EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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GHOST 「OPUS EPONYMOUS」
GHOST 「OPUS EPONYMOUS」

Ghost Opus Eponymous

<収録曲>
1. Deus Culpa
2. Con Clavi Con Dio
3. Ritual
4. Elizabeth
5. Stand By Him
6. Satan Prayer
7. Death Knell
8. Prime Mover
9. Genesis


スウェーデン出身のハードロックバンド、ゴーストの1作目。
2010年発表。

サタニックでオカルティックなハードロックをやっており、レトロな音質でジリジリと胡散臭いメロディを紡ぎ出していくのが特徴です。基本的には古いイギリスのバンドの様な音作りなのですが、カテドラルリー・ドリアンに見いだされてデビューしたという経緯があるだけあってドゥーミーな雰囲気もあるし、ちょっぴりプログレチックな雰囲気もあるしと、なかなか独創的な世界観。とにかく全体を包み込むオカルト風味な胡散臭さの中毒性が高く、リフからVoの歌い方にいたるまで、その全てが妙に頭に残ってしまいます。特にVoはキング・ダイアモンドみたいな素っ頓狂なハイトーンを出すわけでもなく、比較的普通な歌い方なのに、抑揚の付け方だけでここまで胡散臭い感じを醸し出せるのが凄い。

怪しいオルガンの音色が響くイントロ#1に続く#2は、歌いだしの「ル・シ・ファ~♪」の時点で胡散臭さMAX。シンプルなリフの上で浮遊感のある独特の歌メロが響くいかにもオカルト系といった感じの曲です。
#3は普通の哀愁系ロック曲の様なイントロからダークなリフへと流れていく曲。シンプルなリフなのに、しっかりノレるし頭に残ります。そしてサビでの屈折したポップセンスがたまらない。
#4も同じくシンプルなリフが印象的。こんなにシンプルなのに、サタニズムっぽさをしっかりと表現できるのが凄い。そしてVoの歌い回しは胡散臭さが凄まじく、そのくせサビになるとちょっぴり哀愁を漂わせたメロディアスな感じになるのがズルい。
#5は軽快なドラムで始まる曲。が、リフの方は相変わらず魔術的な妖しい魅力を放っており、歌メロの方も呪術的な胡散臭さが漂います。
#6ビートルズが呪われたらこんな感じになるんじゃないかというような雰囲気。キャッチーさと胡散臭さのバランスが絶妙なサビメロがとても好き。
#7はやたらドゥーミーなリフが重々しく響く曲。サビ前後では神々しいも絡み合ってきて怪しさ抜群です。
#8はブンブンとうねるベース音が印象的。やたらグルーヴィーなリフも良い。
#9は他の曲に比べて音作りがモダンな印象のイントロ。しかもやたら展開がプログレ的で実験的です。悪くはないけど、やっぱVoが入ってこないと物足りないかな。

ということでこの作品、基本的に捨て曲がゼロで、しかも一度ハマるとなかなか抜け出せないような独特の魅力を持った作品です。オカルティックな雰囲気からマーシフル・フェイトを彷彿とさせるわりに、サウンドの方は全くタイプの違うメロディアスなハードロックなのですが、オカルティックなサウンドが好きならば共通して楽しめるのではないかと思います。

<オススメの曲>
2. Con Clavi Con Dio(→PV)
3. Ritual
4. Elizabeth
6. Satan Prayer

オススメ度…89点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (F004)
ついに念願のマクロレンズを買いました。

993636_503423383065557_1400452632_n.jpg

TAMRONの

SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F004)

というレンズです。
[TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (F004)]の続きを読む

テーマ:★カメラ&レンズ・機材 - ジャンル:写真

MERGINGMOON 「KAMIKAKUSHI "神隠し"」
MERGINGMOON 「KAMIKAKUSHI "神隠し"」

MergingMoon Kamikakushi

<収録曲>
1. Nothing's All Over
2. Maleficium
3. Agonizing Choice
4. Greyen
5. When A Phantom Becomes A Fact
6. Spiritual State Of Nothingness
7. Warring States Period
8. Crimson Persimmon
9. In Merging Lives
10. Secret Eros
11. Owaru Ate Naki


東京出身のメタルコアバンド、マージングムーンの2作目。
2013年発表。

ゴリゴリのデスメタルサウンドにエレクトロニックなピコピコKeyを積極的に絡ませるというのが基本のスタンスで、そこにちょいちょい和の雰囲気もぶち込んでくるあたりがなかなか独特です。琴や尺八などの楽器も積極的に取り入れており、個人的にはかなり好みの系統。曲作りも凝ってるし、演奏技術も高いし、デスヴォイスを含めた色々な声を使い分ける女性Voとクリーンヴォイスの男性Voのツイン編成ってのもなかなか良い。ピコピコにしたいのか和サウンドを強調したいのかどっちつかずなところもあるのですが、慣れると意外と悪くない気がしてきてしまいます。
せっかく「現代に生きる少女がタイムスリップする」という大層なコンセプトを掲げているのに、イマイチ音楽からそのコンセプトが伝わってこないのだけがちょっと残念かな。

<オススメの曲>
2. Maleficium
9. In Merging Lives
10. Secret Eros

オススメ度…83点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

HIBRIA 「SILENT REVENGE」
HIBRIA 「SILENT REVENGE」

Hibria Silent Revenge

<収録曲>
1. Silent Revenge
2. Lonely Fight
3. Deadly Vengeance
4. Walking To Death
5. Silence Will Make You Suffer
6. Shall I Keep On Burning
7. The Place That You Belong
8. The Scream Of An Angel
9. The Way It Is
10. Bleeding On My Regrets


ブラジルの正統派メタルバンド、ヒブリアの4作目。2013年発表。

ユーリ・サンソン<Vo>の超絶ハイトーンで圧倒する熱い熱いパワーメタルをやっていた彼らですが、前作では重さに重点を置きすぎてメロディの質が格段に下がり、ユーリの歌声を全く生かせないような作品になってしまっていました。今作は前作とはまたちょっと違った雰囲気になっており、ちょっぴりモダンな音作りにスラッシーでグルーヴィーなリフを中心としたサウンドに変化。前作のこれじゃない感は凄まじかったですが、今作もやっぱりこれじゃない感がちょっとあります。ただ、前作よりは曲がそこそこ魅力的で、初期の彼らを知らなければ普通に楽しめるくらいの出来。ユーリの歌唱はやっぱり上手いですし、リフもフックのアル秀逸なものも多いですし、比較的ノリ易い曲も多いです。ただ、この程度のバンドだったら他にもいるし、別にヒブリアじゃなくても良いんだよなぁなんて思ってしまったり。やはりヒブリアには1stや2ndのような高音域で暴れまわる強力なパワーメタルを求めてしまいます。

<オススメの曲>
2. Lonely Fight
3. Deadly Vengeance
5. Silence Will Make You Suffer(→PV)

オススメ度…79点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

宮城谷昌光の『楽毅』を読了
宮城谷昌光の『楽毅』全4巻を読み終わった。

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実は中学生の頃に一度読んだことがあるのですが、友達が「『楽毅』読み始めたよー」というので触発されて再読してしまいました。

