EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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INFERI 「THE PATH OF APOTHEOSIS」
INFERI 「THE PATH OF APOTHEOSIS」

Inferi The Path Of Apotheosis

<収録曲>
1. Those Who From The Heavens Came
2. The Promethean Kings
3. A Betrayal Unforetold
4. Wrath Of The Fallen One
5. The Ophidian Form
6. Prelude To A Perilous Fate
7. Destroyer
8. Onslaught Of The Covenant
9. Marching Through The Flames Of Tyranny
10. The Ancients Of Shattered Thrones
11. The Path Of Apotheosis


米国出身のメロディックデスメタルバンド、インフェリの3作目。2014年発表。

メロデスという枠で括るよりは、メロディアスなテクニカルデスメタルというような印象を受ける音楽性となっております。メロディアスさとブルータリティが適度なバランスで融合しており、時折クサさすら感じさせるメロディが出てきたかと思いきや、ゴリゴリと刻むリフでアグレッシヴに突き進んでいったり、更にはシンフォニックな装飾を絡めながら荘厳に展開していったりと、様々な要素がお互いを邪魔することなく高め合いながら混在しているというのがとても素敵。さすがにあそこまで壮大ではないですが、どことなくフレッシュゴッド・アポカリプスを彷彿とさせるような雰囲気もあります。

どの曲のどのパートを抜き出してきてもカッコいいフレーズが満載というのが本当に凄いのですが、その中で敢えて好きな曲を挙げるとしたら、荘厳なイントロからメロディアスなリフや高速ブラストに繋がっていく様がとにかくカッコいい#5とか、ピロピロのギターソロが印象的な#8とかになってくるのかな。

とりあえずメロディアスなデスメタル、テクニカルなデスメタルが好きな人はぜひ。

<オススメの曲>
5. The Ophidian Form
8. Onslaught Of The Covenant

オススメ度…87点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

ALKOHOLIZER 「FREE BEER...SURF'S UP!!!」
ALKOHOLIZER 「FREE BEER...SURF'S UP!!!」

Alkoholizer Free Beer Surfs Up

<収録曲>
1. The HogMosh - Nozno Strikes Back!!!
2. Faceless
3. Surfin' Beer
4. Breathalize And Destroy!!
5. System Aberration
6. Never Come Back Sober...
7. Antisocial Trap
8. Skating Madness
9. Mind Pollution
10. Stop Hit Off The Ghetto - Join The Boar Party!!!


イタリア出身のアルコール系スラッシュメタルバンド、アルコライザーの2作目。2014年発表。

ふざけたバンド名とくっそみたいなジャケからは想像できないような、いやむしろそのまま想像出来るような、クオリティの高いピュアっピュアな王道B級スラッシュメタルをやっております。ザクザクと細かく刻むタイプのリフと、圧倒的疾走感でガリガリと突き進んでいくようなサウンドで、正統派な部分とクロスオーヴァースラッシュ的な部分を上手いこと掛け合わせているのがとても良い。基本的には吐き捨て系のVoなのですが、たまに素っ頓狂な声が入ったり、メンバーたちの掛け声が入ってきたりするあたりがいかにもB級な感じで良い。

基本的にどの曲も聴いててスカッとするような痛快な疾走スラッシュなのですが、その中でも特に高速でリフを刻みまくってる#3とか#5あたりが特に好きかなぁ。
冒頭のグルーヴ感のある#1とか、なぜかザクザク系リフにラップ調Voをのせた#10なんかも印象的。

とりあえずいかにも古き良きスラッシュメタル的なサウンドなので、深いことを考えずにクールなリフを聴いてテンション上げたい方はぜひ。

<オススメの曲>
3. Surfin' Beer
5. System Aberration

オススメ度…86点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

WALTARI 「YOU ARE WALTARI」
WALTARI 「YOU ARE WALTARI」

Waltari You Are Waltari

<収録曲>
1. 12
2. Tranquality
3. Solutions
4. Only The Truth
5. Mountain Top
6. Right Wing Theme
7. Strangled
8. Keep It Alive
9. Singular
10. Not Much To Touch You
11. Hyväolihyväoli
12. Drag
13. Televizor
14. Diggin The Alien


フィンランドの天才型変態ミクスチャーメタルバンド、ワルタリの12作目。2015年発表。

メタルやデスメタル、インダストリアル、テクノ、ファンク、ヒップホップ、パンクなど、ジャンルにとらわれずに自由に混ぜまくり、やりたい放題に消化していくのがこのバンドの変態たるゆえん。そのくせキャッチーで親しみやすい楽曲にさくっと仕上げてくるのが天才たるゆえんです。
今作でもその路線は基本的に変わっておらず、個性的なのに親しみやすい楽曲がずらっと並びます。

