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NE OBLIVISCARIS 「PORTAL OF I」
NE OBLIVISCARIS 「PORTAL OF I」

Ne Obliviscaris Portal Of I

<収録曲>
1. Tapestry Of The Starless Abstract
2. Xenoflux
3. Of The Leper Butterflies
4. Forget Not
5. And Plague Flowers The Kaleidoscope
6. As Icicles Fall
7. Of Petrichor Weaves Black Noise


オーストラリア出身のプログレッシヴブラックメタルバンド、NE OBLIVISCARISの1作目。2012年発表。

メンバーにヴァイオリン奏者が含まれており、そのヴァイオリンをふんだんに、そして効果的に利用した煽情性の高い幻想的なサウンドが特徴です。時に荒々しく、時に凶暴に、そして時に美しくという先を読ませない展開が素晴らしく、静と動や緩と急という対比を上手いこと利用した構築力が実に見事です。
演奏陣の技巧もかなりのもので、複雑な変拍子やぬるぬると蠢くベースラインなど、リズム隊も強烈。
Voは喚きタイプでなかなかに邪悪なのですが、美メロとの組み合わせでその邪悪さが上手く浄化されており、なんだか聴きやすいという印象すら受けてしまうかも。

冒頭の#1からもう美と醜の入り乱れる12分の大曲。そのくせ難解という印象はあまりなく、一つ一つのパートをじっくりと聴くことが出来るようになっています。ぎゃあぎゃあ喚いて邪悪なオーラを出したかと思いきや、それをそのまま上手く受け継いでいつの間にか美メロへと繋いでいくという流れが凄い。静灼パートの幻想性はピカイチで、後半にかけて盛り上がっていく展開も素晴らしいですね。
10分弱とこれまた長尺な#2は、荒々しいイントロからカオスに疾走しまくっていく曲。そのまま怒涛の勢いで突き進んでいくのかと思いきや、中盤で一気にクールダウンして静寂パートへと繋がり、良い感じの対比となっています。終盤で再び息を吹き返しメロディアスに突き進んでいくパートは、美しさと力強さを兼ね揃えていてとてもGood。
#3は静かなサウンドの中でめぐるましく動き回るベースラインが印象的なプログレチューン。中盤ではブラックメタルらしさもしっかりとアピールしてきます。6分弱ということで、他の曲に比べれれば比較的コンパクトにまとまった曲。
#4はまたもや12分の大曲。ってかそもそも#3以外は全て大曲なのですが…。ヴァイオリンを中心としたイントロが半分を締めますが、とても美しいので特に文句はありません。後半は咆哮とクリーンヴォイスの絡みが素敵。
#5はヴァイオリンがアダルティな雰囲気を醸し出す曲。そこにのっかる暴虐なサウンドも相変わらず。
#6はイントロの時点で既にドラマティックな香りがプンプンするのですが、そこにクリーンヴォイスがのっかっていき、徐々に盛り上がっていく扇情的な曲です。中盤の乱舞しまくるヴァイオリンと弾きまくりなギターとの絡みが至高。
#7も緩急と動静を上手く利用した曲。演奏がピタッと止まって優雅なヴァイオリンが登場する瞬間とか鳥肌モノです。

ってことで、かなり長尺な曲ばかりが並ぶ作品ですが、非常に完成度が高く、飽きる間もなくぐいぐいと惹きこまれていきます。これで1stだってんだから末恐ろしい。

<オススメの曲>
1. Tapestry Of The Starless Abstract
2. Xenoflux
7. Of Petrichor Weaves Black Noise

オススメ度…90点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

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