宮城谷昌光は一番好きな作家と言っても良いんじゃないかというくらい好きで、全部とまではいかないまでも、大多数の本は読んでいると思います。

その中でも『楽毅』は初めて読んだ宮城谷作品なので、思い入れも非常に強い作品。
タイトルの通り、中国の戦国時代に中山という小国を支え、中山滅亡後には燕の国を支えた名将である楽毅が主人公です。

歴史小説ってのは歴史上の偉人が主人公になることが多いわけで、必然的に主人公は凄い人だったり超ハイスペックだったりするわけです。つまり少年漫画的な「俺強ぇぇぇ」状態で無双してくれるわけで、読んでいてとてもわくわくするというのが個人的には歴史小説の最大の魅力だと思っています。
しかも中国歴史物は儒教的な要素が強く、仁義礼智をわきまえた人間性も高い登場人物が多いわけで、読んでいてとても清々しい。「大概同じパターンじゃん」と言われてしまうと元も子もないのですが、そういう王道主人公が大活躍するお話が好きなんだからしょうがない。

で、楽毅もまさにそんな感じの王道なハイスペック主人公。

天才的な軍才を持ち、行政にも長け、謙虚で、人徳もあって、武芸にも秀でているという完全無欠な存在。
実際に凄いエピソードがいくつもある武将だし、実際にそんくらいすごかったんだなぁと思ってしまいます。

うん、やっぱりこういう話は読んでてわくわくするわ。

そしてさらに、宮城谷昌光の文章が個人的にとても好みなのは、適度なうんちくを披露しながらしっかりと物語として文章が構築されているという点です。
司馬遼太郎はちょっとうんちくが多過ぎると感じてしまう僕には宮城谷昌光の文章は絶妙の配分で、物語として読みながらちょっとした知識を得られるというのがとても魅力的です。

最近の宮城谷昌光はちょっとうんちくの比率が増えてきてる気もするけど、『楽毅』の頃は良い具合のさじ加減。

とまぁ長々と語ってしまったわけですが、とりあえず言いたいのは、「やっぱ『楽毅』は面白いと改めて思いました」ということです。

面白いからみんな読みましょう。

さーて、この流れで次は『孟嘗君』でも再読するかなー!

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

SACRIFICIA MORTUORUM 「RAILLER l'HYMEN DES SIECLES」
SACRIFICIA MORTUORUM
「RAILLER l'HYMEN DES SIECLES」


Sacrificia Mortuorum Railler lHymen des Siecles

<収録曲>
Acte 1: L'allégorie Du Masque
 1. Mort Noire (Quadryatique Des Princes Mécènes)
 2. Vanitas Vanitatum, Et Omnia Vanitas
Acte 2: Éloge Du Deuil Et De La Déraison
 3. Lacrimae
 4. De Poussière
Acte 3: La Mort Et Ses Échansons
 5. Flammifera Nox
 6. Fragments Épars


フランス出身のブラックメタルバンド、SACRIFICIA MORTUORUMの4作目。2012年発表。

ペイガンブラックメタルという触れ込みだったので手に取ってみたのですが、ペイガンメタルの様な勇壮さやフォークっぽさはほんのわずかで、むしろSHININGあたりに通じるような鬱ブラック的なサウンドが中心でした。メロディというよりは、思想的な部分にペイガニズムが含まれているのかな。チリチリとした暗いトレモロや、アコースティックの不気味なパートなど、聴いていると気が滅入ってしまうような鬱っぷりの中に、ほんのわずかだけ美しさや哀愁を内包してる感じがちょっと良い感じです。
Voも悲壮感漂う苦しげな絶叫をしており、雰囲気としてはBURZUM系統の叫び。この鬱サウンドにはよく合っていると思います。

アルバム全体が3部にわかれているようで、各部が2曲の全6曲。どの曲も比較的長めで、淡々とした雰囲気が続きますが、個々のメロディや雰囲気はなかなか秀逸なのではないかと。

<オススメの曲>
1. Mort Noire (Quadryatique Des Princes Mécènes)

オススメ度…81点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

DRAKKAR 「WHEN LIGHTNING STRIKES」
DRAKKAR 「WHEN LIGHTNING STRIKES」

Drakkar When Lightning Strikes

<収録曲>
1. Hyperspace - The Arrival
2. Day Of The Gods
3. The Armageddon Machine
4. In The Belly Of The Beast
5. Revenge Is Done
06. WhenLightningStrikes
7. Winter Soldiers
8. Salvation
9. At The Flaming Shores Of Heaven
10. We Ride
11. The Awakening
12. My Endless Flight
13. Aftermath - The Departure
14. Engage!
15. New Frontier


イタリア出身のメロディックパワーメタルバンド、ドラッカーの4作目。2012年発表。

イタリアというとラプソディーを始めとしたエピックメタルの国というイメージですが、このバンドもイメージから外れることのない勇壮さとクサさを兼ね揃えたエピックメタルをやっています。
なんと前作から約10年ぶりの作品とのことですが、残念ながら過去作は未聴。どうやら初期は典型的なクサメロスピといった感じのサウンドだったようです。今作ではかなり正統派メタル寄りの音となり、勇壮なコーラスも相まってヴァイキングメタル風に聴こえることもちらほら。チープながらもシンフォアレンジが散りばめられており、クサさと絶妙なダサさをアップさせることに一役買っています。Voもハイトーンではなく中音域で朗々と歌い上げるタイプ。上手くもないけど、無理な音域を使っていないので、下手に聴こえるということも特にありません。
全体的にドラティックさを重視した作風なので、クサメロ乱舞を期待して聴くとちょっと肩透かしを食う可能性もあるかもしれません。

個人的には#12とか#15のようないかにもなクサメロスピの方が好みなので、もっと全体をこの方向性で纏めて欲しかったかなー。

<オススメの曲>
12. My Endless Flight
15. New Frontier

オススメ度…76点

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EYECONOCLAST 「DRONES OF THE AWAKENING」
EYECONOCLAST
「DRONES OF THE AWAKENING」


Eyeconoclast Drones of the Awakening

<収録曲>
1. Proclaiming From Dead Dimension
2. Rise Of The Orgamechanism
3. Dawn Of The Promethean Artilect
4. Anoxic Waters
5. Sharpening Our Blades On The Mainstream
6. Obsolesced
7. Hallucinating In Genetic Disarray
8. XXX - Manifest Of Involution
9. Mother Genocidal Machine
10. Invoking Carnage (Racing Blind)
11. Executioner (Slayer Of The Light)


イタリア出身のテクニカルデス/デスラッシュバンド、EYECONOCLASTの2作目。2013年発表。

デスラッシュよりはデスメタルに近く、デスメタルよりはデスラッシュに近いようなサウンドです。とにかく超高速ブラストが非常に魅力的で、軽めの音でスタタタタタタと叩きまくられる様子がとても爽快。こういう手数足数の多いドラムはやはり聴いていて気持ち良い。ギターもザクザクと刻む系ではあるのですが、要所要所にメロディアスで叙情的なフレーズを挟み込んでくるところがとてもニクいです。ブルータルさというよりも、とにかくスピードと勢いで押し切るタイプなので、何も考えずに聴けるところがとても良い。

まずは冒頭の#1の時点で凄まじいブラストの嵐。そしてギターソロが異様にメロい。
#2もスタタタタタというドラミングが心地よく、もはやキャッチーにすら聴こえてしまうほど。その割に結構複雑なリズムを繰り出してくるところがとても良いです。サビの掛け声が比較的ポップなのもたまらぬ。
#3はとてもデスラッシュ的なザックザクのリフが印象体な曲。畳み掛けるようなVoの吐き捨てヴォイスもカッコいい。
その後も一瞬も息をつかせないような凄まじい攻勢を続け、最後まで一気に駆け抜けてくれます。

とりあえず力と勢いで押し切るタイプのですメタルが好きな人や、激しめなスラッシュメタルが好きな人はぜひ!