冒頭の#1はクセのあるリフと華麗なギターソロ、そして頭に残るキャッチーなサビが最高な曲。ひねくれたメロディセンスながらもキャッチーに感じさせてしまうのがさすがです。
#3はメロデスっぽい雰囲気を醸し出しながらも、なんかちょっと違うという違和感が楽しい曲。
#4はジャンル分類不能ないかにもワルタリチックな曲。トライバルで野性味あふれる掛け声などがとても面白いです。
口笛で幕を開ける#6は民謡的でフォーキッシュな曲。のほほんとした雰囲気と、フィンランド語の不思議な響きの絡み合いが胡散臭さを増幅しています。
続く#7はうって変わってデスメタリックな曲。いきなりめっちゃ過激な感じになってウケますが、根底にはワルタリっぽい遊び心が見え隠れしております。
#9はグル―ヴィでインダストリアルチックなリフが印象的。曲を聴くとそうでもないですが、リフだけ聴くとロブ・ゾンビをちょっと思い出しました。
#10は今度は正統派メタルチックな雰囲気を醸し出してくる曲。リフがまさに正統派ど真ん中です。そしてサビはいかにもワルタリです。
一番最初にPVで発表された#14はシンプルでキャッチーな曲。普通といえば普通なのですが、キャッチーでやっぱ良いんだよなぁ。

ワルタリの作品は毎回いろんなタイプの楽曲が収録されていますが、聴けば絶対にワルタリだとわかるのも凄いと思います。カルツュ・ハタッカの声が特徴的だってのもあるのかもしれませんが、それを抜きにしても独自の音楽性を創り上げていて凄いです。

<オススメの曲>
1. 12
4. Only The Truth (→PV)
14. Diggin The Alien (→PV)

オススメ度…84点

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清竜人25 「A・B・Cじゃグッと来ない!!」
清竜人25 「A・B・Cじゃグッと来ない!!」

清竜人25 A・B・Cじゃグッと来ない!!

<収録曲>
1. A・B・Cじゃグッと来ない!!
2. 鬼の目にもナ♡ミ♡ダ♡
3. A・B・Cじゃグッと来ない!!(Instrumental)
4. 鬼の目にもナ♡ミ♡ダ♡(Instrumental)


奇才、清竜人の率いる一夫多妻制アイドルユニットの2ndシングル。2015年発表。

アイドルなのに旦那が居て、その旦那がセンターにでーんと構えているという設定からしてそもそも掟破りな感が否めないのですが、実際に音楽の方を聴いてみても清竜人がメインパートを歌いまくっているし、PVを見ても何故か清竜人の入浴セクシーシーンがあったりと、なんかもう色々と好き放題にやりまくっております。女の子を従えての清竜人のソロプロジェクトという感が否めないですが、むしろそれが良い。

表題曲の#1は明るくカラフルで弾けるような曲。良い具合に音数が多くてごちゃごちゃしてて、その癖にメロディはめっちゃシンプルかつキャッチーだし、いかにも清竜人の曲って感じでとても良いです。サビとか一度聴いたらしばらく頭から離れないわ。
カップリングの#2はちょっとお洒落っぽくまとめてきた曲。悪くは無いけどこっちはまぁまぁかなぁ。

とりあえず#1が好きで、めっちゃ聴きまくっております。清竜人、やっぱ天才だわ。

<オススメの曲>
1. A・B・Cじゃグッと来ない!! (→PV)

オススメ度…84点

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光瀬龍の『百億の昼と千億の夜』を読了
光瀬龍の『百億の昼と千億の夜』を読みました。

光瀬龍 百億の昼と千億の夜

1973年の作品で、僕が読んだのは2010年に出版された新装版。
日本SFの金字塔と言われており、壮大なスケールで神と宇宙を描いた作品です。
[光瀬龍の『百億の昼と千億の夜』を読了]の続きを読む

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

EUROPE 「WAR OF KINGS」
EUROPE 「WAR OF KINGS」

Europe War Of Kings

<収録曲>
1. War Of Kings
2. Hole In My Pocket
3. The Second Day
4. Praise You
5. Nothin' To Ya
6. California 405
7. Days Of Rock N Roll
8. Children Of The Mind
9. Rainbow Bridge
10. Angels (With Broken Hearts)
11. Light Me Up
12.Vasastan


スウェーデン出身の北欧メタルの雄、ヨーロッパの10作目。2015年発表。
再結成してからは5作目となります。

初期はキラキラとしたいかにも北欧メタルといった感じのメロディアスなサウンドで多くのファンを魅了していましたが、再結成以降はモダンでブルージーな雰囲気に路線変更し、ファンの中では賛否両論となっておりました。
個人的には雰囲気は変わったものの、メロディアスな部分は根底に残ってて悪くないなと思っており、再結成以降もなんだかんだそれなりに好きだったりします。

で、今作も相変わらずのブルージーなハードロック路線を継承してきたわけですが、なんというか退屈な曲が多く、いまいちパッとしないというのが率直な感想です。シンプルなリフの曲が多く、各メンバーの技巧も随所でキラリと光り、ジョーイ・テンペストの歌唱もしっかりしていてとても良いのですが、音楽性云々という前に曲自身がどうもつまらない。特に耳を惹くこともなくさらーっと過ぎていく印象です。

ただ、そんな中でスコーピオンズとかUFOっぽい雰囲気を醸し出すメロディアスな#7の1曲のみが立派に健闘。この曲だけめっちゃ好きだわ(笑)

