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ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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小川一水の『天冥の標 IV - 機械じかけの子息たち』を読了
小川一水の『天冥の標』シリーズの第四弾。
『天冥の標 IV - 機械じかけの子息たち』を読み終わった。

天冥の標 IV - 機械じかけの子息たち

第三弾の『天冥の標 III - アウレーリア一統』に続き読了しました。
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TURISAS 「TURISAS 2013」
TURISAS 「TURISAS 2013」

Turisas Turisas 2013

<収録曲>
1. For Your Own Good
2. Ten More Miles
3. Piece by Piece
4. Into The Free
5. Run Bhang - Eater, Run!
6. Greek Fire
7. The Days Passed
8. No Good Story Ever Starts With Drinking Tea
9. We Ride Together
10. The March Of The Varangian Guard (Live)
11. Battle Metal (Live)


フィンランド出身のヴァイキングメタルバンド、チュリサスの4作目。2013年発表。

タイトルの付け方が雑ですね。

さて、バトルメタルと呼ばれる雄々しく勇壮なヴァイキングメタルやっている彼ら。作を重ねるごとにどんどん仰々しくドラマティックになってきていましたが、今作も前作の延長戦で、さらにドラマチックかつシアトリカルな雰囲気が強まっています。
ただ、メタル色は大きく減退し、メロディのクサさも半減。勇壮ではあるし、聴いただけでチュリサスだってわかるし、曲もそこまで悪くはないんですが、今までの作品に比べると物足りなさがあるのは確かです。デスヴォイスの出番がアルバムごとに減っていましたが、今作ではほとんどがクリーンヴォイスになっていて迫力の面でも物足りなさが…。いや、マティアスのクリーンヴォイスはめちゃくちゃ漢らしいから好きではあるんだけどさ。
一曲一曲もコンパクトでシンプルな作りになっており、聴きやすくはなりましたが、個人的にはあっさりし過ぎていると感じてしまいました。

前作ではドラマティックさが上手いこと高揚感に結びついてたんだけど、今作はなんか熱さがイマイチ足りないんだよなぁ。変に大人びてしまった感じ。一兵卒としてがむしゃらに戦っていたのが、どんどん昇進して幹部クラスになって無茶できなくなってしまったような…。

ってことで、今までの戦場のド真ん中みたいなバトルメタルサウンドを期待していると肩透かしを食ってしまう作品かな。せっかく日本のバラエティにも取り上げられて知名度あがったんだし、馬鹿みたいに暑苦しくて雄々しいヴァイキングメタルを見せつけてきて欲しかったです。

<オススメの曲>
2. Ten More Miles
4. Into The Free(→YOUTUBE)
7. The Days Passed

なんか全体的に突き抜けきれてない曲が多いんだよなぁ。
#4は雄々しいコーラスのヒロイックな疾走曲でわりと好み。

オススメ度…78点

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ARMOR COLUMN 「MAXIMUM COLLATERAL DAMAGE」
ARMOR COLUMN
「MAXIMUM COLLATERAL DAMAGE」


Armor Column Maximum Collateral Damage

<収録曲>
1. Warmonger
2. With Blood And Vengeance
3. Armor Column
4. Where There's A War, There's A Way
5. Dictator's Whore
6. Rattenkrieg
7. We Breath Extinction
8. Maximum Collateral Damage


米国出身のスラッシュメタルバンド、アーマー・コラムの1作目。
2011年発表。

基本的には正統なスラッシュメタルなのですが、ちょいちょいメロディアスなツインリードを挟み込んだりと、少しだけ正統派メタルの様な音を出してくるのが面白いです。また、Voは基本的にはオーヴァーキルBlitzみたいなタイプのいかにもスラッシュメタル向きな声なのですが、たまーにキング・ダイヤモンドみたいな胡散臭いハイトーンを出してくるのが面白い。

猪突猛進型のスラッシュメタルも良いけど、こういう器用に色々とこなしてくれるバンドも聴いてて楽しいなーと思わせてくれます。

<オススメの曲>
2. With Blood And Vengeance(→PV)
3. Armor Column
4. Where There's A War, There's A Way

アルバム前半の方が元気があって良い。
特に#3の勢いと、メロディアスなギターソロが秀逸。

オススメ度…80点

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小川一水の『天冥の標 III - アウレーリア一統』を読了
小川一水の『天冥の標』シリーズの第三弾。
『天冥の標 III - アウレーリア一統』を読み終わった。

天冥の標 III - アウレーリア一統


第二弾の『天冥の標 II - 救世群』に引き続き読了しました。
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MARY'S BLOOD 「AZURE」
MARY'S BLOOD 「AZURE」

Marys Blood Azure

<収録曲>
1. Deep-Six
2. Veronica
3. Voyage
4. セツナ
5. Frozen
6. Blue Heaven


日本のガールズメタルバンド、メアリーズ・ブラッドの3枚目のミニアルバム。203年発表。

「音楽専門誌"BURRN!"にて2013年最も期待するバンドとして紹介された」とか「ガールズ・メタル界の牽引バンド」とか言われていたので期待していたのですが、サウンド的にはガールズロックの延長といった感じの毒にも薬にもならないタイプでした。なかなかテクニカルだったり、硬派な音は出してたりするのですが、「違うんだよ!メタルって言うのはこういう風にお洒落ぶったりカッコつけちゃいけないんだよ!」という"コレじゃない感"が終始付きまといます。「こいつらメタルやってる自分の事カッコいいと思ってるんだろうな」的な。個人的に、メタルってのはもっとダサくて愚直な音楽であって欲しいので、ちょっと好みのタイプから外れていました。

とはいえ、ワイルドな#1、手数足数の多いドラミングが印象的な#2、キャッチーな#6など、それなりに良い曲もあるので、気に入る人は気に入るのかも。

<オススメの曲>
2. Veronica

オススメ度…75点

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ZABADAK 「遠い音楽」
ZABADAK 「遠い音楽」

Zabadak 遠い音楽

<収録曲>
1. 満ち潮の夜
2. 夢を見る方法
3. 遠い音楽
4. 二月の丘
5. 愛は静かな場所へ降りてくる
6. 生まれた街へ
7. Sarah
8. Around The Secret
9. とぎれとぎれのSilent Night
10. harvest rain(豊穣の雨)


日本の音楽ユニット、ザバダックの5作目。1990年発表。

ザバダックは時期ごとにメンバーの増減などがあり、音楽性にも違いがあるのですが、この作品は吉良知彦上野洋子によるデュオ期のものです。現在は吉良知彦のソロプロジェクトになっていますが、僕はこのデュオ期が一番好き。

ケルト風味の民族音楽的なメロディをたっぷり含んだアコースティックなサウンドが大きな特徴。アイリッシュフォークやプログレッシブロックを上手く料理して大衆向けにしたような音楽になっています。とにかく幻想的でノスタルジックな雰囲気が全体を包み込んでおり、まるでファンタジーの世界に迷い込んでしまったかのような世界観。
上野洋子のアニメ声一歩手前くらいの透明感のある歌声がその世界観にびっくりするほど合っており、うっすらと重なる吉良知彦も幻想度をアップさっせるのになかなか効果を発揮しています。