<オススメの曲>
1. Proclaiming From Dead Dimension
2. Rise Of The Orgamechanism
3. Dawn Of The Promethean Artilect
4. Anoxic Waters
5. Sharpening Our Blades On The Mainstream
8. XXX - Manifest Of Involution

オススメ度…91点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

DECEMBER FLOWER 「WHEN ALL LIFE ENDS」
DECEMBER FLOWER
「WHEN ALL LIFE ENDS」


December Flower When All Life Ends

<収録曲>
1. Invasion
2. The Apprentice
3. Your Darkest Path
4. As Darkness Reigns
5. Aeon
6. Dying Sun
7. Life Ends
8. Despise Your Life
9. Lost In Twilight
10. And Blood Has To Be Shed
11. The Fountain


ドイツ出身のメロディックデスメタルバンド、ディッセンバー・フラワーの1作目。2011年発表。

初期インフレイムスを彷彿とさせるような、メロディアスかつ叙情的なリフを前面に押し出したオールドスクールなメロデスをやっています。曲によってはディセクションあたりを思い出させるようなメロブラ風のトレモロや激しいブラストが配されていたりもして、とにかくスウェディッシュな雰囲気が全体を覆っているという印象。音がもっさりとしているのでちょっと気になる人は気になるのかもしれませんが、個人的には荒々しさの増強に繋がっていると思うのであまりに気になりませんし、その中に光るメロディアスなフレーズを際立たせるのにも一役買っているのではないかと思います。決して真新しいことをしているわけではないのですが、やたらモダンなサウンドのメロデスバンドが増える中、伝統的なメロデスを頑なに守るような音作りをしているという点は非常に好感度が高い。オーセンティックなメロデスが好きな方はぜひ。

<オススメの曲>
2. The Apprentice
3. Your Darkest Path
8. Despise Your Life

オススメ度…83点

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草津温泉に行ってきた
サークルの同期と4人で草津旅行に行ってきた。

僕が旅行というと基本的にドライブ旅行だったのですが、なんと今回は珍しく電車旅。
「リゾートやまどり」という特急でゆるゆるとお出かけしてきました。

まぁ草津といったら温泉なわけで、むしろ温泉以外に何もないんわけで、ひたすらのんびりとした旅行でした。
たまにはこういうのも良いかな。

RYO_4268.jpg


これは草津の湯畑で撮った写真。湯の花を採るためのものらしい。

RYO_4370.jpg


こっちは2日目に行った白根山の湯釜。
色が本当に絵具みたいでした。

土日をあまりにもゆったり過ごしてしまったので、明日からの研究室生活がまたツラいです。
先生に発表論文の添削をお願いしなくては…。

テーマ:日記 - ジャンル:日記

RUDRA 「BRAHMAVIDYA IMMORTAL I」
RUDRA 「BRAHMAVIDYA IMMORTAL I」

Rudra Brahmavidya Immortal I

<収録曲>
1. Now, Therefore…
2. Illusory Enlightenment
3. Ravenous Theories of Deception
4. Vultures of Slavery
5. Incredulous Void
6. Sinister Devotion
7. Harrowing Carrions of Syllogism
8. Embryonic Theologies
9. Supposed Sages of Sensuality
10. Hymns of the Immortal Self
11. Advaita Samrajya


シンガポール出身のブラックメタルバンド、ルドラの6作目。
2011年発表。

デスメタルとブラックメタルの中間くらいの音楽性で、ヴェーダをテーマにしたオリエンタルで宗教クサいサウンドが特徴となっています。ダークでとても宗教チックな妖しい雰囲気たっぷりなのですが、神秘的かといわれるとそうでもないというところが不思議。宗教クサいデスメタルということでナイルと比べられたりもしてたりするようですが、それもそれで違うんだよなぁ。派手なリフやブラストも無いし、迫力満点なデスヴォイスとかもないんだけど、それでもめっちゃ頭に残るこの雰囲気がズルい。

<オススメの曲>
2. Illusory Enlightenment

一気に爆走に転じる瞬間と、中盤の胡散臭くてオリエンタルなメロディが秀逸です。

オススメ度…80点

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RESONECIA 「SCHICKSAL」
RESONECIA 「SCHICKSAL」

Resonecia Schicksal

<収録曲>
1. Verbrechen
2. Ungluck
3. Diva der Stolzes
4. Grief
5. Fazit of Fate
6. Preis
7. Aufenthalt einer Partei


同人メタルバンド、レゾネシアの1作目。2012年発表。

同人界で活躍しているバンドで、これ以前にEPを数枚出しているようですが、今作がフルアルバムとしては1作目になのだそう。
同人音楽らしい雰囲気を残しつつ本格的なシンフォニックなメロスピをやっており、エピカルでクッサいメロディが次々と繰り出されます。同人音楽っぽさが絶妙にクサさを増幅していて、手が付けられないくらいの異臭騒ぎメタルに。マジ激クサぷんぷん丸だわ。
「物語音楽」を自称しており、サンホラタイプのストーリー性のある作品としてまとめられているのもエピカルな感じで良いです。サウンドの方もサンホラの「CHRONICLE 2ND」をがっつりメタルにしたような印象がちょっとあるかも。
Voはちょっと線の細い女性Voなのですが、この手のサウンドには抜群に相性の良いタイプだと思います。仰々しいクワイヤも素敵。

冒頭の#1の開始1秒で既に悶絶間違いなしのクサメロっぷりを発揮してくるのがまず凄い。なんだこのヒロイックな弦楽器の音色は!そっからいかにもなコーラスを経てAメロに入るのですが、やっぱりそこもクサすぎて卒倒する。サビは明るいメロディで、男性Voを絡めつつ伸びやかに広がっていきます。
個人的にツボ過ぎて死にかけたのは#3で、「なかなかこんなエピックメタルにはお目にかかれない!」と絶賛したくなるほどの珠玉の出来。どんだけクサいんだ!ヒロイックなクワイヤも最高だし、何と言ってもサビメロが凄まじくクサいです。ソプラノとアルトが絡み合う感じが本当にたまらない。歌詞が無駄にファンタジックでダサいってのもクサさを増幅させててたまらない。死ねる。

