EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
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GLORYHAMMER 「SPACE 1992: RISE OF THE CHAOS WIZARDS」
GLORYHAMMER 「SPACE 1992: RISE OF THE CHAOS WIZARDS」

Gloryhammer Space 1992 Rise Of The Chaos Wizards

<収録曲>
1. Infernus ad Astra
2. Rise Of The Chaos Wizards
3. Legend Of The Astral Hammer
4. Goblin King Of The Darkstorm Galaxy
5. The Hollywood Hootsman
6. Victorious Eagle Warfare
7. Questlords Of Inverness, Ride To The Galactic Fortress!
8. Universe On Fire
9. Heroes (Of Dundee)
10. Apocalypse 1992
11. Dundax Aeterna


英国出身のエピックパワーメタルバンド、グローリーハンマーの2作目。2015年発表。

エイルストームクリストファー・ボウズ<Key>の立ち上げたサイドプロジェクトで、とてつもなくクサいメロディと、ファンタジーの世界に染まりきったバンドのルックスがとても素敵なバンドです。
前作ではカメムシのような緑色の甲冑を身にまとい、とてもファンタジックなクサメロパワをやっておりましたが、今作ではコガネムシのような緑色のパワースーツを身にまとい、SFチックなクサメロパワに変貌。ただ、魔法使いや戦士といったVo以外のメンバーの装備が全く変わっていないのがなんともシュールです。

とりあえず前作に引き続きメロディのセンスが相変わらず素晴らしく、クサメロスピ黎明期のあのワクワク感をギュッと濃縮したような、ここ最近では珍しいくらいの清々しいクサメロを放ちまくっているのがたまらない。
イントロの#1の仰々しい感じで既に期待感はMAXになり、そこからピロピロ系疾走曲の#2へと雪崩れ込む展開はまさに王道で、「これこれ、最近はこういう王道なセンスあふれるクサメロが少なくて…!」と、心の底から喜びたくなってしまいます。無駄に力強いサビの歌唱なんかもほんとツボ。
続く「レッジェーンド!オブディ、アストラルハンマー!オォォオオオオオ、イァアアアアアアア↑」って出だしの時点で最高すぎる。忘れ去られたクサメロ魂がここに濃縮されております。

その他の曲にもこれでもかとばかりにクサメロが詰め込まれており、昔っからのメロパワファンなら懐かしさでいっぱいになるようなサウンドとなっております。タイプは多少違えど、ラプソディとかの世界観に入りきるタイプのクサメタルバンドが好きなら気に入るのではないかと。

<オススメの曲>
2. Rise Of The Chaos Wizards (→PV)

オススメ度…87点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

GHOST 「MELIORA」
GHOST B.C. 「MELIORA」

Ghost Meliora

<収録曲>
1. Spirit
2. From The Pinnacle To The Pit
3. Cirice
4. Spöksonat
5. He Is
6. Mummy Dust
7. Majesty
8. Devil Church
9. Absolution
10. Deus In Absentia


スウェーデン出身のホラー風味なハードロックバンド、ゴーストの3作目。2015年発表。

同名のバンドが多いため、前作でバンド名にB.C.をくっつけ、ジャケットにもでかでかと記載されていたのですが、今作ではまたB.C.の表記が消えました。まぁ付いてない方がシンプルでカッコいいしね。
ちなみにバンド名を読むときも、B.C.は特に発音しないのが普通なのだそうです。

骸骨メイクで仰々しい法王のような衣装をまとったパパ・エメリトゥス2世<Vo>を中心とする正体不明系のバンドですが、サウンドの方もオカルティックで独特の雰囲気があってとても良い。基本的にはヴィンテージなロックが基調となっていますが、プログレ風味に展開してみたり、ホラー風味の雰囲気を醸し出してみたりと、渋さとエンターテイメント性が絶妙に両立されております。

冒頭の#1の時点で、B級ホラーっぽいオカルティックなイントロがとても耳を惹き、そのままシンプルなロックサウンドのカッコ良さに惹き込まれていきます。Voの胡散臭い感じが何とも言えず良い。
アコースティックなイントロで始まる#3は、PVも作られていた曲。怪しい洋館に恐る恐る足を踏み入れるような、ジワジワと盛り上がっていく展開がいかにもこのバンドらしくて面白いです。シンプルなリフと、どことなくメランコリックなメロディ、そして圧倒的に胡散臭い歌唱の組み合わせが絶妙です。
あとは個人的に#5がなかなかのお気に入りで、優しげな歌唱と不穏な音階、そして全体を包み込むもやもやとした妖しい空気感がとても好き。
アルバムの最後を締める#10はシンプルなヴィンテージロックとしての魅力と、このバンドらしいホラー風味のメロディラインとのバランスがとてもよく、かなり頭に残る一曲。プログレっぽい音使いがこれまたたまりません。

基本的には前作までと同じような世界観なので、今までの作品が好きならば問題なく楽しめると思います。前作や前々作よりもリフでゴリゴリ押すような曲が減った分、個人的にはちょっと物足りない感もなくはないのですが、クオリティとしてはとても高いことは間違いないので、そこは好みの問題なんじゃないかなぁと。

<オススメの曲>
5. He Is
10. Deus In Absentia

オススメ度…82点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

HIBRIA 「HIBRIA」
HIBRIA 「HIBRIA」

Hibria Hibria

<収録曲>
1. Pain
2. Abyss
3. Tightrope
4. Life
5. Ghosts
6. Legacy
7. Ashamed
8. Church
9. Fame
10. Words
11. Rot
12. Sir Duke


ブラジル出身の正統派メタルバンド、ヒブリアの5作目。2015年発表。

ユーリ・サンソンの超絶歌唱を中心に据えてメロディアスかつ疾走感抜群の楽曲でゴリゴリと押しまくっていた1作目&2作目があまりにも素晴らしく、そこから3作目&4作目でモダン化してちょっと劣化してしまった感のある彼らだったので、「バンド名を冠した気合十分の5作目は、果たして起死回生の一作となるのか…!!」と、非常に楽しみにしておりました。

実際に聴いてみた感想は「うーん、初期とも違うし、前作までともまたちょっと違うし、まだまだ物足りないな…」という感じ。音自体はモダンな雰囲気を残しており、このバンドにはあまり合ってないのではないかなという印象です。ユーリ・サンソンの歌唱にはやはりさすがと思わせるパワーがあるものの、楽曲の方があまりそれに付いていけておらず、物足りなさに繋がっている気がします。もっとメロディアスで伸びやかな曲を作ってくれればいいのにな。

ただ、冒頭の#1なんかはグルーヴ感があって、バキバキとしたベースも唸っていて、ギターもピロピロ弾きまくってて悪くないなという出来。
他はわりと平凡で、さらーっと過ぎていってしまう感じです。何度も言うように、歌は上手いんだけどね。
ボートラの#12はまさかのスティーヴィー・ワンダーのカバー。全くこのバンドに合ってないけど、おまけとしては面白い。

ってなわけで、未だに初期の幻想を引きずっている自分としては、イマイチ満足しきれない作品でした。完全に別物として分けてしまえば、それはそれで多少は楽しめるのかもしれません。

<オススメの曲>
1. Pain

オススメ度…78点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

Öxxö Xööx 「Nämïdäë」
Öxxö Xööx 「Nämïdäë」

Öxxö Xööx Nämïdäë

<収録曲>
1. Därkäë
2. LMDLM
3. Ländäë
4. Dä Ï Lün
5. Lör
6. Lücï
7. Äbÿm
8. Dälëïth
9. Ü


