EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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植田真梨恵 「はなしはそれからだ」
植田真梨恵 「はなしはそれからだ」

植田真梨恵 はなしはそれからだ

<収録曲>
1. Intro
2. FRIDAY
3. 彼に守ってほしい10のこと
4. hanamoge
5. 支配者
6. 昔の話
7. a girl
8. プリーズプリーズ
9. ペースト
10. ザクロの実
11. 泣いてない
12. カルカテレパシー
13. さよならのかわりに記憶を消した


福岡出身のシンガーソングライター、植田真梨恵のメジャー1作目。2015年発表。

インディーズでミニアルバムを3枚とアルバムを1枚出しており、それなりにキャリアは長いみたいなのですが、メジャーではこれが1作目となるようです。

基本的にはストレートなJ-Rockといった感じの音楽性なのですが、歌い方と歌声にとてもクセがあって、個人的にそれがめっちゃツボ。

とりあえずYOUTUBEで#10のPVをたまたま視聴したのが初聴だったのですが、ピアノの物哀しくセンチメンタルなメロディと、独特のクセのある歌唱、そして妙に印象的な歌声がど真ん中のストライクで一発KOされまてしまいました。サビのなんとも言えない抑揚が最高の超キラーチューンです。

それ以外の曲は比較的シンプルなJ-Rockが並ぶのですが、やはり所々でクセのある声や歌い方がちょいちょい主張をしてくるのでなかなか良いです。PVが作られてる#2#3とか、キャッチーな#11あたりが印象的かな。

こういう声とか歌い方に魅力のある女性アーティストはとても好みなので、今後もぜひ頑張ってほしいです。個人的には#10みたいな哀愁たっぷりな曲を今後も量産してくれるとめっちゃ嬉しいんだけどな。

<オススメの曲>
3. 彼に守ってほしい10のこと (→PV)
10. ザクロの実 (→PV)

オススメ度…83点

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TWILIGHT FORCE 「TALES OF ANCIENT PROPHECIES」
TWILIGHT FORCE 「TALES OF ANCIENT PROPHECIES」

Twilight Force Tales Of Ancient Prophecies

<収録曲>
1. Enchanted Dragon of Wisdom
2. The Power of the Ancient Force
3. Twilight Horizon
4. The Summoning
5. Whispering Winds
6. Fall of the Eternal Winter
7. Forest of Destiny
8. In the Mighty Hall of the Fire King
9. Made of Steel
10. Sword of Magic Steel
11. Gates of Glory


スウェーデン出身のメロディックスピードメタルバンド、トワイライト・フォースの1作目。2014年発表。

とってもクサいメロスピです。以上、説明おしまい。

って感じで完結したくなってしまうほどの純粋なクサメロスピをやっており、無駄にシンフォニックで派手なKeyの装飾、おーおーおーと大仰なクワイヤ、天高く突き抜けたまま帰ってこないようなハイトーンボーカルと、その手のファンを唸らせる要素のフルコースです。1stアルバムならではの勢いもたまらん。
2000年前後はこんなバンドばっかりでしたが、最近ではすっかりこの手のクサメタルも減ってきて、その中でもこれだけクオリティの高いバンドとなると中々出会えないのですが、このバンドは久々にガッツポーズをしたくなるようなクサさを放っておりました。

冒頭の#1がいきなりの疾走キラーチューンで、エピカルで大仰なイントロの時点で悶絶。ジャケ見て「ラプソディかよ!」とツッコミを入れたくなるこの作品ですが、曲を聴いてもやっぱり「ラプソディかよ!」というツッコミを入れたくなってしまうこと間違いなしです。メロディ的にはラプソディ系統だけど、音の質はREINXEEDっぽい気がします。
続く#2はキラキラしたKeyをバックにちょっぴり哀愁漂うクサメロを歌い上げてくれる曲。いいよいいよー、歌詞でマイティウォリアーとか言っちゃうあたりがいかにもクサメロスピでいいよーなんて微笑ましくなってしまう。サビはみんなで大合唱系のコーラスで、これまた素晴らしいです。
個人的にもう1曲めちゃくちゃキラーチューンなのが#6で、いかにもB級クサメロスピな感じのハイトーンボーカルが限界ぎりぎりまで声を張り上げてくれるのがとても良い。完全に突き抜けたまま帰ってこない系の高さで全力投球してくれる上に、そのメロディがとてつもなくクサいです。

とりあえず基本的にクサメロの嵐なので、最近クサメタル成分が足りてないなぁなんて思っているクサメタラーは聴かないと損かもしれません。こういうバンドがザクザクと発掘されてたあの頃は良かったなぁなんて思い出に浸りながら聴いてやりましょう。

<オススメの曲>
1. Enchanted Dragon of Wisdom
2. The Power of the Ancient Force
6. Fall of the Eternal Winter

オススメ度…86点

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DOOM:VS 「EARTHLESS」
DOOM:VS 「EARTHLESS」

Doom VS Earthless

<収録曲>
1. Earthless
2. A Quietly Forming Collapse
3. White Coffins
4. The Dead Swan Of The Woods
5. Oceans Of Despair
6. The Slow Ascent


スウェーデン出身の絶望系ゴシック/ドゥームメタルバンド、DOOM:VSの3作目。2014年発表。

絶望系ゴシックドゥーム界では最高峰と言って過言ではないドラコニアンのギタリスト、Johan Ericsonによるプロジェクトで、全てのパートを彼が一人でこなしているのだそうです。
深く沈み込むような陰鬱なメロディ、とことんヘヴィでひたすらスローなリフ回し、絶望感たっぷりの深みのあるデスヴォイス…、などなど「ドラコニアンじゃねぇか!」と突っ込みたくなるような音楽性で、もはや完全に「初期ドラコニアン女性ソプラノを抜いただけ」というようなサウンドになっています。

とりあえず冒頭の#1の哀しげなピアノの音色からメロディアスながらもめっっっちゃスローなリフに繋がっていくイントロの時点で既にゾクゾク。そうそう、こういう陰鬱で絶望に塗れた遅いゴシックが聴きたかったのよ。Voもドラコニアンの時の雰囲気とほとんど変わらないし、たまーにポツリポツリと哀しげな呟きが入ったりするところもまさにドラコニアン
続く#2も悲哀の渦巻く底なし沼系絶望チューン。ずぶずぶと沈んでいく暗い雰囲気と、そこに仄かに漂う哀愁が素敵です。
#3はこれまたひたすら沈んでいくスローな曲。後半でちょっぴり希望の光が差し込んでくるかのような展開が良い。まぁ結果的に絶望っぷりが勝るんだけどさ。
#4もゆっくりと紡ぎだされるメロディアスなリフが良い感じの曲。ひたすら反復ですが、そのままずっと心を無にして聴き続けたくなります。
#5も中盤でちょっぴりだけ明るい雰囲気が差し込まれつつ、やっぱり結果的に沈んでいく感じの展開がとても良い。
最後を締める#6は雑音のようなSEで幕を開けますが、1分を過ぎたあたりでいきなりメロディアスすぎるスローなリフが奏でられ、そっからドラマチックに展開していく曲。絶望ゴシックドゥーム好きにはたまらない。

ってなわけで、わざわざドラコニアンと分けてやる意味あるのかなってくらい初期ドラコニアンな楽曲の並ぶ1枚です。女性ソプラノVoとかが入ってこない分、こっちの方がちょっと単調に聴こえちゃうかな。暗い音楽をひたすら心を無にして聴きたいときなんかにオススメです。

<オススメの曲>
1. Earthless
6. The Slow Ascent

オススメ度…82点

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でんぱ組.inc 「WWDD」
でんぱ組.inc 「WWDD」

