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神林長平の『戦闘妖精・雪風〈改〉』の感想
神林長平の『戦闘妖精・雪風〈改〉』を読了しました。

戦闘妖精・雪風 改

友達に面白いと薦められ、結構前に買ってはいたのですが、ずっと本棚に入れたままになってた1冊です。

1984年に発表された『戦闘妖精・雪風』の改訂版だそうですが、多少の訂正を加えた程度で、その他大きく変わっている部分は無いとのこと。

1984年ってことは、自分がまだ生まれる前のSF作品なのですが、そんな古さは微塵も感じさせないような作品でした。確かに文体とかはちょっと古いなと感じる部分もありましたが、それを補って余りある面白さ。

初めは文調とか世界観に慣れるまで時間を要しましたが、慣れるとぐいぐいと惹き込まれてしまいました。

主人公は戦闘機パイロットの深井零とその愛機である"雪風"。

南極に出現した外世界との通路はフェアリィという異星に繋がっており、主人公達はそこで正体不明の異星体"ジャム"との戦争をする実践組織FAFに所属しています。

深井零の所属するチームは「絶対に帰還すること」だけを至上命令として受けており、味方が目の前で殺されようと、ただひたすらその情報を偵察し続け、その情報を持ち帰るという冷徹な任務を帯びており、それをこなす主人公たちは人間性を限りなく捨てた者たちばかり。

そんな零が、「人はいったいなんのためにこの戦争をしているのか?」「ジャムとはなんなのか?」「人間と機械との違いとは…?」と、悩み苦しみながら、愛機"雪風"のみを友として戦い続ける、哲学的な宇宙戦争SFとなっています。

人間の創り出した人工知能 VS 機械生命体の創り出した有機アンドロイド

という構図には、なかなか考えさせられるものがありますが、それでいて小難しいことを考えずにどんどん読み進められるのがこの作品の凄いところだと思います。

盛り上がってきたところで、スッと終わってしまうので、続きがとてもとても楽しみ。
引き続き『グッドラック-戦闘妖精・雪風』に進みたいと思います。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

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