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ほぼ休眠中ですが、かつてはCDレビュー的なものをしていました。
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KISS 「MONSTER」
KISS 「MONSTER」

Kiss Monster

<収録曲>
1. Hell Or Hallelujah
2. Wall Of Sound
3. Freak
4. Back To The Stone Age
5. Shout Mercy
6. Long Way Down
7. Eat Your Heart Out
8. The Devil Is Me
9. Outta This World
10. All For The Love Of Rock & Roll
11. Take Me Down Below
12. Last Chance


地獄の軍団ことキッスの20作目。2012年発表。

前作はまさかの日本盤未発売だったのですが、今作はちゃんと日本盤が出たようで、「モンスター~地獄の獣神」という相変わらずの邦題が付いております。まぁ輸入盤買ったけど。

まずは20作目という大台にびっくりですが、結成40周年という恐るべき長さにもびっくり。そして実際にアルバムを訊いてみると、決して衰えていないその勢いにもびっくりという、キッスの持つ驚異的なパワーをひしひしと感じる作品になっています。

原点に返ったようなシンプルで忠実なハードロックをやっており、彼らならではの親しみやすさもバッチリ。これだけキャリアがあり過ぎると、初期の有名曲のハードルが高すぎてなかなかそれを超えていくのは難しいのですが、それを差し置いても十分楽しめるような曲が並んでいます。ハードロック界の生ける伝説の一つが、今もこうして元気に活動しているという事実だけでも凄いのに、しっかりとライブ映えしそうな曲を作り続けているというのが素晴らしいわホント。

<オススメの曲>
1. Hell Or Hallelujah

ほとばしる熱さで勢いよく駆け抜けていくドライブ感が素晴らしい#1が、今作の中ではやはり一番。サビをみんなで叫んだら楽しそう。

オススメ度…80点

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KRALLICE 「YEARS PAST MATTER」
KRALLICE 「YEARS PAST MATTER」

Krallice Years Past Matter

<収録曲>
1. IIIIIII
2. IIIIIIII
3. IIIIIIIII
4. IIIIIIIIII
5. IIIIIIIIIII
6. IIIIIIIIIIII


米国出身のブラックメタルバンド、クラリスの4作目。2012年発表。

…曲タイトルが雑だよ!

ということは置いておきまして、音楽性の方は今までと何も変わりの無いトレモロリフの嵐となっています。ジリジリチリチリとしたトレモロリフが薄っすらとしたメランコリックなメロディを奏で続け、どことなくポストロックやシューゲイザーあたりに通じる幻想的な質感を醸し出しているというのがこのバンドの特徴だったのですが、びっくりするほど何も変わらない。ただ、前作までよりは音の輪郭が少しだけくっきりしてきて、よりブラックメタルらしくなったような気もします。荒々しいわりにやっぱり凶暴さはあんまり感じられなくて、むしろエモーショナルな感じなのは変わらないんだけどさ。一曲一曲が非常に長いのも相変わらず。

まずは#1から8分超。ひたすらトレモロとブラストの嵐です。
続く#2はなんと11分。11分間ずっとトレモロ!
#3は12分間ずっとトレモロ!
#4も10分間トレモロ!
#5は小休止的な2分近くのノイズで、最後の#6は17分近くにまで及ぶトレモロ!

トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!トレモロ!

ってことで、トレモロがゲシュタルト崩壊してきたあなたは是非。
いや、実際凄くカッコいいんですよ。緩急を付けつつドラマティックに襲い掛かってくるトレモロが!トレモロ一辺倒ですが、決して同じフレーズの繰り返しってだけではないので悪しからず。芸術的混沌。

<オススメの曲>
6. IIIIIIIIIIII

オススメ度…87点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

KORPIKLAANI 「KARKELO」
KORPIKLAANI 「KARKELO」

Korpiklaani Karkelo

<収録曲>
1. Vodka
2. Erämaan Ärjyt
3. Isku Pitkästä Ilosta
4. Mettänpeiton Valtiaalle
5. Juodaan Viinaa
6. Uniaika
7. Kultanainen
8. Bring Us Pints Of Beer
9. Huppiaan Aarre
10. Könnin Kuokkamies
11. Vesaisen Sota
12. Sulasilmä
13. Kohmelo


