EAGLE FLY FREE
ヘヴィメタル・ハードロック系を中心に、CDのレビューというか紹介をやっています。ただの自己満足の感想文。軽い日記的な事も。
 【本の感想一覧】 【Twitter】   
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ももいろクローバーZ VS KISS 「夢の浮世に咲いてみな」
ももいろクローバーZ VS KISS 「夢の浮世に咲いてみな」

ももいろクローバーZ VS KISS 夢の浮世に咲いてみな 夢の浮世に咲いてみな ももいろクローバーZ

<収録曲>
1. 夢の浮世に咲いてみな
2. Rock And Roll All Nite
3. SAMURAI SON
4. 夢の浮世に咲いてみな (Off Vocal Version)
5. Rock And Roll All Nite (Off Vocal Version)
6. SAMURAI SON (Off Vocal Version)


何を目指してるのかイマイチ計り知れないアイドル、ももいろクローバーZと、アメリカが誇る伝説のハードロックバンドのKISSが、どういうわけかコラボしてしまったシングル。2015年発表。

左がKISS盤のジャケで、右がももクロ盤のジャケとなっております。
KISS盤にはKISSの歌っているVerの#3が収録されており、ももクロ盤にはそれが収録されていない代わりにPVを収録したBlu-Rayディスク付きです。どう考えてもKISS盤の方がお得だろうと思うのは大してももクロが好きなわけでもない人間の意見なんだろうな。

さて、何よりも驚きなのが、この企画を持ちかけたのがKISS側らしいということ。どうしたおっさん達…。
まぁそもそも日本好きだしね。若くて可愛い女の子たちと楽しくコラボしてみたかったんだろうね。
ちなみにKISSが音源上で他者とコラボするのは初の試みなのだそうで、海外でもちゃんと発売されて、海外のチャートでも1位になったりしたんだとか。

そんなわけで、#1ポール・スタンレーの作曲。もちろんKISSが演奏しており、歌っているのはももクロで、KISSがちょいちょい掛け声っぽい合いの手を入れてくる感じです。初聴の時には「微妙すぎるwww」なんて思ってしまったわけですが、何回か訊いたら「そこまで悪くないかも」ってくらいにはなってきました。ノリの良いリフがわりとロックしてて頭に残るし、歌メロも意外と頭に残ります。ちょっと物足りない感もあるし、サビでもっと盛り上がるような感じだったら良いんだけどな。アイドルにやらせるんだったら、ハードロック風な曲よりも、クサメタル風な曲の方がやっぱり根本的には合うんだろうな。
#2はいわずと知れたKISSの名曲。単純にももクロが歌っているVerってだけなので、ただの贅沢なカラオケみたいな感じ。英語で頑張ってる感じは伝わってくるけど、カッコつけててちょっとウザいかもしれない。もっと歌いやすい曲もあっただろうに、なぜこの選曲だったのか。
#3#1の歌詞を変えてKISSが歌っているVer。順当にハードロックしてて普通にカッコ良いです。こうなってくるともはやももクロの掛け声が邪魔ですらあるかも。「ワタシハ、サムライソン…」がちょいウケる。

そんなこんなで、大御所を引っ張ってきただけあって話題性的にはかなりのものなので、ちょっぴり肩透かしを食らった感はありますが、かといって悪いというわけでもないという感想です。まぁたまにはこういうのも面白くて良いね。

<オススメの曲>
1. 夢の浮世に咲いてみな (→PV)

オススメ度…79点

特設サイト(→クリック)

amazon_20121002221319_20131220095311c9b.gif このCDをAmazonで購入

テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽

日食なつこ 「瞼瞼」
日食なつこ 「瞼瞼」

日食なつこ 瞼瞼

<収録曲>
1. 水流のロック
2. 竜巻のおどる日
3. 雨雲と太陽
4. エピゴウネ
5. 青いシネマ
6. 数える
7. 三面鏡


日本のシンガーソングライター、日食なつこの3rdミニアルバム。2014年発表。

基本的にはピアノの弾き語り系の曲を主体としているのですが、この作品では「ピアノ VS ドラム」をテーマにしているのだそうで、各曲ごとに異なるドラマーを呼んでピアノとドラムのみで対峙するという構成になっております。