せっかくジャケはカッコいいのになんか残念だな。底力はあるんだろうから、次作以降にまた期待です。

<オススメの曲>
7. Days Of Rock N Roll

オススメ度…71点

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恒川光太郎の『月夜の島渡り』を読了
恒川光太郎の『月夜の島渡り』を読み終わりました。

月夜の島渡り

角川ホラー文庫なんか普段はあまり読まないのですが、この恒川光太郎という人の小説は雰囲気が好きなので、作品が出るたびに購入しています。
[恒川光太郎の『月夜の島渡り』を読了]の続きを読む

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ANGRA 「SECRET GARDEN」
ANGRA 「SECRET GARDEN」

Angra Secret Garden

<収録曲>
1. Newborn Me
2. Black Hearted Soul
3. Final Light
4. Storm of Emotions
5. Violet Sky
6. Secret Garden
7. Upper Levels
8. Crushing Room
9. Perfect Symmetry
10. Silent Call


ブラジル出身のメロディックパワーメタルバンド、アングラの8作目。2014年発表。

2代目シンガーのエドゥ・ファラスキが脱退し、ラプソディ・オブ・ファイアファビオ・リオーネを後任に据えるというびっくりな人事が話題となりました。

ここ最近のアングラは脱メロパワをしてきており、どちらかというとプログレ寄りのアプローチをするようになっているので「アングラに求めているのはそういうのじゃないよ!!」となっているファンも多く、かくいう自分もその一人だったりします。が、Voがファビオに変わったとなると、どうしても聴いてみたくなりますし、「もしかしたら少しは昔のサウンドっぽくなってるかも!」と淡い期待を抱かざるをえないわけです。だって、かつてメロパワ界を牽引していた大御所が、もう一つのメロパワ界の代表的バンドからフロントマンを引っ張ってきたとなると、そりゃあ期待しないわけにはいかないでしょう。

で、結論から言うと、その期待は残念ながら裏切られてしまいました。

基本的にはやはり最近の路線を踏襲しており、メロパワ要素が無いわけではないものの、かなりプログレ寄りのドラマチックな構成の曲が並びます。ファビオのVoはもちろんめっちゃ上手いんだけど、「アングラに求めてるのはやっぱりこういう曲じゃないんだよー」というような感じ。楽曲の出来としても、決して悪くは無いけど、ぶっちゃけめっちゃ良いというわけでもありません。PVまで作ってる#4とかもう微妙すぎて…。

#8なんかは良い具合の疾走チューンですが、アンドレ・マトス期の"Carry On"やエドゥ・ファラスキ期の"Nova Era"あたりの名曲に比べるとだいぶ見劣りするし、アングラをバックバンドとしたファビオの曲といった印象を受けてしまいます。
#9なんかも疾走してるから「おっ」と思ったりもしますが、やっぱり少し肩透かし。

ってなわけで、メンバーの豪華さのわりに凡な作品という感じです。全盛期を知ってるだけに辛口になりがちってのもあるかもですが、それを差し置いても微妙かな…。次こそかつての輝きを取り戻してくれー。

<オススメの曲>
2. Black Hearted Soul

オススメ度…72点

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GYZE 「BLACK BRIDE」
GYZE 「BLACK BRIDE」

Gyze Black Bride

<収録曲>
1. Black Bride
2. In Grief
3. Honesty
4. Insane Brain
5. Black Shadow
6. Winter Breath
7. Twilight
8. Satanic Loop
9. 菜の花
10. Julius
11. 明日への光
12. Gnosis


国産メロディックデスメタルバンド、ギゼの2作目。2015年発表。

1stアルバムの時点ではDISARMONIA MUNDIEttore Rigottiプロデュースの元で海外デビューを先に果たしていた彼らですが、今作では日本先行でアルバムが発表されました。
1stの時点ではSERPENTVEILED IN SCARLET系統のクッサいメロデスという感じだったのですが、今作では更にクサさを増しており、もはやメロデス化したガルネリウスといった印象。弾きまくりの派手なギタープレイもガルネリウスSyuを彷彿とさせてくれます。
アルバム全篇にわたってこれでもかと言わんばかりのクサメロがぎっしりと詰め込まれており、そこにしっかり叙情性と攻撃性を絡めているあたりが最高。Voも吠え声系のシャウトも、日本人のデス声にしてはしっかりしてるし聴きやすくて良いです。

冒頭の#1が始まった時点であまりのクサさにびっくり。1曲目でこれだけ名盤の予感を感じさせるとは…!Voがデスヴォイスじゃなかったらメロスピに括られてもおかしくないほどのクサさです。しかもいかにも日本のバンドっぽい種類のクサメロなのも良い。
#3Ettore Rigottiがゲスト参加している曲。サビで歌っているのですが、歌詞が日本語だし、メロディもEttore Rigottiっぽさと国産メロデスっぽさが上手い具合に融合されています。
#5なんかはイントロだけ聴いたら初期のガルネリウスなんじゃないかと勘違いされてしまうくらいのクサメロスピっぷり。それをしっかりとメロデスと仕上げており、とてもヒロイックなメロデスになっています。
#8はモダンな雰囲気を漂わせつつも、叙情メロもたっぷりな曲。こういう慟哭系メロデスな部分を前面に押し出した曲もやっぱかっけぇな。
#9はメロデスとは思えないような可愛い曲名の曲。今度はここ最近のガルネリウスっぽいメロディを持った曲。このまま小野正利が歌いだしそうな勢いですが、しっかりとデスヴォイスがのってきます。

