EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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NE OBLIVISCARIS 「PORTAL OF I」
NE OBLIVISCARIS 「PORTAL OF I」

Ne Obliviscaris Portal Of I

<収録曲>
1. Tapestry Of The Starless Abstract
2. Xenoflux
3. Of The Leper Butterflies
4. Forget Not
5. And Plague Flowers The Kaleidoscope
6. As Icicles Fall
7. Of Petrichor Weaves Black Noise


オーストラリア出身のプログレッシヴブラックメタルバンド、NE OBLIVISCARISの1作目。2012年発表。

メンバーにヴァイオリン奏者が含まれており、そのヴァイオリンをふんだんに、そして効果的に利用した煽情性の高い幻想的なサウンドが特徴です。時に荒々しく、時に凶暴に、そして時に美しくという先を読ませない展開が素晴らしく、静と動や緩と急という対比を上手いこと利用した構築力が実に見事です。
演奏陣の技巧もかなりのもので、複雑な変拍子やぬるぬると蠢くベースラインなど、リズム隊も強烈。
Voは喚きタイプでなかなかに邪悪なのですが、美メロとの組み合わせでその邪悪さが上手く浄化されており、なんだか聴きやすいという印象すら受けてしまうかも。

冒頭の#1からもう美と醜の入り乱れる12分の大曲。そのくせ難解という印象はあまりなく、一つ一つのパートをじっくりと聴くことが出来るようになっています。ぎゃあぎゃあ喚いて邪悪なオーラを出したかと思いきや、それをそのまま上手く受け継いでいつの間にか美メロへと繋いでいくという流れが凄い。静灼パートの幻想性はピカイチで、後半にかけて盛り上がっていく展開も素晴らしいですね。
10分弱とこれまた長尺な#2は、荒々しいイントロからカオスに疾走しまくっていく曲。そのまま怒涛の勢いで突き進んでいくのかと思いきや、中盤で一気にクールダウンして静寂パートへと繋がり、良い感じの対比となっています。終盤で再び息を吹き返しメロディアスに突き進んでいくパートは、美しさと力強さを兼ね揃えていてとてもGood。
#3は静かなサウンドの中でめぐるましく動き回るベースラインが印象的なプログレチューン。中盤ではブラックメタルらしさもしっかりとアピールしてきます。6分弱ということで、他の曲に比べれれば比較的コンパクトにまとまった曲。
#4はまたもや12分の大曲。ってかそもそも#3以外は全て大曲なのですが…。ヴァイオリンを中心としたイントロが半分を締めますが、とても美しいので特に文句はありません。後半は咆哮とクリーンヴォイスの絡みが素敵。
#5はヴァイオリンがアダルティな雰囲気を醸し出す曲。そこにのっかる暴虐なサウンドも相変わらず。
#6はイントロの時点で既にドラマティックな香りがプンプンするのですが、そこにクリーンヴォイスがのっかっていき、徐々に盛り上がっていく扇情的な曲です。中盤の乱舞しまくるヴァイオリンと弾きまくりなギターとの絡みが至高。
#7も緩急と動静を上手く利用した曲。演奏がピタッと止まって優雅なヴァイオリンが登場する瞬間とか鳥肌モノです。

ってことで、かなり長尺な曲ばかりが並ぶ作品ですが、非常に完成度が高く、飽きる間もなくぐいぐいと惹きこまれていきます。これで1stだってんだから末恐ろしい。

<オススメの曲>
1. Tapestry Of The Starless Abstract
2. Xenoflux
7. Of Petrichor Weaves Black Noise

オススメ度…90点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

AMAZARASHI 「ラブソング」
AMAZARASHI 「ラブソング」

Amazarashi ラブソング

<収録曲>
1. ラブソング
2. ナガルナガル
3. セビロニハナ
4. ナモナキヒト
5. ハレルヤ
6. アイスクリーム
7. アポロジー
8. カラス
9. ハルルソラ
10. 祈り


青出身の二人組、アマザラシの2作目。2012年発表。

ドラマティックな曲構成と、緊迫感あふれる世界観、そしてピアノなどを積極的に取り込んだエモーショナルなロックサウンドが特徴です。前作よりも比較的明るめの音作りになっているのですが、そのくせ全体を覆う雰囲気自体はまだまだ暗く、どことなく病んだ空気も今まで通りです。

冒頭の#1からもう完全にいつものAMAZARASHIワールドが全開。最初の一音からあまりにも暗いです。哀しげな雰囲気が全体を取り巻いており、切ないメロディラインでエモーショナルに展開していき、サビで感情が爆発したように盛り上げがっていくドラマ性はさすがの一言。
#2はわりと普通のJ-Rockっぽい音使いなのですが、それでもちょっぴり陰鬱な空気を纏っているという印象。
アコースティックな始まりの#3は、歌というよりは1分半ほどの語り。
#4はピアノメインのしっとりチューン。
淡々とした印象の#5は、初めの方は普通なのですが、サビあたりでの盛り上がりはいかにもな感じでとても良い。
#6はキラキラとした音をバックにした1分半ほどの語り。
#7は少ない音数でしっとりとエモーショナルに流れていく曲。比較的明るい感じのメロディがちょっと不思議な印象を与えます。
SEとピアノをバックにした語りの#8
軽快なサウンドをバックにした#9は、暗い作品の中でキラキラと光る希望のようなものを感じさせる曲。
ゆったりとした#10も比較的明るい曲で、メロディを大切にしている感じの曲。