とりあえずこのアルバムは、#1がめちゃくちゃカッコいい!の一言に尽きます。
軽快ながらも繊細なピアノと、精巧かつテクニカルなドラムとの組み合わせがとても素敵で、シンプルな音数と構成で最大限のカッコよさを発揮しています。ピアノの小気味良いイントロの次点で「おっ」となるのですが、そのあとのAメロのちょっと不思議なメロディがとてもツボ。サビよりも何よりも、とにかくこのAメロの節目節目でクイッっと上がる部分が好きで好きでたまりません。ドラムを叩くのは元tricotkomakiで、こっちもカッコいいんだなこれが。変に飾らない堅実なカッコ良さがとても良いです。
それ以外の曲だと憂いを含んだ感じのメロディが良い具合の#4とかが好きかな。

まぁなにはともあれ、とにかく#1だけでも良いんでほんとに是非とも聴いて頂きたいです。

<オススメの曲>
1. 水流のロック(→PV)
4. エピゴウネ

オススメ度…83点

OFFICIAL(→クリック)   FACEBOOK(→クリック)

amazon_20121002221319_20131220095311c9b.gif このCDをAmazonで購入

テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽

天野月子 「A MOON CHILD IN THE SKY」
天野月子 「A MOON CHILD IN THE SKY」

天野月子 A Moon Child In The Sky

<収録曲>
1. A MOON CHILD IN THE SKY
2. Devil Flamingo
3. JOKER JOE
4. イデア
5. Stone
6. 翡翠
7. 1/2-a half-
8. 聲
9. 砂糖水
10. パレード
11. 博士と孔雀
12. 花冠
13.体操


現在は天野月名義で活動している女性シンガーソングライターの、いったん解散する前の天野月子名義時代の4作目。2005年発表。

わりとポップ寄りの曲だったり、軽快なロックチューンだったり、なんだかよくわからない曲だったりと、とてもバラエティに富んだ音楽性なのですが、ハードロックからの多大の影響だったり壮大なストリングスを交えたドラマティックな楽曲だったりという側面の強い楽曲も多いのが特徴。バックのギターにアースシェイカーシャラさんが参加よく参加しており、素敵なギターソロを聴かせてくれたりもします。

とりあえずこの作品で特筆すべきは、#8#12の存在。
#8は冷たく暗いピアノサウンドで幕を開け、じわじわと盛り上がっていき、サビで一気に感情が爆発していくといった感じのドラマティックな曲です。サビ周りの壮大なストリングスによる装飾など、「SILENT FORCE」の頃のウィズインテン・プテーションを彷彿させるかのような感じがとても良い。
#12も同様にピアノのイントロからじわじわと盛り上がっていくような曲で、なんともいえない儚さが漂う雰囲気がとても素敵。重い感じの曲ですが、なんどもなんども聴きたくなってしまいます。
他にも軽快なロックチューンの#3とかベースがブンブンしている#7あたりが好きかな。

とりあえず「聲」と「花冠」の2曲のためだけにでも手に取ってみて欲しい1枚です。

<オススメの曲>
8. 聲(→PV)
12. 花冠

オススメ度…90点

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)   FACEBOOK(→クリック)

amazon_20121002221319_20131220095311c9b.gif このCDをAmazonで購入

テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽

天野月 「ごもくならべ」
天野月 「ごもくならべ」

天野月 ごもくならべ

<収録曲>
1. 鳥籠 -in this cage-
2. スイミー
3. パブロフ
4. 花と蜜
5. 贅沢な日々


日本のシンガーソングライター、天野月の4thミニアルバム。2014年発表。

元々は天野月子名義で活動しており、ロックからポップスまで手広く展開するバラエティに富んだ音楽性ながらも、壮大なストリングスを取り入れたダークでドラマティックな楽曲が多く、ハードロック方面からの影響も多大な影響を受けているような楽曲が個人的に超ツボな、邦楽の中でも指折りのお気に入りでした。

が、2008年にまさかの音楽活動の休止を発表。
天野月子のこの世界観をもう味わうことが出来ないのかと、悲嘆に暮れておりました。

しかし、2009年には天野月イラストレーターとしての活動を開始。
そのまま翌年2010年には同じく天野月名義で音楽活動を再開することが発表されることに!

