
<収録曲>
1. In Time
2. Restless Heart
3. Tears In The Rain
4. So High
5. Turn The Tide
6. Touch The Rainbow
7. Threshold Of A Dream
8. Playing God
9. Highway
10. Sanctuary
英国出身、かつてのNWOBHMの立役者のひとつ、プレイング・マンティスの8作目。2009年発表。
6年の休止期間を経て世に放たれる再始動作品です。
ちなみにこの再始動にあたり、バンドの中心であったトロイ兄弟以外のメンバーは全て一新。新しいシンガーのマイク・フリーランドはこのバンドの音楽性にぴったりの切なくて細いハイトーンを持っており、哀愁っぷりの増幅に一役買っております。めっちゃ上手いわけでもないし、特徴あるわけでもないけど、妙にこのバンドにマッチしているという印象。
さて中身の方はと言いますと、哀メロ派が狂喜しそうな叙情メロの嵐で、いかにも彼ららしい素晴らしいサウンド。ツインギターも冴えわたり、これぞプレイング・マンティスな音色がたっぷりです。
#1はしっとりとした叙情メロがたまらない曲。適度な疾走感でウェットに駆け抜け、哀しみの余韻を残していく感じがとても良いです。
#4は叙情メロが涙を誘うと共に、新任Voの持ち味が存分に発揮されている曲。哀愁たっぷりのか細い歌声で「ソー・ハァーーーイ↑」と伸びやかに歌いあげられるのが妙にクセになります。
#5は個人的にめちゃくちゃツボだったバラードチューン。なにこれ、哀しすぎるんですけど!! アコースティックなギターの音色と、泣きのツインギター、そして切ないメロディが心にぐっときます。今にも消え入りそうなVoの声も切なくてたまらない。
アルバムの最後を締める#10もツインギターが泣きまくる超名曲。メロい、メロすぎる!ギターソロも思う存分に泣かせまくっており、これぞ彼らの真骨頂ともいえる曲だと思います。
一曲一曲はちょっと小粒に聴こえてしまう部分はあるのかもしれませんが、どこをどう切り取っても紛うことなきプレイング・マンティス節が炸裂している名盤だと思います。泣きメロ、叙情メロが好きな人はぜひ抑えておくべきかと。
<オススメの曲>
4. So High
5. Turn The Tide (→PV)
10. Sanctuary
オススメ度…88点
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