フランス出身のアーティスティックでゴシック風味なプログレ系ドゥームメタルバンド、Öxxö Xööxの2作目。2015年発表。バンド名、アルバム名、曲名の全てが読めませんが、どうやら人造言語なのだそうです。

アーティスト写真もなんかすごいし、なんか色々と気合入り過ぎじゃないですかね。

音楽性の方も、あまりにもアヴァンギャルドすぎて、どう分類したらいいのかわかりません。
ズーンと沈み込むようなドゥーミーで陰鬱な音楽性を基本としていますが、とてもアーティスティックでプログレ的な知性も感じさせるし、耽美系ゴシックのような退廃的な雰囲気も漂わせるし、オルガンやクワイアを交えながら儀式のような神聖さも発しているし…。
Voは朗々とした男性の歌唱と、ちょっぴりオペラチックな女性ソプラノ系ヴォイスが入り乱れており、これまた儀式っぽさを増すのに一役買っています。

とりあえず冒頭の#1の時点で既に神秘性が高過ぎてビビる。チャーチオルガンの創り出す独特の神聖な世界観から、ヘヴィでゆったりとしたリフとキラキラしたKeyへとドラマティックに繋がっていき、Voが入ってくるころには完全にこの世界観にどっぷりと引き込まれていること間違いなしです。不気味さと美しさの絶妙なバランスがとてもクセになります。11分もあるし、曲のスピードもめっちゃ遅いんだけど、自然と聴き通すことが出来ます。
残りの曲も方向性は全部一緒で、全部聴き通す頃には頭ん中がこのバンドの創り出す神秘的な世界観に洗脳されていること間違いなし。一曲一曲の独立性はあまりないですが、アルバム全体を通しての一体感が凄まじく、全部まとめて一つの芸術作品のように感じさせられます。

そしてこの作品、なんとBandcampでNYPという太っ腹ぶり。とりあえず気になったら聴いてみて、妖しい世界観に浸ってみれば良いのではないでしょうか。

<オススメの曲>
1. Därkäë

オススメ度…84点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

DARK MIRROR OV TRAGEDY 「THE LUNATIC CHAPTERS OF HEAVENLY CREATURES」
DARK MIRROR OV TRAGEDY 「THE LUNATIC CHAPTERS OF HEAVENLY CREATURES」

Dark Mirror Ov Tragedy The Lunatic Chapters of Heavenly Creatures

<収録曲>
1. Thy Sarcophagus
2. Unwritten Symphony
3. Dancing in the Burning Mirror
4. Ichnography on Delusion
5. Virtuoso of the Atmosphere
6. Perish by Luminos Dullness
7. The Constellation of Shadows
8. The Name of Tragedy
9. The Noumenon I Carved


韓国出身のシンフォニックブラックメタルバンド、ダーク・ミラー・オヴ・トラジェディの3作目。2014年発表。

韓国のメタルバンドはあんまり聴いたことがないのでとても新鮮なのですが、とてつもないクオリティの高さにびっくり。ピアノやヴァイオリンの美麗かつヒロイックなメロディが乱舞しまくり、アコースティックなパートとアグレッシヴなパートの緩急をうまいことつけながら、美旋律が怒涛の勢いで押し寄せます。

とりあえずやたら大仰で「来るぞ来るぞ…」って感じのイントロ#1の時点で期待度がめっちゃ高まるのですが、そっから一気にヒロイックさMAXで疾走しまくる#2のキラーチューンっぷりが更に凄まじい。シンフォニックなシンセと神々しいクワイアを多用しまくり、さらには弾きまくりのピアノも登場し、息をつく間もなく一気に駆け抜けます。Voはギャアギャアと喚く系なのですが、とにかくメロディがクサいので、あまりブラックメタルっぽい感じはしないかも。
#3はちょっぴり東洋っぽいメロディとピアノ&ヴァイオリンの美しい音色が特徴的。イントロだけ聴くとちょっとCTHONICあたりを彷彿とさせます。
#7は悲哀に満ちた美旋律の嵐が素晴らしい曲。ピアノの音色がとにかく悲壮感漂っており、そこからヒロイックなクサメロへとシフトしていく瞬間などとても素晴らしいです。女性Voの使い方や、アコースティックサウンドの挟み方など、緩急や強弱の付け方がとても良い。まるでクラシックを聴いているかのような壮大な展開に圧倒されること間違いなし。
アルバムの最後を締める#9もかなりのクサメロを誇っており、しかもそれがドラマティックに展開していくもんだからたまらない。ゲームミュージックのラスボス戦のような貫録さえ漂います。

せっかくのシンフォブラックなのにシンセの音がモコモコとしたりと、音が全体的にもっさりしているので、サウンドプロダクションはちょっぴり気になったりはするのですが、それを補って余りあるクサメロっぷりがとても素晴らしいです。その手のサウンドが好きな方はぜひ。

<オススメの曲>
2. Unwritten Symphony
7. The Constellation of Shadows

オススメ度…87点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

SLOWDIVE 「SOUVLAKI」
SLOWDIVE 「SOUVLAKI」

Slowdive Souvlaki

<収録曲>
1. Alison
2. Machine Gun
3. 40 Days
4. Sing
5. Here She Comes
6. Souvlaki Space Station
7. When The Sun Hits
8. Altogether
9. Melon Yellow
10. Dagger


英国出身のシューゲイザーロックバンド、スロウダイヴの2作目。1993年発表。

シューゲイザーが流行っていた時期のバンドで、当時ではその代表格バンドの一つであり、その中でも耽美派シューゲイザーとして括られていたようです。耽美派と呼ばれるのも納得の、甘いロマンチックな雰囲気を持った柔らかなサウンドとなっており、ドリーミーでとろけるような音の印象。シューゲイザーってもうちょっともやもやした雰囲気のイメージなのですが、このバンドはメロディが比較的しっかりしており、ゆったりと紡ぎだされる甘美なメロディラインに癒されずにはいられません。

全体的にとても良い雰囲気の作品なのですが、その中でも特筆すべきはやはり#7。甘美なメロディを仄かな陰鬱さで包み込んだ非常にノスタルジックな曲で、心の奥にまでスッと入り込んでくるような儚げなメロディがたまらない。淡々と紡ぎだされる美メロの洪水に酔いしれずにはいられません。ふわふわとした柔らかなサウンドと、吐息のような儚く切ないVoとの組み合わせが素晴らしい。
アルバム冒頭の#1もこれまた名曲で、優しいドリームポップといった趣き。ふわふわっととろけるようなメロディがジワジワと溢れ出してくるような曲です。

とりあえずこの作品、全体的な雰囲気もさることながら、まずはとにかく#7のためだけにでも聴いてみて貰いたい一作。最近はポストブラックとかシューゲイザーメタルなんかが流行っていますが、そういうサウンドが好きならば確実にハマるような切なさと儚さを持っています。ノスタルジックな音楽が好きならばぜひ。

バンドは1995年に3rdを出して解散していますが、どうやら昨年に再結成した模様。
今後アルバムとかだしてくれないかな。

<オススメの曲>
1. Alison
7. When The Sun Hits

オススメ度…88点

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テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽

THOUSAND EYES 「ENDLESS NIGHTMARE」
THOUSAND EYES 「ENDLESS NIGHTMARE」

Thousand Eyes Endless Nightmare

<収録曲>
1. Endless Nightmare
2. Bleeding Insanity
3. Mirror Knight
4. Leaving From Figment
5. Dead Sorrow Of Me
6. The Last Day Of Suffering
7. Suicide Machine
8. Reflection Of The Flare
9. Damnation Calling
10. Dark Slayer's Requiem
11. Conquered Sun
12. One Thousand Eyes