ただ、天野月名義になってからは大人しくて素朴な感じの曲が多く、かつてのダークな世界観やドラマティックな曲構成はかなり減退し、イマイチ物足りない感が否めないという印象があり、活動再開を喜びながらもどこか煮え切らない微妙な気持ちで応援していました。

そんな感じで細々と作品が送り出されていたのですが、この作品の#1を聴いてびっくり。
かつての天野月子時代の名盤、「A MOON CHILD IN THE SKY」に収録されていてもおかしくないようなクオリティの超名曲じゃないか!イントロの時点でゾクゾクするようなダークが漂い、じわじわとドラマティックに盛り上がっていく構成はまさにこの人の真骨頂。ちょっぴり憂いを含んだような切ない歌声も最高です。確かに作品を出すごとに少しずつ昔の音楽性を取り戻しているような感じはありましたが、ここにきてすっかり全盛期に戻ったかのような素晴らしいキラーチューンです。

そんな#1に全ての興奮を持って行かれた感はあるのですが、#2も軽快で爽やかなロックチューンだし、#3はゆったり落ち着いた曲調からサビで広がりのある盛り上がりを見せるまろやかな曲だし、#4は素朴なバラード調の曲だし、#5もノスタルジックな雰囲気漂うロックバラードだしと、どの曲もなかなか悪くないです。

でもとりあえずこの作品ではまず#1を聴いて欲しい!そしてこんな良い曲が出来るんだから、これからもその路線でどんどんかつての輝きを取り戻していってほしいです。

<オススメの曲>
1. 鳥籠 -in this cage-(→PV)

オススメ度…85点

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)   FACEBOOK(→クリック)

amazon_20121002221319_20131220095311c9b.gif このCDをAmazonで購入

テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽

チャラン・ポ・ランタン 「テアトル・テアトル」
チャラン・ポ・ランタン 「テアトル・テアトル」

チャラン・ポ・ランタン 「テアトル・テアトル」

<収録曲>
1. 71億ピースのパズルゲーム
2. ムスタファ
3. さよなら遊園地
4. 蕾
5. 美しさと若さ
6. 私の宇宙
7. プレゼント
8. ワーカホリック
9. NANDE-NANDE
10. 忘れかけてた物語
11. 愛の讃歌
12. 季節は廻る


シャンソンやロマ音楽を中心として様々な音楽をごった煮にしてサーカス風に仕立てて歌いあげるユニット、チャラン・ポ・ランタンのメジャーデビュー作。2014年発表。

アコーディオンを弾いている姉の小春と、ボーカルを担当するももによる姉妹ユニットなのだそうです。
国内外で幅広く活動しているそうで、海外では「オルタナティヴ・シャンソン」と評されているのだとか。

金管楽器によるバルカンブラスサウンドとアコーディオンが弾むように奏でられるサウンドが一番の特徴で、ノリの良いキャッチーな曲がとても多く、サーカスのような楽しい音楽をやっています。Voのこぶしのきいた歌いまわしも良い感じ。

それにしてもなーんかこういう音楽聴いたことあるなぁと思ったら、個人的に一時期めっちゃハマってたハンガリーのバルカンブラスバンド、ベシュ・オ・ドロム(→クリック)にそっくり。しかもそのまま聴き進めていたらまさかのベシュ・オ・ドロムのカヴァーまで登場してくるという始末。やっぱり影響受けてたのね。

冒頭の#1からしてもう愉快な金管サウンドが跳ね回っており、口上のようなセリフから始まる様はまさにサーカス。ズンチャズンチャって感じのアコーディオンも良い。
#2くものすカルテットというグループのカヴァーだそうで、これまた楽しい曲。
むしろ原曲のグループも気になるな…。
#3はいかにも遊園地の最後を彷彿とさせるような、楽しくもどこかさびしげな曲。
#8なんかは唐突にラップ調になる曲。音楽性の幅の広さが伺えます。
そして#9は僕の愛するベシュ・オ・ドロムの「Amikor En Meg Kissarae Voltam」のカヴァー。
原曲に忠実ですが、歌詞は日本語に差し替えられています。

そんな感じで、僕は収録曲のうち、シャンソン要素の強い曲よりもロマ音楽の要素が前面に織り出されている曲が好きでした。というかめっちゃツボでした。でも上に書いた以外の曲もとても良いです。
民族音楽風な曲が好きな人とか、楽しげなサウンドが好きな人はぜひ試してみてください。

