう14分間絶えることなくずーーーーーっと。リズムと呼べるようなものもなく、ただひたすら淡々と。「神秘的というか不気味というか…」な不思議な空気が満ちており、何故か妙にクセになります。とりあえず爆音で聴くべし。
2.bassAliensは23分ほどのアンビエント曲。洞窟の中で水が滴るような音や、浮遊感のあるとにかく怖過ぎる音が静かに鳴り響きます。半分を過ぎるとそれがだんだんとノイズに変化していき、ますます恐ろしいことに。21分あたりのノイズとかもはや狂気です。
3.Decay2 [Nihils Maw]は25分ほどの曲。メイヘムアッティラ<Vo>が参加しています。音だけでも不気味なのに、アッティラの呪詛系Voが加わりさらに凄いことに。後ろの方で時々聞こえてくる悲鳴(?)のようなものも怖いです。なんか呪われそう。

このアルバム、とにかく"凄い"の一言に尽きます。もう何か色んなものを超越しちゃった感じ。ドローンアンビエントが好きな人には名盤とされてるようですが、とりあえず普通の人にはオススメしません(笑)。チャレンジ精神旺盛な人は試してみる価値ありかも。

オススメ度…???

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[FAIR WARNING]
FAIR WARNING「RAINMAKER」



ZENOを母体とするドイツ出身のメロディアスハードロックバンド、フェア・ウォーニングの2作目。1995年発表。とにかくメロディが美しく、心に直接響いてくるようなサウンドが特徴です。温かみがあって心に直接響いてくるサウンドで、しかもそこに仄かな哀愁が加わってくるもんだからもうたまりません。ヘルゲ・エンゲルケの操るスカイギターの音色や、アンディ・マレツェクのエモーショナルなギターソロ、トミー・ハートの伸びやかな歌声など、その全てが最高品質。元々日本での人気が先行していた(というか日本でしか人気が無かった?)彼らですが、最近では欧州でも再評価されつつあるそうです。

とりあえず11.Burning Heartが最高過ぎ。サビメロの煽情力が半端無いです。哀愁が漂いながらもどこか温かい感じ。聞いてると気持ちが高揚てきます。ギターソロの泣きっぷりも神がかり的に素晴らしく、最初っから最後まで文句の付けようがありません。
もう一曲個人的に大好きなのが7.Desert Song。サビはもちろん素晴らしいのですが、それ以上にその直前のメロディが素晴らしいです。ヤバイです。泣けます。
他の曲も全てが極上のメロディたっぷりの名曲ばかり。挙げるとキリがありませんが、1.Stars And The Moon3.Too Late For Love4.The Heart Of Summer5.Don't Give Up12.What Did You Findあたりが特にオススメかなぁ。全部良すぎて甲乙つけらんないわ。どれもホント泣けます。

ということでこのアルバムはメロディアス・ハードロック好きならば是非とも抑えておくべき一枚。いやまぁフェアウォーニングはどれも名盤だからメロハー好きなら全部抑えておくべきだけど…。とりあえず11は彼らの曲の中でも指折りの名曲なので、その為だけにでも買う価値はあるのではないかと思います。

オススメ度…94点

PV
Burning Heart

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[KADENZZA]
KADENZZA「THE SECOND RENAISSANCE」



フランスのレコード会社からCDを出している日本の1人ブラックメタル・プロジェクト、カデンザの二作目。2005年発表。海外でもかなり高い評価を得ているのだそうです。シンフォニックかつヒロイックなサウンドと、絶妙に織り込まれた不穏な空気感が特徴。メロパワっぽく明るくったり突然邪悪になったりという展開や、メロディをしっかりとなぞるKeyや弦楽器サウンドも魅力的です。ちなみにVoは喚き系ヴォイスとデス声の中間くらいな感じ。