国産メロディックデスメタルバンド、サウザンド・アイズの2作目。2015年発表。

ライトニングKOUTA<G>と、アフターゼロDOUGEN<Vo>ティアーズ・オブ・トラジェディTORU<G>ユースクエイクAKIRA<B>、そしてナイツ・オブ・ラウンドJUHKI<Dr>という実力派ぞろいでスタートしたこのバンドですが、今作ではJUHKIが抜け、代わりにアンデッド・コーポレーションFu-Minが参加しております。

アグレッシヴなサウンドにこれでもかとばかりのヒロイックなクサメロがのっかるというスタイルは前作から全く変わりませんが、ただでさえ素晴らしかった前作をさらに凌ぐ楽曲がずらっと並んでおり、とてつもない名盤に仕上がっております。

冒頭の#1は絶叫と共にアグレッシヴに疾走しまくる曲。デスラッシュ風味の荒々しいリフでゴリゴリに押しまくるかと思いきや、サビ部分ではめっちゃツインギターがピロピロとかぶせられてクサメタラー歓喜の展開。凶暴さとクサさをここまでうまく両立させるのは本当に凄い。
続く#2がもかなりのキラーチューンで、これまたとにかくクサい曲。メロスピバンドをバックグラウンドとするメンバーだからこそのメロディのクサさと、それをメロデスの中で上手く消化する技量にはほんと脱帽です。弾きまくりのギターソロを含め、とにかくアツい。
#6は泣きのメロディが炸裂するタイプのクサメロディで、悲哀を漂わせつつメロディアスに疾走する曲。色んなパターンのクサメロを取り揃えているとはなんという引き出しの多さ…!と感心してしまいます。

その他も普通のアルバムだったら一番のキラーチューンになってもおかしくないような楽曲なかりで、完成度の高さにただ驚くばかり。1stの時点で相当に素晴らしいアルバムだったのに、まさかその上をいくような作品が生み出されるとは思いませんでした。普段は国産メロデスは聴かないような人にもぜひ聴いてみて貰いたいですし、とりあえずクサメロデス好きは必聴です。

<オススメの曲>
1. Endless Nightmare
2. Bleeding Insanity

オススメ度…93点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

DRAGON GUARDIAN 「少年騎士と3人の少女の英雄詩」
DRAGON GUARDIAN 「少年騎士と3人の少女の英雄詩」

Dragon Guardian 少年騎士と3人の少女の英雄詩

<収録曲>
1. 目覚め
2. 英勇に憧れた少年の物語
3. 伝説の竜姫
4. 運命の旅団の始まり
5. 世界録を巡る冒険
6. 先代魔王
7. 炎崖都市ジオ
8. 秘められた力 -古代召喚術-
9. 決戦、炎の将魔
10. 再来の騎士


勇者アーサー<G>率いるドラゴン・ガーディアンの6作目。2015年発表。

びっくりするほど多作な勇者アーサーですが、近ごろは桜牙シリーズや他アーティストとのコラボレーションなどのサイドプロジェクトとしての活躍が多く、純粋なドラゴン・ガーディアンとしての作品は実に6年ぶりとなります。

そもそもこのバンドがデビューからそろそろ10周年ということがまず驚きで、当時は完全にただのネタバンドだったのに、ここまで本格的なバンドに成長しているという事実にさらにびっくり。まさに"継続は力なり"や"好きこそ物の上手なれ"という言葉を体現しており本当に凄いと思います。

本作は『世界の終わりの世界録』というライトノベルとコラボしているということですが、ライトノベルは全く興味がないのでどうでもいいやってのが正直なところ。本人としては原作合った方が楽でいいんだろうなーくらいの感想です。

音楽の方は従来の持ち味である突き抜けたクサメロが存分に発揮されており、さすが本プロジェクトは気合がさらに違うなーという充実っぷり。ここ数作の高いクオリティをしっかりと維持していてとても良いです。Voは原田ひとみ青葉りんご野宮あゆみなどが参加しており、曲によって色んな歌唱が聴けるのも楽しい。各々、格別に上手いわけではありませんが、クサメロによく合ったタイプの歌唱なのではないかと。

あとはドラゴンガーディアンといえば、「物語形式なのでやたらセリフが入りまくる」というサンホラ系統からの影響が顕著だったのですが、今作ではそれが完全に排除。いざなくなると、それはそれでちょっと寂しいものもありますが、曲としては非常に聴きやすくなっており、随分と一般向けになったかなという印象です。

個人的に一番好きなのは、イントロ#1から繋がる#2。のっけから全力のクサメロスタートなので、聴いた瞬間に「おお、ドラガだ(笑)」と思わず笑みがこぼれてしまうような安定感があり、非常に微笑ましいです。
それと双璧をなすのが#7で、こちらもかなりのクサさ。このバンドの曲を説明しようとすると、"クサい"とか"ダサい"って言葉しか出てこなくて困るのですが、実際にその通りの音だからしょうがない。
他の曲も非常にクサいです。

ここ最近の作品のクオリティをあまりに踏襲し過ぎているせいで、人によってはマンネリに感じてしまうのかもですが、ドラガ本体はずっとこんな感じで良いんじゃないかなーと個人的には思います。

<オススメの曲>
2. 英勇に憧れた少年の物語(→PV)
7. 炎崖都市ジオ

オススメ度…82点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

神林長平の『戦闘妖精・雪風〈改〉』の感想
神林長平の『戦闘妖精・雪風〈改〉』を読了しました。

戦闘妖精・雪風 改

友達に面白いと薦められ、結構前に買ってはいたのですが、ずっと本棚に入れたままになってた1冊です。
[神林長平の『戦闘妖精・雪風〈改〉』の感想]の続きを読む

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

DRAGON EYES 「PRAYER FOR THE SAD STORIES」
DRAGON EYES 「PRAYER FOR THE SAD STORIES」

Dragon Eyes Prayer For The Sad Stories

<収録曲>
1.Duel
2.Crimson Blood
3.龍神の獄炎
4.偽りの霊廟
5.Distant Cry
6.邪神の瞳
7.Time Of Spiral
8.Miasma In The World
9.End Of Innocent
10.Prayer For The Sad Stories


クサメロスピバンドのドラゴン・ガーディアンを率いる勇者アーサー<G>と、クサメロデスバンドのサウザンド・アイズを率いるKOUTA<G>によって企画されたプロジェクト、ドラゴン・アイズの2作目。2015年発表。

「帝国一のデスラッシャーと王国一の魔術師が奏でる交響曲第2番が完成」

というなんとも大仰な売り文句が帯にデカデカと書かれていて、気合入ってんなーと思いました。

一回限りの企画プロジェクトかと思ってたのに、2作目が出たことにまずはびっくり。
前作は「とりあえず合体してみました!俺たちクサメロ大好きだから、作戦とかいらないよね!」みたいな微妙な出来でしたが、今作はどうやらちゃんと作戦を立てて臨んでくれた模様。前作では手当たり次第感のあったVoを今作では基本的にMINAMIという女性Voに統一し、デスヴォイスはアクセント程度にとどめ、基本的にはメロスピ路線をとることにしたようです。

その結果、全体的にチグハグだった印象が一気に解消され、クサメロの魅力が前作よりも数倍にも増しており、普通に良質な良メロスピへと変貌。さすがクサメロ界に名前を轟かせる二人が一緒になっただけあるなぁと思えるような作品になっており、方針立てってやっぱり大事だなと改めて感じさせられました。