アルバム全体を通して7曲で40分くらいしかないというのも、シンプルに聴きやすくて良いと思います。こういう音楽ってあんま長いと聴き疲れするし。
ってことで、全世界のクサメロファンは是非。アマゾンとかでも売ってるので、同人音楽にしては手に入りやすい方だと思います。

<オススメの曲>
1. Verbrechen
3. Diva der Stolzes(→YOUTUBE)
5. Fazit of Fate
6. Preis

オススメ度…89点

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INSOMNIUM 「ABOVE THE WEEPING WORLD」
INSOMNIUM
「ABOVE THE WEEPING WORLD」


Insomnium Above The Weeping World

<収録曲>
1. The Gale
2. Mortal Share
3. Drawn to Black
4. Change of Heart
5. At the Gates of Sleep
6. The Kill Joy
7. Last Statement
8. Devoid of Caring
9. In the Groves of Death


フィンランド出身のメロディックデスメタルバンド、インソムニウムの3作目。2006年発表。

ダークな雰囲気の中で叙情的なリフがぐいぐいと紡ぎ出されていくメロデスをやっており、いかにも北欧な雰囲気や、「これぞ古来から伝わる伝統的なメロデスの姿!」みたいないかにもなサウンドがとても秀逸なバンドです。メロデスの有名所がモダン化したり、メタルコア化している中、こういうオーセンティックなスタンスをかたくなに守り続けているバンドがいるととても嬉しくなってしまう。前作や前々作ではまだまだもっさりとしたイモ臭さが残っていたのですが、今作ではそれが一気に洗練され、このバンドならではの良さを保ったままのステップアップに成功しています。

とりあえずちょっと長めのイントロ#1に続く#2の叙情性たるや!もはやクサメロなんじゃないかって言うくらいにメロいリフがこれでもかとばかりに繰り出されるイントロの時点でノックアウトです。その後の扇情力も凄まじい。
他の曲も全体的に似たような雰囲気なので、そこが弱みでもあり強みでもあるという感じなのですが、個人的にはどこを切っても叙情メロが溢れ出てくるのでとても満足な作品です。

<オススメの曲>
2. Mortal Share(→PV)
3. Drawn to Black

オススメ度…84点

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VRAIN 「VAPTISM OF MARS」
VRAIN 「VAPTISM OF MARS」

Vrain Vaptism Of Mars

<収録曲>
1. Mars
2. Vaptism
3. Sabre Royale
4. Violent Chase
5. Rune After Lie
6. Vampire Kiss
7. Roaming Eyes
8. Niagara
9. Shadow Love
10. Farewell Melody


"ネオドラマチックサイバーハード"を自称する国産メタルバンド、ブレインの2作目。2013年発表。

大層なジャンルを自称していますが、基本的にはピコピコ&キラキラ系のKeyをふんだんに使ったメロパワです。ゲーム音楽からの影響が大きいということで、Keyの使い方はそういうとこから来てるんだろうなという感じ、X-Japanからも影響を受けているらしく、ギターの音とか、ドタバタしたドラムとか、そもそもメロディにもそれっぽい雰囲気がちらほらと顔を出します。VoはHIROという女性なのですが、ソプラノとかハイトーンというわけでは無くとても普通な感じなので、それが逆に新鮮かも。
歌謡曲っぽいクサメロがとても好みで、なんだかんだデビューミニアルバムからずっと律儀に追っかけているバンドなのですが、「デビューミニ→前作→今作」という順にメロディの質が落ちてきているという印象なので、もう少し頑張ってほしいです。今作も前半にはちらほら悪くないクサメロが散見しているので、そこをもっと伸ばしてくれー。

<オススメの曲>
2. Vaptism

この曲だけ絶妙にクサくて良い。最後までこの勢いで突っ走ってくれれば良いのに。

オススメ度…78点

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REVOCATION 「CHAOS OF FORMS」
REVOCATION 「CHAOS OF FORMS」

Revocation Chaos Of Forms

<収録曲>
1. Cretin
2. Cradle Robber
3. Harlot
4. Dissolution Ritual
5. Conjuring The Cataclysm
6. No Funeral
7. Fractal Entity
8. Chaos Of Forms
9. The Watchers
10. Beloved Horrifier
11. Dethroned
12. Reprogrammed


米国出身のデスラッシュメタルバンド,レヴォケイションの3作目。
2011年発表。

デスラッシュとか言いながらもサウンドはかなりスラッシュメタル寄りで、あまりデスっぽい要素はありません。基本的にはザックザクのリフで勢いよく突っ走っていくタイプなのですが、曲によってはいきなり正統派メタルっぽくなったり、はたまたプログレっぽい転調を繰り返してみたりとやたら個性的。リフも唐突にメロディアスになったり、Voも明るいコーラスがいきなり始まったりと、聴いていてとても楽しいです。
ジャンルの枠にとらわれない自由奔放なスラッシュメタルという感じで、ごった煮サウンド大好きな僕にとってはあまりにもツボ過ぎるサウンドでした。

<オススメの曲>
1. Cretin
2. Cradle Robber
6. No Funeral
10. Beloved Horrifier
11. Dethroned

オススメ度…87点

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LINKED HORIZON 「自由への進撃」
LINKED HORIZON 「自由への進撃」

Linked Horizon 自由への進撃

<収録曲>
1. 紅蓮の弓矢
2. 自由の翼
3. もしこの壁の中が一軒の家だとしたら


サウンドホライズンのRevoによる別プロジェクト、リンクドホライズンの2枚目のシングル。2013年発表。

Revoが他作品とコラボする時の名義がこのリンホラなのですが、今作では『進撃の巨人』のアニメ主題歌を手掛けています。同人音楽として細々と音楽活動をスタートしたRevoがこんな人気作品の主題歌を手掛けるまでになるとは…!
ちなみに僕自身はアニメには興味ないので『進撃の巨人』も当然のように見てはいないのですが、漫画の方は人から借りて「わりと面白いー」なんて思いながら読んでいました。

リンホラはアルバムの「ルクセンダルク大紀行」が「なんだかなぁ…」な出来だったので、このシングルも平凡なアニソンなんだろうと思っていたのですが、思った以上にサンホラらしさが発揮されていてびっくり。全てをRevo自身が歌っちゃってるのがちょっと残念ではありますが、それを差し置いても良い内容です。これで外部のもっと上手い人に歌わせれば完璧だったのに!