ってことで、前半の暗さから後半にかけてちょっとずつ明るくなっていくような作品でした。まぁ暗い感じの前半の方が完全に俺の好みなんですけどね!特に個人的にかなりの名作だと思っている前作に通じるような印象の#1はかなりのキラーチューン。全部こういう曲で固めてくれればいいのにな。あと、歌詞とかそういうのに興味のない僕には、語りとか正直邪魔にしか感じません。

<オススメの曲>
1. ラブソング(→PV)

オススメ度…83点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

ARTAS 「RIOTOLOGY」
ARTAS 「RIOTOLOGY」

Artas Riotology

<収録曲>
1. A Journey Begins...
2. Fortress Of No Hope
3. The Day The Books Will Burn Again
4. The Suffering Of John Doe
5. Rassenhass
6. O5
7. No Pasaran
8. The Grin Behind The Mirror
9. Gipfelstürmer
10. Le Saboteur
11. Mediafada
12. O5
13. Ashes Of Failure
14. Between Poets And Murderers
15. A Martyr's Dawn
16. ...Surrounded By Darkness We Are Able To See The Stars


オーストリア出身のメロディックデスメタルバンド、ARTASの2作目。2011年発表。

ユニオンの特価コーナーで200円だったものを拾ってきたのですが、これがどうしてなかなか良いではありませんか。

モダンな音像でザクザクと刻むタイプのメロデスで、曲によってはデスラッシュっぽいとこもあるかも。逆にモダンなサウンドでメロディアスに疾走する曲なんかは、メタルコアっぽい印象を受けたりもします。そのわりに従来のメタルの美味しいところも持ち合わせており、叙情的なフレーズがふんだんに登場するあたりも非常に好印象。
Voはクリーンヴォイスやだみ声、そしてわりと深みのある咆哮など、いろんな声を多彩に操っていてなかなか器用です。

喧噪とアコギのイントロ#1に続く#2は、ちょっぴり異国情緒漂うデスラッシュチューン。
#3はモダンなリフで疾走するデスラッシュチューンながらも、メロディアスな歌メロが秀逸。
#4はグルーヴ感を大切にしながら、クリーンヴォイスでサビをエモーショナルにまとめ上げた曲。
#5は小刻みなリフでメロディアスに疾走しまくる曲。グルーヴ感のあるパートとメロディアスなパートとの組み合わせ方が非常に上手い。
小休止のしっとりナンバー#6
トレモロリフとドタバタしたドラム、そしてそこにのっかる迫力のある咆哮が素敵な#7
#8はこれまたグルーヴ感を大切にしつつ、時折見せつけてくる疾走が良い感じ。
ちょっぴりダークな雰囲気からのメロい疾走が非常に魅力的な#9
#10はこれまた異国情緒あふれるメロディが印象的。そのわりにリフはとてもモダンで攻撃的です。
#11は縦ノリのリズムからドタバタとした疾走へという展開を繰り返す曲。
#12#6と同じタイトルですが、同じく小休止的なアコギのインスト。
#13はひねくれたリフをモダンに掻き鳴らしたかと思いきや、急にアコギをバックにしっとりと展開。途中で再び喧しくなって、そのまま最後まで突き進みます。
#14は弦楽器なんかが登場してちょっぴり切ない感じの仕上げに。リフは骨太でかなりしっかりしたものから、叙情的なメロディに繋がっていく感じです。
#15はサビがなんだか勇壮な印象。ヴァイキングメタルに通じるようなヒロイックな感触があります。
最後はアルバムを締めるしっとりとしたアウトロの#16で終了。

ってことで、200円とは思えない充実度にとても満足でした。普通の価格で買ったとしても十分に満足できる内容だと思います。

<オススメの曲>
2. Fortress Of No Hope
5. Rassenhass
8. The Grin Behind The Mirro

オススメ度…83点

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IRON FIRE 「TO THE GRAVE」
IRON FIRE 「TO THE GRAVE」

Iron Fire To The Grave


<収録曲>
1. The Beast From The Blackness
2. Kill For Metal
3. The Demon Master
4. Cover The Sun
5. To The Grave
6. March Of The Immortals
7. The Kingdom
8. Frozen In Time
9. Hail To Odin
10. Doom Riders
11. Ghost Of Vengeance
12. The Battlefield
13. Blacksmith Of Thunder


デンマーク出身のパワーメタルバンド、アイアン・ファイアの5作目。2009年発表。

初期のハンマー・フォールあたりに通じるような熱く勇壮なパワーメタルをやっています。ジャケの通りのいさましい戦士がありありと想像できるかのよなサウンド。雄々しいコーラスとキャッチ―なメロディとの使い分けが良い感じ。

冒頭の#1から既にヒロイックなサウンドがとても熱い。ドラマティックなイントロから疾走していく感じがいかにも過ぎてたまらない。
続く#2はさらに勇壮なメロディで駆け抜けていく曲。ザックリとしたパワフルなリフが聴きどころ満載。コーラスも良い。
#5はイントロのやたらグルーヴィーなリフが印象的。そこからちょっぴりドラマティックな方向性に進んで行くのが意外。
#7はヘヴィなリフでゴリゴリと疾走していく曲。重戦車のような重々しいリフやドラムに反して、メロディがやはりとてもキャッチーなのがポイント。
#9はタイトルからマノウォーあたりを想像しそうですが、そこらへんに通じるような熱さを持った曲。ヘイル!ヘイル!に合わせて拳を突き上げたくなるね。