とりあえず結論として言えるのは、基本的にめっちゃクサいということです。叙情系メロデス好きにももちろんオススメなのですが、むしろ普段はクサいメロスピばっか聞いてるよーみたいな人にもオススメかも。

<オススメの曲>
1. Black Bride
5. Black Shadow
9. 菜の花

オススメ度…91点

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BABYMETAL 「BABYMETAL」
BABYMETAL 「BABYMETAL」

BABYMETAL BABYMETAL

<収録曲>
1. BABYMETAL DEATH
2. メギツネ
3. ギミチョコ!!
4. いいね!
5. 紅月-アカツキ-
6. ド・キ・ド・キ☆モーニング
7. おねだり大作戦
8. 4の歌
9. ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
10. Catch me if you can
11. 悪夢の輪舞曲
12. ヘドバンギャー!!
13. イジメ、ダメ、ゼッタイ


メタル系アイドルユニット、ベビーメタルの1作目。2014年発表。

元々はさくら学院というアイドルグループの中の重音学部という設定の、サイドプロジェクト的なポジションだったのですが、いつの間にか本家よりも活動が活発となり、さりげなく世界にまで雄飛していってしまいました。「アイドルとメタルの融合」を掲げており、しょうもないノリのプロジェクトだなぁ、でも意外と曲はキャッチーだし悪くないなぁ、なんて思ってたら、いつの間にか海外の大御所バンドの人からも気に入られるような存在になっていてビックリ。まぁみんな良い歳したおっさんだし、若い女の子がヘヴィな音楽やってるってだけで嬉しくなっちゃうんだろうな。

当然ながら演奏などは本人たちがやっているわけではなく、全てサポートメンバーがやっており、本人たちは歌いながら踊っているだけです。VoのSU-METALは綺麗な透明感のある声で、メタル的な歌唱ではないですが意外としっかり歌えております。

音の方もゴリゴリのメタルというわけではなく、ヘヴィなギターをガッツリ取り入れたポップスといった感じでかなりキャッチー。ヘヴィロック系のミクスチャー的な楽曲が多いです。

この作品、ほとんど今までに出してきたシングルとそのカップリングをまとめただけで、基本的にはベスト盤的な内容になっております。そんなわけで真新しさはあまりないですが、今までシングルでしか出ていなかったものがまとめられているので、かなり取っつきやすくて良いです。

個人的にはデビュー曲でめっちゃキャッチーな#6がなんだかんだ一番好きなのですが、これまたキャッチーなピコリーモの#4とか、憂いを帯びたグルーヴィーなヘドバンチューンの#12、ゴリゴリの正統派メタルチューンの#13あたりも好きかな。
和な雰囲気のピコリーモチューンの#2とか、リフが思いっきりスリップノット#10とかも微笑ましいです。

頭の固いメタラーからは「ふざけるな!」とか言われてしまいそうですが、こういうノリでメタルを楽しくアレンジしてくれるのは個人的に嫌いじゃないので、これからも適度な距離感で応援していきたいです。

<オススメの曲>
4. いいね! (→PV)
6. ド・キ・ド・キ☆モーニング (→PV)
12. ヘドバンギャー!! (→PV)
13. イジメ、ダメ、ゼッタイ (→PV)

オススメ度…84点

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Metsatöll 「KARJAJUHT」
Metsatöll 「KARJAJUHT」

karjajuht metsatöll

<収録曲>
1. Külmking
2. Lööme Mesti
3. See On See Maa
4. Must Hunt
5. Terasest Taotud Tee
6. Öö
7. Tõrrede Kõhtudes
8. Metslase Veri
9. Surmamüür
10. Mullast
11. Karjajuht
12. Talisman


エストニア出身のフォークメタルバンド、Metsatöllの6作目。2014年発表。
バンド名はどうやらメトサトールと読むようです。

やたらヘヴィで重厚なリフを基調としながら、そこに胡散臭いフルートやらバグパイプやらよくわからん弦楽器の民族楽器みたいなのがいっぱい絡んできて、なんとも言えない独特の魅力を発揮しております。民謡朝のメロディたっぷりで、しかも全体的にもっさりした雰囲気なのが妖しさマックスでとても良い。
Voも渋くて怪しいおっさんヴォイスで、朗々と呪文のように歌い上げてくれるので楽曲と絶妙にマッチしており、胡散臭さがさらに増されております。