<オススメの曲>
1. 71億ピースのパズルゲーム(→PV)
3. さよなら遊園地

オススメ度…87点

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)   FACEBOOK(→クリック)

amazon_20121002221319_20131220095311c9b.gif このCDをAmazonで購入

テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽

SOUND HORIZON 「ハロウィンと夜の物語」
SOUND HORIZON 「ハロウィンと夜の物語」

Sound Horizon ハロウィンと夜の物語

<収録曲>
1. 星の綺麗な夜
2. 朝までハロウィン
3. おやすみレニー


サウンドクリエイターRevoを主宰とする日本の幻想楽団、サウンド・ホライズンのメジャー4枚目のシングル。2013年発表。

同人音楽界出身のアーティストですが、2004年にはメジャーデビューを果たしています。最近では進撃の巨人のテーマ曲を別名義で手掛けていたり、その流れで紅白にまで出場したりと随分と出世してしまいました。クサいメロディと、台詞満載の物語形式の楽曲が特徴で、メタルやらプログレやら演劇要素やらをごちゃまぜにぶっこんだ自由な音楽をやっています。
メンバーは作品ごとに流動的で、Voも曲によって色んな人に歌わせてるのですが、最近はRevo自身が歌うパートも多くなっており、このシングルでもかなりの部分をRevo自身が歌ってます。
物語音楽を自称している通り、どの作品も全曲を通して一つの物語になっているのですが、物語を気にしなくても純粋に曲自体が耳に残ってとてもクオリティが高いのがとても凄いところ。僕なんかは歌詞の内容はそんなに重視していないので、単純に音楽が好きでずっと追っかけてます。もし物語の内容考察とかに興味があれば、そういうことやってるファンサイトがいっぱいあるのでそちらを探してみてください。

オープニングの#1から10分超という、最近の大作志向が如実に表れた大曲。シンフォニックで大仰でシアトリカルな雰囲気は完全に近年のサンホラの平常運転で、シングルだからと言って売れ線狙いな方向に走るということはない「好きなことやってる」感がとても素敵です。プログレチックになってみたりトライバルになってみたりした中でセリフが交錯しまくるくせに、メロディ自体はしっかりと耳に残るというのが相変わらずさすが。そして恒例の「〇〇将軍に続けぇえ!!」が相変わらず健在でなんか微笑ましい。
「いたずらするならー?」「今でしょ!」という流行語をいきなり冒頭でぶっこんでくる#2は、キャッチーなメロディが頭から離れなくなるなかなかのキラーチューン。特にサビのコーラスは可愛らしい感じのくせに、中毒性がかなりモノです。曲の長さも3分ちょいというとても手ごろな感じ。
#3は物語のフィナーレといった感じのドラマティックな盛り上がりを見せていくシアトリカルな曲。ゆったりとしたシンフォニックチューン。

サンホラのシングルは、しっかりと一つの作品として仕上げて出してくれるのでとても聴きごたえがあって良いね。
大概のアーティストはシングルなんてアルバムの中で有望な曲を先行で出したりシングルカットしたりするのが普通だけど、サンホラのシングルはそういう位置づけではないし。
とりあえずサンホラ好きなら買って損の無いシングルだと思います。

そしてそろそろ早く新しいアルバムを出して欲しい!

<オススメの曲>
1. 星の綺麗な夜
2. 朝までハロウィン

オススメ度…83点

OFFICIAL(→クリック)

amazon_20121002221319_20131220095311c9b.gif このCDをAmazonで購入

テーマ:音楽 - ジャンル:音楽

八十八ヶ所巡礼 「0088」
八十八ヶ所巡礼 「0088」

八十八ヶ所巡礼 0088

<収録曲>
1. 苦苦★念仏
2. 茫漠冥途草
3. 漆・黒・の・と・き・め・き
4. 惡闇霧島
5. 百鬼園
6. 巡礼地獄
7. 愚痴x愚痴x悪魔
8. 宇宙の末端☆ミ


日本のプログレ/サイケデリックロックバンドの4作目。2013年発表。

馬鹿テクギターとねちっこくうねるベース、そしてパワフル&ストイックなドラムの3人組による、変態集団です。

独特の感性のまま突き進む非常に個性的なバンドなのですが、自然と耳に残るフレーズが次から次へと紡ぎだされ、知らない間に中毒になっているようなサウンドが特徴。複雑怪奇でやたらテクニカルな演奏が前面に押し出されているのですが、その中に奇妙なポップさが存在しているので、聴きにくいというイメージはあまり感じません。むしろキャッチーですらあるんじゃないかという印象。