ってことで、圧倒的なキラーチューンはありませんが、全体的に血湧き肉躍るような熱い作品に仕上がっております。

<オススメの曲>
2. Kill For Metal
7. The Kingdom

オススメ度…81点

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小南泰葉 「UNHAPPY BIRTHDAY」
小南泰葉 「UNHAPPY BIRTHDAY」

小南泰葉 Unhappy Birthday

<収録曲>
1. 樹の下
2. オトコノコノコトヲ
3. 時に針
4. 足枷
5. カラスの兎


日本のシンガーソングライター、小南泰葉の1枚目の三井アルバム。2010年発表。

1枚目ということで、2枚目以降と比べるとクセが弱く、まだオリジナリティが薄いものの、独特の歌い回しの片鱗は至る所に見受けられます。でもまぁ曲もまだまだ弱いし、全体的に見ると普通のガールズロックといった感じの印象かなぁ。

とりあえず一番特徴が出ているのは#2。ポップで明るい感じのロックチューンですが、Voのメロディラインに良い感じにクセが出ています。
あとはアップテンポな感じの#4も悪くない。

他は正直まぁまぁの出来!

<オススメの曲>
2. オトコノコノコトヲ
4. 足枷

オススメ度…72点

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小南泰葉 「勧毒懲悪」
小南泰葉 「勧毒懲悪」

小南泰葉 勧毒懲悪

<収録曲>
1. 極刑
2. 世界同時多発ラブ仮病捏造バラード不法投棄
3. Soupy World
4. 09電車
5. HOME
6. 12月12日(naked ver.)


日本のシンガーソングライター、小南泰葉の2枚目のミニアルバム。2012年発表。

独特の歌い回しと刺々しいロックサウンド、そしてちょっと毒のある雰囲気が特徴です。そのくせメロディがわりとポップでストレートなのがたまらん。音の質感とか歌い回しとかがちょいちょい椎名林檎っぽいなぁなんて思ったりもしたり。

#1はめっちゃストレートなロックサウンドが素敵な曲。メロディラインが良い具合にクサくてわかりやすいのも良いし、歌い回しも個性的で好きだな。
#2はちょっぴりダークさを内包しつつもとてもポップなメロディがたまらない。シャウト寸前の擦れた声も好きだし、「いっせーのっせ!」という呟きから広がっていく爽やかな雰囲気も良い。
#3はポップなピアノが跳ねる曲。楽しげな雰囲気の中にちょっと毒のある感じが良い具合にブレンドされています。
不気味な逆再生サウンドで幕を開ける#4は、何故かそのまま「赤い靴」へと突入。1分過ぎになるとやっと本編に突入しますが、かなりダークで不気味な感じになっています。弦楽器の音色も怪しさを増していて良い仕事してます。
#5はアコースティックの静かな曲で、#6も静かで哀愁漂う曲。

ってことで、ここ最近のJ-Rockの中ではかなり好きな方かも。こういう独特な歌い回し好きだからなぁ。椎名林檎に似てる似てる言われてて、まぁ確かにそれは否めないけど、それを差し置いても良い内容です。

<オススメの曲>
1. 極刑
2. 世界同時多発ラブ仮病捏造バラード不法投棄
3. Soupy World(→PV)

オススメ度…84点

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小南泰葉 「嘘憑キズム」
小南泰葉 「嘘憑キズム」

小南泰葉 嘘憑キズム

<収録曲>
1. 嘘憑きとサルヴァドール
2. ルポルタージュ精神病棟
3. 藁人形売りの少女
4. 拘束ロード
5. 脳内フラクション
6. 勧毒懲悪
7. おとなのうた (naked ver.)


日本のシンガーソングライター、小南泰葉のメジャー1枚目のミニアルバム。20123年発表。通算だと3枚目のミニアルバムになるのかな。

尖ったギターサウンドでガリガリとポップなメロディを紡ぎ出すサウンドが特徴で、個性的ながらもどことなく椎名林檎っぽい雰囲気が漂います。特に音の質感とか歌い回しが似てるという印象。ダークな雰囲気を纏いながらパワフルに展開する楽曲はなかなか良い感じで、たまに擦れるパワフルな歌声も良い感じです。

とりあえず#1がパワフルでとても良い感じ。思いっきり椎名林檎じゃん!なんて個人的には思ったのですが、それにしても良い曲。早口の歌い回しとか、荒々しいリフ回しとかが好きです。
#2はいかにもJ-Rockな感じのカラッとしたリフで始まる曲。これまた勢いがあって良い。シャウトした時のかすれ気味の声が好き。
#3は暗い感じの静かな曲で、#4はもっとダークで音数の少ない曲。
#5もシンプルなロックサウンドなのですが、乾いたドラムの音が印象的で良い。シンプルな分、独特の歌い回しが映えます。
#6は鋭角的なリフが耳に心地よく響く曲。メロディアスな感じで聴きやすいかと。
#7はアコースティックサウンドのちょっとしっとりとした雰囲気の曲。

ってことで、まだ新人ながらなかなか悪くないのでこの調子で頑張っていってほしいと思いました。

<オススメの曲>
1. 嘘憑きとサルヴァドール(→PV)