前期オープニングである#1は、イントロの雰囲気が思いっきり「Moira」収録の"冥王"。その後の展開も実にサンホラらしい大仰な雰囲気とクサメロ乱舞でとても素晴らしいです。ギターソロなんかは思いっきりメロスピだし、中盤の語りもクサメタルのおおどうな感じで良い。『進撃の巨人』にぴったりな雰囲気なのに、サンホラらしさ全開なのが凄いと思いました。
後期オープニングである#2は凱旋曲っぽい明るいイントロから、ピロピロのクサメロスピへ変化し、さらに大仰なシンフォニックメタル風味になったのち、プログレ風味の間奏に突入するというやりたい放題な曲。あんまアニソンっぽくはないけど大丈夫なのかな?派手派手な展開は個人的に好みなので全く問題ないのですが、アニメの前にこれ流れてくるとサンホラ聴かない人はびっくりするんじゃないかと思ってしまいました。
#3は打って変わって静かな曲。と思ったら、ジワジワと壮大に盛り上がってくる映画のエンディングのような曲でした。

ってことで、Revoの作品の中でもアニメの主題歌という特殊な位置付けですが、普通にサンホラの作品として聴いても違和感ないような内容でした。
とりあえず『進撃の巨人』は漫画もアニメもかなり人気っぽいので、これを機にサンホラの他の作品をもっと聴いてファンになる人が増えてくれれば良いな…なーんて思っていたり。この作品に近いのは最近のサンホラだろうけど、個人的には初期の「CHRONICLE 2ND」とか「ELYSION -楽園幻想物語組曲-」のあたりを全力で推したい。

<オススメの曲>
1. 紅蓮の弓矢
2. 自由の翼

オススメ度…81点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

LINKED HORIZON 「ルクセンダルク大紀行」
LINKED HORIZON 「ルクセンダルク大紀行」

Linked Horizon ルクセンダルク大紀行

<収録曲>
1. Theme of the Linked Horizon
2. ルクセンダルク紀行
3. 虚ろな月の下で
4. 君は僕の希望
5. 風の行方
6. 雛鳥
7. 愛の放浪者
8. 純愛 十字砲火
9. 花が散る世界
10. 巫女の祈り
11. 希望へ向う譚詩曲
12. No Title
13. ピコピコ戦闘曲メドレー


サウンドホライズンRevoによる別プロジェクト、リンクドホライズンの1作目。2012年発表。

ユニット名には「外の世界と繋がる」という意味が込められているらしく、主に他作品とのコラボレーションをする際の名義となっているようです。基本的にメンバーはRevoのみで、そこに楽曲によって毎回違うサポートがつくという編成。
この作品はニンテンドー3DS用ゲームの『ブレイブリーデフォルト』という作品とコラボレーションしているらしく、ゲーム内で使われている楽曲のロングバージョンやVo入りバージョンが収録されているのだとか。そもそも3DSすら持ってないから知らんけど!

内容の方はサンホラに通じる要素は多分に散見されるものの、比較的サンホラよりもクセの無い楽曲が並んでいて、あまり印象に残らない曲ばかり。クサメロも少ないし、やりすぎな演劇風味もないし、ドラマティックさも少ないし…。ホント平凡なアニソンっぽい曲が多い。
ただ、冒頭の#1だけは「Moira」あたりのサンホラに通じるような楽曲で、無駄にドラマティックで大仰な感じが良い。派手なイントロから優しげなクサメロへ続き、そっからジワジワと盛り上がっていく構成がたまらないです。全部こういう曲だったら良かったのに。まぁコラボした作品の雰囲気に合わせなきゃだからしょうがないんだろうけど。

<オススメの曲>
1. Theme of the Linked Horizon

オススメ度…72点

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NOSTRA MORTE 「SIN RETORNO」
NOSTRA MORTE 「SIN RETORNO」

Nostra Morte Sin Retorno

<収録曲>
1. Camino al Jaguar
2. El Mal es mi Dios
3. Nova
4. La Prision de los 100 Anos
5. Cuando la Muerte se Viste de Gloria (Mariachi)
6. El Amo del Reflejo
7. El Llamado
8. Instrumental
9. Erick el Rojo
10. Requiem DeMort
11. Persefone
12. Sin Retorno


メキシコ出身のシンフォニック系ゴシックメタルバンド、NOSTRA MORTEの2作目。2012年発表。

メキシコというとゴアの国というイメージしかないのですが、お国柄からは想像もできないようなシアトリカルで真っ当なゴシックメタルをやっています。男性Voが二人と女性Voが一人という構成で、オペラティックなソプラノヴォイスに男性の朗々とした歌声が妖しく絡み付きます。曲の方はゆったりとしたドラマティックな構成が多く、じわじわと盛り上がっていくタイプ。シンフォニックで壮大なくせに派手さはあまりなく、緊迫とした雰囲気で堅実にメロディを紡ぎ出していくという感じ。作業とかしながら聞き流す分には申し分ないけど、じっくりと何度も聴きたくなるほどのキラーチューンが無いのがちょっと残念かな。シアトリカルな雰囲気にマッチしたスペイン語の巻き舌Voはなかなか好みではあるんだけど。

<オススメの曲>
6. El Amo del Reflejo
9. Erick el Rojo
12. Persefone(→PV)

オススメ度…78点

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KONTRUST 「TIME TO TANGO」
KONTRUST 「TIME TO TANGO」

Kontrust Time To Tango

<収録曲>
1. Dancer In The Sun
2. Play With Fire
3. On The Run
4. Personal Rotation
5. The Smash Song
6. Sin
7. We Add The World
8. Mainstream Bypass
9. Clown Parade
10. 1K1
11. Lato
12. Vodka, Tribe And Dynamite
13. Zero
14. Känämänännä
15. Bomba
16. Face And Filter

オーストリア出身のミクスチャーメタルバンド、コントラストの1作目。2010年発表。

ミクスチャーといっても、いったい何と何が混ざり合っているのか意味不明なくらい独創的なサウンドをしており、へヴィロックを中心に、レゲェ、ヒップホップ、民族音楽、ダンスミュージックなど、ありとあらゆるものが混沌と渦巻いています。基本的には能天気で楽しいサウンドに終始しており、トライバルなグルーヴ感でノリノリになりながら愉快に爽快に跳ね回る感じ。男女ツインVoなのですが、男も女も非常に表現力豊かで、普通の歌唱からラップまで幅広くこなしています。
へヴィなのにキャッチーで、ふざけてるのにカッコいいという、とってもセンスフルな作品。

<オススメの曲>
1. Dancer In The Sun
2. Play With Fire
3. On The Run(→PV)
5. The Smash Song(→PV)
9. Clown Parade
15. Bomba(→PV)

トライバルなへヴィロックサウンドということで、セパルトゥラの"Roots Bloody Roots"を彷彿とさせる曲がちらほら。特に#15とか。まぁセパルトゥラとは比べ物にならないくらい能天気だけど。

オススメ度…88点

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GYZE 「FASCINATING VIOLENCE」
GYZE 「FASCINATING VIOLENCE」

Gyze Fascinating Violence

<収録曲>
1. Desire
2. Desperately
3. Fascinating Violence
4. Regain
5. Trash My Enemy
6. A Dynasty
7. Final Revenge
8. Trigger Of The Anger
9. Day Of The Funeral
10. Midnight Darkness
11. The Black Era