とりあえず冒頭の#1からして信じられないくらいのキラーチューン。イントロでリコーダーとアコギのフォーキッシュな音色が紡ぎだされた瞬間、民謡メロ好きの僕は一瞬でノックアウトされてしまいました。本当にファンタジックすぎてヤバい。透き通るようなVoの声も本当に良い。
そしてそれよりもさらにツボだったのが#3。フォーキッシュなサウンドにさらに信じられないくらいの哀愁が織り込まれた超絶癒し系チューンで、反り返るレベルの悶絶っぷりを提供してくれます。なにこの物悲しさ!ファンタジーっぽさ!とりあえずイントロのハープの音色の時点で既にヤバいのに、その後の歌メロの美しさが半端ないです。
あとは笛の音色がいかにもケルト風味な#4もかなりの悶絶チューン。民族音楽らしさ前回の歌メロが最高に素敵です。

ということで、アルバム収録曲の全てがキラーチューンレベルという凄まじいアルバムです。一般的なポップスとはちょっと違った雰囲気の作品ですが、ハマるときっと抜け出せなくなるはず。民族音楽的な要素が好きな方は是非聴いてみてください。
ちなみに現在は廃盤らしいのですが、ちょいちょい中古屋とかで売られているのを見ますし、ネットで買っても手が出せないくらいのプレミアがついているわけではないので、買おうと思えば普通に買うことが出来ると思います。

<オススメの曲>
1. 満ち潮の夜
3. 遠い音楽(→PV)
4. 二月の丘
6. 生まれた街へ
10. harvest rain(豊穣の雨)

オススメ度…89点

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小川一水の『天冥の標 II - 救世群』を読了
小川一水の『天冥の標』シリーズの第二弾。
『天冥の標 II - 救世群』を読み終わった。

天冥の標 II - 救世群


第一弾の『天冥の標 I - メニー・メニー・シープ』に引き続き読了。

このシリーズ、やはり抜群に面白い。
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EVIL INVADERS 「EVIL INVADERS」
EVIL INVADERS 「EVIL INVADERS」

Evil Invaders Evil Invaders

<収録曲>
1. Victim of Sacrifice
2. Driving Fast
3. Tortured by the Beast
4. Speed Invasion
5. Alcoholic Maniac
6. Evil Invaders


ベルギー出身のスラッシュメタルバンド、イーヴル・インベーダースのデビューEP。2013年発表。

バンド名はRAZORのアルバムから拝借しているようです。

サウンド的にはザクザクと刻みまくりながらも正統派メタルに近いようなリフが存分に織り込まれているのがとても面白い。しかも疾走感が抜群で、とにかくスピード感とエネルギーに溢れたサウンドになっています。Voの声はちょっぴり素っ頓狂なハイトーンヴォイスで、これまた吐き捨て型スラッシュメタルとB級メロスピの中間みたいな歌い方がとても面白いです。

冒頭の#1はなぜか風のSEを交えた物悲しげなイントロでスタートするのですが、途中で一気に疾走を始めてやりたい放題に突き進みます。高速で刻まれるリフと、イッてしまったVoとの組み合わせがとても爽快。
#2はスピードメタル的なリフが高速で紡ぎだされる曲。メロディアスさと小気味良い疾走感が絶妙に両立されています。中盤でスピードを落としてまた疾走しだす所とかも素晴らしい。
#3はイントロ的にミドルテンポのずっしりとした感じと思いきや、B級メロスピのような奇妙なシャウト共にやはり疾走開始。かなりスピードメタル的な曲ですが、スラッシュっぽさが全く失われていないのが凄い。
#4はタイトルの通り疾走感がMAX。インストですが、ノリの良いリフや小技の光るベースなどが高速で紡ぎだされ、聴きどころ満載です。
#5はシンプルなリフと素っ頓狂なハイトーンで突き進む。やたらピロピロとしたギターソロが印象に残ります。
バンド名を関した#6は他の曲とはちょっぴり違った重々しいイントロの曲。ドラマティックな感じで盛り上がっていく、正統派メタルに一番近い曲です。

ってことで、ここ最近の若手スラッシュはどれも元気があって良いですが、このバンドも期待に違わずとても良い。デビューEPでこのクオリティは凄いわ。個性もなかなかしっかりしているし、今後の活躍にも期待です。

<オススメの曲>
1. Victim of Sacrifice
2. Driving Fast
3. Tortured by the Beast

オススメ度…84点

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小川一水の『天冥の標 I - メニー・メニー・シープ』を読了
小川一水の『天冥の標』シリーズの第一弾。
『天冥の標 I - メニー・メニー・シープ』の上下巻を読み終わった。

天冥の標 I 上 天冥の標 I 下

いやー、これは面白い。

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KATANA 「STORMS OF WAR」
KATANA 「STORMS OF WAR」

Katana Storms Of War

<収録曲>
1. Reaper
2. Wrath Of The Emerald Witch
3. Khubilai Khan
4. The Samurai Returns
5. City On The Edge Of Forever
6. No Surrender
7. In The Land Of The Sun
8. The Gambit
9. Modesty Blaise
10. The Wisdoms Of Emond's Field


スウェーデン出身の正統派メタルバンド、カタナの2作目。
2012年発表。

バンド名やジャケからしてもうイロモノ臭しかしませんし、実際に歌詞もそんな感じだったりはするのですが、とても真面目で王道な正統派メタルをやっています。アイアン・メイデンに通じるようなメロディアスなリフで軽快に疾走していくタイプのサウンドで、少々エピックメタル寄りのメロディがちょいちょい顔を出してくるのが特徴。NWOTHMの中の変わり種のようなバンドで、なかなか面白いです。

冒頭の#1は超王道な疾走曲。軽快なツーバスとリフで心地よく駆け抜けていきます。
#2も同様にメロディアスに疾走していく曲。ピロピロとしたツインリードが良い。
#3は無駄にドラマティックな雰囲気を出してくる曲。やはり音自体は正統派メタルど真ん中なのですが、やたらエピカルでクサいところがダサくて素敵。「クビラーイ・カーン♪」という音の響きのダサさたるや!
#4はこれまたヒロイックなリフが耳を惹く。勢いもあって良い曲です。
#5はツッタカツッタカとしたリフがどことなくメイデンを彷彿とさせる。サビはしょーもないコーラスですが、耳に残ってしまいます。
#6はミドルテンポの勇壮な曲。ヴァイキングメタルのような雰囲気が漂いますが、それにしてはちと音が軽いので、ちょっとだけ物足りないかもしれません。
#7はSEを交えた静かなイントロから徐々に盛り上がっていく曲。メイデンのプログレライクな部分をそっくり取り入れたかのような雰囲気がとても微笑ましい。
#8はシンプルなリフで突き進む曲。良くも悪くも忠実に伝統的。
#9は冒頭のメロいツインギターのハモりがとても素敵な曲。
#10は最後を飾るにふさわしいドラマティックな曲ですが、やはり注目を集めるのはメイデン風のメロいリフ運びです。