オススメ度…81点

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REINXEED 「WELCOME TO THE THEATER」
REINXEED 「WELCOME TO THE THEATER」

ReinXeed Life Will Find A Way

<収録曲>
1. Welcome
2. Life Will Find A Way
3. Follow Me
4. Save Us
5. Stranger Tides
6. Somewhere In Time
7. Freedom
8. No Fate
9. Temple Of The Crystal Skulls
10. Welcome To The Theater
11. Hiroshima
12. Halloween


スウェーデン出身のメロディックスピードメタルバンド、レインイクシードの5作目。2012年発表。

ここ数作、とても素晴らしいメロスピを提供してくれていましたが、今作も相変わらずのハイクオリティなクサメロを届けてくれました。いかにも北欧らしい透き通ったサウンドも全く変わらず。
前作よりもスピード感はちょっと落ちていますが、それでもメロスピとしては十分な速さ。メロディの方は前作よりもファンタジックで明るい方向性へとシフトし、なんだかとてもハッピーな雰囲気に仕上がっています。

イントロの#1の時点で既にとてもファンタジック。ディズニーランドの入り口のあたりでこういう音楽流れてた気がするわ。
そしてそこから続く#2はイントロでちょっとシリアスな雰囲気を醸し出しますが、そこからシンフォニックなサウンドを纏って明るく疾走していくキラーチューン。完全にいつも通りのレインイクシードです。
そしてそのまま最後まで一気にクサメロスピで突き抜けるという構成までいつも通り。マンネリと言ってしまえばそうなのですが、これは良いマンネリだと個人的には思っています。
ハロウィンのカヴァーである#12なんかも完全にレインイクシード色になってて面白い。なんか軽くなり過ぎな感も否めないけど。

まぁメロスパーなら諸手を挙げて歓迎できそうな曲が揃っているので、とりあえず聞いて損はしない内容なのではないかと。マンネリと言えどそれなりのクオリティの作品を1年周期で世に送り出してくれるのは凄い。

<オススメの曲>
2. Life Will Find A Way
9. Temple Of The Crystal Skulls
10. Welcome To The Theater

オススメ度…83点

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FLESHGOD APOCALYPSE 「ORACLES」
FLESHGOD APOCALYPSE 「ORACLES」

Fleshgod Apocalypse Oracles

<収録曲>
1. In Honour of Reason
2. Post-Enlightenment Executor
3. As Tyrants Fall
4. Sophistic Demise
5. Requiem in SI Minore
6. At The Guillotine
7. Embodied Deception
8. Infection Of The White Throne
9. Retrieving My Carcass
10. Oracles


イタリア出身のデスメタルバンド、フレッシュゴッド・アポカリプスの1作目。2009年発表。

自分は2011年の2作目を先に聴いてしまったので、"シンフォニックでテクニカルなデスメタルバンド"という印象のバンドなのですが、この頃の彼らはとても純粋でブルータルなテクニカルデスメタルをやっています。そして凄まじくカッコいい。
恐ろしいほどの音圧でゴリゴリと重機のように突き進む様はまさに圧巻なのですが、そのブルデスとしてのアグレッシヴさを一切損なわずに要所要所にクラシカルな旋律を捻じ込んでくるという離れ業をやってのけているのが末恐ろしいです。最初っから最後まで突っ走りまくっているのにすべての曲に多彩な表情が存在し、個々の楽曲がそれぞれの魅力を解き放っています。

#1はメロディ控えめの非常に攻撃性の高い曲。ドラムの手数足数の多さがヤバいです。
#2は、再びマシンガンのような攻撃的な曲。
そして#3まで聴いた時点でも未だにで凄まじい衝撃。なんだこれ、めっちゃ凶悪なのにメロディがやたらしっかりしてるぞ…。そして最後の遊園地サウンドも面白い。
#4はダークなオーラでゴリゴリと疾走しまくる曲。中盤の叙情的なリフの応酬にも感激。
#5はじわじわと押し潰してくるような圧迫感のある曲で、ドラマティックな雰囲気すら漂う展開も非常に素敵。
#6はリフが更に細かくなり、凶暴度、メロディアス度共にさらにパワーアップ。
#7では美しすぎるピアノの速弾きイントロに再びの衝撃を与えられること間違いなし。そっから凶悪に疾走を開始する瞬間は鳥肌モノです。
#8は叙情性の強いメロディがあまりにもツボ過ぎる一曲。荒ぶる演奏陣のバックでさりげなくメロディを奏でてるあたりがまた良いんだよなぁ。
そしてやはり叙情性の強いリフでめぐるましいリフ展開を見せつける#9を経て、締めのピアノのインスト#10へ。

もうとにかくデスメタルとしての本気度と、メロディセンスという圧倒的才能を存分に見せつけてくれるような作品です。

<オススメの曲>
3. As Tyrants Fall
6. At The Guillotine
7. Embodied Deception
8. Infection Of The White Throne

オススメ度…93点

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CARLY RAE JEPSEN 「CURIOSITY」
CARLY RAE JEPSEN 「CURIOSITY」

Carly Rae Jepsen Curiosity

<収録曲>
1. Call Me Maybe
2. Curiosity
3. Picture
4. Talk to Me
5. Just a Step Away
6. Both Sides Now