国産メロディックデスメタルバンド、ギゼの1作目。2013年発表。

元はSUICIDE HEAVENという名前で活動していたのを改名し、イタリアのレーベルCoroner Recordsから、DISARMONIA MUNDIEttore Rigottiプロデュースの元で海外デビューを果たしました。
叙情メロや泣きメロたっぷりのあまりにクサすぎるメロデスをやっており、タイプとしては完全にSERPENTVEILED IN SCARLET系統の音楽性。いかにも日本のメタルという感じのメロディがしっかりと洗練されており、クサさを高めることに一役買っています。
メンバーの写真はかなりヴィジュアル系に近い感じですが、確かにメロディとか音の質感がVERSAILLESあたりを彷彿とさせるかもなぁという気がしないでもない。メタルっぽいヴィジュアル系に、本格的なデスヴォイスをのっけてみたら、「それってつまりメタルじゃん!」ってことになっちゃった感じ。
メロディの良さに特化したストレートな慟哭クサメロデスなので、その手のサウンドが好きな方は是非。

<オススメの曲>
1. Desire
3. Fascinating Violence
8. Trigger Of The Anger
9. Day Of The Funeral
10. Midnight Darkness

#9のメロディのクサさと哀愁が異常。

オススメ度…90点

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MACHINAE SUPREMACY 「RISE OF A DIGITAL NATION」
MACHINAE SUPREMACY
「RISE OF A DIGITAL NATION」


Machinae Supremacy Rise of a Digital Nation

<収録曲>
1. All of My Angels
2. Laser Speed Force
3. Transgenic
4. Rise of a Digital Nation
5. Pieces
6. Cyber Warfare
7. Republic of Gamers
8. Battlecry
9. 99
10. Hero


スウェーデン出身のメロディックメタルバンド、マシーン・スプレマシーの2作目。2012年発表。

ゲーム音楽から多大な影響を受けているそうで、メロハーのような明るいメロディの上にピコピコサウンドやキラキラとしたシンセなどがたっぷりちりばめられているのが最大の特徴。自らは"SID-Metal"を名乗っているそうです。せっかくゲーム音楽の影響を受けてるんだから、もっとクサメロが強ければなぁ…なんて思ってしまったりもしますが、これはこれで悪くはない。Voがちょっと弱めなので、そこらへんはもうちょっとなんとかなると良いかな。
このままのスタイルでもっと成長していってくれればとても好みな感じになるバンドだと思いました。

<オススメの曲>
1. All of My Angels
2. Laser Speed Force
4. Rise of a Digital Nation

オススメ度…78点

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あさき 「神曲」
あさき 「神曲」

あさき 神曲

<収録曲>
1. 蛹
2. 蛍
3. 幸せを謳う詩
4. この子の七つのお祝いに
5. 予後の音
6. 月光蝶
7. 赤い鈴
8. 雫
9. 神曲
10. 空澄みの鵯と


コナミのBEMANIシリーズのコンポーザー、あさきの1作目。2005年発表のモノはコナミスタイルでの通信販売のみだったそうですが、僕が持っているのは2012年にリマスターされて全国販売されたものです。

人気ゲームの収録曲のロングバージョンと新曲という構成だったそうですが、結果的に新曲4曲のうち3曲はゲームの方に逆輸入されたので、収録曲のほとんどはBEMANIシリーズに入っているのだとか。

肝心の音楽の方はメタル寄りのヴィジュアル系といった感じ。変拍子を取り入れた先の読めない展開はプログレっぽさも兼ね揃えており、いかにもV系なVoの歌声以外はメタラーが喜んで飛びつきそうなサウンドになっています。弦楽器も積極的に取り入れられており、クサいメロディとの絶妙なコンビネーションがとても素敵。緊迫したダークな雰囲気や、セリフに近い歌いまわしが入り乱れるシアトリカルな空気、時折見せるメロディの美しさなども良いアクセントになっています。
メタル寄りのヴィジュアル系の中でも屈指のクオリティを誇る作品だと思うので、ヴィジュアル系に変な偏見がない方や、そもそもその手のサウンドが好みだという方は是非。

<オススメの曲>
1. 蛹
4. この子の七つのお祝いに
6. 月光蝶
8. 雫
9. 神曲

オススメ度…88点

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あさき 「天庭」
あさき 「天庭」

あさき 天庭

<収録曲>
1. 散るを踏み 残るを仰ぐ
2. 天庭
3. 魚氷に上り 耀よひて
4. 愛のかたち 幸せのかたち
5. つばめ
6. このひと しりませんか
7. 舌きり念念
8. まほろば教
9. 行き過ぎて後に
10.ほしふりの果て 極東史記より
11. 嘘仮嘘仮として けしからず
12. 其曰く 教外別伝をして
13. 生きてこそ
14. 白きを廻り 黒きの巡り
15.ここりのつき


KONAMIのゲームコンポーザーであるあさきの2作目。2013年発表。

ビートマニアシリーズの作曲で有名な人らしいのですが、別に音ゲーとかやらないので知らないし、思い入れも全くありません。

サウンドの方はプログレ風のメタルをやっているヴィジュアル系といった感じで、そこにシンフォニックな装飾がふんだんに取り入れられているというもの。個人的にはUNEXPECTをヴィジュアル系にしたような印象を受けました。
歌声がいかにもヴィジュアル系といった感じのナルシスティックな声なので、一部のメタラーにとっては不快なのかもしれませんが、それさえクリアすれば非常にメタラー好みの音でとてつもなくカッコいいです。アルバム全体を通したコンセプト作となっている上、一曲一曲が比較的長めなので少々とっつきにくい感はあるのですが、細部にわたる作り込みが素晴らしく、一度聴き始めるとグイグイと惹きこまれていくような作品。ドラマティックな盛り上がり、クサいメロディ、ちょっぴりダークな雰囲気など、個人的にはツボる要素しかありませんでした。前作よりもさらにアーティスティックな作りになっているので、気軽に数曲つまんで楽しめるような感じではないのですが、個人的にはこれはこれでかなり好き。

<オススメの曲>
2. 天庭

とりあえず#2の10分間にありたらゆるものが凝縮されてるので、アルバム開始から聴き疲れを感じるレベル。聴けば聞くほど魅力に気づく。

オススメ度…89点

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DARKTHRONE 「THE UNDERGROUND RESISTANCE」
DARKTHRONE
「THE UNDERGROUND RESISTANCE」


Darkthrone The Underground Resistance

<収録曲>
1. Dead Early
2. Valkyrie
3. Lesser Men
4. The Ones You Left Behind
5. Come Warfare, the Entire Doom
6. Leave No Cross Unturned


ノルウェー出身のブラックメタルバンド、ダークスローンの15作目。2013年発表。

かつてはノルウェイジアンブラック界の超大御所として君臨し、最高に汚くてカッコいいプリミティブブラックをやっていた彼らですが、ここ最近は徐々にハードコア色やパンク色の強いサウンドへと移行してきていました。そして今作では更なる路線転換を行っており、メタル色が格段に上がったものの、何故か正統派メタル寄りのサウンドへと変化。NWOBHMをブラックメタル風に処理したかのようなサウンドで、従来の姿をっている人にとっては頭の中がクエスチョンマークでいっぱいになるような方向転換になっています。
ただ、そのサウンドが思った以上にカッコいいというのが困ったところで、「こいつらも悪ぶってるけど根本は普通のメタル好きの人達だったんだ」なーんて思ってしまうようなサウンド。Voはわりといつも通りなのにサウンドと普通に合ってるし、よく聞くとブラックメタルらしさも割と存在感を発揮してるし、意外なセンスの良さに驚かされる作品です。