でんぱ組inc WWDD

<収録曲>
1. でんぱな世界 ~It’s a dempa world~
2. でんぱーりーナイト
3. ダンス ダンス ダンス
4. NEO JAPONISM
5. FD2 ~レゾンデートル大冒険~
6. ちゅるりちゅるりら
7. まもなく、でんぱ組.incが離陸致します
8. Dear☆Stageへようこそ
9. バリ3共和国
10. ファンシーほっぺ ウ・フ・フ
11. 檸檬色
12. ブランニューワールド
13. イロドリセカイ
14. サクラあっぱれーしょん


秋葉原出身のアイドルグループ、でんぱ組.incの3作目。2015年発表。

なんか色々あってライブに行ったこともあるし(→過去記事)、今までのアルバムも全部聴いてるんよね…。

基本的にやたら耳に残る中毒性の高い曲が多いのですが、中でもWienners玉屋2060%が作曲する音を詰め込みまくりつつクサいメロディでごちゃごちゃと展開する曲が非常に好みで、結構聴いていたりします。
今作だと#2#14がそれにあたるのですが、前者はロシアっぽいメロディが印象的な独特の曲で、後者ははサビのようなBメロからキャッチーなサビに繋がる明るい曲。どっちもなかなか中毒性は高めです。
他にも耳に残るのはやっぱり#6とか#9あたりのシングルになっていた曲かな。
アルバムのみに収録で耳に残ったのは#5で、ピコピコした8ビット音とキャッチーなメロディが印象的です。

とりあえずメンバー全員がアニメ声なので人によっては嫌悪感を持つかもしれませんが、それに耐えられればAKBなんかよりは面白い曲が多いと思うんだけどな。一般的にも結構流行ってるっぽいし、世の中何が流行るかわかりませんな。

<オススメの曲>
2. でんぱーりーナイト (→PV)
14. サクラあっぱれーしょん (→PV)

オススメ度…85点

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でんぱ組.inc 「WORLD WIDE DEMPA」
でんぱ組.inc 「WORLD WIDE DEMPA」

でんぱ組.inc WORLD WIDE DEMPA

<収録曲>
1. ハジマリ。~WORLD WIDE DEMPA~
2. でんぱれーどJAPAN
3. Future Diver
4. VANDALISM
5. Sabotage
6. W.W.D
7. ナゾカラ
8. イツカ、ハルカカナタ
9. キラキラチューン
10. 冬へと走りだすお!
11. なんてったってシャングリラ
12. W.W.D II
13. ORANGE RIUM
14. 強い気持ち・強い愛
15. でんでんぱっしょん


秋葉原発祥のアイドルグループ、でんぱ組.incの12作目。2013年発表。

出てきた当初はすっげーイロモノっぽいオタクカルチャー全開の変なグループだった気がするのですが、いつの間にかアキバ系のサブカルっぽさを前面に押し出しながらも比較的まともなアイドルになっており、それなりに一般にも受け入れられているみたいです。
ただ、メンバー全員がアニメ声だったり、わけわかんないコンセプト曲とかがあったりもするので、人によっては受け入れられないかもしれません。

別にアイドル詳しかったり好きだったりするわけでもないのですが、たまたま聴いたシングル曲の「でんでんぱっしょん」がツボ過ぎたり、ちょいちょい頭から離れなくなる曲があったりで、一時期仲間たちの間でひそかなブームになっておりました。修士2年の時、研究室で麻雀やりながらずっと流れてたなぁ…。

基本的に今までのシングル曲とそのカップリングをさくっとまとめただけの作品で、それ以外の曲はほんの少ししか収録されてません。

とりあえず#15が圧倒的に中毒性高くてキラーチューンなのは言わずもがななのですが、それ以外だと同じくWienners玉屋2060%が作曲している#2も良い具合にごちゃごちゃしてて良い。歌詞とかマジで意味不明だけど。まぁこのグループの場合、基本的に意味不明か。
ヒャダインこと前山田健一が作曲の#6とか#12はさすがのキャッチーさで耳に残るのですが、変なコンセプトでしょーもない茶番とセリフが入ってるのが邪魔かなぁ。
あとは1stの曲を現在のメンバーで録り直した#3もキャッチーで良いし、爽やかで普通のまともなポップスに一番近い#9なんかも良いです。

とりあえず2013年の非メタル年間ベストにさりげなくランクインする程度にはよく聴いていたので、アイドルとかに抵抗が無くて中毒性の高めの曲が聴きたければ試してみれば良いのではないでしょうか。

<オススメの曲>
2. でんぱれーどJAPAN (→PV)
15. でんでんぱっしょん (→PV)

オススメ度…87点

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THULCANDRA 「ASCENSION LOST」
THULCANDRA 「ASCENSION LOST」

Thulcandra Ascension Lost

<収録曲>
1. The First Rebellion
2. Throne Of Will
3. Deliverance In Sin And Death
4. Demigod Imprisoned
5. Interlude
6. Exalted Resistance
7. The Second Fall
8. Sorrow Of The One
9. Ascension Lost
10. Outro
11. Perishness Around Us
12. Frozen Kingdom
13. Dreaming
14. Immortality


ドイツ出身のメロディックブラックメタルバンド、ツルカンドラの3作目。2015年発表。

今は亡き悲哀のメロブラバンド、ディセクションを崇拝しているようで、寒々しいトレモロリフと悲哀渦巻く叙情メロディたっぷりの、どこからどう聞いてもディセクションなサウンドが特徴です。今作でももちろんその方針は揺らぐことなく貫き通されており、ジョン・ノトヴェイトが自殺せずに活動を続けてたらこんな音楽をやっていたんだろうなというようなサウンド。
もちろんただの模倣バンドでというわけではなく、ディッセクションの紡ぎだしてきた音像をしっかりと解釈し、再構築し直して曲作りを行っているというのが凄いです。メロディ拝借してるわけでもないのにこれだけディセクションっぽさを醸し出せるのはさすが。

冒頭の#1のイントロの時点で悲哀が漂い、一気に寒々しいトレモロリフの嵐になるところが既に最高。叙情メロのお手本ともいえるようなサウンドが凶暴さを伴いつつ迫ってきます。
その後も甲乙つけがたいクオリティの高い叙情メロたっぷりの曲がずらっと並ぶのですが、その中でも際立っているのが本編の最後を締める#9。相変わらずの極寒のメロディが緩急を付けながらドラマティックに展開していく様は本当に素晴らしいの一言に尽きます。
アウトロの#10を挟んだ#11#14はボーナストラックなのですが、こちらも非常にクオリティが高く、中でも#11が個人的にかなりツボ。ドタバタとした荒々しさと、クサさすら感じさせるメロディアスなトレモロリフとの絡みがめちゃくちゃカッコいい一曲でした。

このバンドのことを書こうとするとディセクションの名前を何度も出さずには語れないのですが、とりあえずあの手のサウンドが好きならば決して期待を裏切られることの無い良作です。メロブラ好きならぜひ。

<オススメの曲>
1. The First Rebellion
9. Ascension Lost
11. Perishness Around Us

オススメ度…88点

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SOLEFALD 「WORLD METAL. KOSMOPOLIS SUD」
SOLEFALD 「WORLD METAL. KOSMOPOLIS SUD」

Solefald World Metal Kosmopolis Sud

<収録曲>
1. World Music With Black Edges
2. The Germanic Entity
3. Bububu Bad Beuys
4. Future Universal Histories
5. Le Soleil
6. 2011, Or A Knight Of The Fail
7. String The Bow Of Sorrow
8. Oslo Melancholy