カナダ出身のシンガーソングライター、カーリー・ラエ・ジェプセンのEP。2012年発表。

カナディアンアイドルで3位になり、そっからじわじわと活躍の幅を広げてきたのだそうです。
国際デビューの直後ぐらいにたまたま耳にして、曲もポップで悪くないし、見た目可愛い感じなので「売れそうだなー」なんて思っていたら、今ではビルボードチャートの1位をずっとキープしてる売れっ子に。
楽曲の方は何だかゆるふわな感じのガールズロック。ちょっぴり哀愁漂うところとか、シンプルなサウンドとかにちょっとだけ初期のアヴリル・ラヴィーンに通じるような印象を感じたり。まぁあっちよりはだいぶ柔らかな感じですが。

そんなこんなで世界的に大ヒットを遂げている#1がとても良い感じの曲。キャッチーで@ポップ寄りのいかにもな曲です。シンプルさと軽快さが聴きやすくてとても良い。あとはこの曲はPVに良い感じのオチが付いていて、プロモーション的に成功したんだろうなぁと思いました。
#2もポップな曲ですがもうちょっとしっとりした雰囲気。これも親しみやすい良い曲。
その後は数曲大人しめの曲が続き、最後にちょっぴり哀愁漂いながらもとても爽やかな#6で幕を閉じるという感じです。

ってことで、流行モノですが僕はわりと好きです。
日本でも色んなとこでかかってるし、あとはちゃんとしたアルバムが1枚出れば日本でもかなり流行ってくんじゃないですかね。

<オススメの曲>
1. Call Me Maybe(→PV)
2. Curiosity

オススメ度…82点

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BONDED BY BLOOD 「THE AFTERMATH」
BONDED BY BLOOD 「THE AFTERMATH」

Bonded By Blood The Aftermath

<収録曲>
1. I Can't Hear You
2. Shepherds Of Rot
3. The Aftermath
4. Crawling In The Shadows
5. In A Wake
6. Repulsive
7. Among The Vultures
8. Show No Fear
9. Restless Mind
10. Left Behind
11. Killing In The Name


米国出身のスラッシュメタルバンド、ボンデッド・バイ・ブラッドの3作目。2012年発表。

前作発表後にメンバーが大量に脱退し、編成が大きく変わったのだとか。
シンプルながらもグルーヴ感とキャッチーさを揃えたリフがとても魅力的で、ストレートな楽曲がずらりと並んでいます。ただ、あまりにもストレート過ぎて、聴いているときに感じる心地よさが一過性のものに過ぎないのが残念。聴いてる時はそれなりに楽しめるけど、あとからわざわざひっぱり出してきて何度も何度も聴きたくなるような感じではないかもしれません。

とりあえず個人的にはザクザクとしたリフが良い感じの#1や、細かいリフを刻みつつグルーヴィーに展開する#2、多彩なリフが光り緩急も優秀な#9あたりが好みかな。

全体的に悪くはないけど、もっと突き抜けるような何かが欲しいと感じる作品でした。

<オススメの曲>
1. I Can't Hear You
2. Shepherds Of Rot
9. Restless Mind

オススメ度…77点

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BABYMETAL 「ヘドバンギャー!!」
BABYMETAL 「ヘドバンギャー!!」

Babymetal ヘドバンギャー!!

<収録曲>
1. ヘドバンギャー!!
2. ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
3. ヘドバンギャー!! (Air Vocal ver.)
4. ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト (Air Vocal ver.)


アイドルグループである"さくら学院"の"重音学部"という設定だったBABYMETALのシングル。2012年発表。

元々はアイドルグループの一部的存在だったのですが、今ではその枠を越えてメタラーその他の支持を狙って精力的に活動しているという印象です。
音の方はと言いますと、ヘヴィなギターを取り入れたポップスという感じで、簡単に言えばヘヴィロック系のミクスチャーという感じ。ただし、Voはいかにもアイドルな感じの女の子なので、そのギャップに戸惑ったり、新鮮さを楽しんだり出来ます。アイドル×メタルのミクスチャーということで、メタラーからの反応は様々。YOUTUBEのコメント欄を見て、発狂してるメタラーの姿を冷やかに眺めるのが正しい楽しみ方なのではないかと。

#1は非常にくだらないストーリーのPVも印象的なヘヴィロックチューン。グルーヴィーでモダンなリフと、キャッチーなメロディのなかなか頭に残る曲です。特に無駄にヒロイックなサビはかなりの中毒性があるのではないかと。アイドルっぽい歌声ながらも、無駄に憂いを帯びた感じなのがまた何とも。
#2はデビュー曲(?)の"ド・キ・ド・キ☆モーニング"と対になりそうなタイトルの曲。まぁ相変わらずな感じなのですが、ポップな感じがちょっと強いかな。サビ直前だけやたらヘヴィになる感じ。あとはダブステップのようなアレンジも印象的かと。

ってことで、なんだかんだ頭に残るんだよね、この子達。困ったことに。目くじら立てるメタラーがいるのもわかるんだけど、広い心で許してあげればいいと思う。

<オススメの曲>
1. ヘドバンギャー!!(→PV)

オススメ度…80点

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ANATHEMA 「WEATHER SYSTEMS」
ANATHEMA 「WEATHER SYSTEMS」

Anathema Weather Systems

<収録曲>
1. Untouchable, Part 1
2. Untouchable, Part 2
3. The Gathering Of The Clouds
4. Lightning Song
5. Sunlight
6. The Storm Before The Calm
7. The Beginning And The End
8. The Lost Child
9. Internal Landscapes