Voの歌唱がこれまた個性的で、語尾が「くいっ」っと上がる独特の歌いまわしが妙にクセになるので、それがこのバンドの妙な親しみやすさに繋がっているかもしれません。

今作は前作よりもさらにメタリックな要素が増したという印象で、メタラーでも喜んで聴けるんじゃないかというようなサウンドに。またプログレ成分も幾分か増して、非常に聴きごたえのある作品に仕上がっているかと思います。

とりあえず冒頭の#1から既に変体っぷりが非常に高い。複雑なくせに耳に残るフレーズが何度も反復され、「やぁ!世のオカルトな諸君、くるくるしよう苦しみましょ」というフレーズが延々と繰り返されていくという拷問のような曲なのですが、これがなぜかカッコよく聴こえてきてしまうんだから困ったもんです。特に終盤の畳み掛けがくどくて最高。くどさもここまで突き抜けると楽しくなってくるのね。これがサイケなトリップ感ってやつか!
#3はやたらギターがギュインギュインしている曲。ベースもドラムも激しい個性を全力で主張していますが、それなのにしっかりと曲として成り立っているのが凄い。
#4はしっかりとした歌メロと弾きまくりギターが素敵な曲。親しみやすさとノリの良さがとても良い。
#7はこれまたテクニカルなピロピロギターがとても印象的。歌メロのキャッチーさも今作随一で、一緒に口ずさみたくなるような曲です。バックの演奏はこんなにプログレプログレしてるのに、ここまで親しみやすさを醸し出せるのがズルい。
そしてラストの#8は個人的に今作一番のキラーチューン。跳ね回りながらうねるベースと派手にキュイーンとチョーキングしまくるギターの組み合わせ、そして時折挟み込まれる超絶ピロピロ早弾きがたまらない。そして無駄に韻を踏みまくる歌詞と、語尾を上げる独特の歌いまわし、そしてやたらキャッチーなサビメロという点も凄まじく魅力的で、一度聴いたら完全に虜になってしまうこと間違いなしです。

このバンド、これだけ複雑なことをやってるわりに、一般人にも受け入れられやすそうな懐の広さも持ち合わせている、最近では稀有なバンドだと思います。普通に良いのでぜひ。

<オススメの曲>
1. 苦苦★念仏(→PV)
4. 惡闇霧島
7. 愚痴x愚痴x悪魔
8. 宇宙の末端☆ミ

オススメ度…88点

MYSPACE(→クリック)   OFFICIAL(→クリック)

amazon_20121002221319_20131220095311c9b.gif このCDをAmazonで購入

テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽

ZABADAK 「遠い音楽」
ZABADAK 「遠い音楽」

Zabadak 遠い音楽

<収録曲>
1. 満ち潮の夜
2. 夢を見る方法
3. 遠い音楽
4. 二月の丘
5. 愛は静かな場所へ降りてくる
6. 生まれた街へ
7. Sarah
8. Around The Secret
9. とぎれとぎれのSilent Night
10. harvest rain(豊穣の雨)


日本の音楽ユニット、ザバダックの5作目。1990年発表。

ザバダックは時期ごとにメンバーの増減などがあり、音楽性にも違いがあるのですが、この作品は吉良知彦上野洋子によるデュオ期のものです。現在は吉良知彦のソロプロジェクトになっていますが、僕はこのデュオ期が一番好き。

ケルト風味の民族音楽的なメロディをたっぷり含んだアコースティックなサウンドが大きな特徴。アイリッシュフォークやプログレッシブロックを上手く料理して大衆向けにしたような音楽になっています。とにかく幻想的でノスタルジックな雰囲気が全体を包み込んでおり、まるでファンタジーの世界に迷い込んでしまったかのような世界観。
上野洋子のアニメ声一歩手前くらいの透明感のある歌声がその世界観にびっくりするほど合っており、うっすらと重なる吉良知彦も幻想度をアップさっせるのになかなか効果を発揮しています。