ノルウェー出身のアヴァンギャルドブラックメタルバンド、ソレファルドの8作目。2015年発表。

ブラックメタル的な禍々しさや凶暴性は無いのですが、儀式や呪術のような妖しげな雰囲気が全体から発せられており、芸術的な美しさと狂気的な神秘性を併せ持った独特の世界観が非常に魅力的です。

ヘヴィなリフをバックにがなり声系のデスヴォイスで歌っている時にはブラックメタルっぽさを感じますが、ピアノやパーカッションをバックにクリーンヴォイスで歌っている時なんかはとてもプログレチックで、それぞれの要素が絶妙なバランスと緩急の付け方で入り乱れてくるところがとても面白い。一筋縄ではいかない不思議な空間が心地よく広がっていきます。

とりあえず冒頭の#1がいきなり妖しさ全開の超キラーチューン。淡々としたピアノの音色と、ギターの弦の端っこをピンピンとはじいたような音をバックに「イェイ、イェイェイ♪」みたいな呪文的フレーズが繰り広げられ、そっからブラックメタル的な要素と複雑に絡み合いつつ展開していくのが何故かクセになります。メロディ自体がとっても摩訶不思議な感じで、カッコいいのに面白いという、相容れない要素が共存してるところが最高。
#2はヘヴィなリフをバックに呪文的なVoが妖しく響き渡る曲。木琴のような音が随所で響くのも印象的。
#3は謎の儀式を収録しましたという感じの曲。焚火の周りで原住民が踊り狂ってそう。
#4は「あーめーりかっ!」がやたら頭に残る、これまた呪術的なメロディの曲。
#5はうって変わって妖精の出てきそうな幻想的なイントロで幕を開ける曲。と思ったら、ヘヴィなリフがザックリ刻まれ、これまた不思議な要素が絡み合って意味不明な世界観を構築してくれます。
#6は宇宙に広がっていきそうな空間的な音使いが印象的なプログレチューン。
#7はこれまた空間的な感じは受けますが、今度は逆にブラックメタル的な要素が比較的強めになっており、同じ空間的でもこちらは暗黒空間といった趣です。
最後の#8はアンビエント的な曲で、幻想的でぼんやりとした雰囲気のまま静かに幕を閉じていきます。

前作がめっちゃカッコ良かったのでかなり期待していたのですが、正直言ってしまうと、さすがに前作ほどの衝撃は受けませんでした。ただ、クオリティ的には決して悪くは無いですし、#1のカッコよさは圧倒的に群を抜いており、その一曲だけでお腹にいっぱいになるくらい大好きです。まずは#1だけでもぜひ。

<オススメの曲>
1. World Music With Black Edges

オススメ度…84点

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WINTERAGE 「THE HARMONIC PASSAGE」
WINTERAGE 「THE HARMONIC PASSAGE」

WINTERAGE THE HARMONIC PASSAGE

<収録曲>
1. Ouverture in Do Minore
2. The Harmonic Passage
3. The Flame Shall not Fade
4. Wirewings
5. Son of Winter
6. La caccia di Turin
7. Golden Worm
8. Victory March
9. La Grotta di Cristallo
10. Crown of the Crowds
11. Panserbjorne
12. The Endless Well
13. Awakening


イタリア出身のメロディックスピードメタルバンド、ウィンターエイジの1作目。2015年発表。

これぞB級メロスピ!と思わず笑みがこぼれてしまうようなクッサいメロスピをやっております。
ヴァイオリンが優雅に、そして元気よく乱舞するあたりもとても微笑ましい。

僕がメタルを聴き始めた2000年代初頭はこんな感じの若手バンドが腐るほど溢れかえっていて、「これはww」と思うような曲を数曲残しつつもそのまま埋もれていっていたイメージなのですが、最近はこういう典型的なクサメロスピをやってくれるバンドはめっきり減ってしまいました。そんな中で、この時代にこの音楽性で元気に飛び出してきたもこいつらの存在は評価に値するのではないかと思います。

とりあえず#1は本格的なオーケストレーションで壮大に幕を開けるイントロ。イントロに4分近く費やしてくるあたり、やはり気合が違います。
そしてそこから雪崩れ込む#2は超絶クサメロを振りまきまくる疾走メロスピチューン。クワイヤで盛り上がった直後に入ってくるVoのシャウトを聴いた瞬間「細いww」と笑みがこぼれること間違いなしです。いかにもB級っぽくて素晴らしい。ヴァイオリンも乱舞しまくりで最高。久々に「これはww」と思うクサメロメロスピチューンに出会いました。
#4なんかもほっそいハイトーンシャウトを存分に堪能できる疾走曲でなかなか良い。
尖ったギターの音と煌びやかなKeyの音色が良い具合に混ざった#7なんかも好き。
あとはフォークっぽいメロディのミドルテンポチューン#9とか、ドラマティックに盛り上がる大合唱したくなる系メロスピの#10とか、クワイヤ大活躍の#12、白鳥の湖をガッツリ取り入れた#13なんかも印象的です。

メロスピ界全盛期の音を良い具合に再現してくれていてとても微笑ましいので、クサメロ命でB級メロスピに寛容な人は試してみれば良いのではないかと。応援したくなるけど、変に大成しないでこのままのスタンスで活躍して、あとはメロディの質をどんどん上げていってほしいです。

<オススメの曲>
2. The Harmonic Passage

とりあえずこの1曲を聴いておけば間違いなし。

オススメ度…81点

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ORDEN OGAN 「RAVENHEAD」
ORDEN OGAN 「RAVENHEAD」

Orden Ogan Ravenhead

<収録曲>
1. Orden Ogan
2. Ravenhead
3. F.E.V.E.R
4. The Lake
5. Evil Lies in Every Man
6. Here at the End of the World
7. A Reason to Give
8. Deaf Among the Blind
9. Sorrow Is Your Tale
10. In Grief and Chains
11. Too Soon


ドイツ出身の重厚パワーメタルバンド、オルデン・オーガンの5作目。2015年発表。

ブラインド・ガーディアンを彷彿とさせるような分厚く神々しさすら漂わせるコーラスと、ヘヴィで重厚なサウンドが特徴の、ジャーマンメタル界の希望の星です。ちょっぴりフォーキッシュなメロディが入っていてヴァイキングメタルのような勇ましさも兼ね備えてるあたりもかなり良い。

冒頭の#1はバンド名を冠している割にただの1分ちょいのイントロ。
が、そっから続く#2が非常にエネルギッシュかつエピカルなキラーチューンで、メロディアスさと重厚さのダブルパンチにいきなりノックアウトされます。サビの何重にも重なったクワイヤが熱い!
続く#3はPVも作られた曲で、ドラマティックな盛り上がりがなんとも素敵な曲。イントロの荘厳な雰囲気がとてもツボです。分厚いサビもやはり良い。
続く#4はめっちゃザクザクとしたヘヴィなリフが印象的。ダークな雰囲気の曲かな…と思いきや、サビで一気に広がっていく感じがとても爽快です。そして同時に神々しい。
#8も同様にめっちゃパワフルなリフでゴリゴリ押していくイントロから、神々しく分厚いサウンドへと変化していく曲。サビの盛り上がりが凄まじいのも同様。ズルいわ、こんなん大合唱必至やん。
#9はヴァイキングメタルのような勇ましくエピカルな曲。クサいメロディとドラマチックな構成が最高です。

ってなわけで、前作がとても良かったので期待はしていましたが、その期待を遥かに上回るようなクオリティの作品でした。ブラガのような分厚いサウンドを求めている人や、勇ましかったり神々しかったりするサウンドが好きな方はぜひ。ジャケはなんとも言えないセンスですが、中身の方は最高品質です。