フィンランド出身のフォークメタルバンド、コルピクラーニの6作目。2009年発表。

随分と音が骨太になったという印象ですが、基本は変わらず。むしろいつも以上のイケイケでノリノリなお祭り酔いどれフォークチューンに心が踊らずにはいられません。マンネリを恐れないこの姿こそ、真の森の妖精に相応しい姿!

基本的に勢い重視でグイグイと引っ張っていくような楽曲が多い中、中でも#1の完成度はかなりのもので、数あるコルピチューンの中でも指折りの一曲なのではないかと思います。楽しさとカッコ良さの良いとこ取り。ウォッカ!ウォッカ!

<オススメの曲>
1. Vodka
2. Erämaan Ärjyt
3. Isku Pitkästä Ilosta
5. Juodaan Viinaa

オススメ度…83点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

KORPIKLAANI 「MANALA」
KORPIKLAANI 「MANALA」

Korpiklaani Manala

<収録曲>
Disc 1
1. Kunnia
2. Tuonelan Tuvilla
3. Rauta
4. Ruuminmultaa
5. Petoelimen Kuola
6. Synkk
7. Ievan Polkka
8. Husky Sledge
9. Dolorous
10. Uni
11. Metslle
12. Sumussa Hmrn Aamun


Disc 2
1. Honor
2. At The Huts Of The Underworld
3. The Steel
4. Soil Of The Corpse
5. Predator's Saliva
6. Dark Side
7. Ieva's Polka
8. Husky-Sledge
9. Dolorous
10. Dream
11. Off To The Hunt


フィンランドの森の妖精こと、コルピクラーニの8作目。2012年発表。

いつも通りの愉快なフォークメタルをやっていますが、いつも通り過ぎてやはりマンネリです。って感じの、ここ数作と全く同じ感想を今回も献上。それでも俺はコルピが好きなんだ!という信念でずっと追いかけ続けております。むしろ音楽性が変わってたらなんか悲しくなる気がするし、むしろ一安心といった感じでしょうか。かの有名なヴァイオリン奏者であるヒッタヴァイネンが脱退してしまったことがどう影響するかという心配もあったのですが、何も影響がなかったようなのでそこも安心しました。

ただ、いつも通りの安定したクオリティではあるものの、今作は頭一つ抜きんでたキラーチューンが不在という印象もあり、どちらかと言えば地味な作品に分類されてしまうような気も。シリアスで大人しい曲もいつもより多いしなぁ。勢いのある#1とか、淡々とした雰囲気が独特のオーラを醸し出す#3、アコーディオンを前面に押し出して弾けるポルカチューン#7あたりはなかなか魅力的だけどね。

ちなみに輸入盤の限定盤についてくるディスク2は全ての曲の英語Verが収録されています。
もっと大胆に世界に進出しようとでもしてるのかな。コルピには土着的な要素を求めているので、母国語の方が普通に合ってると思うんだけどな。

<オススメの曲>
1. Kunnia
3. Rauta
7. Ieva's Polka

オススメ度…80点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

KREATOR 「PHANTOM ANTICHRIST」
KREATOR 「PHANTOM ANTICHRIST」

Kreator Phantom Antichrist

ドイツ出身のスラッシュメタルバンド、クリエイターの13作目。2012年発表。一時期かなりのメロディアス路線に舵を取り、ここ数作で再びアグレッシヴ路線へと戻していた彼らですが、今作では最近のアグレッシヴさの中に適度にメロディアスさを取り入れたような作品となっています。クサメロや叙情メロを適度に織り交ぜつつ突撃するスタイルなので、とても聴きやすくなったという印象。純粋な突撃型スラッシュを期待している人には多少の物足りなさはあるのかもしれませんが、メロデスばりのしっかりしたメロディがヒロイックな感じで仕上がっていて個人的には結構好きなスタイルかもしれません。Voラインも比較的しっかりしていて、みんなでシャウト出来そうなアンセミックな感じもあってなかなか悪くない。聴きやすくなったといってもブチ切れスタイルなテンションの高さはしっかりと維持できてるし、スラッシュメタル云々というよりもメタルという音楽自体が好きなら自然とわくわくしてしまうようなサウンドなのではないかと。