ってことで、全体的にアイアン・メイデンを再現しながら少しだけエピカルにした雰囲気が漂う作品です。めっちゃイロモノ臭漂うのに、やってることがめっちゃ正統的ってとこに好感度を持たざるを得ない。普通に良いバンドなので、正統派メタルが好きな方はぜひ。

<オススメの曲>
1. Reaper
3. Khubilai Khan
7. In The Land Of The Sun
10. The Wisdoms Of Emond's Field

オススメ度…82点

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ロバート・A・ハインラインの『月は無慈悲な夜の女王』を読了
ロバート・A・ハインラインの『月は無慈悲な夜の女王』を読んだ。

月は無慈悲な夜の女王

原題は「THE MOON IS A HARSH MISTRESS」。

とりあえず邦題の醸しだす中二病的なカッコ良さが個人的にとても好きです。

SF界の三大巨匠の一人と言われるハインライン。
今までに『宇宙の戦士』を読んだことがあったのですが、イマイチ好きになれなかったため、『月は無慈悲な夜の女王』は積んだまま手をつけていませんでした。

今回たまたまSFな気分になっていたので本棚から引っ張り出して読んでみたわけですが、『宇宙の戦士』よりはずっと面白かったです。

古典SFなので翻訳がちょっと読みにくいというのが難点ではあるのですが、内容自体はわりと王道SFでとても読みやすい。

「植民地化された月を舞台とした革命モノで、意思を持った高性能コンピューターであるマイクをリーダーに据え、主人公たちが地球を相手に奮闘する…」というストーリーなのですが、とても1965年の作品とは思えない想像力で描かれていて面白かったです。
最後はまさかの展開でちょっとしんみり…。

ハインライン、次は『夏への扉』もそのうち読んでみようかなー。
日本ではあれが一番評価は高いみたいだし。

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FLESHGOD APOCALYPSE 「LABYRINTH」
FLESHGOD APOCALYPSE 「LABYRINTH」

Fleshgod Apocalypse Labyrinth

<収録曲>
1. Kingborn
2. Minotaur (Wrath of Poseidon)
3. Elegy
4. Towards the Sun
5. Warpledge
6. Pathfinder
7. The Fall of Asterion
8. Prologue
9. Epilogue
10. Under Black Sails
11. Labyrinth


イタリア出身のシンフォニックなテクニカルデスメタルバンド、フレッシュゴッド・アポカリプスの3作目。2013年発表。

発売日は20日なのですが、なぜかディスクユニオンでは7日くらいから既に購入可能だったという…。たまにそういうことがあるからユニオンは侮れない…!

元々は普通にテクニカルなブルデスをやっていた彼らですが、前作「AGONY」では超シンフォニック路線へと大きく舵をとり、全国のメタラーから大絶賛されることとなりました。今作においてもその路線は踏襲されており、豪華絢爛な新フォアレンジをまといながらメロディアスかつテクニカルに暴虐の限りを尽くすというスタイル。むしろサウンドの荘厳さは前作以上で、デスメタルの範疇だけで語るにはもったいないくらいの圧倒的な世界観を創出しています。これだけ煌びやかでゴージャスなサウンドになっても、基本となるデスメタルの攻撃性や、テクデス的な要素などが寸分も損なわれていないという所が凄い。

アルバム冒頭の#1は、セミの鳴き声と波の音という「ぼくのなつやすみかよww」みたいなSEから、重々しい扉の開閉音を経て、教会のような荘厳な空気へと展開。そしてそれらのやったら長いくだりを終えると、暗黒のシンフォニックサウンドが幕を開け、邪悪に、そして美しく疾走していきます。いや、正直めっちゃカッコいいわ。なにこれ。派手なオーケストレーションがやはり圧倒的に凄いですし、後ろの女性ソプラノが宗教クサくて良いアクセントになっています。
続く#2は重々しいピアノの音色で幕を開けるミドルテンポの曲。荘厳で緊迫感MAXの重厚な世界観がたまりません。
#3はアルバムに先行して公開されていた曲。疾走感、派手さ、攻撃性の全てが凄まじい文句なしのキラーチューンです。
#4はブルータルなブラストを伴いながら重々しく展開していく曲。緊迫感のある空気がたまらなく素敵。バックのクワイヤも神々しい。
#5は金管系の装飾がやたら派手で良い。もちろん弦楽器も派手。
#6はこれまた疾走感抜群の暴虐的な曲。装飾の美しさとの対比がとても秀逸。
#7はギターのメロディや装飾の入れ方がやたらヒロイック。いざ決戦!のような雰囲気も漂う、ドラマティックに盛り上がる曲です。
#8は小休止的な静かなインスト。
#9は荘厳で厳粛な雰囲気の漂う神々しい曲。なにこのラスボス感。
#10は出陣前のような雰囲気のイントロから徐々に盛り上がっていくドラマティックな曲。7分半という比較的長めの曲ですが、めぐるましく展開していくのであっという間に過ぎ去っていきます。
#11はアウトロ的なピアノのインスト。

ということで、前作同様とてもお腹いっぱいになってしまうような超高密度なシンフォニックデスメタルでした。前作が好きだった人なら間違いなく気に入るはず。
ただ、路線があまりにも同じ過ぎるので、この先もずっとこの路線だとちょっと飽きちゃう可能性はあるなぁと思ってしまったりもしました。
次作あたり、そこをどうするかが課題なんじゃないかな。

<オススメの曲>
1. Kingborn
2. Minotaur (Wrath of Poseidon)(→PV)
3. Elegy(→PV)
5. Warpledge
6. Pathfinder
7. The Fall of Asterion

オススメ度…93点

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HAVOK 「UNNATURAL SELECTION」
HAVOK 「UNNATURAL SELECTION」

Havok Unnatural Selection

<収録曲>
1. I Am The State
2. Give Me Liberty... Or Give Me Death
3. It Is True
4. Under The Gun
5. Waste Of Life
6. Living Nightmare
7. Chasing The Edge
8. Worse Than War
9. Children Of The Grave
10. Unnatural Selection


米国出身のスラッシュメタルバンド、ハヴォックの3作目。
2013年発表。

前作まではザックザクのリフで小気味良く軽快に疾走するスラッシュメタルをやっていた彼らですが、今作はちょっぴりモダンな風味が加わり、ただひたすらスピード一辺倒なスラッシュメタルからの脱却を図っています。グルーヴ感重視の曲やミドルテンポのフレーズがちょっと増えたという感じかな。とはいえ疾走感も一定値以上はしっかり保たれていますし、一心不乱に頭を振りたくなるようなサウンドは相変わらず。エクソダスとかオーバーキルあたりの個性をちょっとずつ奪ってきたようなスラッシュメタルなので、その手のサウンドが好きな人なら楽しめると思います。