基本的には前作までの流れを完全に踏襲しており、特に大きな変化はなく、安定のメトサトールらしさを楽しむことが出来ます。
冒頭の#1は妖しい弦楽器とブンブンとうねるベース、そして重厚なリフでゴリゴリと進んでいくアグレッシヴな曲。歌詞の全く分からない異国語で「ヨゥガ!」みたいな掛け声が入るあたりがとても面白い。
#2もかなりヘヴィなリフでグルーヴィーに突き進むスラッシーな曲。ただ、そこにバグパイプがガッツリ絡んでくるあたりがやはり独特です。
#4は軽快なリズムでギターとフルートが楽しげに絡む曲。民謡メロ好きにはたまらない感じになっております。
#6はやたらモダンなリフでゴリゴリと幕を開けるのでちょっとびっくりしますが、すぐにバグパイプが絡み付いてきて安心した気持ちになります(笑)。リフ自体もヘヴィでザクザクとしていてとてもカッコいい。
#7はアコースティックな音色とヘヴィなギターリフとの対比が印象的。そしてVoの呪文っぽい妖しさがたまりません。
#8はスローテンポで重厚な曲。民族楽器総動員の不思議な世界観が素敵。
#10は再びテンポの早めなスラッシーな曲。途中の笛も心なしかスラッシーな雰囲気をだしていたり、かと思ったらヒョロヒョロといつもの調子に戻ったりと、変化に富んだ面白い曲です。

前作と前々作は一部のキラーチューンが突出していたイメージなのですが、今作は全体的なクオリティがさらに底上げされており、アルバム全体を通して楽しめるようになったという印象です。妖しい民謡メタルが効きたければぜひ手を出してみてください。

<オススメの曲>
2. Lööme Mesti
4. Must Hunt
6. Öö
10. Mullast

オススメ度…82点

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ANATHEMA 「FALLING DEEPER」
ANATHEMA 「FALLING DEEPER」

Anathema Falling Deeper

<収録曲>
1. Crestfallen
2. Sleep In Sanity
3. Kingdom
4. They Die
5. Everwake
6. J'ai Fait Une Promesse
7. Alone
8. We The Gods
9. Sunset Of Age


英国出身のプログレッシヴロックバンド、アナシマのコンピレーションアルバム。2011年発表。

初期はゴシカルなドゥームっぽいメタルサウンドだったため、今でもメタルの範疇で語られることが多いのですが、サウンド的には完全に脱メタルしており、プログレッシヴロックやポストロック系統の音楽性です。

この作品はそんな彼らが初期のゴシック/ドゥーム期の楽曲を、オーケストラを交えながら現在の作風に再構築して収録し直したコンピレーションアルバム。2008年に同じコンセプトの第一弾作品として「HINDSIGHT」というアルバムがリリースされております。

同じ楽曲でもアレンジを変えるだけでこうも雰囲気が変わるのか!!と驚かざるを得ないようなサウンドに変貌しており、軽く聴いただけでは言われるまで同じ楽曲だとは気付かないんじゃないかというくらいの印象の変化があるので、音楽ってすごいなぁと妙な関心をしてしまいました。Voの雰囲気なんかも思いっきり違っていてとても面白いです。
個人的にはドラマティックで聴きごたえ十分な#9が一番好きですが、アルバム全体を通してシンフォニックでクラシカルで、そんな中でも芯の部分はしっかりとアナシマの魅力が詰まっていて…という雰囲気でとても良い。初期の陰鬱な雰囲気もかなり好きなのですが、アルバムジャケのような透き通ったサウンドに生まれ変わった楽曲たちもとても素晴らしく、心が洗われるような神々しいサウンドがたまりません。

原曲を知っているのが一番楽しめるのでしょうが、原曲を知らなくても最近のアナシマサウンドが好きだったりする人は普通に手を伸ばしてみて間違いないと思います。透き通った美しいプログレ/ポストロックが聴きたければぜひ。

<オススメの曲>
9. Sunset Of Age

オススメ度…84点

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ANATHEMA 「DISTANT SATELLITES」
ANATHEMA 「DISTANT SATELLITES」

Anathema Distant Satellites

<収録曲>
1. The Lost Song Part 1
2. The Lost Song Part 2
3. Dusk (Dark Is Descending)
4. Ariel
5. The Lost Song Part 3
6. Anathema
7. You’re Not Alone
8. Firelight
9. Distant Satellites
10. Take Shelter


英国出身のポストロック系プログレバンド、アナシマの10作目。2014年発表。

かつてはこのバンドをゴシック系ドゥームメタルと紹介していたものですが、作を重ねるごとに脱メタル化が進み、プログレ要素を増し、今ではすっかりポストロックの領域まで変化を遂げてきてしまいました。「もはやメタルとは言えない」なんて段階は何作も前にとうに過ぎ、様々な段階を経て積み重ねられた美の集大成がジャンル分類不能なくらいのところまで昇華されております。
また、どんなに音楽性が変化しても彼らの持っていた耽美的な要素は芯の部分でしっかりと受け継がれ続けており、どんなに音楽性が変化しても、一聴した瞬間にハッとするような美しさを感じさせられるところは全く変わっておりません。