とりあえず一番のキラーチューンは実質的な1曲目である#2。メロデスのような尖ったリフながらも、ヒロイックなメロディで華麗に疾走しまくっており、「おおっ」と喜ばざるを得ません。MINAMIのVoは女性にしては低めの声域で歌っておりますが、なかなかパワフルで曲にも良く合っていると思います。全体的な雰囲気はドラゴン・ガーディアンっぽいけど、弾きまくりのギターなんかはサウザンド・アイズっぽいし、良い具合にコラボで来ているのがとても素敵。
冒頭からクサいギターメロが乱舞しまくる#6なんかも印象的で、これまた「ザ・メロスピ」みたいな感じで良い。弾きまくりのギターが、それぞれどっちが弾いてるのかめっちゃわかりやすいってのも面白い。
#7はヒロイックなメロディを持った、デスヴォイスが良いアクセントになっている曲。デスヴォイスもこういう使い方ならしっくりきて良いなと思いました。
#9はイントロのメロディがファンタジックでとてもクサい。その後もとてもクサく、芝居がかった展開が全体的にめっちゃドラゴン・ガーディアンっぽいなぁと思いました。

ということで、前作よりも格段にクオリティが上がっているなと感じる一作で、これならクサメタラーにオススメしても良いなと思える作品です。
やっぱり実力はあるんだし、前作はただ発揮の仕方が上手くいかなかっただけなんだなぁと思いました。

<オススメの曲>
2.Crimson Blood

オススメ度…80点

[DRAGON GUARDIAN]
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[THOUSAND EYES]
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DRAGON EYES 「DRAGON EYES」
DRAGON EYES 「DRAGON EYES」

Dragon Eyes Dragon Eyes

<収録曲>
1. Symphony Of Tyrant 
2. Time Of Spiral
3. The Battlefield
4. Sonic Boom
5. Sacred Cross
6. New World
7. Burned future
8. Child Of God
9. Dawn Of Eternal Sorrow


勇者アーサー<G>率いるドラゴン・ガーディアンと、KOUTA<G>率いるサウザンド・アイズが融合したプロジェクト、ドラゴン・アイズの1作目。2013年発表。

DRAGON GUARDIAN + THOUSAND EYES = DRAGON EYES

「な、なんて安直な…!! 」とあきれると同時に、「日本を代表するクサメロスピと、国産クサメロデスの権化が融合したら、とてつもないものが生まれてしまうんじゃないか…!? 」という多大な期待をせずにはいられない凄まじい組み合わせです。

さて、こういうコラボレーションというのは"1+1"が奇跡のケミストリーで"10"にも"100"にもなったりするものなのですが、今回の場合は、単純に"1+1"はただの"2"だったなぁという感じ。融合というよりはただくっついただけという感じで、あまり化学反応的なものは見受けられません。
ドラゴン・ガーディアンっぽいクサメロにただデスヴォイスがのっている様子はなんだか違和感ですし、その逆もまた然り。クサいとはいえ、メロデスチックなアグレッシヴなサウンドに、アニソンチックなVoがのっかるのもなんだか滑稽です。
クサメロスピっぽい曲にアニソンチックなVoがのったらそれはただのドラゴン・ガーディアンだし、メロデスっぽいサウンドにデスヴォイスがのったらそれはただのサウザンド・アイズだし…。

とはいえ、クサメロメイカーっぷりはやはりさすがのものなので、コラボならではの凄さみたいなものはありませんが、単純に曲自体はカッコいいものが多い。
#1#3#4など、これでもかとばかりにクサメロがふんだんに盛り込まれていてなかなか良いです。こうなると、女性ボーカルとデスヴォイスが互いに邪魔し合っていて逆にもったいないんだよなぁ。
なんだかもう、インストチューンの#5がヒロイックなメロディを純粋に堪能出来て一番良いんじゃないかさえ思ってしまいます。

ってなわけで、期待値のわりにはなんだか上手く噛み合っていないという印象でした。
試みは面白いし、凄いものが生まれそうな気もするだけに、なんだかとっても惜しい…。


<オススメの曲>
5. Sacred Cross

オススメ度…74点

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PRAYING MANTIS 「SANCTUARY」
PRAYING MANTIS 「SANCTUARY」

Praying Mantis Sanctuary

<収録曲>
1. In Time
2. Restless Heart
3. Tears In The Rain
4. So High
5. Turn The Tide
6. Touch The Rainbow
7. Threshold Of A Dream
8. Playing God
9. Highway
10. Sanctuary


英国出身、かつてのNWOBHMの立役者のひとつ、プレイング・マンティスの8作目。2009年発表。
6年の休止期間を経て世に放たれる再始動作品です。

ちなみにこの再始動にあたり、バンドの中心であったトロイ兄弟以外のメンバーは全て一新。新しいシンガーのマイク・フリーランドはこのバンドの音楽性にぴったりの切なくて細いハイトーンを持っており、哀愁っぷりの増幅に一役買っております。めっちゃ上手いわけでもないし、特徴あるわけでもないけど、妙にこのバンドにマッチしているという印象。

さて中身の方はと言いますと、哀メロ派が狂喜しそうな叙情メロの嵐で、いかにも彼ららしい素晴らしいサウンド。ツインギターも冴えわたり、これぞプレイング・マンティスな音色がたっぷりです。

#1はしっとりとした叙情メロがたまらない曲。適度な疾走感でウェットに駆け抜け、哀しみの余韻を残していく感じがとても良いです。
#4は叙情メロが涙を誘うと共に、新任Voの持ち味が存分に発揮されている曲。哀愁たっぷりのか細い歌声で「ソー・ハァーーーイ↑」と伸びやかに歌いあげられるのが妙にクセになります。
#5は個人的にめちゃくちゃツボだったバラードチューン。なにこれ、哀しすぎるんですけど!! アコースティックなギターの音色と、泣きのツインギター、そして切ないメロディが心にぐっときます。今にも消え入りそうなVoの声も切なくてたまらない。
アルバムの最後を締める#10もツインギターが泣きまくる超名曲。メロい、メロすぎる!ギターソロも思う存分に泣かせまくっており、これぞ彼らの真骨頂ともいえる曲だと思います。

一曲一曲はちょっと小粒に聴こえてしまう部分はあるのかもしれませんが、どこをどう切り取っても紛うことなきプレイング・マンティス節が炸裂している名盤だと思います。泣きメロ、叙情メロが好きな人はぜひ抑えておくべきかと。

<オススメの曲>
4. So High
5. Turn The Tide (→PV)
10. Sanctuary

オススメ度…88点

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PRAYING MANTIS 「LEGACY」
PRAYING MANTIS 「LEGACY」

Praying Mantis Legacy

<収録曲>
1. Fight For Your Honour
2. The One
3. Believable
4. Tokyo
5. Better Man
6. All I See
7. Eyes Of A Child
8. The Runner
9. Against The World
10. Fallen Angel
11. Second Time Around


英国出身のベテランメタルバンド、プレイング・マンティスの9作目。2015年発表。
NWOBHMの数少ない残党の1つです。

今作ではシンガーがジョン・カイペルス、ドラマーがハンス・イン・ザントに変わっております。メンバーを変えつつも、こういうバンドが根強く生き残り、6年ぶりの作品を出してくれるという事実がまず嬉しい。

さて、そんな今作を聴いての第一印象は、「あれ、これ中身間違ってジャーニーの新作CDになってませんかね?」という感じでした。びっくりするほどAOR。
まぁ前々からちょっとずつそっちに寄ったりもしてたし、メロハー風味なところもあったし…。

でもよく聴きこむと、ちゃんとプレイング・マンティスらしい泣きののメロディもたっぷり盛り込まれており、「あ、これプレイング・マンティスの新譜だったわ」と一安心することが出来ました。