イントロ1.In My Own Voiceに続く2.Ghost In The Shellがかなり良い。メロディがかなりヒロイックかつクサクサで、喚き系ヴォイスが無ければ普通にシンフォ系メロスピです。ギターソロもモロそんな感じ。アグレッシヴなのにクサいってのがたまりません。
3.The Embers Of Reverieも同系統の疾走曲。曲自体はかなりアグレッシヴなのに、ギターソロのピロピロっぷりはどう聴いてもメロスピです。まぁそれが良いんだけど。弦楽器の音色や、イントロなどで見られる静と動のバランスもGood。
5.Utakataはゆっくりとした不気味な曲。これまた静と動のバランスが絶妙で、邪悪に響くヘヴィなギターや、Key&ピアノの醸し出す不穏な空気がたまりません。途中で出てくる日本語歌詞の女性コーラスの不気味さが半端なく、なんか妖怪とかが出てきそうな感じ。日本人ならではの不気味な旋律です。
他には7.The Wolfoid8.Mother's Fleshもこのバンドならではの雰囲気に包まれていて最高にかっこいいですし、4.The Abyss Stares At You6.In The Woodsなどのヴォーカルパートが少なめな曲も良い雰囲気を醸し出しています。

この作品、普通に世界レベルのクオリティで、言われなければ日本人だとは気付かないくらいです。とりあえずシンフォ系ブラックが好きな人は聞いてみる価値ありです。

オススメ…84点

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[THE SWORD]
THE SWORD「AGE OF WINTERS」



米国テキサス州出身のドゥーム/ストーナー・メタルバンド。ザ・ソードのデビュー作。2007年発表。思いっきりブラック・サバスな王道ドゥームサウンドが特徴です。どよ~んとした感じのヘヴィなリフ、ゆ~っくりながらも自然と体が動いてしまうようなグルーヴ感、ズシ~ンと迫り来る圧迫感、だる~い感じのVoなど、その全てが典型的なドゥーム。格別な個性があるわけでもないですが、どうしようもなくカッコいいです。多彩なリフがたまらん。

冒頭のイントロ的な1.Celestial Crownからダウナー感たっぷり。そのまま2.Barael's Bladeへと突き進み、轟音リフを思いっきり掻き鳴らしてくれます。メロディ自体に特に起伏があるわけではありませんが、ズンズンというグルーヴ感がとにかくカッコ良いです。
3.Freyaもゴリゴリのギターリフがたまらない一曲。ブルージーでめちゃくちゃ渋い!! この一言に尽きます。単調なリフなのにずーっと聴いてても飽きないというのが凄い。
4.Winter's Wolvesはどよーんとした雰囲気から一気にノリノリになる曲。この絶妙なグルーヴ感と、これまたクールなギターリフとの組み合わせがホントたまりません。
6.Iron Swanはやたらスラッシーなリフが印象的。途中ゆっくりになったりもしますが、基本的にはノリの良いめちゃくちゃヘヴィなスラッシュメタルになってます。気だるい感じのVoが合ってないようで合ってるのもポイント。
他にはやっぱりダウナー感溢れるリフが最高な5.The Horned Goddessとか、ズンズンアグレッシヴに突き進む8.March Of The Lorあたりがオススメかな。

ということでこのバンド、王道ドゥームサウンドが好きな人には普通にオススメです。
渋~い感じのメタルが聴きたい人や、不思議な魅力を持ったジャケに惹かれた人は是非チャレンジしてみましょう。

オススメ度…87点

PV
Winter's Wolves

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[AESMA DAEVA]
AESMA DAEVA「DAWN OF THE NEW ATHENS」



米国出身のゴシックメタルバンドの4作目。2007年発表。ギターサウンドなどは結構メタルっぽさが目立ち、シンフォニックな装飾などは割りと控えめです。一番の特徴は何といってもLori Lewis<Vo,♀>の超オペラティックな歌声。高音まで綺麗に伸びる、本格的なソプラノヴォイスを響かせています。ちなみにLori セリオンのツアーメンバーだったこともあるのだとか。言われてみれば確かにセリオンっぽいスタイルのソプラノかも。