<オススメの曲>
3. Lesser Men
6. Leave No Cross Unturned

#6の最初のハイトーンに笑うけど、その後が普通にカッコいい。

オススメ度…81点

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HARDCORE SUPERSTAR 「C'MON TAKE ON ME」
HARDCORE SUPERSTAR
「C'MON TAKE ON ME」


Hardcore Superstar Cmon Take On Me

<収録曲>
1. Cutting The Slack
2. C'mon Take On Me
3. One More Minute
4. Above The Law
5. Are You Gonna Cry Now?
6. Stranger Of Mine
7. Won't Take The Blame Pt. 1
8. Won't Take The Blame Pt. 2
9. Dead Man's Shoes
10. Because Of You
11. Too Much Business
12. Long Time No See


スウェーデン出身のロックンロールバンド、ハードコアスーパースターの9作目。2013年発表。

典型的なバッドボーイズ系ロックンロールをやっており、モトリー・クルーハノイ・ロックスあたりのLAメタルに通じるような元気いっぱいグルーヴ感たっぷりキャッチーさ抜群のサウンドが特徴。特に同じ北欧勢ということでちょっぴりウェットなメロディセンスなどハノイロックスには特に近いものを感じます。Voはかなり独特なハイトーン系の嗄れ声なので、人によってはちょっと苦手に感じる人もいるかもしれませんが、個人的には逆にツボ過ぎる歌声。このバンドとしての個性を確立させるのに大きな役割を果たしています。

さて、前作や前々作がかなりイケイケでノリノリであったのに対し、今作は少し大人しくなったという印象で、ひとつひとつのメロディを大切にしているような楽曲が多い作品となっています。ただ、初期のようにポップ過ぎることもなく、最近のHCSSらしさを残しながらのメロディアスな作風なので、これはこれで新鮮で良い。贅沢を言うともっと爆走してたりグルーヴィーだったりして欲しい気もしますが、その他の凡百のバンドに比べると今作もやはり格段に高いレベルで完成されていると思います。

<オススメの曲>
2. C'mon Take On Me
3. One More Minute(→PV)

#3のリフのノリの良さとサビのキャッチーさは格別。

オススメ度…83点

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AMAZARASHI 「ねえママ あなたの言うとおり」
AMAZARASHI 「ねえママ あなたの言うとおり」

Amazarashi ねえママ あなたの言うとおり

<収録曲>
1.風に流離い
2.ジュブナイル
3.春待ち
4.性善説
5.ミサイル
6.僕は盗む
7.パーフェクトライフ


青森出身の二人組ロックバンド、アマザラシの6枚目のEP。
2013年発表。

ピアノを積極的に取り入れた鬱々としたロックが身上だったこのバンドですが、今作ではロック成分が幾分か薄くなり、アコギやピアノ主体の静かめな楽曲が多くなっています。鬱々とした暗い雰囲気というよりは、哀愁たっぷりの哀しげな曲が多くなっているという印象で、昨年発表された2ndまでとは多少イメージが変わっているかも。ドラマティックでエモーショナルなところは相変わらずなので、今までのサウンドが好きな人でも楽しめるとは思うけど、個人的には今までの鬱々としたダークな雰囲気の方が好きだったかな。こういうノスタルジックな雰囲気も嫌いではないから、楽しめはするんだけどさ。

冒頭の#1はピアノの音色が綺麗なゆったりとした曲。シューゲイザー一歩手前くらいの雰囲気が漂っています。
#2はこれまた物哀しいピアノの音色が素敵なアコースティックな曲。サビにかけてジワジワと盛り上がっていくドラマティックな構成も良い。
#3は2分くらいのポエム。
#4はノスタルジックで幻想的な曲。悲しい雰囲気が終始漂っていて、エモーショナルなサビがいかにもこのバンドらしいです。輪郭の薄いぼやけた雰囲気がとても好き。アルバムタイトルにもなっている「ねえママ あなたの言うとおり」というフレーズはとても印象的。
#5は控えめの演奏の中にVoの声がしっかりと浮かび上がってくるような曲。ピアノの音色がやはり際立っています。メロディがクサめなのも良い。
#6はまた1分半ほどのポエム。
#7は静かでゆっくりとした穏やかな曲ですが、比較的印象は薄め。

ということで、アルバム全体を通して大人しい楽曲が並んでおり、哀しげなメロディに特化した作品です。先に聴くなら1stとかをまずはオススメしますが、このバンドを好きな人ならまぁ聴いておいても損はないのではないかと。

<オススメの曲>
2.ジュブナイル(→PV)
4.性善説(→PV)
5.ミサイル

オススメ度…81点

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THE BLACK DAHLIA MURDER 「EVERBLACK」
THE BLACK DAHLIA MURDER 「EVERBLACK」

The Black Dahlia Murder Everblack

<収録曲>
1. In Hell Is Where She Waits For Me
2. Goat Of Departure
3. Into The Everblack
4. Raped In Hatred By Vines Of Thorn
5. Phantom Limb Masturbation
6. Control
7. Blood Mine
8. Every Rope A Noose
9. Their Beloved Absentee
10. Map Of Scars


米国出身のメロディックデスメタル/メタルコアバンド、ザ・ブラック・ダリア・マーダーの6作目。2013年発表。

メタルコア的な音ではあるのですが、やっていることは完全に北欧系メロデスで、煽情度の高いテクニカルかつメロディアスなリフを攻撃的に次々と繰り出してきます。バンドの屋台骨であるベーシストとドラマーが交代していますが、その影響は全く見られず、安定した素晴らしいクオリティの作品。むしろあまりに安定した質の高さを維持し過ぎていて、褒める以外に特に言うことがありません。ギャアギャア喚く系のシャウトと低音デスヴォイスを一人で使い分けるVoの器用さも相変わらず素晴らしいし、疾走感も抜群だし、リフも攻撃性もメロディも全て揃ってるし、やっぱ凄いわこのバンド。

<オススメの曲>
1. In Hell Is Where She Waits For Me
3. Into The Everblack
4. Raped In Hatred By Vines Of Thorn
5. Phantom Limb Masturbation
10. Map Of Scars

ぶっちゃけ全部良いんだけど、その中でも圧倒的に喧しい#1が一番好き。

オススメ度…87点

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村上春樹の『1Q84』を読了
村上春樹の『1Q84』を読み終わりました。

恥ずかしながら村上春樹をの作品を読むのは初。
有名だし、面白いらしいし、とりあえず読んでみるか!
と思い、やっと手を出してみました。

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とりあえず率直な感想としては、

「久々にクソつまんない本読んだわ」

の一言に尽きます

なにこのゴミ小説。

どうでも良い描写ばっか詳細にして、肝心の部分は何も描写しないで、最終的につじつまが合わないとこ全て不思議のまま放置。
進めば進むほどつまらなくなるし、続きが全く気にならないし、しかも無駄に6冊もあるし。

基本的に就寝前に2時間くらい読書の時間を設けて、その他にも電車の中とかで本を読みまくるので、1冊だいたい3日もあれば読み終わるのですが、今回はあまりのつまらなさにすぐ寝落ちしてしまって全く読書が捗りませんでした。

あらすじ書いたら「パラレルワールドに迷い込んで、色々と不思議なこと起こりました。どんどん増える謎は何も解決しなかったけど、来た道を逆に歩いてみたら元の世界に戻ってこれました。めでたしめでたし。」って感じじゃん。

その「色々と不思議なこと」にケリをつけるのが小説家の腕の見せ所だろばーかばーか。
主人公の乳房の描写してる暇あったら、もっと話を練れよ!
6冊もあって何してんだよ!