冒頭の#1はめっちゃAOR風味なKeyと、渋い泣きのギターが絡む曲。最初は派手なKeyにちょっと面食らいましたが、冷静に聞くと渋みがあってなかなか良い曲だと思います。
続く#2は完全にジャーニーの新曲です。何度聞いてもただのAOR。でも普通に良い曲なんだよね。
#3はピアノのイントロからメロくて渋いギターへとシフトしていく曲。
思い入れのある日本への強い愛から生まれたであろう#4は、中華風のメロディを携えたドラマティックな曲。俺の知っている東京とは違う…!? まぁそれは置いといて、メロディも印象的だし、ドラマティックで良い曲です。
#10は哀愁たっぷりのツインギターに「おおっ」と喜ばざるをえないような曲。ちょっと大人しいけど、歌メロもなかなか煽情的で素晴らしい。
個人的に一番のお気に入りは、これまたツインギターの音色が素晴らしい#11。小気味良い疾走感と、ボーカルの歌い上げる哀愁たっぷりのメロディラインも素敵です。

最初にも書きましたが、かなりAOR寄りにはなりつつも彼ららしさもちゃんと残っている作品で、聴けば聴くほど味が出るスルメ盤タイプだと思います。もっとツインギターが乱舞するような作品を聴きたいってのはありますが、これはこれで良いんじゃないかな。とりあえず今後もちゃんと活動を続けてね!

<オススメの曲>
1. Fight For Your Honour (→PV)
12. Second Time Around

オススメ度…80点

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鴉 「影なる道背に光あればこそ」
鴉 「影なる道背に光あればこそ」

鴉 影なる道背に光あればこそ

<収録曲>
1. 時の面影
2. Am
3. 茜空
4. 優しい歌
5. 爽鬱
6. 帰る場所


秋田出身の3人組ロックバンド、鴉の1stミニアルバム。2009年発表。

哀愁たっぷりのメロディラインと、激しさと切なさの同居する力強い演奏と、悲哀にまみれた歌唱の組み合わせがとても素敵で、「激情ロックバンド」という謳い文句がまさにぴったりな音楽性です。
特にVoの「抑えきれない感情が溢れ出て止められない!」みたいな悲痛ですらある歌声がとても良い。

秋田という寒い地方出身なのだからか知りませんが、どことなく陰鬱さが全体的に内包されており、湿った雰囲気を常に帯びているあたりもとてもツボです。そしてただ湿ってるだけじゃなくて、その中で一生懸命になっているかのような必至さも伝わってくるのもなお良い。

冒頭の#1は、後に出る1stアルバムにも収録されている曲。鴉らしさがギュッと詰まった一曲で、哀しげな曲調と、爆発力のある悲哀たっぷりのサビがとても素敵。
#2はいかにのロックな感じのリフなのに、Voがのった瞬間にぐっと哀愁たっぷりになるのが凄いなと思わされる曲。これぞ鴉マジック。
そして#3は曲名からしてこのバンドにぴったりな題材ですが、中身の方もそれに違わない素晴らしい哀愁キラーチューン。エモーショナルな雰囲気と、歌謡曲のようなクサいメロディとの組み合わせがとにかくたまりません。Voの激情っぷりもここぞとばかりに冴え渡っています。

ってなわけで、冒頭の3曲がとても秀逸な、デビュー作とは思えないような1作です。
曲数こそ少ないですが、せっかくの鴉の原点なので、後の作品が好きな方はぜひ。

<オススメの曲>
3. 茜空

オススメ度…83点

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鴉 「終繕」
鴉 「終繕」

鴉 終繕

<収録曲>
1. 酩酊
2. 太陽
3. 二度寝
4. 憧れ
5. 黄昏
6. 愛の歌
7. 徘徊
8. あかし
9. 終繕
10. 昨日の恋人


秋田出身の3人組激情ロックバンド、鴉の3作目。2013年発表。

悲哀と哀愁にまみれた感情的なロックサウンドが特徴だったのですが、この作品では前作までと雰囲気がガラッと変わった印象です。暗いことは暗いんだけど、このバンドの一番の持ち味だった悲哀とか哀愁の要素が薄れてしまい、なんだか物足りないような…。歌謡曲のようなクサメロが減ってしまったのが大きな要因かもしれません。
抑えきれない感情が爆発するかのような悲痛な歌声は健在なので、そのあたりだけは鴉っぽいです。

そんなな中で唯一輝いているのはPVにもなっている#4。イントロが無駄に長くてちょっと無駄な気がしますが、その後の展開はさすが鴉といった感じの感情大爆発系激情哀愁チューンです。哀しさと烈しさの同居するクサいサビがたまらない。
他の曲だと、#2とか#10は鴉らしさが残ってるかな。

ってなわけで、色々と凝り過ぎた結果、なんか失敗しちゃったような気がする作品です。もっとシンプルに感情を表現してくれた方がこのバンドらしくていいんだけどな。次回作がちょっと心配ですが、頑張って持ち直してほしいです。せっかく良いメロディセンスはあるんだから。

<オススメの曲>
4. 憧れ (→PV)

オススメ度…78点

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AMORPHIS 「TALES FROM THE THOUSAND LAKES」
AMORPHIS 「TALES FROM THE THOUSAND LAKES」

Amorphis Tales From The Thousand Lakes

<収録曲>
1. Thousand Lakes
2. Into Hiding
3. The Castaway
4. First Doom
5. Black Winter Day
6. Drowned Maid
7. In The Beginning
8. Forgotten Sunrise
9. To Father's Cabin
10. Magic And Mayhem
11. Folk Of The North
12. Moon And Sun
13. Moon And Sun Part Ⅱ:North's Son


フィンランド出身のメタルバンド、アモルフィスの2作目。1994年発表。
最近はもっとメランコリックな音楽性のメタルをやっておりますが、当時は土着性のあるメロディを前面に押し出したメロディックデスメタル系統の音楽をやっておりました。

重々しいサウンドでゆったりと叙情メロが紡ぎだされるスタイルで、そのメロディがとにかくクサい。ドロドロとした雰囲気を維持しつつ、こんなにもクサいメロディをねっとりと聴かせてくれるバンドはそうはいないと思います。メロディのクサさからか、BURRN!などではヴァイキングメタル特集に含まれていたりもしました。

イントロ的な#1から繋がる#2は、ズブズブと沈み込むような重いリフと、中近東風のエキゾチックなメロディの組み合わせが秀逸な曲。そんな組み合わせにもかかわらず、全体的な雰囲気はどこか物悲しく、深みのあるデスヴォイスもその悲しみをさらに増幅させています。サビのクリーンヴォイスとの対比も素敵。
#3はこれまた異国っぽいリフが印象的。リフだけ聴くと明るい感じもするのですが、全体的にはやはり重々しい雰囲気。
#5は物悲しさMAXの超名曲。イントロのKeyの時点で既に「おっ」となるのですが、そこにギターリフが絡み、溜め息のようなデスヴォイスが絡んでくると、さらに悲哀の度合いが増していきます。鬱々とした雰囲気の中に、仄かな希望の光が見えるようなドラマチックさも内包しているところがとても良い。
#7はドゥーミーなリフと、そこに絡む妖しい女性クリーンヴォイスが印象的な一曲。こんなにもゆったりなのに、自然と体を揺らしたくなるような不思議なグルーヴ感もあります。

一番最初に聴いたのがメタラー初心者の頃だったので、当時は「うん、まぁ良いね」くらいだったのですが、メタラーとしての経験値を積んでからこそこのアルバムの凄さがひしひしと伝わってくるようになりました。玄人好みなメロデスかもしれませんが、聴けば聴くほど味が出る素晴らしい作品だと思います。最近のアモルフィスとはまた違った趣を楽しむことが出来るので、最近のしか聴いたことがないような方もぜひ。