<オススメの曲>
2. Ravenhead (→LV)
3. F.E.V.E.R (→PV)
4. The Lake
8. Deaf Among the Blind
9. Sorrow Is Your Tale

オススメ度…88点

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FALCONER 「BLACK MOON RISING」
FALCONER 「BLACK MOON RISING」

Falconer Black Moon Rising

<収録曲>
1. Locust Swarm
2. Halls And Chambers
3. Black Moon Rising
4. Scoundrel And The Squire
5. Wasteland
6. In Ruins
7. At The Jester's Ball
8. There's A Crow On The Barrow
9. Dawning Of A Sombre Age
10. Age Of Runes
11. The Priory


スウェーデン出身のフォーク系パワーメタルバンド、ファルコナーの8作目。2014年発表。

フォーキッシュで土着的なメロディを絡めながらクサいパワーメタルで駆け抜けるというのが基本的なスタンスの彼ら。ここ最近は随分とフォーキッシュな側面の強い楽曲が多かったという印象ですが、この作品ではパワーメタル的な要素の強い勢いのある楽曲がぐっと増えたという印象です。
Voは相変わらず渋くてカッコいい歌声をしており、古の伝承を優しく語ってくれそうな声。勢いのある楽曲の中でもその穏やかさを失わず、かつ楽曲のエネルギーに負けていないというのが良い。

とりあえず#1のイントロの時点で既にクサい。そしてただのクサメロパワかと思いきや、しっかりとトラッド風味なメロディを挿入してくれているのがさすがです。Voも良い具合に渋くてセクシー。
#3もエネルギッシュな楽曲で、ドコドコのツーバスと、メロディアスなギター、そしてどことなく土着的な歌メロが良い具合に融合しています。
あとはヘヴィなリフの中に秘められたノスタルジックな雰囲気がとても素敵な#7とか、ミドルテンポながらもヒロイックな#9あたりも好きかな。

相変わらず安定したクオリティでさすがだなぁと思わせられる1枚でした。ヴァイキングメタル風のパワーメタルと聞いて興味がある人はぜひ。

<オススメの曲>
1. Locust Swarm
3. Black Moon Rising

オススメ度…84点

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NOZOMU WAKAI'S DESTINIA 「REQUIEM FOR A SCREAM」
NOZOMU WAKAI'S DESTINIA 「REQUIEM FOR A SCREAM」

Nozomu Wakais Destinia Requiem For A Scream

<収録曲>
1. Requiem For A Scream
2. Sweet Vengeance
3. End My Sorrow
4. Ready For Rock
5. Still Burning
6. Dearest Pain
7. Believing
8. The Trigger
9. Despair Caprice
10. Fight To Win
11. Requiem For A Scream (Feat. Y.Morikawa)


パワーヌードブリザードなど数々のジャパメタバンドに参加してきたギタリスト、若井望の率いるソロプロジェクトの1作目。2014年発表。

アンセム森川之雄が4曲、現ガルネリウス小野正利が3曲、そしてインペリテリなどでの活躍で知られるロブ・ロックが3曲でリードボーカリストとして参加しており、その他コーラスなどではライトブリンガーFukiや声優の榊原ゆいなども参加しております。豪華!

90年代に流行ったような正統派メタルをやっており、ちょっぴりハードロック寄りの曲から、ヨーロピアンでクラシカルに惹きまくる曲まで非常にバラエティ豊か。どの楽曲も力強さと熱さが前面に押し出されており、3人のVoもそれぞれ良い意味で暑苦しい感じの歌唱をする人ばかりなので、お互いの良いところを最大限に引き出し合っているという印象です。

まずは冒頭の#1のが始まった時点でめちゃくちゃカッコよくてビビる。なにこれロブ・ロックの歌唱にめっちゃ合ってんじゃん!ワイルドなメロディと弾きまくりなピロピロギター、そして広がりのあるサビがとても素敵です。#11森川Verが収録されてて、そっちもカッコいいですが、この曲はロブの方が合ってるかな。
個人的に一番のキラーチューンなのは森川の歌う#2。ヨーロピアンなキラキラKeyを纏いながら華麗に疾走していく感じと、サビのヒロイックな哀愁がツボ過ぎてヤバいです。
小野さんの「俺も負けてらんねーぜ」的なシャウトで始まる#3も非常にカッコいい。ってか小野さんが歌うと最近のガルネリウスにしか聞こえない(笑)
あとはインスト曲の#6なんかも弾きまくりでとても良い。さすがギタリストの作品!って感じがします。

とりあえずどの曲もかなりカッコいいのですが、その中でもやはり冒頭3曲のインパクトがデカいです。三者三様な各Voの良さをそれぞれ引き出してくる才能には感服。ジャパメタ系のちょっぴりくどい感じのメロディラインが好きな人はぜひ試してみれば良いのではないかと。

<オススメの曲>
1. Requiem For A Scream
2. Sweet Vengeance
3. End My Sorrow

オススメ度…86点

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ジェフ・ヴァンダミアの『サザーン・リーチ』三部作を読了
ジェフ・ヴァンダミアの『サザーン・リーチ』三部作を読みました。

第一部が『全滅領域』、第二部が『監視機構』、第三部が『世界受容』です。

ジャンルとしてはホラー系ミステリ風SFみたいな感じかな?
よくわかりません。

海外ではかなりの話題作らしく、既に映画化も決定されているのだそうです。

全滅領域 監視機構 世界受容

以下、ネタバレ含みます。
[ジェフ・ヴァンダミアの『サザーン・リーチ』三部作を読了]の続きを読む

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

STEVE AOKI 「NEON FUTURE I」
STEVE AOKI 「NEON FUTURE I」

Steve Aoki Neon Future I

<収録曲>
1. Transcendence (feat. Ray Kurzweil)
2. Neon Future (feat. Luke Steele)
3. Back To Earth (feat. Fall Out Boy)
4. Born To Get Wild (feat. will.i.am)
5. Rage the Night Away (feat. Waka Flocka Flame)
6. Delirious (Boneless) [feat. Kid Ink]
7. Free the Madness (feat. Machine Gun Kelly)
8. Afroki (feat. Bonnie McKee)
9. Get Me Outta Here (feat. Flux Pavilion)
10. Beyond Boundaries (feat. Aubrey de Grey)
11. Boneless (with Chris Lake & Tujamo)
12. Rage the Night Away (Milo & Otis Remix) [feat. Waka Flocka Flame]


ハリウッド在住の日系DJ、スティーヴ・アオキの2作目。2014年発表。

レストラン経営をアメリカで大成功させた実業家のロッキー青木を父に持ち、スーパーモデルでハリウッド女優のデヴォン・アオキを妹に持つセレブなのだそうで、レーベルを主催して数々の人気アーティストを排出すると共に、自身もDJとして世界を股にかける活躍しております。
まぁロッキー青木もデヴォン・アオキも良く知らんのだけど…。

色んなバンドとかグループのボーナストラックとかで(Steve Aoki Remix)みたいな感じで名前を見かけるイメージがあります。

この手のクラブミュージック的なジャンルはあまり詳しいわけではないんですが、曲によってはめっちゃツボったりするので、わりと聴いていたりもします。でも、たぶんクラブミュージックの中でも色んな細かいジャンル分けがあるんだろうけど、にわかなのでそこらへんはちょっとわからんです。

さて、このスティーヴ・アオキはヒップスター・ラップと呼ばれるムーブメントの仕掛け人なのだそうで、意味合い的には「ヒッピーのラップ」みたいな感じなのだとか。サブカル最前線のクラブミュージックといった感じなのかな。まぁ確かに本人もヒッピーみたいなルックスしてるもんね。そして個人的には笑い飯の片割れにすげぇ似てると思います。