個人的にはザックリとしたリフでグルーヴィーかつスピーディーに展開していく#1が一番のお気に入り。Voの表現力も前作よりちょっと成長しており、ただ吐き捨てるだけじゃなくて微妙にメロディをなぞったりしてくれます。
#2は細かいリフを刻みながら駆け抜ける疾走チューン。いかにもなスラッシュメタルで良い。
#3はひねくれたリフが胡散臭い曲。独特の雰囲気が面白いです。
軽快なドラムのリズムに導かれる#4は、グルーヴィーでコミカルな曲。サビの「ガガガガガガガ、ガーン」が頭に残る。
#5はやたらモダンな雰囲気が漂う上に、なんだかメガデスっぽい曲。歌いまわしとか完全に大佐じゃないですかーー。
#6はちょっと暗めのリフがどっしりと刻まれる曲。
そして#7はさらにどっしりとしたリフのミドルテンポチューン。
#8も不穏なリフが妖しく響くミドルテンポチューン。
#9ブラックサバスのカバー。スラッシュメタルっぽくリフは刻まれていますが、歌メロがガッツリなのでちょっと違和感はあるかも。
最後を締めくくる#10は唐突にスピードを回復し、一気に猪突猛進型のスラッシュメタルに。やっぱこのくらい暴れてくれると嬉しい。

前作とはちょっぴり違った雰囲気があるので最初はちょっと戸惑う部分もあったのですが、なんだかんだこれはこれで良いなぁと思いました。後半の失速がちょっとだけ残念だけど。とりあえずここ最近の若手スラッシュメタル勢の中でもかなり有望な方だと思うので、スラッシュメタル好きはぜひ。

<オススメの曲>
1. I Am The State
2. Give Me Liberty... Or Give Me Death(→PV)
3. It Is True
4. Under The Gun

オススメ度…83点

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猿轡 「猿轡」
猿轡 「猿轡」

猿轡 猿轡

<収録曲>
1. 血祭
2. 声
3. 猿轡


都内を中心に活動しているデスメタル/グラインドコアバンド、猿轡のシングル。たぶん2013年発表。バンド名は「さるぐつわ」と読みます。

ディスクユニオンで500円だったのでなんとなく購入してみました。現段階で音源はこれしか出していないようです。

ライブなのでは兀突骨などと対バンしたりしているようですが、いかんせん情報があまり無いのでバンドについてはよくわかりません。メンバーは4人組で、Voはなんと女性だとのこと。
サウンド的には、スタタタタタタという高速ドラミングがやたら耳に残る、グラインドコアに寄ったオールドスクールなデスメタルをやっています。これながなかなかレベルが高く、たった3曲ですが普通にカッコいい。Voはデスヴォイスというよりもがなり声という感じで、日本語詞がしっかりと聞き取れるレベルです。ただ、女性とは思えないような凶暴ながなり声を出しており、ゲロ吐く寸前みたいな汚らしい感じが曲によく合っているかも。

#1は普通にドロドロとした圧迫系のデスメタルっぽくスタートし、途中からスッタンスッタンという軽いドラムで疾走開始。さらにスタタタとドラムはどんどん高速になり、その後も緩急を付けつつ突き進みます。
#2はやかましいガシャガシャとした曲。全体的に凶暴で、Voもなに言ってるかわからないくらい荒ぶっています。
#3は「さるぐつわーーー!!」のシャウトと共に疾走しまくる曲。デスメタルのような迫力のあるしっかりとしたリフと、グラインドコアのような軽い高速ドラミングの組み合わせがとても秀逸です。Voのメロディラインが意外としっかりしているのも聴きやすくて良い。

ってことで、バンドとしてはとてもクオリティの高いことをやっていると思います。ただ、3曲で6分30秒て、CDとしてはちょっと短すぎやしませんかね(笑)
とりあえずフルアルバムでこのクオリティをずっと保てたらなかなか凄いバンドになるんじゃないかなぁという感じなので、今後に期待してみたいです。

<オススメの曲>
3. 猿轡

オススメ度…76点

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VYSON 「HOMINIS DIGNITATI」
VYSON 「HOMINIS DIGNITATI」

Vyson Hominis Dignitati

<収録曲>
1. BeRa Bartosick
2. Organism
3. Kan Na Kan Na
4. KP


札幌出身のデスメタルバンド、ヴァイソンの1枚目のEP。2012年発表。

自主製作のCD-Rで4曲入りです。ディスクユニオンで500円で売っていたので、なんとなく購入してしまいました。

ボーカル、ギター、ドラムというベースレスの③三人組なのですが、なんとメンバーは全員女性とのこと。サウンドやVoの声を聴いたうえでも全く女性らしさを感じさせない、とてもブルータルなサウンドを出しています。基本的にはオールドスクールなゴリゴリなデスメタルをやっており、スピード感よりは押しつぶすような圧力で迫ってくるタイプ。ベースレスとは思えない重厚なサウンドに圧殺される。Voは深みのある低音の咆哮を轟かせており、サウンドに重々しさにぴったりです。

#1は重々しいグルーヴ感を伴いつつゴリゴリと疾走する曲。切れないナイフで肉を切りつけるような凶暴な音が素敵です。
#2は独特のリズム感をもった変拍子ドラムをバックに高速でリフが刻まれる曲。刻みが細かいくせにスピード感はあまりなく、やはりジワジワと押しつぶされるような圧迫感があります。
#3はこれまたドロドロとしたリフが印象的。緩急のしっかりついた展開もなかなか良い。
#4はゆっくりとしたリフがねっとりと纏わりついてくる曲。鋸で掻き毟ってるんじゃないかというような凶暴な音と、良く練られたリフの展開がとても素敵です。

ということで、正直、ここまで女性らしさの感じられないガールズバンドもなかなか無いのではないかと思います。まぁ本人たちも一切ガールズバンドであることを推してはいないんだけどさ。日本のガールズメタルバンドって、なんとなく音だったり、Voの歌い方だったりに女性らしさってのが出てしまうと思うのですが、このバンドは本当に微塵も感じられません。そして素直にデスメタルとしてのクオリティが高いです。たった4曲なので少々物足りないことは確かですが、まぁそもそも自主製作のCD-Rだしね。普通にフルアルバムが出たら手をだしてみても良いかなぁと思わされました。

<オススメの曲>
1. BeRa Bartosick
2. Organism

オススメ度…75点

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ONE DIRECTION 「TAKE ME HOME」
ONE DIRECTION 「TAKE ME HOME」

One Direction Take Me Home

<収録曲>
1. Live While We're Young
2. Kiss You
3. Little Things
4. C'mon, C'mon
5. Last First Kiss
6. Heart Attack
7. Rock Me
8. Change My Mind
9. I Would
10. Over Again
11. Back For You
12. They Don't Know About Us
13. Summer Love


英国出身のボーイズユニット、ワン・ダイレクションの2作目。
2012年発表。

イギリスのオーディション番組である"X Factor"の7シーズン目に各自が個人で応募して落選し、審査員の提案により5人を寄せ集め、グループ部門で再び挑戦したのが結成のきっかけ。そこで見事にファイナリストとなり、デビューに繋がったのだそうです。
日本では「イギリス版の嵐!」とかいう売り出し方をされているのをツタヤで見かけたのですが、さすがに嵐と比べるのはなんだかなぁという。まぁアイドルとして売り出したいんだろうけど。そもそもこいつら、わりと見た目は芋クサいと思うんだけど…。
サウンドの方は相変わらずポップでキャッチーな楽曲がずらり。1作目と同様に爽やかでノリやすい曲が多いですが、しっとりチューンや勢いのある曲なども増え、前作よりもさらにバラエティに富んだ作品となっています。