基本的にはアコースティックな楽器とシンプルな音数で構成された楽曲が特徴ですが、その中にストリングスやら女性Voやらが非常に効果的に使われており、言葉では表せないような美しさを体現しております。全体的に生命の息吹のようなものが感じられる、どことなく哀しくも温かい感じがとても素敵。

とりあえず冒頭の組曲の前半#1は、シンフォニックで静かなKeyの中に淡々と響くドラムのリズムがとても印象的。信じられないくらいのスケールに広がっていくドラマティックな盛り上がりも最高です。
組曲の真ん中の#2は静かなピアノの調べにふわっとした女性Voがのっかる曲。おぼろげで幻想的な雰囲気がとても良い。
#3はアコースティックなギターの音色が淡々と紡ぎだされる曲。サビに向けてぐいぐい盛り上がっていく展開も素敵です。
#4はこのアルバム一番のキラーチューン。悲し過ぎるピアノの音色と、綺麗に透き通った女性Voの組み合わせが、これぞアナシマな美しさを創り上げてくれています。
間に数曲挟んだ上での組曲のラスト#5は、これまた淡々と紡ぎだされるシンプルなリズムと音色が良い。
#7はVoがひたすら同じ歌詞をぶつぶつと呟き続けるダークな曲。聴いているとゾクゾクしてきて妙にクセになる、妖しい曲です。

とりあえずメタラーにオススメというよりはシガー・ロスのようなポストロックが好きな層にウケが良さそうな音楽性になっています。とにかく信じられないくらい美しいので、興味があればぜひ。

<オススメの曲>
1. The Lost Song Part 1
4. Ariel

オススメ度…89点

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CLEAN BANDIT 「NEW EYES」
CLEAN BANDIT 「NEW EYES」

Clean Bandit New Eyes

<収録曲>
1. Mozart's House
2. Extraordinary
3. Dust Clears
4. Rather Be
5. A&E
6. Come Over
7. Cologne
8. Telephone Banking
9. Up Again
10. Heart On Fire
11. New Eyes
12. Birch
13. Outro Movement III


英国出身のエレクトロニカグループ、クリーン・バンディットの1作目。2014年発表。

個人的に2014年に最も聴いた洋楽だと思います。

クラシックミュージックとEDMを融合したサウンドと紹介されることが多いのですが、個人的にはチェロやヴァイオリンなどの弦楽器を有効的に使ったクラブミュージックといった印象を受けました。テクノ系のサウンドは比較的静かめで音色自体も優しく、音数も少ないのですが、ノリの良さはしっかりとしていますし、それでいてストリングスとの相性は抜群です。ピアノなんかも自然な感じで絡み合っており、電子音と生の楽器とのバランスが非常に絶妙。
アップテンポなはずなのに、なんとなく物悲しい音が淡々と鳴り響き、全体を通してどことなく憂いを帯びたメランコリックな雰囲気に包まれているあたりが非常にツボでした。

そんな中でも圧倒的に群を抜いており、個人的にも好き過ぎてたまらないのが、海外のヒットチャートでもずーっと上位にランクインし続けていた#4。ひたすらメランコリックな電子音と、優雅なストリングス、そして耳に残る印象的なサビと、その全てが最高です。「ノノノーノー、ノー!No Place I'd Rather Be!」がマジで頭から離れなくなるし、PVで指立てて嬉しそうに騒いでるおっさんとか、電車の中で楽しそうに踊ってるメンバーたちの姿も頭から離れません。コーラスあたりで如実に発せられてくるこの絶妙な哀愁が本当にたまらない。その他だと#2とかも良い具合にメランコリックで好きかな。

ケンブリッジの学生仲間によるグループなのだそうで、学生時代に仲間とこんな良い曲を作れたら本当に楽しいんだろうなぁと思いました。

<オススメの曲>
4. Rather Be (→PV)

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NE OBLIVISCARIS 「CITADEL」
NE OBLIVISCARIS 「CITADEL」

ne obliviscaris citadel

<収録曲>
1. Painters Of The Tempest (Part I): Wyrmholes
2. Painters Of The Tempest (Part II): Triptych Lux
3. Painters Of The Tempest (Part III): Reveries From The Stained Glass Womb
4. Pyrrhic
5. Devour Me, Colossus (Part I): Blackholes
6. Devour Me, Colossus (Part II): Contortions


オーストラリア出身のプログレッシヴブラックメタルバンド、NE OBLIVISCARISの2作目。2014年発表。

ドラマチックかつ美しい世界観で色んな楽器が複雑に絡み合いつつ広がっていくサウンドが特徴で、デスヴォイスなどにブラックメタル要素はちょいちょい見いだせるものの、基本的にはプログレメタルに分類されるような音楽性となっております。
ヴァイオリンが絶妙な匙加減で幽玄な雰囲気を作り出しているのも特徴かな。

曲の構成自体は相変わらず複雑に展開していくものの、基本的には前作よりもシンプルな音の組み合わせで構成されており、比較的聴きやすくなったような印象も受けます。

とりあえず#1から#3が組曲、#4はこれ1つで完結している曲で、最後の#5#6も組曲となっているので、大きく分けるとたった3曲で構成された作品ということになります。

