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GRIS 「Il Était une Forêt...」
GRIS 「Il Était une Forêt...」

Gris Il Était une Forêt...

カナダ出身のデプレッシヴブラックメタルバンド、グリスの1作目。2007年発表。これ以前はNiflheimという名前で活動していたのだそうです。深い悲しみに包まれた神秘的なサウンドが特徴で、ブラックメタルらしいノイジーなリフと、素朴で哀しげなアコースティックサウンドとの絡み合いがとても素敵。時折挟み込まれるピアノやストリングスが物悲しさをさらに増幅させ、心に深く突き刺さるような悲壮感を植え付けてくれます。狂って泣いているようなVoもとても強烈で、サウンドと合わさってとにかく"悲痛"という印象です。全6曲の全てが10分前後ということで比較的長い作品なのですが、サウンドの詰まり具合と曲構成の巧みさに一切のスキが無く、迫りくる悲哀の洪水に最後までどっぷりと浸かってしまうこと間違いなしの名盤。

<収録曲>
1. Il Était une Forêt...
2. Le Gala des Gens Heureux
3. Cicatrice
4. Veux-Tu Danser?
5. Profonde Misanthropie
6. La Dryade


<オススメの曲>
1. Il Était une Forêt...
3. Cicatrice
4. Veux-Tu Danser?
6. La Dryade

冒頭の#1は神秘的なイントロで始まったかと思ったら、ノイジーなリフと悲痛な叫びが唐突に爆発してくる曲。ただ、そのノイジーなリフも悲壮感が溢れており、これでもかとばかりに暗く哀しい旋律をジリジリと響かせてくれます。ゆったりとしたテンポでずぶずぶと沈み込んでいき、バックの神秘的かつ幻想的なシンセでふんわりと包み込んで行ってくれる素晴らしい曲。
♯3は大人しいアコースティックな音色で不気味な旋律を紡ぎ出してくれる曲。その圧倒的な神秘性には覗いてはいけないものを見てしまった時のようなぞわぞわした感覚が宿ります。Voの呟き気味に歌い始めてそっから徐々に狂って絶叫へと移行していく感じがとても良い。それに伴ってサウンドの方もどんどんと狂気性を増していき、悲哀に満ちたリフが混沌と渦巻いていきます。
時計の音と赤ちゃんの泣き声というこの上なく不気味な雰囲気で幕を開ける#4は、基本的にその不気味さを残しつつアコースティック主体で進行していく曲。Voはむせたり唸ったり、はたまた泣いているような悲痛な叫びをあげたりとやりたい放題。バックの演奏が静かな分、そのVoの多彩な表現力をたっぷりと楽しむことが出来ます。基本的には静かな曲なのですが、途中で一度荒々しく盛り上がるパートもあり、その騒々しさの中ですらどこか哀しげなのがとても良い。不気味さと神々しさが複雑に絡み合い、狂気へと昇華されていく素晴らしい曲。
最後を飾る#6はピアノと弦楽器主体のインスト。到底メタルとは言えないような曲ですが、とにかく旋律が哀しく、凍りつくほどに美しい曲となっています。

オススメ度…92点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

コメント
この記事へのコメント
夢。
父なる大宇宙の夢。
肉体は消滅する。
無意識は夢。
一体化する。
父なる大宇宙の夢。
私達は父なる大宇宙の夢。
2012/09/02(日) 06:54:53 | URL | APOPTOSIS #-[ 編集]
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