<オススメの曲>
5. Black Winter Day

オススメ度…91点

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AMORPHIS 「UNDER THE RED CLOUD」
AMORPHIS 「UNDER THE RED CLOUD」

Amorphis Under The Red Cloud

<収録曲>
1. Under The Red Cloud
2. The Four Wise Ones
3. Bad Blood
4. The Skull
5. Death Of A King
6. Sacrifice
7. Dark Path
8. Enemy At The Gates
9. Tree Of Ages
10. White Night
11. Come The Spring
12. The Wind


フィンランド出身のメランコリックメタルバンド、アモルフィスの12作目。2015年発表。

かつてはメロデスに分類されていましたが、フォーク/トラッド系の土着的な要素も強いし、ゴシカルな雰囲気もあるので、7作目「ECLIPSE」以降は個人的にメランコリックメタルで括ることにしています。
今作もそんなメランコリックメタルな路線を依然として引き継いでおり、圧倒的なクオリティが健在。しかも個人的に最も大好きな7作目~9作目の頃の音作りにとても近く、「同じ音楽性が続いてちょっと飽きてきたな…」という思いすら払拭する出来となっております。

まず冒頭の#1の美しいピアノのイントロで「これは!!」となること必至。いかにもアモルフィスらしい入りで、そのままドラマティックかつメランコリックにグイグイと突き進んでいきます。トミ・ヨーツセンの哀愁漂うクリーンヴォイスと、鬼気迫るデスヴォイスとの使い分けも最高です。
#3はヘヴィなリフと迫力のデスヴォイスでダークに突き進むところからクリーンヴォイスへとシフトしていく瞬間が、哀愁を通り越して悲哀の領域まで言っていてとても好き。
#5は中東風なギターメロディがやたら耳を惹くイントロから、魔的な笛が響きわたるエスニックな曲。笛はエルヴェイティChrigel Glanzmann、パーカッションはオーペスMartin Lopezがゲスト参加しているのだそうです。アモルフィスらしい哀愁を残しながら、異国情緒たっぷりの民族的かつ神秘的な世界観と融合させてくるあたりがさすがとしか言いようがありません。
#6はPVも作られている曲。いかにも最近のアモルフィスって感じの曲で、文句のつけようがないド直球な哀愁チューン。
#7はこれまたイントロのピアノが美しい。そして唐突な咆哮との組み合わせもたまらない一曲。荒々しさと繊細さの共存が素敵です。
#9は笛がひゅるりと乱舞するフォーキッシュな曲。笛フェチにはたまらん。
そしてこ#11まできてさらに圧倒的名曲の登場。これがまさかのボートラなのだからたまったもんじゃない。ドラマティックな展開と、美しいメロディ、そして哀愁MAXのクリーンヴォイスに涙を禁じ得ないです。ギターの音もピアノの音も、そして歌声までものすべてが、聴く者の心を掴んで離さない一曲。日本盤か海外デラックス盤に収録されているので、絶対にそのどちらかを買いましょう。

ってなわけで、最近のマンネリ感を一気に打開する起死回生の一作だと思います。音楽性をそのままにしつつ、起死回生の一策をこのタイミングで出せるのって本当に凄いと思う。

<オススメの曲>
1. Under The Red Cloud
5. Death Of A King
11. Come The Spring

オススメ度…92点

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清竜人25 「PROPOSE」
清竜人25 「PROPOSE」

清竜人25 Propose

<収録曲>
1. Will♡You♡Marry♡Me?
2. Mr.PLAY BOY...♡
3. A・B・Cじゃグッと来ない!!
4. Call♡Me♡Baby
5. ハードボイルドに愛してやるぜ♡
6. プリ~ズ…マイ…ダ~リン♡
7. ラブ♡ボクシング
8. どうしようもないよ...
9. 天上天下唯我独尊
10. 逢いたいYO~♪
11. The♡Birthday♡Surprise
12. やっぱりWifeがNo.1♪
13. 誓いのワルツ


奇才、清竜人の率いるアイドルユニット、清竜人25の1作目。2015年発表。

アイドルなのに何故か一夫多妻制を掲げており、センターの清竜人を夫人たちが取り囲むという謎の構成で、アイドルとしての既成概念を完全にぶっ壊しております。

女の子メンバーは第1夫人から第7夫人までおり、夫人ということで全員名前は清姓。
ちなみに既に第5夫人はご懐妊で産休という名目で活動休止です。
これはアイドルとして許されるのか…?

清竜人は元々色んなアイドルとか声優に曲を提供してるし、最近の楽曲だとかなりアイドルに歌わせるにもぴったりな感じなので、基本的に違和感はなにもありません。そもそも清竜人自体もメインで思いっきり歌っており、完全に最近のソロアルバムの方向性の延長といった感じ。

アルバム自体は半分くらいが既にシングルでの既発曲ばかりなので、あまり新鮮味はありませんが、個人的にはカラフルでごちゃごちゃと展開していく#3が一番好き。ごちゃごちゃしている割にサビはめっちゃ明るくてキャッチーだし、何より頭に残ります。他には#1とか#2#7#5あたりが好きかな。

女の子たちはおまけ程度で、清竜人が完全に好き放題やるためだけに結成された感が半端無いですが、リスナーサイドもアイドルが好きというよりは清竜人が好きって人が多そうだし、それで需要と供給がバランス取れているんだと思います。"痛いよ"とか歌っていたころの彼が、気が付けばたくさんの夫人を抱え込んでいるというあたりが何ともシュールですが、これからもゆるーく応援していきたいと思います。

<オススメの曲>
3. A・B・Cじゃグッと来ない!! (→PV)

オススメ度…85点

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MOKOMA 「Elävien Kirjoihin」
MOKOMA 「Elävien Kirjoihin」

Mokoma Elävien Kirjoihin

<収録曲>
1. Elävien kirjoihin
2. Sinne missä aamu sarastaa
3. Valtakunnassa kaikki hyvin
4. Lunnaat
5. Uhkakuva 6
6. Vastakkaiset voimat
7. Irti
8. Mutta minulta puuttuisi rakkaus
9. Hujan hajan
10. Pohja on nähty
11. Nimensä unohtaneen rukous


フィンランド出身のメタルバンド、モコマの10作目。2015年発表。

ジャンル的にはスラッシュメタルで括られることが多いようですが、全然スラッシュしていない曲も多かったり、デスっぽいところもあったりして、なんとも一筋縄ではいかないサウンドを特徴としたバンドです。時折、フィンランドらしいメランコリックっぽさが激しさの中にチラチラ顔を出すのも面白いとこ。
何よりもの特徴は歌詞が全部フィンランド語なところで、荒々しいサウンドのわりに、フィンランドの可愛らしい発音のせいでちょっとかわいい感じになっています。

以上の特徴を統合して、個人的にはフィンランド版のDIE APOKALYPTISCHEN REITERみたいなバンドだと思ってるんだけど、どうなんだろ。もちろんあんなに雄々しくは無いんだけど、複数ジャンルがごった煮になってるところとかさ。

とりあえず個人的に一番好きなのはPVにもなってる#2で、ヒロイックでザクザクとしたリフと、ちょっと間の抜けた感じのフィンランド語歌唱が良い具合にマッチしています。ザクザクしてるわりにメロディもちゃんとあるし、サビっぽい部分でちょっと明るくなるのも良い。
他の曲もわりと好きだけど、やっぱりザクザクと刻む系のスラッシーな#3とか#7みたいな曲が好みかな。

