「ROSE FUNERAL OF TRAGEDY」

大阪出身のメロディックスピードメタルバンド、ミンストレリックスの4曲入りEP。2011年発表。個人的に全く受け付けることの出来なかった女性VoのLolaが脱退し、初代VoであるLeo Figaroが帰ってからの復帰第一弾となる作品です。Leo Figaroの歌声は若干細いものの、この手のB級メロスピバンドにはぴったりのハイトーンヴォイスで、今作でもその実力を遺憾無く発揮。メロディの方も相変わらずの超絶クサメロで溢れかえっており、日本人の琴線に触れまくる超高品質なクサメロスピとなりました。元々メロディのクサさは素晴らしいバンドだったしVoが嫌いなだけだったので、Voさえ変わればそりゃあもう諸手を振って迎え入れるだけだよねっていう。こうなると4曲という短さが逆に残念になってくるわけで、早くフルアルバムを出してほしいものです。
<収録曲>
1. ...In Funeral
2. Erzsebet
3. Bloody Rose
4. Ref:Rain
<オススメの曲>
2. Erzsebet
3. Bloody Rose
4. Ref:Rain
ってことで、イントロの#1に続く#2のクサメロ疾走にいきなり悶絶。7分というちょっと長めの曲ですが、溢れんばかりのクサメロの洪水によりあっという間に過ぎ去ってしまいます。Leo Figaroの歌声も相変わらずの安心感ですが、普段他のバンドで英詞を歌っている印象が強いので、日本語詞はちょっと新鮮かも。
♯3は比較的アグレッシヴな音作りの曲。いきなり出だしがデスヴォイスなので少々驚きますが、サビでは高らかなハイトーンが響きます。
#4はこれまた典型的なメロスピ。一度スピードを落としてどっしりと構えますが、そこからドラマティックにクサメロ疾走へと繋げていってくれます。途中のギターメロがちょっとパッヘルベルのカノンっぽいかも。
オススメ度…81点
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