とりあえずこの小説の登場人物が描いたという設定の『空気さなぎ』という作品に対する作中での書評の、

「物語としてはとても面白くできているし、最後までぐいぐいと読者を牽引していくのだが~(中略)~我々は最後までミステリアスな疑問符のプールに取り残されたままになる。あるいはそれこそが著者の意図したことなのかもしれないが、そのような姿勢を<作者の怠慢>と受け取る読者は決して少なくないはずだ。~(後略)~」

という言葉をそのまま差し上げたい。
しかも「物語としてとても面白くできていない」し、「最後までぐいぐいと読者を牽引していかない」というのは言うまでもありません。

たぶん村上春樹はもう二度と読まないと思います。
こんなのが人気作家なのかと思うと悲しくなるわ。

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

THE HAARP MACHINE 「DISCLOSURE」
THE HAARP MACHINE 「DISCLOSURE」

The Haarp Machine Disclosure

<収録曲>
1. Esoteric Agenda
2. Lower The Populace
3. Pleiadian Keys
4. From Vanity To Utility
5. Disclosure
6. The Escapist Notion
7. Extension To One
8. Machine Over


イギリス出身のプログレッシヴなメタルコアバンド、ザ・ハープ・マシーンの1作目。2012年発表。

変拍子を取り入れつつテクニカルかつプログレッシヴに展開するメタルコアをやっており、大まかに分けると最近流行のDjent系のバンドに分類されるようなサウンドです。演奏もカッチリしてて普通に上手いし、Voもデスヴォイスでゴリゴリ推しながら、クリーンヴォイスで上手く緩急をつける器用なタイプ。ただ、一番の違いはシタールや琴といった民族楽器を大胆に取り入れているという点で、それらの醸し出すエスニックだったりオリエンタルな響きが、楽曲にただならぬ個性を加えることとなっています。
一曲一曲は4分前後という比較的コンパクトなタイプなのに、そこにありとあらゆる音が詰め込まれていて、ごちゃごちゃしてるのにギリギリのラインで整合性を保っているというのも凄いところ。激しさと聴きやすさと難解さを同時に擁立している素晴らしい作品だと思います。

冒頭の#1からシタールの妖しい音色が響き渡っていきなりの別世界っぷり。そっから変拍子たっぷりのアグレッシヴなリフとドラムが複雑に絡み合っていき、絶妙な緩急で道をこじ開けていく様はまさに圧巻です。
続く#2は複雑なリフが個人的にとてもツボだった曲。自然と頭を振りたくなるようなリズム感を持ちつつ、先の読めない展開がピロピロと紡ぎ出されていく曲です。
#3はテクニカルなリフの中に響くクリーンヴォイスが素敵な曲。バックの容赦ないリフの応酬とのギャップが良い。
#4は前半はテクデスの様な攻撃的な展開ですが、終盤ではピアノの美しいメロディへと移っていく曲。前半からは想像もつかないような変貌に驚きを隠しえません。
#5はドラマティックな盛り上がりでどんどん激しさを増していく曲。こちらも前半と後半で全く別の曲のように聴こえます。
#6はいかにもメタルコアっぽいリフとクリーンヴォイスなのに、独特のリズム感であまり王道メタルコアには聴こえない曲。でも頭は振りたくなるようなグルーヴ感はしっかりあるのが不思議。
#7はプログレ的なピロピロリフから爆走へと雪崩れ込み、さらにクリーンパートへと変貌していく一連の流れが素敵。
#8は比較的ゆったりとした曲ですが、その中でシタールの音色がキラリと光る曲。民族楽器好きにはたまらん。

ということで、ただのメタルコアやDjentの枠に収まりきらないような自由奔放な世界観がとても素敵なバンドだと思います。このくらい個性の強いバンドが世の中にもっと溢れてくれればいいのに!

<オススメの曲>
1. Esoteric Agenda
2. Lower The Populace
3. Pleiadian Keys(→PV)
6. The Escapist Notion
7. Extension To One

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FORTERESSE 「LES HIVERS DE NOTRE EPOQUE」
FORTERESSE
「LES HIVERS DE NOTRE EPOQUE」


Forteresse Les Hivers De Notre Epoque

<収録曲>
1. En Quete Du Souvenir
2. Ancienne Voir
3. Veille D'Espair Aube Funeste
4. Tenebres
5. Les Corbeaux
6. Fils De Patriotes Du Renaubeau
7. Deluge Blanc


カナダ出身のプリミティブ・ブラックメタルバンドFORTERESSEの2作目。2008年発表。

前作ではしっかりとしたチリチリ系のトレモロリフで邪悪に疾走するタイプのプリブラをやっていたのですが、今作ではかなり幻想的でふわっとした仕上がりになっており、アンビエント色が増しているという印象です。トレモロリフがかなり輪郭のぼやけたものになっており、そのぶん物哀しさが大幅アップ。寒々しく陰鬱な世界観は悪くはないんだけど、個人的には前作の路線の方がお気に入りかな。

冒頭の#1は不穏なKeyが響き渡るアンビエント曲。いきなりこの曲が流れてくると、前作を聴いていた人は「路線変えすぎだろw」とビビるかもしれませんが、他の曲はここまで徹底したアンビエントではないのでご安心を。
ということで続く#2はしっかりとブラックメタルらしさも残されている寒々しい曲。ゆったりとして輪郭のぼやけたリフをバックに、邪悪な呻き声が響き渡ります。リフは終始ゆったりですが、途中から入るブラストが加わってくるので、体感速度はちょっとだけ上がります。まぁそれでも遅いけど。
#3は繋ぎの1分程度の曲で、そのあとの#4#5もほぼ#2と同じような展開を見せる曲。悪くはないけどちょっと飽きる…かな?
さらに繋ぎの#6を挟んで最後に控える#7はわりと前作に近いタイプのプリブラチューン。うっすらとしたメロディをトレモロが儚く紡ぎあげ、邪悪に疾走していきます。

寒々しいブラックは好みなのですが、曲が少なくて一曲が長いくせに、それぞれの曲が似たり寄ったりなのがとても惜しい作品だと思いました。あとは前作と路線がだいぶ違って、しかも前作が良かっただけにギャップにちょっと苦しむ作品かと。

<オススメの曲>
7. Deluge Blanc

オススメ度…75点

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