2013年のラウドパークにも来てるし、知名度はそんな低くもないのかなぁとは思います。
異国語の不思議な響きが好きな人はぜひ。

<オススメの曲>
2. Sinne missä aamu sarastaa (→PV)

オススメ度…81点

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OOMPH! 「XXV」
OOMPH! 「XXV」

OOMPH! XXV

<収録曲>
1. Dein Retter
2. Alles Aus Liebe
3. Jetzt Oder Nie
4. Als Wärs Das Letzte Mal
5. Mary Bell
6. Jede Reise Hat Ein Ende
7. Unter Diesem Mond
8. All Deine Wunden
9. Fleisch Und Fell
10. Tick Tack
11. Nicht Von Dieser Welt
12. Spieler
13. Zielscheibe
14. Leis Ganz Leis


ドイツ出身のインダストリアルメタルバンド、ウームフ!の12作目。2015年発表。

独産でインダストリアル系といえば、真っ先にラムシュタインのような音を頭に思い浮かべざるをえないのですが、このバンドもそのイメージに違うことなく、思いっきりラムシュタイン系統の音楽をやっております。強いて違いを挙げるとしたら、こっちの方が微妙にキャッチー度が高いってくらいかな。
今までもラムシュタインっぽかったけど、今作はさらにラムシュタインっぽい。

最近のラムシュタインは、ゴシックっぽい雰囲気が強くなったり、色々と初期の思いっきりインダストリアル色の強い時期とは音が変わっていますが、ウームフ!のコイン作は初期のラムシュタイン的な音を出しており、アルバムとしては「MUTTER」あたりの雰囲気。

とりあえず冒頭の#1の時点で「あれ、ラムシュタインの曲だっけ?」ってくらい雰囲気が似ており、その手のサウンドが大好きな自分としてはとても嬉しい。
続く#2はさらにラムシュタインさの高い曲で、リフはラムシュタインの"Sonne"っぽいし、心なしかボーカルの声も似ているような感じ。シリアスさとキャッチーさがうまいこと同居している曲です。
他の曲も、ラムシュタインっぽさを前面に押し出しつつ、でもやっぱり違うバンドなんだよって言う部分もちゃんといありつつで、なかなか良い。

ってなわけで、どんだけラムシュタインって連呼すんだよって感じになってしまいましたが、実際にそんな感じなんだから仕方がないよね。ほんとはこっちのバンドの方が先輩なんだけどね。

<オススメの曲>
2. Alles Aus Liebe(→PV)

オススメ度…82点

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ジェームズ・ロリンズの『ナチの亡霊』を読了
ジェームズ・ロリンズの『ナチの亡霊』の上下巻を読み終わりました。

ナチの亡霊 上 ナチの亡霊 下

『マギの聖骨』に続くシグマフォースシリーズ第2弾です。
[ジェームズ・ロリンズの『ナチの亡霊』を読了]の続きを読む

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

KRALLICE 「YGG HUUR」
KRALLICE 「YGG HUUR」

Krallice Ygg huur

<収録曲>
1. Idols
2. Wastes of Ocean
3. Over Spirit
4. Tyranny of Thought
5. Bitter Meditation
6. Engram


米国出身のブラックメタルバンド、クラリスの5作目。2015年発表。

今まではしつこいくらいのトレモロリフで執拗に押して押して押しまくるタイプのブラックメタルをやっていましたが、今作では雰囲気がちょっとかわり、カオティックハードコア寄りのサウンドに変化しています。
トレモロリフ自体は確かに多用されているのですが、音の質がかなり変わったので、それに伴って印象もだいぶ違ってるのかな。

さらにリフ自体も今までよりも多彩に変化して展開していくようになっており、随分と複雑さが増したという印象。ひたすらトレモロリフを刻みまくるだけではなく、複雑に緩急をつけてみたり、リフの雰囲気を変えてみたりと、ちょっとプログレッシブな分野にも片足を突っ込んでいる感じがします。
ブラッケンド・プログレッシブ・ハードコアってなんか新しいな。

その一方で、曲自体は彼らにしてはかなり短くまとめられており、#2#5の4曲は全て6分42秒で統一。アルバム全体でも35分ちょい。いままで10分超えの曲が作品の大半を占めていた彼らとは思えないほどのコンパクトさになっております。

ってなわけで雰囲気が結構違っており、今までの作品が好きだった人はちょっと戸惑うかもしれません。
決して悪くは無いんだけど、個人的には今までのシャリシャリとしたトレモロの嵐の方が好きだったし、メロディ重視なとことかも過去作の方が好きだったかも。

でも過去作の方が好きってだけで、これはこれで全然アリなところが逆にちょっと複雑な気持ちです。
たまにはこういう変化がないとマンネリになっちゃうし、これはこれで良いのかな。

<オススメの曲>
2. Wastes of Ocean

オススメ度…81点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

CHILDREN OF BODOM 「I WORSHIP CHAOS」
CHILDREN OF BODOM 「I WORSHIP CHAOS」

Children Of Bodom I Worship Chaos

<収録曲>
1. I Hurt
2. My Bodom (I Am The Only One)
3. Morrigan
4. Horns
5. Prayer For THE Afflicted
6. I Worship Chaos
7. Hold Your Tongue
8. suicide bomber
9. ALL FOR NOTHING
10. Widdershins
11. Mistress Of Taboo
12. Danger Zone
13. Black Winter Day
14. Cruel Summer


フィンランド出身のメロディックデスメタルバンド、チルドレン・オブ・ボドムの9作目。2015年発表。
いまやメロデス界の代表的存在として君臨するバンドの一つです。

自分はチルボドが全盛期だった頃にメタラーになったので、それ以来ずーっとリアルタイムで聴き続けており、間違いなく個人的に最も思い入れの強いバンドの1つ。とりあえず今作のジャケはなんとなく初期の4作くらいを踏襲した雰囲気なので、密かに期待しておりました。
いかにも中学生あたりが好きそうな、わかりやすい死神ジャケでとても良い。

で、聴いてみた感想はと言いますと、「うーん、普通…かな…?」といった感じ。
全体的にテンポが控えめで、勢いに欠けるなぁというのが率直な印象です。

よくよく聞くと、メロディの質的には4作目の「HATE CREW DETHROLL」あたりに通じる雰囲気があって、決して悪くは無いのですが、いかんせんミドルテンポの曲が多い。これが大人になるということなのか…!

とはいえ、あくまでチルボドの素晴らしい作品群の中だとパッとしないだけで、一般的に見たら普通に称賛されてしかるべきなクオリティには達していると思います。メロデス界の荒波で第一線をはりつづけていただけあって、そこらへんの凡百のバンドとはやはり違うなと。

冒頭の#1が個人的にはわりとお気に入りで、Keyとギターリフがメロディアスさとグルーヴ感を兼ね備えていてなかなか良い。今までのチルボドっぽさもありつつ、ちょっと雰囲気変わったなと思わせるような雰囲気も持ちつつってところが新鮮。
#2とか#3はミドルテンポな曲ですが、メロディの端々にワイルドな哀愁が漂っているあたりが4作目あたりの雰囲気に似てるなぁと思わせてくれます。
とりあえず突出してすきなのはこの冒頭3曲かな。

ちなみに#11以降はボーナストラックで全てカバー曲。それぞれ、#11PLASMATICS#12KENNY LOGGINS#13AMORPHIS#14BANANARAMAのカバーとなっております。
ここらへんも、カバーセンスに定評のあるチルボドにしては、チョイスもアレンジも微妙かなぁ…。

個人的にはもっともっと全体的に勢いがあったら良かったなと思ってしまうような作品でしたが、なんだかんだ繰り返し聞いてしまうようなクオリティはあるので、みんな来たるべきラウドパークに向けて聴きこんでおけばいいんだと思います。

<オススメの曲>
1. I Hurt (→LV)

オススメ度…80点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

INGRAIN 「AEMBERS」
INGRAIN 「AEMBERS」

Ingrain Aembers

<収録曲>
1. Bramm
2. Fragmented Mind
3. Firmament
4. To See
5. Outro


イスラエル出身のポストブラック/シューゲイザーメタルバンド、イングレインのEP。2015年発表。

今のとこ、今年発表のCDの中でベストジャケです。美麗すぎる…!