イギリス出身のプログレバンド、アナシマの9作目。2012年発表。

以前に3作目を紹介した時には「ゴシック風ドゥーム」なんて書いていたわけですが、今ではすっかりとプログレ色に染まり、メタルの範疇から完全に逸脱してきております。ただ、その圧倒的美的センスはむしろ研ぎ澄まされており、震えるほど美しいメロディが静かに紡ぎ出され続けていく様はまさに圧巻。アコースティックなサウンドでクラシカルな旋律が奏でられ、シンプルながらも掴みきれない独特の深淵さで我々を柔らかく包み込みます。

まず冒頭の#1の時点で鳥肌モノ。透き通った音色のイントロがあまりにも美しく、そのまま吸い込まれていきそうな錯覚に陥ります。Voの歌声も温かさと哀しさが同居したかのような神秘的なオーラが出まくりで恐ろしい。じわじわとした盛り上がり方にもゾクゾク。
かなり静かな#2はもはやロックとすら呼べない感じですが、男女ツインVoの絡みがとても美しい。
#3はクラシカルな旋律をアコギで速弾きした独特の旋律と、ドラマティックな構成が見事。
そしてそれを踏み台にして更なる美の極みへと達した感のある#4で再び聴く者の胸に新たなときめきの灯をともし、神々しい#5で悟りを開いたかのように儚く霧散していくかのような印象を与えていきます。
#6は10分近くもある長めの曲。美しさの中にダークで妖しい魅力が内包された独特の世界観が素晴らしいです。本作の中では比較的メタルっぽい雰囲気を漂わせているかも。
#7は初期の雰囲気を思い出させるような哀しげなメロディがとても良く、バックの演奏があまりない#8は最小限の音数でこれだけの表現力を持っているのが凄い。
最後の#9もやはり解脱の道を探しているかのような夢幻の世界が広がります。

もはやメタルの枠を超えた神秘的な作品なので、幻想的なポストロックみたいな雰囲気が好きな人は聴いてみれば良いと思います。むしろみんな聴いて。めっちゃ良いから!

<オススメの曲>
1. Untouchable, Part 1
4. Lightning Song
6. The Storm Before The Calm

オススメ度…91点

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カメラ買った話とか
最近更新が滞りがちなので、ひとつ前の記事からちょっとCD紹介の書き方の形式を変えてみた。
今までよりも雑記に近い感じで気軽に書けるような形式にしたつもり。

手抜き更新でもある程度続けたいなと思ったので、今後はこんな感じでやっていこうかと。


さて、最近更新をサボり気味な理由の一つが、相変わらず積極的に読書を進めていること。

一時期よりはペースが落ちてるものの、まだコンスタントに色々と読んでいます。


最近読んだ本でめっちゃ面白かったのが、「七王国の玉座」って本。

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ファンタジーの戦記物で、「氷と炎の歌」という物語の第一部です。
海外ではドラマ化とかもされてて、結構有名らしい。

全7部で第5部まで刊行されてて、日本では第3部まで和訳が出てるのだとか。まぁハリーポッターみたいなもんですね。

今は改めて第1部から改訂新版が順番に出ていて、この流れで第4部以降も和訳されてくのだとか。

今んとこ改訂新版は第二部の「王狼たちの戦旗」まで出ているので、早く続きを読みたいです。
まぁ給料日にならないと金なくて買えないんだけどね!


そしてもう一つ最近俺の時間を奪っている物がこれ。

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デジタル一眼レフ!

研究室の先輩につられてついつい買ってしまいました。
NikonのD3100で、4万円強で買った安物なのですが、やはり普通のデジカメとは違ってかなり綺麗に撮れます。

元々カメラはかなり好きなので、ずっと欲しかった代物。
大学院生になってスキーサークルの方が半分引退状態になったので、お金に余裕が出来始めてようやく買うことが出来ました。

まぁそのせいで今月は物凄い金欠に陥っていたんですけどね!

ってことで、とりあえず身の回りにあるものをひたすら写真にとって無邪気に遊んでおります。
普通のものでもデジイチで撮るとなんかそれっぽくなるから不思議。

キリンビール
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そこらへんの花
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地元の夕焼け
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お菓子
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せっかくなので、夏休みは色んなとこに言って色々と写真を撮ってきたいと思います。

あとはいずれは良いレンズとか買いたい。
とりあえず今は望遠レンズがめっちゃ欲しい。

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LIGHT BRINGER 「GENESIS」
LIGHT BRINGER 「GENESIS」

Light Bringer Genesis

<収録曲>
1. 創世
2. ark
3. noah
4. merrymaker
5. Babel
6. カルンシュタインの系譜
7. Just kidding!
8. 光の王女
9. espoir
10. 風
11. Love you


日本のメロディックパワーメタルバンド、ライト・ブリンガーの3作目にしてメジャーデビュー作。2012年発表。

明るく疾走感のあるサウンドと、絶妙なクサさを纏ったキャッチーなサビが持ち味でしたが、今作でもその持ち味は存分に発揮されており、むしろさらに研ぎ澄まされたという印象です。
Voはドラゴンガーディアン等の活躍でも知られる女性VoFuki。爽やかな楽曲にぴったりの、溌剌としたパワフルな歌唱が響き渡ります。