どの曲も幻想的で神々しくて、ヴァイオリンの活躍っぷりにハッと息をのむような美しさを感じることのできる楽曲ばかりなのですが、個人的には1つ目の組曲の中核をなす#2が一番好きかな。メタルメタルしてる部分はなかなかアグレッシヴでカッコいいし、落ち着いてテンポを控えめにしてくるような部分はとても優雅で美しいしで、静と動の対比がはっきりしていて素敵な1曲です。シャリシャリとしたメロいトレモロリフも本当に良い。16分もあるのにあっという間だわ。

全体的に前作よりもポストブラック風味の音像になっており、前作ほどのインパクトは無いのかもしれませんが、内容的にはやはり非常に濃くて満足度の高い作品だと思います。

<オススメの曲>
2. Painters Of The Tempest (Part II): Triptych Lux

オススメ度…87点

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AC/DC 「ROCK OR BUST」
AC/DC 「ROCK OR BUST」

ACDC Rock Or Bust

<収録曲>
1. Rock or Bust
2. Play Ball
3. Rock The Blues Away
4. Miss Adventure
5. Dogs of War
6. Got Some Rock & Roll Thunder
7. Hard Times
8. Baptism By Fire
9. Rock The House
10. Sweet Candy
11. Emission Control


オーストラリア出身、ロックンロール界の生きる伝説、エーシー・ディーシーの16作目。2014年発表。

コンスタントにアルバムを出し続けているイメージですが、実は前作から6年経っているという事実に少しびっくり。そのあいだにマルコム・ヤング<G>が脳卒中や認知症を患ったり、フィル・ラッド<Dr>が覚せい剤関連で逮捕されたりと色々なこともありました。
今作ではマルコム・ヤング<G>は作曲には関与しているものの、レコーディングには不参加で、代役として甥のスティーヴィー・ヤングが参加しているのだそうです。

で、肝心の音楽性の方なのですが、相変わらず自然と笑みがこぼれてしまうくらい何も変わっていません。
耳あたりが良くシンプルながらも強烈に耳に残るギターリフ、軽やかかつグルーヴ感たっぷりのリズムなど、その全てが安心のAC/DC印です。

往年の名曲を彷彿とさせるようなマイナーチェンジ系の楽曲もたっぷり収録されており、良い意味で金太郎飴状態なのがやはり嬉しい。

とりあえずタイトル曲で「Highway To Hell」あたりを思い出さずにはいられない#1や、メジャーリーグのポストシーズンのキャンペーンソングにもなっていた#2、グルーヴィーでノリノリな#4あたりが特に好きかな。

前作よりもリフ重視のシンプルな楽曲が多めという印象で、さらっと何度も聴けてしまう作品です。
「同じような曲ばっかなんだから過去の作品だけ聴けば良いじゃん」と思ってしまうようなバンドもたくさんいる一方で、「同じような曲ばっかだけど新曲を聴けるとやっぱり嬉しいな」という風に感じさせてくれるってのはやっぱり凄いなと思います。

<オススメの曲>
1. Rock or Bust (→PV)
2. Play Ball (→PV)
4. Miss Adventure

オススメ度…86点

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KEEP OF KALESSIN 「REPTILIAN」
KEEP OF KALESSIN 「REPTILIAN」

Keep Of Kalessin Reptilian

<収録曲>
1. Dragon Iconography
2. The Awakening
3. Judgement
4. The Dragontower
5. Leaving The Mortal Flesh
6. Dark As Moonless Night
7. The Divine Land
8. Reptilian Majesty


ノルウェー出身のブラックメタルバンド、キープ・オブ・カレシンの5作目。2010年発表。

相変わらず嵐のような手数足数の多いブラストをバックに、ゴリゴリと激しく展開していく激烈なブラックメタルをやっております。作を重ねるごとにメロディアスさをどんどん増している彼らですが、今作でもその傾向は色濃く出ており、凶悪さの中にメロウなトレモロリフなどを織り込んだり、神々しいコーラスを挟んでみたりと、展開の多彩さを存分に見せつけてきます。それに伴ってさらに聴きやすくなった印象で、ブラックメタルにしてはかなり親しみやすい部類に入るんじゃないかな。

どこからどう聴いてもキープ・オブ・カレシンな楽曲がずらっと並ぶのですが、個人的には#1#2#3の怒涛の勢いにとにかく圧倒されました。疾走に次ぐ疾走で止まることを知らない音の洪水が信じられない圧力で押し寄せてきます。
サビがキャッチーな#4なんかも印象的。
アルバムの最後を締める14分超の大曲も、勢いで押し切る前半と、ドラマチックに聴かせてくる後半とで、最後までひたすら圧倒されるばかりです。

インパクトという点では前作や前々作の方が勝りますが、この作品も安定のクオリティでとてもカッコいい1枚だと思います。とりあえずメロディアスかつ凶暴なブラックメタルを聴きたい方はぜひ。