そんな美麗なジャケのようなふわっとしたシューゲイザーサウンドと、いかにもブラックメタルなジリジリとした陰鬱なリフが絡み合いながら展開するのがこのバンドの音楽性になっており、最近よくあるタイプのポストブラックと言ってしまえばそれまでなのですが、クオリティとしてはなかなか高いところでまとまっているのではないかなと思います。

アコースティックで輪郭のぼやけた綺麗なサウンドと、ギリギリとした尖った黒いサウンドが良い具合にかみ合っていて、自然な流れで混ざり合っているのがとても良い。

冒頭の#1は静かでちょっとゾクッとするような美しいアコースティックサウンドがしばらく続き、そっからさらに明るくなってふわっとしてきたかと思いきや、いきなりドス黒いリフと邪悪なVoへと変貌していく急展開。邪悪なパートに移っても、ジリジリとしたトレモロリフの中にメロウさが内包されているのが良い感じです。
続く#2は最初っから轟音のとどろく暗黒モード。そんなダークな世界観の中で儚くアコギの響くイントロが妙に印象的です。その後のガッツリとしたグルーヴィーなリフも良い。
#3はゆったりとしたスローなリフが心地よい曲。重いリフなのに重さを感じさせない不思議さがあります。
#4はジリジリとしたリフが妙な明るさを持った曲。ふわっとしたクリーンヴォイスの歌唱もどことなく温かみを感じさせてくれます。中盤でアコースティックな雰囲気に変わったかと思いきや、最後でまたブラックメタル寄りになり、結局また最初の雰囲気に戻るという展開も素敵。
最後の#5は3分ほどある儚いアウトロです。

てなわけで、ジャケのセンスが良いバンドは音のセンスもやはり良い、という僕の持論を裏付けてくれるようなバンドでした。これが1stEPなので、今後にも期待が高まります。
気になったらBandcampでチェックしてみましょう。

<オススメの曲>
4. To See

オススメ度…83点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

小川一水の『風の邦、星の渚 - レーズスフェント興亡記』を読了
自分の中で最も好きな作家の一人、小川一水の『風の邦、星の渚 - レーズスフェント興亡記』の上下巻を読了しました。

風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記 上 風の邦、星の渚 レーズスフェント興亡記 下

ジャンルとしては歴史ファンタジーSF小説といった感じです。
[小川一水の『風の邦、星の渚 - レーズスフェント興亡記』を読了]の続きを読む

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

JORMUNGAND 「SCREAMING TRANCE」
JORMUNGAND 「SCREAMING TRANCE」

Jormungand Screaming Trance

<収録曲>
1. Road leading
2. Screaming Trance
3. I Just Feeling
4. 665
5. Blast On Myself
6. Liberty
7. 革命エクソリア


同人メタル界に名を馳せる龍5150の率いるヨルムンガンドの2作目。2015年発表。

龍5150<G>みーや<Vo>坂下昌宏<B>ふぉれすとりばー<Dr>という編成なのだそうで、
いかにも同人メタルって感じがします。

同人メタルでも東方カバー系は全く聞かないのでそっち方面の活躍は知らないのですが、四季楽典シリーズなどのオリジナル作品はちょいちょい聞いており、そっちの方はいかにもなメロスピでわりと好きです。

今作も前作に引き続き、本家5150と同じ系統のクサメロスピをやっておりますが、前作よりも音作りが正統派メタル寄りになり、その一方でメロディラインはさらにアニソンチックな感じに寄ってきているという印象。
Voの声がいかにもアニソンってのもあって、アニソン度がかなり高めかな。

ヒロイックなメロディと、駆け抜ける疾走感、そしてキラキラとしたシンセの装飾と、クサメタラーが歓喜しそうな要素がすべて詰まっており、しかもかなりクオリティが高いです。

特に#2とか#5あたりが特に好きかな。
あとはメタル度が低くて思いっきりアニソンっぽい#4のサビのクサさも絶妙。

てなわけで、クサメロスピ好きにももちろんオススメなのですが、なんだかFripSideあたりのアニソンアーティストが好きな人によりオススメしたくなるような作品でした。

<オススメの曲>
2. Screaming Trance
4. 665
5. Blast On Myself

オススメ度…83点

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テーマ:HR/HM - ジャンル:音楽

STRATOVARIUS 「ETERNAL」
STRATOVARIUS 「ETERNAL」

Stratovarius Eternal

<収録曲>
1. The Eternal Dream
2. Shine In The Dark
3. Rise Above
4. Lost Without A Trace
5. Feeding The Fire
6. In My Line Of Work
7. Man In The Mirror
8. Few Are Those
9. Fire In Your Eyes
10. The Lost Saga


フィンランド出身のメロディックパワーメタルバンド、ストラトヴァリウスの15作目。2015年発表。

とりあえず15作目という事実にビビります。めっちゃ大ベテランやん。

初期からずっとバンドの主導権を握っていたティモ・トルキがバンドを抜けた時には「正直このバンドも終わったな」と思っていましたが、上手いことゴタゴタを再びまとめ上げて今の地位へと返り咲き、いつの間にか現在の編成に落ち着いてからも6年が経っているという事実に時の早さを感じさせられます。

ティモ・トル期の終盤は何とも言えない微妙な感じの作品が多かったのに対し、ティモ・トルキの脱退後あたりから気分を一新したのかわりと良い感じの作品を出し続けていた彼らですが、今作もその流れに乗ってなかなかの良作という印象。

しかも最近の作品に比べるとキラキラ度が格段に増しており、昔のネオクラ風味な音が戻ってきたのも喜ばしい点の1つです。
冒頭の#1なんかはそのキラキラな感じが顕著に表れており、「なんか久々にこういう曲を聞かせてもらえると嬉しくなっちゃうな」なんて思わせてくれるような曲になっています。
#2ティモ・コティペルトのちょっぴり哀愁漂う細いハイトーンをたっぷり楽しめるような曲で、こちらも個人的にはわりと好きだったり。
#3は冒頭から思いっきりネオクラシカルなフレーズが飛び出す曲で、これまたここまでの2曲に引けを取らない曲となっております。

残りの曲も疾走感のある曲が多くてとても嬉しいですし、最後には11分超の久々の大曲も控えており、とても聴きごたえのある作品。ベテランがこうやって頑張ってるのを聞くと、やっぱり応援したくなっちゃうな。

<オススメの曲>
1. The Eternal Dream

オススメ度…82点

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アンディ・ウィアーの『火星の人』の感想
明日から米国では映画が公開されるので、アンディ・ウィアーの『火星の人』の感想でも書こうと思います。
読み終わったの、ちょうど1年前くらいだけど。

とりあえず、去年読んだ本の中で個人的に一番面白いと思った一冊です。

The Martian

原題は『The Martian』で、映画だと何故かタイトルが『オデッセイ』に変わっております。
[アンディ・ウィアーの『火星の人』の感想]の続きを読む

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