






元々、北方謙三の歴史小説はめっちゃ好きだったので、ずっと読みたいと思っていたのですが、7巻というそれなりのボリュームがあったのでずっと後回しにしていました。
後回しにしていたのを後悔するくらいの面白さで、あっという間に読了。
漢の第7代皇帝である劉徹が在位中のお話で、史記を書いた司馬遷は当然のこと、衛青、霍去病、李陵、蘇武など聞いたことのある名将達が次々と出てきてとても読み応えがありました。
北方謙三の描く登場人物は、基本的に「男とはかくあるべし」って感じの潔くて渋い人間性で描かれているので、読んでいるとめっちゃ感情移入しやすくて良いです。
漢にとっては敵である匈奴の武将たちも、確固たる信念のもとに生きていてとてもカッコいい。
まさに男と男の信念の勝負という感じで清々しい気分になれます。
やっぱ北方謙三の歴史小説は大好きだわ。
早く「水滸伝」「楊令伝」の続きである「岳飛伝」も文庫化されて欲しいものです。
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