<オススメの曲>
1. Dragon Iconography
2. The Awakening
3. Judgement

オススメ度…89点

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KEEP OF KALESSIN 「EPISTEMOLOGY」
KEEP OF KALESSIN 「EPISTEMOLOGY」

Keep Of Kalessin Epistemology

<収録曲>
1. Cosmic Revelation
2. The Spiritual Relief
3. Dark Divinity
4. The Grand Design
5. Necropolis
6. Universal Core
7. Introspection
8. Epistemology


ノルウェー出身のブラックメタルバンド、キープ・オブ・カレシンの6作目。2015年発表。

相変わらず手数足数の多いドラムがひたすらブラストをかましながら、邪悪に疾走しまくるブラックメタルをやっており、安定のクオリティを誇っています。ちょっとずつメロディアスさが増してきていたという印象の彼らですが、今作が今までで一番メロディアスに感じるかも。攻撃性と凶悪さもピカイチなのですが、要所要所で顔を出すメロディアスなトレモロリフが非常に魅力的に響き渡ります。リードVoのThebonが脱退したため、ギタリストのObsidian ClawがVoを兼任するようになったのですが、前のVoよりもかなり聴きやすいデスヴォイスなため、メロディアスさが増したように感じる部分もあるのかもしれません。
今作ではコーラスもあちこちで目立っている印象で、邪悪なサウンドをバックに広がるメロディアスなコーラスはなんとも崇高で神秘的な雰囲気を醸し出しています。

とりあえず相変わらず長尺な曲が多く、平均的に7分超の曲が並ぶのですが、どの曲もひたすら邪悪に疾走しまくり、ドラマティックに緩急を付けて盛り上がっていく曲ばかりです。全てがめちゃくちゃカッコよくて甲乙つけ難いところはあるのですが、個人的には神々しくも凶悪なコーラスがやたら印象的な#6とか、PVにもなった#7あたりが特に好きかも。

非常に整合性のとれたわかりやすい演奏でとてもわかりやすく、しっかりとしたメロディアスな曲作りが見事な作品なので、個人的にはブラックメタルの入門には最適なんじゃないかなぁと思います。熟練者が聴いても単純にカッコいいと感じることが出来るのはもちろんなので、とりあえず速くてメロディアスなブラックメタルが聴きたいという方はぜひ。

<オススメの曲>
6. Universal Core
7. Introspection (→PV)

オススメ度…92点

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ENSIFERUM 「ONE MAN ARMY」
ENSIFERUM 「ONE MAN ARMY」

Ensiferum One Man Army

<収録曲>
Disc.1
1. March of War
2. Axe of Judgment
3. Heathen Horde
4. One Man Army
5. Burden of the Fallen
6. Warrior Without a War
7. Cry for the Earth Bounds
8. Two of Spades
9. My Ancestors' Blood
10. Descendants, Defiance, Domination
11. Neito Pohjolan

Disc.2
1. Rawhide
2. Warmetal
3. Candour and Lies
4. Bonus Song


フィンランド出身のヴァイキングメタルバンド、エンシフェルムの6作目。2015年発表。

勇壮かつクサいメロディでガリガリと突き進みながらオーオーと盛り上がるサウンドが特徴ですが、その路線は今作でも基本的に変わっておりません。

RPGメタルだったら秘境の村のBGMになっていそうな民謡チックなイントロ#1から一気に加速していく#2は、いかにも彼ららしい基本に忠実な疾走ヴァイキングメタルチューン。荒々しい疾走感、そのバックでオーオーと雄々しく盛り上がるコーラス、力強いデスヴォイスなど、彼らの魅力がシンプルに纏まっています。
続く#3はミドルテンポで拳を突き上げたくなる系の曲。コーラスの盛り上がり方がさすがです。
#4はこれまた荒々しく疾走する曲。メロディもクサいし、コーラスも仰々しいしとても良い。
個人的に一番キラーチューンだったのはやたらヒロイックな#6。メロディの中にそこはかとなく漂う哀愁と、エピカルで仰々しく響き渡るクサメロがとても良いです。疾走チューンじゃないのに勢いを感じる。
#8は軽快なドラムとメロディアスなリフの組み合わせが妙に印象的な曲。ヴァイキングメタルのくせにちょっぴり爽やかさすら感じさせるような軽快さです。
#10は10分を超える大曲。このバンドの長い曲はドラマティックでかなり好きなんだけど、今作はそこまででもなかったかな。ちょっとドラマティックさが足りないかも。
ディスク2のボーナスディスクにはカバー曲やウエスタンな雰囲気の曲やらが入っていますが、格別カッコいいってわけでもないかな。

ってなわけで、相変わらずのハイクオリティなヴァイキングメタルだと思います。個人的には3作目の「VICTORY SONGS」が好き過ぎてそれを超える作品がなかなか出てこないのが残念ではあるのですが、前作なんかよりも勢いがあるし、6作目なのによくもまぁこれだけ安定したクオリティを維持できるなぁと感心してしまいました。

<オススメの曲>
2. Axe of Judgment
4. One Man Army (→PV)
6. Warrior Without a War

オススメ度…85点

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