<収録曲>
1. Mars Mantra
2. Phantom Antichrist
3. Death To The World
4. From Flood Into Fire
5. Civilization Collapse
6. United In Hate
7. The Few, The Proud, The Broken
8. Your Heaven, My Hell
9. Victory Will Come
10. Until Our Paths Cross Again


<オススメの曲>
2. Phantom Antichrist
3. Death To The World
4. From Flood Into Fire
6. United In Hate
9. Victory Will Come

ドタバタしたイントロから一気に畳み掛けて突撃に転じる#2はもう文句なしのキラーチューン。細かいリフでガリガリと攻め立てるスタイルはもはやお手の物で、めぐるましい展開を見せつつも圧倒的攻撃力を誇っています。
その勢いを衰えさせることなく攻め続ける♯3は、芯のしっかりしたリフでぐいぐいと押していく曲。サビのシャウトがキレキレで心地良い。
#4はミドルテンポのメロディアスな曲。サビ周りのキャッチーさがとても印象的です。
#6は哀愁たっぷりなアコギの音色から一気に攻撃に転じてくる曲。リフが攻撃的ながらも叙情的なのがたまりません。ドタバタとしたドラムの音も良い。
ヒロイックな展開が最高に痺れる#9は後半のハイライト。キャッチーさを持ちつつも要所要所では鋭いリフでしっかりと切り込んでいき、サビでは凱旋を謳歌するかのようなアンセミックなコーラスが響き渡ります。ギターソロもこれでもかと言わんばかりのメロディアスさで魂が震えあがること間違いなし。

オススメ度…84点

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テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

KONTRUST 「SECOND HAND WONDERLAND」
KONTRUST 「SECOND HAND WONDERLAND」

Kontrust Second Hand Wonderland

オーストラリア出身のミクスチャーメタルバンド、コントラストの2作目。2012年発表。ヘヴィロック風のリフを中心にダンスミュージックっぽいノリやレゲェっぽい能天気なノリで愉快に展開したり、ヒップホップっぽい雰囲気を取り入れてみたり、異国情緒たっぷりの妖しい雰囲気を漂わせてみたり、パーティーロックばりの楽しいサウンドで軽快に展開してみたりと、とにかく自由なサウンドが特徴です。とにかく"愉快"、そして"爽快"というのが一番強調しておきたいポイント。ここまで言葉で説明しにくい音楽性のバンドも珍しいな。Voは男女のツインVoでどちらもかなり卓越した表現力をもっており、音楽性の幅をさらに広げてくれています。ヘヴィだしカオスなんだけど、聴き難さは全く無いというのがとにかく素晴らしく、難しいことを考えずに楽しく聴くことの出来る作品なのではないかと。

<収録曲>
1. Sock 'N' Doll
2. Falling
3. Monkey Boy
4. U Say What
5. The Butterfly Defect
6. Rasputin
7. Bad Betrayer
8. Adrenalin
9. Hocus Pocus
10. Raise Me Up
11. Hey DJ!
12. Police
13. On the Run (Acoustic Version)
14. Bad Betrayer (Fii Beatbox Remix)
15. Bomba (Hardcore Polka Version)


<オススメの曲>
1. Sock 'N' Doll(→PV)
3. Monkey Boy
7. Bad Betrayer
9. Hocus Pocus
11. Hey DJ!