とりあえずこのアルバムからの1stシングルである#1が好き過ぎてヤバい。弾むようなリズムで爽やかに広がっていくサビのコーラスがとても秀逸です。爽やか過ぎて晴れた日のドライブとかにほんとぴったり。いかにも売れ線といった感じの楽曲ではありますが、たまにはそういう曲も良いじゃん、って気分になってしまいます。
あとはまぁ#2とか#4#7あたりがキャッチーで元気な曲なのでそれなりにお気に入り。それ以外はしっとりした曲や大人しい曲になっており、ボーイズグループのそういう曲ってそこまで好きじゃないんだよなぁってなってしまうかな。

ってことで、海外では「UK出身グループとして史上初となるデビュー・アルバムでの全米チャート初登場1位!」とか騒がれているわりに、日本ではそこまで流行っていない気もするこのグループ。流行りそうな要素は持ってるんだから、もっとみんな聴いてみればいいのにと思います。やっぱ日本で洋楽がアヴリル・ラヴィーンくらい流行るためには、信じられないくらいテレビでゴリ押しとかしないとダメなのかな。とりあえず洋楽好きでミーハーな方はぜひ。

<オススメの曲>
1. Live While We're Young(→PV)

オススメ度…81点

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EQUILIBRIUM 「WALDSCHREIN」
EQUILIBRIUM 「WALDSCHREIN」

Equilibrium Waldschrein

<収録曲>
1. Waldschrein
2. Der Sturm
3. Zwergenhammer
4. Himmelsrand
5. Waldschrein (Acoustic version)


ドイツ出身のヴァイキングメタルバンド、イクリブリウムのEP。
2013年発表。

3rdの「REKREATUR」から3年の時が経ち、新作を今か今かと待ちわびている中でのリリースなのですが、曲数は5曲と少なめ。そして新曲はたったの1曲しか収録されていません。

そしてその新曲である#1は、完全にいつもの彼ららしい安心のクサメロ乱舞系ヴァイキングメタル。ピヨピヨという鳥の囀りから一転、ヒロイックかつエピカルなメロディで疾走しまくり、これでもかとばかりに勇壮なメロディを響き渡らせます。シンフォニックなKeyの装飾も相変わらず素敵。いかんせん方向性が同じ過ぎて過去作のキラーチューン達に比べると若干の聴き劣り感は否めないですが、それでも十分にキラーチューンとして通用します。
#2は1st収録曲の再録。1stでは全体的に薄味なサウンドだったのが、ここ最近のしっかりとした音像に変わっています。それ以外のアレンジは特に変わっていないのですが、やはりいかにも彼ららしい曲なのでとても楽しめる。
#3は過去の未発表曲の再録らしいのですが、前半の勇壮さはなかなかのモノ。ただ、中盤でテンポダウンした後がちょっとダレるかなぁ。
#4は「Skyrim」というゲームのテーマ曲のカヴァーらしいのですが、いかんせんそのゲームを知らない。が、なかなか壮大でイクリブリウムっぽい曲だと思います。
#5#1のアコースティックバージョン。牧歌的な要素が強まっていて、これはこれで悪くない。

ということで、クオリティとしては低くないものの、若干の物足りなさは残るという作品でした。早くフルアルバムを!

<オススメの曲>
1. Waldschrein

オススメ度…81点

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ECLIPSEED 「LA BLESSURE ~捧ぐ華脣~」
ECLIPSEED 「LA BLESSURE ~捧ぐ華脣~」

Eclipseed La Blessure ~捧ぐ華脣~

<収録曲>
1. Introduction
2. 旅立ちの酒宴
3. Glorious Blade
4. 翳のBlue Rose
5. 曇影の騎士
6. 猛獣達の鎮魂歌 ~Requiem for The Beasts~
7. Denouement


同人音楽プロジェクト、ECLIPSEEDの1作目。2013年発表。

AYUTRICAというプロジェクトの別名義といった位置付けだったようですが、現在はAYUTRICAの方は活動停止してしまったので、これからはこちらの方に本腰を入れていくようです。

ジャケットや曲名一覧からもなんとなくわかるように、このプロジェクトも同人音楽によくある「物語を音楽で表現する」ということをしています。そのため、サウンドの方は必然的にファンタジックでエピカルな感じに。メタリックな雰囲気が強いので、メタラーでも受け入れやすいのではないでしょうか。ディスクユニオンのジャパメタコーナーに置いてあったくらいだし。#2のように民謡チックなフレーズが取り入れられた感じの曲もあり、RPGゲームをメタル風の音楽にしてみましたー、みたいな作品です。
ちなみにVoは綺麗な声の女性で、ビブラートのかかったアニソン歌手みたいな歌い方。

作品は全体的に高いクオリティで纏められているのですが、中でも抜群にキラーチューンなのが#6で、ヒロイックなメロディがとても秀逸な疾走チューン。Voの歌声のせいもあってメロスピというよりはアニソンに近いような気もしますが、まぁそもそもそんなに大差はないかな(笑)。サビのクッサい感じがたまらないです。

とりあえず同人メタルが好きな人はぜひ!という感じの作品なので、気になる方は手に取ってみてください。AYUTRICA<の方とやってることはほとんど変わりがないので、そっちのファンの人も普通に楽しめるはず。

<オススメの曲>
6. 猛獣達の鎮魂歌 ~Requiem for The Beasts~

オススメ度…80点

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宮城谷昌光の『重耳』を読了
『楽毅』『孟嘗君』に引き続き、『重耳』を読み終わりました。

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こちらもやはり中学の頃に読んだものの再読です。

晋の文公と呼ばれることになる、重耳のお話。

辛酸を舐め続け、他国を19年間流浪し、苦難の末に晋の君主に上り詰め、中華に覇を唱えるというサクセスストーリー。優秀な臣下に支えられ、重耳自身も人の話をしっかりと聴くことの出来る名君っぷりを発揮してくれるので、これまた王道な中国歴史小説として楽しむことが出来ます。

上巻の最初の方は時代背景の説明が多くてちょっとだけとっつきにくいけど、そのあとはどんどん面白くなってきてスラスラと読める。特に中巻の真ん中あたりからが面白い。

それにしても、中国の歴史小説を読んでると、「中国って、昔はこんなに立派な人がいっぱいいたのに今は…」って気分になってしまう(笑)
ホントなんでなんだろうなぁ。

とりあえず中国の歴史モノを久々に怒涛の勢いで読んだので、9月に論文発表で中国行くのがちょっとだけ楽しみになってきました。

そろそろ歴史小説以外も久々に読もっかなー。

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NEWMAN 「SIREN」
NEWMAN 「SIREN」