とりあえず個人的にめちゃくちゃツボったのが#6で、「この曲がめちゃくちゃカッコいいんだよ!」というのを伝えたくてこの記事を書いております。独特のグルーヴ感を持った電子音と、と気だるい感じのラップがめちゃくちゃクセになる曲で、一時期ずっとリピートして聴きまくってました。ちょっぴりダークな雰囲気も最高。

他にもウィル・アイ・アムをゲストに迎えた#4とかもカッコいいし、イケイケな電子音が乱舞する#7あたりもカッコ良いです。

なんか1年に1曲くらいはクラブミュージック系でツボる曲があるんだけど、2014年は完全に#6の独り勝ちだったな。エレクトロニカサウンドに抵抗がなければ、みなさんもぜひご一聴を。

<オススメの曲>
6. Delirious (Boneless) (→PV)

オススメ度…88点

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BATTLE BEAST 「BATTLE BEAST」
BATTLE BEAST 「BATTLE BEAST」

Battle Beast Battle Beast

<収録曲>
1. Let It Roar
2. Out Of Control
3. Out On The Streets
4. Neuromancer
5. Raven
6. Into The Heart Of Danger
7. Machine Revolution
8. Golden Age
9. Kingdom
10. Over The Top
11. Fight, Kill, Die
12. Black Ninja
13. Rain Man


フィンランド出身の正統派メタルバンド、バトル・ビーストの2作目。2013年発表。

セルフタイトルだからデビュー作だと思ってたのに、まさかの2作目でした。
1作目ではVoが違ったらしいですが、今作からはノーラ・ロウヒモというパワフルな女性Voが加入しております。前任者もなかなかパワフルだったらしいですが、ノーラさんもなかなかのもので、ヒステリックなシャウトをガンガンとキメてくれています。普通に歌うとなかなか綺麗な歌声だというのもGood。

基本的には80年代を彷彿とさせるような正統派メタルをやっており、ゴリゴリの疾走メタルサウンドと、みんなで叫びたくなるようなキャッチーなサビがとても素敵です。北欧らしくKeyがキラキラと活躍しているのも良いアクセント。

冒頭の#1はキラキラ系のKeyで始まりますが、ストイックな正統派サウンドに繋がっていき、徐々に盛り上がってきたかと思いきや、サビでは物凄いエネルギーで一気に爆発していきます。
#2はノリの良いザクザク系のリフと、シンフォニックな装飾Keyが良い感じのバランス。サビの広がり方がいかにも80年代的な感じで良い。
#4は有名なSF小説をモチーフにした曲ですが、SFっぽい電子音が含まれていて面白い。
#10なんかはみんなで拳を振り上げながらコーラスしたくなる雄々しい曲で、こういうのもなかなか良いね。
強烈なシャウトで幕を開ける#11は荒々しい疾走チューン。ピロピロと弾きまくるギタープレイなんかも出てきてカッコいいです。
#12は「シーイズアブラックニンジャアァァァアアア!!」が強烈な曲。ヴァイキングメタルにも通じるようなドラマティックな盛り上げ方が良いです。PVはシュールだけど…。

なんかよくアクセプトが引き合いに出されるみたいだけど、確かに剛直な部分はそういう部分もあるかも。とろあえず80年代的なメタルが好きなら聴いて損は無いと思います。

<オススメの曲>
11. Fight, Kill, Die
12. Black Ninja (→PV)

オススメ度…81点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

BATTLE BEAST 「UNHOLY SAVIOR」
BATTLE BEAST 「UNHOLY SAVIOR」

Battle Beast Unholy Savior

<収録曲>
1. Lionheart
2. Unholy Savior
3. I Want The World... And Everything In It
4. Madness
5. Sea Of Dreams
6. Speed And Danger
7. Touch In The Night
8. The Black Swordsman
9. Hero's Quest
10. Far Far Away
11. Angel Cry
12. Push It To The Limit
13. Wild Child


フィンランド出身の正統派メタルバンド、バトル・ビーストの3作目。2015年発表。

女性Voのノーラ・ロウヒモが加入してからは2作目となります。
といっても前任Voのいた1stは聴いたことないのですが…。

ノーラの歌唱はヒステリックなおばちゃんみたいな声から、なかなか可憐なクリーンヴォイスまで表現力豊かな感じ。時折絡んでくるウド・ダークシュナイダー的な金切声はギタリストのアントン・カパネンです。

前作よりもKeyの活躍が多くなり、全体的にさらにキャッチーになったという印象。
正統派なリフに華やかなKeyを絡め、サビでは一緒に歌いたくなるようなキャッチーなメロディということで、いかにもな80年代型へヴィメタルを体現しており、とても微笑ましく聴くことが出来ます。
人によってはKey使いすぎだろとかキャッチーすぎるとか文句もあるみたいですが、個人的には今作の方がより好みかな。

冒頭の#1はクサいメロディでスタートし、じわじわとドラマティックに盛り上がっていく曲。広がりのあるサビが良い。
続く#2は良い感じに無駄な派手さと荘厳さを持った曲。ミドルテンポですが、力強く拳を振り上げたくなるようなサビが秀逸です。
#3#4はどっかで聴いたことがあるようなメロディラインですが、とても熱い曲。彼ららしくていいと思います。特に#4のサビとかすげぇ好き。
#6は細かく刻まれるリフでガリガリと突き進んでいくスピードチューン。
#7は選考で発表されたときに「ABBAかよ!」というツッコミが入ったくらいポップな曲。個人的にはキャッチーでめっちゃ好きなんだけどな。
#9はインストですが、ヒロイックなメロディがなかなかツボ。
#12はディスコ曲のカヴァーで、#13W.A.S.P.のカヴァー。どちらも今作の作風にぴったりで良い選曲。

ってことで、人によってはちょっと軟弱になったと感じる部分もあるのかもしれませんが、個人的には良い進化だったと思います。80年代の正統派メタルが好きな人は試してみればよいのでは。

<オススメの曲>
4. Madness (→PV)
6. Speed And Danger
7. Touch In The Night (→LV)

オススメ度…85点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

ANTHEM 「ABSOLUTE WORLD」
ANTHEM 「ABSOLUTE WORLD」

Anthem Absolute World

<収録曲>
1. Shine On
2. Stranger
3. Pain
4. Destroy the Boredom
5. Love of Hell
6. Don't Let It Die
7. Absolute Figure
8. Sailing
9. Edge of Time
10. In the Chaos
11. Run With the Flash


日本の正統派メタルバンド、アンセムの15作目。2014年発表。

リーダーでメインソングライターの柴田直人<B>がガン治療の休養を経てから初となる作品。柴田以外はメンバーチェンジが非常に激しいこのバンドですが、僕の愛してやまない坂本英三<Vo>が前作を最後に再び脱退してしまい、今作からはかつて在籍していた森川之雄<Vo>が再加入しています。

英三さん…、あのやたらねちっこい歌い上げ方はアンセムにぴったりだったのに残念や…。
前作、あんな良かったのに…。

また、本間大嗣が体調不良で脱退したのち空席となっていたドラマーの座には、いままでサポートメンバーとして携わっていた元夜叉田丸勇がおさまっております。

さて、とりあえず今作を聴いての感想は「悪くないやん」という感じです。
坂本英三が抜けて悲嘆にくれていたのは確かですが、森川の実力も折り紙つきですし、相変わらずのアンセム節が満載でとても良いです。歌謡曲っぽい良い具合にクドいメロディも充実していますし、リフもカッコいいし、エネルギッシュ。