とりあえず冒頭の#1からもう展開が自由過ぎる。のどかに始まったかと思いきや、めっちゃヘヴィなリフでグルーヴィーにゴリ押しし、さらには胡散臭い歌メロと超キャッチーなサビへと繋がっていくカオスソングです。展開が読めなさ過ぎるけど常に楽しいという稀有な曲。
♯3はやたらシリアスな雰囲気で幕を開けるのですが、サビになる瞬間から一気にキャッチーかつダンサブルになっていく展開がたまらない。表現力豊かな女性Voの力量がここぞとばかりに光っています。
#7はとにかく底抜けに愉快なパーティーチューン。しかもメロディの中に独特の怪しさと胡散臭さが多分に含まれているのが素晴らしいです。レゲェ風の謎のノリもたまらん。
#9はヘヴィなリフとメルヘンチックな装飾との絡みが素敵な曲。形に捕らわれないこのバンドの自由な雰囲気が滲み出している良曲。
#11はヘヴィなグルーヴ感とパンキッシュなノリとの組み合わせが良い感じ。押すとこは押して引くとこは引くという強弱の付け方も良い。

オススメ度…91点

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KISSIN' DYNAMITE 「MONEY, SEX & POWER」
KISSIN' DYNAMITE 「MONEY, SEX & POWER」

Kissin' Dynamite Money, Sex & Power

ドイツ出身のハードロックバンド、キッシン・ダイナマイトの3作目。2012年発表。正統派メタルに通じるような硬派な音作りで、メロディアスハードに通じるようなキャッチーなメロディを据え、バッドボーイズロックンロールやグラムロックに通じるような派手かつワイルドなハードロックをやっています。メンバーの若さがそのまんま音に表れたかのような非常にエネルギッシュなサウンドがとにかく魅力的。今作では前作よりもメタルっぽい鋭角さが消えたものの、メロディの親しみやすさはしっかり引き継がれており、至る所に耳を惹く素晴らしいメロディが散りばめられた作品となっています。

<収録曲>
1. Money, Sex & Power
2. I Will Be King
3. Operation Supernova
4. Sex Is War
5. Club 27
6. Dinosaurs Are Still Alive
7. She's A Killer
8. Sleaze Deluxe
9. Ego-Shooter
10. Six Feet Under


<オススメの曲>
1. Money, Sex & Power(→PV)
2. I Will Be King(→PV)
9. Ego-Shooter

メロディアスなリフを配しながらワイルドに駆け抜けていく#1が個人的に一番のキラーチューン。適度なドライブ感が心地よい、勢いとメロディの良さを兼ね揃えた曲になっています。
♯2はグルーヴ感たっぷりのリフでノリ良く展開する曲。サビの親しみやすさと、一緒にシャウトしたくなるようなコーラスが良い。
#9もこれまた大合唱必至の楽しいコーラスが秀逸。エネルギッシュに弾けるようなリフも素晴らしい。

オススメ度…82点

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KIVIMETSÄN DRUIDI 「SHADOWHEART」
KIVIMETSÄN DRUIDI 「SHADOWHEART」

Kivimetsan Druidi Shadowheart

フィンランド出身のシンフォニック系フォークメタルバンド、KIVIMETSÄN DRUIDIの1作目。2008年発表。TURISASのような勇壮なサウンドにシンフォニックな装飾を施し、ターヤ・トゥルネンに通じるような女性ソプラノVoがリードボーカルを務め、そこに荒々しいデスヴォイスが絡んでいくというのが基本のスタンスです。土着的なメロディで雄々しく攻め立てる様は、まさに女性版バトルメタルと評するに相応しいサウンド。常に戦乱ど真ん中といった感じの猛々しい雰囲気と、美しいソプラノヴォイスとの不思議なギャップが妙に印象的です。

<収録曲>
1. Northwind - Prelude
2. Blacksmith
3. Jäässä Varttunut
4. Halls of Shadowheart
5. Pedon Loitsu
6. Burden
7. The Tyrant
8. Tiarnäch - Verinummi
9. Verivala
10. Korpin Laulu
11. Mustan Valtikan Aika