Newman Siren

<収録曲>
1. Scar Of Love
2. Had Enough
3. Arcadia
4. Another Bitch Of A Night
5. Feel Her Again
6. Some Kind Of Wonderful
7. Siren
8. When It Comes To Love
9. Crossfire
10. Waiting For The Day
11. The Foolish One
12. Don’t Know Why


イギリス人マルチプレイヤー、Steve Newman<Vo, G, Key>率いるニューマンの10作目。2013年発表。

カラッと乾きつつもちょっぴり憂いを含んだサウンドが特徴の、王道メロディアスハードをやっています。Voはソウルフルで楽曲にぴったりだし、紡ぎだされるメロディは爽やかで哀愁たっぷり。どんだけメロハーの才能に溢れているんだ!といいたくなるような素晴らしい出来。

冒頭の#1は適度にハードでドライブ感のある曲。意外なワイルドさを見せつつも、サビでは哀愁たっぷりのメロディを聴かせ、非常に爽快な仕上がりとなっています。
#2はサビのコーラスが憂いを含みまくっていてとても秀逸。シンプルなメロディなのですが、やたら印象に残ります。
#3はちょっぴりしんみりした雰囲気が漂う落ち着いた曲。が、やはりサビはとても秀逸で、極上の哀愁を届けてくれます。
#5はいかにもメロハーという感じのコーラスがとっても素敵。適度にキラキラとしたKeyの装飾も良い。
#6はキラキラしながら軽く疾走する曲。適度なドライブ感とソウルフルな歌声の組み合わせがなかなか。
あとはピアノの音を絡めたイントロから、ハーレム・スキャーレムっぽい雰囲気に移っていく#12とかも好きだな。

ということで、いかにもなメロハーが好きな人なら安定して楽しめるような作品だと思います。抜群の個性を求められるとちょっと難しいところはありますが、メロハーというジャンルの中で秀逸な作品を探している人にはオススメ。

<オススメの曲>
1. Scar Of Love
2. Had Enough
3. Arcadia
12. Don’t Know Why

オススメ度…80点

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WINDZOR 「AGAINST THE UNKNOWN TEMPEST」
WINDZOR
「AGAINST THE UNKNOWN TEMPEST」


Windzor against The Unknown Tempest

<収録曲>
1. Prayer ~To The Ground~
2. No Fear, It Is All
3. Lunar Shadow
4. Lost The Key
5. Brazing Saga
6. Nameless Warrior
7. Healing With Lean Against A Tree
8. Get Into The Light
9. The Queen's Way
10. Go Ahead To Tomorrow With Blood Tear


姫路出身のシンフォニックパワーメタルバンド、ウィンザーの1作目。2013年発表。

何とバンド結成は1999年で、14年目にして初のフルアルバムなのだそうです。関西のインディーズメタルバンドの中ではわりと重鎮らしい。
サウンドの方はシンフォニックな装飾を適度に入れたパワーメタルといった感じで、音作りに残る荒々しさがB級っぽさを漂わせています。

イントロの#1はシンフォニックメタルバンドに良くある感じのインストで、否が応でも気分が高揚してしまう感じ。
そしてそこから#2になだれ込むのですが、イントロがとてつもなくクサくてビビります。めっちゃエピカルでダサい。もちろん良い意味で。そして女性VoのKinoppyが歌いだした瞬間に感じたのは「声太っ!ww」ということ。こういうバンドってソプラノヴォイスが定番だと思うんだけど、あまりのパワフルさに驚きを隠しえません。ただ、これはこれでなかなか新鮮で、曲ともかなり合っているので良いと思います。
とまぁここまではかなり絶好調で、普通になかなかツボなタイプだったのですが、これ以降が少々メロディの質的に尻すぼみな感が否めなかったのが残念。#6とか#8#9あたりがちょいちょいクサくて良いかなぁくらいかな。

もっと元気よく悶絶クサメロを最後までふりまき続けてくれれば最高だったのになーという感じでした。

<オススメの曲>
2. No Fear, It Is All
9. The Queen's Way

オススメ度…78点

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GAMA BOMB 「THE TERROR TAPES」
GAMA BOMB 「THE TERROR TAPES」

Gama Bomb The Terror Tapes

<収録曲>
1. The Wrong Stuff
2. Legend Of Speed
3. Backwards Bible
4. Beverly Hills Robocop
5. Smoke The Blow With Willem Dafoe
6. We Started The Fire
7. Terrorscope
8. The Cannibals Are In The Streets - All Flesh Must Be Eaten
9. Shitting Yourself To Live
10. Matrioshka Brain
11. Metal Idiot
12. Wrecking Ball


北アイルランド出身のクロスオーバースラッシュメタルバンド、ガマ・ボムの4作目。2013年発表。

疾走しまくりでちょっぴりパンキッシュなスラッシュメタルをやっており、軽快に刻みまくるリフがとにかく爽快です。基本的には高速リフを中心とした勢い重視のサウンドなのですが、ちょっぴりコミカルなリフワークや歌い回し、そして妙にキャッチーなシンガロング、ついつい頭を振りたくなるようなリズム感など、聴きどころも盛りだくさん。これだけ疾走一辺倒なのに、一曲一曲にしっかりと特徴があるのが素晴らしい。MUNICIPAL WASTEあたりをさらに元気いっぱいにして解き放ったようなサウンドなので、その手のスラッシュメタルが好きな方はぜひ。

<オススメの曲>
2. Legend Of Speed
4. Beverly Hills Robocop
7. Terrorscope(→PV)
11. Metal Idiot
12. Wrecking Ball

わずか4分半でめぐるましく展開しまくる高速リフワークが秀逸な#4が最高。急にグルーヴ感たっぷりになってみたり、コミカルなコーラスを挟んでみたりと、このバンドの魅力がたっぷり詰まった一曲です。
#7はギターソロが唐突に剣の舞のメロディになるのが面白い。

オススメ度…88点

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FIVE FINGER DEATH PUNCH 「THE WRONG SIDE OF HEAVEN AND THE RIGHTEOUS SIDE OF HELL VOLUME 1」
FIVE FINGER DEATH PUNCH
「THE WRONG SIDE OF HEAVEN AND THE RIGHTEOUS SIDE OF HELL VOLUME 1」


Five Finger Death Punch The Wrong Side Of Heaven and The Righteous Side Of Hell Volume 1

<収録曲>
1. Lift Me Up (Feat. Rob Halford)
2. Watch You Bleed
3. You
4. Wrong Side Of Heaven
5. Burn MF
6. I.M.Sin
7. Anywhere But Here
8. Dot Your Eyes
9. M.I.N.E. (End This Way)
10.Mama Said Knock You Out
  (Feat. Tech N9ne, LL Cool J Cover)
11. Dairy Of A Deadman
12. I.M.Sin (Feat. Max Cavalera)
13. Anywhere But Here (Duet with Maria Brink)
14. Dot Your Eyes (Feat. Jamey Jasta)