とりあえず5.D'Oresteが凄い。メロディも良いし、LoriのオペラティックなソプラノVoがとにかく圧巻。演奏が結構シンプルなので、この素晴らしい歌唱をたっぷりと楽しむことが出来ます。曲自体はちょっとクラシックっぽい雰囲気(と思ったらモーツァルトの曲?)。
1.Tisza's Childは中々ヘヴィでダークな曲。そんな中LoriのVoが堂々と響いています。これも悪くないんだけどメロディがちと弱い。
9.The Loonはドゥーム的な重さ/暗さを持った曲。曲構成自体も低音ベースとシンプルなリフが淡々と繰り返される感じなので、ゴシックメタルというよりもそっちの方向性で楽しめるかも。しつこいくらい書いてるけど、やっぱりVoは超上手いです。
他にも2.The Bluish Shade4.Hymn To The Sun7.Ancient Versesとか結構良さそうなんだけど、どれも今一つメロディに魅力が足りないんだよなぁ…。

ということでこのアルバム、オペラティックな歌唱&雰囲気を楽しみたい人には良いのかも。比較対象はやっぱりナイトウィッシュとかエピカあたりになるだろうけど、メロディとかシンフォニックなサウンドを期待してる人には物足りないと思います。Voはターヤあたりに匹敵、もしくはそれ以上のレベルかも。まぁあれほどパワフルではないけど。

オススメ度…77点

YOU TUBEで聞けるもの
Artemis

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[HELLOWEEN]
HELLOWEEN「THE TIME OF THE OATH」



ジャーマンメタル、そしてメロディックパワーメタルの創始者的なバンド、ハロウィンの7作目。1996年発表。Voが現在のアンディ・デリス変わってから2枚目となる作品です。所々にヘヴィさやダークさが表れてはいるものの、ハロウィンらしいキャッチーで親しみやすいメロディ&コーラスもたっぷり。第三期ハロウィンの中でもかなり評価の高い一枚です。

1.We Burnから疾走感&親しみやすさ抜群。サビの「うぃ~ばぁ~~ん!! うぃ~ばぁぁ~~ん!!」は一緒に口ずさみたくなってしまうこと必至です。
3.Wake Up The Mountainもサビメロがキャッチーで一緒に口ずさみやすい曲。ギターソロもかなりの聴き所だったりします。さりげなく挟み込まれるベースソロも良いわ。
4.Powerは第三期ハロウィンの代表曲。歌メロがとにかく親しみやすく、一度聴いたら絶対に忘れられません。特に、ちょっぴり憂いを含んだ感じのコーラスが最高。
5.Forever And Oneは何とも哀しげなバラード。ハロウィンのバラードの中でも指折りの名曲で、アンディの熱唱が心にグッと来ます。聴いてると切なくなってしまう感じ。
6.Before The Warは適度にアグレッシヴ&ダークな疾走曲。広がりのあるサビと、そこに仄かに漂う哀愁が反則級です。ソロでのツインギター活躍っぷりも良いなぁ。
9.Kings Will Be Kingsは個人的にこのアルバムで一番好きな曲。「どこが良い?」と聴かれたら「全部」としか答えようの無い名曲です。勢いMAXの疾走っぷり、アンディのパワフルな歌唱、相変わらず親しみやすいサビと、とにかく全てが良い。空耳「夜中に千円貰ったよ」を含めて非の打ち所がありません。
他には、ちょっとアグレッシヴな2.Steel Tormentor、サビメロがやたら楽しい8.Anything My Mama Don't Like、「これがボートラなの?」という感じの13.Still I Don't Knowあたりがオススメかな。

ということでこの作品、アンディ時代のハロウィンを代表する一枚です。アンディ期で何を最初に聞いて良いか迷ったら、とりあえず「MASTER OF THE RINGS」かこれを聞いておけば良いのではないでしょうか。

オススメ度…89点

PVとか
Power
Kings Will Be Kings(歌のみ)

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[DARK MOOR]
DARK MOOR「DARK MOOR」



スペインのクサクサ系メロスピバンド、ダークムーアの4作目。2003年発表。前作を最後に女性Voのエリサが抜け、今作から新たに男性Voのアルフレッド・ロメオが加入。「男かよ!?」という感じでしたが、実際聞いてみるとかなり中性的な声で、それほど違和感はありませんでした。ただ、ちょっと声が細すぎる気も…。メロディは相変わらずクサメロ全開ですが、これもちょっと減退気味かな。まぁあくまで比較的に見ての話ですけど。