冒頭の#1は先行シングルにもなった曲。キャッチーでわかりやすいメロディラインと、勇ましくカッコいいサビメロが非常に良いです。
#2は荒々しいギターリフがクールな曲。いかにもアンセムな感じがとても良い。
#3はちょっぴり憂いを含みながら駆け抜けていく曲。聴けば聴くほどよさが滲み出てくる渋い感じがとても素敵です。これぞ漢の哀愁。
ザクザク刻まれる良いリフが心地よい#4とか#6あたりもこれまたアンセムらしい曲。マンネリといえばマンネリなのですが、ファンはこういうのを求めてるんだからしょうがないよね。
最後を締めくくる#11はサビがキャッチーな曲。メロディアスなギターソロも秀逸。

そんなこんなで、やっぱりVoが変わろうがなんだろうがアンセムはアンセムでした。前作ほどの度肝を抜くようなインパクトは無いかもしれないけど、クオリティは高いと思います。これぞベテランの貫録。

<オススメの曲>
1. Shine On (→PV)
3. Pain

オススメ度…85点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

NAPALM DEATH 「APEX PREDATOR - EASY MEAT」
NAPALM DEATH 「APEX PREDATOR - EASY MEAT」

Apex Predator - Easy Meat

<収録曲>
1. Apex Predator.Easy Meat
2. Smash A Single Digit
3. Metaphorically Screw You
4. How The Years Condemn
5. Stubborn Stains
6. Timeless Flogging
7. Dear Slum Landlord
8. Cesspits
9. Bloodless Coup
10. Beyond The Pale
11. Stunt Your Growth
12. Hierarchies
13. One Eyed
14. Adversarial / Copulating Snakes


グラインドコア界の帝王、ナパーム・デスの15作目。2015年発表。

前作「UTILITARIAN」がかなり良かったので、今作も期待していたのですが、そもそも前作が3年前という事実に衝撃を受けました。時の流れの速さがおかしい。

グラインドコアと言っても、最近の彼らはリフがスゲーしっかりしてて聴きやすくて、その割に圧倒的攻撃性とカオスっぷりは健在で…といったサウンドなので、ぐちゃぐちゃながらも整合性が撮れているという不思議な状態です。今作もまさにこんな感じで、これだけやりたい放題にリフ掻き鳴らしてブラストかましてVoが喚きまくっているのに、一曲一曲にちゃんと個性があって頭に残るというのが凄い。
グラインドコアってもっと曲同士の区別がつきにくいジャンルのイメージなのですが、その中に存在感を各々示してくるあたり、やはり帝王としての格の違いを感じます。

また、今作ではVoの存在感が凄まじく、終始ひたすら吠えまくり。喧しいサウンドに負けじとぎゃあぎゃあゴォゴォ物凄いアグレッションを発揮しています。

とりあえず個人的にはカオスに加速を繰り返す#2とか、リフのグルーヴ感が印象的な#6#8、リフがめぐるましく展開する#9あたりが特に好きかな。

まぁどの曲も2分から3分くらいだし、この手のジャンルはアルバム垂れ流して頭振ってれば楽しいみたいな感じなので、どの曲もカッコ良いんだけど。

<オススメの曲>
2. Smash A Single Digit
6. Timeless Flogging
8. Cesspits
9. Bloodless Coup

オススメ度…86点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

清竜人25 「WILL♡YOU♡MARRY♡ME?」
清竜人25 「WILL♡YOU♡MARRY♡ME?」

清竜人25 WillYouMarryMe

<収録曲>
1. Will♡You♡Marry♡Me?
2. ラブ♡ボクシング


歌って踊れる奇才シンガーソングライターの清竜人が率いる一夫多妻制アイドルグループ、清竜人25の1stシングル。2014年発表。

アイドルグループなのに一夫多妻制とかいうわけわかんないコンセプトだったり、メンバーの女の子は清竜人の第1夫人から第6夫人だとかいう意味不明な設定だったり、そもそも歌ってるのが半分くらい清竜人本人だったりと、とにかく自由にやりたい放題やっているグループです。

清竜人自体が元々はアコースティックで切ない楽曲を売りとしていたのに、ここ最近で一気にハジけて路線変更しているのですが、このグループは完全に最近の清竜人の流れを汲んでおります。

声優の堀江由衣とかアイドルのでんぱ組.incに楽曲提供したりもしてたし、最近の楽曲だとかなりアイドルに歌わせるにもぴったりだし、アイドル業界に参戦してきたのは結果的にはかなり正解なんじゃないかと。
そして普通にアイドルグループをプロデュースするわけじゃなくて、謎のコンセプトで本人が参戦したりという変わり種アイドルグループなのも清竜人らしくてとても良いと思います。

とりあえず表題曲である#1は、ノリノリで弾むようなリズムと、耳に残るメロディが良い感じのキラーチューン。女の子たちが歌うAメロやサビよりも、清竜人が裏声で歌うBメロが一番良いってのがまた何とも言えない。全体を通してみてもポップで華やかでとても良いと思います。
カップリングの#2はソロアルバムの「MUSIC」に収録されていそうな雰囲気の曲。これまたノリがよくてわりと好きです。ラップしてんのもだいたい清竜人だし、ほんと女の子たちは華やかさ&賑やかし担当だな。

とりあえず一応はアイドルなのですが、清竜人のソロの延長のような側面の方が強い気がするので、最近の彼の作品が好きなら普通に気に入ると思います。

<オススメの曲>
1. Will♡You♡Marry♡Me? (→PV)

オススメ度…83点

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テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽

マット・ヘイグの『今日から地球人』を読了
2015年に入ってから、1年ぶりくらいにブログの更新を再開してみたわけですが、本の感想の方もたまには書いておきます。

今日から地球人

マット・へイグの『今日から地球人』という本を読み終わりました。
[マット・ヘイグの『今日から地球人』を読了]の続きを読む

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

ももいろクローバーZ VS KISS 「夢の浮世に咲いてみな」
ももいろクローバーZ VS KISS 「夢の浮世に咲いてみな」

ももいろクローバーZ VS KISS 夢の浮世に咲いてみな 夢の浮世に咲いてみな ももいろクローバーZ

<収録曲>
1. 夢の浮世に咲いてみな
2. Rock And Roll All Nite
3. SAMURAI SON
4. 夢の浮世に咲いてみな (Off Vocal Version)
5. Rock And Roll All Nite (Off Vocal Version)
6. SAMURAI SON (Off Vocal Version)


何を目指してるのかイマイチ計り知れないアイドル、ももいろクローバーZと、アメリカが誇る伝説のハードロックバンドのKISSが、どういうわけかコラボしてしまったシングル。2015年発表。

左がKISS盤のジャケで、右がももクロ盤のジャケとなっております。
KISS盤にはKISSの歌っているVerの#3が収録されており、ももクロ盤にはそれが収録されていない代わりにPVを収録したBlu-Rayディスク付きです。どう考えてもKISS盤の方がお得だろうと思うのは大してももクロが好きなわけでもない人間の意見なんだろうな。

さて、何よりも驚きなのが、この企画を持ちかけたのがKISS側らしいということ。どうしたおっさん達…。
まぁそもそも日本好きだしね。若くて可愛い女の子たちと楽しくコラボしてみたかったんだろうね。
ちなみにKISSが音源上で他者とコラボするのは初の試みなのだそうで、海外でもちゃんと発売されて、海外のチャートでも1位になったりしたんだとか。