米国出身のへヴィロックバンド、ファイブ・フィンガー・デス・パンチの4作目。2013年発表。

とりあえずバンド名もアルバム名も長いので、ブログタイトルに入りきらずに悲惨なことになっています。

アメコミ風のジャケ同様、サウンドの方もいかにもアメリカンなガチムチ系サウンドが特徴。イケイケでノリノリな力強いリフと、バスドラのアタック音を異常に強調したパワフルなドラミングから、グルーヴメタルとも呼ばれています。Voは雄々しいシャウトが中心で、力強いサウンドにまさにぴったり。途中途中に挟み込まれるクリーンヴォイスも良い具合のアクセントになっています。
基本的に前作と同じ方向性で、特に真新しいことはないのですが、今作ではゲストミュージシャンがとても豪華。曲もバラエティに富んでおり、ラップのカヴァー曲まで入っており、メタルやヘヴィロック好きだけではなく、ミクスチャー好きの人でも楽しめるような作品です。
なお、タイトルの通り今作は二部作の一作目という位置づけで、2013年の秋には「VOLUME 2」が発売されるのだとか。

まずは冒頭の#1がいきなりのキラーチューン過ぎる。これぞアメリカンなサウンドと、ゴリゴリと突き進むグルーヴ感が半端ないです。ゲストにジューダス・プリーストロブ・ハルフォードが参加しているのも話題の一つですが、ロブ様は高音スクリーミングではなく、このグルーヴメタルに良く合った凄みを効かせた歌唱を響かせています。
#2もやはりグルーヴ感満点の曲。サビはやたらキャッチーで爽やかです。
#3がリフの刻みがカッコいい曲。畳み掛けるような早口ボーカルも印象的。
#5は速いリフが印象的な曲。サビの「バーン、マザファッカーバーン!マザファカバーン!!」がやたら頭に残ります。
#6はこれまたグルーヴィーなリフでアグレッシヴにゴリゴリ突き進み、サビでは一気にキャッチーになる曲。ちなみに#12セパルトゥラマックス・カヴァレラが参加したVerです。
#7はへヴィながらも曲自体はかなりメロディアスな曲。メロディアスでもやはり雄々しいです。#13イン・ディス・モーメントマリア・部リンクが参加したVerなのですが、個人的にはそっちの方が華があって好きかな。
#8はやはりグルーヴィーでイケイケな曲。#14ヘイトブリードジェイミー・ジェスタが参加したVerです。

ってことで、ノリが良くて親しみやすいという、いかにも売れ線狙い的な楽曲が多いのですが、やっぱりそれでも普通に良いというのが凄いと思います。だって聴いてて楽しいし爽快なんだもん。ちなみにデラックスエディションにはディスク2としてライブ盤が付いており、そちらの方もなかなか良い内容なので、買うのならそちらがオススメ。

<オススメの曲>
1. Lift Me Up (Feat. Rob Halford)(→LYRIC VIDEO)
3. You
5. Burn MF
12. I.M.Sin (Feat. Max Cavalera)
14. Dot Your Eyes (Feat. Jamey Jasta)

オススメ度…86点

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SCREAMING SAVIOR 「ECLIPSE OF THE DARK LUNAR」
SCREAMING SAVIOR
「ECLIPSE OF THE DARK LUNAR」


Screaming Savior Eclipse Of The Dark Lunar

<収録曲>
1. 折翼轮回 (Reversed Circle)
2. 天湖葬日 (Eclipsed Into Skylake)
3. 雪域 (Desire Of The Snow)
4. 异元祭 (Century Ceremony)
5. 心魔乱 (Lunatica)
6. 青春狂舞曲 (Rhapsodance: Ghost Exodus)
7. 小曲 (Ditty)
8. 暗月帝国 (Imperium Opacum Lunare)
9. 魂灭 (Requiem 0)


中国出身のシンフォニックブラックメタルバンド、スクリーミング・セイバーの1作目。2009年発表。

中国産のメタルにはあまり馴染みがなく、大した期待もせずに興味本位で手を出してみたのですが、びっくりするほど超本格的なシンフォニックブラックメタルをやっていました。仰々しいシンセと綺麗な旋律を奏でるピアノを絡めつつ、暴虐的に疾走しまくるというのが基本のスタンスです。メロディアスさも極上で、シンフォブラとメロブラの良いとこ取りのようなサウンド。Voもなかなかに凶暴で、体の奥底から発せられるような絶叫を堪能することが出来ます。

まず冒頭の#1のイントロの時点で「おっ、これは!」と思わずにいられない。煌びやかなピアノから、クサメロレベルのメロディアスなフレーズが激しく掻き鳴らされていく様はまさに圧巻。Voも迫力満点で、いきなりノックアウトされてしまいました。
続く#2は汚いリフでゴリゴリ突き進んでいく曲。ブラックメタルらしさが良く出ていてこれはこれで良い。
#3は優雅なKeyとシンセがゴシックメタルのような雰囲気を醸し出している曲。キラキラのKeyをまとった疾走パートはメロスピのような雰囲気すら漂います。
#4は複座アツなリズムを叩くドラムの音が印象的。殺伐とした雰囲気と、その中でメロディアスに響くKeyやギターの音色も素敵です。
#5はこれまたゴシカルな雰囲気のイントロで幕を開けますが、その後はどんどんドラマティックに盛り上がっていきます。
#6は東洋的な弦楽器の音色が印象的な曲。
#7は3分ほどのインストで、繋ぎ的な扱いの曲かな。
#8はシンセの音色がやたらけたたましく響く曲。
そして最後を締める#9はクラシックかよww ってくらい優雅なフレーズから、だんだんと凶悪になっていき、ふたたび優雅に絞めるアウトロ的なインスト。

ということで、そこらへんのシンフォニックブラックメタルバンドにも引けを取らないような非常にクオリティの高い作品でした。アジア圏のブラックメタルバンドとしてソニックあたりに通じるものもあるかも。

<オススメの曲>
1. 折翼轮回 (Reversed Circle)(→YOUTUBE)
2. 天湖葬日 (Eclipsed Into Skylake)
3. 雪域 (Desire Of The Snow)
4. 异元祭 (Century Ceremony)

オススメ度…83点

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宮城谷昌光の『孟嘗君』を読了
宮城谷昌光の『孟嘗君』全5巻を読み終わりました。

宮城谷昌光 孟嘗君

こないだ読み終わった『楽毅』と同様に、こちらも中学生の頃に読んだことがあったのですが、久々に読みたくなって再読。

宮城谷昌光の中でもかなり読みやすい方なので、さらっと読み終わることが出来ました。

孟嘗君と呼ばれることになる田文のお話ですが、序盤は育ての親である白圭が主人公、中盤は実の父である田嬰や師にあたる孫臏を中心に話が進み、終盤2冊くらいでようやく田文が主人公となります。

まさに王道少年漫画のような展開で、中国戦国時代のスーパースターが勢揃い。配下の食客たちも個性豊か。

「鶏鳴狗盗」や「狡兎三窟」を始めとした有名なエピソードもたっぷりあって、読んでいてとても面白いです。

個人的には、宮城谷昌光を初めて読む人には『孟嘗君』は内容的にも知名度的にもうってつけなのではないかと思ってます。

中国の歴史モノに手を出してみたいなーって人はぜひ。

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海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のシーズン1を見た
海外ドラマの「ゲーム・オブ・スローンズ」のシーズン1を見た。
英題だと「Game Of Thrones」