とりあえず5.From Hellはかなりのキラーチューン。とにかくメロディがクサ過ぎで、アルフレッドの細めな声も結構マッチしています。イントロなどにはRPGゲームを思い出させるような勇壮さもあるし、かなり悶絶ポイントが多い曲。
2.EternityはクラシカルなKeyのイントロに悶絶。サビがちょっと弱い気もしますが、中々カッコいい曲です。クラシカルな雰囲気漂うギターソロも良いね。
他には7分というプチ大曲6.Cyrano Of Bergerac、クサメロ満載の11.The Ghost Swordあたりがオススメ。

ということでこの作品、彼等の別の作品比べるとちょっと劣ってしまう気もしますが、そこまで悪くも無いという微妙なところです。まぁ5は普通にキラーチューンですし、とりあえずファンなら持ってて損ではないかな。

オススメ度…79点

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[XASTHUR]
XASTHUR「DEFECTIVE EPITAPH」



Maleficによる一人ブラックメタル・プロジェクト、ザスターの6作目にして日本デビュー作。2007年発表。とにかく不気味・無機質・病的・カオティックな鬱系プリミティヴ・ブラックで、暗黒っぷりが半端ありません。シャーシャーとしたギター、不穏なKeyの響き、籠った音質の絶叫Voなど、その全てが狂気的。「地獄の音を録音してきました」って感じの世界観です。今作から生ドラム&チェロを導入しているそうですが、チェロがどこに使われているのかはイマイチ良くわからん。比較対象を挙げるとするとやはりBURZUMあたりになるのでしょうが、それよりさらに強烈です。あの方向性を究極まで極めたようなサウンド。ちなみに日本盤にはレア音源をたっぷり収録したボーナスCDが付いてます。

1.Souless Elegyは3分ほどの短い曲。イントロ的な役目を持っているのでしょうか。初っ端から不穏な空気が漂います。籠った音質の絶叫・うめき声がじわじわと…。
2.Purgatory Spiralもとにかく不気味な曲。浮遊感のある退廃的なシンセサウンドが何度も何度も繰り返されます。ゆ~っくりとしたテンポが恐怖感をさらに増幅。
3.Cemetary Of Shattered Masksも似たような雰囲気が続きますが、こちらでは再び恐怖の叫び声が。文字にあらわすことも不可能な凄い声です。敢えて表記してみると「ァ゛ァ゛ーーーー」とかそんな感じ。音数の少ないドラムがやけに怖い。
4.Malignant Prophecyからやっと少しメタルっぽくギターが登場。かなりノイジーなサウンドで、不気味なことには変わりないですけど。そしてVoの絶叫はさらに強烈に…。
このアルバムは全12曲なのですが、この後もずーっとこんな感じの恐ろしい世界観のまま突き進みます。中には7.Dehumanizing Processionのようにアンビエント色の強い雰囲気を持った曲もありますが、基本は絶望的・狂気的な異世界サウンドです。一番好きな曲は…、うーん…、10.A Memorial To The Waste Of Lifeあたりかな? ノイジーなギターサウンドが良い感じに耳障りで、Voも断末魔の叫びみたいになってるし、ちゃんとアンビエント的な雰囲気も出てるし、さらには低音ツーバスまで出てくるし。

ということでこのバンド、なんか色々と超越しちゃってるので普通のメタラーには全くオススメしません。鬱系ブラックが好きな人、とにかく凄いものが聞きたい人、世の中に絶望している人、不幸になりたい人はどうぞ。まぁ不幸になっても責任は取れませんが。

オススメ度…99点

点数はもう何点付ければいいのかわからないので、いろんな意味を籠めての結果です。いやまぁ実際かなり好きだけどさ。最近聞きまくってるし、過去作も音楽性に変化無しの金太郎飴状態らしいけど是非とも手に入れたいし。

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