とりあえず冒頭の#1からして信じられないくらいのキラーチューン。イントロでリコーダーとアコギのフォーキッシュな音色が紡ぎだされた瞬間、民謡メロ好きの僕は一瞬でノックアウトされてしまいました。本当にファンタジックすぎてヤバい。透き通るようなVoの声も本当に良い。
そしてそれよりもさらにツボだったのが#3。フォーキッシュなサウンドにさらに信じられないくらいの哀愁が織り込まれた超絶癒し系チューンで、反り返るレベルの悶絶っぷりを提供してくれます。なにこの物悲しさ!ファンタジーっぽさ!とりあえずイントロのハープの音色の時点で既にヤバいのに、その後の歌メロの美しさが半端ないです。
あとは笛の音色がいかにもケルト風味な#4もかなりの悶絶チューン。民族音楽らしさ前回の歌メロが最高に素敵です。

ということで、アルバム収録曲の全てがキラーチューンレベルという凄まじいアルバムです。一般的なポップスとはちょっと違った雰囲気の作品ですが、ハマるときっと抜け出せなくなるはず。民族音楽的な要素が好きな方は是非聴いてみてください。
ちなみに現在は廃盤らしいのですが、ちょいちょい中古屋とかで売られているのを見ますし、ネットで買っても手が出せないくらいのプレミアがついているわけではないので、買おうと思えば普通に買うことが出来ると思います。

<オススメの曲>
1. 満ち潮の夜
3. 遠い音楽(→PV)
4. 二月の丘
6. 生まれた街へ
10. harvest rain(豊穣の雨)

オススメ度…89点

OFFICIAL(→クリック)

amazon.gif このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

ECLIPSEED 「LA BLESSURE ~捧ぐ華脣~」
ECLIPSEED 「LA BLESSURE ~捧ぐ華脣~」

Eclipseed La Blessure ~捧ぐ華脣~

<収録曲>
1. Introduction
2. 旅立ちの酒宴
3. Glorious Blade
4. 翳のBlue Rose
5. 曇影の騎士
6. 猛獣達の鎮魂歌 ~Requiem for The Beasts~
7. Denouement


同人音楽プロジェクト、ECLIPSEEDの1作目。2013年発表。

AYUTRICAというプロジェクトの別名義といった位置付けだったようですが、現在はAYUTRICAの方は活動停止してしまったので、これからはこちらの方に本腰を入れていくようです。

ジャケットや曲名一覧からもなんとなくわかるように、このプロジェクトも同人音楽によくある「物語を音楽で表現する」ということをしています。そのため、サウンドの方は必然的にファンタジックでエピカルな感じに。メタリックな雰囲気が強いので、メタラーでも受け入れやすいのではないでしょうか。ディスクユニオンのジャパメタコーナーに置いてあったくらいだし。#2のように民謡チックなフレーズが取り入れられた感じの曲もあり、RPGゲームをメタル風の音楽にしてみましたー、みたいな作品です。
ちなみにVoは綺麗な声の女性で、ビブラートのかかったアニソン歌手みたいな歌い方。

作品は全体的に高いクオリティで纏められているのですが、中でも抜群にキラーチューンなのが#6で、ヒロイックなメロディがとても秀逸な疾走チューン。Voの歌声のせいもあってメロスピというよりはアニソンに近いような気もしますが、まぁそもそもそんなに大差はないかな(笑)。サビのクッサい感じがたまらないです。

とりあえず同人メタルが好きな人はぜひ!という感じの作品なので、気になる方は手に取ってみてください。AYUTRICA<の方とやってることはほとんど変わりがないので、そっちのファンの人も普通に楽しめるはず。

<オススメの曲>
6. 猛獣達の鎮魂歌 ~Requiem for The Beasts~

オススメ度…80点

OFFICIAL(→クリック)

amazon.gif このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

LINKED HORIZON 「自由への進撃」
LINKED HORIZON 「自由への進撃」

Linked Horizon 自由への進撃

<収録曲>
1. 紅蓮の弓矢
2. 自由の翼
3. もしこの壁の中が一軒の家だとしたら


サウンドホライズンのRevoによる別プロジェクト、リンクドホライズンの2枚目のシングル。2013年発表。

Revoが他作品とコラボする時の名義がこのリンホラなのですが、今作では『進撃の巨人』のアニメ主題歌を手掛けています。同人音楽として細々と音楽活動をスタートしたRevoがこんな人気作品の主題歌を手掛けるまでになるとは…!
ちなみに僕自身はアニメには興味ないので『進撃の巨人』も当然のように見てはいないのですが、漫画の方は人から借りて「わりと面白いー」なんて思いながら読んでいました。