そんなわけで、#1ポール・スタンレーの作曲。もちろんKISSが演奏しており、歌っているのはももクロで、KISSがちょいちょい掛け声っぽい合いの手を入れてくる感じです。初聴の時には「微妙すぎるwww」なんて思ってしまったわけですが、何回か訊いたら「そこまで悪くないかも」ってくらいにはなってきました。ノリの良いリフがわりとロックしてて頭に残るし、歌メロも意外と頭に残ります。ちょっと物足りない感もあるし、サビでもっと盛り上がるような感じだったら良いんだけどな。アイドルにやらせるんだったら、ハードロック風な曲よりも、クサメタル風な曲の方がやっぱり根本的には合うんだろうな。
#2はいわずと知れたKISSの名曲。単純にももクロが歌っているVerってだけなので、ただの贅沢なカラオケみたいな感じ。英語で頑張ってる感じは伝わってくるけど、カッコつけててちょっとウザいかもしれない。もっと歌いやすい曲もあっただろうに、なぜこの選曲だったのか。
#3#1の歌詞を変えてKISSが歌っているVer。順当にハードロックしてて普通にカッコ良いです。こうなってくるともはやももクロの掛け声が邪魔ですらあるかも。「ワタシハ、サムライソン…」がちょいウケる。

そんなこんなで、大御所を引っ張ってきただけあって話題性的にはかなりのものなので、ちょっぴり肩透かしを食らった感はありますが、かといって悪いというわけでもないという感想です。まぁたまにはこういうのも面白くて良いね。

<オススメの曲>
1. 夢の浮世に咲いてみな (→PV)

オススメ度…79点

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JORN LANDE & TROND HOLTER present DRACULA 「SWING OF DEATH」
JORN LANDE & TROND HOLTER present DRACULA 「SWING OF DEATH」

Dracula Swing Of Death

<収録曲>
1. Hands of Your God
2. Walking on Water
3. Swing of Death
4. Masquerade Ball
5. Save Me
6. River of Tears
7. Queen of the Dead
8. Into the Dark
9. True Love Through Blood
10. Under the Gun
11. Hands of Your God (Different Version)


マスタープラン等での活躍で知られるヨルン・ランデ<Vo>と、元ウィグ・ワムティーニーことトロン・ホルテル<G>を中心として結成されたプロジェクト、ドラキュラの1作目。2015年発表。

ティーニーが書き溜めていた、ドラキュラ伝説の元になったヴラド3世にまつわるコンセプトの楽曲で展開されるロックオペラプロジェクトなのだそうで、基本的にはメタル度の高めなハードロックといった感じ。ただし、ウィグ・ワムのようなアメリカンなサウンドではなく、ヨーロピアンテイストの強いサウンドとなっています。

ドラマティックにしっとりと盛り上がっていく楽曲が多く、そこにヨルン・ランデの暑苦しい感じのVoがねっとりと絡み付くような感じなので、即効性で盛り上がるというよりは、しっかり腰を据えてじっくりと聴きこんでいくタイプの作品。まさにロックオペラといった趣です。

とりあえずプレイは堅実で見せ場はたっぷりだし、ヨルン・ランデの歌唱はもちろん抜群だし、女性Voとの掛け合いも見事なんだけど、「これぞ!」といったキラーチューンがなく、「うんうん、悪くないね」と言っている間に作品が終わってしまうという印象。何度か聴いているうちにジワジワト味が滲み出てくる感じではあるのですが、大絶賛したくなるほどかと言われるとそうでもないかな。

マスタープランが好きな人とも、ウィグ・ワムと聞いて喜ぶ人とも、それぞれまたちょっと違う層がターゲットになってくるんじゃないかなぁという作品です。

<オススメの曲>
2. Walking on Water

「ザ・ドラマチック」って感じの曲。

オススメ度…78点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

RIOT 「THUNDERSTEEL」
RIOT 「THUNDERSTEEL」

Riot Thundersteel

<収録曲>
1. Thundersteel
2. Fight Or Fall
3. Sign Of The Crimson Storm
4. Flight Of The Warrior
5. On Wings Of Eagles
6. Johnny's Back
7. Bloodstreets
8. Run For Your Life
9. Buried Alive (Tell Tale Heart)


米国出身の正統派メタルバンド、ライオットの6作目。1988年発表。

5作目の「BORN IN AMERICA」で一度解散していたものの、紆余曲折を経てメンバーを一新した上での再結成を果たし、復活第一弾となる作品です。

初期の彼らは哀愁のツインギターを存分に絡めたNWOBHMやハードロック寄りの音像の正統派メタルをやっておりましたが、中期の彼らは勢いと疾走感でぐいぐい突き進むタイプのパワーメタルが中心といった印象。哀愁を随所に残しながらも、攻撃的に突き抜けていきます。
そしてこの作品から参加の3代目Voのトニー・ムーアのハイトーンヴォイスがとても素晴らしく、疾走感溢れるサウンドの中で透き通るように伸びていく歌唱がとても楽曲に合っていて良い。ちょっと細い気もしますが、良い具合にB級感が出てて逆に僕はとても合っていると思います。

基本的に一本調子とも言えるような楽曲がずらっと並んではいるのですが、その中で頭ひとつ抜きんでているタイトル曲の#1は、もはや神曲といっても過言ではないくらいの超絶キラーチューン。イントロのリフがピロピロと刻まれ、ボビー・ジャーゾンベクの手数足数の多いドラミングがスタスタと叩かれ始めた瞬間にテンションは一気に最高潮へ。圧倒的疾走感と共に突き抜けていく爽快なパワーメタルに、メタル好きなら興奮せずにはいられません。クサいともいえるくらいにやり過ぎな泣きのギターもたまらん。

とりあえず#1のインパクトにアルバム全体の感想が全部持って行かれてしまう感はあるのですが、#5とか#6あたりもなかなかいい具合に疾走していて個人的にはなかなか好きです。

でもまぁとりあえず#1を聴くためだけにまずは手に取ってみれば良いのではないかと。

<オススメの曲>
1. Thundersteel

オススメ度…85点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

RIOT 「UNLEASH THE FIRE」
RIOT 「UNLEASH THE FIRE」

Riot Unleash The Fire

<収録曲>
1. Ride Hard Live Free
2. Metal Warrior
3. Fall From The Sky
4. Bring The Hammer Down
5. Unleash The Fire
6. Land Of The Rising Sun
7. Kill To Survive
8. Return Of The Outlaw
9. Immortal
10. Take Me Back
11. Fight Fight Fight
12. Until We Meet Again


米国出身の正統派メタルバンド、ライオットの15作目。2014年発表。

唯一のオリジナルメンバーであったマーク・リアリ<G>が急逝してしまい、前作で素晴らしいハイトーンを響かせていたトニー・ムーアが脱退し、ドラマーのボビー・ジャーゾンベクも脱退…、という数々の困難に見舞われてしまった彼らですが、 ドン・ヴァン・スタヴァン<B>マイク・フリンツ<G>を中心に"RIOT V"として再スタートを切ることとなりました。
新メンバーとしてはトッド・マイケル・ホール<Vo>ニック・リー<G>フランク・ギルクリースト<Dr>が加わっております。

そんなRIOT Vとしての1枚目のアルバム、正直聴いてみるまでは心配しかしていなかったのですが、聴いてびっくり、マークの追悼アルバムとしてふさわしい出来の素晴らしい作品に仕上がっておりました。
相変わらずいかにも正統派メタルな作風で、メタル好きなら思わず頬が緩むような、微笑ましい音作りが最高です。前作のようなド直球に疾走しまくるという路線からは少し離れ、彼ららしい哀愁のツインギターを存分に絡めつつキャッチーかつ爽やかに駆けていくという印象。新Voのトッドの歌唱も素晴らしく、前任のトニーを彷彿させるような突き抜けるハイトーンを爽やかに響かせてくれています。