普段、海外ドラマどころか映画すら見ないのですが、好きな小説の実写化だったので、珍しくDVD化された瞬間にツタヤに走りました。

Game Of Thrones

ジョージ・R・R・マーティンという人のファンタジー小説シリーズ「氷と炎の歌」の第一部である「七王国の玉座」が元になっています。

Game Of Thrones 1Game Of Thrones 2

海外では既にシーズン3までいっている人気シリーズで、既にシーズン4の製作まで決定しているのだとか。
日本では今年に入ってからやっとシーズン1が有料チャンネルで放送され、7月17日にようやくDVD化されました。

小説の方は全7部構成で、

第一部「七王国の玉座」
第二部「王狼たちの戦旗」
第三部「剣嵐の大地」
第四部「乱鴉の饗宴」

までが日本では発売されており、第5部が2013年中にハヤカワから出るとか出ないとか。海外でもまだ第5部までしか出ておりません。

シーズン1は完全に「七王国の王座」の内容だったので、シーズン2以降もそれぞれの部に対応しているのかな。
[海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のシーズン1を見た]の続きを読む

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SHADE EMPIRE 「OMEGA ARCANE」
SHADE EMPIRE 「OMEGA ARCANE」

Shade Empire Omega Arcane

<収録曲>
1. Ruins
2. Dawnless Days
3. Until No Life Breeds
4. Ash Statues
5. Disembodiment
6. Malicious Winds
7. Traveler Of Unlight
8. Devolution
9. Slumbering Giant
10. Nomad
11. Omega Arcane


フィンランド出身のシンフォニックブラックメタルバンド、シェイド・エンパイアの4作目。2013年発表。

荘厳かつ重厚なオーケストレーションをバックに従えた、豪華絢爛なブラックメタルをやっています。スリリングで緊迫した雰囲気を保ちつつ、パワフルにグイグイと押してくる様はまさに圧巻。もはやブラックメタルなのかもわからなくなるほどのしんふぉサウンドがとにかく凄まじく、映画音楽のようなドラマティックな盛り上がりに心躍らずにはいられません。

まずは#1のイントロの時点で荘厳さが凄い。イントロだけ聞いたら映画の挿入歌なんじゃないかと思うような荘厳さです。そしてそこから一気に堰をきったように溢れ出す重厚なブラックメタルサウンドの洪水と、Voの喚き声が非常にカッコいい。トレモロリフがとてもメロディアスで、サビのコーラスなんかもブラックメタルにしてはキャッチーでとても聴きやすいです。
続く#2は最初っから攻撃性の高い曲。煌びやかなシンフォサウンドと上手く絡み合いながら禍々しく突撃していきます。途中の緩急の付け方と盛り上げ方も秀逸。
#3はリズミカルなリフとドラミングが印象的。妙なグルーヴ感を持ちながらノリ良く進んでいきます。
美しいイントロの#4は、その後も優雅なメロディをへヴィに掻き鳴らしていく曲。これまたシアトリカルでとても良い。
#6はスッタンスッタンというシンプルなドラミングが印象的。その他のサウンドは相変わらず豪華絢爛で迫力満点です。

アルバム全体を通すと70分以上あるので、少々聴き疲れを感じるところはあるのですが、非常に密度の濃い楽曲がたっぷりと詰まっているので聴きごたえは抜群の作品です。ディム・ボガーあたりのメジャーなシンフォブラが好きな人や、とにかく派手でシンフォニックなサウンドが好きな方は是非。

<オススメの曲>
1. Ruins(→PV)
2. Dawnless Days
3. Until No Life Breeds
4. Ash Statues
6. Malicious Winds

オススメ度…88点

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LIFELOVER 「SJUKDOM」
LIFELOVER 「SJUKDOM」

Lifelover Sjukdom

<収録曲>
1. Svart Galla
2. Led By Misfortune
3. Expandera
4. Homicidal Tendencies
5. Resignation
6. Doften Av Tomhet
7. Totus Anctus
8. Horans Hora
9. Bitterljuv Kakofoni
10. Becksvart Frustration
11. Nedvaknande
12. Instrumental Asylum
13. Utdrag
14. Karma


スウェーデン出身のデプレッシヴブラックメタルバンド、ライフラバーの4作目。2011年発表。

スウェーデン産の自殺系鬱メタルとしてSHININGと肩を並べる存在で、なかなかキテいる、というかイッてしまっているバンドです。ギターの音は重々しく歪んでいながらもあまりブラックメタルっぽくは無いのですが、そこにのっかる精神錯乱系のマジキチボーカルや、ポロポロと紡ぎ出される不安を掻き立てるようなピアノ、陰鬱な呟きなどが心を削いで侵食してきます。
1曲1曲が4分前後と非常にコンパクトで、この手の音楽にしてはわりと聴きやすくはあるのですが、それぞれの持つ怨念の様なものは本当に重く、病んでいるときに聴くと死にたくなる。美しさと狂気の狭間をゆらゆらと揺蕩う負のサウンドが好きな人はぜひ。

<オススメの曲>
1. Svart Galla
2. Led By Misfortune
3. Expandera

#3のジリジリとしたリフとピアノの組み合わせの美しさ、そしてそこにのっかる呟きの儚さがヤバい。

オススメ度…83点

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GHOST B.C. 「INFESTISSUMAM」
GHOST B.C. 「INFESTISSUMAM」

Ghost Infestissumam

<収録曲>
1. Infestissumam
2. Per Aspera Ad Inferi
3. Secular Haze
4. Jigolo Har Megiddo
5. Ghuleh / Zombie Queen
6. Year Zero
7. Body And Blood
8. Idolatrine
9. Depth Of Satan's Eyes
10. Monstrance Clock


スウェーデン出身のハードロックバンド、ゴーストB.C.の2作目。
2013年発表。

1作目はGHOSTという名前で出していましたが、同名のバンドが多いせいか、今作ではGOHST B.C.にプチ改名しております。まぁ確かに、これだけシンプルなバンド名、よくつけたなぁと思ってたわ。

音楽性的には前作と全く変わっておらず、サタニックでオカルティックなハードロックをやっており、レトロな雰囲気も胡散臭さも相変わらず。怪しい雰囲気を漂わせながらもポップでキャッチーという絶妙なバランス感覚が素晴らしいです。シンプルなリフがとても印象的なのも前作通りで、Papa Emeritus II<Vo>の浮遊感のある胡散臭い歌唱もやはりとてもクセになる。サイケデリックでプログレライクな世界観のクセに、シンプルで聴きやすくてグイグイ引き込まれていく素晴らしい作品です。

<オススメの曲>
2. Per Aspera Ad Inferi
3. Secular Haze

今作も捨て曲は一切なし。中でもこの2曲の胡散臭さが群を抜いて好きかな。

オススメ度…85点

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