幻想的なイントロの#1から、骨太なリフのイントロが印象的な#2へ。ヘヴィ路線価と思わせるような出だしに一瞬「おやおや」と思わされますが、そっからピアノを絡めつつ徐々に明るく展開していきます。
先行シングルにもなっていた#3は、このバンドの本領発揮ともいえる疾走メロパワチューン。お約束レベルのクサメロがこれでもかとばかりに広がっていく、爽快なキラーチューンです。シンフォニックな感じの装飾も非常に魅力的。
#4はベースラインが派手で興味深い。サビになるとやはり明るく広がっていくような感覚が心地よいかと。
#5は比較的おとなしめでJ-Popっぽいなと思ったのですが、途中からしっかりとエレキサウンドが全面に出てきて一安心。プログレ風味の複雑な展開も楽しめます。
#6はドラマティックな感じがたまらない。クライマックスを超えてプロローグに入っていきそうな雰囲気。そしてやはり曲自体は良い具合にクサいです。
#7はヒロイックな疾走曲で、#8はバラード風味。
#9はテクニカルな演奏陣の技が光る一曲。
#10はピアノを中心としたバラード。ただ、しっとりという雰囲気ではなく、意外とパワフルな印象も受けます。
最後を飾る#11はヒロイックで明るいメロスピ。最後にこういういかにもな曲を持ってくるあたりがニクいですね。

ってことで、今までの延長上にあるような作品なので、今までのファンならとても心躍る作品なのではないかと。聴いたことない人もメロスピやメロパワが好きならばこの作品から入門してみれば良いんじゃないかと。

<オススメの曲>
3. noah
6. カルンシュタインの系譜
11. Love you

オススメ度…85点

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上半期ベスト 洋楽/邦楽編
引き続き上半期ベストの洋楽/邦楽編。

HR/HM編はこちら(→クリック)。

こちらも年間ベストに向けた上半期のノミネート作品という感じで、アルファベット/あいうえお順。それぞれ単独で挙げてくほど枚数聴いてないし、洋邦混ぜちゃってます。

ってことで、2012年上半期の洋楽/邦楽のお気に入り15選。
[上半期ベスト 洋楽/邦楽編]の続きを読む

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上半期ベスト HR/HM編
遅ればせながら上半期のベストを書いてみようかと思いました。
まずはHR/HM編から。

洋楽/邦楽編はこちら(→クリック)。

まぁそんな大量にCD買いまくってるわけでもないので、わりと平凡なチョイスにならざるを得ないのですが。

そしてベストと言いながら順位をつけるのがめんどくさいので、年末の年間ベストに向けた上半期のノミネート作品という感じにしました。
なのでアルファベット順です。

ということで、上半期のお気に入り15選は以下の通り。
[上半期ベスト HR/HM編]の続きを読む

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AETERNAL SEPRIUM 「AGAINST OBLIVION'S SHADE」
AETERNAL SEPRIUM
「AGAINST OBLIVION'S SHADE」


Aeternal Seprium Against Oblivion's Shade

ツインギターを擁したイタリア出身のメロディックパワーメタルバンド、AETERNAL SEPRIUMの1作目。2012年発表。イタリア出身のメロパワというと、どうしても大仰でシンフォニックなものを想像してしまいがちですが、このバンドの音作りはどちらかと言えば正統派メタル的で尖った粗削りなサウンドが特徴です。ただ、メロディのセンス自体はいかにもイタリアなクサいもので、シンフォニック要素を取り除いたドミネといった感じの印象。まだまだ初々しさが抜けず、Voのハイトーンや曲作りなど、どこを見てもB級感が全面に押し出されていますが、随所に磨けば光るようなものは感じます。

<収録曲>
1. The Man Among Two Worlds
2. Vainglory
3. Sailing Like The Gods Of The Sea
4. Soliloquy Of The Sentenced
5. In Sign Of Brenno
6. Victimula's Stone
7. Solstice Of Burning Souls
8. L'Eresiarc
9. The Oak And The Cross
10. Under Flag Of Seprium


<オススメの曲>
1. The Man Among Two Worlds
6. Victimula's Stone
10. Under Flag Of Seprium

冒頭の#1が、ドラマティックなイントロから一気に疾走を開始するあたりでとてもわくわくします。元々B級っぽい匂いがプンプンする音作りなのに、Voが入った瞬間にB級感が更にに増すのはご愛嬌。サビがもっと強力ならよかったのにな。

オススメ度…72点

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LUCA TURILLI'S RHAPSODY 「ASCENDING TO INFINITY」
LUCA TURILLI'S RHAPSODY
「ASCENDING TO INFINITY」


Luca Turilli's Rhapsody Ascending To Infinity

ルカ・トゥリッリ<G,Key>ラプソディ・オブ・ファイアから分裂して立ち上げたバンド、ルカ・トゥリッリズ・ラプソディの1作目。2012年発表。元々「ラプソディ=ルカ」みたいなところはあったので、良くも悪くもいつものラプソサウンドを継承しております。シンフォニックでやり過ぎなほどの装飾、これでもかとばかりに紡ぎ出されるクサメロ、大仰なクワイア…etc。ただ、今までよりもドラマティックさのようなものがより大袈裟になっており、まるで映画か何かのサントラのような壮大なスケールの作品となっています。注目のVoにはトリック・オア・トリートアレッサンドロ・コンティが就いているのですが、これがなんと見事に楽曲にマッチしていてとてもびっくり。トリック・オア・トリートの時は「ハロウィンそっくりな曲を上手く歌い上げるマイケル・キスクのそっくりさん」程度の認識だったのですが、ここでは少々声は細いものの、オペラティックさを加えた見事なハイトーンを聴かせてくれています。さて、そんなこんなでVoがハイトーンタイプということもあって、全体的に受ける印象はどちらかと言えばRoFというよりはルカのソロ作品に近いという印象かもしれません。まぁとにかく大仰なクサメロが好きな人なら十分に満足できる作品なんじゃないですかね。