<オススメの曲>
2. Blacksmith
4. Halls of Shadowheart
5. Pedon Loitsu
7. The Tyrant
9. Verivala
10. Korpin Laulu

イントロの#1の時点では完全にただのシンフォニックメタルなのですが、続く#2に入った瞬間に荒々しいバトルメタルが一気に開幕。いきなり戦乱の世が始まったかのような勇壮な世界観が広がっていきます。メロディ自体が既に異様にクサく、民謡チックな不思議なノリを織り込みながら雄々しく展開していくのが非常に素晴らしい。雄々しいコーラスと美しいソプラノヴォイスの不思議な絡みもとても新鮮です。
#4は重々しい雰囲気から徐々にシンフォニックな感じに移行していき、最終的に何故かフォーキッシュなサウンドに帰着していく感じがとても好き。
#5は中世の戦いを彷彿とさせるようなエピカルなメロディを奏でるシンフォサウンドがとても素敵。兵士の大群が敵に向けて行軍していく様がありありと想像できるような曲です。
そして#7は「いざ開戦!」といった感じのとてもヒロイックな曲。適度な疾走感とアグレッシヴさがとても良い感じです。まさにクライマックスといった感じのドラマティックな盛り上がりもたまらない。
#9はまるで凱旋曲のようなパパパパーンとした装飾と、雄々しく朗々としたコーラスが良い。
#10はイントロのまるでブラックメタルのようなブラストとトレモロリフに驚かされる。デスヴォイスもなんだか邪悪な感じになってるし。ただ、途中でソプラノヴォイスが出てきてからはわりと他の曲と同様の展開を見せてくれます。

オススメ度…85点

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KIVIMETSÄN DRUIDI 「BETRAYAL JUSTICE REVENGE」
KIVIMETSÄN DRUIDI
「BETRAYAL JUSTICE REVENGE」


Kivimetsan Druidi Betrayal Justice Revenge

フィンランド出身のシンフォニック系フォークメタルバンド、KIVIMETSÄN DRUIDIの2作目。2010年発表。TURISASのような勇壮なフォークメタルに、初期NIGHTWISHのような荘厳なゴシック風味のシンフォサウンドをぶち込んだような音楽性が特徴です。1stの頃はもっと泥臭くて勇ましいサウンドが全面に押し出されており、まさに女性Vo版のバトルメタルといった感じだったのですが、今作では随分と洗練されてきたという印象。Voの方も、ターヤ・トゥルネンを彷彿させるようなソプラノVoと、野性味あふれる喚き系のデスヴォイスが絡んでいく感じで、まさにそちらの方もTURISASNIGHTWISHのハイブリッドのようになっています。

<収録曲>
1. Lament For The Fallen
2. Aesis Lilim
3. Seawitch And The Sorcerer
4. The Visitor
5. Manalan Vartija
6. Tuoppein'nostelulaulu
7. Chant Of The Winged One
8. Of Betrayal
9. Desolation: White Wolf
10. Veljet
11. Where Hope And Daylight Die


<オススメの曲>
2. Aesis Lilim
3. Seawitch And The Sorcerer
4. The Visitor
7. Chant Of The Winged One

ピアノと泣きのギターによって紡がれるイントロ#1に続く#2は、「いざ進撃!!」といった感じの重々しく勇壮な曲。そこにのっかるの女性ソプラノVoだというのがとても新鮮で面白いです。ヴァイキングメタルも元々かなり荘厳だし、こういうゴシックメタル的な荘厳さもいざ合わせてみれば良くマッチするんだなぁと思わされる。
♯3は攻撃的なリフでガンガン攻めたてつつも、そこに荘厳なシンフォアレンジが絡んでいき、全体的に見るとなんだかドラマティックな仕上がりになっている曲。デスヴォイスを中心とした荒々しさとの絡み合いも素敵。
#4は逆にシンフォニックメタルの中に勇壮なリフをぶち込んでいったような曲。サビ付近での雄々しいコーラスがとても良い。
#7はこれから決戦に臨むかのような盛り上がりがとても素晴らしい。シンフォサウンドによる気分の高まりが凄まじく、いかにもヴァイキングメタルな勇壮な曲となっています。