とりあえず冒頭の#1のイントロの時点で哀愁MAX。もうこの時点で名盤の予感しかしません。
続く#2は細かく刻まれるリフがとてもキャッチーなキラーチューン。トッドの綺麗なハイトーンヴォイスも楽曲にぴったりマッチしております。
#3はいかにもな疾走チューン。哀愁を絡めつつ疾走する様はまさにライオットです。
個人的にかなりツボだったのは、ギターが泣きまくりの#6。イントロの時点で鳥肌モノです。
#9なんかもドラマチックに泣きのギターが紡ぎだされるスローテンポな曲でなかなか良い。

そんなわけで、メンバーの急逝というこの上ない悲劇を乗り越え、新たな道を歩き始めたメンバーたちの強い意志が感じられる素晴らしいアルバムだと思います。ファンならばぜひ。ファンじゃなくても正統派メタルが好きならこの作品か、もしくは前作あたりからライオットに手を出してみても良いと思います。ジャケはいつも通り珍妙ですが、中身は折り紙つきです。

<オススメの曲>
2. Metal Warrior
6. Land Of The Rising Sun

オススメ度…86点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

RISE OF THE NORTHSTAR 「WELCAME」
RISE OF THE NORTHSTAR 「WELCAME」

Rise Of The Northstar Welcame

<収録曲>
1. What The Fuck
2. Welcame (Furyo State Of Mind)
3. The New Path
4. Samurai Spirit
5. Dressed All In Black
6. Again And Again
7. Tyson
8. Bosozoku
9. Simon Says
10. Authentic
11. Blast 'Em All


フランス出身の日本大好き系ハードコアバンド、ライズ・オブ・ザ・ノーススターの1作目。2014年発表。

日本が好きで好きでしょうがないという気持ちがジャケからもブックレットからもPVからもひしひしと伝わってくるのですが、とりあえず日本の不良漫画とか90年代のジャンプ系漫画が大好きらしく、バンド名も「北斗の拳」の「Fist of the North Star」からとっているのだそうです。

歌詞の方にも日本語が至る所に散在しており、厳つい声で「KOSHIEN!」とか「SAMURAI DAMASHI!」とか「BOSOZOKU WARRIOR!」とか言ってるのがとても微笑ましい。
音の方はかなり本格的なメタリックハードコアで、かなりガチ。一昔前のラウドロックブームの時に出てきてたら結構売れてたんじゃないかなと思うような、グルーヴ感たっぷりのヘヴィでゴリゴリなサウンドがとても素敵です。ネタバンドと見せかけて普通にカッコいい曲をやっちゃうあたりがニクいわ。

どの曲も頭を縦に振りながらノレるようなグルーヴ感のヘヴィなリフがザクザクと刻まれ、そこにラップ調の厳ついVoがのっかるというスタンス。リフがヘヴィながらも親しみやすく、ラップもヘヴィなサウンドとめっちゃ自然に融合しているのでとてもキャッチーに感じます。
とりあえずヘヴィなサウンドに載せて自己紹介してくれる#2とか、「サササササ、サムライ魂!」がなんか微笑ましい#4が特に好きかな。基本的にどれも似たような方向性なので、ここらへんが楽しめればアルバム全体を通して楽しめると思います。

一昔前のラウドロック系が好きだった方はぜひ。

<オススメの曲>
2. Welcame (Furyo State Of Mind)(→PV)
4. Samurai Spirit(→PV)

オススメ度…83点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

MORS PRINCIPIUM EST 「DAWN OF THE 5TH ERA」
MORS PRINCIPIUM EST 「DAWN OF THE 5TH ERA」

Mors Principium Est Dawn Of The 5th Era

<収録曲>
1. Enter The Asylum
2. God Has Fallen
3. Leader Of The Titans
4. We Are The Sleep
5. Innocence Lost
6. I Am War
7. Monster In Me
8. Apricity
9. Wrath Of Indra
10. The Journey
11. The Forsaken
12. California Dreamin'


フィンランド出身のメロディック・デスメタルバンド、モルス・プリンシピアム・エストの5作目。2014年発表。

メンバーをガッツリ取り換えて5年ぶりに発表された前作で、信じられないくらいの進化を見せつけてきた彼らですが、今作でも引き続きクソカッコいいメロデスをやっております。覚醒が止まらない!
ちなみに今作でもギターがAndhe ChandlerからKevin Verlayへとメンバーチェンジしております。

メロいギターで叙情性たっぷりに疾走しまくっていた前作に比べると、メロい部分とモダンにガリガリいく部分の組み合わせ方が多彩になっているという印象。もちろん叙情性はしっかりと残っているし、疾走感もガッツリなので、前作で狂喜乱舞した人は引き続き大喜びすることが出来ます。メロデス黎明期のサウンドをハイクオリティで現代に紡ぎ出してくれる貴重な存在です。

とりあえず個人的には冒頭のメロディアスすぎる#1とか、ちょっぴりモダンな空気をまといながらメロディアスに疾走しまくりな#4、ピロピロとしたイントロの時点でカッコ良過ぎる#9、叙情性たっぷりな#10あたりが好きかな。

<オススメの曲>の曲
4. We Are The Sleep

抜きんでたキラーチューン。

オススメ度…88点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

HAREM SCAREM 「MOOD SWINGS II」
HAREM SCAREM 「MOOD SWINGS II」

Harem Scarem Mood Swings II

<収録曲>
1. Saviors Never Cry
2. No Justice
3. Stranger Than Love
4. Change Comes Around
5. Jealousy
6. Sentimental Blvd.
7. Mandy
8. Empty Promises
9. If There Was A Time
10. Just Like I Planned
11. Had Enough
12. World Gone To Pieces
13. .Anarchy
14. Brighter Day


カナダ出身のメロディアスハードロックバンド、ハーレム・スキャーレムの2作目の再録盤。2013年発表。
通算すると一応12作目になるのかな。原盤の発表は1983年です。

心に響くノスタルジックなメロディと、そのメロディを引き立てる分厚いコーラス、そしてさりげなくキレのあるリフを次々と紡ぎ出してくるメロハー界の中でも指折りの名盤を、20年の時を経て現代の音質でリレコーディングしたものとなっております。単純に20周年の記念というだけでなく、原盤を出した時のマスターをバンドが所持しておらず、その所有権を手に入れるための再録という側面もあったのだそう。そして一度解散していた彼らの復活盤でもあります。

とりあえず楽曲の方は折り紙つきの名曲ばかりなので、あとは変な風にいじくりまわしたり、近年のパワーポップ寄りのサウンドで改悪されたりしていないかという点だけが心配だったのですが、いざ蓋を開けてみると当時の良さをしっかりと残したまま音がちょっと新しくなったという感じでなかなか良い。

元と違うのは、アカペラ曲だった#10にアコースティックな演奏がついたことかな。アカペラならではのインパクトは無くなってしまいましたが、曲としては普通に良いです。
あとは#5にちょっと+αのパートが加わっていたりかな。
#12#13#14の3曲は、ボーナストラックとして新たに収録された曲ですが、どれもまぁまぁという感じ。コーラスの良さとかはちょいちょい光るし、アルバムの流れを損なったりしてるわけじゃないし、すんなり聴ける佳曲だと思います。

ってなわけで、再録版なので改めてコメントすることも特にないのですが、名盤はいつどこでどうやって録音してもやっぱり名盤なのだなということは再確認出来たと思います。
メロハー好きなのに、原盤を聴いたことない人はこっちを聴いても良いかもね。原盤の方を聴いたことある人でも、ファンなら改めてこっちを聴いてみて損は無いんじゃないかな。

<オススメの曲>
1. Saviors Never Cry
5. Jealousy
9. If There Was A Time

この3曲はホントいつ聴いても心に染みる。

オススメ度…88点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

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