リンホラはアルバムの「ルクセンダルク大紀行」が「なんだかなぁ…」な出来だったので、このシングルも平凡なアニソンなんだろうと思っていたのですが、思った以上にサンホラらしさが発揮されていてびっくり。全てをRevo自身が歌っちゃってるのがちょっと残念ではありますが、それを差し置いても良い内容です。これで外部のもっと上手い人に歌わせれば完璧だったのに!

前期オープニングである#1は、イントロの雰囲気が思いっきり「Moira」収録の"冥王"。その後の展開も実にサンホラらしい大仰な雰囲気とクサメロ乱舞でとても素晴らしいです。ギターソロなんかは思いっきりメロスピだし、中盤の語りもクサメタルのおおどうな感じで良い。『進撃の巨人』にぴったりな雰囲気なのに、サンホラらしさ全開なのが凄いと思いました。
後期オープニングである#2は凱旋曲っぽい明るいイントロから、ピロピロのクサメロスピへ変化し、さらに大仰なシンフォニックメタル風味になったのち、プログレ風味の間奏に突入するというやりたい放題な曲。あんまアニソンっぽくはないけど大丈夫なのかな?派手派手な展開は個人的に好みなので全く問題ないのですが、アニメの前にこれ流れてくるとサンホラ聴かない人はびっくりするんじゃないかと思ってしまいました。
#3は打って変わって静かな曲。と思ったら、ジワジワと壮大に盛り上がってくる映画のエンディングのような曲でした。

ってことで、Revoの作品の中でもアニメの主題歌という特殊な位置付けですが、普通にサンホラの作品として聴いても違和感ないような内容でした。
とりあえず『進撃の巨人』は漫画もアニメもかなり人気っぽいので、これを機にサンホラの他の作品をもっと聴いてファンになる人が増えてくれれば良いな…なーんて思っていたり。この作品に近いのは最近のサンホラだろうけど、個人的には初期の「CHRONICLE 2ND」とか「ELYSION -楽園幻想物語組曲-」のあたりを全力で推したい。

<オススメの曲>
1. 紅蓮の弓矢
2. 自由の翼

オススメ度…81点

OFFICIAL(→クリック)

amazon_20121002221319_20130408170008.gif このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

LINKED HORIZON 「ルクセンダルク大紀行」
LINKED HORIZON 「ルクセンダルク大紀行」

Linked Horizon ルクセンダルク大紀行

<収録曲>
1. Theme of the Linked Horizon
2. ルクセンダルク紀行
3. 虚ろな月の下で
4. 君は僕の希望
5. 風の行方
6. 雛鳥
7. 愛の放浪者
8. 純愛 十字砲火
9. 花が散る世界
10. 巫女の祈り
11. 希望へ向う譚詩曲
12. No Title
13. ピコピコ戦闘曲メドレー


サウンドホライズンRevoによる別プロジェクト、リンクドホライズンの1作目。2012年発表。

ユニット名には「外の世界と繋がる」という意味が込められているらしく、主に他作品とのコラボレーションをする際の名義となっているようです。基本的にメンバーはRevoのみで、そこに楽曲によって毎回違うサポートがつくという編成。
この作品はニンテンドー3DS用ゲームの『ブレイブリーデフォルト』という作品とコラボレーションしているらしく、ゲーム内で使われている楽曲のロングバージョンやVo入りバージョンが収録されているのだとか。そもそも3DSすら持ってないから知らんけど!