オススメ度…84点

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KNIGHTS OF ROUND 「THE GATEWAY TO NEW DIMENSION」
KNIGHTS OF ROUND
「THE GATEWAY TO NEW DIMENSION」


Knights_Of_Round_The_Gateway_To_New_Dimension

日本出身のメロディックスピードメタルバンド、ナイツ・オブ・ラウンドのEP。2010年発表。ファンタジックでヒロイックに疾走しまくる、円卓の騎士というバンド名や幻想的でダサいジャケから想像できるまんまの、いかにも過ぎるメロスピをやっております。キラキラのKeyを纏い、ギターはこれでもかとばかりに泣きのメロディをガンガンぶち込んでくるというのも特徴。前作から加入したVoはいかにもB級ながらも伸びやかなハイトーンで、若干クセはあるもののこの手のサウンドにはなかなか合っているのではないかと。2曲が短いインストで、最後の1曲が1st収録曲のリメイクなので、実質3曲のEPということになりますが、一曲一曲がきわめてクサいのでしっかり悶絶できることでしょう。

<収録曲>
1. On The Road Again
2. Rainbow In The Night
3. The Pharaoh
4. The Calm Queendom
5. The Queen Ware Mystic Purple
6. Knights Of Round(2010 version)


<オススメの曲>
2. Rainbow In The Night
5. The Queen Ware Mystic Purple

ということで、♯2が圧倒的にヒロイックなクサメロチューン。クッサい泣きのギターで華々しく幕を開け、ハイトーンシャウトをかまし、これまたクサいサビメロ。お約束レベルの直球メロスピで迷うことなく突き抜けていく姿には、騎士としての堂々たる生き様を感じます。
#5はちょっぴりダークな雰囲気を醸し出しつつも、やはりクサメロで疾走する曲。イントロのメルヘンチックなKeyが好きだったから、もっと最後まで取り入れて欲しかったな。
あとはリメイク曲の#6も普通に良い曲なのですが、前のVoのイメージが強いからちょっと違和感を感じてしまうかも。

オススメ度…80点

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KANASHIMI 「ROMANTIK SUICIDE」
KANASHIMI 「ROMANTIK SUICIDE」

Kanashimi Romantik Suicide

日本出身のデプレッシブ・ブラックメタルバンド、カナシミの1作目。2009年発表。アルバムタイトルの通り、とってもロマンティックで儚い自殺系ブラックメタルをやっています。スローテンポでゆったりとしたピアノの美旋律に、憂いを帯びたノイジーなリフが絡み付き、さらに何を言っているのか全く聞き取れない呻きのような絶叫のようながなり声がのっるのが基本的なスタンス。籠った音質が地下性をさらに深め、儚さや美しさの上に神秘性を優しく加えます。陰鬱で哀しいブラックメタルとしてかなり良質な作品。

<収録曲>
1. Romantik Suicide
2. 悲しみの連鎖
3. 永遠に…
4. For A Suicide
5. 絶望の涙
6. Romantik Suicide Part.2


<オススメの曲>
1. Romantik Suicide
3. 永遠に…
5. 絶望の涙

とりあえず#1のイントロが美しすぎてビビる。なんというロマンティックな美旋律…。その後ろではノイジーなリフがゆっくり淡々と奏でられているのですが、ピアノの効果でそれすらも美しく感じます。Voのうめき声も悲哀に満ちていて素晴らしい。
#3もイントロのピアノの音色でとりあえず悶絶。絶望の中にわずかに射した光のような美しさです。リフは相変わらずノイジーで、希望のかけらも見えないような暗いメロディを奏でています。
#5は8分ほどの比較的長めの曲ですが、やはり全篇が深い哀しみと絶望に包まれています。終盤に行くにつれてどんどん神々しくなっていき、最後にスッと消えていく感じが良い。