<収録曲>
1. Quantum X
2. Ascending To Infinity
3. Dante's Inferno
4. Excalibur
5. Tormento E Passione
6. Dark Fate Of Atlantis
7. Luna
8. Clash Of The Titans
9. Of Michael The Archangel And Lucifer's Fall
10. March Of Time
11. In The Mirror


♯10ハロウィン#11ラウドネスのカヴァー。

<オススメの曲>
2. Ascending To Infinity
5. Tormento E Passione
6. Dark Fate Of Atlantis
8. Clash Of The Titans

渋いおっさんのナレーションを含むいかにもなイントロ#1を経て、堂々のクサメロを撒き散らすスピードチューンの#2へとなだれ込む流れは安定のルカさんクオリティ。サビメロの盛り上がりがとても心地良い。
#5はオペラっぽさとクサメロを上手いバランスで合わせ持った曲。男性Voと女性Voの掛け合いが良い感じですアレッサンドロ・コンティってこんなに表現力溢れるVoだったんだね。
#6はちょっぴり中東的な要素を含んだ疾走曲。まぁ結局はクサクサクサのピロピロ系メロスピなのですが、普通に良いです。
#8はサイレンの音で幕を開ける曲。いつものラプソサウンドながらも、ちょっぴりSFっぽい雰囲気が漂っているのが新鮮です。

オススメ度…84点

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PATHFINDER 「FIFTH ELEMENT」
PATHFINDER 「FIFTH ELEMENT」

Pathfinder Fifth Element

ポーランド出身のシンフォニック系メロディックスピードメタルバンド、パスファインダーの2作目。2012年発表。ヒロイックなクサメロが乱舞するデビュー作でクサメタラー達の度肝を抜いた彼らですが、今作でもそのクサメロっぷりは存分に発揮されています。全体的にペラペラな音作りだった前作に比べるとかなりしっかりとしたサウンドになっており、壮大さが幾分か増したという印象。クラシカルでファンタジックな世界観をより一層引き立ててくれるような感じです。ただ、Voの声は相変わらず貧弱。しかも今作ではそのVoにわけわかんない表現力が加わっており、限界ギリギリまでハイトーンを出してみたり、ブラックメタルばりに叫んでみたりと頑張っているのですが、いかんせん貧弱なのでなんだかチープで微笑ましい感じに帰結しております。でもまぁB級メタルっぽくてこれはこれで嫌いじゃないかも。

<収録曲>
1. Ventus Ignis Terra Aqua
2. Fifth Element
3. Ready To Die Between Stars
4. The Day When I Turn Back Time
5. Chronokinesis
6. March To The Darkest Horizon
7. Yin Yang
8. Elemental Power
9. Ad Futuram Rei Memoriam
10. When The Sunrise Breaks The Darkness
11. Vita
12. If I Could Turn Back Time


<オススメの曲>
2. Fifth Element
4. The Day When I Turn Back Time
8. Elemental Power
10. When The Sunrise Breaks The Darkness

いかにもすぎる語りの入ったイントロ#1から、無駄に大仰な#2になだれ込んでいく様は、まさに往年のラプソディのような印象。エピカルなメロディが所狭しと並ぶシンフォニックメロスピチューンです。Voが一人で演劇をしているかのように頑張っているのが微笑ましくて好き。特にブラックメタルっぽいスクリームを頑張ってるとことか応援したくなってしまう。
#4は荘厳すぎるシンフォサウンドがたまらない曲。あまりにも仰々しい装飾と、その中で煌びやかに疾走するクサメロが凄まじいです。
#8は長い曲が多い彼らの中では比較的短めの曲。コンパクトにまとまった疾走メロスピでとても聴きやすいです。
#10は低めのホーンセクションの効果でちょっとシリアスな雰囲気になっているのが印象的。クサメロと共にドラマティックに展開していきます。途中でちょいちょい顔を出すメルヘンチックなKeyの音が好き。

オススメ度…88点

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最近読んだ本の感想
二週間くらい更新をサボった。

何をしていたのかというと、本を読んでいました。
大学院生になってサークルを半分引退状態になり、時間にかなり余裕が出来たので、毎月何かを目標に立てて生きようと思っているのですが、6月の目標は「読書」を掲げてみたのです。

ちなみに5月の目標は「ダイエット」で、ちゃんと9kg痩せて目標を達成しました。

さて、そんなこんなで立てた目標は「30日で30冊」。

それにあたってTwitterとかFacebookと連携できる「読書メーター」というサイトに登録してみました。読書量を記録・管理してくれる感じで、なかなか便利なサイトです。

ちなみに僕のアカウントはこれ。

http://book.akahoshitakuya.com/u/227604

ってことで、読書メーターの集計によると、

6月に読んだ本: 33冊
6月に読んだ総ページ数: 13568ページ
日平均: 452ページ

とのこと。無事に目標達成!

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せっかくなので、読んだ本の感想でも軽く記しておきたいと思います。

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