内容の方はサンホラに通じる要素は多分に散見されるものの、比較的サンホラよりもクセの無い楽曲が並んでいて、あまり印象に残らない曲ばかり。クサメロも少ないし、やりすぎな演劇風味もないし、ドラマティックさも少ないし…。ホント平凡なアニソンっぽい曲が多い。
ただ、冒頭の#1だけは「Moira」あたりのサンホラに通じるような楽曲で、無駄にドラマティックで大仰な感じが良い。派手なイントロから優しげなクサメロへ続き、そっからジワジワと盛り上がっていく構成がたまらないです。全部こういう曲だったら良かったのに。まぁコラボした作品の雰囲気に合わせなきゃだからしょうがないんだろうけど。

<オススメの曲>
1. Theme of the Linked Horizon

オススメ度…72点

OFFICIAL(→クリック)

amazon_20121002221319_20130408170008.gif このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

あさき 「神曲」
あさき 「神曲」

あさき 神曲

<収録曲>
1. 蛹
2. 蛍
3. 幸せを謳う詩
4. この子の七つのお祝いに
5. 予後の音
6. 月光蝶
7. 赤い鈴
8. 雫
9. 神曲
10. 空澄みの鵯と


コナミのBEMANIシリーズのコンポーザー、あさきの1作目。2005年発表のモノはコナミスタイルでの通信販売のみだったそうですが、僕が持っているのは2012年にリマスターされて全国販売されたものです。

人気ゲームの収録曲のロングバージョンと新曲という構成だったそうですが、結果的に新曲4曲のうち3曲はゲームの方に逆輸入されたので、収録曲のほとんどはBEMANIシリーズに入っているのだとか。

肝心の音楽の方はメタル寄りのヴィジュアル系といった感じ。変拍子を取り入れた先の読めない展開はプログレっぽさも兼ね揃えており、いかにもV系なVoの歌声以外はメタラーが喜んで飛びつきそうなサウンドになっています。弦楽器も積極的に取り入れられており、クサいメロディとの絶妙なコンビネーションがとても素敵。緊迫したダークな雰囲気や、セリフに近い歌いまわしが入り乱れるシアトリカルな空気、時折見せるメロディの美しさなども良いアクセントになっています。
メタル寄りのヴィジュアル系の中でも屈指のクオリティを誇る作品だと思うので、ヴィジュアル系に変な偏見がない方や、そもそもその手のサウンドが好みだという方は是非。

<オススメの曲>
1. 蛹
4. この子の七つのお祝いに
6. 月光蝶
8. 雫
9. 神曲

オススメ度…88点

OFFICIAL(→クリック)

amazon_20121002221319_20130408170008.gif このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

あさき 「天庭」
あさき 「天庭」

あさき 天庭

<収録曲>
1. 散るを踏み 残るを仰ぐ
2. 天庭
3. 魚氷に上り 耀よひて
4. 愛のかたち 幸せのかたち
5. つばめ
6. このひと しりませんか
7. 舌きり念念
8. まほろば教
9. 行き過ぎて後に
10.ほしふりの果て 極東史記より
11. 嘘仮嘘仮として けしからず
12. 其曰く 教外別伝をして
13. 生きてこそ
14. 白きを廻り 黒きの巡り
15.ここりのつき


KONAMIのゲームコンポーザーであるあさきの2作目。2013年発表。

ビートマニアシリーズの作曲で有名な人らしいのですが、別に音ゲーとかやらないので知らないし、思い入れも全くありません。

サウンドの方はプログレ風のメタルをやっているヴィジュアル系といった感じで、そこにシンフォニックな装飾がふんだんに取り入れられているというもの。個人的にはUNEXPECTをヴィジュアル系にしたような印象を受けました。
歌声がいかにもヴィジュアル系といった感じのナルシスティックな声なので、一部のメタラーにとっては不快なのかもしれませんが、それさえクリアすれば非常にメタラー好みの音でとてつもなくカッコいいです。アルバム全体を通したコンセプト作となっている上、一曲一曲が比較的長めなので少々とっつきにくい感はあるのですが、細部にわたる作り込みが素晴らしく、一度聴き始めるとグイグイと惹きこまれていくような作品。ドラマティックな盛り上がり、クサいメロディ、ちょっぴりダークな雰囲気など、個人的にはツボる要素しかありませんでした。前作よりもさらにアーティスティックな作りになっているので、気軽に数曲つまんで楽しめるような感じではないのですが、個人的にはこれはこれでかなり好き。

<オススメの曲>
2. 天庭

とりあえず#2の10分間にありたらゆるものが凝縮されてるので、アルバム開始から聴き疲れを感じるレベル。聴けば聞くほど魅力に気づく。

オススメ度…89点

OFFICIAL(→クリック)

amazon_20121002221319_20130408170008.gif このCDをAmazonで購入

テーマ:アルバムレヴュー - ジャンル:音楽

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。