オススメ度…87点

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KNIGHTS OF ROUND 「ETERNITY」
KNIGHTS OF ROUND 「ETERNITY」

Knights Of Round Eternity

日本出身のメロディックスピードメタルバンド、ナイツ・オブ・ラウンドの1作目。2007年発表。バンド名やジャケを見て想像できる通りのクサくてダサい直球メロスピをやっております。キラキラのKeyを纏ってひたすら疾走を重ね、線の細いハイトーンVoが限界ギリギリの高さで頑張るという、非常にB級っぽい感じがまた良い。音が若干チープなのもダサさを増幅させてて許せてしまうのが凄いところです。

<収録曲>
1. Prologue
2. Knights of Round
3. Forest of the Fortress
4. Icarus
5. Sprint for Freedom
6. Diabolic Noble
7. Mercy
8. Eternity


<オススメの曲>
2. Knights of Round
4. Icarus
7. Mercy

ファンタジックでヒロイックなイントロ#1のいかにもな感じに胸が高鳴り、そのまま奇跡のクサメロ疾走チューン♯2へと投入。もうメロディがとにかくダサいのなんのって。ここまでド直球なクサメロスピを全力でぶつけてこられると、こちら側としても思わず笑顔にならざるを得ません。基本英語なのに終盤で日本語になるのですが、「掲げろ!我らが!ナーイツ!オーブッ!ラーンッ!」という超絶ダサフレーズが頭から離れなさすぎてヤバい。
#4も無駄にエピカルなクサメロでツッタカと疾走する曲。メロスピのくせにちょっと憂いを帯びていて、騎士らしい漢の哀愁のようなものが漂っているのが良い。
#7もイントロの時点で異臭騒ぎ。クサい、クサ過ぎる。このバンドの本気度が窺えるクサメロっぷりにただただ感心するばかりです。

オススメ度…81点

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KRALLICE 「DIMENSIONAL BLEEDTHROUGH」
KRALLICE
「DIMENSIONAL BLEEDTHROUGH」


Krallice Dimensional Bleedthrough

米国出身のポストブラックメタルバンド、クラリスの2作目。2009年発表。最初っから最後まで、狂おしいほどにエモーショナルなトレモロリフがびっしり詰め込まれており、ただひたすらそれのみに終始します。緩急が付いていたり、時に過激になったり、神秘的になったり、陰鬱になったりと、様々に展開していくのですが、そのいつどんな場面でも聴こえてくるのはひたすらにメロいトレモロリフ。ただ、比較的長尺な曲のほとんどをトレモロリフが占めているにもかかわらず、曲自体の展開はとても豊富なので飽きることなく最後まで聴き通すことが出来ます。ブラックメタル的な凶暴性も失っておらず、禍々しい絶叫パートもちらほら。太いベースラインやドタバタと高速で構築されていくドラミングがバックでしっかりと聴き取れるのも良い味出してます。

<収録曲>
1. Dimensional Bleedthrough
2. Autochthon
3. Aridity
4. The Mountain
5. Untitled
6. Intraum
7. Monolith of Possession


<オススメの曲>
1. Dimensional Bleedthrough
4. The Mountain
7. Monolith of Possession

冒頭の#1はイントロがいきなりカオス。ノイズみたいなので始まったかと思いきや、やりたい放題に楽器陣が暴れまわります。そっから段々と整合性を取り戻していき、メロいトレモロの嵐へとシフトチェンジ。そのトレモロのエモーショナルさが凄まじく、攻撃的ながらもどこか哀愁を感じるようなメロディアスさがたまりません。これが手を変え品を変え次々と微細な変化を持ちつつ攻めてくるので、常に悶絶しっぱなしの11分間です。
あと個人的に好きなのは♯4かな。やはりこれもひたすらトレモロリフに終始するのですが、そのリフの醸し出す抒情性と曲自体の持つ凶暴さとのせめぎ合いがたまりません。
18分強の超大作#7もドラマティックで聴きごたえがあって結構好き。

オススメ度…86点

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